JP2002267962A - 光ビーム合成方法・合成光ビーム用レンズ・マルチビーム光源装置 - Google Patents
光ビーム合成方法・合成光ビーム用レンズ・マルチビーム光源装置Info
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Abstract
走査に適合する光ビーム群として光ビーム合成し、各光
ビームを主走査方向に長い線像として、光偏向器の偏向
反射面位置に結像させる。 【解決手段】互いに波長の異なる複数の光ビームを、ダ
イクロイックミラー7、8を用いて、マルチビーム走査
用の光ビーム群として光ビーム合成し、合成された光ビ
ーム群を、共通のアナモルフィックレンズ11により光
偏向器10の偏向反射面10A位置に主走査方向に長い
線像として結像させる方法であって、アナモルフィック
レンズ11への各光ビームの入射位置を主走査方向へ互
いにずらして設定し、各光ビームがその波長に拘わら
ず、偏向反射面10A位置に線像を結像するように、ア
ナモルフィックレンズの配置態位及び/または形状を定
める。
Description
法・合成光ビーム用レンズ・マルチビーム光源装置に関
する。
装置等の画像形成装置に用いられる光走査装置におい
て、一度に複数の走査線を走査する「マルチビーム走査
方式」が提案され、実用化されつつある。
れている「偏光分離膜を有するビーム合成プリズムを用
いる光ビーム合成」の場合、ビーム合成プリズムが高価
であるうえに、3以上の光ビームの合成が困難であると
いう問題がある。
る半導体レーザは、近来、種々の波長のものが実用化さ
れてきている。このような状況に鑑み、互いに波長の異
なる光ビームを光ビーム合成してマルチビーム走査を行
なうことが考えられ、そのためのマルチビーム光源装置
として、図6に示す如きものが意図されている。
「半導体レーザとカップリングレンズとの組み合わせ」
であって、平行光束化された光ビームを放射する。光源
1から放射される光ビームの波長はλ1、光源2から放
射される光ビームの波長はλ2、光源3から放射される
光ビームの波長はλ3である。
ンズ4、5、6に入射する。各シリンドリカルレンズ
4、5、6は、副走査方向(図面に直交する方向)に正
のパワーを有する。シリンドリカルレンズ4、5、6を
透過した各光ビームは副走査方向に集光する光束とな
る。
ームはダイクロイックミラー7に入射する。シリンドリ
カルレンズ5から射出した光ビームはダイクロイックミ
ラー8に入射する。また、シリンドリカルレンズ6から
射出した光ビームはミラー9により反射されてダイクロ
イックミラー8に入射する。
光を透過させ、波長:λ2、λ3の光を反射する。ま
た、ダイクロイックミラー8は、波長:λ3の光を透過
させ、波長λ2の光を反射する。従って、各光ビームは
ダイクロイックミラー7の作用により「光ビーム群」と
して光ビーム合成され、光偏向器であるポリゴンミラー
10の偏向反射面10Aに入射する。
正のパワーが異なり、これら正のパワーは、光ビーム群
として光ビーム合成された各光ビームが、ポリゴンミラ
ー10の偏向反射面位置に「主走査方向に長い線像」と
して結像するように設定されている。
の如く互いに正のパワーが異なる複数種のシリンドリカ
ルレンズを用いるので部品点数が多くなり、光源装置、
ひいてはマルチビーム走査装置のコストアップにつなが
る。シリンドリカルレンズ4、5、6として同一のレン
ズを用いることも考えられるが、光源やシリンドリカル
レンズ等の光学配置に対する制約が強く、光学系レイア
ウトの自由度が制限される。
ころに鑑み、波長の異なる複数の光ビームをマルチビー
ム走査に適合する光ビーム群として光ビーム合成し、各
光ビームを主走査方向に長い線像として、光偏向器の偏
向反射面位置に結像させる光ビーム合成を、安価に実現
することを課題とする。
方法は「互いに波長の異なる複数の光ビームを、ダイク
ロイックミラーを用いて、マルチビーム走査用の光ビー
ム群として光ビーム合成し、合成された光ビーム群を、
共通のアナモルフィックレンズにより光偏向器の偏向反
射面位置に主走査方向に長い線像として結像させる方
法」である。
のマルチビーム走査を実現できるように、光ビーム相互
の関係を調整された1群の光ビーム」である。上記の如
く、波長の異なる複数の光ビームは、ダイクロイックミ
ラーを用いて光ビーム合成されるが、このように合成さ
れた光ビーム群は「光ビーム群の各光ビームに共通のア
ナモルフィックレンズ」に入射し、同レンズの作用によ
り、光偏向器の偏向反射面位置に主走査方向に長い線像
として結像される。
の入射位置」は、主走査方向へ互いにずらして設定さ
れ、各光ビームがその波長に拘わらず「偏向反射面位置
に(主走査方向に長い)線像を結像する」ように、アナ
モルフィックレンズの配置態位及び/または形状が定め
られる。
走査面上において定義された方向であるが、この明細書
においては、光源から被走査面に至る光路上の任意の位
置において、被走査面上の主走査方向・副走査方向に対
応する方向をも、主走査方向・副走査方向と称する。
項1記載の光ビーム合成方法において、アナモルフィッ
クレンズの配置態位と形状とを定める点を特徴とする。
即ち、合成された光ビーム群に共通のアナモルフィック
レンズは形状が「シリンドリカルレンズ」であり、その
母線方向(シリンドリカル面における曲率のない方向)
を、光軸と主走査方向とに平行な面内で光ビームの入射
方向に対して傾け、傾き角(即ち、配置態位)の調整に
より、各光ビームを、その波長に拘わらず、光偏向器の
偏向反射面位置に「主走査方向に長い線像」として結像
させる。
方法では、特殊な形状のアナモルフィックレンズが用い
られる。即ち、合成された光ビーム群に共通のアナモル
フィックレンズとして、請求項3記載の方法では「副走
査方向に正のパワーを持つシリンドリカル面の母線方向
にレンズ肉厚が変化する特殊シリンドリカルレンズ」が
用いられ、請求項4記載の方法では「片面が副走査方向
に正のパワーを持つ円錐面、他方の面が平面で、レンズ
肉厚が円錐面の母線方向において、円錐面の頂点側へ向
かって薄くなるように変化する円錐面レンズ」が用いら
れる。
た光ビーム群に共通のアナモルフィックレンズとして
「片面が副走査方向に正のパワーを持つシリンドリカル
面で、他方の面が副走査方向にパワーを持たず主走査方
向に正のパワーを持つように、レンズ肉厚がシリンドリ
カル面の母線方向において一方から他方の側へ向かって
薄くなるように変化する特殊なシリンドリカルレンズ」
が用いられ、請求項6記載の方法では「各光ビームの入
射位置に応じて、曲率(入射光ビームの波長に応じて定
まる)が段階的に変化するシリンドリカル面を有する特
殊なシリンドリカルレンズ」が、合成された光ビーム群
に共通のアナモルフィックレンズとして用いられる。
ム用レンズは「合成された光ビーム群に共通のアナモル
フィックレンズ」である。請求項7記載の合成光ビーム
用レンズは、上記請求項3記載の光ビーム合成方法の実
施に用いられる合成光ビーム用レンズであって「合成さ
れた光ビーム群に共通のアナモルフィックレンズで、副
走査方向に正のパワーを持つシリンドリカル面の母線方
向にレンズ肉厚が変化する特殊シリンドリカルレンズ」
である。
上記請求項4記載の光ビーム合成方法の実施に用いられ
る合成光ビーム用レンズであって「片面が副走査方向に
正のパワーを持つ円錐面、他方の面が平面で、レンズ肉
厚が円錐面の母線方向において、円錐面の頂点側へ向か
って薄くなるように変化する円錐面レンズ」である。
上記請求項5記載の光ビーム合成方法の実施に用いられ
る合成光ビーム用レンズであって「合成された光ビーム
群に共通のアナモルフィックレンズで、片面が副走査方
向に正のパワーを持つシリンドリカル面で、他方の面が
副走査方向にパワーを持たず主走査方向に正のパワーを
持つように、レンズ肉厚がシリンドリカル面の母線方向
において一方から他方の側へ向かって薄くなるように変
化する特殊なシリンドリカルレンズ」である。
は、上記請求項6記載の光ビーム合成方法の実施に用い
られる合成光ビーム用レンズであって「各光ビームの入
射位置に応じて、曲率が(入射光ビームの波長に応じ
て)段階的に変化するシリンドリカル面を有する特殊な
シリンドリカルレンズ」である。
に波長の異なる複数の光ビームを、ダイクロイックミラ
ーを用いて、マルチビーム走査用の光ビーム群として光
ビーム合成し、合成された光ビーム群を、共通のアナモ
ルフィックレンズにより光偏向器の偏向反射面位置に主
走査方向に長い線像として結像させるマルチビーム光源
装置」であって、複数の光源と、1以上のダイクロイッ
クミラーと、アナモルフィックレンズを有する。
ビームを放射する。「1以上のダイクロイックミラー」
は、複数の光源からの波長の異なる光ビームを光ビーム
群として光ビーム合成する。「アナモルフィックレン
ズ」は、合成された光ビーム群を、光偏向器の偏向反射
面位置に主走査方向に長い線像として結像させるためレ
ンズである。
は、上記アナモルフィックレンズがシリンドリカルレン
ズであって、その母線方向が、光軸と主走査方向とに平
行な面内で光ビームの入射方向に対して傾けられ、各光
ビームが、その波長に拘わらず、光偏向器の偏向反射面
位置に、主走査方向に長い線像として結像するように傾
き角を調整されている。
装置では、請求項2記載の光ビーム合成方法で光ビーム
合成が行なわれる。
は、上記アナモルフィックレンズとして上記請求項7〜
10の任意の1に記載の合成光ビーム用レンズを用い、
請求項1記載の光ビーム合成方法で光ビーム合成を行な
うことを特徴とする。即ち、合成光ビーム用レンズに応
じて、請求項3〜6の何れかに記載の光ビーム合成が行
われる。
ビーム光源装置の、実施の1形態を示している。なお、
繁雑を避けるため、混同の恐れがないと思われるものに
ついては、図6におけると同一の符号を示した。
「半導体レーザとカップリングレンズとの組み合わせ」
で構成され、平行光束化された光ビームを放射する。光
源1から放射される波長:λ1の光ビームはダイクロイ
ックミラー7に入射する。
ムはダイクロイックミラー8に入射し、光源3から放射
される波長:λ3の光ビームはミラー9により反射され
てダイクロイックミラー8に入射する。なお、波長:λ
1、λ2、λ3の大小関係は、λ1>λ2>λ3である
とする。
を透過させ、波長:λ2、λ3の光を反射する。またダ
イクロイックミラー8は波長:λ3の光を透過させ、波
長λ 2の光を反射する。従って、各光ビームはダイクロ
イックミラー7の作用により、光ビーム群として光ビー
ム合成される。
は「これら光ビームに共通のアナモルフィックレンズ」
であるシリンドリカルレンズ11に入射する。シリンド
リカルレンズ11は副走査方向に正のパワーを持ち、各
光ビームを副走査方向に集束させる。シリンドリカルレ
ンズ11により副走査方向に集束された各光ビームは、
集束しつつ(光偏向器である)ポリゴンミラー10の偏
向反射面10Aに入射する。
て、偏向反射面10Aの位置に線像を結像することが必
要であるが、図1(b)に示すように、各光ビームをシ
リンドリカルレンズ11へ「その光軸に平行に入射」さ
せると、各光ビームは波長が異なるので、シリンドリカ
ルレンズ11の色収差により、各光ビームの集束位置
(主走査方向に長い線像の結像位置)が、波長:λ1の
光ビームに対する集束位置P1、波長:λ2の光ビーム
に対する集束位置P2、波長:λ3の光ビームに対する
集束位置P3が、図のようにシリンドリカルレンズ11
の光軸方向へずれてしまう。
て、ポリゴンミラー10の偏向反射面位置に結像させる
ことはできず、線像のうちの2つは偏向反射面に対して
ずれることになる。このようになると、各光ビームが被
走査面上に形成する光スポットの大きさが不揃いにな
り、この不揃いは、fθレンズとして「色収差を補正し
たレンズ」を用いても解消できない。
(c)に示すように、アナモルフィックレンズとしての
シリンドリカルレンズ11への、3つの光ビームの入射
位置を主走査方向に互いにずらすと共に、シリンドリカ
ルレンズ11を「その母線方向を、光軸と主走査方向と
に平行な面内(図の面内)で、光ビームの入射方向に対
して傾」け、傾き角:ξの調整により、各光ビームを
「その波長に拘わらず、光偏向器の偏向反射面10A位
置に、主走査方向に長い線像として結像させる」ように
している。
ーム光源装置は、互いに波長の異なる複数の光ビーム
を、ダイクロイックミラーを用いて、マルチビーム走査
用の光ビーム群として光ビーム合成し、合成された光ビ
ーム群を、共通のアナモルフィックレンズにより光偏向
器の偏向反射面位置に主走査方向に長い線像として結像
させるマルチビーム光源装置であって、互いに異なる波
長の光ビームを放射する複数の光源1、2、3と、これ
ら複数の光源からの波長の異なる光ビームを光ビーム群
として光ビーム合成するための1以上のダイクロイック
ミラー7、8と、合成された光ビーム群を、光偏向器1
0の偏向反射面10A位置に主走査方向に長い線像とし
て結像させるためのアナモルフィックレンズ11とを有
し、アナモルフィックレンズ11がシリンドリカルレン
ズであって、その母線方向を、光軸と主走査方向とに平
行な面内で、光ビームの入射方向に対して傾け、各光ビ
ームをその波長に拘わらず、光偏向器の偏向反射面位置
に、主走査方向に長い線像として結像させるように傾き
角:ξを調整されている(請求項11)。
互いに波長の異なる複数の光ビームを、ダイクロイック
ミラー7、8を用いて、マルチビーム走査用の光ビーム
群として光ビーム合成し、合成された光ビーム群を、共
通のアナモルフィックレンズ11により光偏向器の偏向
反射面位置に主走査方向に長い線像として結像させる方
法であって、アナモルフィックレンズ11への各光ビー
ムの入射位置を主走査方向へ互いにずらして設定し、各
光ビームが、その波長に拘わらず偏向反射面10A位置
に線像を結像するように、アナモルフィックレンズ11
の配置態位(傾き角:ξ)及び形状(シリンドリカルレ
ンズ)を定めた光ビーム合成方法(請求項1)が実施さ
れる。
光ビーム群に共通のアナモルフィックレンズ11がシリ
ンドリカルレンズであって、その母線方向を、光軸と主
走査方向とに平行な面内で、光ビームの入射方向に対し
て傾け、傾き角:ξの調整により、各光ビームを、その
波長に拘わらず光偏向器10の偏向反射面10A位置
に、主走査方向に長い線像として結像させる光ビーム合
成方法(請求項2)である。
ム用レンズの実施の1形態を示している。合成光ビーム
用レンズ12は「合成された光ビーム群に共通のアナモ
ルフィックレンズ」であって、副走査方向に正のパワー
を持つシリンドリカル面12Aの母線方向に、レンズ肉
厚が変化する特殊シリンドリカルレンズである。シリン
ドリカル面12Aと対向する面12Bは平面である。
を特殊シリンドリカルレンズ12へ「入射位置を主走査
方向へ互いにずらして入射」させると、シリンドリカル
面のレンズ作用における色収差が、各光ビームが透過す
るレンズ肉厚の差により補正され、各光ビームをその波
長に拘わらず、光偏向器10の偏向反射面10A位置
に、主走査方向に長い線像として結像させることができ
る。
源装置において、シリンドリカルレンズ11に換えて、
特殊シリンドリカルレンズ12を用いることにより、前
記請求項3記載の光ビーム合成方法が実施される。
3は「合成された光ビーム群に共通のアナモルフィック
レンズ」で、片面が副走査方向に正のパワーを持つ円錐
面13A、他方の面が平面13Bで、レンズ肉厚が円錐
面13Aの(鎖線で示す)母線方向において、円錐面1
3Aの頂点側へ向かって薄くなるように変化する円錐面
レンズである(請求項8)。
を円錐面レンズ13へ、入射位置を主走査方向へ互いに
ずらして入射させると、光ビーム間の色収差が、各光ビ
ームが透過するレンズ肉厚の差と円錐面の曲率の差とに
より補正され、各光ビームをその波長に拘わらず、光偏
向器10の偏向反射面10A位置に、主走査方向に長い
線像として結像させることができる。従って、図1
(a)に示すマルチビーム光源装置において、シリンド
リカルレンズ11に換えて、円錐面レンズ13を用いる
ことにより、前記請求項4記載の光ビーム合成方法が実
施される。
4は「合成された光ビーム群に共通のアナモルフィック
レンズ」で、片面が副走査方向に正のパワーを持つシリ
ンドリカル面14Aで、他方の面14Bは「副走査方向
にパワーを持たず、主走査方向に正のパワーを持つよう
に、レンズ肉厚がシリンドリカル面の母線方向において
一方から他方の側へ向かって薄くなるように変化」する
特殊なシリンドリカルレンズ(請求項9)である。
を特殊なシリンドリカルレンズ14へ、入射位置を主走
査方向へ互いにずらして入射させると、光ビーム間の色
収差が、各光ビームが透過するレンズ肉厚の差により補
正され、各光ビームをその波長に拘わらず、光偏向器1
0の偏向反射面10A位置に、主走査方向に長い線像と
して結像させることができる。
向の正のパワー」により、レンズ透過後の各光ビームの
方向が、偏向反射面10Aに向かうに連れて互いに近づ
くので、図の如く、上記各線像の結像位置を主走査方向
に揃えることもできる。従って、図1(a)に示すマル
チビーム光源装置において、シリンドリカルレンズ11
に換えて、特殊なシリンドリカルレンズ14を用いるこ
とにより、前記請求項5記載の光ビーム合成方法が実施
される。
用レンズを2例示す。これら合成光ビーム用レンズ1
5、16は「合成された光ビーム群に共通のアナモルフ
ィックレンズで、各光ビームの入射位置に応じて、曲率
が段階的に変化するシリンドリカル面を有する特殊なシ
リンドリカルレンズ」である。
光ビームの入射位置に応じて、曲率(光ビームの波長に
応じて定まる)が段階的に変化するシリンドリカル面1
5A、15B、15Cを有する。これらシリンドリカル
面と対向する面は平面である。シリンドリカルレンズ1
5では、シリンドリカル面の曲率とともに、シリンドリ
カル面15A、15B、15Cの部分でのレンズ肉厚が
異なっている。
リンドリカル面16A、16B、16C(これらの面に
対向する面は平面である)は曲率が、各光ビームの入射
位置で「入射光ビームの波長に応じて段階的に変化」す
るが、レンズの肉厚は同一である。
たは16を、図1(a)に示すマルチビーム光源装置に
おいて、シリンドリカルレンズ11に換えて用いること
により、前記請求項6記載の光ビーム合成方法を実施す
ることができる。
11に換えて、図2〜図6に示した各合成光ビーム用レ
ンズを用いたものは、互いに波長の異なる複数の光ビー
ムを、ダイクロイックミラーを用いて、マルチビーム走
査用の光ビーム群として光ビーム合成し、合成された光
ビーム群を、共通のアナモルフィックレンズにより光偏
向器の偏向反射面位置に主走査方向に長い線像として結
像させるマルチビーム光源装置であって、互いに異なる
波長の光ビームを放射する複数の光源1、2、3と、こ
れら複数の光源からの波長の異なる光ビームを光ビーム
群として光ビーム合成するための1以上のダイクロイッ
クミラー7、8と、合成された光ビーム群を、光偏向器
10の偏向反射面10A位置に主走査方向に長い線像と
して結像させるためのアナモルフィックレンズとを有
し、アナモルフィックレンズが請求項7〜10の任意の
1に記載の合成光ビーム用レンズ(12、13、14、
15、16)であって、合成光ビーム用レンズに応じ
て、請求項3〜6の何れかに記載の光ビーム合成方法で
光ビーム合成を行なうもの(請求項12)である。
説明したが、勿論、2つの光ビームを合成できるし、4
つ以上の光ビームを合成することもできることは言うま
でもない。また、光源から射出する光ビームは「平行光
束」に限らず、弱い発散性の光束や、弱い集束性の光束
でも良い。光偏向器はポリゴンミラーを用いるものに限
らず、回転単面鏡や回転2面鏡でも良いし、ガルバノミ
ラーのような揺動鏡でもよい。
ズ」は、硝材の研磨あるいは金型による樹脂成形加工に
より、容易且つ安価に製造することができる。
ば新規な光ビーム合成方法・合成光ビーム用レンズ・マ
ルチビーム光源装置を実現できる。この発明の光ビーム
合成方法・マルチビーム光源装置は、この発明の合成光
ビーム用レンズを用いることにより、波長の異なる複数
の光ビームを、確実に光ビーム合成して、光偏向器の偏
向反射面位置に、各々主走査方向に長い線像として結像
させることができる。
ムスプリッタに比して安価に作製できるので、マルチビ
ーム光源装置、ひいてはマルチビーム走査装置のコスト
を低減でき、3以上の光ビームによるマルチビーム走査
も容易に実現できる。
るための図である。
明するための図である。
図である。
説明するための図である。
を2例示す図である。
Claims (12)
- 【請求項1】互いに波長の異なる複数の光ビームを、ダ
イクロイックミラーを用いて、マルチビーム走査用の光
ビーム群として光ビーム合成し、合成された光ビーム群
を、共通のアナモルフィックレンズにより光偏向器の偏
向反射面位置に主走査方向に長い線像として結像させる
方法であって、 上記アナモルフィックレンズへの各光ビームの入射位置
を、主走査方向へ互いにずらして設定し、 各光ビームが、その波長に拘わらず、上記偏向反射面位
置に上記線像を結像するように、上記アナモルフィック
レンズの配置態位及び/または形状を定めたことを特徴
とする光ビーム合成方法。 - 【請求項2】請求項1記載の光ビーム合成方法におい
て、 合成された光ビーム群に共通のアナモルフィックレンズ
がシリンドリカルレンズであって、その母線方向を、光
軸と主走査方向とに平行な面内で、光ビームの入射方向
に対して傾け、傾き角の調整により、各光ビームを、そ
の波長に拘わらず、光偏向器の偏向反射面位置に、主走
査方向に長い線像として結像させることを特徴とする光
ビーム合成方法。 - 【請求項3】請求項1記載の光ビーム合成方法におい
て、 合成された光ビーム群に共通のアナモルフィックレンズ
として、副走査方向に正のパワーを持つシリンドリカル
面の母線方向に、レンズ肉厚が変化する特殊シリンドリ
カルレンズを用いることを特徴とする光ビーム合成方
法。 - 【請求項4】請求項1記載の光ビーム合成方法におい
て、 合成された光ビーム群に共通のアナモルフィックレンズ
として、片面が副走査方向に正のパワーを持つ円錐面、
他方の面が平面で、レンズ肉厚が上記円錐面の母線方向
において、上記円錐面の頂点側へ向かって薄くなるよう
に変化する円錐面レンズを用いることを特徴とする光ビ
ーム合成方法。 - 【請求項5】請求項1記載の光ビーム合成方法におい
て、 合成された光ビーム群に共通のアナモルフィックレンズ
として、片面が副走査方向に正のパワーを持つシリンド
リカル面で、他方の面が副走査方向にパワーを持たず主
走査方向に正のパワーを持つように、レンズ肉厚が上記
シリンドリカル面の母線方向において一方から他方の側
へ向かって薄くなるように変化する特殊なシリンドリカ
ルレンズを用いることを特徴とする光ビーム合成方法。 - 【請求項6】請求項1記載の光ビーム合成方法におい
て、 合成された光ビーム群に共通のアナモルフィックレンズ
として、各光ビームの入射位置に応じて、曲率が段階的
に変化するシリンドリカル面を有する特殊なシリンドリ
カルレンズを用いることを特徴とする光ビーム合成方
法。 - 【請求項7】請求項3記載の光ビーム合成方法の実施に
用いられる合成光ビーム用レンズであって、 合成された光ビーム群に共通のアナモルフィックレンズ
で、副走査方向に正のパワーを持つシリンドリカル面の
母線方向に、レンズ肉厚が変化する特殊シリンドリカル
レンズであることを特徴とする合成光ビーム用レンズ。 - 【請求項8】請求項4記載の光ビーム合成方法の実施に
用いられる合成光ビーム用レンズであって、 合成された光ビーム群に共通のアナモルフィックレンズ
で、片面が副走査方向に正のパワーを持つ円錐面、他方
の面が平面で、レンズ肉厚が上記円錐面の母線方向にお
いて、上記円錐面の頂点側へ向かって薄くなるように変
化する円錐面レンズであることを特徴とする合成光ビー
ム用レンズ。 - 【請求項9】請求項5記載の光ビーム合成方法の実施に
用いられる合成光ビーム用レンズであって、 合成された光ビーム群に共通のアナモルフィックレンズ
で、片面が副走査方向に正のパワーを持つシリンドリカ
ル面で、他方の面が副走査方向にパワーを持たず主走査
方向に正のパワーを持つように、レンズ肉厚が上記シリ
ンドリカル面の母線方向において一方から他方の側へ向
かって薄くなるように変化する特殊なシリンドリカルレ
ンズであることを特徴とする合成光ビーム用レンズ。 - 【請求項10】請求項6記載の光ビーム合成方法の実施
に用いられる合成光ビーム用レンズであって、 合成された光ビーム群に共通のアナモルフィックレンズ
で、各光ビームの入射位置に応じて、曲率が段階的に変
化するシリンドリカル面を有する特殊なシリンドリカル
レンズであることを特徴とする合成光ビーム用レンズ。 - 【請求項11】互いに波長の異なる複数の光ビームを、
ダイクロイックミラーを用いて、マルチビーム走査用の
光ビーム群として光ビーム合成し、合成された光ビーム
群を、共通のアナモルフィックレンズにより光偏向器の
偏向反射面位置に主走査方向に長い線像として結像させ
るマルチビーム光源装置であって、 互いに異なる波長の光ビームを放射する複数の光源と、 これら複数の光源からの波長の異なる光ビームを光ビー
ム群として光ビーム合成するための1以上のダイクロイ
ックミラーと、 合成された光ビーム群を、光偏向器の偏向反射面位置に
主走査方向に長い線像として結像させるためのアナモル
フィックレンズとを有し、 上記アナモルフィックレンズがシリンドリカルレンズで
あって、その母線方向を、光軸と主走査方向とに平行な
面内で、光ビームの入射方向に対して傾け、各光ビーム
を、その波長に拘わらず、光偏向器の偏向反射面位置
に、主走査方向に長い線像として結像させるように、傾
き角を調整されていることを特徴とするマルチビーム光
源装置。 - 【請求項12】互いに波長の異なる複数の光ビームを、
ダイクロイックミラーを用いて、マルチビーム走査用の
光ビーム群として光ビーム合成し、合成された光ビーム
群を、共通のアナモルフィックレンズにより光偏向器の
偏向反射面位置に主走査方向に長い線像として結像させ
るマルチビーム光源装置であって、 互いに異なる波長の光ビームを放射する複数の光源と、 これら複数の光源からの波長の異なる光ビームを光ビー
ム群として光ビーム合成するための1以上のダイクロイ
ックミラーと、 合成された光ビーム群を、光偏向器の偏向反射面位置に
主走査方向に長い線像として結像させるためのアナモル
フィックレンズとを有し、 上記アナモルフィックレンズが請求項7〜10の任意の
1に記載の合成光ビーム用レンズであって、請求項1記
載の光ビーム合成方法で光ビーム合成を行なうことを特
徴とするマルチビーム光源装置。
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JPH06179047A (ja) * | 1992-12-11 | 1994-06-28 | Leo Tec:Kk | 金属基複合材の製造方法 |
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-
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