JP2002274341A - 作業車両 - Google Patents

作業車両

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JP2002274341A
JP2002274341A JP2001072553A JP2001072553A JP2002274341A JP 2002274341 A JP2002274341 A JP 2002274341A JP 2001072553 A JP2001072553 A JP 2001072553A JP 2001072553 A JP2001072553 A JP 2001072553A JP 2002274341 A JP2002274341 A JP 2002274341A
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brake
arrow
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rear wheel
rod
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JP2001072553A
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Noboru Sagawa
昇 佐川
Yuji Yoshizawa
勇治 吉澤
Yasushi Goto
廉史 後藤
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハンドブレーキとフットブレーキの両方のブ
レーキ機構の共用化部分をできるだけ少なくしたブレー
キ機構を備えた作業車両を提供すること。 【解決手段】 パーキングレバー51が矢印方向に引
かれると、ロッド52(矢印方向への動き)とプレー
ト39(矢印方向に回動)とプレート37(矢印方
向に回動)とブレーキロッド34(矢印方向への動
き)の機械式連動機構による連動で図示しない左後輪の
ブレーキ装置が作動する。また、プレート37(矢印
方向の回動)とプレート36(矢印方向への動き)と
回転軸38の回動で左後輪のブレーキ装置と鏡面対照構
造からなる右後輪のブレーキ装置も作動させるので右後
輪のブレーキ装置も作動する。また、左ブレーキペタル
9が踏み込まれると、ブレーキロッド34が矢印方向
に引かれ、直接左後輪ブレーキ装置が作動する。万一ブ
レーキロッド34以降のパーキングレバー51又はブレ
ーキペタル作動用の部材に不具合があったとしても、互
いに影響を与えることが無い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、農業用作業機や
建設用作業機の構成に関し、特に農業用トラクタに関す
る。
【0002】
【従来の技術】本発明の作業機として農業用のトラクタ
について、以下説明する。従来、農業用トラクタとし
て、種々の構成のものが用いられている。トラクタの操
作性を向上させるための技術開発が盛んに行われてい
る。
【0003】その中でトラクタのブレーキ機構について
はハンドブレーキとフットブレーキが共に利用されてい
る。ハンドブレーキとフットブレーキの両方のブレーキ
機構に共用できる部材はできるだけ単一の部材を両方の
ブレーキで共用して、コストの削減を図っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のトラクタのハンドブレーキとフットブレーキの両方
のブレーキ機構を共用化した構成を使用すると、一方の
ブレーキの構成部材が破損することなどによりブレーキ
が作動しなくなると、他方のブレーキも使用できなくな
る。このような事態が発生したときにトラクタが走行中
であると、ブレーキが作動しないことになる不具合が生
じるおそれがある。
【0005】そこで、本発明の課題はハンドブレーキと
フットブレーキの両方のブレーキ機構の共用化部分をで
きるだけ少なくしたブレーキ機構を備えた作業車両を提
供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は以上のような
課題を解決するために次のような構成を採用する。すな
わち、左右一対の前輪31と後輪32と、左右後輪をそ
れぞれ独立して制動するブレーキ装置と、該ブレーキ装
置をそれぞれ作動させるブレーキペタル9と、前記ブレ
ーキ装置とブレーキペタル9を接続する車体前後方向に
配索した左右それぞれのロッド部材34を有する機械式
連動機構を備えた作業車両において、前記ロッド部材3
4の中途部には、左右のロッド部材(ブレーキロッド3
4)を同時に移動させて左右後輪32を共に制動状態に
保持するレバー式ブレーキ(パーキングレバー51)を
備えた作業車両である。
【0007】
【作用】図5に示すように、パーキングレバー51が矢
印方向に引かれると、ロッド52(矢印方向への動
き)とプレート39(矢印方向に回動)とプレート3
7(矢印方向に回動)とブレーキロッド34(矢印
方向への動き)の機械式連動機構による連動で図示しな
い左後輪のブレーキ装置が作動する。
【0008】また、前記プレート37(矢印方向の回
動)とプレート36(矢印方向への動き)と回転軸3
8の回動(矢印方向)で左後輪32のブレーキ装置と
鏡面対照構造からなる右後輪32のブレーキ装置も作動
させるので右後輪のブレーキ装置も作動する。
【0009】また、ブレーキペタル9が踏み込まれる
と、ブレーキロッド34が矢印方向に引かれ、左右後
輪ブレーキ装置が作動する。
【0010】従って、パーキングレバー51の引き操作
とブレーキペタル9の踏み込みとによりそれぞれブレー
キロッド34を作動させることができ、しかもこれら二
つのブレーキ操作部がブレーキ装置に直結するブレーキ
ロッド34を作動させることだけが共通しているので、
万一ブレーキロッド34以降のパーキングレバー51又
はそのブレーキペタル9作動用の部材に不具合があった
としても、互いに影響を与えることが無い。従って、ト
ラクタ走行中にハンドブレーキとフットブレーキのいず
れが一方のブレーキ作動機構に不具合があっても他方の
ブレーキ装置を用いて、停車させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、以
下作業車両の一例であるセミクローラ型の農業用トラク
タ(以下、トラクタという)について説明する。
【0012】図1にトラクタの側面図を示す。トラクタ
1は機体前部のボンネット10内部にエンジン3を載置
し、このエンジン3からクラッチハウジング5、ミッシ
ョンケース6等を一体的に連結して車体の主枠としてい
る。そしてボンネット10の左右両側には、ホイール式
の一対の前輪31をローリング自在に設け、前記ボンネ
ット10後部の操縦室8にはステアリングポスト16を
設け、この上部にステアリングハンドル17を突出して
設け、このステアリングハンドル17の回転操作により
前輪31を操向する構成となっている。また、同ポスト
16にはクルーズコントロールレバー18を設けてい
る。
【0013】トラクタ1の操縦室8内について説明する
と、操縦席19の側方に走行用変速レバー20と作業機
昇降用のポジションレバー(図示せず)を設けている。
【0014】また操縦室8の床には左右一対のブレーキ
ペタル9及び旋回用HSTのペタル11が設けられてい
る。
【0015】トラクタ1のミッションケース6の後部に
配置されるシリンダーケース22と左右リフトアーム2
3、23とリンク機構25を設け、これに作業機(図示
せず)を連結している。そして前記リンク機構25と左
右リフトアーム23、23を左右それぞれ連結して、こ
のリフトアーム23、23を作業機昇降用油圧シリンダ
ー24で上下回動することで作業機を昇降する構成とな
っている。
【0016】次に、トラクタ1の動力伝達構成につい
て、図2に基づいて説明する。エンジン3からの回転動
力は、主クラッチ40にて断続され、前後進切替装置4
1に入力される。そして、この前後進切替装置41によ
り走行系動力L1とPTO系動力L2とに分岐され、こ
の走行系動力L1は主変速装置42と副変速装置43へ
と伝達される構成となっている。そして、走行系動力L
1は、後輪デフ装置44を介して後輪32を駆動する後
輪駆動経路L3と、前輪駆動伝達装置45を介して前輪
駆動経路L4とに分岐する構成となっている。
【0017】前輪駆動伝達装置45は2連式の湿式多板
油圧クラッチで構成され、図示しない後方の油圧クラッ
チが圧着すると、副変速装置43から入力された回転動
力を同回転数で出力し、後輪32の周速は、前輪31の
周速と略同速となりトラクタ1は四輪駆動形態で走行す
る構成となっている。また、前輪駆動伝達装置45の図
示しない前方の油圧クラッチが圧着すると、回転数が入
力時より約二倍に増速され、前輪31の周速が後輪32
の周速の約二倍となる構成となっている。これにより、
トラクタ1は旋回時等に小回り旋回を行える構成となっ
ている。なお、前輪駆動伝達装置45の前記両油圧クラ
ッチがいずれも圧着していないときには、トラクタ1は
後輪32による二駆走行する構成となっている。
【0018】また、後輪デフ装置44から左右に延設し
た伝達軸48には、左右それぞれブレーキディスク49
(片方のみ図示)を設け、このブレーキディスク49を
ブレーキ用油圧シリンダ(図示せず)の作動により圧着
して後輪32にブレーキをかける構成となっている。
【0019】図3にはトラクタの左側面から見た左後輪
用ブレーキ装置(図示せず)のブレーキ操作部分Aの側
面図を示し、図4には図3の矢印C方向からの矢視図を
示す。図5には図3の主要部の斜視図を示す。
【0020】左後輪用ブレーキ装置は図面の右外側に配
置されており、該ブレーキ装置を作動させるブレーキロ
ッド34が図3の図面の左外側の図示しない位置に配置
されているブレーキペタル9(図1)に接続している。
ブレーキロッド34の図3の左端部は左後輪32のブレ
ーキ装置(図示せず)に連繋している。そしてブレーキ
ロッド34は断面円柱状の係合部材35に設けられた貫
通孔35aを貫通して進退可能になっている。ブレーキ
ロッド34には係合部材35の貫通孔35aより径の大
きい円筒部34aが設けられており、ブレーキロッド3
4の円筒部34aは係合部材35に当接する位置に設け
られており、貫通孔35aには該円筒部34aが入らな
い大きさとなっている。また円筒部34aの両端でのネ
ジ込みの調整により、ブレーキロッド34はターンバッ
クル式にその長さを調整可能である。
【0021】係合部材35はプレート36の下端部に回
動自在に枢着されている。また係合部材35の他端部は
プレート36を介して回転軸38に固着されており、係
合部材35は回転軸38と共に回転軸38を中心に回動
自在に構成されている。
【0022】前記断面円柱状の係合部材35には板状の
第一プレート37が固着しており、第一プレート37は
第二プレート39に固着されている。また第二プレート
39はプレート回転軸39aに固着されており、第二プ
レート39の回転軸39aに取り付けられた部分の反対
側の端部にはパーキングレバー51の作動に連動するロ
ッド52の端部が回動自在に取り付けられている。該ロ
ッド52の他端部はパーキングレバー51の基部プレー
ト53に回動自在に取り付けられている。また、パーキ
ングレバー51の基部は機体に取り付けられた回転軸5
1aを中心に回動自在に取り付けられている。
【0023】上記構成からなるブレーキ操作部分の作動
を説明する。パーキングレバー51が矢印方向に引か
れると、ロッド52が矢印方向に引かれ、該ロッド5
2の作動でプレート39が回転軸39aを中心に矢印
方向に回動し、この動きに連動してプレート37が矢印
方向に回動する。プレート37の矢印方向の回動に
よりブレーキロッド34の円筒部34aの端部に係合部
材35が当接してブレーキロッド34が矢印方向に引
かれ、図示しない左後輪32のブレーキ装置が作動す
る。
【0024】また、プレート37の矢印方向の回動に
よりプレート36が矢印方向に動く。プレート36が
矢印方向に動くと、該プレート36と一体の回転軸3
8も矢印方向に回動する。この回転軸38の矢印方
向への回動で、図4に示すように、左後輪32のブレー
キ装置と鏡面対照構造からなる右後輪32のブレーキ装
置のブレーキ操作部分Bをも作動させ、右後輪32のブ
レーキ装置も作動する。
【0025】また、ブレーキペタル9(図1)が踏み込
まれると、ブレーキロッド34が矢印方向(図3)に
引かれて後輪ブレーキ装置が作動する。
【0026】従って、パーキングレバー51の引き操作
とブレーキペタル9の踏み込みとにより、それぞれブレ
ーキロッド34を作動させることができ、しかもこれら
二つのフットブレーキ(ブレーキペタル9)とレバーブ
レーキ(パーキングレバー51)がブレーキ装置に直結
するブレーキロッド34を作動させることだけが共通し
ているので、万一ブレーキロッド34以降のパーキング
レバー51又はブレーキペタル9の作動用の連繋部材に
不具合があったとしても、互いに影響を与えることが無
い。従って、トラクタ走行中にいずれか一方のブレーキ
作動機構に不具合があっても他方のブレーキ作動機構を
用いて、停車させることができる。
【0027】なお、図3と図4にはデフロックペダル5
6とサブチェンジレバー57が設けられているが、以下
これらの機能を説明する。
【0028】ミッションケース6内では、サブチェンジ
(副変速装置)43(図2)にて減速された回転を後輪
用デフ装置44へ伝達する構成となっており、更にこの
後輪デフ装置44には差動作用を停止するようデフロッ
ク装置を設けている。そして前記デフロックペタル56
の踏み込み時に、入力操作軸を回転することにより前記
デフロック装置を「入」とする構成となっている。これ
により、トラクタがぬかるみでスリップして停止する場
合にデフロックペタル56を踏み込むことにより左右の
後輪32が低速且つ同速で回転するので、ぬかるみから
簡単に脱出することができる。
【0029】前記ミッションケース6内には高低二段切
換式の副変速装置43を設けているが、サブチェンジレ
バー57を前後に操作することで回転動力を高/低速に
切替える構成となっている。これにより、別途設けたH
STとの変速位置の組合わせにより車速を変速すること
ができる。
【0030】オートクルーズ走行装置を図6(a)の操
作部正面図と図6(b)の図6(a)のA−A線矢視図
を示し、HSTペタル11の正面図を図7に示す。
【0031】図7に示すようにHSTペタル11には前
進(F)側と後進(R)側のペタル11a、11bが両
端に設けられ、中央にはHSTペタル回動支点11cが
設けられている。HSTペタル11の前進(F)側端部
11aの下方には回転軸70aを介してロッド71が下
方に伸びている。そのロッド71の下端部はプレート7
2の端部に回動自在に枢着されている。該プレート72
の他端部はHSTトラニオン軸74に固着している。H
STペタル11の前進(F)側または後進(R)側のペ
タル11a、11bを踏むとトラニオン軸74が回動す
ることで前進又は後進ができる。
【0032】例えば、HSTペタル11の前進(F)側
ペタル11aを踏み込むと、ロッド71が矢印方向に
下降し、該ロッド71の下降でトラニオン軸74に他端
部が固定されたプレート72が矢印方向に回動してト
ラニオン軸74を前進方向に回動させる。
【0033】トラニオン軸74が前進側に回動すると、
トラニオン軸74と一体的に接続している回動アーム7
5が矢印方向に回動し、該回動アーム75に端部を係
合しているプレート77が矢印方向に回動する。この
プレート77の回動で該プレート77と一体的に回動す
る扇状カム79が回転軸91を中心に矢印方向に回動
する。この状態を図8(b)に示すが、扇状カム79の
下方の溝79a内には押圧ピン80が常に付勢された状
態で押圧されており、扇状カム79の前記矢印方向へ
の回動で押圧ピン80の付勢力に打ち勝つようにして図
8(b)に示す状態になる。押圧ピン80は回転軸82
aを中心に回動するアーム82の一端部に取り付けられ
ていて、回転軸82aに対してアーム82の反対側に取
り付けられているアーム83(アーム82と一体)の端
部にスプリング84が設けられているので、扇状カム7
9が図8(a)に示す方向に復帰しようとする力が働
く。そのため、HSTペタル11の踏み込みが無くなる
と、扇状カム79は図8(a)に示す状態に復帰して、
トラニオン軸74が回動して中立位置に戻る。
【0034】また、クルーズコントロールレバー61は
図6(a)に示すように操作ボックス60内部から窓を
通して外部にその把持部が突き出されて設けられてい
る。クルーズコントロールレバー61の基部はプレート
62の端部に回動自在に支持されている。プレート62
の他端部はアーム63の端部に固着されて一体化され、
アーム63の他端部はその回転軸63aに回動自在に係
合しているので、後述するようにクルーズコントロール
レバー61の矢印方向の動きで前進方向に、その反対
側への動きで後進方向に走行できる。なお、図6(a)
ではクルーズコントロールレバー61は後進位置に保持
された状態を示している。
【0035】たとえば、クルーズコントロールレバー6
1の図6に示す矢印方向への動き(前進方向)により
アーム63が矢印方向に回動する。アーム63が制動
プレート65に回転自在に係合しているので、アーム6
3の矢印方向の回動で、卵型形状の制動プレート65
が回転軸65aを中心に矢印方向に回動する。この制
動プレート65の矢印方向への回動により制動プレー
ト65の他端部に固着しているワイヤ66が矢印方向
に動く。
【0036】このとき、制動プレート65は第二制動プ
レート64と圧着されるようにライニング加工されてい
るので、制動プレート65が矢印のように回動する
と、第二制動プレート64との圧着で制動状態に保たれ
る(制動解除機構は図示せず)。
【0037】また、制動プレート65が前記制動状態に
保持されると、ワイヤ66が矢印方向に動くが、これ
に連動して図7に示すワイヤ66の先端のリング部材8
8がプレート89上のピン89aを図7の矢印方向に
引っ張る。プレート89は回転軸91に固着されている
ので、プレート89は矢印のように回動し、同時に回
転軸91が回動することで回転軸91に固着しているプ
レート77が図7の矢印のように回動して、アーム7
5を図7の矢印方向に回動させ、トラニオン軸74が
前進側に回動された状態に保持される。
【0038】前述のようにHSTペタル11の前進
(F)側と後進(R)側のペタル11a、11bの踏み
込みが無くなると、扇状カム79は図8(a)に示す状
態に復帰して、トラニオン軸74が回動して中立位置に
戻る。
【0039】しかし、前記クルーズコントロールレバー
61の図6の矢印方向への動きで制動プレート65が
ライニングで制動状態になるので、扇状カム79は図8
(a)に示す状態に復帰することはできなく、トラニオ
ン軸74は中立位置に戻れない。この点がHSTペタル
11の踏み込みを解除した場合と異なる。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、ブレーキペタルとレバ
ー式ブレーキでブレーキ装置を作動させることができ、
二つのブレーキ操作部に共通する部分が少ないので、万
一ブレーキペタルとレバー式ブレーキの一方に不具合が
あったとしても、互いに影響を与えることがほとんど無
い。従って、トラクタ走行中にいずれが一方のブレーキ
作動機構に不具合があっても他方のブレーキ装置を用い
て、停車させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態のトラクタの側面図を示
す。
【図2】 図1のトラクタの動力伝達構成図を示す。
【図3】 図1のトラクタの左側面から見た左後輪用ブ
レーキ装置のブレーキ操作部分の側面図を示す。
【図4】 図3のブレーキ操作部分の矢印C方向からの
矢視図を示す。
【図5】 図3のブレーキ操作部分の主要部の斜視図を
示す。
【図6】 図1のトラクタのオートクルーズ走行装置の
操作部正面図(図6(a))と図6(a)のA−A線矢
視図(図6(b))を示す。
【図7】 図6のオートクルーズ走行装置のHSTペタ
ルでの作動機構正面図を示す。
【図8】 図7の一部拡大図を示す。
【符号の説明】
1 トラクタ 3 エンジン 5 クラッチハウジング 6 ミッションケ
ース 8 操縦室 9 ブレーキペタ
ル 10 ボンネット 11、11a、11b 旋回用HSTペタル 11c HSTペタル回動支点 16 ステアリングポスト 17 ステアリン
グハンドル 18 クルーズコントロールレバー 19 操縦席 20 走行用変速レバー 22 シリンダー
ケース 23 左右リフトアーム 24 作業機昇降
用油圧シリンダー 25 リンク機構 31 前輪 32 後輪 34 ブレーキロ
ッド 34a 円筒 35 断面円柱状
の係合部材 35a 貫通孔 36 プレート 38 回転軸 37 第一プレー
ト 39 第二プレート 39a プレート
回転軸 40 主クラッチ 41 前後進切替
装置 42 主変速装置 43 副変速装置 44 後輪デフ装置 45 前輪駆動伝
達装置 48 伝達軸 49 ブレーキデ
ィスク 51 パーキングレバー 52 ロッド 53 基部プレート 56 デフロック
ペタル 57 サブチェンジレバー 60 操作ボック
ス 61 クルーズコントロールレバー 62 プレート 63 アーム 64 第二制動プレート 65 制動プレー
ト 65a 回転軸 66 ワイヤ 70a 回転軸 71 ロッド 72 プレート 74 HSTトラ
ニオン軸 75 回動アーム 77 プレート 79 扇状カム 79a 溝 80 押圧ピン 82 アーム 82a 回転軸 83 アーム 84 スプリング 88 リング部材 89a ピン 91 回転軸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右一対の前輪31と後輪32と、左右
    後輪をそれぞれ独立して制動するブレーキ装置と、該ブ
    レーキ装置をそれぞれ作動させるブレーキペタル9と、
    前記ブレーキ装置とブレーキペタル9を接続する車体前
    後方向に配索した左右それぞれのロッド部材34を有す
    る機械式連動機構を備えた作業車両において、 前記ロッド部材34の中途部には、左右のロッド部材3
    4を同時に移動させて左右後輪32を共に制動状態に保
    持するレバー式ブレーキ51を備えたことを特徴とする
    作業車両。
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