JP2002272232A - 根菜類収穫機 - Google Patents

根菜類収穫機

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JP2002272232A
JP2002272232A JP2001084667A JP2001084667A JP2002272232A JP 2002272232 A JP2002272232 A JP 2002272232A JP 2001084667 A JP2001084667 A JP 2001084667A JP 2001084667 A JP2001084667 A JP 2001084667A JP 2002272232 A JP2002272232 A JP 2002272232A
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traveling
harvesting
ginseng
leaf
ridge
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JP2001084667A
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Hironobu Azuma
宏信 東
Masahito Sugioka
将人 杉岡
Shigenori Saito
成徳 斎藤
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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  • Harvesting Machines For Root Crops (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 排土板の煩わしい昇降操作を行わなくても必
要時にのみ所定深さでの畝の削り取りを行って、溝の埋
め込みを良好に行うことができる根菜類収穫機を提供す
る。 【解決手段】 左右に走行装置1を備えた走行機体2に
収獲部3を昇降自在に連結するとともに、機体進行に伴
って畦の一部を削り取って、前記走行装置1より前側に
おいて畝間の溝に案内供給する排土機構41を前記収獲
部3に装備してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、畝で栽培される人
参、大根、玉ねぎ、などの根菜類を対象とした収獲機に
関する。
【0002】
【従来の技術】畝立てされた圃場で栽培された上記根菜
類を収獲する場合、片側の走行装置が畝間の溝に落ち込
んで機体が横傾斜してしまうことがあった。そこで、機
体進行に伴って畦の一部を削り取って、走行装置よりも
前側において畝間の溝に案内供給することで、走行装置
の溝への落ち込みを抑制する構造が提案されており、畝
の削り込みを行う排土板は走行機体に装備されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構成においては、
溝の埋め込みによって片側の走行装置が大きく落ち込む
ことが抑制され、走行機体の大きい横傾斜が発生しなく
なるのであるが、畦際での機体方向転換や後進、等の際
には排土板を上昇させる必要があり、かつ、再び前進作
業走行に戻ると排土板を下降させて元の高さに設定し直
す必要があり、排土板の昇降操作が煩わしいものとなっ
ていた。また、機体を操縦しながら排土板の高さを調節
するので、往々にして戻すのが難しく、畝の削り取り深
さを下降のつど、異なってしまいがちであった。
【0004】本発明は、このような点に着目してなされ
たものであって、排土板の煩わしい昇降操作を行わなく
ても必要時にのみ所定深さでの畝の削り取りを行って、
溝の埋め込みを良好に行うことができる根菜類収穫機を
提供することを主たる目的とする。
【課題を解決するための手段】〔請求項1に係る発明の
構成、作用および効果〕
【0005】(構成) 請求項1に係る発明の根菜類収
穫機は、左右に走行装置を備えた走行機体に収獲部を昇
降自在に連結するとともに、機体進行に伴って畝の一部
を削り取って、前記走行装置より前側において畝間の溝
に案内供給する排土機構を前記収獲部に装備してあるこ
とを特徴とする。
【0006】(作用) 上記構成によると、収獲走行の
ために収獲部を下降させると、収穫部に備えた排土板も
下降し、前進による収獲走行を行う排土板は予め設定し
た深さで畝を削りとって畝間の溝を埋め、走行装置が畝
間に位置しても大きく落ち込むことが防止される。ま
た、圃場の端部において機体方向転換や後進のために収
獲部を上昇すると、収穫部に備えた排土板も上昇し、機
体方向転換時や後進時に排土板が不用意に地面に接触す
ることがない。そして、方向転換等の後に次行程の収獲
作業のために再び収獲部を対地作業高さまで下降させる
と、排土板も元の対地高さにまで下降して所期の深さで
の削り取りを行うことができる。
【0007】(効果) 従って、請求項1に係る発明に
よると、機体方向転換や後進のつど、排土板を昇降させ
るための特別な操作が不要となり操作性が向上する。ま
た、収穫部に対して排土板を予め設定した高さに維持し
たまま昇降させるので、下降させた際の作用高さが安定
し、所期の溝埋め戻しを良好に行うことができる。
【0008】〔請求項2に係る発明の構成、作用および
効果〕
【0009】(構成) 請求項2に係る発明の根菜類収
穫機は、請求項1の発明において、前記排土機構を前記
収獲部に対して高さ調節可能に装着してあることを特徴
とする。
【0010】(作用) 上記構成によると、予め収獲部
に対する排土板の高さを調節しておくことで、排土板に
よる削り取り深さを調節することができ、溝の深さ、土
質、などに応じて所望の溝埋め戻しを行うことができ
る。
【0011】(効果) 従って、請求項2に係る発明に
よると、請求項1の発明の上記効果をもたらすととも
に、圃場の状況に応じた削り取り埋め戻しを行うことが
でき、一層実用上の利便性が高いものとなる。
【0012】〔請求項3に係る発明の構成、作用および
効果〕
【0013】(構成) 請求項3に係る発明の根菜類収
穫機は、請求項1または2の発明において、遊転自在な
複数の回転ディスクを横方向に並列配備して前記排土機
構を構成してあることを特徴とする。
【0014】(作用・効果) 上記構成によると、機体
前進に伴って畝の一部に食込んだ回転ディスクは自転し
ながら畝を削り取って横方向に押し出すことができ、幅
広い削り取りを行いながら比較的抵抗少なく前進するこ
とができる。
【0015】(効果) 従って、請求項2に係る発明に
よると、請求項1または2の発明の
【0016】
【発明の実施の形態】図1および図2に、本発明に係る
根菜類収獲機の一例である人参収獲機の全体側面および
全体平面がそれぞれ示されている。この根菜類収獲機
は、左右一対のクローラ式の走行装置1で走行する走行
機体2の左側に、畝立てされた圃場で栽培された1条の
人参Wを引上げ搬送して葉切り処理し、人参本体Waを
回収する収獲部3が配備されるとともに、走行機2体の
右側前部に、エンジン4を運転座席5の下方に収容した
操縦部6が配置され、かつ、この操縦部6の後方から収
獲部3の右横側にかけてのスペースに、葉切り収獲した
人参本体Waをコンテナ詰めする回収部7が設けられて
いる。
【0017】前記収獲部3は、圃場に植えられ人参Wの
葉茎Wbをすくい上げる分草具11、すくい上げられた
葉茎Wbを大きく引き上げる葉茎引上げ装置12、引上
げられ葉茎Wbを挟持して後方上方に引上げ搬送する挟
持引上げ搬送装置13、挟持引上げ搬送装置13の始端
部近くにおいて人参Wの横側の土を切り崩す刃体14、
挟持引上げ搬送装置13によって挟持されて吊り下げ搬
送される人参Wの高さを揃える位置揃え装置15、位置
揃えされた人参Wの葉茎Wbを受取って後方へ挟持搬送
する葉切り挟持搬送装置16、この葉切り挟持搬送装置
16の上方に位置して葉茎Wbを後方に挟持搬送する葉
茎搬送装置17、葉切り挟持搬送装置16で挟持されて
吊り下げ搬送される人参Wの葉茎Wbを切断するカッタ
18、等を備えている。また、上記各装置を支持した収
獲部フレーム19は走行機体2の後部上方の支点Pを中
心に上下揺動可能に支持されるとともに、油圧シリンダ
20によって駆動昇降されるようになっており、これら
各装置の構造および機能を以下に説明する。
【0018】葉茎引上げ装置挟持12は、縦回し駆動さ
れるチェーン21に多数の係止爪22を取付けて構成さ
れており、葉茎Wbを係止して引き上げて、もれなく挟
持引上げ搬送装置13の始端部に導く。
【0019】挟持引上げ搬送装置13は、互いに内向き
に回転駆動される左右一対の幅広の搬送ベルト23で構
成されており、搬送始端部から位置揃え装置15の前端
に相当する部位までの搬送範囲では、圃場の人参Wを引
き上げることができる強い葉茎挟持力がもたらされるよ
うに、両搬送ベルト23の対向部位は互いに接近する方
向に強く弾性付勢され、また、それ以降の搬送範囲で
は、挟持した葉茎Wbを下方に引き抜きできる程度に両
搬送ベルト23の対向部位が弱く弾性付勢されている。
【0020】図8、図9、図10に示すように、位置揃
え装置15は、互いに内向きに回転駆動される左右一対
のローラ付きの搬送チェーン24で構成されており、両
搬送チェーン24の対向部位には、搬送方向に沿った軸
心周りに遊転自在、かつ、バネ25によって対向する方
向にスライド付勢されたローラ26群が備えられてい
る。このように構成された位置揃え装置15は、人参W
が後方上方に移動する間に、人参本体Waの上昇を位置
規制ガイドとしての左右のローラ26によって受止め規
制してその高さを揃えるものであり、挟持引上げ搬送装
置13と位置揃え装置15との上下間隔が搬送下手側ほ
ど広くなるように、位置揃え装置15は挟持引上げ搬送
装置13よりも緩い後ろ上がり傾斜姿勢で配備されてい
る。
【0021】葉切り挟持搬送装置16は、互いに内向き
に回転駆動される左右一対の搬送ベルト27で構成され
ており、位置揃えされた人参本体Waの直上方箇所にお
いて葉茎Wbを挟持して位置揃え装置15と平行に搬送
する。
【0022】葉茎搬送装置17は、横回し駆動される搬
送チェーン28とこれに対向する案内レール29とで構
成されており、挟持引上げ搬送装置13から葉茎Wbを
受け継いで葉切り挟持搬送装置16とともに後方に挟持
搬送し、葉切り挟持搬送装置16より後方にまで搬送し
て放出する。
【0023】カッタ18は、位置揃え装置15の直後方
位置で、位置規制ガイドとしてのローラ26と略同レベ
ルに配備されており、ローラ26の下面に受け止められ
て位置揃えされた人参本体Waの直上近くにおいて葉茎
Wbを切断するように構成されている。
【0024】なお、上記各部の駆動構造は、図4および
図5の伝動系統図中に示されており、図中の符号8は、
エンジン4からの動力を受ける走行系の主変速装置であ
る油圧式無段変速装置、9は、その変速出力をギヤ変速
して左右の走行装置1に伝達するミッションケースであ
る。
【0025】収獲部3は以上のように構成されており、
その作動を以下に説明する。この例の場合、図12に示
すように、人参Wは平畝に4条づつ栽培されており、機
体右側を既掘り側として走行機体2を前進走行させて栽
培条の右側のものから順に1条づつ引き抜き収獲してゆ
くことになる。
【0026】機体前進に伴って、先ず、人参の葉茎Wb
を分草具11ですくい上げて、葉茎引上げ装置12の作
用域に導き、前方に突出して上方に移動する係止爪22
によって葉茎Wbを大きく引き上げ束ねてて、挟持引上
げ搬送装置13における左右の搬送ベルト23の始端部
に案内する。葉茎Wbが左右の搬送ベルト23による強
い挟持力で挟持されて後方上方に持上げられることによ
り、人参Wは畝から引き上げられて吊り下げ搬送されて
ゆく。この場合、挟持引上げ搬送装置13の直前で人参
Wの周囲の土が刃体14によって切り崩されて膨軟化し
ているので、挟持引上げ搬送装置13による人参Wの引
き上げ抵抗は比較的小さいものとなっている。
【0027】挟持引上げ搬送装置13による吊り下げ搬
送が進むと、人参Wの葉茎Wbは位置揃え装置15にお
ける左右の搬送チェーン24におけるローラ26の間に
導かれ、挟持引上げ搬送装置13と位置揃え装置15と
の協働で後方に搬送されてゆく。この場合、搬送下手側
ほど位置揃え装置15に対して挟持引上げ搬送装置13
が次第に上方に離れてゆくとともに、位置揃え装置15
における挟持作用部位はローラ26の回転によって葉茎
Wbの上方移動が容易となっているので、吊り下げ搬送
されてゆく人参本体Waは次第に引き上げられて位置揃
え装置15の下面に接近し、上昇位置規制ガイドとして
のローラ26に人参本体Waの上端が受止め支持された
状態、つまり、人参本体Waの高さ位置が揃えられた状
態となる。そして、それ以降では、挟持引上げ搬送装置
13における搬送ベルト23の弱い挟持力により、後方
への搬送を行いながら葉茎Wbの下方への相対すり抜け
移動が許容される。
【0028】位置揃え装置15の終端近くにおいては、
位置揃えされた人参Wの葉茎Wbが葉切り挟持搬送装置
16および葉茎搬送装置17に受け渡され、カッタ18
によって人参本体Waの直上箇所で葉切りが行われる。
そして、葉切りされた人参本体Waは落下して後述する
回収処理を受け、また、切断された葉茎Wbは葉切り挟
持搬送装置16および葉茎搬送装置17で搬送された
後、葉茎搬送装置17のみによって更に後方にまで挟持
搬送されて、その終端から放出され、後述するような排
出処理を受ける。
【0029】次に、前記回収部3の構造について説明す
る。この回収部3には、葉切り処理されて落下してきた
人参本体Waを受け止めて後方に載置搬送する幅広ベル
トからなる後方搬送装置31と、これに載置されて後方
に搬送される人参本体Waを受止め案内して右横方向に
導くガイド部材としての駆動回転式のガイドローラ32
と、このガイドローラ32によって案内されて後方搬送
装置31の後部から右側に送り出された人参本体Waを
載置して右横方向(既掘り側)に強制搬送しながら、屑
人参、ゴミ、土、などを落下させるスラット型の選別用
コンベアで構成された横搬送装置33、等の装置類が設
置されるとともに、横搬送装置33の終端右側には、こ
のコンベア33から排出された人参本体Waを受取り回
収するコンテナCを置く回収用コンテナ設置部D1 が設
けられるとともに、その前方箇所にはコンテナCを載置
しておくことのできるコンテナ置き場D2 が、回収用コ
ンテナ設置部D1 と同レベルに設置されている。
【0030】更に、走行機体2の右側端には、回収用コ
ンテナ設置部D1 から操縦部6の横側に亘る長さの補助
デッキ35が、回収用コンテナ設置部D1 およびコンテ
ナ置き場D2 に連なる水平張出し作用姿勢と、上方に折
り込み起立した格納姿勢とに切換え回動可能に配備され
ている。
【0031】また、横搬送装置33の前側には、走行用
のミッションケース9や収獲部3への動力伝達構造を覆
う箱形の伝動部カバー36が横搬送装置33より高く配
備されており、この伝動部カバー36の上が空コンテナ
置き場D3 となっている。
【0032】なお、図3に示すように、回収用コンテナ
設置部D1 には、空のコンテナCを斜めに装填して、横
搬送装置33からの人参本体Waを落下衝撃少なく受け
止め回収するとともに、回収が進んで重量が重くなるに
連れてゆっくりと下降させてゆくコンテナ支持台37が
必要に応じて備えられる。
【0033】以上のような回収部3では、以下のような
回収作業が行われる。この収獲機では、機体を操縦する
運転作業者の他に、一人あるいは二人の回収用の補助作
業者がつく。この補助作業者は基本的には走行機体2の
後方や右横外方を歩行追従することになり、横搬送装置
33で載置搬送されてくる良品の人参Wを目視仕分けし
ながら回収用コンテナ設置部D1 に装填したコンテナC
に収容し、満杯になったコンテナCを前方のコンテナ置
き場D2 や補助デッキ35の後部上に移動させるととも
に、機体後方より選別用コンベア33越しに手を伸ばし
て、空コンテナ置き場D3 に積載した空のコンテナCを
回収用コンテナ設置部D1 に移し替えるようなコンテナ
移動作業を行う。なお、空のコンテナCの積載は空コン
テナ置き場D3に限られるものではなく、コンテナ置き
場D2 や補助デッキ35の一部をを空コンテナCの置き
場として利用する、等、コンテナCの載置形態は必要に
応じて任意に変更すればよい。
【0034】次に、前記葉茎搬送装置17の終端から放
出された切断葉茎wbの処理構造について説明する。葉
茎搬送装置17の下方には、葉茎搬送装置17の終端か
ら放出されて自重落下する切断葉茎wbを受け止めて前
記ガイド部材32より後方に空いた後方搬送装置31の
上に流下案内する供給シュート38が設けられるととも
に、31の後方には、後方搬送装置31の後部で載置搬
送されて後方に放出された切断葉茎wbを受け止めて機
体右側、つまり、既に収獲が済んだ既掘り側に向けて案
内流下する放出シュート39が設置されている。
【0035】この構造によると、後方搬送装置31に載
置されて強制搬送された切断葉茎wbは、横搬送装置3
1の終端から勢いをもって後方に排出されるので、放出
シュート39でも勢いよく流下することになり、放出シ
ュート39の終端から既掘り側に向けて大きい飛距離で
放出されてゆく。つまり、次に収獲する未掘り条から遠
く離れた位置に放置されてゆくことになる。
【0036】この収獲機には、収獲走行に伴って既掘り
側の畝の一部を削り取って畝間の溝に供給して埋めてゆ
く排土装置41が備えられている。図1、図2に示すよ
うに。収獲部フレーム19の右側(既掘り側)の側面
に、支点a周りに上下揺動可能に支持アーム42が装着
され、この支持アーム42の前端に、横幅の広い排土板
43が平面視で右端が前方に先行する傾斜姿勢に取付け
られ、機体前進に伴って畝の一部を削り取って左側(未
掘り側)の走行装置1の前方に案内供給する排土装置4
1が構成されている。また、前記支持アーム42の遊端
部と収獲部フレーム19とに亘って、高さ調節用のアク
チュエータとしての電動シリンダ44が架設され、この
電動シリンダ44の伸縮によって収獲部3に対する排土
装置41の高さ位置を任意に変更調節することが可能と
なっている。
【0037】この排土装置41によると、図12に示す
ように、左側(未掘り側)の走行装置1が畝間の溝mに
位置するような場合、排土板43で削り取った土を溝m
に落し入れて埋めることで、左側の走行装置1が溝mに
落ち込んで走行機体2が大きく左側に傾くようなことが
抑制される。そして、一行程の収獲走行が済むと走行機
体2を後進させて次の条の始端に移動することになり、
この後進においては収獲部3を上昇させるので、排土装
置41も一緒に上昇することになり、再び収獲部3を作
業レベルにまで下降させると排土装置41も作用高さに
なる。また、操縦部6でのスイッチ操作によって電動シ
リンダ44を伸縮作動させることで、排土装置41の作
用高さを変更調節して削り取り深さを変更し、溝の深さ
や土質に応じた埋め戻しを行うことができる。また、埋
め戻しの必要のない場合には、排土装置41を大きく上
昇待避させておけばよい。上記効果をもたらすととも
に、作業性を向上する上に有効となる。
【0038】〔別実施形態〕図13に示すように、支持
アーム42に遊転自在な2枚の回転ディスク45を斜め
に並列装着して排土装置41を構成することもでき、こ
の場合、土削り抵抗が少なく、円滑な排土による埋め戻
しを負荷少なく行うことができる。また、比較的硬い土
質の場合でも良好に削り出しを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】根菜類収獲機の一例である人参収獲機の全体側
面図
【図2】人参収獲機の全体平面図
【図3】人参収獲機の背面図
【図4】伝動系統図
【図5】伝動系統図
【図6】収獲部の要部を示す縦断側面図
【図7】収獲部の要部を示す平面図
【図8】収獲部の要部を示す縦断正面図
【図9】収獲部の要部を示す縦断正面図
【図10】位置揃え装置の一部を示す平面図
【図11】収獲部の後部を示す側面図
【図12】収獲作業状態を示す正面図
【図13】排土機構の別実施形態を示す平面図
【符号の説明】
1 走行装置 2 走行機体 3 収獲部 41 排土機構 45 回転ディスク
フロントページの続き (72)発明者 斎藤 成徳 山形県酒田市両羽町332 株式会社斎藤農 機製作所内 Fターム(参考) 2B072 AA03 AA04 AA10 BA01 BA30 CA12 DA02 DA12 DA18 FA01 GA16

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右に走行装置を備えた走行機体に収獲
    部を昇降自在に連結するとともに、機体進行に伴って畦
    の一部を削り取って、前記走行装置より前側において畝
    間の溝に案内供給する排土機構を前記収獲部に装備して
    あることを特徴とする根菜類収穫機。
  2. 【請求項2】 前記排土機構を前記収獲部に対して高さ
    調節可能に装着してあることを特徴とする請求項1記載
    の根菜類収穫機。
  3. 【請求項3】 遊転自在な複数の回転ディスクを横方向
    に並列配備して前記排土機構を構成してあることを特徴
    とする請求項1または2記載の根菜類収穫機。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013153695A (ja) * 2012-01-31 2013-08-15 Iseki & Co Ltd 根菜類収穫機
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