JP2002271213A - Fm送信機 - Google Patents
Fm送信機Info
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- JP2002271213A JP2002271213A JP2001071641A JP2001071641A JP2002271213A JP 2002271213 A JP2002271213 A JP 2002271213A JP 2001071641 A JP2001071641 A JP 2001071641A JP 2001071641 A JP2001071641 A JP 2001071641A JP 2002271213 A JP2002271213 A JP 2002271213A
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- H04B1/00—Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
- H04B1/02—Transmitters
- H04B1/04—Circuits
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Transmitters (AREA)
- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
Abstract
が可能で、サンプルホールド回路をPLLの開ループ移
行に用いる必要のないFM送信機を提供する。 【解決手段】PLL内のチャージポンプ5を制御してF
M変調動作の起動/停止を行なう制御回路14を、PL
Lの閉ループ/開ループ選択信号CL/OPとバッファ
増幅器9の起動/停止信号PA_PDとプリアンブル検
出信号を用いて制御する構成とする。 【効果】FM送信機のバッファ増幅器とPLLとを連動
して起動・停止制御ができるようになるので、消費電力
の低減が図れる。
Description
半導体上に形成したFM(周波数変調)変調回路を用い
たFM送信機に関する。
M送信機は、特開平3−236634号公報に記載され
るように、位相同期回路(PLL)を用いている。
路、位相比較器、プログラマブル分周器、L.P.F
(低域通過フィルタ)、サンプルホールド回路、加算器、
電圧制御発振器(VCO)、バッファ増幅器(AMP)、お
よび、送信アンテナから構成されていた。この従来例の
動作を以下に説明する。
周器によって分周され、位相比較器の一方の入力端子へ
入力される。また、位相比較器の他方の入力は、基準発
振回路から基準信号が供給される。位相比較器は、上記
2つの信号の位相差に相当するパルス幅を持つ信号を出
力する。次に、この位相比較器の出力信号は、低域通過
フィルタ、サンプルホールド回路、および、加算器を介
して、電圧制御発振器の周波数制御端子にフィードバッ
クされる。この一連の接続によりPLLが構成される。
電圧制御発振器から出力される信号の周波数は、上記フ
ィードバック構成により、基準信号にプログラマブル分
周器の分周数を乗じた周波数となる。
ロコンピュータが設けられ、上記位相比較器とプログラ
マブル分周器の出力が入力される。マイクロコンピュー
タは、PLLがロックしたことを位相比較器からの信号
で検出する。マイクロコンピュータは、ロック検出結果
をもとに、サンプルホールド回路を起動させ、ロックし
ているときの電圧制御発振器の制御電圧をサンプルホー
ルドする。次に、送信データから得られた周波数制御信
号が、デジタル/アナログ変換器と低域通過フィルタを
介して加算器により加算されるので、FM変調信号が得
られる。なお、このようなPLLのループの中で位相比
較器の出力を電圧制御発振器に必要な直流に変換するた
めに使われる低域通過フィルタは、ループフィルタと呼
ばれている。さらに電圧制御発振器から発生したFM変
調信号は、バッファ増幅器を介してアンテナに供給さ
れ、FM変調信号が送信される。
路を用いてPLLの閉ループを切断すると同時に、サン
プルホールドしたループフィルタの出力電圧を、加算器
により送信信号に対応した周波数偏移を与える信号に加
算することで、FM変調信号を生成するものである。こ
のとき、位相比較器からのロック信号をマイクロコンピ
ュータにより検出することによって、サンプルホールド
回路を制御しているので、PLLがロックした時点で自
動的にFM変調信号を発生する状態に移行できる。
た従来のFM送信機によれば、バッファ増幅器の起動に
関する制御については考慮されておらず、低消費電力と
いう観点では不十分なものであった。しかも、PLLを
開ループに移行するためにサンプルホールド回路を用い
ているため、消費電力が大きくなるという点にも配慮さ
れていなかった。
までも含めた起動/停止の制御が可能で、サンプルホー
ルド回路をPLLの開ループ移行に用いる必要のないF
M送信機を提供することにある。さらに、消費電力の大
きなバッファ増幅器の起動時間を最小にしたFM送信機
を提供することも目的の一つである。
め、本発明に係るFM送信機は、位相比較器とチャージ
ポンプとループフィルタと電圧制御発振器とカウンタと
を含む位相同期ループ(PLL)と、送信信号に対応し
た周波数偏移を加算する加算器と、アンテナへ出力する
ためのバッファ増幅器とから構成されるFM送信機であ
って、上記PLLの起動/停止信号およびバッファ増幅
器の起動/停止信号を入力とし、上記チャージポンプの
出力を高抵抗状態に保持するための制御信号を出力する
制御回路を設けることを特徴とするものである。すなわ
ち、本発明に係るFM送信機は、PLLの閉ループ/開
ループ選択信号とバッファ増幅器の起動/停止信号から
FM送信機の変調動作(以下、単にFM変調動作とい
う)の起動/停止を制御するように構成したものであ
る。
信号はPLLの閉ループ動作と開ループ動作を制御する
ための信号であり、従来例のようなマイクロコンピュー
タによる検出に基づいて出力される信号だけではなく、
カウンタなどを用いて一定時間経過後を検出することに
よりPLLがロックしたことを示す信号であっても良
い。
信機の場合には、PLLの閉ループ/開ループ選択信号
と、バッファ増幅器の起動/停止信号と、プリアンブル
検出信号とを用いて、FM変調動作の起動/停止を制御
し、プリアンブル検出前はPLLが閉ループでのFM変
調動作でFM信号を発生し、プリアンブル送信終了後に
PLLの開ループでのFM変調動作に移行するように制
御する構成とすればよい。すなわち、FM送信機がプリ
アンブルを送出している間はPLLが閉ループ制御とな
っているように構成する。
ポンプ回路の出力を非導通にする、または、位相比較器
から出力される2つの周波数制御信号すなわち周波数を
高めるための制御信号と周波数を低めるための制御信号
とを抑止することにより、PLLを閉ループ動作から開
ループ動作に制御するように制御回路を構成してもよ
い。これにより、従来例のようにサンプルホールド回路
を用いることなく、PLLを閉ループ動作から開ループ
動作に移行することができる。
好適な実施の形態について添付図面を参照しながら以下
詳細に説明する。
機の実施の形態例を、図1を用いて説明する。図1に示
すFM送信機は、基準信号REFが入力され、電圧制御
発振器(VCO)8からカウンタ11を介して帰還され
た信号との位相差を検出する位相比較器4と、位相比較
器4から出力される周波数を高める制御信号UPまたは
周波数を低める制御信号DNが入力され、位相比較器4
が検出した位相差に相当する信号に変換するチャージポ
ンプ5と、チャージポンプ5の出力が入力され、チャー
ジポンプ5の出力信号に含まれる雑音成分を抑圧すると
共にPLLを安定に保つループフィルタ6と、ループフ
ィルタ6の出力と送信データTXとの加算を行う加算回
路7と、加算回路7の出力を入力し、その値に対応した
発振周波数の信号を出力するVCO8と、VCO8の出
力を2つの信号系路に分割し、一方は、予め定められた
数値まで係数するカウンタ11に入力され、他方は、バ
ッファ増幅器(AMP)9を介してアンテナ10からFM
変調信号として送信される構成である。
5、ループフィルタ6、VCO8、および、カウンタ1
1にて構成される一連のフィードバックループをPLL
(位相制御ループ)と呼ぶ。
以下のような構成で送信する信号を印加する。送信デー
タTXとその同期クロックTXCKがガウスフィルタ1
に入力され、波形整形された後、DA変換器(DAC)
2においてアナログ信号に変換される。このアナログ信
号は、低域通過フィルタ3により高周波数帯の雑音を抑
圧した後、加算回路7の他方の入力に供給される。さら
に、カウンタ11がカウントする予め定められた数値は
レジスタ12に蓄えられており、3つの信号DATA,
CLK,STBにより外部の制御装置から書き換え可能
な構成となっている。また、チャージポンプ5には、制
御回路13からの閉ループ/開ループ選択信号、すなわ
ち制御信号CL/OPが接続され、PLLが閉ループ動
作する場合とPLLのフィードバックループを切断して
開ループ動作する場合との切り替えを行うように構成さ
れている。
路13は、バッファ増幅器9を起動するための信号PA
_PDが入力される複数個の遅延用レジスタ31〜34
と、最終段の遅延用レジスタ34の出力が入力され、立
ち下がりエッジにおいてパルスを出力する遅延インバー
タ35〜39及びNOR回路40と、PLLを起動する
ための信号PLL_PDが入力され、立ち下がりエッジ
においてパルスを出力する遅延インバータ26〜30及
びNOR回路23と、NOR回路40,23の出力がそ
れぞれ入力され、フリップフロップを構成しているNO
R回路22,24と、NOR回路22の出力を反転して
出力するためのインバータ25から構成される。
したが、必要な遅延時間を実現するために、任意の段数
の遅延用レジスタを設ける構成も適用でき、また、可変
遅延回路のような遅延を与える回路も適用可能である。
ここで必要な遅延時間とは、バッファ増幅器9が起動す
ることにより発生するPLLの収束周波数の揺らぎが十
分小さくなるための時間以上の時間に相当する。
PA_PD信号が“ロー(L)”のとき起動し、“ハイ
(H)”のとき停止し、PLLはPLL_PD信号が
“L”のとき起動し、“H”のとき停止すると定義し
た。さらに、VCO8もPLL_PD信号により制御さ
れ、“H”のとき停止し、“L”のとき起動する。ま
た、それ以外のブロックに対しても図では制御線を省略
しているが、PLL_PD信号により同様に起動・停止
が制御されるものとする。
て説明する。図7の横軸は時間を表し、その時間に対応
した3つの信号CL/OP,PLL_PD,PA_PD
およびそれらの制御信号にて制御されるFM送信機の送
信状態を示している。ここではFM送信機の送信状態と
して、停止モード、PLL収束モード、プリアンブル送
信モード、および送信データの送信モードの4つのモー
ドがある。
L_PD信号とPA_PD信号は共に“H”となり、F
M送信機は停止している。
“L”に遷移することにより、PLLが起動する。この
とき、制御回路13がPLL_PD信号の遷移を検出
し、制御信号CL/OPを“L”から“H”に遷移させ
ることにより(図7で示したt1時点)、PLLは閉ル
ープ制御となり、ロック状態への収束を開始する。PL
L_PD信号の遷移を検出する方法は、PLL_PD信
号を奇数段のインバータ26〜30へ入力し、予め定め
られた遅延時間を与え、その最終段のインバータ30の
出力とPLL_PD信号との論理和の否定演算をNOR
回路23で得ることにより、PLL_PD信号の立ち下
がり点で正のパルスが出力される。この出力が、フリッ
プフロップとして接続された2つのNOR回路22,2
4に入力され、該フリップフロップ出力を反転させる。
したがって、インバータ25を介した制御信号CL/O
Pは“L”から“H”に遷移する。ここで、インバータ
5段を使用した例を示したが、5段に限らず、必要なパ
ルス幅を得るために他の段数としても問題はない。
信号を“H”から“L”に遷移させ(図7で示したt2
時点)、バッファ増幅器9を起動する。ここで、PLL
がロックしたことを検出する方法として、専用のロック
検出回路を用いることもできるが、PLLのパラメータ
設定時に決めた自然周波数ωnから収束時間が決められ
ることが良く知られているので、タイマーを用いて一定
の時間経過後にPA_PD信号を遷移させる方法も適用
可能である。
に遷移してバッファ増幅器9が起動するときに発生する
バッファ増幅器9の突入電流により、バッファ増幅器9
以外のブロックの電源やグラウンドの電位が変動する。
特にFM送信機のPLLがこの影響を受けやすいため、
PLLの発振周波数が収束周波数から揺らぐ現象が発生
する。この周波数の揺らぎが規定の周波数範囲以下に再
収束するまで、開ループ制御への制御には移行しないよ
うに、図3の制御回路には、遅延回路のための遅延用レ
ジスタを複数個設けている。
段のインバータ35〜39とNOR回路40の一方の入
力に入力され、さらにNOR回路40の他方の入力には
最終段のインバータ39の出力が接続される。この回路
構成により、PA_PD信号が遅延された信号の立ち下
がり点において正のパルスが出力される。このNOR回
路40の出力が、フリップフロップとして接続された2
つのNOR回路22,24の他方の入力に接続され、フ
リップフロップの出力が反転する。この出力はインバー
タ25を介して制御信号CL/OPとして出力され、制
御信号CL/OPは“H”から“L”に遷移する。これ
により、PLLはフィードバックループが遮断され、開
ループ制御に移行する。その結果、図7のタイムチャー
トに示すように、遅延用レジスタ31〜34の遅延時間
分tDだけ遅れたタイミングにて閉ループ制御から開ル
ープ制御へ移行する。
ブルと送信データTXがガウスフィルタ1、DAC2,
低域通過フィルタ3を介して加算器7にてVCO8の入
力に加算され、VCO8よりFM変調信号が出力され
る。ここで、プリアンブルは予め仕様で定められた−
1,+1,−1,+1などの特定パタンの繰り返しのこ
とである。特に、短距離無線LAN(Local Area Netwo
rk)と呼ばれる短距離無線リンクの仕様では、−1,+
1,−1,+1または+1,−1,+1,−1の2通り
のプリアンブルが定義されている。ここで、+1は正の
周波数偏移を表し、−1は負の周波数偏移を表す。ま
た、+1はデジタル信号の“H”に対応し、−1は
“L”に対応する。なお、図7において、t3はプリア
ンブルの送信開始時点、t4はプリアンブル終了時点ま
たは送信データ開始時点である。
について説明する。
された制御信号CL/OPが入力され、制御信号CL/
OPは制御状態に対応してPLLが閉ループまたは開ル
ープ制御となるようにチャージポンプのチャージ電流を
制御する機能を持っている。
基準電流源41と、基準電流源41の出力に接続され、
ドレインとソースが接続されたNMOSトランジスタ4
2と、NMOSトランジスタ42のゲートに、それぞれ
のゲートが接続されたNMOSトランジスタ47,48
と、ドレインとゲートが接続されると共にドレインがN
MOSトランジスタ48のドレインに接続されたPMO
Sトランジスタ43と、ゲートがPMOSトランジスタ
43のゲートに接続されたPMOSトランジスタ44
と、ソースがPMOSトランジスタ44のドレインに接
続され、ドレインがチャージポンプ出力CHPに接続さ
れたPMOSトランジス45と、ソースがNMOSトラ
ンジスタ47のドレインに接続され、ドレインがチャー
ジポンプ出力CHPに接続されたNMOSトランジス4
6と、位相比較器4からのUP信号を一方の入力とし、
制御回路13からのCL/OP信号を他方の入力とする
NAND回路49と、位相比較器4からのDN信号を一
方の入力とし、制御回路13からのCL/OP信号を他
方の入力とするAND回路50とから構成される。
2,48,47はそれぞれのゲートが接続されて、カレ
ントミラー回路を構成している。したがって、NMOS
トランジスタ42,48,47には同じ電流が流れる。
さらにPMOSトランジスタ43,44のゲート同士も
接続されてカレントミラーの回路構成となっており、こ
の2つのPMOSトランジスタ43,44にも同じ電流
が流れる。したがって、これらのトランジスタ42,4
3,44,47,48の電流値は基準電流Icと等しく
なる。
OP信号がNAND回路49とAND回路50に接続さ
れているので、制御信号CL/OPが“L”のときはN
AND回路49の出力は常に“H”、AND回路50の
出力は常に“L”となる。したがって、NAND回路4
9の出力がゲートに接続されているPMOSトランジス
タ45と、AND回路50の出力がゲートに接続される
NMOSトランジスタ46とはオフ状態になり、チャー
ジポンプ5の出力CHPは高抵抗状態に保持される。こ
のとき、PLLは開ループ制御となる。
OPが“H”のときは、NAND回路49の出力は位相
比較器4から与えられるUP信号の反転した信号を出力
し、AND回路50の出力は位相比較器4から与えられ
るDN信号と同じ信号となる。したがって、UP信号が
“H”のときはPMOSトランジスタ45がオン状態と
なり、チャージポンプ5の出力CHPにPMOSトラン
ジスタ44の電流が供給される。DN信号が“H”のと
きはNMOSトランジスタ46がオン状態となり、NM
OSトランジスタ47の電流がチャージポンプ5の出力
CHPから引き抜かれる。つまり、位相比較器4からの
UP,DN信号に対応してチャージポンプ電流が供給ま
たは吸引される。したがって、この状態でPLLは閉ル
ープ制御となる。
LLとを連動した起動・停止の制御が行えるFM送信機
が実現できる。
明に係るFM送信機の第2の実施の形態例について説明
する。
13の代わりに、プリアンブル検出回路を用いた制御回
路14が設けられている点が異なる。制御回路14に
は、PLL_PD信号、TX信号、TXCK信号および
PA_PD信号の4つの信号が入力され、チャージポン
プ5に対して、閉ループ制御と開ループ制御とを選択す
る制御信号CL/OPを出力する。
を示す。制御回路14には送信データTXとその同期ク
ロックTXCKが入力され、シフトレジスタを構成する
レジスタ15〜18と、送信データTXがプリアンブル
と一致していることをチェックするOR−NAND回路
19と、同期クロックTXCKを反転するインバータ2
0と、OR−NAND回路19の出力をラッチするレジ
スタ21と、レジスタ21の出力により、出力が“H”
にセットされるフリップフロップを構成するNOR回路
22,24と、インバータ25と、PLL_PD信号が
入力される奇数段のインバータ26〜30と、最終段の
インバータ30の出力とPLL_PD信号とを入力とす
るNOR回路23から構成され、NOR回路23の出力
がNOR回路24の入力に接続される。さらに、レジス
タ21のリセット端子RにはPA_PD信号が接続され
る。
M送信機が起動すると、PLL_PD信号が“H”から
“L”に遷移し、インバータ26〜30とNOR回路2
3により、立ち下がりエッジのところでワンショットの
パルスが出力される。NOR回路23はフリップフロッ
プ構成のNOR回路24に入力されるので、インバータ
25を介した制御信号CL/OPは、“H”となる。こ
れにより、PLLは閉ループ制御となり、所定の発振周
波数への収束を開始する。
力される。レジスタ15〜18はシフトレジスタを構成
しており、転送クロックは送信信号に同期したクロック
TXCKである。これにより、送信データTXは送信信
号間隔毎に転送される。各レジスタ15〜18の出力
は、OR−NAND回路19に接続される。OR−NA
ND回路19の一方のOR入力部にはレジスタ15のQ
出力、レジスタ16のQの反転出力、レジスタ17のQ
出力、レジスタ18のQの反転出力が接続され、他方の
OR入力部にはレジスタ15のQの反転出力、レジスタ
16のQ出力、レジスタ17のQの反転出力、レジスタ
18のQ出力が接続される。以上の接続により、送信デ
ータTX内にプリアンブルと一致したデータ(H,L,
H,LまたはL,H,L,H)が存在することを検出で
きる。次にOR−NAND回路19の出力はレジスタ2
1に入力され、クロックTXCKの反転したクロックで
取り込まれるので、ハザードによる誤動作を防止してい
る。
ップを構成するNOR回路22の入力に接続され、プリ
アンブルとの一致が検出されたとき、フリップフロップ
をリセットして、制御信号CL/OPは“H”から
“L”に遷移する。これにより、PLLは開ループ制御
となる。
ートを示す。制御信号CL/OPはプリアンブル検出後
に開ループ制御となる。プリアンブルは正負の周波数偏
移の繰り返し信号であるため、短距離無線LANのよう
な1Mbpsの送信レートを持つ場合、500kHzの
繰り返し周期となる。これはPLLのループ帯域(自然
周波数ωn)に対して十分高いので、閉ループ制御によ
る信号の抑圧は発生せず、PLLを閉ループ制御にした
ままでもFM変調信号が生成できる。なお図8におい
て、t3はプリアンブルの送信開始時点、t4はプリア
ンブル終了時点または送信データ開始時点である。
ポンプ5について、図6を用いて説明する。本実施の形
態例におけるチャージポンプ5は、バイアス電流を停止
することによりPLLを開ループ制御とする。前述した
実施の形態例1のチャージポンプと異なる点は、基準電
流IcがCL/OP信号により起動・停止される点と、
NMOSトランジスタ42のゲートを停止時にグラウン
ドに接続するNMOSトランジスタ52と、PMOSト
ランジスタ43のゲートを停止時に電源端子に接続する
PMOSトランジスタ51とが追加され、さらに、制御
信号DNが接続されたAND50を削除し、制御信号D
Nが直接NMOSトランジスタ46のゲートに接続さ
れ、制御信号UPが接続されていたNAND49をイン
バータ54に変更している。また、上記NMOSトラン
ジスタ52のゲート信号はCL/OPの反転信号がイン
バータ53により生成され、NMOSトランジスタ52
のゲートに接続される。
はCL/OP信号が“H”のとき、位相比較器4からの
制御信号UPと制御信号DNにより通常動作が行われる
が、CL/OP信号が“L”のときは基準電流Icが零
となり、さらに、NMOSトランジスタ47とPMOS
トランジスタ44のゲート・ソース間電圧が零となるの
で、チャージポンプ5の出力CHPへの電流のやり取り
は発生しない。したがって、PLLは開ループ制御とな
る。
送信機の第3の実施の形態例について説明する。本実施
の形態例は、前述した第2の実施の形態例で示した図2
において、プリアンブル検出回路を用いた制御回路14
の構成が異なっている。図9に、本実施の形態例の制御
回路の構成例を示す。この図9に示した制御回路は送信
データTXとその同期クロックTXCKを入力とし、送
信データTXの“H”に対し+1を、“L”に対し−1
を、それぞれ対応させ、同期クロックTXCK信号毎
に、上記+1と−1を積分する。その積分結果の絶対値
が、予め定められた閾値を越えたとき、“H”レベルの
偏り検出信号OFを出力する偏り検出回路53を用いて
いる。この偏り検出回路53はPA_PD信号毎にリセ
ットされ、“L”となる。
によりセットされるので、閉ループ制御が開始される時
点は、前述した実施の形態例における制御回路13,1
4と同じであるが、閉ループから開ループに移行するタ
イミングが上記検出回路53により送信信号の“H”と
“L”の出現数の偏りを検出した時点となることが異な
る。
いた場合のタイムチャートである。プリアンブルに続い
て送信データが送信され、送信データの“H”と“L”
との偏りが、予め定められた閾値を越えたときに、上記
偏り検出回路53が動作し、PLLを開ループ動作に切
り替える(t5時点)。ここで、予め定められた閾値
は、特に定められた値はないが、PLLが有する高域遮
断特性の影響を行けない範囲、例えばPLLのループ帯
域の10倍ぐらい、短距離無線LANへの応用の場合、
100kHz程度以上の期間を用いるのが望ましい。し
たがって、閾値は10ぐらいを用いた。このような構成
を用いると制御回路14を用いたときよりも開ループ制
御となる時点t5を遅く設定することが可能となる。な
お、図10において、t3はプリアンブルの送信開始時
点、t4はプリアンブルの終了時点、t5は送信データ
の送信開始時点である。
に示す。偏り検出回路53は、符号数値変換器54と、
加算器55と、データラッチ56と、判定器57とから
構成される。このように構成される偏り検出回路53の
動作は、以下の通りである。符号数値変換器54は、入
力される送信データTXの“H”と“L”に対応した数
値データ“+1”と“−1”を発生する。加算器55と
データラッチ56により積分器が構成され、同期クロッ
クTXCK毎に積分を行なう。判定器57は、データラ
ッチ56の出力の絶対値を演算し、予め与えられた閾値
を越えたことを判定して偏り検出信号OFを出力する。
に、本発明によれば、FM送信機のバッファ増幅器とP
LLとを連動して起動・停止制御ができるようになるの
で、サンプルホールド回路を用いる必要がなく、消費電
力の低減が図れる。
ループ制御状態のPLLを用いて送信プリアンブルを送
出できるようになるため、バッファ増幅器の起動タイミ
ングを遅く設定できる。それに伴い、バッファ増幅器の
起動している時間を短縮できることが可能となるので、
消費電力低減ができる。
回路を用いれば、送信データを送信する期間でもデータ
の偏りがない場合には閉ループ送信が可能となるので、
バッファ増幅器の起動している時間をさらに短縮でき
る。
すブロック回路図である。
示すブロック回路図である。
示す回路図である。
示す回路図である。
成例を示す回路図である。
成例を示す回路図である。
である。
である。
偏り検出回路を用いて構成する場合の回路図である。
制御タイムチャートである。
図である。
タ、4…位相比較器、5…チャージポンプ、6…ループ
フィルタ、7…加算器、8…VCO、9…バッファ増幅
器、10…アンテナ、11…カウンタ、12…レジス
タ、13,14…制御回路、15〜18,31〜34…
シフトレジスタ、19…OR−NAND回路、20,2
6〜30,25,35〜39,53,54…インバー
タ、21…リセット付きレジスタ,22〜24,40…
NOR回路,41…基準電流源、42,46〜48,5
2…NMOSトランジスタ、43〜45,51…PMO
Sトランジスタ、53…偏り検出回路、54…符号数値
変換器、55…加算器、56…データラッチ、57…判
定器。
Claims (6)
- 【請求項1】位相比較器とチャージポンプとループフィ
ルタと電圧制御発振器とカウンタとを含む位相同期ルー
プ(PLL)と、 送信信号に対応した周波数偏移を加算する加算器と、 アンテナへ出力するためのバッファ増幅器とから構成さ
れるFM送信機であって、 上記PLLの起動/停止信号およびバッファ増幅器の起
動/停止信号を入力とし、上記チャージポンプの出力を
高抵抗状態に保持するための制御信号を出力する制御回
路を設けることを特徴とするFM送信機。 - 【請求項2】請求項1記載のFM送信機において、上記
制御回路は、 バッファ増幅器の起動/停止信号を遅延する遅延回路
と、該遅延回路の出力を一方の入力としPLLの起動/
停止信号を他方の入力として上記PLLの起動/停止信
号によりセットされ、上記遅延回路の出力によりリセッ
トされるフリップフロップを含み、 上記PLLが起動するタイミングから、バッファ増幅器
が起動して一定の時間だけ遅延したタイミングまでの
間、上記PLLを閉ループ制御に保持し、それ以外の期
間はPLLを開ループ状態とするように制御することを
特徴とするFM送信機。 - 【請求項3】請求項1記載のFM送信機において、上記
制御回路は、 上記送信信号に含まれるプリアンブルを検出するプリア
ンブル検出回路と、PLLの起動/停止信号によりセッ
トされ上記プリアンブル検出回路の出力によりリセット
されるフリップフロップを含み、 上記PLLが起動するタイミングからプリアンブルが送
出されるまでの間、上記PLLを閉ループ制御に保持
し、それ以外の期間ではPLLを開ループ状態とするよ
うに制御することを特徴とするFM送信機。 - 【請求項4】請求項1から3のいずれかに記載のFM送
信機において、上記チャージポンプは、上記制御回路か
らの制御信号により、位相比較器から出力される周波数
制御信号を抑圧するための論理回路を具備することを特
徴とするFM送信機。 - 【請求項5】請求項1から3のいずれかに記載のFM送
信機において、上記チャージポンプは、上記制御回路か
らの制御信号によりバイアス電流を零にするためのスイ
ッチを具備することを特徴とするFM送信機。 - 【請求項6】請求項1記載のFM送信機において、上記
制御回路は、 上記送信信号を積分して得られる送信信号の“H”また
は“L”の発生数の偏りを示す積分値の絶対値が、予め
定められた閾値を超えたことを検出する送信信号の
“H”または“L”の発生数偏り検出回路と、PLLの
起動/停止信号によりセットされ上記偏り検出回路の出
力によりリセットされるフリップフロップとを含み、 PLLが起動するタイミングから、上記偏り検出回路に
より送信信号の“H”または“L”の発生数の偏りが所
定の閾値を超えて検出されるまでの間、上記PLLを閉
ループ制御に保持し、それ以外の期間はPLLを開ルー
プ状態とするように制御することを特徴とするFM送信
機。
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