JP2008085842A - 電気音響変換器用振動板の製造方法 - Google Patents

電気音響変換器用振動板の製造方法 Download PDF

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隆之 井関
Migaku Tada
琢 多田
Shinichi Hirose
紳一 廣瀬
Yoshiaki Suzuki
嘉昭 鈴木
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Abstract

【課題】木による自然な響きと高い外観品質が得られるようにすると共に、中音域から高音域にかけて音圧デイップが抑えられた平坦な特性を確保すると共に、高音域の周波数特性を改善する製造方法を提供する。
【解決手段】天然木からなる木製シート23の一方の面に補強シート24を貼り合せて貼り合せシート29とする工程と、貼り合せシート29に熱硬化性樹脂31を含浸させる工程と、含浸させた熱硬化性樹脂31の乾燥後、略ドーム形状の中央振動部19となる大きさに加工された貼り合せシート29と前記中央振動部19の外周全周にわたり成形されエッジ部21b分の端部が磁気回路9を収納するフレーム13に固定される略ドーム形状の外周振動部21となる合成樹脂フィルム25とを加熱プレス成形により積層固着する工程とにより中央振動部19全体を含む第1の板厚領域Dと前記外周振動部21よりも薄い第2の板厚領域D−1とに振動板11を成形する。
【選択図】図3

Description

本発明はヘッドホーン等に適する電気音響変換器用振動板の製造方法に関する。
近年、振動板の素材に自然の木を利用したものが知られている。振動板の素材に木を用いる理由としては、図8に示すように紙、金属、樹脂に比べて音速が速い、内部損失が大きい、剛性、ヤング率が大きい、密度が小さい(軽い)等の総合的に優れた特性を有する点に加えて、木が本来持っている自然な響きが得られることにある。加えて、見栄えの向上が図れるようになり、高品質を与える効果がある等、振動板素材の1つとして注目されている。
ところで、低音域から高音域までの広帯域にわたって音声を再生する場合、例えば、図9に示すようにドーム形状の中央振動部101とその中央振動部101の外周に一体に連続して配置された外周振動部103とによって構成され、中央振動部101と外周振動部103の組合せによって低音域から高音域までの全帯域にわたってカバーするようになっている。
この時の一般的な周波数レスポンス(出力音圧周波数特性)を図10に示す。
図10に示す周波数レスポンスは、基準軸上1mの点における音圧レベルを周波数に対応して連続した曲線となるよう自動測定したものである。この周波数レスポンスにおいて、再生される周波数範囲を実効周波数帯域FBといい、低域の限界を示す低域共振周波数foと、高域の限界を示す高域共振周波数fhの範囲で、出力音圧レベルが−10dB低下した低域再生限界Lと高域再生限界Hの周波数範囲が示されている。特性は、ピストン振動域PBの平坦な特性と、振動板の複雑な振動域からなる分割振動域DBとに2分される。全体域型では、低域再生限界Lから高域再生限界Hまでの実効周波数帯域FBの全域を使用する。
この場合、低音域ではエッジ部105を支点として振動するピストン振動域PBのため、特性は出力音圧の周波数特性はほぼフラットとなる。中音域では、振動板の周辺のエッジ部105及び中央振動部101と外周振動部103境目となる連結部にそれぞれ影響が現れ、共振により逆位相(図9、a,b)の振動が発生して音が打ち消し合い、中音の谷dと呼ばれるデイップが生じる。高音域では、振動板はピストン振動ができなくなり、振動板の各部分が複雑に振動する分割振動域DBとなるため、多くのピークデイップが生じるようになる。高域限界では、主に振動板の中央部のスティフネスと質量、ボイスコイル107の質量で決まる周波数で高域共振が起こり、この高域限界周波数(高域再生限界H)でのピークを最後に音圧が急激に低下する。
これらの問題を解消する手段として、例えば、高音域を拡げるために、例えば、特許文献1のように音響損失特性0.02以上の振動板材料を用い、振動板の分割振動を利用して20kHz以上の周波数帯を再生可能とする手段、あるいは、特許文献2のようにエッジ部の固定支持を弾性部材を用いることにより中音域でのエッジ部の逆位相振動を抑えてデイップdを小さくする手段が知られている。
特開2002−152885号公報 特開2005−204215号公報
前記した如く全帯域型の振動板にあっては、特に、中音域から高音域にかけて問題が起きるようになるが、前記した中音域を改善する前者の手段にあっては、音響損失特性が0.02以上の特殊な材料を用いる必要があることと、高音域以外の音域改善には大きくつながらない不具合をかかえると共に外観品質の向上を図る点について何等考慮されていない。
一方、弾性部材でエッジ部を支持する後者の手段にあっては、エッジ部の振動特性の改善が図れる反面、中央振動部と外周振動部の境目で起きる逆位相の改善にはつながらず、中音域から高音域にかけての不具合をかかえると共に外観品質の向上を図る点についても何等考慮されていない。
そこで、本発明にあっては、木が本来持っている自然な響きが得られるようにすると共に中音域から高音域にわたる音域の音質改善が図れるようにした外観品質に優れた電気音響変換器用振動板の製造方法を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明にあっては、第1に、天然木からなる木製シートの一方の面に補強シートを貼り合せた貼り合せシートを溶液内へ浸し熱硬化性樹脂を含浸させる工程と、
含浸させた熱硬化性樹脂の乾燥、硬化後、所定寸法に加工された略ドーム形状の中央振動部となる貼り合せシートと、前記中央振動部の外周全周にわたり成形され略ドーム形状の外周振動部となる合成樹脂フィルムとを加熱プレス成形により積層固着し振動板とする工程とを備え、
前記振動板は、中央振動部全体を含む第1の板厚領域と前記外周振動部のエッジ部分を含み板厚が前記第1の板厚領域よりも薄い第2の板厚領域とに成形されていることを特徴とする。
第2に、天然木からなる木製シートの一方の面に補強シートを貼り合せた貼り合せシートを溶液内へ浸し熱硬化性樹脂を含浸させる工程と、
含浸させた熱硬化性樹脂を乾燥、硬化させた貼り合せシートを加熱プレス成形した後、仕上げ手段によって所定の略ドーム形状の中央振動部とする工程と、
前記略ドーム形状の中央振動部に成形された貼り合せシートと、前記中央振動部の外周全周にわたり設けられる略ドーム形状の外周振動部に成形された合成樹脂フィルムとを接着剤を介して積層接着して振動板とする工程とを備え、
前記振動板は、中央振動部全体を含む第1の板厚領域と前記外周振動部のエッジ部分を含み板厚が前記第1の板厚領域よりも薄い第2の板厚領域とに成形されていることを特徴とする。
第3に、天然木からなる木製シートの一方の面に補強シートを貼り合せた貼り合せシートを溶液内へ浸し熱硬化性樹脂を含浸させる工程と、
含浸させた熱硬化性樹脂を乾燥、硬化させた貼り合せシートを加熱プレス成形により仮の略ドーム形状の中央振動部とする工程と、
前記仮の中央振動部とした貼り合せシートの補強シートを厚み調整手段により薄くした後、仕上げ加工手段によって所定の略ドーム形状の中央振動部とする工程と、
所定の略ドーム形状の中央振動部に成形された貼り合せシートと前記中央振動部の外周全周にわたり設けられる略ドーム形状の外周振動部に成形された合成樹脂フィルムとを接着剤を介して積層接着して振動板とする工程とを備え、
前記振動板は、中央振動部全体を含む第1の板厚領域と前記外周振動部のエッジ部分を含み板厚が前記第1の板厚領域よりも薄い第2の板厚領域とに成形されていることを特徴とする。
第4に、天然木からなる木製シートとその木製シートの一方の面に貼り合せる補強シートの内、少なくともいずれか一方を溶液内に浸し熱硬化性樹脂を含浸させる工程と、
木製シートと補強シートの内の熱硬化性樹脂を含浸させたシートの乾燥、硬化後、前記木製シート及び補強シートを加熱プレス成形によって貼り合せシートに積層し、仮の略ドーム形状の中央振動部とする工程と、
仕上げ手段によって所定の略ドーム形状の中央振動部とする工程と、
所定の略ドーム形状の中央振動部に成形された貼り合せシートと、前記中央振動部の外周全周にわたり設けられる略ドーム形状の外周振動部に成形された合成樹脂フィルムとを接着剤を介して積層接着して振動板とする工程とを備え、
前記振動板は、中央振動部全体を含む第1の板厚領域と前記外周振動部のエッジ部分を含み板厚が前記第1の板厚領域よりも薄い第2の板厚領域とに成形されていることを特徴とする。
第5に、天然木からなる木製シートの一方の面に補強シートを貼り合せた貼り合せシートを溶液内へ浸し熱硬化性樹脂を含浸させる工程と、
含浸させた熱硬化性樹脂の乾燥、硬化後、所定寸法に加工された略ドーム形状の中央振動部となる貼り合せシートと、前記中央振動部の外周全周にわたり成形され略ドーム形状の外周振動部となる合成樹脂フィルムとを加熱プレス成形により積層固着し振動板とする工程とを備え、
前記振動板は、前記中央振動部の中央部分を含む第1の板厚領域と、前記外周振動部のエッジ部分を含み板厚が前記第1の板厚領域よりも薄い第2の板厚領域と、前記中央振動部と前記外周振動部との連結部分を含み、板厚が前記第1の板厚領域よりも厚い第3の板厚領域とに成形されていることを特徴とする。
第6に、天然木からなる木製シートとその木製シートの一方の面に貼り合せる補強シートの内、少なくともいずれか一方を溶液内に浸し熱硬化性樹脂を含浸させる工程と、
木製シートと補強シートの内の熱硬化性樹脂を含浸させたシートの乾燥、硬化後、前記木製シート及び補強シートを加熱プレス成形によって貼り合せシートに積層し、仮の略ドーム形状の中央振動部とする工程と、
仕上げ手段によって所定の略ドーム形状の中央振動部とする工程と、
所定の略ドーム形状の中央振動部に成形された貼り合せシートと、前記中央振動部の外周全周にわたり設けられる略ドーム形状の外周振動部に成形された合成樹脂フィルムとを接着剤を介して積層接着して振動板とする工程とを備え、
前記振動板は、前記中央振動部の中央部分を含む第1の板厚領域と、前記外周振動部のエッジ部分を含み板厚が前記第1の板厚領域よりも薄い第2の板厚領域と、前記中央振動部と前記外周振動部との連結部分を含み、板厚が前記第1の板厚領域よりも厚い第3の板厚領域とに成形されていることを特徴とする。
そして、好ましい実施形態として前記接着剤を、水分の吸収を阻止する防湿剤を兼ねる性質のものを使用する。
また、前記加熱プレス成形用の金型に、プレス成形完了後、金型から分離させるための離型用フィルムを設けるようにする。
本発明の第1によれば、天然木からなる木製シートによって木が本来持っている自然な響きが得られると共に見栄えが向上した振動板を作れる。
一方、振動板は、薄いシートを支点として一体に振動するピストン振動域となり出力音圧の周波数特性をフラットにできる。
特に、中央振動部と外周振動部をつなぐ部分は厚い板厚の貼り合せシート構造によって共振による逆位相の振動が小さく抑えられ音圧デイップの改善を図ることができる。また、高音域においても厚い板厚の貼り合せシート構造によって振動板の複雑な分割振動を小さく抑えピークデイップの改善を図ることができる。
本発明の第2によれば、前記第1の効果に加えて高い加工精度の略ドーム形状の中央振動部を備えた振動板を作れる。
本発明の第3によれば、第1の効果に加えて振動板全体の軽量化によって動きが軽快となることで動き量の大きい高音域に対して無理なく追従し、高音域の周波数特性の改善を図ることができる。
本発明の第4によれば、第1の効果に加えて、薄い板厚の木製シートと補強シートとによる加熱プレス成形が可能となることで、振動板全体の軽量化によって動きが軽快となり、動き量の大きい高音域に対して無理なく追従し、高音域の周波数特性の改善を図ることができると共に貼り合せシートの変形量を小さく抑えられる。
本発明の第5によれば、第1の効果に加えて中央振動部にかかる合成樹脂フィルムの一部分の削除によりその分、軽量化となることで動きが軽快となり、動き量の大きい高音域に対して無理なく追従し、高音域の周波数特性の改善を図ることができる。
本発明の第6によれば、第1の効果に加えて中央振動部にかかる合成樹脂フィルムの一部分の削除によりその分、軽量化となることで動きが軽快となり、動き量の大きい高音域に対して無理なく追従し、高音域の周波数特性の改善を図ることができる。
以下、図1乃至図7の図面を参照しながら本発明の実施形態について具体的に説明する。
図1は本発明にかかる電気音響変換器の概要断面説明図を示している。
電気音響変換器1は、磁極(ヨーク)3と中心極5と磁石7とで構成された磁気回路9と、磁気回路9の上方に配置された振動板11とを有している。
磁気回路9を構成する磁極3、中心極5、磁石7はフレーム13の凹部15から立上がる柱状突起体17と嵌合し、磁極3と中心極5との間に所定のギャップGを有して凹部15内に収納配置されている。
振動板11は、断面形状がドーム形状の中央振動部19とその中央振動部19の外周に一体に連続して形成された外周振動部21とを有し、中央振動部19から外周振動部21へ続く連結部位20となる裏面には前記ギャップG内にボイスコイル22が落とし込みにより中心出しをしながら接着剤を介して接合支持される一方、外周振動部21は、前記中央振動部19と同じ厚板部21aと、それより薄い板厚のエッジ部21bとからなる、エッジ部21bの周端縁Pは前記フレーム13の外周縁に接着剤等の接着手段によって接着された支持構造となっている。
厚い板厚領域Dは、天然木からなる木製シート23と補強シート24を重ね合わせた貼り合せシートに合成樹脂フィルム25を重ねた3層の形状となっていて、中音域において逆位相の振動を小さく抑えると共に高音域において複雑な分割振動を小さく抑える厚みαに設定されている。また、エッジ部21bとなる薄い板厚領域D−1は前記合成樹脂フィルム25のみの形状となっていて、振動板11全体がピストン振動域となる厚みβに設定されている。
木製シート23は、例えば、図3に示すように丸太状の木材27から板どりすることで作られるようになっている。
使用する天然木は、導管密度が均一で小さい、導管が短い、木繊維質が長い、夏目の成長が遅い等の条件に加えて成形加工のし易さや音響特性等の各条件を満たす材質としてダケカンバ等のカバ材、ハードメープル等のメープル材が用いられている。
補強シート24は、高耐熱性で引っ張り等の機械強度が高いものが使用され、ここではビニロン、バルブ混合素の不織布が用いられている。また、天然素材であるガンピ紙やコウゾ紙も用いられる。
次に、振動板11の第1の製造方法について図3に基づき説明する。
まず、丸太状の木材27から木製シート23を板どりする(1−a)。板どりした木製シート23の一方の面に補強シート24を貼り合せて貼り合せシート29とする(1−b)。次に、フェノール溶液等の熱硬化性樹脂31の入った溶液槽33内へ貼り合せシート29を浸し熱硬化性樹脂31を含浸させる(1−c)。次に、溶液槽33内から貼り合せシート29を取り出して乾燥させた後、略ドーム形状の中央振動部19となる大きさDに打ち抜き加工する(1−d)。打ち抜き加工された貼り合せシート29と前記中央振動部19の外周全周にわたり成形されたエッジ部21bの端部が磁気回路9を収納するフレーム13に固定される略ドーム形状の外周振動部21となる合成樹脂フィルム25とを、ヒータ35を備えた雄型37と雌型39からなる金型内にセットし、加熱プレス成形する(1−e)。加熱プレス成形後、金型から仮の振動板を取り出す(1−f)。この時、金型内に2点鎖線で示す如く迅速に金型から取り出すことができるように分離する耐熱性の離型用フィルム41を設けることが望ましい。この場合、雄型37と雌型39の両方に設けることがベストであるが、いずれか一方であってもよい。次に、金型から取り出した仮の振動板(1−f)に対して合成樹脂フィルム25の外周を矢印の如くカットすることで、中央振動部19全体を含む第1の板厚領域Dと前記外周振動部21の前記エッジ部21b分を含み板厚が前記第1の板厚領域Dよりも薄い第2の板厚領域D−1とに成形された正規の振動板11が得られるようになる(1−g)。
図4は振動板11の第2の製造方法を示したものである。
図4の製造方法は、貼り合せシート29と合成樹脂フィルム25とを接着剤を用いて積層接着する点が特徴となっている。
即ち、丸太状の木材27から木製シート23を板どりする(2−a)。板どりした木製シート23の一方の面に補強シート24を貼り合わせて貼り合せシート29とする(2−a−b)。次に、フェノール溶液等の熱硬化性樹脂31の入った溶液槽33内へ貼り合せシート29を浸し、熱硬化性樹脂31を含浸させる(2−c)。次に、溶液槽33内から貼り合せシート29を取り出して乾燥させた後、ヒータ35を備えた雄型37と雌型39からなる金型内にセットし加熱プレス成形する(2−e)。加熱プレス成形後、金型から取り出した略ドーム形状の仮の中央振動部の外周を仕上げ手段(図示していない)によってカットすることで加工精度の高い第1の板厚領域Dが得られる(2−f)。次に、前記正規の略ドーム形状の中央振動部19に成形された貼り合せシート29と前記中央振動部19の外周全周にわたり成形されエッジ部21b分の端部が磁気回路9を収納するフレーム13に固定される略ドーム形状の外周振動部21に成形された合成樹脂フィルム25とを接着剤43(図面点、点で示す)を介して例えば、加熱圧着又は圧着により積層接着させることで、中央振動部19全体を含む第1の板厚領域Dと前記外周振動部21の前記エッジ部21b分を含み板厚が前記第1の板厚領域Dよりも薄い第2の板厚領域D−1とに成形された加工精度の高い振動板11が得られる(2−g)。
この実施形態で使用される接着剤43は、ウレタン系の防湿剤を用いてもよい。これにより、水分吸湿による変形を阻止しながら接着機能が同時に得られるようになる。
図5は振動板11の第3の製造方法を示したものである。図5の製造方法は振動板11の軽量化を図ることで高音域の動きに無理なく追従できるようにすることで高音域の周波数特性の改善を図る点が特徴となっている。
即ち、丸太状の木材27から木製シート23を板どりする(3−a)。板どりした木製シート23の一方の面に補強シート24を貼り合わせて貼り合せシート29とする(3−b)。次に、フェノール溶液等の熱硬化性樹脂31の入った溶液槽33内へ貼り合せシート29を浸し、熱硬化性樹脂31を含浸させる(3−c)。次に、溶液槽33内から貼り合せシート29を取り出して乾燥させた後、ヒータ35を備えた雄型37と雌型39からなる金型内にセットし、加熱プレス成形する(3−e)。加熱プレス成形後、金型から取り出した略ドーム形状の仮りの中央振動部19に成形された補強シート24に対してサンドブラストのような微粒子を当てて削り落とすようにしたり、あるいは、厚み調整手段47により薄くした後、仕上げ加工手段(図示していない)によって外周をカットし正規のドーム形状の中央振動部19とする(3−g)。なお、加熱プレス後に厚みを薄くする手段を用いる理由は、成形前の薄い木材シートでは、形状が安定しないため、薄板加工が困難で、薄板シートが破れてしまいやすいためである。加熱成形後の形状ならば、形状が安定しているので、サンドブラスト、研削加工などでの薄板化は容易となり、結果として軽量化が可能となる。次に、正規の略ドーム形状の中央振動部19に成形された貼り合せシート29と前記中央振動部19の外周全周にわたり成形されエッジ部21b分の端部が磁気回路9を収納するフレーム13に固定される略ドーム形状の外周振動部21に成形された合成樹脂フィルム25とを接着剤43を介して例えば、加熱圧着又は圧着により積層接着させることで、中央振動部19全体を含む第1の板厚領域Dと前記外周振動部21の前記エッジ部21b分を含み板厚が前記第1の板厚領域Dよりも薄い第2の板厚領域D−1とに成形されると共に軽量化された振動板11が得られる(3−g)。
図6は振動板11の第4の製造方法を示したものである。図6の製造方法は振動板11の軽量化を図ることで高音域の動きに無理なく追従できるようにすることで高音域の周波数特性の改善を図る点が特徴となっている。
即ち、丸太状の木材27から木製シート23を板どりする(4−a)。板どりした木製シート23の一方の面に貼り合わせる補強シート24の内、いずれか一方、この実施形態では補強シート24をフェノール溶液等の熱硬化性樹脂31の入った溶液槽33内へ浸し、熱硬化性樹脂31のを含浸させる(4−b)。この場合、木製シート23も同時に熱硬化性樹脂31を含浸させるようにしてもよい。次に、溶液槽33内から補強シート24を取り出して乾燥させた後、ヒータ35を備えた雄型37と雌型39からなる金型内に補強シート24、木製シート23をそれぞれセットし加熱プレス成形する(4−c)。
この時、薄く加工された補強シート24、木製シート23であっても精度の高い、しかも、軽量化が図られた貼り合せシート29が得られるようになるから、その略ドーム形状の仮りの中央振動部の外周を仕上げ手段(図示していない)によって矢印の如くカット(4−d)することで加工精度の高い第1の板厚領域Dが得られる。次に、正規の略ドーム形状の中央振動部19に成形された貼り合せシート29と前記中央振動部19の外周全周にわたり成形されエッジ部21b分の端部が磁気回路9を収納するフレーム13に固定される略ドーム形状の外周振動部21に成形された合成樹脂フィルム25とを接着剤43を介して例えば、加熱圧着又は圧着により積層接着させることで、中央振動部19全体を含む第1の板厚領域Dと前記外周振動部21の前記エッジ部21b分を含み板厚が前記第1の板厚領域Dよりも薄い第2の板厚領域D−1とに成形されると共に軽量化された振動板11が得られる(4−e)。
図7は図1に示す振動板11とは別の形態の第5の振動板製造方法を示したものである。図7の製造方法は図2に示す如く3つの板厚領域D,D−1,D−2の異なる振動板11を作ることで振動板11の軽量化を図り高音域の動きに無理なく追従できるようにすることで高音域の周波数特性の改善を図る点が特徴となっている。
即ち、(5−a)〜(5−g)の工程によって中央振動部19と外周振動部21とから振動板11を得ることは図3に示した第1の製造方法と同一であるが、第5の製造方法は工程(5−g)の後に、さらに加えて中央振動部19にかかる合成樹脂フィルム25の一部分L(中央部領域)を例えば、一例として研磨治具49をあてて取り除くことで、前記中央振動部19の中央部分を含む第1の板厚領域Dと、前記外周振動部21の前記エッジ部21b分を含む板厚が前記第1の板厚領域Dよりも薄い第2の板厚領域D−1と、前記中央振動部19と前記外周振動部21との連結部分20を含み、板厚が前記第1の板厚領域Dよりも厚い第3の板厚領域D−2とに成形されると共に軽量化された振動板11(5−h)を得るようにするものである。もしくは、あらかじめ振動板形状に成形された合成樹脂フィルムの略ドーム部分を型抜き等で除去しておき、その除去された穴の周囲に接着剤を付け中央振動部19とを連結させてもよい。
この場合、(5−a)〜(5−g)までは図3に示す工程を踏襲したものとなっているが、図4に示す如く接着剤を用いて積層接着する工程を用いる手段であってもよい。
本発明の電気音響変換器は、ヘッドホーンやイヤホン等の全帯域型で小型の動電型タイプのスピーカに適用できる。
本発明にかかる電気音響変換器の概要切断説明図。 振動板の変形例を示した概要説明図。 振動板の第1の製造方法を示した概要説明図。 振動板の第2の製造方法を示した概要説明図。 振動板の第3の製造方法を示した概要説明図。 振動板の第4の製造方法を示した概要説明図。 振動板の第5の製造方法を示した概要説明図。 振動板として使用する木材とその外の材料とを比較した説明図。 従来例の電気音響変換器の振動板を示した概要説明図。 周波数レスポンス(出力音圧周波数特性)の説明図。
符号の説明
9 磁気回路
11 振動板
13 フレーム
19 中央振動部
21 外周振動部
21b エッジ部
23 木製シート
24 補強シート
25 合成樹脂フィルム
D 第1の板厚領域
D−1 第2の板厚領域
D−2 第3の板厚領域

Claims (8)

  1. 天然木からなる木製シートの一方の面に補強シートを貼り合せた貼り合せシートを溶液内へ浸し熱硬化性樹脂を含浸させる工程と、
    含浸させた熱硬化性樹脂の乾燥、硬化後、所定寸法に加工された略ドーム形状の中央振動部となる貼り合せシートと、前記中央振動部の外周全周にわたり成形され略ドーム形状の外周振動部となる合成樹脂フィルムとを加熱プレス成形により積層固着し振動板とする工程とを備え、
    前記振動板は、中央振動部全体を含む第1の板厚領域と前記外周振動部のエッジ部分を含み板厚が前記第1の板厚領域よりも薄い第2の板厚領域とに成形されていることを特徴とする電気音響変換器用振動板の製造方法。
  2. 天然木からなる木製シートの一方の面に補強シートを貼り合せた貼り合せシートを溶液内へ浸し熱硬化性樹脂を含浸させる工程と、
    含浸させた熱硬化性樹脂を乾燥、硬化させた貼り合せシートを加熱プレス成形した後、仕上げ手段によって所定の略ドーム形状の中央振動部とする工程と、
    前記略ドーム形状の中央振動部に成形された貼り合せシートと、前記中央振動部の外周全周にわたり設けられる略ドーム形状の外周振動部に成形された合成樹脂フィルムとを接着剤を介して積層接着して振動板とする工程とを備え、
    前記振動板は、中央振動部全体を含む第1の板厚領域と前記外周振動部のエッジ部分を含み板厚が前記第1の板厚領域よりも薄い第2の板厚領域とに成形されていることを特徴とする電気音響変換器用振動板の製造方法。
  3. 天然木からなる木製シートの一方の面に補強シートを貼り合せた貼り合せシートを溶液内へ浸し熱硬化性樹脂を含浸させる工程と、
    含浸させた熱硬化性樹脂を乾燥、硬化させた貼り合せシートを加熱プレス成形により仮の略ドーム形状の中央振動部とする工程と、
    前記仮の中央振動部とした貼り合せシートの補強シートを厚み調整手段により薄くした後、仕上げ加工手段によって所定の略ドーム形状の中央振動部とする工程と、
    所定の略ドーム形状の中央振動部に成形された貼り合せシートと前記中央振動部の外周全周にわたり設けられる略ドーム形状の外周振動部に成形された合成樹脂フィルムとを接着剤を介して積層接着して振動板とする工程とを備え、
    前記振動板は、中央振動部全体を含む第1の板厚領域と前記外周振動部のエッジ部分を含み板厚が前記第1の板厚領域よりも薄い第2の板厚領域とに成形されていることを特徴とする電気音響変換器用振動板の製造方法。
  4. 天然木からなる木製シートとその木製シートの一方の面に貼り合せる補強シートの内、少なくともいずれか一方を溶液内に浸し熱硬化性樹脂を含浸させる工程と、
    木製シートと補強シートの内の熱硬化性樹脂を含浸させたシートの乾燥、硬化後、前記木製シート及び補強シートを加熱プレス成形によって貼り合せシートに積層し、仮の略ドーム形状の中央振動部とする工程と、
    仕上げ手段によって所定の略ドーム形状の中央振動部とする工程と、
    所定の略ドーム形状の中央振動部に成形された貼り合せシートと、前記中央振動部の外周全周にわたり設けられる略ドーム形状の外周振動部に成形された合成樹脂フィルムとを接着剤を介して積層接着して振動板とする工程とを備え、
    前記振動板は、中央振動部全体を含む第1の板厚領域と前記外周振動部のエッジ部分を含み板厚が前記第1の板厚領域よりも薄い第2の板厚領域とに成形されていることを特徴とする電気音響変換器用振動板の製造方法。
  5. 天然木からなる木製シートの一方の面に補強シートを貼り合せた貼り合せシートを溶液内へ浸し熱硬化性樹脂を含浸させる工程と、
    含浸させた熱硬化性樹脂の乾燥、硬化後、所定寸法に加工された略ドーム形状の中央振動部となる貼り合せシートと、前記中央振動部の外周全周にわたり成形され略ドーム形状の外周振動部となる合成樹脂フィルムとを加熱プレス成形により積層固着し振動板とする工程とを備え、
    前記振動板は、前記中央振動部の中央部分を含む第1の板厚領域と、前記外周振動部のエッジ部分を含み板厚が前記第1の板厚領域よりも薄い第2の板厚領域と、前記中央振動部と前記外周振動部との連結部分を含み、板厚が前記第1の板厚領域よりも厚い第3の板厚領域とに成形されていることを特徴とする電気音響変換器用振動板の製造方法。
  6. 天然木からなる木製シートとその木製シートの一方の面に貼り合せる補強シートの内、少なくともいずれか一方を溶液内に浸し熱硬化性樹脂を含浸させる工程と、
    木製シートと補強シートの内の熱硬化性樹脂を含浸させたシートの乾燥、硬化後、前記木製シート及び補強シートを加熱プレス成形によって貼り合せシートに積層し、仮の略ドーム形状の中央振動部とする工程と、
    仕上げ手段によって所定の略ドーム形状の中央振動部とする工程と、
    所定の略ドーム形状の中央振動部に成形された貼り合せシートと、前記中央振動部の外周全周にわたり設けられる略ドーム形状の外周振動部に成形された合成樹脂フィルムとを接着剤を介して積層接着して振動板とする工程とを備え、
    前記振動板は、前記中央振動部の中央部分を含む第1の板厚領域と、前記外周振動部のエッジ部分を含み板厚が前記第1の板厚領域よりも薄い第2の板厚領域と、前記中央振動部と前記外周振動部との連結部分を含み、板厚が前記第1の板厚領域よりも厚い第3の板厚領域とに成形されていることを特徴とする電気音響変換器用振動板の製造方法。
  7. 前記接着剤として、水分の吸収を阻止する防湿剤を兼ねる性質を有する接着剤を使用することを特徴とする請求項2、3、4、6のいずれかに記載の電気音響変換器用振動板の製造方法。
  8. 前記加熱プレス成形用の金型に、プレス成形完了後、金型から分離させる離型用フィルムを設けるようにしたことを特徴とする請求項1、2、3、4、6のいずれかに記載の電気音響変換器用振動板の製造方法。
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