JP2002268118A - フォーカルプレーンシャッタ - Google Patents

フォーカルプレーンシャッタ

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JP2002268118A
JP2002268118A JP2001071789A JP2001071789A JP2002268118A JP 2002268118 A JP2002268118 A JP 2002268118A JP 2001071789 A JP2001071789 A JP 2001071789A JP 2001071789 A JP2001071789 A JP 2001071789A JP 2002268118 A JP2002268118 A JP 2002268118A
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JP
Japan
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arm
blade
shutter
cover
blades
Prior art date
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Abandoned
Application number
JP2001071789A
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English (en)
Inventor
Yoichi Nakano
洋一 中野
Yuji Takahashi
裕士 高橋
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Seiko Precision Inc
Original Assignee
Seiko Precision Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 羽根の枚数を減らすと同時に遮光性の問題を
解決する。 【解決手段】 シャッタ基板1に開設したシャッタ開口
1aを、複数の羽根2で開閉する。第1及び第2アーム
3,4にて支えたスリット形成羽根2aは平行に駆動さ
れてシャッタ開口1aの下方に退避する。覆い羽根2b
〜2fは回転駆動されてシャッタ開口1aの下方に退避
する。第2アーム4に第1アーム3の下方に位置する被
押圧部4bを形成する。この被押圧部4bを介して、各
羽根2によりシャッタ開口1aが覆われたときに、第2
アーム4は覆い羽根2bとの間の板厚方向の隙間が減少
する方向へ第1アーム3から押圧力を受ける。第2アー
ム4には、スリット形成羽根2aと覆い羽根2bとの間
に生じる隙間を覆う拡幅部4cを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフォーカルプレーン
シャッタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来におけるフォーカルプレーンシャッ
タとして、図4に示す回転羽根式のものでは、シャッタ
基板1に開設してあるシャッタ開口1aを開閉可能な7
枚の羽根が設けられている。これらの羽根のうちスリッ
ト形成羽根2aは、アーム3と41の先端に連結され、
シャッタ開口1aに対して平行に駆動されて、シャッタ
開口1aの下方に退避する。6枚の覆い羽根2b〜2g
は回転駆動されて、シャッタ開口1aの下方に退避す
る。シャッタ基板1の一側に複数の軸が設けてあり、ア
ーム3と41とは軸5と軸6に、覆い羽根2bと2cと
は軸7に、覆い羽根2dは軸8に、覆い羽根2eと2f
とは軸5に、覆い羽根2gはアーム41と同じ軸6にそ
れぞれ揺動自在に軸支されている。さらに、シャッタ駆
動用のピン9をシャッタ基板1に設けてある扇型の溝穴
1b、及び覆い羽根2b〜2fに設けてある扇型の透孔
を貫通させ、アーム41に設けた嵌合穴に回転不能に嵌
合させている。覆い羽根2gの先端はスリット形成羽根
2aと共にアーム41の先端に連結されている。
【0003】前記の従来例では、6枚の覆い羽根2b〜
2gが用いられているが、覆い羽根2gは、スリット形
成羽根2aと覆い羽根2bとの間にできる、狭い三角形
状の隙間を埋めるための小さい覆い羽根であり、この1
枚の羽根が加わることによって、羽根数が多くなり、羽
根全体の合計の厚み及び重量が大きくなり、シャッタス
ピードを早くしようとする近来の要望に反するという問
題点がある。
【0004】そこで羽根の数を極力少なくした構成とし
て、図5に示す他の従来例がある。これは、覆い羽根2
gを用いないこととし、アーム41に代えてアーム42
を用いている。その他の構成は図4と同一であるので図
示を省略し、実質的に同一の個所に同一の符号を付して
いる。アーム42の形状は、スリット形成羽根2aと覆
い羽根2bとの間にできる三角形状の隙間を覆うに十分
な大きさの拡幅部42aを設けた形状にしてある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図5に示す構成のもの
では、アーム42に拡幅部42aを設けて三角形状の隙
間を塞いでいるが、アーム42の下面と覆い羽根2bの
上面との間には、スリット形成羽根2aの厚みに相当す
る隙間があるために、この隙間から光が漏れて遮光性が
損なわれるという問題点がある。そこで本発明は、羽根
の枚数を減らすと同時に遮光性の問題を解決しようとす
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のフォーカルプレ
ーンシャッタは、シャッタ基板にシャッタ開口を設けて
あり、揺動可能に軸支された第1及び第2アームによっ
てシャッタ開口に対して平行に駆動されるスリット形成
羽根と、揺動可能に軸支されスリット形成羽根に隣接す
る覆い羽根を含む覆い羽根群とを有するフォーカルプレ
ーンシャッタにおいて、第2アームには、第1アームと
平面的に重なる被押圧部が形成してあり、各羽根により
シャッタ開口が覆われたときに、第2アームは覆い羽根
との間の板厚方向の隙間が減少する方向へ被押圧部を介
して第1アームから押圧力を受けることを特徴としてい
る。この構成により、板厚方向からの光漏れが減少し、
遮光性を改善できる。
【0007】第2アームには、スリット形成羽根と前記
覆い羽根との間に生じる隙間を覆うための拡幅部が形成
されていることが好ましい。また、前記被押圧部は前記
拡幅部に形成されていることが好ましい。この構成によ
り、部品点数を減少でき、構成を一層簡単にできて製造
コストを低減できる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について図
面に基づいて説明する。図1に回転羽根式のフォーカル
プレーンシャッタの先幕を示している。後幕については
先幕と実質的に同一であるので、図示を省略している。
また、図4の構成と実質的に同一の個所には同一の符号
を付している。前記と同様に、シャッタ基板1にシャッ
タ開口1aが開設してあり、このシャッタ開口を開閉可
能な複数の羽根2が設けてある。羽根2は、6枚の羽根
で構成してあり、羽根2aはスリット形成羽根で、第1
アーム3と第2アーム4とからなる2本のアームの先端
部に、かしめピン3a,4aを介して連結されており、
第1及び第2アーム3,4によりシャッタ開口1aに対
して平行に駆動されてシャッタ開口1aの下方に退避す
るものである。かしめピン3a,4aはスリット形成羽
根2aにかしめられて一体に設けられ、第1及び第2ア
ーム3,4はかしめピン3a,4aに回転自在に係合さ
れている。他の5枚の羽根2b〜2fは覆い羽根群で、
回転駆動されてシャッタ開口1aの下方に退避するもの
である。
【0009】シャッタ基板1の右側辺には複数の軸が設
けてある。第1及び第2アーム3,4の他端部は軸5,
6にそれぞれ揺動自在に軸支され、覆い羽根2b,2c
は軸7に、覆い羽根2dは軸8に、覆い羽根2e,2f
は軸5に、それぞれ揺動自在に軸支されている。図示し
ないシャッタ駆動機構中の駆動レバーに立設した駆動ピ
ン9は、シャッタ基板1に設けた扇形の溝穴1bを貫通
し、覆い羽根2b〜2fのそれぞれに形成された長溝を
貫通し、その先端は小判型に形成されて第2アーム4に
設けた小判型の嵌合孔に回転不能に嵌合させてある。
【0010】次に、第2アーム4の形状について説明す
る。図2に判り易いように要部のみを示しているが、第
2アーム4は、スリット形成羽根2aを支えるものであ
ると同時に、第2アーム4と覆い羽根2bとの間に板厚
方向の隙間が生じないような構成にしてある。更に第2
アーム4は、スリット形成羽根2aとこれに隣接する覆
い羽根2bとの間の三角形状の隙間を覆う構成にしてあ
る。
【0011】即ち、第2アーム4には、第1アーム3の
下方に平面的に重なって位置する被押圧部4bが形成し
てある。前述のように第1及び第2アーム3,4は、か
しめピン3a,4aに回動自在に係合しているので、か
しめピンに対して若干軸方向にがたが存在している。被
押圧部4b上に第1アーム3が重なると、がたの分第1
アーム3は上方へ第2アーム4は下方へ寄り、第2アー
ム4はこの被押圧部4bを介して第1アーム3から板厚
方向の押圧力を受ける。また、第2アーム4には、スリ
ット形成羽根2aと覆い羽根2bとの間に生じる三角形
状の隙間を覆うための拡幅部4cが形成してあり、従来
はこの隙間を覆うために用いた小さい覆い羽根を不要に
して、覆い羽根の枚数を少なくしている。第1アーム3
と平面的に重なる被押圧部4bを、拡幅部4cの上方に
延伸させて形成することで、2つの機能を簡単な構成で
達成するものとしている。
【0012】このような構成であるので、図1,2のよ
うに各羽根2によりシャッタ開口1aが覆われたときに
は、第2アーム4は被押圧部4bを介して第1アーム3
から板厚方向の隙間が減少する方向へ押圧力を受ける。
被押圧部4bは第2アーム4を支持している軸6から離
れた先端部にあるので、この押圧力を受けて第2アーム
4の先端が板厚方向に撓む。この撓みは、第2アーム4
の先端部の連結部4aを介してスリット形成羽根2aの
連結部4a周辺をも共に板厚方向に撓ませ、第2アーム
4と覆い羽根2bとの間の板厚方向の隙間を極めて小さ
いものにする。このために、この隙間からの光漏れが防
止できる。また拡幅部4cによって、スリット形成羽根
2aと覆い羽根2bとの間のシャッタ開口1aの三角形
状の隙間も、第2アーム4が板厚方向に押圧された状態
で覆われるので、高い遮光性をもって覆われる。
【0013】図3は、シャッタ駆動機構により駆動ピン
9が溝穴1b内を移動してその下端部に移動した状態で
あり、駆動ピン9により第1及び第2アーム3,4が揺
動され、羽根2はシャッタ開口1aを覆う位置からシャ
ッタ開口1aの下方へ退避している。この状態におい
て、第2アーム4の拡幅部4cの一部は第1アーム3の
下方に位置するが、被押圧部4bは、この揺動の際に第
1アーム3の連結部3aと重ならないように形成にして
あり、したがって第1アーム3とスリット形成羽根2a
との連結状態に悪影響を与えることはない。
【0014】
【発明の効果】このように本発明のフォーカルプレーン
シャッタは、各羽根によりシャッタ開口が覆われたとき
に、第2アームが被押圧部を介して第1アームから押圧
力を受け、第2アームと覆い羽根との間の板厚方向の隙
間を減少させる。このため、この隙間からの遮光性を向
上できる。また第2アームに形成した拡幅部により、ス
リット形成羽根と覆い羽根との間に生じる隙間を覆うこ
とができ、部品点数を減少できる。被押圧部を拡幅部に
形成することで構成を一層簡単にでき、製造コストを低
減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示すもので、開放羽根
群がシャッタ開口を覆っている状態の正面図である。
【図2】同、図1の要部のみを示す正面図である。
【図3】同、開放羽根群がシャッタ開口から退避した状
態を示す正面図である。
【図4】従来の構成を示す正面図である。
【図5】従来の他の構成を示す正面図である。
【符号の説明】
1 シャッタ基板 1a シャッタ開口 2 羽根 2a スリット形成羽根 2b〜2f 覆い羽根群 3 第1アーム 4 第2アーム 4b 被押圧部 4c 拡幅部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャッタ基板にシャッタ開口を設けてあ
    り、揺動可能に軸支された第1及び第2アームによって
    前記シャッタ開口に対して平行に駆動されるスリット形
    成羽根と、揺動可能に軸支され前記スリット形成羽根に
    隣接する覆い羽根を含む覆い羽根群とを有するフォーカ
    ルプレーンシャッタにおいて、 前記第2アームには、前記第1アームと平面的に重なる
    被押圧部が形成してあり、 前記各羽根により前記シャッタ開口が覆われたときに、
    前記第2アームは前記覆い羽根との間の板厚方向の隙間
    が減少する方向へ前記被押圧部を介して前記第1アーム
    から押圧力を受けることを特徴とするフォーカルプレー
    ンシャッタ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記第2アームに
    は、前記スリット形成羽根と前記覆い羽根との間に生じ
    る隙間を覆うための拡幅部が形成されていることを特徴
    とするフォーカルプレーンシャッタ。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記被押圧部は前記
    拡幅部に形成されていることを特徴とするフォーカルプ
    レーンシャッタ。
JP2001071789A 2001-03-14 2001-03-14 フォーカルプレーンシャッタ Abandoned JP2002268118A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5797522A (en) * 1980-12-10 1982-06-17 Copal Co Ltd Curtain supporting structure of focal plane shutter
JPS59109319A (ja) * 1982-12-14 1984-06-25 Mitsubishi Electric Corp 繊維強化プラスチツク製のフランジ付き筒体の成形方法

Patent Citations (2)

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