JP2006171318A - 走査露光装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 走査露光装置において、fθ補正機能を有しない走査光学系を用いる場合に、露光面における実質的なスポット径のバラツキを低減することができるようにする。
【解決手段】 マルチレーザ光源30で形成され異なる結像位置に結像される略同軸上のレーザビーム30a、30bをポリゴンスキャナ5で偏向し、露光面6を走査する。露光面6では、レーザビーム30a、30bのそれぞれの像面のスポット径は、目標スポット径から外れる場合、一方が大径で、他方が小径とされており、露光制御手段8により、それぞれの光出力を制御して、それらの合成ビームにより露光面6上の実質的なスポット径を大径と小径の中間に設定できる構成とする。
【選択図】 図1
【解決手段】 マルチレーザ光源30で形成され異なる結像位置に結像される略同軸上のレーザビーム30a、30bをポリゴンスキャナ5で偏向し、露光面6を走査する。露光面6では、レーザビーム30a、30bのそれぞれの像面のスポット径は、目標スポット径から外れる場合、一方が大径で、他方が小径とされており、露光制御手段8により、それぞれの光出力を制御して、それらの合成ビームにより露光面6上の実質的なスポット径を大径と小径の中間に設定できる構成とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、走査露光装置に関する。
従来、電子写真方式を用いた画像形成システム、例えば、プリンタ、デジタル複写機などにおいて、静電潜像を形成するための露光手段として、集光されたレーザビームをポリゴンミラーなどの光偏向器により走査する走査露光装置を用いることが知られている。
このような走査露光装置には、光偏向器により等角速度で走査されたレーザビームを露光面上で直線等速走査させるためのfθ特性を有するfθレンズを含む走査光学系を採用する場合が多い。しかしながらfθレンズは、広角走査を行うため大径となることが多く、副走査方向では面倒れ補正光学系を構成する必要があるため、例えばアナモフィックレンズなどの高価なレンズが必要となるという問題があった。
そのため、fθレンズを用いずに、主走査方向の点灯タイミングを走査速度に応じて補正するクロック補正を採用した走査露光装置が提案されている。
そのような装置として、例えば特許文献1には、fθ補正係数に基づいて補正クロック信号を発生し、画像データに基づいてPWM制御を行うことにより、走査位置と必要露光量の補正を行うため、fθレンズを用いることなく走査露光を行うことができる画像形成装置が記載されている。
また、これに関連する技術として、特許文献2には、光パワー制御回路、絞り径制御回路を備え、走査の画素ピッチを変更する際にレーザ光の光出力と像面スポット径を変更できるようにした画像形成装置が記載されている。
特開平10−96869号公報(第5−11頁、図1、5)
特開平5−142494号公報(第2−6頁、図1)
このような走査露光装置には、光偏向器により等角速度で走査されたレーザビームを露光面上で直線等速走査させるためのfθ特性を有するfθレンズを含む走査光学系を採用する場合が多い。しかしながらfθレンズは、広角走査を行うため大径となることが多く、副走査方向では面倒れ補正光学系を構成する必要があるため、例えばアナモフィックレンズなどの高価なレンズが必要となるという問題があった。
そのため、fθレンズを用いずに、主走査方向の点灯タイミングを走査速度に応じて補正するクロック補正を採用した走査露光装置が提案されている。
そのような装置として、例えば特許文献1には、fθ補正係数に基づいて補正クロック信号を発生し、画像データに基づいてPWM制御を行うことにより、走査位置と必要露光量の補正を行うため、fθレンズを用いることなく走査露光を行うことができる画像形成装置が記載されている。
また、これに関連する技術として、特許文献2には、光パワー制御回路、絞り径制御回路を備え、走査の画素ピッチを変更する際にレーザ光の光出力と像面スポット径を変更できるようにした画像形成装置が記載されている。
しかしながら、上記のような従来の走査露光装置には以下のような問題があった。
特許文献1に記載の技術では、補正クロック信号により点灯タイミングを変えることにより、走査線上の走査速度の変化に応じて走査位置を補正し、それぞれの露光位置での走査速度に合わせて必要露光量を露光するためのPWM制御を行うので、走査位置と露光量とは補正されるものの、露光面のスポット径の変化を補正することができない。そのため、スポット径が大きくなる走査位置では、必要以上の領域に露光されるため、露光後の1ドット画素の形状が不安定となるという問題がある。また、隣接ライン間で露光領域が重なり合う結果、画像の濃度むらやゴーストが生じてしまうという問題がある。
特許文献2に記載の技術では、PWM制御に加えてレーザ光のパワー制御を行うことができるので、露光面のスポット径が変化しても光出力を変えることで、露光範囲を可変することができる。ところが、レーザ光は略ガウスビームと見なすことができるので、光出力と露光後に形成される画像のドット径とは比例関係になく、特にビームウエスト径から大きくずれたドット径を形成することは難しい。
このため、fθレンズなどにより光学的に露光面上のスポット径を均一化する場合に比べて、露光後のドット径が不均一となってしまい画像品質が劣ったものになるという問題がある。
特許文献1に記載の技術では、補正クロック信号により点灯タイミングを変えることにより、走査線上の走査速度の変化に応じて走査位置を補正し、それぞれの露光位置での走査速度に合わせて必要露光量を露光するためのPWM制御を行うので、走査位置と露光量とは補正されるものの、露光面のスポット径の変化を補正することができない。そのため、スポット径が大きくなる走査位置では、必要以上の領域に露光されるため、露光後の1ドット画素の形状が不安定となるという問題がある。また、隣接ライン間で露光領域が重なり合う結果、画像の濃度むらやゴーストが生じてしまうという問題がある。
特許文献2に記載の技術では、PWM制御に加えてレーザ光のパワー制御を行うことができるので、露光面のスポット径が変化しても光出力を変えることで、露光範囲を可変することができる。ところが、レーザ光は略ガウスビームと見なすことができるので、光出力と露光後に形成される画像のドット径とは比例関係になく、特にビームウエスト径から大きくずれたドット径を形成することは難しい。
このため、fθレンズなどにより光学的に露光面上のスポット径を均一化する場合に比べて、露光後のドット径が不均一となってしまい画像品質が劣ったものになるという問題がある。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、fθ補正機能を有しない走査光学系を用いる場合に、露光面における実質的なスポット径のバラツキを低減することができる走査露光装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明では、集光された光ビームを偏向して露光面上で走査させるとともに、前記露光面上の走査線に沿う所定ピッチの露光区間内に、それぞれの必要な露光量の照射を行う走査露光装置であって、一定方向から入射された光ビームを偏向して前記露光面上を走査させる光偏向器と、互いに結像位置が異なるように集光された複数の光ビームを形成し、前記光偏向器に対して前記一定方向から略同軸に入射させる多ビーム光源と、該多ビーム光源の複数の光ビームのそれぞれの光出力および点灯時間を前記露光区間ごとに制御可能な露光制御手段とを備え、前記複数の光ビームが前記光偏向器により走査されるとき、前記複数の光ビームの前記露光面上のスポット径が各像高ごとに設定された目標スポット径から外れる像高で、少なくとも前記露光面上のスポット径が前記目標スポット径より大径の光ビームと前記目標スポット径より小径の光ビームとが形成される構成とする。
この発明によれば、露光制御手段により、所定ピッチの露光区間内で、多ビーム光源により出射される複数の光ビームの光出力および点灯時間を制御することができるので、複数の光ビームがそれぞれ光偏向器により露光面を走査する際、各露光区間の走査速度が変化する場合であっても、それに応じて光出力および点灯時間を制御して必要な露光量となるように制御できる。
また露光面上のスポット径が各像高でごとに設定された目標スポット径から外れる場合、目標スポット径より大径の光ビームと同じく小径の光ビームとが形成されるので、それぞれの光ビームの光出力を露光制御手段により調整して、それらの合成ビームの実質的なスポット径をそれらの大径と小径との中間の値に設定することができる。
目標スポット径に一致する像高では、目標スポット径に一致する光ビームあるいはそれらの合成ビームを必要な光出力に設定する。
したがって、各像高で実質的なスポット径が目標スポット径に設定された合成ビームにより、fθ補正光学系を用いることなく露光面上の実質的なスポット径のバラツキを低減し、各露光区間に略均一な走査露光を行うことができる。
この発明によれば、露光制御手段により、所定ピッチの露光区間内で、多ビーム光源により出射される複数の光ビームの光出力および点灯時間を制御することができるので、複数の光ビームがそれぞれ光偏向器により露光面を走査する際、各露光区間の走査速度が変化する場合であっても、それに応じて光出力および点灯時間を制御して必要な露光量となるように制御できる。
また露光面上のスポット径が各像高でごとに設定された目標スポット径から外れる場合、目標スポット径より大径の光ビームと同じく小径の光ビームとが形成されるので、それぞれの光ビームの光出力を露光制御手段により調整して、それらの合成ビームの実質的なスポット径をそれらの大径と小径との中間の値に設定することができる。
目標スポット径に一致する像高では、目標スポット径に一致する光ビームあるいはそれらの合成ビームを必要な光出力に設定する。
したがって、各像高で実質的なスポット径が目標スポット径に設定された合成ビームにより、fθ補正光学系を用いることなく露光面上の実質的なスポット径のバラツキを低減し、各露光区間に略均一な走査露光を行うことができる。
ここで各像高の目標スポット径は、露光面に必要な大きさのドット画像を形成するためのスポット径であり、一定値としてもよいし、許容範囲内であれば、像高により可変してもよい。
また、上記のスポット径は主走査方向および副走査方向に適用することができるが、主走査方向のスポット径のバラツキを点灯時間制御により補正する場合は、副走査方向のスポット径のみについて適用してもよい。
また、上記のスポット径は主走査方向および副走査方向に適用することができるが、主走査方向のスポット径のバラツキを点灯時間制御により補正する場合は、副走査方向のスポット径のみについて適用してもよい。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の走査露光装置において、前記複数の光ビームのうち、1つの光ビームの像面が、前記露光面から前側の領域に形成され、他の1つの光ビームの像面が、前記露光面から後側の領域に形成された構成とする。
この発明によれば、1つの光ビームおよび他の1つの光ビームの露光面に対するデフォーカス量を略均等化することができ、すべての光ビームが露光面の前側または後側の領域にある場合のように、一方の光ビームのデフォーカス量が大きくなりすぎることがない。
そのため、像面のスポット径(ビームウエスト径)の差がないか、差があっても少ないような2つの光ビームにより、各像高で目標スポット径より大径の光ビーム、小径の光ビームを形成することができる。
この発明によれば、1つの光ビームおよび他の1つの光ビームの露光面に対するデフォーカス量を略均等化することができ、すべての光ビームが露光面の前側または後側の領域にある場合のように、一方の光ビームのデフォーカス量が大きくなりすぎることがない。
そのため、像面のスポット径(ビームウエスト径)の差がないか、差があっても少ないような2つの光ビームにより、各像高で目標スポット径より大径の光ビーム、小径の光ビームを形成することができる。
請求項3に記載の発明では、請求項1または2に記載の走査露光装置において、前記複数の光ビームのうち少なくとも2つは、像面のスポット径が前記目標スポット径以下である構成とする。
この発明によれば、少なくとも2つの光ビームの一方を前側にデフォーカスし、他方を後側にデフォーカスすることで、露光面上のスポット径が目標スポット径より大径の光ビームと小径の光ビームとを形成することができる。そのため、それぞれの光ビームの像面のスポット径を略同径とすることができるから、多ビーム光源の結像光学系を共通化することが容易となる。
この発明によれば、少なくとも2つの光ビームの一方を前側にデフォーカスし、他方を後側にデフォーカスすることで、露光面上のスポット径が目標スポット径より大径の光ビームと小径の光ビームとを形成することができる。そのため、それぞれの光ビームの像面のスポット径を略同径とすることができるから、多ビーム光源の結像光学系を共通化することが容易となる。
請求項4に記載の発明では、請求項1〜3のいずれかに記載の走査露光装置において、前記多ビーム光源が、複数の異なる光源と、該複数の異なる光源から出射される複数の光ビームの光路を略同軸上に合成する光路合成手段とを備える構成とする。
この発明によれば、複数の異なる光源により出射された複数の光ビームの光路を光路合成手段により略同軸上に合成するので、それぞれの光源と光路合成手段との間に適宜の結像光学系を配置することにより、それぞれの光ビームの像面位置、像面のスポット径を容易に設定することができる。
この発明によれば、複数の異なる光源により出射された複数の光ビームの光路を光路合成手段により略同軸上に合成するので、それぞれの光源と光路合成手段との間に適宜の結像光学系を配置することにより、それぞれの光ビームの像面位置、像面のスポット径を容易に設定することができる。
請求項5に記載の発明では、請求項4に記載の走査露光装置において、前記光路合成手段がハーフミラー面を備える構成とする。
この発明によれば、光路合成手段がハーフミラー面を備えるので、簡素な構成とすることができる。
この発明によれば、光路合成手段がハーフミラー面を備えるので、簡素な構成とすることができる。
請求項6に記載の発明では、請求項1〜3のいずれかに記載の走査露光装置において、前記多ビーム光源が、互いに異なる複数の波長光の発振部を主走査方向に500μm以下の距離を隔てて配置したレーザ光源と、該レーザ光源からの出射される前記複数の波長光をそれぞれ異なる像面に結像する結像光学素子とを備える構成とする。
この発明によれば、複数の波長光をそれぞれ異なる像面に結像する結像光学素子を用い、レーザ光源の発振部の離間距離を主走査方向に500μm以下とするので、光軸に対するずれ量が小さくなるため、結像光学素子を各波長光に対して兼用しても良好な結像性能を備えることができる。そのため、結像光学素子を兼用して部品点数を削減することができる。
この発明によれば、複数の波長光をそれぞれ異なる像面に結像する結像光学素子を用い、レーザ光源の発振部の離間距離を主走査方向に500μm以下とするので、光軸に対するずれ量が小さくなるため、結像光学素子を各波長光に対して兼用しても良好な結像性能を備えることができる。そのため、結像光学素子を兼用して部品点数を削減することができる。
請求項7に記載の発明では、請求項1〜6のいずれかに記載の走査露光装置において、前記多ビーム光源と前記光偏向器との間の光路に、前記複数の光ビームを副走査方向に集光して前記光偏向器の偏向反射面上に結像する第1結像素子を配置し、前記光偏向器と前記露光面との間に、前記光偏向器で反射された前記複数の光ビームを副走査方向に集光し、前記露光面の近傍に結像する第2結像素子を配置した構成とする。
この発明によれば、第1結像素子と第2結像素子とにより、副走査方向において偏向反射面と露光面の近傍とが共役となるので、偏向反射面の面倒れ補正を行うことができる。
この発明によれば、第1結像素子と第2結像素子とにより、副走査方向において偏向反射面と露光面の近傍とが共役となるので、偏向反射面の面倒れ補正を行うことができる。
本発明の走査露光装置によれば、露光制御手段により、露光面上で目標スポット径より大径の光ビームと小径の光ビームとをそれぞれ光出力を制御して合成することにより、合成ビームの実質的なスポット径を全像高にわたって調整できるので、実質的なスポット径を略揃えることができるから、fθ補正光学系を用いることなく、各露光区間で略均一な走査露光を行うことができ、簡素かつ高品質の走査露光を行うことができるという効果を奏する。
以下では、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。すべての図面において、実施形態が異なる場合であっても、同一または相当する部材には同一の符号を付し、共通する説明は省略する。
本発明の実施形態に係る走査露光装置について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る走査露光装置の概略構成および走査平面内の光路について説明するための模式説明図である。図2は、本発明の実施形態に係る走査露光装置の走査平面に直交する方向の光路について説明するための光路説明図である。図3は、本発明の実施形態に係る走査露光装置の多ビーム光源の概略構成について説明するための主走査方向に沿う断面説明図である。
図1は、本発明の実施形態に係る走査露光装置の概略構成および走査平面内の光路について説明するための模式説明図である。図2は、本発明の実施形態に係る走査露光装置の走査平面に直交する方向の光路について説明するための光路説明図である。図3は、本発明の実施形態に係る走査露光装置の多ビーム光源の概略構成について説明するための主走査方向に沿う断面説明図である。
本実施形態の走査露光装置1は、所定の露光面6上において、画素密度により決まる所定ピッチで設けられた露光区間内に、画像信号に応じて変調された光ビームを走査し、露光面上に画像信号に応じて露光する装置であり、露光部を顕像化することにより、ドット画像による画像パタンを形成する画像形成システムに好適に用いるとができるものである。例えば、電子写真方式のプリンタ、デジタル複写機などの画像形成システムの走査露光装置として好適に用いることができるものである。
本実施形態では、光路中にミラーなどを配置して光路を折り畳むことも可能であるが、説明の簡単のため折り畳まない場合の光路で説明する。
また、誤解の恐れがないかぎり、主走査方向および副走査方向を広義の意味に用い、露光面に限らず、各光路に直交する断面の2方向を参照する場合にも用いることにする。
また、誤解の恐れがないかぎり、主走査方向および副走査方向を広義の意味に用い、露光面に限らず、各光路に直交する断面の2方向を参照する場合にも用いることにする。
走査露光装置1の概略構成は、図1に示すように、マルチレーザ光源30(多ビーム光源)、露光制御手段8、ポリゴンスキャナ5(光偏向器)、ポリゴンスキャナ駆動手段7、および同期検知手段15からなる。
マルチレーザ光源30は、変調信号に応じてそれぞれ独立に変調駆動可能な複数のレーザビーム(光ビーム)を発生し、それぞれ異なる位置に結像する収束ビームとして出射する光源である。
本実施形態では、図3に示すように、2ビームLD2、開口絞り3、結像素子4(結像光学素子)から構成され、レーザビーム30a、30bの2つの収束ビームを略同軸方向に出射できるようになっている。
本実施形態では、図3に示すように、2ビームLD2、開口絞り3、結像素子4(結像光学素子)から構成され、レーザビーム30a、30bの2つの収束ビームを略同軸方向に出射できるようになっている。
2ビームLD2は、波長の異なる2つのレーザビームを発生するレーザダイオード(LD)であり、モノリシック型のLDチップ22をパッケージ内に配置したいわゆる1can2LDである。符号23は、カバーガラスである。
LDチップ22上の発光点22aは、波長λaのレーザビーム30aを発生し、発光点22bは、波長λbのレーザビーム30bを発生するようになっている。
レーザビーム30a、30bは、それぞれ発散光として伝搬し、カバーガラス23を通して外部に放射される。つまりそれぞれのレーザビームは、発光点22a、22bを結ぶ中点を通る光軸10に略沿う方向に伝搬されるようになっている。
LDチップ22上の発光点22aは、波長λaのレーザビーム30aを発生し、発光点22bは、波長λbのレーザビーム30bを発生するようになっている。
レーザビーム30a、30bは、それぞれ発散光として伝搬し、カバーガラス23を通して外部に放射される。つまりそれぞれのレーザビームは、発光点22a、22bを結ぶ中点を通る光軸10に略沿う方向に伝搬されるようになっている。
ここで、波長λa、λbは、露光面で必要な波長感度が得られるとともに、後述する結像素子4の色収差により、適切な距離だけ結像位置がずれるような波長に設定される。
発光点22a、22bは、クロストークが生じないように十分離されている必要があるが、離間しすぎると像面内で位置ずれが大きくなる。また収差が大きくなって結像性能が劣化する。そこで、レーザビーム30a、30bが略同軸を進み、像面内の位置ずれを許容範囲に収めるとともに、良好な結像性能を得るためには、発光点22a、22bの離間距離を500μm以下とすることが好ましい。そして、発光点22a、22bのずれ方向は、主走査方向に沿う方向に設定することが好ましい。
開口絞り3は、所定の絞り形状、例えば楕円、円、矩形、長円形などの開口を備え、2ビームLD2から放射されたレーザビーム30a、30bの光束径の大きさを規制するための光量規制部材である。
開口絞り3の開口形状は、像面のスポット形状の必要に応じた大きさ、形状に設定される。例えば、像面でのスポット形状が、副走査方向を長径とする略楕円スポットとするには、開口絞り3の主走査方向の開口幅を副走査方向の開口幅よりも大きく設定する。
開口絞り3の開口形状は、像面のスポット形状の必要に応じた大きさ、形状に設定される。例えば、像面でのスポット形状が、副走査方向を長径とする略楕円スポットとするには、開口絞り3の主走査方向の開口幅を副走査方向の開口幅よりも大きく設定する。
結像素子4は、開口絞り3により光束径が規制されたレーザビーム30a、30bを集光し、それぞれ異なる位置に結像する光学素子である。例えば、正のパワーを有するレンズなどの光学素子からなり、波長λa、λbとの間の色収差により、結像位置が変わるようにしたものを採用することができる。
本実施形態では、図2に示すように、光軸上で、2ビームLD2の発光点から結像素子4の主平面までの距離をSoとするとき、結像素子4の主平面から露光面6までの距離がSiであるとする。そして、レーザビーム30aが結像素子4の主平面から距離Si1だけ離れた像面6aに結像し、レーザビーム30bが同じく距離Si2だけ離れた像面6bに結像するようになっている。
ここで、Si2≧Si≧Si1とする。
本実施形態では、図2に示すように、光軸上で、2ビームLD2の発光点から結像素子4の主平面までの距離をSoとするとき、結像素子4の主平面から露光面6までの距離がSiであるとする。そして、レーザビーム30aが結像素子4の主平面から距離Si1だけ離れた像面6aに結像し、レーザビーム30bが同じく距離Si2だけ離れた像面6bに結像するようになっている。
ここで、Si2≧Si≧Si1とする。
2ビームLD2、開口絞り3、結像素子4の光学特性、形状などにより、ビームウエスト径である像面のスポット径が決まる。本実施形態の像面のスポット径は、露光面6における1画素(ドット)の露光像の大きさを適切にするための露光面6上の目標スポット径よりも小さくなるように設定する。
露光面6上の目標スポット径は、主走査方向、副走査方向の画素密度などから、露光面6の感度などに応じて決定されるもので、例えば、副走査方向には副走査の露光ピッチよりもわずかに大きい径とされ、主走査方向には副走査方向の目標スポット径よりも小さい径とされる。
露光面6上の目標スポット径は、主走査方向、副走査方向の画素密度などから、露光面6の感度などに応じて決定されるもので、例えば、副走査方向には副走査の露光ピッチよりもわずかに大きい径とされ、主走査方向には副走査方向の目標スポット径よりも小さい径とされる。
このようなにLDチップ22を採用することにより、多ビーム光源がコンパクトに構成することができる。
また、LDチップ22の異なる波長光を用いることにより、結像素子4の色収差によって、結像位置をずらすことができるので、多ビーム光源を部品点数が少ない簡素な構成とすることができる。
また発光点22a、22bが500μm以下に近接しているので、光軸合わせなどの調整などの手間が不要となり製造が容易となる。
また、LDチップ22の異なる波長光を用いることにより、結像素子4の色収差によって、結像位置をずらすことができるので、多ビーム光源を部品点数が少ない簡素な構成とすることができる。
また発光点22a、22bが500μm以下に近接しているので、光軸合わせなどの調整などの手間が不要となり製造が容易となる。
露光制御手段8は、走査露光装置1に入力される画像信号に応じて2ビームLD2から出射されるレーザビーム30a、30bをそれぞれ独立にパワー変調(PM変調)およびパルス幅変調(PWM変調)するための手段である。PM変調は、LDチップ22の駆動電流のピーク値を制御して光出力を制御する変調方式である。PWM変調は、駆動電流のオンオフタイミングを制御して、適宜のタイミングで適宜の点灯時間設定する可変幅パルス信号を用いる変調方式である。
PWM変調は、後述するライン同期信号を基準信号とすることにより、1走査内で任意のタイミングによりレーザビームの点灯および消灯を制御することができる。そのため、像高により走査速度が変化しても、後述するfθ補正を行うことができるようになっている。
PWM変調は、後述するライン同期信号を基準信号とすることにより、1走査内で任意のタイミングによりレーザビームの点灯および消灯を制御することができる。そのため、像高により走査速度が変化しても、後述するfθ補正を行うことができるようになっている。
ポリゴンスキャナ5は、ミラー面5a…が多角形状に配置されたポリゴンミラーを多角形の中心を回転軸として主走査方向に高速回転できるようにした光偏向器である。本実施形態では、図1に示すように、6面のポリゴンミラーを、紙面内で時計まわり方向に等角速度で回転できるような構成とされる。
ポリゴンスキャナ5により、光軸10の方向から入射されるレーザビーム30a、30bを偏向点Pで角度φ方向に偏向し、像高0に向かう光軸11を中心に走査できるようになっている。
偏向点Pの位置は光軸10上で2ビームLD2の発光点から距離Lfの位置とされる。すなわち、
So+Si=Lf+Lr ・・・(1)
である。
ここで、Lrは、偏向点Pから露光面6までの距離PBである。
ポリゴンスキャナ5により、光軸10の方向から入射されるレーザビーム30a、30bを偏向点Pで角度φ方向に偏向し、像高0に向かう光軸11を中心に走査できるようになっている。
偏向点Pの位置は光軸10上で2ビームLD2の発光点から距離Lfの位置とされる。すなわち、
So+Si=Lf+Lr ・・・(1)
である。
ここで、Lrは、偏向点Pから露光面6までの距離PBである。
有効走査画角は、走査開始方向から角度(θD+θ0)の画角(ただし、θD>θ0)より若干広い範囲とされる。画角θDは、同期検知位置である。
ここで画角θ0は、露光面上の最大像高であり、有効露光幅をWとすると、
W/2=tanθ0 ・・・(2)
の関係にある。
ここで画角θ0は、露光面上の最大像高であり、有効露光幅をWとすると、
W/2=tanθ0 ・・・(2)
の関係にある。
ポリゴンスキャナ駆動手段7は、ポリゴンスキャナ5を所定速度で回転させるための駆動手段である。ポリゴンスキャナ5の回転速度は、所望の画像密度で露光するために、露光面の副走査方向の走査速度と露光面6上の副走査方向の必要露光ピッチとから決定される。
同期検知手段15は、画角θDの光路上に配置された同期検知センサを備え、レーザビーム30a、30bを受光して、それらが画角θDで規定される所定位置に到来したことを検出し、走査開始位置の同期制御を行うためのライン同期信号を出力するものである。
折り返しミラー16は、画角θDを進むレーザビームの光路を、同期検知手段15の受光面に向けて偏向するためのものである。
折り返しミラー16は、画角θDを進むレーザビームの光路を、同期検知手段15の受光面に向けて偏向するためのものである。
次に走査露光装置1の動作および作用について説明する。
図4は、本発明の実施形態に係る走査露光装置の露光面での走査位置と走査速度との関係について説明するための模式グラフである。横軸(図5〜7も同様)は像高で表した走査位置を示し、縦軸は露光面上の走査速度を示す。図5は、本発明の実施形態に係る走査露光装置の露光面上の走査位置と光ビームの像面のスポット径との関係について説明するための模式グラフである。縦軸は光ビームの像面のスポット径を示す。図6は、本発明の実施形態に係る走査露光装置の露光面上の走査位置と単位画素を形成するための1ドットクロック時間を示す。図7は、本発明の実施形態に係る走査露光装置の露光面上の走査位置と光ビームの光出力との関係について説明するための模式グラフである。縦軸は光ビームの光出力のピーク値を示す。
図4は、本発明の実施形態に係る走査露光装置の露光面での走査位置と走査速度との関係について説明するための模式グラフである。横軸(図5〜7も同様)は像高で表した走査位置を示し、縦軸は露光面上の走査速度を示す。図5は、本発明の実施形態に係る走査露光装置の露光面上の走査位置と光ビームの像面のスポット径との関係について説明するための模式グラフである。縦軸は光ビームの像面のスポット径を示す。図6は、本発明の実施形態に係る走査露光装置の露光面上の走査位置と単位画素を形成するための1ドットクロック時間を示す。図7は、本発明の実施形態に係る走査露光装置の露光面上の走査位置と光ビームの光出力との関係について説明するための模式グラフである。縦軸は光ビームの光出力のピーク値を示す。
走査露光装置1によれば、2ビームLD2からレーザビーム30a、30bが発散光として出射され、開口絞り3によりの所定の光束径に整形され、結像素子4により集光されつつ、光軸10上を進む。
そして、ポリゴンスキャナ駆動手段7により一定の回転速度で回転するミラー面5aに入射し、ミラー面5aの回転角に応じて偏向される。
画角θDで偏向されたレーザビーム30a、30bは、折り返しミラー16で偏向され、同期検知手段15で同期検知される。そして、ライン同期信号が生成され、露光制御手段8に伝送される。
ライン同期信号は、画角θDからの光ビームの走査位置を参照可能とするもので、露光制御手段8が走査位置に応じた制御を行う際の基準信号となっている。例えば書き出し開始位置制御や後述する1ドットクロック時間制御などに用いられる。
そして、ポリゴンスキャナ駆動手段7により一定の回転速度で回転するミラー面5aに入射し、ミラー面5aの回転角に応じて偏向される。
画角θDで偏向されたレーザビーム30a、30bは、折り返しミラー16で偏向され、同期検知手段15で同期検知される。そして、ライン同期信号が生成され、露光制御手段8に伝送される。
ライン同期信号は、画角θDからの光ビームの走査位置を参照可能とするもので、露光制御手段8が走査位置に応じた制御を行う際の基準信号となっている。例えば書き出し開始位置制御や後述する1ドットクロック時間制御などに用いられる。
画角±θ0の範囲では、偏向されたレーザビーム30a、30bは、露光面6を等角走査するようになっている。
ミラー面5aのサグによる像面位置の変動は微小なので、レーザビーム30a、30bの像面は、偏向点Pの近傍を回転中心とする略円弧状となる。
すなわち、図1に示すように、レーザビーム30a、30bの像面6a、6bは、それぞれ略円弧である弧a1b1q1c1、弧a2b2q2c2を描くものである。それぞれの略円弧の曲率半径はそれぞれR1、R2である。
このように、本実施形態では、レーザビーム30aの像面6aは、露光面6から前側(光路長が短くなる側、物体側)の領域に形成され、レーザビーム30bの像面6bは、露光面6から後側(光路長が長くなる側、物体側と逆側)の領域に形成される。すなわち、距離Aa1、b1B、Cc2は0以上の値とされる。これらの距離は0または0に近い値となるように設定することが好ましい。
ミラー面5aのサグによる像面位置の変動は微小なので、レーザビーム30a、30bの像面は、偏向点Pの近傍を回転中心とする略円弧状となる。
すなわち、図1に示すように、レーザビーム30a、30bの像面6a、6bは、それぞれ略円弧である弧a1b1q1c1、弧a2b2q2c2を描くものである。それぞれの略円弧の曲率半径はそれぞれR1、R2である。
このように、本実施形態では、レーザビーム30aの像面6aは、露光面6から前側(光路長が短くなる側、物体側)の領域に形成され、レーザビーム30bの像面6bは、露光面6から後側(光路長が長くなる側、物体側と逆側)の領域に形成される。すなわち、距離Aa1、b1B、Cc2は0以上の値とされる。これらの距離は0または0に近い値となるように設定することが好ましい。
例えば、光軸11から画角θの位置にある光ビームのうち、前側にデフォーカスされているレーザビーム30aは、像面6a上の点q1において所定のビームウエスト径に絞られ、発散しつつ露光面6上の点Qに到達する。すなわち、露光面6上では像面6aにおけるスポット径より拡径されたスポット径となっている。また、後側にデフォーカスされているレーザビーム30bは、像面6bに到達する前に露光面6上の点Qを通過し、所定のビームウエスト径に絞られるのは像面6b上の点q2である。すなわち、露光面6上では像面6bにおけるスポット径より拡径されている。
ここで、点Qの像高をy(=BQ)とすると、
y=Lr・tanθ ・・・(3)
であるから、画角θが等角速度で可変される場合、露光面6上の走査速度は、図4上で下に凸の曲線100で示されるように、像高が高い側で相対的に速く、像高0で最小となるような変化を示す。
y=Lr・tanθ ・・・(3)
であるから、画角θが等角速度で可変される場合、露光面6上の走査速度は、図4上で下に凸の曲線100で示されるように、像高が高い側で相対的に速く、像高0で最小となるような変化を示す。
また、それぞれの露光面6上のスポット径は、距離q1Qと距離Qq2との大きさ応じて変化する。
レーザビーム30aは、距離a1A、c1Cが相対的に長く、距離b1Bが相対的に短いため、露光面6上のスポット径は、図5上で下に凸の曲線101で示すような変化を示す。
またレーザビーム30bは、距離Aa2、Cc2が相対的に長く、距離Bb2が相対的に短いため、露光面6上のスポット径は、図5上で上に凸の曲線102で示すような変化を示す。
ここで、レーザビーム30a、30bの像面スポット径を略同径とすると、曲線101、102は略軸対称の分布を示し、各像高における露光面上のスポット径の平均値は、図中に2点鎖線で示した曲線103のように略一定値となる。
そして、例えば開口絞り3を適切に設定することにより、レーザビーム30a、30bの像面のスポット径を調整し、曲線103のスポット径が目標スポット径となるようにすることができる。
レーザビーム30aは、距離a1A、c1Cが相対的に長く、距離b1Bが相対的に短いため、露光面6上のスポット径は、図5上で下に凸の曲線101で示すような変化を示す。
またレーザビーム30bは、距離Aa2、Cc2が相対的に長く、距離Bb2が相対的に短いため、露光面6上のスポット径は、図5上で上に凸の曲線102で示すような変化を示す。
ここで、レーザビーム30a、30bの像面スポット径を略同径とすると、曲線101、102は略軸対称の分布を示し、各像高における露光面上のスポット径の平均値は、図中に2点鎖線で示した曲線103のように略一定値となる。
そして、例えば開口絞り3を適切に設定することにより、レーザビーム30a、30bの像面のスポット径を調整し、曲線103のスポット径が目標スポット径となるようにすることができる。
それぞれの光ビームによる各像高ごとの露光面上のスポット径は、設計上知られているので、目標スポット径から外れる像高や、そのような像高で目標スポット径より大径または小径となる光ビームも容易に知られる。例えば、図5に示すように曲線101、102が交わる像高H2では、レーザビーム30a、30bのいずれもが目標スポット径となっている。また、像高H1では、レーザビーム30aにより目標スポット径より大径のスポット径が得られ、レーザビーム30bにより同じく小径のスポット径が得られる。像高H3ではその逆となる。
露光制御手段8は、目標スポット径に一致する光ビームがある像高では、その光ビームのみを必要な光出力で点灯する、あるいはそのような光ビームが複数ある場合には、等分された光出力でそれらすべてを点灯してもよい。
一方、目標スポット径から外れる像高では、目標スポット径よりも露光面上で大径の光ビームと、小径の光ビームとを選択し、それぞれの光出力をそれぞれスポット径の大小に応じて可変する制御を行う。
一方、目標スポット径から外れる像高では、目標スポット径よりも露光面上で大径の光ビームと、小径の光ビームとを選択し、それぞれの光出力をそれぞれスポット径の大小に応じて可変する制御を行う。
例えば、本実施形態のように、大径と小径との間にあまり大きな差がなく、大径および小径の目標スポット径に対する差が略同程度の場合は、例えばそれぞれ等分した光出力とし、それらの合成ビームの実質的なスポット径を略平均値とすることができる。
目標スポット径に対して、大径と小径との差に偏りがある場合は、例えば、目標スポット径に近い光ビームの光出力を高く、目標スポット径に遠い光ビームの光出力を低くすることにより、合成ビームの実質的なスポット径を目標スポット径に略一致させることができる。
なお、これらの詳細の光出力の配分値は、光ビームの波長感度なども考慮して、最適な光量分布が得られるように、シミュレーション、実験などにより適宜に設定することができる。
露光制御手段8には、各像高ごとに選択点灯する光ビームとそれらの光出力の配分値などの情報をテーブルや条件式として記憶しておき、各像高に対応するタイミングで光出力の制御を行うようにする。
目標スポット径に対して、大径と小径との差に偏りがある場合は、例えば、目標スポット径に近い光ビームの光出力を高く、目標スポット径に遠い光ビームの光出力を低くすることにより、合成ビームの実質的なスポット径を目標スポット径に略一致させることができる。
なお、これらの詳細の光出力の配分値は、光ビームの波長感度なども考慮して、最適な光量分布が得られるように、シミュレーション、実験などにより適宜に設定することができる。
露光制御手段8には、各像高ごとに選択点灯する光ビームとそれらの光出力の配分値などの情報をテーブルや条件式として記憶しておき、各像高に対応するタイミングで光出力の制御を行うようにする。
このように、走査露光装置1では、fθ補正光学系を有しないので、レーザビーム30a、30bは、略円弧状の像面湾曲を有しているが、それぞれの光出力を像高に応じて可変することにより、合成ビームとして、実質的なスポット径が目標スポット径に略一致されている。そのため、実質的に像面湾曲が補正されているのと同等となっている。
次に、走査露光装置1のfθ補正について簡単に説明する。
fθ補正は、図4に示す走査速度の変化に応じて、露光制御手段8により、1ドットクロック時間、点灯時間、および光出力とを像高ごとに可変することにより行う。
1ドットクロック時間は、画素密度に応じて決まる単位画素を露光面6上で等ピッチに形成するための補正クロック周期である。例えば、図6に上に凸の曲線104で示すように、走査速度が大きい像高の高い領域では1ドットクロック時間を短くし、像高0で最も長くするように変化させる。
このような制御は、露光制御手段8のPWM変調により実現される。
fθ補正は、図4に示す走査速度の変化に応じて、露光制御手段8により、1ドットクロック時間、点灯時間、および光出力とを像高ごとに可変することにより行う。
1ドットクロック時間は、画素密度に応じて決まる単位画素を露光面6上で等ピッチに形成するための補正クロック周期である。例えば、図6に上に凸の曲線104で示すように、走査速度が大きい像高の高い領域では1ドットクロック時間を短くし、像高0で最も長くするように変化させる。
このような制御は、露光制御手段8のPWM変調により実現される。
このように1ドットクロック時間を変化させると、像高の高い領域で露光量が不足するので、それを補うために、例えば、図7に下に凸の曲線105で示すように、像高の高い領域での光出力を像高0の光出力に比べて相対的に大きくする。ここで、光出力は、1ドットを形成するための光出力である。したがって、実質的なスポット径を目標スポット径に合わせるために点灯するすべての光ビームの光出力をそれらの間の配分比を変えずに可変する制御を行う。
このような制御は、露光制御手段8のPM変調により実現される。
このような制御は、露光制御手段8のPM変調により実現される。
点灯時間は、本実施形態の場合、主走査方向の実質的なスポット径が目標スポット径に略一致されているので、露光後の主走査方向の画素径を適切とするには、1ドットクロック時間内の点灯デューティが一定となるように制御する。そのため、1ドットクロック時間に変化に応じて可変される。
以上に説明したように、走査露光装置1によれば、fθ補正光学系を有しない場合でも、合成ビームとして露光面6上の実質的なスポット径を略揃えることにより実質的な像面湾曲補正を行い、露光制御手段8によりクロック補正、点灯時間補正、光出力補正を行うことができる。
次に、本実施形態の第1変形例について説明する。
図8は、本発明の実施形態の第1変形例の走査露光装置の概略構成および走査平面内の光路について説明するための模式説明図である。
図8は、本発明の実施形態の第1変形例の走査露光装置の概略構成および走査平面内の光路について説明するための模式説明図である。
本変形例の走査露光装置50は、多ビーム光源を複数光源から合成して形成する場合の例となっており、上記の実施形態の走査露光装置1のマルチレーザ光源30に代えてレーザ光源30A、30Bを備え、ビームスプリッタ9(光路合成手段)を追加して設けたものである。レーザ光源30A、30B、ビームスプリッタ9は、多ビーム光源を構成する。以下、上記の実施形態と異なる点を中心に説明する。
レーザ光源30A(30B)は、マルチレーザ光源30の2ビームLD2、開口絞り3、結像素子4に代えて、それぞれLD2a(2b)、開口絞り3a(3b)、結像素子4a(4b)(結像光学素子)を備える。
LD2a(2b)は、適宜波長の1ビームLDで構成される。
開口絞り3a(3b)、結像素子4a(4b)は、LD2a(2b)から放射される発散光を所定光束径に整形しレーザビーム30a(30b)として、像面6a(6b)に結像するためのもので、それぞれ適宜の開口形状を有する部材、適宜の正のパワーを有するレンズなどの光学素子からなる。
LD2a、2bは、上記実施形態のように互いに異なる波長としてもよいが、本変形例では同一波長を有する構成とする。そして、それぞれ露光制御手段8に接続され、露光制御手段8によりそれぞれ独立に変調制御されるようになっている。
レーザ光源30Aは、光軸10上に配置され、レーザ光源30Bは、光軸10に交差する方向に配置されている。
LD2a(2b)は、適宜波長の1ビームLDで構成される。
開口絞り3a(3b)、結像素子4a(4b)は、LD2a(2b)から放射される発散光を所定光束径に整形しレーザビーム30a(30b)として、像面6a(6b)に結像するためのもので、それぞれ適宜の開口形状を有する部材、適宜の正のパワーを有するレンズなどの光学素子からなる。
LD2a、2bは、上記実施形態のように互いに異なる波長としてもよいが、本変形例では同一波長を有する構成とする。そして、それぞれ露光制御手段8に接続され、露光制御手段8によりそれぞれ独立に変調制御されるようになっている。
レーザ光源30Aは、光軸10上に配置され、レーザ光源30Bは、光軸10に交差する方向に配置されている。
ビームスプリッタ9は、ハーフミラー面を備えることにより入射された光ビームを透過光と反射光とに分岐させる光学素子であり、例えばハーフミラー面が形成されたビームスプリッタプリズムや平行平板状のハーフミラーなどを採用することができる。そして、光軸10上のレーザ光源30Aとポリゴンスキャナ5との間に配置されている。
そのため、レーザ光源30Aから出射されたレーザビーム30aのうちハーフミラー面を透過した光が光軸10上を進んでポリゴンスキャナ5に向かって出射されるとともに、レーザ光源30Bから出射されたレーザビーム30bのうちハーフミラー面で反射した光が光軸10上を進んでポリゴンスキャナ5に向かって出射されるようになっている。
そのため、レーザ光源30Aから出射されたレーザビーム30aのうちハーフミラー面を透過した光が光軸10上を進んでポリゴンスキャナ5に向かって出射されるとともに、レーザ光源30Bから出射されたレーザビーム30bのうちハーフミラー面で反射した光が光軸10上を進んでポリゴンスキャナ5に向かって出射されるようになっている。
このような構成により、レーザビーム30a、30bを異なる像面に結像するには、例えば、(1)結像素子4a、4bの焦点距離を変える、(2)結像素子4a、4bとLD2a、2bとの間の距離を変える、(3)露光面6に対するレーザ光源30A、30Bの光軸上の位置をずらす、といった構成を採用できる。
(1)の場合、光学素子の焦点距離を変えて像面位置を変えるので、物体側の光路長を揃えてコンパクトな構成とすることができ、光利用効率も最適化を図ることができるという利点がある。
(2)の場合、それぞれの構成要素の配置位置を変えるので、結像素子4a、4bとLD2a、2bとをそれぞれ共通化することができるという利点がある。
(3)の場合、レーザ光源30A、30Bを完全に同一構成として実現できるので、光源ユニットとして共通化を図ることができるという利点がある。
(1)の場合、光学素子の焦点距離を変えて像面位置を変えるので、物体側の光路長を揃えてコンパクトな構成とすることができ、光利用効率も最適化を図ることができるという利点がある。
(2)の場合、それぞれの構成要素の配置位置を変えるので、結像素子4a、4bとLD2a、2bとをそれぞれ共通化することができるという利点がある。
(3)の場合、レーザ光源30A、30Bを完全に同一構成として実現できるので、光源ユニットとして共通化を図ることができるという利点がある。
本変形例によれば、ビームスプリッタ9を透過後の構成は走査露光装置1と略同様なので、同様の動作を行うことができる。
本変形例では、互いに別体の光源を用いるので、安価な1ビームLDを採用でき、しかも光出力を大きくしても、クロストークなどの恐れのない多ビーム光源を構成することができるという利点がある。
本変形例では、互いに別体の光源を用いるので、安価な1ビームLDを採用でき、しかも光出力を大きくしても、クロストークなどの恐れのない多ビーム光源を構成することができるという利点がある。
次に、本実施形態の第2変形例について説明する。
図9は、本発明の実施形態の第2変形例の走査露光装置の概略構成および走査平面内の光路について説明するための模式説明図である。図10は、本発明の実施形態の第2変形例の走査露光装置の走査平面に直交する方向の光路について説明するための光路説明図である。
図9は、本発明の実施形態の第2変形例の走査露光装置の概略構成および走査平面内の光路について説明するための模式説明図である。図10は、本発明の実施形態の第2変形例の走査露光装置の走査平面に直交する方向の光路について説明するための光路説明図である。
本変形例の走査露光装置51は、走査露光装置1に面倒れ補正光学系を追加した場合の例となっており、上記の実施形態の走査露光装置1に加えて、シリンドリカルレンズ13(第1結像素子)、結像素子14(第2結像素子)を備える。以下、上記の実施形態と異なる点を中心に説明する。
シリンドリカルレンズ13は、一方向のみに正のパワーを有する光学素子であり、結像素子4とポリゴンスキャナ5の間に配置され、結像素子4から出射されたレーザビーム30a、30bをミラー面5a上で、主走査方向に延びる略線状に結像するように配置される。
結像素子14は、一方向のみに正のパワーを有する光学面が長手方向に延された長尺状の光学素子であり、ポリゴンスキャナ5と露光面6との間の有効走査範囲にわたって配置される。
結像素子14のパワーは、透過するレーザビーム30a、30bが少なくとも露光面6の近傍で結像されるようになっている。例えば、図9、10に示すように、レーザビーム30a、30bの副走査方向の像面60a、60bは、像面6a、像面6bに比べて曲率半径が大きな湾曲とされることにより、像面60a、60bが略全像高にわたって像面6a、6bに比べて像面6の近傍に形成されるようになっている。像面6a、6bと同様に、像面60aは露光面6に対して前側の領域に形成され、像面60bは露光面6に対して後側の領域に形成される。したがって、レーザビーム30a、30bの副走査方向の像面のスポット径の大小関係は、上記実施形態の説明と同様の関係にある。
結像素子14のパワーは、透過するレーザビーム30a、30bが少なくとも露光面6の近傍で結像されるようになっている。例えば、図9、10に示すように、レーザビーム30a、30bの副走査方向の像面60a、60bは、像面6a、像面6bに比べて曲率半径が大きな湾曲とされることにより、像面60a、60bが略全像高にわたって像面6a、6bに比べて像面6の近傍に形成されるようになっている。像面6a、6bと同様に、像面60aは露光面6に対して前側の領域に形成され、像面60bは露光面6に対して後側の領域に形成される。したがって、レーザビーム30a、30bの副走査方向の像面のスポット径の大小関係は、上記実施形態の説明と同様の関係にある。
ここで、露光面60a、60bのずれ量は、レーザビーム30a、30bの色収差程度となるので、シリンドリカルレンズ13、結像素子14の色収差を補正することにより、それぞれの位置を近づけることができる。それに伴い、副走査方向の像面のスポット径も近接し、完全に補正されると両者は一致する。
このような構成によれば、シリンドリカルレンズ13、結像素子14は主走査方向にはパワーを有しないので、主走査方向には上記実施形態と同様の動作を行うことができる。
一方、副走査方向には、シリンドリカルレンズ13、結像素子14のパワーにより、レーザビーム30aではミラー面5aと像面60aが、レーザビーム30bではミラー面5aと像面60bとが、それぞれ共役になるので、面倒れ補正光学系となっている。
像面60a、60bは、露光面6の近傍に位置するので、露光面6でも面倒れによる副走査方向の走査位置のずれは、著しく低減されるものである。
一方、副走査方向には、シリンドリカルレンズ13、結像素子14のパワーにより、レーザビーム30aではミラー面5aと像面60aが、レーザビーム30bではミラー面5aと像面60bとが、それぞれ共役になるので、面倒れ補正光学系となっている。
像面60a、60bは、露光面6の近傍に位置するので、露光面6でも面倒れによる副走査方向の走査位置のずれは、著しく低減されるものである。
なお、上記の説明では、1ドットクロック時間を可変するのに応じて光出力をPM変調により可変することで、各露光区間の必要露光量が得られるようにした例で説明したが、PWM変調によって同等の露光量が得られるようにしてもよい。また、PWM変調とPM変調とを適宜併用してもよい。
また、上記の説明では、像高ごとの光出力の制御を図7に示すように像高0を中心として対称な変化をさせる例で説明したが、例えば、ミラー面5aに偏向角に依存したシェーディング特性が存在する場合、各像高の光出力をそのようなシェーディング特性を補正できるように可変してもよい。
また、ミラー面5aに波長に依存したシェーディング特性が存在する場合、光出力をレーザビーム30a、30bごとにそのようなシェーディング特性を補正するように可変してもよい。
また、ミラー面5aに波長に依存したシェーディング特性が存在する場合、光出力をレーザビーム30a、30bごとにそのようなシェーディング特性を補正するように可変してもよい。
また、上記の説明では、複数の光ビームとして2ビームの場合で説明したが、3ビーム以上でも適用できることは言うまでもない。例えば、第1変形例のLD2a、2bをそれぞれ2ビームLD2で構成することにより、容易に4ビームを用いた走査露光装置を構成することができる。
また、上記の第1変形例の説明では、光路合成手段として、ハーフミラー面を有する場合の例で説明したが、光路が合成できれば、他の光学素子を用いてもよい。例えば、偏光ビームスプリッタ面やダイクロイックミラー面などを用いて、偏光方向や波長に応じて光路を合成してもよい。このようにすれば、光量損失を低減することができる。
また、上記の説明では、光ビームを多ビーム光源で集光する例を中心として説明したが、光偏向器と像面との間に主走査方向にパワーを有する光学素子を配置してもよい。例えば、fθ補正はしないが像面湾曲の曲率を低減するような補正を行う光学素子を配置してもよい。
1、50、51 走査露光装置
2 2ビームLD
2a、2b LD
3、3a、3b 開口絞り
4、4a、4b 結像素子(結像光学素子)
5 ポリゴンスキャナ(光偏向器)
5a ミラー面(偏向反射面)
6 露光面
6a、6b、60a、60b 像面
7 ポリゴンスキャナ駆動手段
8 露光制御手段
9 ビームスプリッタ(光路合成手段)
10、11 光軸
13 シリンドリカルレンズ(第1結像素子)
14 結像素子(第2結像素子)
22 LDチップ
22a、22b 発光点
30 マルチレーザ光源(多ビーム光源)
30A、30B レーザ光源
30a、30b レーザビーム(光ビーム)
2 2ビームLD
2a、2b LD
3、3a、3b 開口絞り
4、4a、4b 結像素子(結像光学素子)
5 ポリゴンスキャナ(光偏向器)
5a ミラー面(偏向反射面)
6 露光面
6a、6b、60a、60b 像面
7 ポリゴンスキャナ駆動手段
8 露光制御手段
9 ビームスプリッタ(光路合成手段)
10、11 光軸
13 シリンドリカルレンズ(第1結像素子)
14 結像素子(第2結像素子)
22 LDチップ
22a、22b 発光点
30 マルチレーザ光源(多ビーム光源)
30A、30B レーザ光源
30a、30b レーザビーム(光ビーム)
Claims (7)
- 集光された光ビームを偏向して露光面上で走査させるとともに、前記露光面上の走査線に沿う所定ピッチの露光区間内に、それぞれの必要な露光量の照射を行う走査露光装置であって、
一定方向から入射された光ビームを偏向して前記露光面上を走査させる光偏向器と、
互いに結像位置が異なるように集光された複数の光ビームを形成し、前記光偏向器に対して前記一定方向から略同軸に入射させる多ビーム光源と、
該多ビーム光源の複数の光ビームのそれぞれの光出力および点灯時間を前記露光区間ごとに制御可能な露光制御手段とを備え、
前記複数の光ビームが前記光偏向器により走査されるとき、前記複数の光ビームの前記露光面上のスポット径が各像高ごとに設定された目標スポット径から外れる像高で、少なくとも前記露光面上のスポット径が前記目標スポット径より大径の光ビームと前記目標スポット径より小径の光ビームとが形成されることを特徴とする走査露光装置。 - 前記複数の光ビームのうち、1つの光ビームの像面が、前記露光面から前側の領域に形成され、他の1つの光ビームの像面が、前記露光面から後側の領域に形成されたことを特徴とする請求項1に記載の走査露光装置。
- 前記複数の光ビームのうち少なくとも2つは、像面のスポット径が前記所定範囲の目標スポット径の1つ以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の走査露光装置。
- 前記多ビーム光源が、
複数の異なる光源と、
該複数の異なる光源から出射される複数の光ビームの光路を略同軸上に合成する光路合成手段とを備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の走査露光装置。 - 前記光路合成手段がハーフミラー面を備えることを特徴とする請求項4に記載の走査露光装置。
- 前記多ビーム光源が、
互いに異なる複数の波長光の発振部を主走査方向に500μm以下の距離を隔てて配置したレーザ光源と、
該レーザ光源からの出射される前記複数の波長光をそれぞれ異なる像面に結像する結像光学素子とを備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の走査露光装置。 - 前記多ビーム光源と前記光偏向器との間の光路に、前記複数の光ビームを副走査方向に集光して前記光偏向器の偏向反射面上に結像する第1結像素子を配置し、
前記光偏向器と前記露光面との間に、前記光偏向器で反射された前記複数の光ビームを副走査方向に集光し、前記露光面の近傍に結像する第2結像素子を配置したことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の走査露光装置。
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JP2004363155A JP2006171318A (ja) | 2004-12-15 | 2004-12-15 | 走査露光装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2004
- 2004-12-15 JP JP2004363155A patent/JP2006171318A/ja not_active Withdrawn
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