JPH02307162A - 配線経路決定方式 - Google Patents

配線経路決定方式

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JPH02307162A
JPH02307162A JP1128227A JP12822789A JPH02307162A JP H02307162 A JPH02307162 A JP H02307162A JP 1128227 A JP1128227 A JP 1128227A JP 12822789 A JP12822789 A JP 12822789A JP H02307162 A JPH02307162 A JP H02307162A
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JP1128227A
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Inventor
Kenji Matsumoto
賢司 松本
Tomoatsu Yanagida
柳田 友厚
Yoshinori Nishiyama
西山 良範
Masahiko Nagai
正彦 永井
Yukinori Furukawa
幸則 古川
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Hitachi Ltd
Hitachi Computer Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Computer Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、配線経路決定技術に関し、特に、複数階層か
らなるプリント基板などに集積回路装置などの電子部品
を搭載する際のプリント基板内における配線経路の最適
化に好適な技術に関するものである。
〔従来の技術〕
たとえば、電子機器の機能の大規模化および高速化など
の要請に呼応して、電子機器を構成する個々の論理集積
回路素子の動作速度や接続端子の数なども一層増大しつ
つある。
このため、プリント基板に対して関連する複数の論理集
積回路素子を密に並べて搭載し、このようなプリント基
板をさらに大きなマザーボードなどに搭載して階層的な
実装構造を構成することで、個々の論理集積回路素子の
相互間を連絡する配線経路長の短縮や配線密度の増大の
要求に対応しようとすることが行われている。
ところで、このような階層的な実装構造における配線経
路の設計に際しては、より実装密度が高く種々の制約の
多い下位階層の集積回路素子から当該階層内における信
号遅延時間や各種のノイズ対策を考慮して実装位置や配
線経路を決定し、一方、面積が大きく比較的制約の少な
いマザーボードなどの上位階層では、特に条件の厳しい
信号の伝播経路についてのみ予め人手によって決定して
右き、他の配線経路については、下位階層から上位階層
へと順に各階層におけるピン配置などの実装情報のみに
基づいて決定することが一般的であった。
なお、この種の技術に関連する公知例としては、たとえ
ば特開昭59−197189号公報などがある。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、上記のような従来技術においては、個々の集
積回路素子、プリント基板、マザーボードなどを相互に
接続するピン数が多い場合には、これらのピンを接続す
る最適な配線経路の決定に際して配線経路の組み合わせ
数が膨大となり、多大の労力を要するという問題がある
また、個々の階層毎に配線順序を決定する方式では、各
階層毎に信号の伝播遅延時間が異なる場合に的確に対応
できず、実装構造全体における信号の伝播遅延時間の観
点からみた配線経路の最適化が困難であるという問題も
ある。
そこで、本発明の目的は、設計作業において生じる配線
経路の組み合わせ数を減らして、実装構造の全体におけ
る配線経路の最適化に要する労力を軽減することが可能
な配線経路決定方式を提供することにある。
本発明の他の目的は、各階層毎に信号の伝播遅延時間が
異なるような実装構造の全体における伝播遅延時間の最
適化を実現することが可能な配線経路決定方式を提供す
ることにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本
明細書の記述右よび添付図面から明らかになるであろう
〔課題を解決するための手段〕
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概
要を簡単に説明すれば、下記のとおりである。
すなわち、本発明になる配線経路決定方式は、少なくと
も複数の電子部品からなる階層と、複数の電子部品を搭
載する複数の第1の実装基板からなる階層と、第1の実
装基板を搭載する第2の実装基板からなる階層とを入出
力端子を介して相互に接続し、第1および第2の実装基
板において一筆書き状に引き回される配線構造によって
複数の電子部品を相互に接続してなる実装構造において
、第2の実装基板からなる階層により近い上位階層にお
ける実装位置が未定の入出力端子の位置を複数の電子部
品からなる階層により近い隣接する下位階層における入
出力端子の位置に基づいて仮定し、隣接する上位階層お
よび下位階層において引き回される配線構造の経路長を
最短化する操作を上位階層から下位階層へと順次繰り返
すようにしたものである。
〔作用〕
上記した本発明の配線経路決定方式によれば、各階層に
おける未定の入出力端子の座標を、より下位階層におけ
る入出力端子の座標に基づいて決定することで、個々の
階層毎に入出力端子の座標を決定する場合に比較して、
複数の階層を通過する配線経路の組み合わせ数が大幅に
減少し、実装構造の全体における配線経路の最適化に要
する労力を軽減することができる。
また、互いに隣接するより上位の階層から下位階層の順
に配線経路を求めるので、各階層間にわたる配線経路の
経路長の短縮を図ることができるとともに、当該経路長
として個々の階層の配線構造における電気信号の伝播速
度を加味した実効的経路長を用いることで、各階層毎に
信号の伝播遅延時間が異なるような実装構造の全体にお
ける伝播遅延時間の最適化を実現することができる。
〔実施例〕
以下、本発明の配線経路決定方式の実施例を、図面を参
照しながら詳細に説明する。
第1図は、本発明の一実施例である配線経路決定方式の
動作の一例を示す流れ図であり、第2図は、本実施例の
配線経路決定方式を実施するための設計システムの一例
を示すブロック図、さらに第3図(a)およびら)は、
それぞれ複数階層からなる実装構造の一例を示す平面図
および側面図である。
まず、第2図を参照しながら、本実施例の配線経路決定
方式を実施するための設計システムの構成の概略を説明
する。
本実施例の設計システムは、システム全体の制御や演算
動作などを行う制御計算機3と、当該制御計算機3と外
部との間における情報の授受を制御する人出力制御装置
2と、この入出力制御装置2を介して制御計算機3に接
続される外部記憶装置1とを備えている。
制御計算機3は、当該制御計算機3の各部を統轄して制
御する制御装置6と、処理プログラムなどが格納される
主記憶装置7と、主記憶装置7に格納された処理プログ
ラムに基づいて後述のような演算処理を行う中央演算装
置8とで構成されている。
また、外部記憶装置1は、前述のような処理プログラム
が格納されるプログラムファイル4と、データファイル
5とが格納されている。
このデータファイル5は、後述のピン情報テーブルおよ
び基準情報テーブルなどを含む基板実装情報5aなどで
構成されており、配線経路を決定するための制御計算機
3における処理プログラムの実行に際して必要に応じて
読み出しや書き込みがなされるようになっている。
また、第3図に示されるように、本実施例における実装
構造は、所望の論理機能を実現するための駆動用出力ピ
ンを有する集積回路素子IOと負荷の入力ピンを有する
複数の集積回路素子11゜12.13からなる階層Cと
、これらの集積回路素子10,11.12および集積回
路素子13を搭載する複数のプリント基板30およびプ
リント基板31からなる階層Bと、さらにこれらのプリ
ント基板30および31を搭載するマザーボード40か
らなる階層Aとで構成されている。
なお、説明を簡略化するため、第3図の例では、基準情
報として階層Bのプリント基板30および31の各々と
、階層へのマザーボード40とを接続する入出力端子の
数はそれぞれ1本とし、また、マザーボード40および
プリント基板30.31における配線経路は、格子状に
直交する経路を辿るものとする。
また、マザーボード40の属する階層Aおよびプリント
基板30.31の属する階層Bの各々における配線経路
の単位長さ当たりにおける信号遅延時間の比は、1対k
(だだしkは0よりも大きな実数)であるものとする。
さらに、基板実装情報として、階層Cを構成する複数の
集積回路素子to、11.12のピンの位置は未定とし
、個々の集積回路素子10.11゜12についてピンの
位置が必要な場合には、すべてのピン位置に対して同等
な中心位置を当該集積回路素子10.11.12のピン
位置と仮定する。
また、個別のプリント基板30および31にそれぞれ搭
載されている集積回路素子10.11.12と集積回路
素子13との接続は、個々のプリント基板30および3
1とマザーボード40とを接続する入出力端子を介して
行われるが、当該入出力端子の位置は未定とする。
このような条件の下での本実施例の配線経路決定方式の
基本的な動作を説明する。
まず、下位側の階層已に属するプリント基板300人出
力端子の座標を当該入出力端子の直前または直後に接続
可能な集積回路素子11および集積回路素子12の重心
座標とし、同じくプリント基板31の側の入出力端子の
座標は、集積回路素子13の中心位置として、より上位
の階層Aに属するマザーボード40の配線経路を決定す
る。
マザーボード40における配線経路は、当該マザーボー
ド40に搭載されるプリント基板30および31からそ
れぞれ1本ずつの入出力端子が接続されるため、個々の
入出力端子の人出力関係によって、駆動用出力ピンを有
する集積回路素子10を搭載するプリント基板30から
負荷人力ピンを有する集積回路素子13が搭載されるプ
リント基板31の側に配線経路51を介して接続するこ
とが一意に決まる。
次に、プリント基板30上の配線順序を決定するに当た
っては、始点を集積回路素子lOの出力ピンとし、終点
はマザーボード40の階層Aにおいて次に接続する入出
力端子(この例では、プリント基板31に搭載される集
積回路素子13の中心)とする。
そして、上述した始点と終点を結ぶ線分に上に集積回路
素子11を配置し、プリント基板30の入出力端子は当
該経路の端点である集積回路素子11の中心と同一の座
標とする。集積回路素子10と集積回路素子11の区間
は、プリント基板30を通り、また集積回路素子11と
集積回路素子13との間はマザーボード40を通るため
、配線経路50の上のピンを最短距離で結ぶ場合の、信
号遅延時間を加味した実効的な経路長りは、L=J! 
X、 +k j! X2        ・・・(1)
となる。
次に、この配線経路50上の集積回路素子10と集積回
路素子11との間に集積回路素子12を配置する場合の
当該配線経路50の増分d Lsaは、dLs。=ly
+flx、+1y+klxx −L・・・(2) となり、同様に、配線経路51の集積回路素子11と集
積回路素子13との間に集積回路素子12を配置した場
合の経路長の増分d Ls+は、dLs+=j’y+k
j’y       ・・・(3)となる。
この経路長の増分dLs。、dL、、のより少ない経路
に集積回路素子12を配置する。各配線経路50および
51における経路長の増分を比較するため、両者におけ
る増分の差を求めると、dLs。−dLs+= (1−
k)ly  ・・・(4)となる。
この式(4)から、階層Aおよび階層Bの各々に右ける
配線経路の単位長さ当たりにおける信号遅延時間比kが
1より大きい場合には、配線経路50を選択し、kが1
よりも小さい場合には、配線経路51を選択することが
集積回路素子lOから集積回路素子13に伝播する電気
信号の遅延時間を最小する観点から有利となる。
また、kが1に等しい場合、すなわち、マザーボード4
0およびプリント基板30.31の各々における単位経
路長当たりの遅延時間が等しい場合には、配線経路50
および51に差はないのでいずれか一方を選択する。
このように、第3図の例による配線経路決定方式によれ
ば、より上位の階層から、当該階層よりも下位の階層に
おける入出力端子の位置に基づいて簡単に最適な配線経
路を見出すことができ、配線経路の設計における労力が
軽減される。
また、個々の階層の相互における経路の単位長さ当たり
の信号遅延時間の比kを加味することで、信号遅延時間
を最小にするという観点からの配線経路の最適化を容易
に行うことができる。
次に、第4図に示されるような、さらに複雑な実装構造
に適用した場合について、第1図の流れ図などを参照し
ながら説明する。
第4図に示される実装構造は、前述の第3図に示される
。実装構造と同様に、3つの階層からなっている。
すなわち、下位側の階層Cは、複数の集積回路素子14
,15.16.17.18,19.20で構成され、さ
らにこの階層よりも上位の階層Bには、前記の集積回路
素子14〜20を搭載する複数のプリント基板32.3
3.34で構成され、最上位の階層Aは、これら複数の
プリント基板32〜34を搭載するマザーボード41と
なっている。
この場合、プリント基板32には、負荷駆動用の出力ピ
ンを有する集積回路素子14と、負荷の人力ピンを有す
る集積回路素子16および集積回路素子17が搭載され
、プリント基板33には、負荷の入力ピンを有する集積
回路素子17および集積回路素子18が搭載され、プリ
ント基板34には、同じく負荷の人力ピンを有する集積
回路素子19および集積回路素子20が搭載されている
このような実装構造における配線経路の決定に際しての
前提条件として、すべての集積回路素子14〜20の、
個々のプリント基板32〜34における実装位置には制
約がないものとし、個々の集積回路素子14〜20のピ
ンの位置は、当該集積回路素子14〜20の中心位置に
あるものとする。
また、個々のプリント基板32〜34と、マザーボード
41とを接続する入出力端子はそれぞれ1本とする。
さらに、各階層における配線経路の単位長における信号
遅延時間は、プリント基板32〜34からなる階層Bが
マザーボード41の階層Aよりも充分に大きいものとす
る。
また、これらの情報は、外部記憶装置1のデータファイ
ル5を構成する基板実装情報5aに格納されているもの
として、第1図の流れ図にそって配線経路の決定経過を
説明する。
まず、基板実装情報5aのピン情報テーブルから目的の
信号線(配線経路)に接続される入出力端子(ピン)に
ついて、階層および基板を識別する配線基板情報202
、各基板上の信号線に対して出力1人力あるいは階層間
を接続する入出力端子のいずれで接続されているかを識
別する接続仕様203、実装位置の決定の有無を識別す
る実装状態204、実装位置205などの情報を第9図
に示される配線順序テーブル201に抽出する。
(ステップ101) な右、実装位置205としては、実装位置が未定なプリ
ント基板32およびプリント基板330入出力端子の座
標には、当該プリント基板の配線構造の接続仕様におい
て入出力端子の直前あるいは直後に接続可能な直結ピン
(個々の集積回路素子14.15,16.17.18の
ピンで、階層Aのマザーボード41に直接的に接続可能
なピン)を捜し出し、すべての直結ピンの重心座標を入
出力端子として用いる。
この場合、プリント基板32においては、搭載される集
積回路素子14以外の集積回路素子15および15はい
ずれもマザーボード41に対してピンを直結することが
可能であるため、集積回路素子16と集積回路素子17
との中間位置に当該プリント基板32とマザーボード4
1とを接続する入出力端子36が仮定される。
同様に、プリント基板33では、搭載される集積回路素
子17および集積回路素子18のいずれもマザーボード
41に対してピンを直結することが可能であるため、集
積回路素子17と集積回路素子18との間に当該プリン
ト基板33とマザーボード4工とを接続する入出力端子
37が仮定される。
次に、配線基板情報202において最上位である階層A
に属するマザーボード41上に投影されたピンにより、
当該マザーボード41上で経路長が最短となる配線順序
(配線経路)を算出するとともに、入出力端子の実装位
置が決定しているプリント基板上を、当該プリント基板
上のピンのみの情報に基づいて経路長が短くなるような
配線順序を算出する。そして、得られた配線順序を、配
線順序算出テーブル201のマザーボード階層配線順序
206およびプリント基板基板上配線順序207に登録
する。(ステップ102)このステップ102までの処
理経過を示したものが第5図であり、マザーボード41
上の入出力端子36.入出力端子37と、実装位置が決
定しているプリント基板34の入出力端子35と、当該
プリント基板34に搭載された複数の集積回路素子19
.20のピン位置によって求められた配線経路を配線経
路52として示す。
次に、最上位の階層への配線順序に従って処理の対象と
なる基板を決める。(ステップ103)本実施例では、
マザーボード41上の入出力端子の配線順序に従い、プ
リント基板32.プリント基板33.プリント基板34
の順とする。
次に、処理対象の基板の入出力端子がより上位側の階層
(この場合マザーボード41)の配線順序において先頭
、最終、あるいは中間であるかを判定する。(ステップ
104) そして、処理の対象としている基板の入出力端子が上位
の階層における配線順序の先頭である場合には、上位の
階層の配線順序で直後に接続される入出力端子を終点と
し、一方、上位の階層における配線順序で最終の場合に
は、上位の階層の配線順序で直前に接続される入出力端
子を始点とする。(ステップ105) このようにして定めた経路の始点あるいは終点を用いて
、処理の対象している基板上の配線順序を前述の第3図
の例と同様にして決定する。(ステップ106) 第6図は、負荷駆動用の出力ピンを有する集積回路素子
14を搭載し、マザーボード41上における信号の流れ
からみて配線順序の先頭となるプリント基板32を処理
対象とした配線順序(経路)決定処理の処理過程を示し
たものであり、経路の終点をプリント基板33の入出力
端子37とした場合のプリント基板32の配線順序は、
配線経路53と配線経路54の各々について、各階層に
おける経路長と各階層毎の単位経路長当たりの信号遅延
時間によって求まる双方の階層の信号遅延時間を比較し
、信号遅延時間が短いほうを選択する。
前述のように、各階層における単位経路長当たりの信号
遅延時間は、マザーボード41の属する階層Aに対して
プリント基板32の属する階層Bのほうが充分に大きい
ため、プリント基板32を通過する経路長がより短い配
線経路53を選択する。
次に、前記ステップ104において、処理対象の基板が
上位の階層の配線順序で中間に位置すると判定された場
合(この例ではプリント基板33が該当する)には、ま
ず、入出力端子37の座標を仮定する際に用いた直結ピ
ンの位置(この場合、集積回路装置17および18の中
心)を抽出する。
(ステップ107) 次に、入出力端子座標に直結ピンの座標を代入し、処理
対象の基板における配線経路の長さがより短くなる配線
順序を算出する。(ステップ10さらに、算出した配線
順序に基づく配線経路長と、上位の階層の配線経路長と
の組み合わせに対して、単位経路長当たりの信号遅延時
間を乗じて個々の組み合わせにおける信号遅延時間を計
算し、当該信号遅延時間が最も短くなる経路を捜し出す
上述のステップ108〜ステツプ109の処理をすべて
の直結ピンについて実行する。(ステップ11O) 第7図は、マザーボード41上の配線経路の中間に位置
するプリント基板33を処理対象とした時の配線経路算
出の過程を示した図である。
すなわち、集積回路素子17および18のピンは共に接
続仕様203が入力で直結ピンであるため、集積回路素
子17のピン座標を入出力端子の座標とした時の配線経
路55と、集積回路素子18のピン座標を入出力端子の
座標としたときの配線経路56について、マザーボード
41上の経路長とプリント基板33上の経路長とを求め
、マザーボード41が属する階層へとプリント基板33
が属する階層Bの各々における単位経路長当たりの遅延
時間を乗じることで、階層Aと階層Bとにわたる全経路
長における信号遅延時間を求め、当該信号遅延時間がよ
り短い経路を捜し出す。
この場合には、プリント基板33上における経路長は、
集積回路素子17または集積回路素子18のいずれの直
下に入出力端子を設定した場合でも互いに等しいので、
マザーボード41上における経路長のより短く、従って
信号遅延時間の短い配線経路55を選択する。
上述のステップ103〜110をすべてのプリント基板
基板について実行させる。(ステップ1上述のような一
連の処理の結果として得られた配線経路を示したものが
第8図であり、配線経路57を最終的に選択する。
すなわち、配線経路57は、上述のような階層A、B、
Cからなる実装構造にふいて、負荷駆動信号を出力する
動作を行う集積回路素子14から、他の負荷入力動作を
行う他の集積回路素子15〜20に到る信号の伝播遅延
時間が最も短い配線経路であり、各集積回路素子のビン
は、当該ビンが接続される配線経路の区間での経路長の
増大を最小にする位置に実装し、集積回路素子16と集
積回路素子17の区間における信号遅延時間の増加を最
小にする位置にプリント基板32およびプリント基板3
3のマヂーボード41に対する入出力端子を配置するこ
とで、実装構造全体において、配線経路における信号の
伝播遅延時間が短くなる良好な実装結果を得ることがで
きる。
このように、本実施例になる配線経路決定方式によれば
、上位側の階層における配線経路の決定を、隣接する下
位側の入出力端子の位置を参照しながら遂行する操作を
、上位の階層から下位の階層へと順次繰り返すことによ
り、従来のように、それぞれの階層において個別に配線
経路を決定した後に相互の組み合わせを考える場合に比
較して、各階層間における配線経路の組み合わせ数を大
幅に削減することができ、複数の階層からなる実装構造
における最適な配線経路の設計作業の労力を大幅に軽減
することができる。
また、配線経路の長さとして、個々の階層における単位
経路長当たりの伝播遅延時間を加味した値を用いるので
、個々の階層において信号の伝播特性などの物性が異な
る場合でも、容易に最適な実装結果を得ることができる
以上本発明者によってなされた発明を実施例に基づき具
体的に説明したが、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能
であることはいうまでもない。
たとえば、上記の説明では、階層の数が3の実装構造の
場合について説明したが、階層数が4以上であってもよ
い。
〔発明の効果〕
本願において開示される発明のうち、代表的なものによ
って得られる効果を簡単に説明すれば、以下のとおりで
ある。
すなわち、本発明になる配線経路決定方式によれば、少
なくとも、複数の電子部品からなる階層と、複数の前記
電子部品を搭載する複数の第1の実装基板からなる階層
と、前言8第1の実装基板を搭載する第2の実装基板か
らなる階層とを入出力端子を介して相互に接続し、前記
第1および第2の実装基板において一筆書き状に引き回
される配線構造によって複数の前記電子部品を相互に接
続してなる実装構造において、前記第2の実装基板から
なる前記階層により近い上位階層における実装位置が未
定の前記入出力端子の位置を複数の前記電子部品からな
る前記階層により近い隣接する下位階層における前記入
出力端子の位置に基づいて仮定し、隣接する前記上位階
層および下位階層において引き回される前記配線構造の
経路長を最短化する操作を前記上位階層から前記下位階
層へと順次繰り返すので、たとえば、各階層における未
定の入出力端子の座標を、より下位階層における入出力
端子の座標に基づいて決定することで、個々の階層毎に
入出力端子の座標を決定する場合に比較して、複数の階
層を通過する配線経路の組み合わせ数が大幅に減少し、
実装構造の全体における配線経路の最適化に要する労力
を軽減することができる。
また、互いに隣接するより上位の階層から下位階層の順
に配線経路を求めるので、各階層間にわたる配線経路の
経路長の短縮を図ることができるとともに、当該経路長
として個々の階層の配線構造における電気信号の伝播速
度を加味した実効的経路長を用いることで、各階層毎に
信号の伝播遅延時間が異なるような実装構造の全体にお
ける伝播遅延時間の最適化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例である配線経路決定方式の
動作の一例を示す流れ図、 第2図は、本実施例の配線経路決定方式を実施するため
の設計システムの一例を示すブロック図、第3図(a)
および(b)は、それぞれ複数階層からなる実装構造の
一例を示す平面図および側面図、第4図は、複数階層か
らなる実装構造の他の例を示す平面図、 第5図は、第4図に示される実装構造における配線経路
の決定過程を説明する平面図、第6図は、同じく第4図
に示される実装構造における配線経路の決定過程を説明
する平面図、第7図は、同じく第4図に示される実装構
造における配線経路の決定過程を説明する平面図、第8
図は、最適化された配線経路の一例を示す平面図、 第9図は、配線経路の最適化に用いられる種々の情報の
関連を示す説明図である。 1・・・外部記憶装置、2・・・人出力制御装置、3・
・・制御計算機、4・・・プログラムファイル、5・・
・データファイル、5a・・・基板実装情報、6・・・
制御装置、7・・・主記憶装置、8・・・中央演算装置
、10.11.12゜13・・・集積回路素子(電子部
品)、14,15.16.17.18,19.20・・
・集積回路素子(電子部品)、30.31・・・プリン
ト基板(第1の実装基板)、32,33.34・・・プ
リント基板(第1の実装基板)、35,36゜37・・
・入出力端子、40.41・・・マヂーボード(第2の
実装基板)、50,50.51゜52.53,54,5
5,56.57・・・配線経路、101〜111・・・
配線経路の最適化のステップ、201・・・配線順序テ
ーブル、201・・・配線順序算出テーブル、202・
・・配線基板情報、203・・・接続仕様、204・・
・実装状態、205・・・実装位置、206・・・マザ
ーボード階層配線順序、207・・・プリント基板基板
上配線順序、Δ、B、C・・・階層、L・・・経路長、
dL・・・増分、k・・・信号遅延時間比。 代理人 弁理士 筒 井 大 和 第4図 14〜20:集積回路素子 32〜34ニブリント基板 35:入出力端子(固定) 第5図 52:配線経路(仮定) 第6図 37:入出力端子(仮定) 53.54:配線経路(仮定) 第7図 55.56:配tIA経路(仮定) 第8図 57;配、m経路(1i1定)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.少なくとも、複数の電子部品からなる階層と、複数
    の前記電子部品を搭載する複数の第1の実装基板からな
    る階層と、前記第1の実装基板を搭載する第2の実装基
    板からなる階層とを入出力端子を介して相互に接続し、
    前記第1および第2の実装基板において一筆書き状に引
    き回される配線構造によって複数の前記電子部品を相互
    に接続してなる実装構造において、前記第2の実装基板
    からなる前記階層により近い上位階層における実装位置
    が未定の前記入出力端子の位置を複数の前記電子部品か
    らなる前記階層により近い隣接する下位階層における前
    記入出力端子の位置に基づいて仮定し、隣接する前記上
    位階層および下位階層において引き回される前記配線構
    造の経路長を最短化する操作を前記上位階層から前記下
    位階層へと順次繰り返すことを特徴とする配線経路決定
    方式。
  2. 2.個々の前記階層における前記配線構造の前記経路長
    として、当該配線構造における電気信号の伝播速度を加
    味した実効的経路長を用いることにより、前記実装構造
    の全体を引き回される前記配線構造を伝播する前記電気
    信号の伝播遅延時間が最短となるようにした請求項1記
    載の配線経路決定方式。
JP1128227A 1989-05-22 1989-05-22 配線経路決定方式 Pending JPH02307162A (ja)

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