JP2002274162A - 車両用空調装置のドレンホース構造 - Google Patents

車両用空調装置のドレンホース構造

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JP2002274162A
JP2002274162A JP2001084756A JP2001084756A JP2002274162A JP 2002274162 A JP2002274162 A JP 2002274162A JP 2001084756 A JP2001084756 A JP 2001084756A JP 2001084756 A JP2001084756 A JP 2001084756A JP 2002274162 A JP2002274162 A JP 2002274162A
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Japan
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drain hose
hole
grommet
air conditioner
seal plate
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JP2001084756A
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Shinya Abe
晋也 阿部
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Suzuki Motor Corp
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Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両用空調装置のドレンホース構造におい
て、エンジンルームからの透過騒音を低減すると共に、
省スペース化を図る。 【解決手段】 ダッシュパネルの車室側に貼着されたダ
ッシュサイレンサ5に、穴7及び長穴8を設ける。車室内
に配置されたクーリングユニットに接続するドレンホー
ス10に、グロメット11及びシールプレート12を一体成形
する。ドレンホース10をダッシュパネル3に挿通させて
エンジンルーム側へ延ばし、グロメット取付穴6にグロ
メット11を嵌合して固定し、シールプレート12をダッシ
ュサイレンサ5に密着させて穴7及び長穴8を塞ぐ。穴7及
び長穴8にグロメット11及びドレンホース10を収容する
ことにより、省スペース化を図ることができ、また、穴
7及び長穴8をシールプレート12で塞ぐことにより、エン
ジンルームからの透過騒音を低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の車室内に配置
されたクーリングユニットから凝縮水を排出するための
車両用空調装置のドレンホース構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般的に、自動車の空調装置において
は、例えば図7に示すように、エバポレータ(図示せず)
を内蔵したクーリングユニット1が車室内に配置されて
おり、クーリングユニット1に接続したドレンホース2を
ダッシュパネル3にグロメット4を介して挿通させて、エ
ンジンルール内において外部に開放させている。これに
より、エバポレータで生じた凝縮水は、ドレンホース2
を介してエンジンルーム側から外部へ排出される。
【0003】また、ダッシュパネル3の車室側には、エ
ンジンルーム内から車室内へ透過する騒音を低減するた
め、ダッシュサイレンサ5が貼着されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
空調装置のドレンホース構造では、次のような問題があ
る。ダッシュパネル3のグロメット取付穴6にグロメット
4を取付けるため、ダッシュサイレンサ5には、グロメッ
ト4を挿通可能な大きさの穴7が設けられている。この穴
7を通してエンジンルーム内の騒音が車室内に侵入する
ことにより、車室の静粛性が低下する。また、図7に示
すもののように、ダッシュパネル3のグロメット取付穴6
とクーリングユニット1とが離れている場合、車室内に
おいて、ドレンホース2をダッシュパネル3に沿って配索
するためのスペースSが必要となり、クーリングユニッ
ト1のレイアウト上の制約となる。
【0005】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
であり、エンジンルームからの透過騒音を低減すると共
に、省スペース化を達成することができる車両用空調装
置のドレンホース構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に係る発明は、車室内に配置したクーリ
ングユニットにドレンホースを接続し、該ドレンホース
をダッシュパネルにグロメットを介して挿通して、エン
ジンルーム側で開放するようにした車両用空調装置のド
レンホース構造において、前記ダッシュパネルの車室側
に貼着したダッシュサイレンサに、前記ドレンホースを
収容する長穴及び前記グロメットを収容する穴を設け、
前記ドレンホースに前記穴および長穴を覆うシールプレ
ートを一体的に設け、前記ドレンホースを前記長穴に沿
って配索して、前記シールプレートを前記ダッシュサイ
レンサに密着させて前記穴及び長穴を塞ぐようにしたこ
とを特徴とする。このように構成したことにより、ドレ
ンホース及びグロメットは、ダッシュサイレンサの長穴
及び穴に収容されるので、車室内に突出することがな
く、また、穴及び長穴は、シールプレートによって塞が
れるので、これらを透過する騒音が遮断される。請求項
2の発明に係る車両用空調装置のドレンホース構造は、
上記請求項1の構成において、前記クーリングユニット
の前記ドレンホースを接続するためのドレン口は、前記
長穴の端部に向けて指向されていることを特徴とする。
このように構成したことにより、長穴から突出させたド
レンホースの端部にドレン口を接続して、クーリングユ
ニットをダッシュパネルの近傍に配置することができ
る。請求項3の発明に係る車両用空調装置のドレンホー
ス構造は、上記請求項1または2の構成において、前記ド
レンホースは、ドレン口に接続される接続部と、該接続
部から曲管部を介して前記ダッシュパネルに沿って下方
へ延びる直管部と、該直管部から曲管部を介して前記エ
ンジンルーム側へ延びて前記グロメットを介して前記ダ
ッシュパネルを貫通する貫通部とを備え、前記シールプ
レートは、前記直管部に固着されていることを特徴とす
る。このように構成したことにより、直管部によってシ
ールプレートを安定的に支持することができる。また、
請求項4の発明に係る車両用空調装置のドレンホース構
造は、上記請求項1ないし3のいずれかの構成において、
前記グロメット及び前記シールプレートは、前記ドレン
ホースと一体成形されていることを特徴とする。このよ
うに構成したことにより、ドレンホース、グロメット及
びシールプレートの組付工数を削減することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、図7に示す従来例と
同様の部分には、同一の符号を付して説明する。図1な
いし図3に示すように、本実施形態の車両用空調装置の
ドレンホース構造では、ダッシュパネル3の車室側に貼
着されたダッシュサイレンサ5には、ダッシュパネル3の
グロメット取付穴6に整合する部位に設けられた穴7に連
通する長穴8が、穴7から上方へ延ばされている。
【0008】クーリングユニット1は、車室内のダッシ
ュパネル3の近傍でグロメット取付穴6の上方に配置され
ており、クーリングユニット1の下部に設けられたドレ
ンパイプ9(ドレン口)がダッシュサイレンサ5の長穴8の
先端部に向って指向されている。ドレンパイプ9には、
ドレンホース10の一端が接続されており、ドレンホース
10は、ダッシュサイレンサ5の長穴8に挿入され、下方へ
折曲されて穴7まで延ばされ、さらに、ダッシュパネル3
のグロメット取付穴6にグロメット11を介して挿通、嵌
合されて、エンジンルーム内まで延ばされ、その先端部
が鉛直下方へ向けて開放されている。
【0009】図4及び図5に示すように、ドレンホース10
は、長穴8の端部から突出してドレンパイプ9に接続され
る接続部10Aと、接続部10Aから曲管部10Bを介してダッ
シュパネル3に沿って下方へ延びる直管部10Cと、直管部
10Cからやや折曲された直管部10Dと、直管部10Dから曲
管部10Eを介してエンジンルーム側へ延びてグロメット1
1を介してダッシュパネル3を貫通する貫通部10Fと、貫
通部10Fから曲管部10Gを介して下方へ延びて開放する開
放部10Hとを備えた成形ホースであり、貫通部10Fに弾性
体からなるグロメット11が一体成形され、また、直管部
10C、10Dに板状の弾性体からなるシールプレート12が一
体成形されている。グロメット11には、ダッシュパネル
3のグロメット取付穴6の縁部に嵌合する外周溝13が形成
されている。
【0010】シールプレート12は、ダッシュサイレンサ
5の穴7を覆う円形部分と長穴8を覆う長方形部分からな
り、ダッシュサイレンサ5の表面形状に沿って折曲され
ており(図1および図2では、折曲部を省略している)、
グロメット11をグロメット取付穴6に嵌合させてドレン
ホース10をダッシュパネル3に固定したとき、ダッシュ
サイレンサ5の表面に密着して、穴7及び長穴8を塞ぐよ
うになっている。なお、シールプレート12の長方形部分
の長手方向の寸法は、ドレンホース10の一端側よりも短
く、ドレンホース10の一端側の端部がシールプレート12
の端部から突出するようになっている。
【0011】以上のように構成した本実施形態の作用に
ついて次に説明する。予めクーリングユニット1のドレ
ンパイプ9に接続したドレンホース10を車室側からダッ
シュパネル3のグロメット取付穴6に挿通して、長穴内8
に収容し、グロメット11をグロメット取付穴6に嵌合さ
せる。これにより、ドレンホース10がダッシュパネル3
に固定され、シールプレート12がダッシュサイレンサ5
に密着して穴7及び長穴8を塞ぐ。そして、クーリングユ
ニット1を車室内の所定位置にボルト等の締結手段(図示
せず)によって固定する。
【0012】クーリングユニット1内のエバポレータで
発生した凝縮水は、ドレンホース10を通してエンジンル
ーム側へ送られて外部へ排出される。ドレンホース10を
ダッシュサイレンサ5の長穴8内に配索することにより、
クーリングユニット1をダッシュパネル3の近傍に配置す
ることができ、省スペース化を図ることができる。ダッ
シュサイレンサ5の穴7及び長穴8は、ドレンホース10の
シールプレート12によって閉塞されて確実にシールされ
るので、これらの穴7および長穴8を透過する騒音を低減
することができ、車室の静粛性を向上させることができ
る。シールプレート12は、ドレンホース10の直管部10
C、10Dに固着されているので、シールプレート12を安定
的に支持することができる。また、グロメット11及びシ
ールプレート12をドレンホース10と一体成形することに
より、これらの組付工数を削減することができる。
【0013】なお、上記実施形態の変形例として、図6
に示すように、シールプレートの長方形部分を延長し
て、ドレンホース10の端部を挿通して突出させることに
より、シールプレート12によって長穴8を完全にシール
して、防音効果を高めるようにすることもできる。
【0014】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1の発明に
係る車両用空調装置のドレンホース構造によれば、ドレ
ンホース及びグロメットをダッシュサイレンサの穴及び
長穴に収容したので、これらが車室内に突出することが
なく、クーリングユニットをダッシュパネルの近傍に配
置することができ、省スペース化を図ることができる。
また、ダッシュサイレンサの穴及び長穴をドレンホース
に取付けたシールプレートによって塞ぐことにより、こ
れらを透過する騒音を遮断することができ、車室内の静
粛性を向上させることができる。請求項2に係る車両用
空調装置のドレンホース構造によれば、クーリングユニ
ットのドレン口をダッシュサイレンサの長穴の端部に向
けて指向させたので、長穴から突出させたドレンホース
の端部にドレン口を接続して、クーリングユニットをダ
ッシュパネルの近傍に配置することができる。請求項3
の発明に係る車両用空調装置のドレンホース構造によれ
ば、ドレンホースの直管部にシールプレートを固着した
ので、直管部によってシールプレートを安定的に支持す
ることができる。また、請求項4の発明に係る車両用空
調装置のドレンホース構造によれば、グロメット及びシ
ールプレートをドレンホースと一体成形したので、これ
らの組付工数を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る車両用空調装置のド
レンホース構造の概略構成を示す分解斜視図である。
【図2】図1に示す車両用空調装置のドレンホース構造
の概略構成を示す組立図である。
【図3】図1に示す車両用空調装置のドレンホース構造
の縦断面図である。
【図4】図1に示す車両用空調装置のドレンホース構造
のドレンホースを一部破断して示す側面図である。
【図5】図4に示すドレンホースの背面図である。
【図6】図1に示す実施形態の変形例を示すドレンホー
ス構造の概略構成を示す組立図である。
【図7】従来の車両用空調装置のドレンホース構造の縦
断面図である。
【符号の説明】
1 クーリングユニット 3 ダッシュパネル 5 ダッシュサイレンサ 7 穴 8 長穴 9 ドレンパイプ(ドレン口) 10 ドレンホース 10A 接続部 10B,10E 曲管部 10C,10D 直管部 10F 貫通部 11 グロメット 12 シールプレート

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室内に配置したクーリングユニットに
    ドレンホースを接続し、該ドレンホースをダッシュパネ
    ルにグロメットを介して挿通して、エンジンルーム側で
    開放するようにした車両用空調装置のドレンホース構造
    において、 前記ダッシュパネルの車室側に貼着したダッシュサイレ
    ンサに、前記ドレンホースを収容する長穴及び前記グロ
    メットを収容する穴を設け、前記ドレンホースに前記穴
    および長穴を覆うシールプレートを一体的に設け、前記
    ドレンホースを前記長穴に沿って配索して、前記シール
    プレートを前記ダッシュサイレンサに密着させて前記穴
    及び長穴を塞ぐようにしたことを特徴とする車両用空調
    装置のドレンホース構造。
  2. 【請求項2】 前記クーリングユニットの前記ドレンホ
    ースを接続するためのドレン口は、前記長穴の端部に向
    けて指向されていることを特徴とする請求項1に記載の
    車両用空調装置のドレンホース構造。
  3. 【請求項3】 前記ドレンホースは、ドレン口に接続さ
    れる接続部と、該接続部から曲管部を介して前記ダッシ
    ュパネルに沿って下方へ延びる直管部と、該直管部から
    曲管部を介して前記エンジンルーム側へ延びて前記グロ
    メットを介して前記ダッシュパネルを貫通する貫通部と
    を備え、前記シールプレートは、前記直管部に固着され
    ていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用
    空調装置のドレンホース構造。
  4. 【請求項4】 前記グロメット及び前記シールプレート
    は、前記ドレンホースと一体成形されていることを特徴
    とする請求項1ないし3のいずれかに記載の車両用空調装
    置のドレンホース構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7856841B2 (en) 2005-07-28 2010-12-28 Halla Climate Control Corp. Air conditioning system for automobile
WO2015098129A1 (ja) * 2013-12-27 2015-07-02 株式会社日本クライメイトシステムズ ドレンホース

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US10377210B2 (en) 2013-12-27 2019-08-13 Japan Climate Systems Corporation Drain hose

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