JP2002269165A - ネットの自動発生方法およびそのシステムならびにプログラム - Google Patents
ネットの自動発生方法およびそのシステムならびにプログラムInfo
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Abstract
る。 【解決手段】LSIパッケージの領域とLSIチップの
領域とを、LSIパッケージの所定の位置から放射状に
所定の領域に分割する第1の段階と、分割された所定の
領域毎に、LSIパッケージの所定の位置に対して配設
されたLSIパッケージの端子以外の端子群を1つの段
とするとともに、LSIパッケージの所定の位置に対し
て配設されたLSIパッケージの端子群を1つの段とす
る第2の段階と、所定の段のLSIパッケージの端子以
外の端子から、所定の段に比べてLSIパッケージの端
子に近いLSIパッケージの端子以外の端子からなる段
の隣り合う端子と端子との間に形成された隙間にネット
を発生するとともに、所定の段のLSIパッケージの端
子から、所定の段に比べてLSIパッケージの端子以外
の端子に近い段の隣り合う端子と端子との間に形成され
た隙間にネットを発生する第3の段階とを有する。
Description
方法およびそのシステムならびにプログラムに関し、さ
らに詳細には、高密度LSI(Large Scale
Integrated circuit:大規模集積
回路)パッケージ、特に、AP(Advanced P
ackage)の設計において利用して好適なネットの
自動発生方法およびそのシステムならびにプログラムに
関する。
は、LSIパッケージにおいて、LSIパッケージの端
子(例えば、ボール)と当該LSIパッケージの端子以
外の端子(例えば、電子部品たるLSIチップの端子)
との論理的なつながりや、物理的に接続を行う際の「線
路」の幅などの論理的な接続を意味する。
ネットに基づいて実際にLSIパッケージの端子とLS
Iパッケージの端子以外の端子との間を電気的に接続す
るための電気的な配線たる導線パターンなどを意味す
る。
プリント基板に実装するための各種LSIパッケージが
知られている。
は、LSIチップの端子と電気的に接続されるLSIパ
ッケージの端子が、プリント基板上の端子と接続される
ことにより、LSIパッケージ内に配置されたLSIチ
ップに形成されている回路とプリント基板上の配線とが
電気的に接続されるものである。
は、LSIパッケージ内における配線として、LSIチ
ップの端子とLSIパッケージの端子とを電気的に接続
する線路を決定する必要がある。このため、LSIパッ
ケージの設計に際しては、LSIチップの端子とLSI
パッケージの端子との間にネットを発生させる処理が行
われている。
設計においては、LSIチップの端子とLSIパッケー
ジの端子との間のネットの発生は、CRTなどの表示装
置の画面上に表示されたLSIチップの端子とLSIパ
ッケージの端子とを参照しながら、それぞれの端子を手
動により個々に結び付けてネットを発生していた。
SIパッケージの端子との間にネットを発生する従来の
方法では、作業者がLSIチップの端子とLSIパッケ
ージの端子とをそれぞれ目視確認しながら、それぞれの
端子を順次結び付ける操作を行わなければならなかった
ので、ネットの発生に長時間要するという問題点があっ
た。
発生においては、発生したネットがクロスしてしまった
り、あるいは、各端子間に位置するネットの総数がばら
ついたりして、ネットの緊密さの具合に偏りが生じてし
まう。このようにネットに粗密があると、LSIパッケ
ージの製造工程において、熱による歪みなどの各種問題
を生起することとなっていた。
の発生においては、ネットの緊密さの具合が一様な粗密
のないパターンでネットを発生させることが困難である
という問題点があった。
うな従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、ネットの発生の処理の
自動化を図り、ネットの発生の処理を短時間で行うこと
ができるようにするとともに、しかも、粗密のないパタ
ーンでネットの発生を行うことができるようにしたネッ
トの自動発生方法およびそのシステムを提供しようとす
るものである。
に、本発明は、所定の段のLSIパッケージの端子とL
SIパッケージの端子以外の端子とからそれぞれ、所定
の段毎に隙間を通すようにしてネットの発生を順次自動
的に行うので、ネットの発生の処理を短時間で行うこと
ができるようになるとともに、粗密のないパターンでネ
ットの発生を行うことができる。
ら、本発明によるネットの自動発生方法およびそのシス
テムの実施の形態の一例を詳細に説明する。
システムの実施の形態の一例を表すブロック構成図が示
されている。
えば、コンピューターにより支援されたCADシステム
たるLSIパッケージ設計装置を構成する一つのシステ
ムとして、LSIパッケージ設計装置内に組み込まれる
ものであり、コンピューターによって動作の制御が行わ
れるものである。
のLSIパッケージの端子データを格納したデータベー
ス18と、CRTなどにより構成される表示部16とを
有するものである。
は、LSIパッケージ設計装置において設計される所定
のLSIパッケージのLSIチップの端子の個数や配置
位置を示す端子情報と、LSIパッケージの端子の個数
や配置位置を示すLSIパッケージの端子情報とにより
構成されるものである。
は、データベース18から端子データを読み出し、端子
データに基づいてネットを自動的に発生する処理を行う
演算部12と、演算部12の処理により発生されたネッ
トを表示部16の画面上に表示するための指示を与える
表示制御部14とを有して構成されている。
理解を容易にするために、BGA(Ball Grid
Array)のFC(Flip Chip)タイプの
LSIパッケージの設計を例として、当該BGAタイプ
のLSIパッケージの設計において、本発明によるネッ
トの自動発生システム10を用いる場合の処理について
説明するものとする。
ッケージ(FCタイプ)の一例を示す概略構成説明図が
示されており、図2(b)には、図2(a)におけるA
矢視図が示されている。
0は、基板122と、基板122上に配設されたLSI
チップ124とを有し、基板122上に配設されたLS
Iチップ124が樹脂126で封止されて構成されてい
る。
には、LSIチップ124の回路に接続されたダイパッ
ド130が配設されている。一方、基板122の裏面1
22bには、ボール134が配設されている。
130とボール134とが配線されている。さらに、こ
うしたダイパッド130からボール134まで至るLS
Iパッケージ120内の配線は、ボール134を介して
プリント基板200上の配線と電気的に接続されるもの
である。
0においては、LSIチップのダイパッド130がLS
Iチップ124の端子であり、ダイパッド130と電気
的に接続されるボール134がLSIパッケージの端子
である。
タイプ)の設計に際し、ダイパッド130とボール13
4とを電気的に接続する線路を決定するために、ダイパ
ッド130(LSIチップの端子)とボール134(L
SIパッケージの端子)との間にネットを発生させる処
理が行われるものである。
照しながら、本発明によるネットの自動発生システム1
0のネットの自動発生処理内容の説明を行うものとす
る。
トの自動発生システム10の演算部12により実行され
るネットの自動発生処理のフローチャートが示されてお
り、図5乃至図15には、ネットの自動発生処理の動作
を概念的に示した説明図が示されている。
発生処理のフローチャートは、所定のLSIパッケージ
120を処理対象として起動されて実行されるものであ
る。なお、所定のLSIパッケージ120は、例えば、
LSIパッケージの設計装置において設計対象とされて
いて、既に、LSIチップ124に配設されるダイパッ
ド130の個数とその配設位置が設定されるとともに、
基板122に配設されるボール134の個数とその配設
位置が設定されているものである。
ム10によりネットの自動発生処理が行われる際には、
既に、所定のLSIパッケージ120の端子データが、
データベース18に格納されているものである。
の演算部12が、所定のLSIパッケージ120に対す
るネットの自動発生処理を行なうために、データベース
18から端子データを読み出すと、表示部16の画面上
には、図5に示す状態のLSIパッケージ20が表示さ
れる。
の端子情報が示す個数のダイパッド30が所定の位置に
配設されているとともに、LSIパッケージの端子情報
が示す個数のボール34が所定の位置に配設されてい
る。
ッケージ20(図5参照)は、LSIパッケージの設計
装置において設計対象となされている所定のLSIパッ
ケージ120(図2参照)に対応するものである。従っ
て、図5以降の各図に示す構成において、図2に示す構
成と同一または相当する構成については図2と同一の符
号を用いて示すことにより、その構成ならびに作用の詳
細な説明は省略するものとする。
自動発生処理が行われるLSIパッケージ20は、図5
に示すような正方形形状の基板22の中心に配設された
正方形形状のLSIチップ24を有するものとする。
SIチップ24の外郭部24B、24R、24T、24
Lにそれぞれ沿って三重の列に整列されて配設され、総
数84個のボール34が、基板22の外郭部22B、2
2R、22T、22Lにそれぞれ沿って三重の列に整列
されて配設されているものとする。
メモリ(RAM)などにより構成される所定の記憶領域
には、各種レジスタ群が設定されており、本発明の実施
に関連するレジスタとしては、以下に示すものがある。
なお、以下の説明においては、各レジスタの内容(デー
タなど)は、特に断らない限り、同一のラベル名で表す
ものとする。
tep(n)のダイパッド30とネットの端部CEとの
総和が記憶されるレジスタである。
(n)のボール34とネットの端部BEとの総和が記憶
されるレジスタである。
tep(n+1)の隙間の総数が記憶されるレジスタで
ある。
(n+1)の隙間の総数が記憶されるレジスタである。
値を、レジスタcntCrackCに記憶された値で割
った商が記憶されるレジスタである。
値を、レジスタcntCrackBに記憶された値で割
った商が記憶されるレジスタである。
テム10のネットの自動発生処理の概要について説明す
ると、LSIチップ24の中心から放射状に基板22の
領域とLSIチップ24の領域とを分割し、分割された
各領域のダイパッド30とボール34とが、それぞれL
SIチップ24の中心に対して所定の位置に配設された
一群の段(Step(n))に分けられて、各段のダイ
パッド30からはボール34に近づく方向で、また、各
段のボール34からはダイパッド30に近づく方向で、
それぞれStep(n)毎に隙間を通すようにしてネッ
トの発生が順次行われ、これによりダイパッド30(L
SIチップの端子)とボール34(LSIパッケージの
端子)との間にネットが自動的に発生されるものであ
る。
処理のフローチャートが起動されると、まず、ステップ
S302において、正方形形状の基板22の2本の対角
線ならびに正方形形状のLSIチップ24の2本の対角
線(図6における一点鎖線参照)のそれぞれによって、
基板22の正方形形状の領域とLSIチップ24の正方
形形状の領域とをそれぞれ分割する(図6参照)。
SIチップ24の2本の対角線(図6における一点鎖線
参照)の交点、即ち、LSIチップ24の中心(図6参
照)から放射状に領域の分割が行われると、LSIチッ
プ24は、LSIチップ24の外郭部24B側の領域2
4aと、外郭部24R側の領域24bと、外郭部24T
側の領域24cと、外郭部24L側の領域24dとの4
つの領域に分割されることになる。
B側の領域22aと、外郭部22R側の領域22bと、
外郭部22T側の領域22cと、外郭部22L側の領域
22dとの4つの領域に分割されることになる。
る総数84個のダイパッド30は、4つの領域24a、
24b、24c、24d内にそれぞれ位置し、その位置
する領域に属するものとする。
個のボール34は、基板22の4つの領域22a、22
b、22c、22dのいずれかに属するようにして分け
られる。
b、22c、22d内にそれぞれ位置するボール34
は、その位置する領域に属するものとする。また、2本
の対角線(図6における一点鎖線参照)上に位置したボ
ール34は、対角線を境に隣り合う2つの領域のうちの
いずれかに属するものとする。
明すると、図6において黒色の塗りつぶしで示された1
8個のボール34は、これらが位置している領域22a
に属するものとなる。一方、2本の対角線上に位置し図
6において斜線で示された6個のボール34A,34
B,34C,34D,34E,34Fは、領域22aあ
るいは領域22b、または、領域22aあるいは領域2
2dに属するものとなる。
対角線上に位置した6個のボール34A,34B,34
C,34D,34E,34Fは、総数84個のボール3
4の外郭部22B、22R、22T、22Lに沿った三
重の列のうちのいずれの列に位置するかに応じて、対角
線を境界にして隣り合う2つの領域のうちのいずれの領
域に属するがか決定されるようになされている。
2B、22R、22T、22Lに近い列から順次、対角
線を境界に隣り合う2つの領域のうちの右側の領域、左
側の領域、右側の領域というように交互に属するように
なされている(図6における矢印参照)。
4A,34B,34C,34D,34E,34Fはそれ
ぞれ、最も外郭部22B、22R、22T、22Lに近
い列のボール34Aとボール34Dとは、対角線を境に
隣り合う2つの領域のうちの右側の領域に属するように
なるので、ボール34Aは領域22aに属し、ボール3
4Dは領域22bに属する。
ら2列目のボール34Bとボール34Eとは、対角線を
境に隣り合う2つの領域のうちの左側の領域に属するよ
うになるので、ボール34Bは領域22dに属し、ボー
ル34Eは領域22aに属する。
22Lから3列目のボール34Cとボール34Fとは、
対角線を境に隣り合う2つの領域のうちの右側の領域に
属するようになるので、ボール34Cは領域22aに属
し、ボール34Fは領域22bに属する。
84個のボール34のうち、図7において破線で囲まれ
た総数21個のボール34が領域22aに属する。ま
た、上記した領域22aと同様にして、領域22b、領
域22cならびに領域22dについてもそれぞれ、総数
21個ずつのボール34が属するようになる(図7にお
ける破線参照)。
おいては、LSIチップ24が4つの領域24a、24
b、24c、24dに分割され、それぞれの領域24
a、24b、24c、24dにダイパッド30が21個
ずつ分けられるとともに、基板22が4つの領域22
a、22b、22c、22dに分割され、それぞれの領
域22a、22b、22c、22dにボール34が21
個ずつ分けられる(図7参照)。
と、ステップS304の処理に進み、各領域それぞれに
ついて、ネットの引き出し方向を決定する。このネット
の引き出し方向に関しては、ダイパッド30(LSIチ
ップの端子)とボール34(LSIパッケージの端子)
とを互いにネットで結び付けることになるので、LSI
チップ24におけるネットの引き出し方向と、基板22
におけるネットの引き出し方向とが互いに向かい合うよ
うにして決定されるものである(図8参照)。
4a、24b、24c、24dのそれぞれにおいては、
ボール34に近づく方向、即ち、LSIチップ24の中
心(図8参照)からそれぞれ外郭部24B、24R、2
4T、24Lに向かう方向(図8における黒色の塗りつ
ぶし矢印方向)を、ネットの引き出し方向とする。
b、22c、22dのそれぞれにおいては、ダイパッド
30に近づく方向、即ち、外郭部22B、22R、22
T、22LからそれぞれLSIチップ24の中心(図8
参照)に向かう方向(図8における斜線矢印方向)を、
ネットの引き出し方向とする。
プ24の領域24aと基板22の領域22aとを中心に
表した説明図が示されている。従って、図9乃至図15
において網掛けで示された21個のダイパッド30(ダ
イパッド30−1〜30−21)は、LSIチップ24
の領域24aに属するダイパッド30である。また、図
9乃至図15において網掛けで示された21個のボール
34(ボール34−1〜34−21)は、基板22の領
域22aに属するボール34であり、白抜きで示された
ボール34は、基板22の領域22a以外の領域22b
あるいは領域22dに属するボール34である。
ステップS306の処理においては、LSIチップ24
の4つの領域24a、24b、24c、24dのうちの
領域24aと、基板22の4つの領域22a、22b、
22c、22dのうちの領域22aとについて、ダイパ
ッド30とボール34とをそれぞれ、段(Step
(n):ただし、「n」は正の整数。)に分ける。この
際、複数のStep(n)は、ステップS304の処理
において決定されたネットの引き出し方向に従い、St
ep1、Step2、・・・、Step(n)となり、
所定の順位を有するものである。
においては、ネットの引き出し方向たるLSIチップ2
4の中心から外郭部24Bに向かう方向(図9乃至図1
5における黒色の塗りつぶし矢印方向)に沿って、LS
Iチップ24の中心に近い側から順次、Step1,S
tep2ならびにStep3の3つの段に、総数21個
のダイパッド30が7個ずつ分けられる。
パッド30−2,ダイパッド30−3,ダイパッド30
−4,ダイパッド30−5,ダイパッド30−6,ダイ
パッド30−7が、LSIチップ24の中心に最も近い
Step1となる。
0−9,ダイパッド30−10,ダイパッド30−1
1,ダイパッド30−12,ダイパッド30−13,ダ
イパッド30−14が、Step1に比べてLSIチッ
プ24の中心から離れているStep2となる。
ド30−16,ダイパッド30−17,ダイパッド30
−18,ダイパッド30−19,ダイパッド30−2
0,ダイパッド30−21が、LSIチップ24の中心
から最も離れているStep3となる。
4には、Step3が最も近く、次いでStep2、S
tep1の順に遠くなっている。
ネットの引き出し方向たる外郭部22BからLSIチッ
プ24の中心に向かう方向(図9乃至図15における斜
線矢印方向)に沿って、LSIチップ24の中心から離
れている側、即ち、外郭部22Bに近い側から順次、S
tep1,Step2ならびにStep3の3つの段
に、総数21個のボール34が分けられる。
2,34−3,34−4,34−5,34−6,34−
7,34−8,34−9が、LSIチップ24の中心か
ら最も離れているStep1となる。
4−12,34−13,34−14,34−15,34
−16が、Step1に比べてLSIチップ24の中心
に近いStep2となる。
34−19,34−20,34−21が、LSIチップ
24の中心に最も近いStep3となる。
ダイパッド30には、Step3が最も近く、次いでS
tep2、Step1の順に遠くなっている。
テップS332までの処理は、LSIチップ24の領域
24aと基板22の領域22a、LSIチップ24の領
域24bと基板22の領域22b、LSIチップ24の
領域24cと基板22の領域22c、LSIチップ24
の領域24dと基板22の領域22dのそれぞれについ
て順次行われる(後述するステップS334参照)。
テップS308の処理に進み、LSIチップ24の領域
24aにおいて、Step1のダイパッド30とネット
の端部との総和が決定される。図10に示すように、L
SIチップ24の領域24aにおいて、Step1には
総数7のダイパッド30−1,30−2,30−3,3
0−4,30−5,30−6,30−7が位置してい
る。また、ネットは発生されていないので、Step1
にはネットの端部CEは位置していない。従って、St
ep1のダイパッド30の総数「7」がレジスタcnt
PinCに記憶される。
は、基板22の領域22aにおいて、Step1のボー
ル34とネットの端部との総和が決定される。図10に
示すように、基板22の領域22aにおいて、Step
1には総数9のボール34−1,34−2,34−3,
34−4,34−5,34−6,34−7,34−8,
34−9が位置している。また、ネットは発生されてい
ないので、Step1にはネットの端部BEは位置して
いない。従って、Step1のボール34の総数「9」
がレジスタcntPinBに記憶される。
プS310の処理に進み、LSIチップ24の領域24
aにおいて、Step1(=Step(n))の次のS
tep2(=Step(n+1))の隙間の総数が決定
される。
2において、隣り合うダイパッド30間に形成された間
隔を隙間とする。さらに、Step2のダイパッド30
と2本の対角線(図10における一点鎖線参照)との間
に形成された間隔も隙間とする。
tep2のダイパッド30−8,30−9,30−1
0,30−11,30−12,30−13,30−14
の間隔は、ダイパッド30−8とダイパッド30−9と
の間隔、ダイパッド30−9とダイパッド30−10と
の間隔、ダイパッド30−10とダイパッド30−11
との間隔、ダイパッド30−11とダイパッド30−1
2との間隔、ダイパッド30−12とダイパッド30−
13との間隔、ダイパッド30−13とダイパッド30
−14との間隔の6つである。
ちの最も左側に位置するダイパッド30−8と対角線と
の間隔と、Step2のダイパッド30のうちの最も右
側に位置するダイパッド30−14と対角線との間隔と
の2つ間隔がある。
と、ダイパッド30と2本の対角線との2つの間隔との
総和である「8」がStep2の隙間の総数となる(図
10における隙間C1,隙間C2,隙間C3,隙間C
4,隙間C5,隙間C6,隙間C7,隙間C8参照)。
そして、このStep2の隙間の総数「8」が、レジス
タcntCrackCに記憶される。
は、基板22の領域22aにおいて、Step1(=S
tep(n))の次のStep2(=Step(n+
1))の隙間の総数が決定される。
2において、隣り合うボール34間に形成された間隔を
隙間とする。さらに、Step2のボール34と2本の
対角線(図10における一点鎖線参照)との間に形成さ
れた間隔も隙間とする。
tep2のボール34−10,34−11,34−1
2,34−13,34−14,34−15,34−16
の間隔は、ボール34−10とボール34−11との間
隔、ボール34−11とボール34−12との間隔、ボ
ール34−12とボール34−13との間隔、ボール3
4−13とボール34−14との間隔、ボール34−1
4とボール34−15との間隔、ボール34−15とボ
ール34−16との間隔、ボール34−16とボール3
4−17との間隔の6つである。
左側に位置するボール34−10と対角線(ここでは、
当該対角線上に位置している領域22dのボール34)
との間隔が1つある。
ボール34と対角線との1つの間隔との総和である
「7」がStep2の隙間の総数となる(図10におけ
る隙間B1,隙間B2,隙間B3,隙間B4,隙間B
5,隙間B6,隙間B7参照)。そして、このStep
2の隙間の総数「7」が、レジスタcntCrackB
に記憶される。
テップS312の処理に進んで、ステップS308の処
理においてレジスタcntPinCに記憶された値と、
ステップS310の処理においてレジスタcntCra
ckCに記憶された値とを比較する処理を行う。
結果、ステップS308の処理においてレジスタcnt
PinCに記憶された値が、ステップS310の処理に
おいてレジスタcntCrackCに記憶された値より
小さいと判断された場合には、ステップS314の処理
へ進む。
処理の結果、このステップS308の処理においてレジ
スタcntPinCに記憶された値が、ステップS31
0の処理においてレジスタcntCrackCに記憶さ
れた値以上であると判断された場合には、ステップS3
16の処理へ進む。
図10に示すLSIチップ24の領域24aについて行
われた場合には、Step1のダイパッド30の総数7
とStep2の隙間の総数8とが比較処理されることに
なる。その結果、Step1のダイパッド30の総数7
がStep2の隙間の総数8より少ないので、ステップ
S314の処理へ進む。
は、Step1のダイパッド30それぞれから、最も近
いStep2の隙間にネットを発生する。
間C1にネットが発生され、ダイパッド30−2から隙
間C2にネットが発生され、ダイパッド30−3から隙
間C3にネットが発生され、ダイパッド30−4から隙
間C4にネットが発生され、ダイパッド30−5から隙
間C5にネットが発生され、ダイパッド30−6から隙
間C6にネットが発生され、ダイパッド30−7から隙
間C7にネットが発生される。
3,C4,C5,C6,C7,C8それぞれには、ダイ
パッド30−1,30−2,30−3,30−4,30
−5,30−6,30−7それぞれから発生されたネッ
トが1本のみ位置するか、あるいは、ネットが位置して
いないか(図11における隙間C8参照)のいずれかに
なる。
イパッドの配置が図19に示すような場合には、Ste
p1のダイパッド30それぞれから、最も近いStep
2の隙間にネットが発生される。その結果、Step2
の隙間にはそれぞれ、ダイパッドそれぞれから発生され
たネットが1本、あるいは3本位置するか、または、ネ
ットが位置していないかのいずれかになる。
は、ステップS308の処理においてレジスタcntP
inCに記憶された値を、ステップS310の処理にお
いてレジスタcntCrackCに記憶された値で割っ
た商がレジスタcntNetCに記憶される。
て、ステップS318の処理においては、Step1の
ダイパッド30のそれぞれから、Step2の隙間のう
ち中央側の隙間に多くのネットが位置するようにしてネ
ットを発生する。
は、既にステップS312の処理において、レジスタc
ntPinCに記憶された値が、レジスタcntCra
ckCに記憶された値以上であると判断されている。即
ち、Step1のダイパッド30の総数とStep2の
隙間の総数とは同じであるか、あるいは、Step1の
ダイパッド30の総数に比べてStep2の隙間の総数
の方が少ない状態にある。
レジスタcntNetCに記憶された値に基づいて、S
tep2の全ての隙間は、少なくともレジスタcntN
etCに記憶された値本のネットが位置するようにし、
さらに、Step2の隙間のうち中央に位置する隙間
と、当該中央に位置する隙間に隣り合う左右両側の隙間
毎に順次に、レジスタcntNetCに記憶された値+
1 本のネットが位置するようにする。
の処理が終了すると、ステップS320の処理に進ん
で、ステップS308の処理においてレジスタcntP
inBに記憶された値と、ステップS310の処理にお
いてレジスタcntCrackBに記憶された値とを比
較する処理を行う(図4参照)。
結果、ステップS308の処理においてレジスタcnt
PinBに記憶された値が、ステップS310の処理に
おいてレジスタcntCrackBに記憶された値より
小さいと判断された場合には、ステップS322の処理
へ進む。
処理の結果、このステップS308の処理においてレジ
スタcntPinBに記憶された値が、ステップS31
0の処理においてレジスタcntCrackBに記憶さ
れた値以上であると判断された場合には、ステップS3
24の処理へ進む。
図10に示す基板22の領域22aについて行われた場
合には、Step1のボール34の総数9とStep2
の隙間の総数7とが比較処理されることになる。その結
果、Step1のボール34の総数9がStep2の隙
間の総数7より多いので、ステップS324の処理へ進
む。
は、Step1のボール34それぞれから、最も近いS
tep2の隙間にネットを発生する。
は、ステップS308の処理においてレジスタcntP
inBに記憶された値を、ステップS310の処理にお
いてレジスタcntCrackBに記憶された値で割っ
た商がレジスタcntNetBに記憶される。
aの場合は、レジスタcntPinBの値(即ち、St
ep1のボール34の総数)は「9」で、レジスタcn
tCrackBの値(即ち、Step2の隙間の総数)
は「7」である。従って、9/7≒1.3がレジスタc
ntNetBに記憶される。
て、ステップS326の処理においては、Step1の
ボール34のそれぞれから、Step2の隙間のうち中
央側の隙間に多くのネットが位置するようにしてネット
を発生する。
隙間B1,B2,B3,B4,B5,B6,B7それぞ
れ、少なくともレジスタcntNetBに記憶された値
の1.3本、即ち、1本のネットは位置するようにす
る。ここで、7本分のネットが位置する隙間が確保され
ることになる。
B1,B2,B3,B4,B5,B6,B7のうち中央
に位置する隙間B4と、当該中央に位置する隙間B4に
隣り合う左右両側の隙間毎に順次、隙間B3、隙間B
5、隙間B2、隙間B6、隙間1、隙間7というように
左右交互に、レジスタcntNetBに記憶された値+
1の2.3本、即ち、2本のネットが位置するようにす
る。
する隙間が確保され、Step1の9個のボール34か
らの9本のネットを全て、Step2の7つの隙間に位
置させることができる。つまり、中央に位置する隙間B
4と、隙間B4の左側に位置する隙間B3とにはそれぞ
れ、ネットが2本位置するようにし、その他の隙間B
1,B2,B5,B6,B7には、ネットが1本位置す
るようにする。
ットが発生され、ボール34−2から隙間B2にネット
が発生され、ボール34−3から隙間B3にネットが発
生され、ボール34−4から隙間B3にネットが発生さ
れ、ボール34−5から隙間B4にネットが発生され、
ボール34−6から隙間B4にネットが発生され、ボー
ル34−7から隙間B5にネットが発生され、ボール3
4−8から隙間B6にネットが発生され、ボール34−
9から隙間B7にネットが発生され、Step2の隙間
のうち中央側の隙間に多くのネットが位置するようにし
てネットが発生される。
いては、既にステップS320の処理において、レジス
タcntPinBに記憶された値が、レジスタcntC
rackBに記憶された値以上であると判断されてい
る。即ち、Step1のボール34の総数とStep2
の隙間の総数とは同じであるか、あるいは、Step1
のボール34の総数に比べてStep2の隙間の総数の
方が少ない状態にある。
レジスタcntNetBに記憶された値に基づいて、S
tep2の全ての隙間は、少なくともレジスタcntN
etBに記憶された値本のネットが位置するようにし、
さらに、Step2の隙間のうち中央に位置する隙間
と、当該中央に位置する隙間に隣り合う左右両側の隙間
毎に順次に、レジスタcntNetBに記憶された値+
1 本のネットが位置するようにする。
S326の処理が終了すると、ステップS328の処理
に進む。
Iチップ24の領域24aにおいて、Step2のダイ
パッド30とネットの端部CEとの総和が決定される。
領域24aにおいて、Step2には総数7のダイパッ
ド30−8,30−9,30−10,30−11,30
−12,30−13,30−14が位置している。さら
に、Step2の隙間C1,C2,C3,C4,C5,
C6,C7にはそれぞれ、ステップS314の処理にお
いて発生された総数7のネットの端部CE1,CE2,
CE3,CE4,CE5,CE6,CE7が位置してい
る。
数7と、ネットの端部CEの総数7との総和「14」が
レジスタcntPinCに記憶される。
は、基板22の領域22aにおいて、Step2のボー
ル34とネットの端部BEとの総和が決定される。
aにおいて、Step2には総数7のボール34−1
0,34−11,34−12,34−13,34−1
4,34−15,34−16が位置している。さらに、
Step2の隙間B1,B2,B3,B4,B5,B
6,B7にはそれぞれ、ステップS326の処理におい
て発生された総数9のネットの端部BE1,BE2,B
E3,BE4,BE5,BE6,BE7,BE8,BE
9が位置している。
と、ネットの端部BEの総数9との総和「16」がレジ
スタcntPinBに記憶される。
プS330の処理においては、Step2とStep3
との間で、上記したステップS310乃至ステップS3
26と同様の処理が行われる(図12ならび図13参
照)。
においては、ステップS310の処理と同様な処理によ
り、Step2(=Step(n))の次の段(=St
ep(n+1))たるStep3の隙間の総数「8」が
レジスタcntCrackCに記憶される。
処理により、ステップS328の処理においてレジスタ
cntPinCに記憶された値「14」と、レジスタc
ntCrackCに記憶された値「8」とを比較する処
理を行う。
nCに記憶された値「14」が、レジスタcntCra
ckCに記憶された値「8」以上なので、ステップS3
16の処理と同様な処理により、レジスタcntPin
Cに記憶された値「14」を、レジスタcntCrac
kCに記憶された値「8」で割った商「1.75」がレ
ジスタcntNetCに記憶される。
処理により、Step3の隙間のうち中央側の隙間に多
くのネットが位置するようにしてネットが発生される。
つまり、中央に位置する隙間C12,C13と、隙間C
12,C13の左側に位置する隙間C11、右側に位置
する隙間C14、左側に位置する隙間C10、右側に位
置する隙間C15にはそれぞれ、ネットが2本(=レジ
スタcntNetC+1)位置するようにし、その他の
隙間C9,C16には、ネットが1本(=レジスタcn
tNetC)位置するようにする。
に、ネットの端部CE1から隙間C9にネットが発生さ
れ、ダイパッド30−8から隙間C10にネットが発生
され、ネットの端部CE2から隙間C10にネットが発
生され、ダイパッド30−9から隙間C11にネットが
発生され、ネットの端部CE3から隙間C11にネット
が発生され、ダイパッド30−10から隙間C12にネ
ットが発生され、ネットの端部CE4から隙間C12に
ネットが発生され、ダイパッド30−11から隙間C1
3にネットが発生され、ネットの端部CE5から隙間C
13にネットが発生され、ダイパッド30−12から隙
間C14にネットが発生され、ネットの端部CE6から
隙間C14にネットが発生され、ダイパッド30−13
から隙間C15にネットが発生され、ネットの端部CE
7から隙間C15にネットが発生され、ダイパッド30
−14から隙間C16にネットが発生される。
ステップS310の処理と同様な処理により、Step
2(=Step(n))の次の段(=Step(n+
1))たるStep3の隙間の総数「5」がレジスタc
ntCrackBに記憶される。
処理により、ステップS328の処理においてレジスタ
cntPinBに記憶された値「16」と、レジスタc
ntCrackBに記憶された値「5」とを比較する処
理を行う。
nBに記憶された値「16」が、レジスタcntCra
ckBに記憶された値「5」以上なので、ステップS3
24の処理と同様な処理により、レジスタcntPin
Bに記憶された値「16」を、レジスタcntCrac
kBに記憶された値「5」で割った商「3.6」がレジ
スタcntNetBに記憶される。
処理により、Step3の隙間のうち中央側の隙間に多
くのネットが位置するようにしてネットが発生される。
つまり、中央に位置する隙間B10にはネットが4本
(=レジスタcntNetB+1)位置するようにし、
その他の隙間B8,B9,B11,B12には、ネット
が3本(=レジスタcntNetB)位置するようにす
る。
に、ネットの端部BE1から隙間B8にネットが発生さ
れ、ボール34−10から隙間B8にネットが発生さ
れ、ネットの端部BE2から隙間B8にネットが発生さ
れ、ボール34−11から隙間B9にネットが発生さ
れ、ネットの端部BE3から隙間B9にネットが発生さ
れ、ネットの端部BE4から隙間B9にネットが発生さ
れ、ボール34−12から隙間B10にネットが発生さ
れ、ネットの端部BE5から隙間B10にネットが発生
され、ネットの端部BE6から隙間B10にネットが発
生され、ボール34−13から隙間B10にネットが発
生され、ネットの端部BE7から隙間B11にネットが
発生され、ボール34−14から隙間B11にネットが
発生され、ネットの端部BE8から隙間B11にネット
が発生され、ボール34−15から隙間B12にネット
が発生され、ネットの端部BE9から隙間B12にネッ
トが発生され、ボール34−16から隙間B12にネッ
トが発生される。
プS332の処理においては、LSIチップ24の領域
24aのStep3におけるダイパッド30ならびにネ
ットの端部CEと、基板22の領域22aのStep3
のボール34ならびにネットの端部BEとを順次結び付
けてネットを発生する。
24ならびに基板22の左側から、順次1本ずつ結び付
けてネットが発生されるようになされている。
チップ24の領域24aのStep3には、総数7のダ
イパッド30−15,30−16,30−17,30−
18,30−19,30−20,30−21が位置して
いる。また、総数14のネットの端部CE8,CE9,
CE10,CE11,CE12,CE13,CE14,
CE15,CE16,CE17,CE18,CE19,
CE20,CE21が位置している。
には、総数5のボール34−17,34−18,34−
19,34−20,34−21が位置している。また、
総数16のネットの端部BE10,BE11,BE1
2,BE13,BE14,BE15,BE16,BE1
7,BE18,BE19,BE20,BE21,BE2
2,BE23,BE24,BE25が位置している。
ネットの端部CEと、ボール34ならびにネットの端部
BEとを結び付けるようにして、LSIチップ24なら
びに基板22の左側から順次1本ずつネットが発生され
る。
ップ24の領域24aのダイパッド30−1と基板22
の領域22aのボール34−17との間にネットが発生
され、同様に、ダイパッド30−2とボール34−2と
の間、ダイパッド30−3とボール34−3との間、ダ
イパッド30−4とボール34−12との間、ダイパッ
ド30−5とボール34−13との間、ダイパッド30
−6とボール34−14との間、ダイパッド30−7と
ボール34−15との間、ダイパッド30−8とボール
34−10との間、ダイパッド30−9とボール34−
11との間、ダイパッド30−10とボール34−19
との間、ダイパッド30−11とボール34−6との
間、ダイパッド30−12とボール34−7との間、ダ
イパッド30−13とボール34−21との間、ダイパ
ッド30−14とボール34−16との間、ダイパッド
30−15とボール34−1との間、ダイパッド30−
16とボール34−18との間、ダイパッド30−17
とボール34−4との間、ダイパッド30−18とボー
ル34−5との間、ダイパッド30−19とボール34
−20との間、ダイパッド30−20とボール34−8
との間、ダイパッド30−21とボール34−9との間
にネットが発生される。
て、LSIチップ24の領域24aのダイパッド30と
基板22の領域22aのボール34との間にネットが発
生されると、ステップS334の処理においては、ステ
ップS302の処理において分割された他の領域におけ
る処理が順次行われる。
ず、上記したLSIチップ24の領域24aと基板22
の領域22aとの場合と同様にして、LSIチップ24
の領域24bと基板22の領域22bとにおいて、ステ
ップS306乃至ステップS332の処理が行われ、L
SIチップ24の領域24bのダイパッド30と基板2
2の領域22bのボール34との間にネットが発生され
る。
基板22の領域22cとにおいて、ステップS306乃
至ステップS332の処理が行われ、LSIチップ24
の領域24cのダイパッド30と基板22の領域22c
のボール34との間にネットが発生される。
基板22の領域22dとにおいて、ステップS306乃
至ステップS332の処理が行われ、LSIチップ24
の領域24dのダイパッド30と基板22の領域22d
のボール34との間にネットが発生される。
332の処理が、ステップS302において分割された
領域のそれぞれに行われると、LSIパッケージ20の
LSIチップ24の総数84個のダイパッド30と、基
板22の総数84個のボール34とがそれぞれ結び付け
られ、LSIパッケージ20におけるネットが完成し
て、このネットの自動発生処理を終了する。
の自動発生システム10の演算部12により実行される
ネットの自動発生処理(図3ならびに図4参照)によっ
て発生されたネットの一例を示す説明図が示されてい
る。
自動発生システム10のネットの自動発生処理によれ
ば、ステップS302の処理において基板22の2本の
対角線ならびにLSIチップ24の2本の対角線それぞ
れによって、基板22の領域とLSIチップ24の領域
とが分割され、各領域のダイパッド30とボール34と
がそれぞれ、所定のネットの引き出し方向に従った順位
を有する段(Step(n))に分けられて(ステップ
S306)、Step(n)に位置するダイパッド30
やネットの端部CEあるいはボール34やネットの端部
BEから、Step(n+1)の隙間にネットが順次発
生されるので、ダイパッド30とボール34との間にネ
ットが自動的に発生され、ネットの発生の処理の自動化
ができる。
システム10のネットの自動発生処理によれば、ネット
の発生の処理を短時間で行うことができるようになる。
に、本発明によるネットの自動発生システム10のネッ
トの自動発生処理により自動的に発生されるネットは、
ネットがクロスすることなく、また、各端子間に位置す
るネットの総数のばらつきもないので、ネットの緊密さ
の具合が一様な粗密のないパターンでネットの発生を行
うことができる。このため、LSIパッケージの製造工
程において、熱による歪みや、メッキ処理での流れなど
の各種問題の発生が防止されて、歩留まりを向上するこ
とができる。
(1)乃至(4)のように変形してもよい。
テップS306の処理からステップS332までの処理
が、LSIチップ24の領域24aと基板22の領域2
2a、LSIチップ24の領域24bと基板22の領域
22b、LSIチップ24の領域24cと基板22の領
域22c、LSIチップ24の領域24dと基板22の
領域22dの順に行われて、4回繰り返されるようにし
たが、これに限られるものではないことは勿論であり、
順序を任意に変更して4回繰り返すようにしてもよい。
プS332までの処理が、LSIチップ24の領域24
aと基板22の領域22a、LSIチップ24の領域2
4bと基板22の領域22b、LSIチップ24の領域
24cと基板22の領域22c、LSIチップ24の領
域24dと基板22の領域22dとに並行して行われる
ようにしてもよい。
GAのFCタイプのLSIパッケージ(図2参照)の設
計において、本発明によるネットの自動発生システム1
0を用いるようにしたが、これに限られるものではない
ことは勿論であり、他のタイプのLSIパッケージの設
計において、本発明によるネットの自動発生システム1
0を用いるようにしてもよい。
ようなダイパッドが配設されたLSIチップを有するL
SIパッケージ、LSIチップ24のダイパッド30や
基板22のボール34が千鳥格子状に位置するLSIパ
ッケージ、長方形形状の基板22あるいはLSIチップ
24を有するLSIパッケージ、複数のLSIチップ2
4を有するLSIパッケージ、Advanced Pa
ckage以外のLSIパッケージなど、各種のLSI
パッケージの設計において、本発明によるネットの自動
発生処理によりネットの発生を行うようにしてもよい。
る、LSIパッケージの端子の個数ならびに配設位置
と、LSIパッケージの端子以外の端子の個数ならびに
配設位置とに応じた各種変更を行うようにするとよい。
自動発生処理のフローチャートは、上記した実施の形態
のような3つ段(Step1、Step2、Step
3)がある場合に対応して具体的に示されているが、こ
の段(Step(n))の総数に応じた回数だけ所定の
処理が繰り返されるように図3ならびに図4に示すネッ
トの自動発生処理のフローチャートを変更してもよい。
ボンドタイプのLSIパッケージの設計において、本発
明によるネットの自動発生システム10を用いるように
してもよい。
プ)120’は、基板122’と、基板122’上に配
設されたLSIチップ124’とを有し、基板122’
上に配設されたLSIチップ124’が樹脂126’で
封止されて構成されている。
4’aには、LSIチップ124’の回路に接続された
ダイパッド130’が配設されている。一方、基板12
2’の表面122’aには、ワイヤボンドパッド132
が配設されており、基板122’の裏面122’bに
は、ボール134’が配設されている。
ド130’と基板122’のワイヤボンドパッド132
とがボンディングワイヤ140で接続され、ワイヤボン
ドパッド132とボール134’とが配線されている。
さらに、こうしたダイパッド130’からワイヤボンド
パッド132を介してボール134’まで至るLSIパ
ッケージ120’内の配線は、ボール134’を介して
プリント基板200上の配線と電気的に接続されるもの
である。
0’の設計においては、このLSIパッケージの端子以
外の端子たるワイヤボンドパッド132とボール13
4’(LSIパッケージの端子)とを電気的に接続する
線路を決定するために、ワイヤボンドパッド132とボ
ール134’との間に、本発明によるネットの自動発生
システム10によりネットを発生させることができるも
のである。
テップS302の処理において、基板22が所定の領域
に分割されたときに、2本の対角線上に位置した6個の
ボール34A,34B,34C,34D,34E,34
Fそれぞれを、三重の列のうち最も外郭部22B、22
R、22T、22Lに近い列から順次、対角線を境界に
隣り合う2つの領域のうちの右側の領域、左側の領域、
右側の領域に属するようにしたが、これに限られるもの
ではないことは勿論であり、2本の対角線上に位置した
ボールは、所定の規則に従って対角線を境に隣り合う2
つの領域のうちのいずれかに属するようにすればよい。
うなダイパッドが配設されたLSIチップにおいても、
2本の対角線上に位置したダイパッドは、所定の規則に
従って対角線を境に隣り合う2つの領域のうちのいずれ
かに属するようにすればよい。
た(1)乃至(3)に示す変形例は、適宜に組み合わせ
るようにしてもよい。
ているので、ネットの発生の処理の自動化が図ることが
可能になり、ネットの発生の処理を短時間で行うことが
できるようになるとともに、しかも、粗密のないパター
ンでネットの発生を行うことができるという優れた効果
を奏する。
の形態の一例の全体の構成を表すブロック構成図であ
る。
(FCタイプ)の一例を示す概略構成説明図であり、
(b)は、(a)におけるA矢視説明図が示されてい
る。
部により実行されるネットの自動発生処理を示すフロー
チャートである。
部により実行されるネットの自動発生処理を示すフロー
チャートである。
念的に示した説明図であり、ネットの自動発生システム
の演算部が、所定のLSIパッケージに対するネットの
自動発生処理を行なうために、データベースから端子デ
ータを読み出したときに、表示部の画面上に表示される
LSIパッケージを示した説明図である。
念的に示した説明図であり、LSIチップの中心から放
射状に基板の領域とLSIチップの領域とをそれぞれ分
割する場合を示した説明図である。
念的に示した説明図であり、基板に配設されているボー
ルが、分割された基板の領域のいずれの領域に属するも
のであるかを示した説明図である。
念的に示した説明図であり、分割された各領域における
ネットの引き出し方向を示した説明図である。
念的に示した説明図であり、LSIチップ24の領域2
4aと基板22の領域22aとを中心に表した説明図で
ある。
概念的に示した説明図であり、LSIチップ24の領域
24aと基板22の領域22aとにおいて、ダイパッド
30とボール34とをそれぞれ、段(Step(n))
に分ける場合を示す説明図である。
概念的に示した説明図であり、LSIチップ24の領域
24aと基板22の領域22aとにおいて、Step1
からStep2にネットが発生された場合を示す説明図
である。
概念的に示した説明図であり、LSIチップ24の領域
24aと基板22の領域22aとにおいて、レジスタc
ntPinCに記憶されるLSIチップのStep2の
ダイパッド30とネットの端部との総和と、レジスタc
ntPinBに記憶される基板におけるStep2のボ
ールとネットの端部との総和とをそれぞれ概念的に示し
た説明図である。
概念的に示した説明図であり、LSIチップ24の領域
24aと基板22の領域22aとにおいて、Step2
からStep3にネットが発生された場合を示す説明図
である。
概念的に示した説明図であり、LSIチップ24の領域
24aと基板22の領域22aとにおいて、Step3
のダイパッド、ボール、ネットの端子を示す説明図であ
る。
概念的に示した説明図であり、LSIチップ24の領域
24aと基板22の領域22aとにおいて、ダイパッド
とボールとの間に発生されたネットを示す説明図であ
る。
算部12により実行されるネットの自動発生処理によっ
て発生されたネットの一例を示す説明図である。
LSIチップの一例を示す概略構成説明図である。
(ワイヤボンドタイプ)の一例を示す概略構成説明図で
あり、(b)は、(a)におけるB矢視説明図が示され
ている。
示す説明図であり、本発明によるネットの自動発生処理
により、LSIチップにおいて、Step1からSte
p2にネットが発生された場合を概念的に示した説明図
である。
プ) 122a,124a,122’a,124’a 表面 122b,124b,122’b 裏面 126,126’ 樹脂 132 ワイヤボンドパッド 140 ボンディングワイヤ 200 プリント基板 C1〜C16,B1〜B12 隙間 CE1〜CE21,BE1〜BE25 ネットの端部
Claims (3)
- 【請求項1】 LSIチップを配設したLSIパッケー
ジにおいて、複数のLSIパッケージの端子それぞれと
複数の前記LSIパッケージの端子以外の端子との論理
的接続関係を示すネットを発生するネットの自動発生方
法であって、 LSIパッケージの領域と前記LSIパッケージに配設
したLSIチップの領域とを、前記LSIパッケージの
所定の位置から放射状に所定の領域に分割する第1の段
階と、 前記第1の段階において分割された所定の領域毎に、前
記LSIパッケージの所定の位置に対して配設された前
記LSIパッケージの端子以外の端子群を1つの段とす
るとともに、前記LSIパッケージの所定の位置に対し
て配設された前記LSIパッケージの端子群を1つの段
とする第2の段階と、 所定の段の前記LSIパッケージの端子以外の端子か
ら、前記所定の段に比べて前記LSIパッケージの端子
に近い前記LSIパッケージの端子以外の端子からなる
段の隣り合う端子と端子との間に形成された隙間にネッ
トを発生するとともに、所定の段の前記LSIパッケー
ジの端子から、前記所定の段に比べて前記LSIパッケ
ージの端子以外の端子に近い段の隣り合う端子と端子と
の間に形成された隙間にネットを発生する第3の段階と
を有するネットの自動発生方法。 - 【請求項2】 LSIチップを配設したLSIパッケー
ジにおいて、複数のLSIパッケージの端子それぞれと
複数の前記LSIパッケージの端子以外の端子との論理
的接続関係を示すネットを発生するネットの自動発生シ
ステムであって、 LSIパッケージの領域と前記LSIパッケージに配設
したLSIチップの領域とを、前記LSIパッケージの
所定の位置から放射状に所定の領域に分割する分割手段
と、 前記分割手段によって分割された所定の領域毎に、前記
LSIパッケージの所定の位置に対して配設された前記
LSIパッケージの端子以外の端子群を1つの段とする
とともに、前記LSIパッケージの所定の位置に対して
配設された前記LSIパッケージの端子群を1つの段と
する段設定手段と、 所定の段の前記LSIパッケージの端子以外の端子か
ら、前記所定の段に比べて前記LSIパッケージの端子
に近い前記LSIパッケージの端子以外の端子からなる
段の隣り合う端子と端子との間に形成された隙間にネッ
トを発生するとともに、所定の段の前記LSIパッケー
ジの端子から、前記所定の段に比べて前記LSIパッケ
ージの端子以外の端子に近い段の隣り合う端子と端子と
の間に形成された隙間にネットを発生するネット発生手
段とを有するネットの自動発生システム。 - 【請求項3】 LSIチップを配設したLSIパッケー
ジにおいて、複数のLSIパッケージの端子それぞれと
複数の前記LSIパッケージの端子以外の端子との論理
的接続関係を示すネットを発生するネットの自動発生シ
ステムに用いるプログラムであって、 コンピュータを、 LSIパッケージの領域と前記LSIパッケージに配設
したLSIチップの領域とを、前記LSIパッケージの
所定の位置から放射状に所定の領域に分割する分割手
段、 前記分割手段によって分割された所定の領域毎に、前記
LSIパッケージの所定の位置に対して配設された前記
LSIパッケージの端子以外の端子群を1つの段とする
とともに、前記LSIパッケージの所定の位置に対して
配設された前記LSIパッケージの端子群を1つの段と
する段設定手段、 所定の段の前記LSIパッケージの端子以外の端子か
ら、前記所定の段に比べて前記LSIパッケージの端子
に近い前記LSIパッケージの端子以外の端子からなる
段の隣り合う端子と端子との間に形成された隙間にネッ
トを発生するとともに、所定の段の前記LSIパッケー
ジの端子から、前記所定の段に比べて前記LSIパッケ
ージの端子以外の端子に近い段の隣り合う端子と端子と
の間に形成された隙間にネットを発生するネット発生手
段、 として機能させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001069347A JP4472198B2 (ja) | 2001-03-12 | 2001-03-12 | ネットの自動発生方法およびそのシステムならびにプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001069347A JP4472198B2 (ja) | 2001-03-12 | 2001-03-12 | ネットの自動発生方法およびそのシステムならびにプログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002269165A true JP2002269165A (ja) | 2002-09-20 |
JP4472198B2 JP4472198B2 (ja) | 2010-06-02 |
Family
ID=18927390
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001069347A Expired - Lifetime JP4472198B2 (ja) | 2001-03-12 | 2001-03-12 | ネットの自動発生方法およびそのシステムならびにプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4472198B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006332516A (ja) * | 2005-05-30 | 2006-12-07 | Oki Electric Ind Co Ltd | 半導体装置の自動設計方法および自動設計装置 |
JP2007206883A (ja) * | 2006-01-31 | 2007-08-16 | Fujitsu Ltd | 半導体装置の設計方法及び装置、並びにプログラム |
-
2001
- 2001-03-12 JP JP2001069347A patent/JP4472198B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006332516A (ja) * | 2005-05-30 | 2006-12-07 | Oki Electric Ind Co Ltd | 半導体装置の自動設計方法および自動設計装置 |
JP4508947B2 (ja) * | 2005-05-30 | 2010-07-21 | Okiセミコンダクタ株式会社 | 半導体装置の自動設計方法および自動設計装置 |
JP2007206883A (ja) * | 2006-01-31 | 2007-08-16 | Fujitsu Ltd | 半導体装置の設計方法及び装置、並びにプログラム |
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