JPH06511430A - 塗布ロールと反対ロールとの間に形成された塗布間隙を有するコーティング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 塗布ロールと反対ロールとの間に形成された塗布間隙を有するコーティング装置 本発明は、特許請求の範囲１の前文に対応するコーティング装置に関する。その ようなコーティング装置は、ヨーロッパ特許第４０３８４５号から公知である。

それでは、しばしば塗布ロールは、汲み上げロールと呼ばれるが、その理由はそ のロールが塗料を汲み出して、反対のロールがコーティングすべき物品ウェブ、 一般的に紙またはカートンを導く塗布間隙の領域で反対のロールの方に送るから である。その場合、塗布間隙で、予め定量供給が行なわれるので、その後、最終 的定量供給を行なうため、掻き取り要素が物品ウェブに接する同じ反対のロール に設けている。この装置の欠点は、約８００ｍ／分以上の高ウェブ速度のとき特 に明らかとなり、したがって上記の公報では、塗布ロールを使用しない改良した 装置について記載している。しかしながら、その場合に生ずる問題は現在未だ完 全に解決されていない。

本発明の課題は、特許請求の範囲の前文による装置を、１００ｍ／分、特に１２ ００ｍ／分以上の高いウェブ速度も可能であるように構成することである。

この課題は、本発明によれば、請求項１の特徴部分の特徴によって解決される。

その場合に、高速で移動する、ウェブ上に塗布されたコーティング材料は、これ と可撓性の壁との間の圧力差によって特定の厚さに減少または狭められ、そして さらに、コアンダ効果によって、物品ウェブにおけるこの層は、ウェブに作用す る遠心力にもかかわらず、均一なフィルムとして残り、そのフィルムがまた同様 にその後に設けられた掻き取り要素によって均一に、最終的層の厚さに掻き取ら れることができる。

以下に装置を原則的に側面図で示している図面の図により本発明を説明する。

この図では、ｌで塗布ロールを、４で反対のロールを、そしてＣで物品ウェブを 示している。可撓性壁要素２の保持器１３はこの図では塗布ロール１の軸線の領 域に軸支されている。この場合に、可撓性の壁２、塗布ロール１と反対のロール ４または物品ウェブＣとの間に空間８があり、それから余分な塗料が再び容器１ ６あるいは他の容器に送られる。スターティングプロセスのためスプレーノズル ５が設けられており、これは好ましくは塗料でもよい流体を空間８内にスプレー する。

塗料は、容器１６から塗布ロールｌの外被により塗布間隙１０に運ばれ、空間８ を経て、可撓性の壁２と反対のロール４または物品ウェブＣとの間に形成された 間隙７に達する。ここで、塗料は塗布間隙１０におけるよりも薄いフィルムの厚 さに狭められ、そのフィルムは最初に物品上ウェブを走行し続け、そしてこの図 ではドクター（ｄｏｃｔｏｒ）　６の形の掻き取り板である最終の定量供給要素 に達する。このドクターは、掻き取った塗料を槽１５に導（ため、偏向板１２が 固定されている保持具９によって保持される。

間隙７は、少くとも長さ５０ｍｍであり、そして掻き取り板６が、間隙７の端の 後、遅（とも３０ｍｍはなれて後に続いているので、塗料は遠心力によってロー ル外被からはねとばされることはない。

可撓性の壁２は、非常に曲り易いので、壁の外側（つまり大気圧と物品ウェブ） における可撓性の壁によって形成されたチャンネル内の圧力との間に支配してい る差圧によって、チャンネルは製品ウェブに押圧され、したがってそこの間隙幅 は調整される。この接触力の支持は、ノズルシステム３によって生ずるへ一ル状 のノズルジェットによって可能であり、それは、特にスタート時の可撓性の壁の 接触（＾ｎｌｅｇｅｎ＞に必要である。このベール状のジェットは、空気あるい はたとえば水のような他の流体から成っていればよい。しかし好ましくは空気を 使用する。

この場合に、可撓性の壁は、それ等の両側において０．１バールの差圧のとき、 少（ともそれ等の両端に３ｍｍの偏向を生ずるように、薄いまたは可撓性の、た とえばホイルである。図にはなお、種々の部品および塗料の個々の運動方向か矢 印によって示されている。

本発明の装置によって、塗料の非常に均一なフィルムが、物品上ウェブに予め定 量供給され、そのフィルムがそれからドクターによって同様に均一に最後に定量 供給される。

可撓性の壁２を製造できる材料は、たとえば、場合によっては耐蝕性の層を有す るステンレス鋼、ウェブに面している側に吹付けたセラミック層を有する鋼、炭 素繊維複合ホイル等のように、非常に様々である。

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. １．物品ウェブ（Ｃ）を案内する反対のロール（４）と塗布間隙（１０）を形成 している塗布ロール（１）を有するコーティング装置において、塗布間隙（１０ ）、あるいはそこの出口側の、塗布ロール（１）と反対のロール（４）との間に 形成された圧力空間（８）の次に、反対のロール（４）の外被に接近したまたは 適合した形状および／またはコアンダ効果によって自動的に適合可能な形状を有 する好ましくは可撓性のガイド壁（２）が設けられており、そのガイド壁（２） が物品ウェブと狭い間隙（７）を形成しており、そしてコーティング塗布のとき 遠心力による滴形成またはベール形成を確実になくすようなわずかな距離に、定 量供給掻き取り板（６）によって形成された、最終定量供給のための定量供給場 所が間隙（７）の後に設けられていることを特徴とするコーティング装置。
2. ２．ガイド壁（２）が非常に可撓性に構成されている請求項１に記載の装置。
3. ３．ガイド壁がその両側に作用する少くとも０．１バールの差圧のとき、その自 由端に３ｍｍの偏向を有している請求項２に記載の装置。
4. ４．ガイド壁により形成された間隙（７）がほぼ一定であるか、あるいはその始 めと終りとの間の最大値の差が最大１８％を有する少くとも多少楔状に構成され ている請求項１〜３のいずれか１項に記載の装置。
5. ５．可撓性のガイド壁（２）が、その反対のロール（４）と反対側に（大気圧の 外に）追加の流体圧力によって（少くともスタート段階に）支持される請求項２ 〜４のいずれか１項に記載の装置。
6. ６．スタート段階に、塗布間隙（１０）の方向に、および／または可撓性の壁（ ２）と物品ウェブ（Ｃ）との間の間隙（７）の方に、バンド状またはベール状の 潤滑剤ジェットが向けられる請求項１〜５のいずれか１項に記載の装置。