JP2002273297A - 塗工液噴射ヘッドの汚れ防止装置 - Google Patents
塗工液噴射ヘッドの汚れ防止装置Info
- Publication number
- JP2002273297A JP2002273297A JP2001082916A JP2001082916A JP2002273297A JP 2002273297 A JP2002273297 A JP 2002273297A JP 2001082916 A JP2001082916 A JP 2001082916A JP 2001082916 A JP2001082916 A JP 2001082916A JP 2002273297 A JP2002273297 A JP 2002273297A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coating liquid
- head
- adhesive resin
- resin sheet
- attached
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Coating Apparatus (AREA)
- Paper (AREA)
Abstract
時間を大幅に短縮することができるようにする。 【解決手段】 ヘッドケーシング6の上部に、先端部が
ヘッドケーシング6上に突出するように一対のリップ9
が上向きに取り付けてある塗工液噴射ヘッド3におい
て、ヘッドケーシング6の外側面に、粘着樹脂製シート
12を、全長に亘り全面的に貼り付けて、交換可能な汚
れ防止皮膜を形成する。粘着樹脂製シート12を、塗工
液4の付着状態に応じて剥すことで、ヘッド周りの汚れ
を簡単に落すことができる。
Description
造される紙を原紙としてその表面に塗工液を塗布する塗
工装置としてのブレードコータやロッドコータで用いる
塗工液噴射ヘッドの汚れ防止装置に関するものである。
で直ちに使用されることはなく、それを原紙として更に
加工を施すことにより所望の目的に適合する製品として
の加工紙とする場合が多い。加工紙には種々のものがあ
るが、その一つに塗被加工紙がある。塗被加工紙は、紙
の表面に塗工液(塗工用カラー)を塗布させて製造する
ものであり、そのための装置として塗工装置が用いられ
ている。
の一例の概略を示す如きブレードコータがある。該ブレ
ードコータは、原紙1を巻掛けて走行させるようにして
あるバッキングロール2の下側近傍位置に、バッキング
ロール2の長手方向と平行に延びるようにしたファウン
テンと称する塗工液噴射ヘッド3を設け、且つ上記塗工
液噴射ヘッド3よりもバッキングロール2の回転方向下
流側位置に、該塗工液噴射ヘッド3から上記原紙1の表
面に塗布された塗工液4の余剰分を掻き取るブレード5
を、原紙1の表面と接するように配置して、先ず、塗工
液噴射ヘッド3から原紙1の表面へ向けて塗工液4を噴
射供給して、原紙1の表面に幅方向に一様に塗工液4を
塗布し、しかる後、原紙1に塗布された塗工液4の余剰
分をブレード5にて掻き取ることにより、原紙1の表面
に所要厚さの塗工液膜を均一に形成させるようにしてい
る。
液噴射ヘッド3は、図4にその一例を拡大して示す如
く、先端側を合掌形状に形成したヘッドケーシング6内
に、ポンプによって送給された塗工液4を幅方向に一様
に分配するようにした液溜め7を設け、且つ該液溜め7
から先端側(上方)へ延びるように形成した塗工液流出
路8に、一対のリップ9を所要間隔で平行に取り付け
て、上記塗工液流出路8と連続するスリット10を形成
し、上記液溜め7から塗工液流出路8及びリップ9間の
スリット10を通して塗工液4を噴射供給できるように
してある。
に飛散した塗工液4やブレード5により掻き落とされた
塗工液4がヘッド周りに汚れとして付着すると、清掃し
なければならないが、その清掃作業は大変であるので、
従来では、ヘッドケーシング6の外側面に水冷ジャケッ
ト11を設け、この水冷ジャケット11内に、冷凍機に
よって冷却された冷水を流通させるようにして水冷ジャ
ケット11の表面を結露させるようにすることにより、
汚れを堆積させないようにする対策が施されている。
又、水冷ジャケット11に通水するだけでは効果が不足
するようなときには、ジャケット11の表面に蒸気ノズ
ルにより蒸気を吹き付けるようにすることもある。
ット11による汚れ防止対策の場合、上記したように、
結露発生の条件作りのために、蒸気を吹き付けるように
しているが、塗工液噴射ヘッド3の幅が長い場合、両端
部と中央部で結露状態が一定とはならず、又、四季によ
り条件を変更させる等、結露を適正に発生させる作業が
難しいと共に、冷凍機や蒸気発生装置が必要となること
から、設備費が高価になる問題がある。更に、ヘッドケ
ーシング6と水冷ジャケット11との間の隙間に塗工液
4が入り込んで固化すると、メンテナンスに多大な労力
を要する問題がある。
塗工液の付着を防止して汚れ防止を図るようにすること
に代えて、ヘッド周りの塗工液による汚れに伴うメンテ
ナンス時間を大幅に短縮することができるようにしよう
とするものである。
決するために、ヘッドケーシングの先端部に一対のリッ
プを取り付けて該リップ間のスリットを通して供給され
る塗工液を、バッキングロールに巻掛けられて走行する
原紙の表面に噴射して塗布するようにしてある塗工液噴
射ヘッドのヘッドケーシングの外側面に、粘着樹脂製シ
ートを貼り付けて、交換可能な汚れ防止皮膜を形成した
構成とする。
製シートの表面に付着することになるので、該粘着樹脂
製シートを剥して新しいものと交換することで、ヘッド
ケーシング外側面の汚れの防止を簡単に実施することが
できる。
た粘着樹脂製シートの上端部に対して上から重なるよう
に、リップ先端部の外側面に粘着樹脂製シートを貼り付
けた構成とすることにより、リップ先端部を含めた汚れ
防止対策を行うことができる。
を参照して説明する。
で、図4に示したと同様な構成としてある塗工液噴射ヘ
ッド3において、ヘッドケーシング6の外側面に水冷ジ
ャケット11を設けて、ヘッドケーシング6の外側面に
汚れが堆積しないようにすることに代えて、ヘッドケー
シング6の外側面に汚れが堆積しても、簡単に汚れ防止
ができるようにする。すなわち、粘着樹脂製シート12
を、ヘッドケーシング6の外側面の全長に亘り全面的に
貼り付けて、交換可能な汚れ防止皮膜を形成した構成と
する。
ド3からの噴射供給により飛散した塗工液4やブレード
5(図3参照)により掻き落された塗工液4がヘッドケ
ーシング6の外側面に付着する場合、塗工液4は、ヘッ
ドケーシング6の外側面を覆う粘着樹脂製シート12の
表面に主として付着することになる。上記粘着樹脂製シ
ート12は交換可能で簡単に剥すことができるので、塗
工液4の付着状態に応じて交換するようにする。この場
合、粘着樹脂製シート12を剥すことでヘッド周りの汚
れを簡単に落すことができ、又、新しい粘着樹脂製シー
ト12を貼り付けることで、汚れ防止対策が完了するの
で、メンテナンス時間を従来より大幅に短縮することが
できる。更に、従来のような水冷ジャケット11の採用
に伴う冷凍機や蒸気発生装置は不要であることから、設
備費が高価になることもない。
如き形状とすることにより、該先端部に付着した塗工液
4がリップ9から切り離され易くなって、リップ9の先
端部に汚れが付着しにくいものとすることができる。
すもので、図1に示したと同様な構成において、リップ
9の先端部の外側面に、ヘッドケーシング6の外側面に
貼り付けた粘着樹脂製シート12の上端部に対して上か
ら重なるように、粘着樹脂製シート13を全長に亘り貼
り付けた構成を付加したものである。
部外側面への塗工液の付着を防止することができると共
に、リップ9の先端部とヘッドケーシング6の上端部と
の間に形成される段差部分への塗工液4の付着及び粘着
樹脂製シート12の接着面への塗工液の入り込みを防ぐ
ことができ、ヘッド周りの汚れ防止対策をより確実なも
のとすることができる。
シート12,13としては、シート基材の片面に粘着加
工が施されているものであればあらゆるものを使用する
ことができ、特に、ヘッドケーシング6の外側面に貼り
付ける粘着樹脂製シート12としては、上記の他、液状
粘着剤を塗り付けて固化することにより皮膜が形成され
るようにしたものであってもよいこと、又、実施の形態
では、ブレードコータで用いる塗工液噴射ヘッド3への
採用例について示したが、ロッドコータで用いる塗工液
噴射ヘッドについても同様に採用できること、その他本
発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え
得ることは勿論である。
ッドの汚れ防止装置によれば、ヘッドケーシングの先端
部に一対のリップを取り付けて該リップ間のスリットを
通して供給される塗工液を、バッキングロールに巻掛け
られて走行する原紙の表面に噴射して塗布するようにし
てある塗工液噴射ヘッドのヘッドケーシングの外側面
に、粘着樹脂製シートを貼り付けて、交換可能な汚れ防
止皮膜を形成した構成としてあるので、粘着樹脂製シー
トを剥すことで、ヘッド周りの塗工液汚れを簡単に落す
ことができ、メンテナンス時間を大幅に短縮することが
でき、又、ヘッドケーシングの外側面に貼り付けた粘着
樹脂製シートの上端部に対して上から重なるように、リ
ップ先端部の外側面に粘着樹脂製シートを貼り付けた構
成とすることにより、ヘッド周りの汚れ防止対策をより
確実なものとすることができる、という優れた効果を発
揮する。
施の一形態を示す概要図である。
ある。
Claims (2)
- 【請求項1】 ヘッドケーシングの先端部に一対のリッ
プを取り付けて該リップ間のスリットを通して供給され
る塗工液を、バッキングロールに巻掛けられて走行する
原紙の表面に噴射して塗布するようにしてある塗工液噴
射ヘッドのヘッドケーシングの外側面に、粘着樹脂製シ
ートを貼り付けて、交換可能な汚れ防止皮膜を形成した
ことを特徴とする塗工液噴射ヘッドの汚れ防止装置。 - 【請求項2】 ヘッドケーシングの外側面に貼り付けた
粘着樹脂製シートの上端部に対して上から重なるよう
に、リップ先端部の外側面に粘着樹脂製シートを貼り付
けた請求項1記載の塗工液噴射ヘッドの汚れ防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001082916A JP4506015B2 (ja) | 2001-03-22 | 2001-03-22 | 塗工液噴射ヘッドの汚れ防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001082916A JP4506015B2 (ja) | 2001-03-22 | 2001-03-22 | 塗工液噴射ヘッドの汚れ防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002273297A true JP2002273297A (ja) | 2002-09-24 |
JP4506015B2 JP4506015B2 (ja) | 2010-07-21 |
Family
ID=18938800
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001082916A Expired - Fee Related JP4506015B2 (ja) | 2001-03-22 | 2001-03-22 | 塗工液噴射ヘッドの汚れ防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4506015B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016503355A (ja) * | 2012-11-07 | 2016-02-04 | プリントグラフ ウォータレス ソシエタ ペル アチオニPrintgraph Waterless S.P.A. | 印刷機 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0392799U (ja) * | 1990-01-11 | 1991-09-20 | ||
JPH0474555U (ja) * | 1990-11-05 | 1992-06-30 | ||
JP2000301093A (ja) * | 1999-04-23 | 2000-10-31 | Ryohan Hoso System Kk | 防汚シート |
-
2001
- 2001-03-22 JP JP2001082916A patent/JP4506015B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0392799U (ja) * | 1990-01-11 | 1991-09-20 | ||
JPH0474555U (ja) * | 1990-11-05 | 1992-06-30 | ||
JP2000301093A (ja) * | 1999-04-23 | 2000-10-31 | Ryohan Hoso System Kk | 防汚シート |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016503355A (ja) * | 2012-11-07 | 2016-02-04 | プリントグラフ ウォータレス ソシエタ ペル アチオニPrintgraph Waterless S.P.A. | 印刷機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4506015B2 (ja) | 2010-07-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0139211B1 (en) | Suction nozzle | |
MX9708571A (es) | Metodo y aparato para limpiar con fluido una boquilla de chorro de tinta de impresion continua. | |
JP2006327198A (ja) | 液体を塗布する装置 | |
JPH06511430A (ja) | 塗布ロールと反対ロールとの間に形成された塗布間隙を有するコーティング装置 | |
GB2026667A (en) | Moisture stripping device for film cleaning apparatus | |
JP2002273297A (ja) | 塗工液噴射ヘッドの汚れ防止装置 | |
JPH11290749A (ja) | 改良されたスロットスプレーガン装置 | |
JP5098420B2 (ja) | 板材の塗装方法 | |
JP5228226B2 (ja) | 感熱紙の製造装置 | |
JP2002263555A (ja) | 塗工液噴射ヘッドの汚れ防止装置 | |
JP4168603B2 (ja) | 洗浄装置付大型塗布装置 | |
JPH0559697A (ja) | 塗抹装置 | |
JPH07132314A (ja) | アルミニウム冷間圧延装置 | |
JP2555047Y2 (ja) | ロールコータ | |
JP3785974B2 (ja) | 塗工紙の断紙防止方法 | |
JP4956886B2 (ja) | 帯状体の予備塗装方法及びその装置 | |
JP4319364B2 (ja) | 塗布装置および塗布方法 | |
JP2019098574A (ja) | 自動洗浄装置 | |
JP4506008B2 (ja) | 塗工液噴射ヘッドのデッケル装置 | |
JPS62210078A (ja) | 鋼帯の塗装方法 | |
JP2532902Y2 (ja) | 塗工装置 | |
JPH10174919A (ja) | 特に紙またはボール紙からなる、移動する材料ウェブに液状またはペースト状塗布媒体を直接的または間接的に塗布するための装置 | |
JP4239551B2 (ja) | ダイヘッド洗浄装置 | |
JPH04224667A (ja) | 連続溶融めっき装置 | |
JPH0422871Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080129 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090820 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090901 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20091027 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100406 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100419 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130514 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130514 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140514 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |