JP2002273250A - トナー製造システム - Google Patents

トナー製造システム

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JP2002273250A
JP2002273250A JP2001083727A JP2001083727A JP2002273250A JP 2002273250 A JP2002273250 A JP 2002273250A JP 2001083727 A JP2001083727 A JP 2001083727A JP 2001083727 A JP2001083727 A JP 2001083727A JP 2002273250 A JP2002273250 A JP 2002273250A
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JP
Japan
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mechanical pulverizer
mechanical
air
production system
toner
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001083727A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyuki Matsui
一幸 松井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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  • Crushing And Pulverization Processes (AREA)
  • Disintegrating Or Milling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 調温・調湿に必要なエネルギーを削減し、省
エネルギーで効率的なトナー製造システムを提供する。 【解決手段】 機械式粉砕機を用いたトナー製造システ
ムにおいて、機械式粉砕機に被粉砕物とともに流入する
エアーを循環利用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真等におけ
る静電荷像を現像するためのトナー製造システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】電子写真等における静電荷像を現像する
ためのトナーや着色樹脂粉体は少なくとも結着樹脂、着
色剤で形成されている。通常、トナーや着色樹脂粉体は
少なくとも前記材料を含む混合物を混練機で溶融混練し
た後、冷却固化し、この冷却物を粉砕・分級することで
所定の粒度に調整される。現在では、所定の粒度に調整
された後のトナーや着色樹脂粉体は流動性指数等の改良
を目的に外添剤を添加する工程を設け、各種の特性値を
改良している。前記冷却物の粉砕には、一般に機械式粉
砕機や衝突式気流粉砕機を用いる。
【0003】機械式粉砕機としてはターボミル(ターボ
工業(株))、ファインミル(日本ニューマチック工業
(株))、クリプトロン(川崎重工業(株))等があ
る。これら機械式粉砕機においては、粉砕処理時に機械
内温度が上昇するため、熱によるトナーや着色樹脂粉体
の機内への溶着による影響を考慮し、外部にジャケット
を付属し、冷却水で冷却する方法(例えば、特公昭63
−66584号公報参照)や、機械式粉砕機に被粉砕物
とともに流入するエアーを低温化する方法がとられてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、低温化
されたエアーは機械式粉砕機から排出後、大気中に放出
されるため、結果として、トナーを製造する上での使用
エネルギーは上昇しており、地球温暖化等へは、少なか
らず悪影響を及ぼしている。
【0005】本発明は上記背景に鑑みてなされたもの
で、機械式粉砕機を用いてトナーを製造するに際し、機
械式粉砕機に被粉砕物とともに流入するエアーを循環利
用し、調温・調湿に必要なエネルギーを削減し、省エネ
ルギーで効率的なトナー製造システムを提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、請求項1記載のトナー製造システムの発明は、少
なくとも結着樹脂、着色剤を主原料とし、それらを混練
機で溶融混練した後に冷却固化した被粉砕物を、粉砕室
内に高速回転するローターとライナーが設置され、ロー
ター・ライナー間で被粉砕物を衝撃・せん断して微粉砕
する機械式粉砕機を用いたトナー製造システムにおい
て、被粉砕物とともに機械式粉砕機に流入するエアーが
循環利用されることを特徴とする。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1に記載の
トナー製造システムにおいて、機械式粉砕機のエア−供
給側に除湿機を有し、除湿機によって露点温度コントロ
ールされたエアーを機械式粉砕機に供給することを特徴
とする。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項2に記載の
トナー製造システムにおいて、機械式粉砕機へ供給され
るエアーの露点温度を除湿機によって0℃以下にコント
ロールして機械式粉砕機に供給することを特徴とする。
【0009】請求項4記載の発明は、請求項2に記載の
トナー製造システムにおいて、被粉砕物とともに機械式
粉砕機から排出されるエアーが除湿機エアー流入部へ供
給されることを特徴とする。
【0010】請求項5記載の発明は、請求項1に記載の
トナー製造システムにおいて、機械式粉砕機のエアー供
給側に温調機を有し、温調機によって温度コントロール
されたエアーを機械式粉砕機に供給することを特徴とす
る。
【0011】請求項6記載の発明は、請求項5に記載の
トナー製造システムにおいて、機械式粉砕機へ供給され
るエアーの温度を温調機によって28℃以下にコントロ
ールして機械式粉砕機に供給することを特徴とする。
【0012】請求項7記載の発明は、請求項1に記載の
トナー製造システムにおいて、機械式粉砕機のエアー供
給側に2次エアー供給機を有し、機械式粉砕機の負荷に
対応して2次エアー供給機によって2次エアーを流入さ
せ、機械式粉砕機の排気温度がコントロールされること
を特徴とする。
【0013】請求項8記載の発明は、請求項1に記載の
トナー製造システムにおいて、機械式粉砕機の排気温度
が50℃以下にコントロールされることを特徴とする。
【0014】請求項9記載の発明は、請求項1に記載の
トナー製造システムにおいて、ローターの周速が170
m/sec以下であることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明に係るトナー製造システム
は、少なくとも結着樹脂、着色剤を主原料とし、それら
を混練機で溶融混練した後に冷却固化した被粉砕物を、
粉砕室内に高速回転するローターとライナーが設置さ
れ、該ローター・ライナー間で前記被粉砕物を衝撃・せ
ん断して微粉砕する機械式粉砕機を用いたトナー製造シ
ステムであり、前記被粉砕物とともに前記機械式粉砕機
に流入するエアーが循環利用されることを特徴とする。
【0016】また、前記機械式粉砕機のエア−供給側に
除湿機を有し、該除湿機によって露点温度コントロール
されたエアーを前記機械式粉砕機に供給することが好ま
しい。さらに、前記機械式粉砕機へ供給されるエアーの
露点温度を前記除湿機によって0℃以下にコントロール
して前記機械式粉砕機に供給することが好ましく、ま
た、前記被粉砕物とともに前記機械式粉砕機から排出さ
れるエアーが前記除湿機エアー流入部へ供給されること
が好ましい。また、前記機械式粉砕機のエアー供給側に
温調機を有し、該温調機によって温度コントロールされ
たエアーを前記機械式粉砕機に供給することが好まし
い。さらに、前記機械式粉砕機へ供給されるエアーの温
度を前記温調機によって28℃以下にコントロールして
前記機械式粉砕機に供給することが好ましい。また、前
記機械式粉砕機のエアー供給側に2次エアー供給機を有
し、前記機械式粉砕機の負荷に対応して前記2次エアー
供給機によって2次エアーを流入させ、前記機械式粉砕
機の排気温度がコントロールされることが好ましい。ま
た、前記機械式粉砕機の排気温度が50℃以下にコント
ロールされることが好ましい。また、前記ローターの周
速が170m/sec以下であることが好ましい。
【0017】以下、図面を参照しながら本発明のトナー
製造システムの一実施形態について説明する。図1に本
発明に係るトナー製造システムの一例を示す。第1温調
機1に供給(流入)されたエアーは一定温度まで冷却さ
れ、除湿機2に供給される。除湿機2へ供給されたエア
ーは、あらかじめ決められている露点温度まで除湿さ
れ、第2温調機3へ供給される。第2温調機3へ供給さ
れたエアーはあらかじめ決められている機械式粉砕機入
口エアー温度まで冷却される。調温・調湿されたエアー
は供給口9から供給される被粉砕物とともに機械式粉砕
機4に供給され、粉砕される。機械式粉砕機4で処理さ
れた粉砕物は、サイクロン5で捕集され、次工程で更に
加工される。サイクロン5で捕集されないトナーはバグ
フィルター6で捕集され、再利用もしくは廃棄される。
【0018】7はブロワーである。ブロワー7から排気
されたエアーは機械式粉砕機の負荷にもよるが、その大
半を第1温調機のエアー流入部へ供給される。この場
合、エアーを循環利用するため、特に調湿にかかるエネ
ルギーを節約することができる。付番8は2次エアー供
給機である。機械式粉砕機の負荷が少なく、排気温度が
低く推移している場合に2次エアーを供給(流入)し、
調温・調湿に使用されるエネルギーを削減する。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、大気放出していた機械
式粉砕機からの排出エアーを循環利用するため、トナー
の製造に際して従来以上の省エネルギー化・効率化をは
かることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るトナー製造システムの一実施形態
を示すフロー図である。
【符号の説明】
1 第1温調機 2 除湿機 3 第2温調機 4 機械式粉砕機 5 サイクロン 6 バグフィルター 7 ブロワー 8 2次エアー供給機 9 供給口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 9/087 G03G 9/08 381

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも結着樹脂、着色剤を主原料と
    し、それらを混練機で溶融混練した後に冷却固化した被
    粉砕物を、粉砕室内に高速回転するローターとライナー
    が設置され、該ローター・ライナー間で前記被粉砕物を
    衝撃・せん断して微粉砕する機械式粉砕機を用いたトナ
    ー製造システムにおいて、前記被粉砕物とともに前記機
    械式粉砕機に流入するエアーが循環利用されることを特
    徴とするトナー製造システム。
  2. 【請求項2】 前記機械式粉砕機のエア−供給側に除湿
    機を有し、該除湿機によって露点温度コントロールされ
    たエアーを前記機械式粉砕機に供給することを特徴とす
    る請求項1に記載のトナー製造システム。
  3. 【請求項3】 前記機械式粉砕機へ供給されるエアーの
    露点温度を前記除湿機によって0℃以下にコントロール
    して前記機械式粉砕機に供給することを特徴とする請求
    項2に記載のトナー製造システム。
  4. 【請求項4】 前記被粉砕物とともに前記機械式粉砕機
    から排出されるエアーが前記除湿機エアー流入部へ供給
    されることを特徴とする請求項2に記載のトナー製造シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 前記機械式粉砕機のエアー供給側に温調
    機を有し、該温調機によって温度コントロールされたエ
    アーを前記機械式粉砕機に供給することを特徴とする請
    求項1に記載のトナー製造システム。
  6. 【請求項6】 前記機械式粉砕機へ供給されるエアーの
    温度を前記温調機によって28℃以下にコントロールし
    て前記機械式粉砕機に供給することを特徴とする請求項
    5に記載のトナー製造システム。
  7. 【請求項7】 前記機械式粉砕機のエアー供給側に2次
    エアー供給機を有し、前記機械式粉砕機の負荷に対応し
    て前記2次エアー供給機によって2次エアーを流入さ
    せ、前記機械式粉砕機の排気温度がコントロールされる
    ことを特徴とする請求項1に記載のトナー製造システ
    ム。
  8. 【請求項8】 前記機械式粉砕機の排気温度が50℃以
    下にコントロールされることを特徴とする請求項1に記
    載のトナー製造システム。
  9. 【請求項9】 前記ローターの周速が170m/sec
    以下であることを特徴とする請求項1に記載のトナー製
    造システム。
JP2001083727A 2001-03-22 2001-03-22 トナー製造システム Pending JP2002273250A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009223011A (ja) * 2008-03-17 2009-10-01 Canon Inc トナーの製造方法
JP2010145560A (ja) * 2008-12-17 2010-07-01 Canon Inc トナーの製造システム
JP2013178562A (ja) * 2013-04-30 2013-09-09 Canon Inc トナーの製造方法
CN103934088A (zh) * 2014-04-03 2014-07-23 绵阳西金科技发展有限公司 一种高效节能的立磨分级系统

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