JP2002271890A - 小型スピーカー - Google Patents

小型スピーカー

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた音質および高い音圧で再生可能な小型
スピーカーを提供すること。 【解決手段】 本発明のスピーカーは、振動板と、振動
板を駆動するボイスコイルと、ボイスコイルと交差する
磁界を形成する磁気回路とを有する。振動板とボイスコ
イルとは、特定の放熱部材を介して結合されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小型スピーカーに
関する。より詳細には、本発明は、優れた音質および高
い音圧で再生可能な小型スピーカーに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、携帯電話で着信メロディーを再
生する際に、小型スピーカーが用いられている。このよ
うな小型スピーカーは音圧が低いので、着信メロディー
を大きくするためには、スピーカーに印加する入力電圧
が大きくなってしまう。ところで、このような小型スピ
ーカーにおいては、通常、フィルム振動板が用いられ、
当該振動板の中心部近傍にボビンレスボイスコイルが接
着されている。振動板に用いられるプラスチックフィル
ムは熱伝導率が悪いので、コイルで発生した熱は振動板
にはなかなか伝わらない。さらに、コイル自体がボビン
レス(空芯)であるので、コイル自体の放熱性・冷却効
率が非常に悪い。その結果、コイル温度が上昇しやす
く、コイル(例えば、巻線部)が熱によって破壊される
場合がある。結果として、従来の小型スピーカーでは、
優れた音質および高い音圧での再生は非常に困難であ
る。
【0003】したがって、優れた音質および高い音圧で
再生可能な小型スピーカーが強く望まれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
課題を解決するためになされたものであり、その目的と
するところは、優れた音質および高い音圧で再生可能な
小型スピーカーを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のスピーカーは、
振動板と、該振動板を駆動するボイスコイルと、該ボイ
スコイルと交差する磁界を形成する磁気回路とを有し、
該振動板と該ボイスコイルとが放熱部材を介して結合さ
れている。
【0006】好ましい実施形態においては、上記ボイス
コイルはボビンレスボイスコイルである。
【0007】好ましい実施形態においては、上記放熱部
材は、アルミニウム、ジュラルミン、銅およびステンレ
スから選択される少なくとも1つを含む。
【0008】好ましい実施形態においては、上記放熱部
材は10〜200μmの範囲の厚みを有する。
【0009】本発明によれば、ボイスコイルと振動板と
が特定の熱伝導性材料からなる放熱部材を介して結合さ
れているので、入力電圧が大きい場合でもボイスコイル
に発生した熱は当該放熱部材を介して良好に発散する。
したがって、ボイスコイルの過度な温度上昇を防止する
ことができる。その結果、大入力が可能となるので、優
れた音質および高い音圧で再生可能な小型スピーカーが
得られる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
好ましい実施形態を説明するが、本発明はこの実施形態
には限定されない。
【0011】図1は、本発明の好ましい実施形態による
スピーカーの概略断面図であり、図2は、このスピーカ
ーの放熱部材部分を拡大した概略断面図である。このス
ピーカー10は、振動板1と、該振動板を駆動するボイ
スコイル2と、該ボイスコイルと交差する磁界を形成す
る磁気回路3とを有する。振動板1は、その外周がフレ
ーム4の壁部に支持されている。ボイスコイル2は、そ
の一端が放熱部材5を介して振動板1に結合され、他端
は磁気回路3の磁気ギャップに配置されている。なお、
図示されていないが、ボイスコイル2のコイル部の両端
はフレーム4側に引き出され外部からの音声入力信号部
に接続されている。磁気回路3は、ヨーク6と、ヨーク
6の上部に配設されたマグネット7および上部プレート
8とを有し、ボイスコイル2と交差する磁界を形成す
る。ヨーク6とフレーム4とはインサート成形によって
一体化されるか、あるいは、接着剤によって結合され
る。フレーム4は、任意の適切な材料から構成される
が、代表的には樹脂製である。
【0012】振動板1は、代表的には、樹脂フィルムか
ら形成される。目的および用途に応じて任意の適切な樹
脂が用いられるが、代表的には、ポリエーテルイミド
(PEI)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、
ポリカーボネート(PC)が用いられる。特に好ましい
樹脂はポリエーテルイミドである。接着性、耐熱性およ
び内部損失が使用環境に適しているからである。振動板
1の厚みもまた、目的および用途に応じて変化し得る
が、代表的には20〜70μm、さらに好ましくは30
〜60μmである。このような範囲の厚みを有すること
により、小型スピーカーとして最適なf0値(300〜
500Hz)および再生帯域を達成することができるか
らである。
【0013】ボイスコイル2は、空芯(ボビンレス)で
あってもよく、ボビンを有していてもよいが、本発明の
効果が顕著なのはボビンレスの場合である。ボビンレス
ボイスコイルはボビンを有する場合に比べて放熱性・冷
却効率が劣るので、本発明による改善効果がより大きく
なるからである。
【0014】放熱部材5は、優れた熱伝導性を有する材
料からなる。ここで、「優れた熱伝導性を有する材料」
とは、ボイスコイルからの発熱を放熱するに十分な熱伝
導率を有する材料を意味し、金属・非金属の別は問わな
い。このような材料の代表例としては、アルミニウム、
ジュラルミン、銅、ステンレスが挙げられる。特に好ま
しい材料はアルミニウム、ジュラルミンである。振動板
材料と比較して十分大きい硬度を有するので、ボイスコ
イルと振動板との間に配置しても駆動力の伝達ロスを生
じさせず、しかも、優れた加工性を有するからである。
これらの材料は、単独で、または2種以上を組み合わせ
て用いられ得る。組み合わせの手法としては、合金のよ
うな混合材料としてもよく、単一の材料からなる箔やフ
ィルムを積層してもよい。代表的には、放熱部材5は、
上記材料を少なくとも1種類含む金属箔から形成され
る。
【0015】放熱部材5は、振動板1とボイスコイル2
とが当該放熱部材5を介して結合できるような任意の適
切な形状を有し得る。代表的には、図2に示すように、
放熱部材5は、ボイスコイル2の振動板側の端部を覆
い、かつ、ボイスコイルから振動板方向に沿って単調に
広がっていくような断面形状(すなわち、長辺部分が開
放された台形状の断面形状)を有する。なお、図2で
は、台形の斜辺が上に凸の曲線となるような断面形状で
ある場合を示しているが、斜辺は直線であっても下に凸
の曲線であってもよい。このような形状を有することに
より、優れた放熱効果が得られるからである。また例え
ば、放熱部材5の形状は、図3に示すような形状であっ
てもよく、その他の形状であってもよく、目的、用途お
よび振動板形状に対応して適切に設計され得る。
【0016】放熱部材5は、好ましくは10〜200μ
m、さらに好ましくは20〜100μm、とりわけ好ま
しくは30〜80μmの厚みを有する。このような厚み
を有することにより、ボイスコイル駆動力の振動板への
伝達ロスを最小にし、かつ、ボイスコイルによる発熱を
十分に放熱することが可能となるからである。
【0017】放熱部材5は、任意の適切な手段により振
動板1およびボイスコイル2と結合される。代表的に
は、放熱部材5は、接着剤を用いて振動板1およびボイ
スコイル2と結合される。
【0018】本発明のスピーカーは、小型音響機器、小
型情報機器(例えば、携帯電話)などに好適に用いられ
得る。
【0019】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ボイス
コイルと振動板とを特定の熱伝導性材料からなる放熱部
材を介して結合することにより、優れた音質および高い
音圧で再生可能な小型スピーカーが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施形態によるスピーカーを
説明するための概略断面図である。
【図2】図1のスピーカーにおける放熱部材と振動板と
の結合部分を拡大した断面図である。
【図3】本発明の別の実施形態によるスピーカーにおけ
る放熱部材と振動板との結合部分を拡大した断面図であ
る。
【符号の説明】
1 振動板 2 ボイスコイル 3 磁気回路 4 フレーム 5 放熱部材 6 ヨーク 7 マグネット 8 上部プレート 10 スピーカー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動板と、該振動板を駆動するボイスコ
    イルと、該ボイスコイルと交差する磁界を形成する磁気
    回路とを有し、該振動板と該ボイスコイルとが放熱部材
    を介して結合されている、スピーカー。
  2. 【請求項2】 前記ボイスコイルがボビンレスボイスコ
    イルである、請求項1に記載のスピーカー
  3. 【請求項3】 前記放熱部材が、アルミニウム、ジュラ
    ルミン、銅およびステンレスから選択される少なくとも
    1つを含む、請求項1または2に記載のスピーカー。
  4. 【請求項4】 前記放熱部材が10〜200μmの範囲
    の厚みを有する、請求項1から3のいずれかに記載のス
    ピーカー。
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