JP2002152885A - スピーカ装置 - Google Patents

スピーカ装置

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JP2002152885A
JP2002152885A JP2000347069A JP2000347069A JP2002152885A JP 2002152885 A JP2002152885 A JP 2002152885A JP 2000347069 A JP2000347069 A JP 2000347069A JP 2000347069 A JP2000347069 A JP 2000347069A JP 2002152885 A JP2002152885 A JP 2002152885A
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speaker diaphragm
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Yoshio Ohashi
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Masaru Uryu
勝 瓜生
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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    • H04R9/00Transducers of moving-coil, moving-strip, or moving-wire type
    • H04R9/06Loudspeakers
    • H04R9/063Loudspeakers using a plurality of acoustic drivers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R9/00Transducers of moving-coil, moving-strip, or moving-wire type
    • H04R9/02Details
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R2209/00Details of transducers of the moving-coil, moving-strip, or moving-wire type covered by H04R9/00 but not provided for in any of its subgroups
    • H04R2209/043Short circuited voice coils driven by induction

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スピーカ振動板の分割振動による音圧のピー
クディップを小さくするようにすると共に20kHz以
上の周波数帯域の再生を良好に行うことができるように
することを目的とする。 【解決手段】 20kHz以上の周波数帯域にて、音響
損失係数(tanδ)が0.02以上の値を有する音響
振動板材料により、中央部に位置し、断面形状が略円弧
状をなすドーム部20aと連結部20cを介してこのド
ーム部20aの外周側に位置するエッジ部20bとを一
体に形成したスピーカ振動板20と、磁気空隙4に挿入
されると共に一端部がこのスピーカ振動板20のドーム
部20a及びエッジ部20bの連結部20cに接着固定
した導電性1ターンリング13とを有し、このスピーカ
振動板20の分割振動を利用して20kHz以上の周波
数帯域を再生するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、20kHz以上の
周波数帯域の音響信号を再生できるようにしたスピーカ
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、20kHz以上の周波数帯域の音
響信号を再生できるようにしたスピーカ装置として、図
7、図8及び図9に示す如きスピーカ装置が提案されて
いる。
【0003】この、図7例はダイナミック型のスピーカ
装置を示し、このスピーカ装置の磁気回路は、ドーナツ
形状のマグネット1と、鉄等の磁性材料から成る第1及
び第2の磁気ヨーク2,3と、磁気空隙(ギャップ)4
とを含んで構成される。この第1の磁気ヨーク2は、円
柱状のセンターポール2aとこのセンターポール2aに
対して直交する円板状のフランジ2bとからなってい
る。
【0004】この第2の磁気ヨーク3はプレートと呼ば
れているもので、その内径がセンターポール2aの外周
径よりも、磁気空隙4の分だけ大きい径とされたドーナ
ツ形状とされている。
【0005】そして、マグネット1の内周中空部及びプ
レート3の内周中空部内にセンターポール2aが挿入さ
れる状態で、フランジ2bの上面とプレート3とによ
り、このマグネット1が挟まれて取り付けられている。
このフランジ2bの上面及びプレート3の面とのマグネ
ット1との接触部は接着されている。
【0006】このスピーカ装置のスピーカ振動板7は2
0kHz以上の周波数帯域を再生するために、弾性率の
大きい音響振動板材料を用いて分割振動開始周波数をで
きる限り高くする如くする。このためこのスピーカ振動
板7の音響振動板材料としてはSiC、カーボングラフ
ァイト等のセラミック材料、アルミニウム、チタニウム
等の金属材料が用いられている。
【0007】このスピーカ振動板7としては、上述音響
振動板材料により、中央部に位置し、断面形状が略円弧
状をなすドーム部7aと連結部7cを介して、このドー
ム部7aの外周側に位置するエッジ部7bとを一体に形
成する如くする。
【0008】そして、このスピーカ振動板7のドーム部
7aの内周縁部分に非導電体で構成される円筒状のボイ
スコイルボビン5の上端部を接着剤9により接着固定す
ると共にこのボイスコイルボビン5の所定位置に巻装さ
れたボイスコイル6をプレート3とセンターポール2a
との間の磁気空隙4に挿入するようにし、更にこのスピ
ーカ振動板7のエッジ部7bの外周端部をスピーカフレ
ーム8に接着固定する如くする。
【0009】この図7に示す如きスピーカ装置において
は、ボイスコイル6に音響信号を供給することにより、
このボイスコイル6に電流が流れ磁気空隙4の磁束との
相互作用により、このスピーカ振動板7が振動して放音
する。
【0010】また、図8及び図9は夫々電磁誘導方式の
スピーカ装置を示し、この図8及び図9につき説明する
に、図7に対応する部分には同一符号を付し、その詳細
説明は省略する。
【0011】図8においては、スピーカ振動板7のドー
ム部7aの内周縁部分に非導電体で構成される円筒状の
ボビン10の上端部を接着固定すると共にこのボビン1
0の内周面所定位置に被着した導電性1ターンリング1
1をプレート3とセンターポール2aとの間の磁気空隙
4に挿入するようにし、更にこのセンターポール2aの
外周のこの磁気空隙4内に対応する位置に駆動コイル1
2を巻装し、この駆動コイル12に音響信号を供給する
如くする。その他は図7を同様に構成する。
【0012】この図8に示す如きスピーカ装置において
は、駆動コイル12に音響信号を供給することにより、
電磁誘導作用により導電性1ターンリング11が振動し
てスピーカ振動板7が振動し放音する。
【0013】また図9は、図8においてボビン10を用
いることなく、円筒状の導電性1ターンリング13の上
端部をスピーカ振動板7のドーム部7aの内周縁部分に
接着固定すると共にこの導電性1ターンリング13をプ
レート3とセンターポール2aと間の磁気空隙4に挿入
するようにしたものである。この図9は、その他は図8
と同様に構成する。この図9は図8と同様に動作するも
のである。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来使用され
ているセラミック材料や金属材料によるスピーカ駆動板
7は音響損失係数(1/Q)が0.01以下と非常に小
さい。このため、分割振動を生じる周波数帯域での音圧
特性は、分割振動の影響によりピークディップが鋭く、
しかも大きなものとなってしまう不都合がある。
【0015】また、ドーム部7aとエッジ部7bとを有
するスピーカ振動板7は薄いシート等を一体成型して得
ている。このため、このドーム部7aとエッジ部7bと
を連結する連結部7cはこのシート等が両方向に引っ張
られるため厚さが薄くなってしまう。
【0016】そして上述の如く、このスピーカ振動板7
のドーム部7aの内周縁部に、ボイスコイルボビン5、
ボビン10及び導電性1ターンリング13の夫々の上端
部を接着固定し、ボイスコイル6、駆動コイル12に音
響信号を供給したときには、ある周波数では、この機械
的強度の弱いこの連結部7cを節として、ドーム部7a
とエッジ部7bとが180度位相のずれた振動を生じ、
この周波数ではドーム部7aから生じた音圧とエッジ部
7bから生じた音圧とが互いに打ち消し合い、音圧のデ
ィップを生じ音の品質を低下させる不都合があった。
【0017】本発明は斯る点に鑑み、スピーカ振動板の
分割振動による音圧のピークディップを小さくするよう
にすると共に20kHz以上の周波数帯域の再生を良好
に行うことができるようにすることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明スピーカ装置は、
20kHz以上の周波数帯域にて、音響損失係数(ta
nδ)が0.02以上の値を有する音響振動板材料によ
り、中央部に位置し、断面形状が略円弧状をなすドーム
部と連結部を介してこのドーム部の外周側に位置するエ
ッジ部とを一体に形成したスピーカ振動板と、磁気空隙
に挿入されると共に一端部がこのスピーカ振動板のドー
ム部及びエッジ部の連結部に接着固定した導電性1ター
ンリングとを有し、このスピーカ振動板の分割振動を利
用して20kHz以上の周波数帯域を再生するようにし
たものである。
【0019】斯る本発明によれば、スピーカ振動板に、
20kHz以上の周波数帯域にて音響損失係数(1/
Q)が0.02以上の値を有する音響振動板材料を使用
しているので、20kHz以上の周波数帯域におけるス
ピーカ振動板の分割振動による音圧のピークディップを
小さくすることができ、またスピーカ振動板のドーム部
とエッジ部との連結部に導電性1ターンリングの一端部
を接着固定しているので、この連結部の強度を増すこと
ができ、このドーム部とエッジ部とが180度位相のず
れた振動をすることがなくなり、20kHz以上の周波
数帯域で品質の良い再生を行うことができる。
【0020】また本発明スピーカ装置は、20kHz以
上の周波数帯域にて、音響損失係数(tanδ)が0.
02以上の値を有する音響振動板材料により、中央部に
位置し、断面形状が略円弧状をなすドーム部と連結部を
有して、このドーム部の外周側に位置するエッジ部とを
一体に形成したスピーカ振動板と、巻装されたボイスコ
イル又は被着された導電性1ターンリングが磁気空隙に
配されると共に一端部がスピーカ振動板のドーム部及び
エッジ部の連結部7cに接着固定したボビンとを有し、
このスピーカ振動板の分割振動を利用して20kHz以
上の周波数帯域を再生するようにしたものである。
【0021】斯る、本発明によれば、スピーカ振動板
に、20kHz以上の周波数帯域にて音響損失係数(1
/Q)が0.02以上の値を有する音響振動板材料を使
用しているので、20kHz以上の周波数帯域における
スピーカ振動板の分割振動による音圧のピークディップ
を小さくすることができ、また、このスピーカ振動板の
ドーム部とエッジ部との連結部にボイスコイルが巻装さ
れたボイスコイルボビン又は導電性1ターンリングが被
着されたボビンの一端部を接着固定しているので、この
連結部の強度を増すことができ、このドーム部とエッジ
部とが180度位相のずれた振動をすることがなくな
り、20kHz以上の周波数帯域で品質の良い再生を行
うことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図4を参照して、本
発明スピーカ装置の実施の形態の例につき説明しよう。
図1において、図7〜図9に対応する部分には同一符号
を付して示す。
【0023】図1例は本発明を電磁誘導方式のスピーカ
装置に適用した例を示し、このスピーカ装置の磁気回路
は、ドーナツ形状のマグネット1と、鉄等の磁性材料か
らなる第1及び第2の磁気ヨーク2及び3と、磁気空隙
(ギャップ)4とを含んで構成する。この第1の磁気ヨ
ーク2は、円柱状のセンターポール2aとこのセンター
ポール2aに対して直交する円板状のフランジ2bとか
らなっている。
【0024】この第2の磁気ヨーク3はプレートと呼ば
れているもので、その内径がセンターポール2aの外周
径よりも、磁気空隙4の分だけ大きい径とされたドーナ
ツ形状とされている。
【0025】そして、マグネット1の内周中空部及びプ
レート3の内周中空部内にセンターポール2aが挿入さ
れる状態で、フランジ2bの上面とプレート3とによ
り、このマグネット1が挟まれて取り付けられている。
このフランジ2bの上面及びプレート3の面とのマグネ
ット1との接触部は接着されている。
【0026】本例のスピーカ装置のスピーカ振動板20
は、20kHz以上の周波数帯域にて、音響損失係数
(tanδ)が0.02以上の値を有する音響振動板材
料例えばポリエチレンテレフタレートにより、中央部に
位置し、断面形状が略円弧状をなすドーム部20aと連
結部20cを介してこのドーム部20aの外周側に位置
するエッジ部20bとを一体に形成したものである。
【0027】このポリエチレンテレフタレートの音響損
失係数の周波数特性は図2Aに示す如くであり、20k
Hz以上の周波数帯域で、この音響損失係数は0.02
以上の0.03〜0.04である。
【0028】また本例においては、円筒状の導電性1タ
ーンリング13の上端面を、このスピーカ振動板20の
ドーム部20aとエッジ部20bとの間の連結部20c
に接着剤21により接着固定すると共にこの導電性1タ
ーンリング13をプレート3とセンターポール2aと間
の磁気空隙4に挿入する如くする。
【0029】この場合、この導電性1ターンリング13
の電気抵抗を小さくするために、この端面の幅を比較的
大きく(厚さを大きく)し、このスピーカ振動板20の
ドーム部20aとエッジ部20bと間の連結部20cの
幅と等しくすることにより、この連結部20cの機械的
強度を大きくすることができる。
【0030】また、図1例においては、このスピーカ振
動板20のエッジ部20bの外周端部をスピーカフレー
ム8に接着固定する。また、このセンターポール2aの
外周のこの磁気空隙4内に対応する位置に駆動コイル1
2を巻装し、この駆動コイル12に音響信号を供給する
如くする。
【0031】斯る図1例のスピーカ装置においては、駆
動コイル12に音響信号を供給することにより電磁誘導
作用によりこの導電性1ターンリング13が振動してス
ピーカ振動板20が振動し放音する。
【0032】この場合、本例によれば、スピーカ振動板
20に、20kHz以上の周波数帯域にて音響損失係数
が0.03〜0.04の値を有するポリエチレンテレフ
タレートを使用しているので、音圧−周波数特性は図2
Bに示す如く、20kHz以上の周波数帯域におけるス
ピーカ振動板20の分割振動による音圧のピークディッ
プを小さくすることができる。
【0033】また、このスピーカ振動板20のドーム部
20aとエッジ部20bとの連結部20cにこの導電性
1ターンリング13の端面を接着剤21で接着固定して
いるので、この連結部20cの機械的強度が増加し、こ
の連結部20cが節になってこのドーム部20aとエッ
ジ部20bとが180度位相のずれた振動をすることが
なくなり、20kHz以上の周波数帯域で品質の良い再
生を行うことができる。
【0034】また、図1例と同じ構成のスピーカ装置に
おいて、スピーカ振動板20の音響振動板材料として、
20kHz以上の周波数帯域にて音響損失係数が図3A
に示す如く、0.02〜0.03を有するポリカーボネ
ートを使用したときには、このスピーカ装置の音圧−周
波数特性は図3Bに示す如く、20kHz以下の音響損
失係数の0.02より低い周波数帯域ではピークディッ
プがあらわれているが、20kHz以上の周波数帯域で
は良好な音圧−周波数特性が得られた。
【0035】因みに、図1例と同じ構成のスピーカ装置
において、スピーカ振動板20の音響振動板材料とし
て、20kHz以上の周波数帯域にて音響損失係数が図
4Aに示す如く、0.02より小さい0.009〜0.
015を有するポリエーテルイミドを使用したときに
は、このスピーカ装置の音圧−周波数特性は図4Bに示
す如く、20kHz以上の周波数帯域で比較的大きなピ
ークディップが生ずる不都合があった。
【0036】また、図5及び図6は夫々本発明の実施の
形態の他の例を示す。この図5及び図6につき説明する
に、この図5、図6において、図1、図7、図8に対応
する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略す
る。
【0037】図5例は、図1例において、スピーカ振動
板20のドーム部20aとエッジ部20bとの間の連結
部20cに、非導電体で構成される円筒状のボビン10
の上端部を接着固定すると共にこのボビン10の内周面
の所定位置に被着した導電性1ターンリング11をプレ
ート3とセンターポール2aとの間の磁気空隙4に挿入
するようにする。
【0038】この場合、スピーカ振動板20のドーム部
20aとエッジ部20bとの間の連結部20cの全幅に
亘って接着剤21を塗布してこのボビン10の上端部を
接着固定するようにすれば、この連結部20cの機械的
強度を更に増加することができる。
【0039】この図5例はその他は図1例と同様に構成
する。この図5例においても、図1例と同様の作用効果
が得られることは容易に理解できよう。
【0040】図6例はダイナミック型のスピーカ装置を
示し、図1例の駆動コイル12を除去し、このスピーカ
振動板20のドーム部20aとエッジ部20bとの間の
連結部20cに、非導電体で構成されるボイスコイルボ
ビン5の上端部を接着固定すると共にこのボイスコイル
ボビン5の所定位置に巻装されたボイスコイル6をプレ
ート3とセンターポール2aとの間の磁気空隙4に挿入
するようにし、更にこのボイスコイル6に音響信号を供
給するようにする。その他は図1と同様に構成する。
【0041】この図6に示す如き、スピーカ装置におい
ては、ボイスコイル6に音響信号を供給することにより
このボイスコイル6に電流が流れ、磁気空隙4の磁束と
の相互作用により、このスピーカ振動板20が振動して
放音する。
【0042】この図6例においても、図1例同様にスピ
ーカ振動板20に、20kHz以上の周波数帯域にて音
響損失係数が0.02以上の値を有する音響振動板材料
を使用しているので、音圧−周波数特性は20kHz以
上の周波数帯域におけるスピーカ振動板の分割振動によ
る音圧のピークディップを小さくすることができる。
【0043】また、このスピーカ振動板20のドーム部
20aとエッジ部20bとの連結部20cにボイスコイ
ルボビン5の上端部を接着剤21で接着固定しているの
で、この連結部20cの機械的強度が増加し、この連結
部20cが節になってこのドーム部20aとエッジ部2
0bとが180度位相のずれた振動をすることがなくな
り、20kHz以上の周波数帯域で品質の良い再生を行
うことができる。
【0044】尚、本発明は上述例に限ることなく本発明
の要旨を逸脱することなくその他種々の構成が採り得る
ことは勿論である。
【0045】
【発明の効果】本発明スピーカ装置は、スピーカ振動板
に、20kHz以上の周波数帯域にて音響損失係数が
0.02以上の値を有する音響振動板材料を使用してい
るので、音圧−周波数特性は20kHz以上の周波数帯
域におけるスピーカ振動板の分割振動による音圧のピー
クディップを小さくすることができる。
【0046】また、このスピーカ振動板のドーム部とエ
ッジ部との連結部にこの導電性1ターンリング又はボビ
ンの上端部を接着剤で接着固定しているので、この連結
部の機械的強度が増加し、この連続部が節になってこの
ドーム部とエッジ部とが180度位相のずれた振動をす
ることがなくなり、20kHz以上の周波数帯域で品質
の良い再生を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明スピーカ装置の実施の形態の一例を示す
断面図である。
【図2】本発明の説明に供する線図である。
【図3】本発明の説明に供する線図である。
【図4】本発明の説明に供する線図である。
【図5】本発明の実施の形態の他の例を示す断面図であ
る。
【図6】本発明の実施の形態の他の例を示す断面図であ
る。
【図7】従来のスピーカ装置の例を示す断面図である。
【図8】従来のスピーカ装置の例を示す断面図である。
【図9】従来のスピーカ装置の例を示す断面図である。
【符号の説明】
1‥‥マグネット、2a‥‥センターポール、2b‥‥
フランジ、3‥‥プレート、4‥‥磁気空隙、5‥‥ボ
イスコイルボビン、6‥‥ボイスコイル、8‥‥フレー
ム、10‥‥ボビン、11,13‥‥導電性1ターンリ
ング、20‥‥スピーカ振動板、20a‥‥ドーム部、
20b‥‥エッジ部、20c‥‥連結部、21‥‥接着
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D012 BA06 BA07 BC05 CA02 CA05 CA14 FA02 5D016 AA08 AA12 BA03 CA01 EC02 FA01 FA02 GA01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 20kHz以上の周波数帯域にて、音響
    損失係数(tanδ)が0.02以上の値を有する音響
    振動板材料により、中央部に位置し、断面形状が略円弧
    状をなすドーム部と連結部を介して前記ドーム部の外周
    側に位置するエッジ部とを一体に形成したスピーカ振動
    板と、 磁気空隙に挿入されると共に一端部が前記スピーカ振動
    板のドーム部及びエッジ部の連結部に接着固定した導電
    性1ターンリングとを有し、 前記スピーカ振動板の分割振動を利用して20kHz以
    上の周波数帯域を再生するようにしたことを特徴とする
    スピーカ装置。
  2. 【請求項2】 20kHz以上の周波数帯域にて、音響
    損失係数(tanδ)が0.02以上の値を有する音響
    振動板材料により、中央部に位置し、断面形状が略円弧
    状をなすドーム部と連結部を介して前記ドーム部の外周
    側に位置するエッジ部とを一体に形成したスピーカ振動
    板と、 巻装されたボイスコイル又は被着された導電性1ターン
    リングが磁気空隙に配されると共に一端部が前記スピー
    カ振動板のドーム部及びエッジ部の連結部に接着固定し
    たボビンとを有し、 前記スピーカ振動板の分割振動を利用して20kHz以
    上の周波数帯域を再生するようにしたことを特徴とする
    スピーカ装置。
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