JP2868677B2 - スピーカ - Google Patents

スピーカ

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JP2868677B2
JP2868677B2 JP4290284A JP29028492A JP2868677B2 JP 2868677 B2 JP2868677 B2 JP 2868677B2 JP 4290284 A JP4290284 A JP 4290284A JP 29028492 A JP29028492 A JP 29028492A JP 2868677 B2 JP2868677 B2 JP 2868677B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ボイスコイルに通電し
て電磁的な駆動力を得る動電形のスピーカに関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、典型的な従来技術を用いたスピ
ーカ61の断面図である。このスピーカ61の磁気回路
は、ボトムヨーク63とトッププレート64とで環状の
永久磁石65を挟持する外磁形であり、トッププレート
64にフレーム66が取付けられる。ボトムヨーク63
とトッププレート64との間に形成される磁気空隙に
は、ボビン68が配置される。ボビン68にはボイスコ
イル67が巻回され、フレーム66とコーン69とはダ
ンパ62によって支持される。また、ボビン68の先端
部には、コーン69の基端部が接着剤によって接合され
る。コーン69の外周縁部はエッジ70の半径方向内方
側の部分と接続され、エッジ70の半径方向外方側の部
分はフレーム66とガスケット71とによって挟持され
て接合される。ガスケット71には挿入孔が複数箇所設
けられており、挿入孔の下部には取付用孔が設けられ、
この部分にはビスなどを用いてキャビネットなどへの固
定を行う。ボビン68の先端部には、ダストキャップ7
2が取付けられる。ダンパ62は、たとえば布にフェノ
ールなどのレジンなどを含浸し、加熱成型によって形成
される。またこのダンパ62には、ボビン68と同心円
状にコルゲーションが形成されており、こうしてコーン
69の制動効果を得ている。
【0003】このスピーカ61では、駆動電力が送り込
まれると磁気空隙とボイスコイル67との間の磁気作用
に基づいて軸線方向の駆動力が誘起される。この力はボ
ビン68を介して振動板であるコーン69に伝達され
る。コーン69はこの駆動力の作用を受けて前後に振動
し、音波を前面の空間に向けて放射する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】音楽を再生する上で重
要な要素である臨場感を再現するためには、いわゆるダ
イナミックレンジを大きくするために、できる限り最大
音圧レベルを増大させることが重要となる。この最大音
圧レベルを増大させて大音量での再生を実現するには、
送り込む駆動電流を大きくして、磁気空隙とボイスコイ
ル67との間の電磁作用に基づく軸線方向の駆動力を大
きくすることが必要となる。しかし、駆動電流の大半は
駆動力である音響エネルギーよりも熱エネルギーに変わ
りやすく、ボイスコイル67に熱が発生し、再生時間の
経過とともにボイスコイル67付近の温度は上昇してい
く。そのため、ボイスコイル67を接着しているワニス
などの樹脂が軟らかくなり、駆動力を伝える上で歪みが
大きくなったり、周波数特性が悪化するような不具合が
生じる。また、ボイスコイル67の発熱によって紙製で
あるボビン68が燃えてしまうようなことにもなりかね
ない。
【0005】そこで、ボイスコイル67の発熱を抑える
ため、ボイスコイル67の巻き線の径を太くすると、大
形の磁気回路を要し、スピーカ61全体が大型化してし
まうという新たな不具合が生じる。しかし、ボイスコイ
ル67に発生した熱の温度がある温度を越えると、スピ
ーカとしての正常な動作が損なわれる。このように、耐
熱温度が許容入力の範囲を決定する1つの要因ともなる
ため、発熱を抑えることによってスピーカ61のより忠
実度の高い再生が可能となる。
【0006】したがって、本発明の目的は、ボイスコイ
ルの温度上昇を抑えて、耐入力や周波数特性を向上させ
ることができるスピーカを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、磁気回路にス
ピーカフレーム6が取付けられ、その磁気回路に形成さ
れる磁気空隙8gに、ボイスコイル7が挿通されて電気
的に駆動されるスピーカにおいて、磁気回路は、ボトム
ヨーク3とトッププレート4とで環状の永久磁石5を挟
持した外磁形であり、ボトムヨーク3とトッププレート
4との間の前記磁気空隙8gに、コーン9の基端部に先
端部が接合されたボビン8が、配置され、このボビン8
にボイスコイル7が巻回され、コーン9の外周縁部は、
エッジ10を介して前記フレーム6に支持され、ボビン
8をその軸線方向に変位可能に保持するダンパ2が、ボ
ビン8と、前記フレーム6のトッププレート4とは反対
側の表面との間に設けられ、前記コーン9の基端部に
は、ダストキャップ12が取付けられて塞がれ、前記フ
レーム6は鉄製であり、そのフレーム6のトッププレー
ト4に固定されて接する面に、ボトムヨーク3の中心に
関して内径側から外径側に連通する複数の溝13が、絞
り加工によって形成されることを特徴とするスピーカで
ある。
【0008】また本発明は、磁気回路にスピーカフレー
ム6が取付けられ、その磁気回路に形成される磁気空隙
8gに、ボイスコイル7が挿通されて電気的に駆動され
るスピーカにおいて、磁気回路は、ボトムヨーク3とト
ッププレート4とで環状の永久磁石5を挟持した外磁形
であり、ボトムヨーク3とトッププレート4との間の前
記磁気空隙8gに、コーン9の基端部に先端部が接合さ
れたボビン8が、配置され、このボビン8にボイスコイ
ル7が巻回され、コーン9の外周縁部は、エッジ10を
介して前記フレーム6に支持され、ボビン8をその軸線
方向に変位可能に保持するダンパ2が、ボビン8と、前
記フレーム6のトッププレート4とは反対側の表面との
間に設けられ、前記コーン9の基端部に固定され、かつ
その基端部から前方に延びるサブコーン34が設けら
れ、前記コーン9の基端部でサブコーン34内に、形状
記憶合金によって作製されるダストキャップ32が取付
けられて塞がれ、ダストキャップ32の中央部に、スリ
ット32aが形成され、このスリット32aは、磁気回
路付近の温度が上昇することによってめくれ上がって変
形して挿通孔32bを形成し、これによって音質を変化
させることを特徴とするスピーカである。
【0009】
【作用】本発明に従えば、ボトムヨーク3とトッププレ
ート4とで環状の磁石を挟持した形の磁気回路にスピー
カフレーム6が取り付けられ、スピーカフレーム6の磁
気回路への取付面には、ボトムヨーク3の中心に関して
内径側から外径側に連通する溝13が設けられてスピー
カが構成される。磁気回路付近はダストキャップ12と
ダンパ2とによって密閉されており、外部との空気の流
通はない。ボイスコイル7が駆動されると内部の空気が
流動するためボイスコイル7から発生する熱を溝を通じ
て逃がし、外からの冷たい空気が内部に取り込まれて温
度上昇を抑えることができる。特に本発明に従えば、フ
レーム6は鉄製で絞り加工によって溝13が形成される
ので、フレーム6の強度を向上することができ、共振を
少なくすることができ、さらにフレーム6とトッププレ
ート4との接触面が溝13を形成する分だけ小さくなる
ので、磁気回路部の振動およびフレーム6からの漏洩磁
束を減少させることができる。
【0010】また本発明に従えば、磁気回路に形成され
た磁気空隙8gには、ボイスコイル7が挿通されてスピ
ーカが電磁的に駆動される。このスピーカの磁気回路近
傍には形状記憶材料によって形成されたダストキャップ
32が設けられ、通常の使用温度では閉じている。ボイ
スコイル7から発生する熱によって磁気回路付近の温度
が上昇し、予め定める温度以上になった場合には、ダス
トキャップ32のスリット32aが開いて内外の空気の
流通が起こり温度の上昇を抑えることができる。特に本
発明に従えば、図4に明らかなようにコーン9の基端部
から前方に延びるサブコーン34が設けられてダブルコ
ーンスピーカが構成され、このサブコーン34内に、形
状記憶合金によって作製されるダストキャップ32が取
付けられて塞がれる。磁気回路付近の温度が上昇するこ
とによって、ダストキャップ32の中央部に形成された
スリット32aがめくれ上がって変形し、挿通孔32b
が形成される。これによって音質が変化される。聴取者
は、この音質の変化を聴き取ることによって、磁気回路
付近の温度が上昇していることを容易に知ることができ
る。したがって聴取者は、スピーカへの入力を減少させ
ることによって、過大入力を防ぎ、スピーカの破損を防
ぐことができる。
【0011】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例のスピーカ1の
構造を示す断面図であり、図2はそのスピーカ1から振
動系を除いた正面図であり、図3は図2の切断面線II
I−IIIから見たスピーカ1の断面図である。このス
ピーカ1の磁気回路は、たとえばSPCDなどの軟鋼材
でできたボトムヨーク3と、トッププレート4とで環状
の永久磁石5を挟持する外磁形である。トッププレート
4に鉄製のフレーム6がねじ止めまたはカシメによって
固定されている。このフレーム6が鉄製の場合にはプレ
ス段階で絞り加工を施すことによって、フレーム6がト
ッププレート4と接する面に、たとえば図2に示すよう
に、ボトムヨーク3の中心を交点として直交するような
溝13a,13b,13c,13d(以下参照符「1
3」で総称することもある)を形成し、ボイスコイル7
から発生する熱を逃がすようにしている。溝13は、前
述のようにボトムヨーク3の中心に関して内径側から外
径側に連通する。ボトムヨーク3とトッププレート4と
の間の磁気空隙8gには、永久磁石5から発生した磁束
が集中し、ボビン8が配置される。耐熱性を有する紙製
のボビン8にはボイスコイル7が巻回され、フレーム6
とコーン9とはダンパによって支持されている。ボビン
8に先端部にはコーン9の基端部が接着剤によって接合
される。コーン9の外周縁部はエッジ10の半径方向内
方側の部分と接続され、エッジ10の半径方向外方側の
部分はフレーム6とガスケット11とによって挟持され
て接合される。なお、エッジ10はコーン9とは別の材
料たとえば発泡ウレタン樹脂などで形成し、コーン9と
接着することもできる。
【0012】ガスケット11には、挿入孔が複数箇所設
けられており、挿入孔の下部には取付用孔が設けられ、
この部分にビスなどを用いてキャビネットなどの固定を
行う。ボビン8の先端部には紙、ゴムあるいは金属など
でできたダストキャップ12が取付けられてゴミなどの
侵入を防いでいる。またダンパ2は、たとえば布にフェ
ノールなどのレジンなどを含浸し、加熱成型によって形
成される。このダンパ2には、ボビン8と同心円状にコ
ルゲーションが形成されており、ボビン8をその軸線方
向に変位可能に保持する。ダンパ2およびエッジ10
は、適度な内部損失を有し、コーン9の制動効果を得て
いる。なお、図1は図2の切断面線I―Iから見た断面
図である。
【0013】スピーカ1では駆動電力が送り込まれる
と、磁気空隙8g内に発生する磁束とボイスコイル7に
流れる電流との間の電磁的相互作用に基づいて軸線方向
の駆動力が誘起される。この力はボビン8を介して振動
板であるコーン9に伝達される。コーン9やダストキャ
ップ12などの振動系は、この駆動力の作用を受けて軸
線方向の前後に振動し、音波を前面の空間に向けて放射
する。
【0014】本実施例においては、この軸線方向の駆動
力でボビン8が前後に振動する際に磁気回路部に溜まっ
た熱を溝13を通して逃がし、磁気回路内に外気を取込
むことによって温度上昇を抑制する。したがって、耐入
力特性を向上させ、周波数特性や歪特性の劣化を防止す
ることができ、より忠実度の高い音響再生が実現可能と
なる。また、フレーム6が鉄製で絞り加工によって溝1
3を形成する。こうして溝状のリブが形成されることに
よってフレーム6の強度を向上させることができ、共振
を少なくすることができる。さらにトッププレート4と
の接触面が溝13を形成する分だけ小さくなるので、磁
気回路部の振動およびフレーム6からの漏洩磁束を減少
させることができる。上述の実施例において、ダンパ2
は、ボビン8と、フレーム6のトッププレート4とは反
対側(図1の上方)の表面との間に設けられる。コーン
9の基端部には、ダストキャップ12が取付けられて塞
がれる。
【0015】図4は、本発明の第2の実施例のスピーカ
21の構造を示す断面図である。本実施例の特徴となる
部分以外は、第1の実施例と同様の参照符号を付す。本
実施例においてはダブルコーンを用いており、通常のコ
ーン9の他にサブコーン34を設ける。シングルコーン
では低音域と高音域との両方をコーン9へ信号伝達する
ことが困難となるので、周波数の低い信号は通常のコー
ン9が受けて振動し、周波数の高い信号はサブコーン3
4が受けて振動する。また、ゴミなどの侵入を防いでい
るダストキャップ32は、たとえばTi−Ni合金を材
料とする形状記憶合金によって作製されて取付けられ
る。サブコーン34は、図4から明らかなように、コー
ン9の基端部に固定され、その基端部から前方(図4の
上方)に延びる。ダストキャップ32は、コーン9の基
端部でサブコーン34内に取付けられて塞がれる。
【0016】図5は、本実施例のダストキャップ32を
拡大して示す正面図である。図5(1)に示すようにダ
ストキャップ32の中央部にスリット32aが形成され
る。スピーカ21を長時間ハイパワーで駆動したり、過
大入力を行ったりするとボイスコイル7や磁気回路から
熱が発生し、磁気回路付近の温度が上昇する。この温度
が予め定める温度を越えると、図5(2)に示すように
スリット32a付近の形状が変化してスリット32aが
めくれ上がるようにして挿通孔32bができ、内部の熱
を逃がし外気が内部に侵入する。こうして温度が予め定
める温度より下がると、再び図5(1)に示すようにも
との形状に戻って挿通孔32bは閉じる。したがって、
本実施例においても第1の実施例と同様の効果を生む。
【0017】ただし、ダストキャップ32の形状が変化
して挿通孔32bが形成された場合音質が変わってしま
うため、この状態のときには忠実な音質再生が行えない
ことになる。そのため、この音質が変化したことを1つ
の警鐘としてハイパワーでの駆動や過大入力を行うこと
を停止するなどの方策をとる。
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、スピーカ
フレーム6の磁気回路への取付面に鋳造あるいは絞り加
工で内径側から外径側に連通する溝を形成することによ
って、スピーカの駆動によって生じる磁気回路内の熱を
外部に逃がし、外部から冷えた空気を取入れて磁気回路
内の温度上昇を抑制する。したがって、耐入力特性が向
上し周波数特性や歪み特性の劣化を防止することがで
き、より忠実な音響再生を行うことが可能となる。ま
た、鉄製のスピーカフレーム6に絞り加工によって溝1
3を形成するので、スピーカフレーム6の強度が向上
し、共振による残響が減少してクリアな音の再生が行え
る。さらに、磁気回路との接触面積が少なくなるため漏
洩磁束を減少させることができる。
【0022】また本発明によれば、磁気回路近傍に形状
記憶材料によって形成された、通常は閉じていて磁気回
路内が予め定める温度以上になった場合に開くスリット
32aを有するダストキャップ32を設けることによっ
て、磁気回路付近の温度が上昇すると、スリット32a
が開いて磁気回路内の熱を外部に逃がし、外部から冷え
た空気を取入れて磁気回路内の温度上昇を抑制する。し
たがって、耐入力特性が向上し、周波数特性や歪み特性
の劣化を防止することができ、より忠実な音響再生を行
うことが可能となる。特に本発明によれば、ダストキャ
ップ32は、サブコーン34内に設けられて塞ぐ構成と
なっており、したがって上述のように磁気回路付近の温
度が上昇してスリット32aがめくれ上がって変形する
ことによって、挿通孔32bが形成されると、音質が変
化される。これによって磁気回路付近の温度の上昇を、
聴取者が容易に知ることができる。したがってスピーカ
への過大入力を防ぎ、スピーカの破損を防ぐことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のスピーカ1の構造を示
す断面図である。
【図2】図1図示のスピーカ1の振動系を除いた正面図
である。
【図3】切断面線III−IIIから見た図2に図示の
スピーカ1の断面図である。
【図4】本発明の第2の実施例のスピーカ21の構造を
示す断面図である。
【図5】温度の上昇によって形状が変化する様子を示し
た図4に図示のスピーカ21のダストキャップ32の拡
大正面図である。
【図6】従来技術のスピーカ61の構造を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1,21 スピーカ 3 ボトムヨーク 4 トッププレート 5 永久磁石 6,26 フレーム 7 ボイスコイル 8 ボビン 9 コーン 12,32,32a ダストキャップ 13,13a,13b,13c,13d 溝 55 連通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // C22C 19/03 C22C 19/03 A (56)参考文献 実開 平1−77092(JP,U) 実開 平2−36298(JP,U) 実開 昭64−40995(JP,U) 実開 平3−77594(JP,U) 実開 平2−60394(JP,U) 実開 昭58−186697(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04R 9/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気回路にスピーカフレーム6が取付け
    られ、 その磁気回路に形成される磁気空隙8gに、ボイスコイ
    ル7が挿通されて電気的に駆動されるスピーカにおい
    て、 磁気回路は、ボトムヨーク3とトッププレート4とで環
    状の永久磁石5を挟持した外磁形であり、 ボトムヨーク3とトッププレート4との間の前記磁気空
    隙8gに、コーン9の基端部に先端部が接合されたボビ
    ン8が、配置され、このボビン8にボイスコイル7が巻
    回され、 コーン9の外周縁部は、エッジ10を介して前記フレー
    ム6に支持され、 ボビン8をその軸線方向に変位可能に保持するダンパ2
    が、ボビン8と、前記フレーム6のトッププレート4と
    は反対側の表面との間に設けられ、 前記コーン9の基端部には、ダストキャップ12が取付
    けられて塞がれ、 前記フレーム6は鉄製であり、 そのフレーム6のトッププレート4に固定されて接する
    面に、ボトムヨーク3の中心に関して内径側から外径側
    に連通する複数の溝13が、絞り加工によって形成され
    ることを特徴とするスピーカ。
  2. 【請求項2】 磁気回路にスピーカフレーム6が取付け
    られ、 その磁気回路に形成される磁気空隙8gに、ボイスコイ
    ル7が挿通されて電気的に駆動されるスピーカにおい
    て、 磁気回路は、ボトムヨーク3とトッププレート4とで環
    状の永久磁石5を挟持した外磁形であり、 ボトムヨーク3とトッププレート4との間の前記磁気空
    隙8gに、コーン9の基端部に先端部が接合されたボビ
    ン8が、配置され、このボビン8にボイスコイル7が巻
    回され、 コーン9の外周縁部は、エッジ10を介して前記フレー
    ム6に支持され、 ボビン8をその軸線方向に変位可能に保持するダンパ2
    が、ボビン8と、前記フレーム6のトッププレート4と
    は反対側の表面との間に設けられ、 前記コーン9の基端部に固定され、かつその基端部から
    前方に延びるサブコーン34が設けられ、 前記コーン9の基端部でサブコーン34内に、形状記憶
    合金によって作製されるダストキャップ32が取付けら
    れて塞がれ、 ダストキャップ32の中央部に、スリット32aが形成
    され、このスリット32aは、磁気回路付近の温度が上
    昇することによってめくれ上がって変形して挿通孔32
    bを形成し、これによって音質を変化させることを特徴
    とするスピーカ。
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