JP2001159741A - 光走査装置 - Google Patents
光走査装置Info
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- JP2001159741A JP2001159741A JP34310899A JP34310899A JP2001159741A JP 2001159741 A JP2001159741 A JP 2001159741A JP 34310899 A JP34310899 A JP 34310899A JP 34310899 A JP34310899 A JP 34310899A JP 2001159741 A JP2001159741 A JP 2001159741A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 カップリングレンズと偏向器との間にレンズ
を挿入することにより、線像結像光学系との合成により
構成される第1結像系の焦点距離を変えて、被走査面上
の走査ピッチを変えることができる光走査装置を得る。 【解決手段】 光源部と、カップリングレンズ2と、副
走査方向に屈折力を有し、偏向器4の偏向面4a近傍に
略線状に結像する第1結像系3と、偏向器4によって偏
向された光束を被走査面上に光スポットとして結像する
第2結像系11とから構成され、カップリングレンズ2
と偏向器4との間に少なくとも1枚以上からなるレンズ
を挿入可能となっている。
を挿入することにより、線像結像光学系との合成により
構成される第1結像系の焦点距離を変えて、被走査面上
の走査ピッチを変えることができる光走査装置を得る。 【解決手段】 光源部と、カップリングレンズ2と、副
走査方向に屈折力を有し、偏向器4の偏向面4a近傍に
略線状に結像する第1結像系3と、偏向器4によって偏
向された光束を被走査面上に光スポットとして結像する
第2結像系11とから構成され、カップリングレンズ2
と偏向器4との間に少なくとも1枚以上からなるレンズ
を挿入可能となっている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光走査装置に関す
るものであり、光書込ユニットにおけるレーザ走査光学
系、光書込ユニットを用いたレーザプリンタやレーザ複
写機等に適用可能な光走査装置に関するものである。
るものであり、光書込ユニットにおけるレーザ走査光学
系、光書込ユニットを用いたレーザプリンタやレーザ複
写機等に適用可能な光走査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光走査による画像記録の高速化を目的と
して、複数の走査線を一度に走査する複数ビーム走査方
式の光走査装置が提案されている。この複数ビーム走査
方式の光走査装置においては、被走査面上を走査する光
束の走査ピッチを変えることができるものが提案されて
いる。
して、複数の走査線を一度に走査する複数ビーム走査方
式の光走査装置が提案されている。この複数ビーム走査
方式の光走査装置においては、被走査面上を走査する光
束の走査ピッチを変えることができるものが提案されて
いる。
【0003】上記走査ピッチを変える方法として、従来
においては図5(a)に示すように光源部を構成してい
る複数の発光部50の副走査方向の間隔Pを変える方法
が提案されている。例えば、図5(b)に示すように、
光源ユニットを光軸に対して傾けて、複数の発光部50
を光軸に対して一体に傾けることにより、発光部50の
副走査方向の間隔を上記間隔Pよりも狭い間隔P’に変
え、複数の発光部50の光軸に対する傾き角度φを変え
ることにより上記走査ピッチを変えている。
においては図5(a)に示すように光源部を構成してい
る複数の発光部50の副走査方向の間隔Pを変える方法
が提案されている。例えば、図5(b)に示すように、
光源ユニットを光軸に対して傾けて、複数の発光部50
を光軸に対して一体に傾けることにより、発光部50の
副走査方向の間隔を上記間隔Pよりも狭い間隔P’に変
え、複数の発光部50の光軸に対する傾き角度φを変え
ることにより上記走査ピッチを変えている。
【0004】上述のような方法で上記走査ピッチを変え
る場合、600dpiの走査ピッチ(42.3μm)を
1200dpiの走査ピッチ(21.2μm)に変える
ためには、P’=P/2の関係を満足するようにしなけ
ればならず、そのためには、光源ユニットの傾き角φを
60度にしなければならない。
る場合、600dpiの走査ピッチ(42.3μm)を
1200dpiの走査ピッチ(21.2μm)に変える
ためには、P’=P/2の関係を満足するようにしなけ
ればならず、そのためには、光源ユニットの傾き角φを
60度にしなければならない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般に、発光部として
用いられるレーザダイオード(LD)は、主走査方向と
副走査方向とで光束の発散角が大きく異なっており、楕
円形状のファーフィールドパターンを形成している。従
って、上述のように、光源ユニットの傾き角φを60度
のように大きくした場合には、この光源ユニットの傾き
に伴い主走査方向および副走査方向の両方向に対応する
発散角が大きく変わってしまうため、ビームスポット太
りやビームスポット細りを起こしてしまうという問題が
生じてしまう。
用いられるレーザダイオード(LD)は、主走査方向と
副走査方向とで光束の発散角が大きく異なっており、楕
円形状のファーフィールドパターンを形成している。従
って、上述のように、光源ユニットの傾き角φを60度
のように大きくした場合には、この光源ユニットの傾き
に伴い主走査方向および副走査方向の両方向に対応する
発散角が大きく変わってしまうため、ビームスポット太
りやビームスポット細りを起こしてしまうという問題が
生じてしまう。
【0006】本発明は以上のような従来技術の問題点を
解消するためになされたものであり、カップリングレン
ズと偏向器との間にレンズを挿入することにより、線像
結像光学系との合成により構成される第1結像系の焦点
距離を変えて、被走査面上の走査ピッチを変えることが
できる光走査装置を提供することを目的とする。
解消するためになされたものであり、カップリングレン
ズと偏向器との間にレンズを挿入することにより、線像
結像光学系との合成により構成される第1結像系の焦点
距離を変えて、被走査面上の走査ピッチを変えることが
できる光走査装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
複数の発光部を有し、被走査面上において副走査方向に
所望の間隔になるように配列された光源部と、上記光源
部の各発光部からの発散光束をカップリングして偏向器
へ導光するカップリングレンズと、副走査方向に屈折力
を有し、偏向器の偏向面近傍に略線状に結像する第1結
像系と、上記偏向器によって偏向された光束を被走査面
上に光スポットとして結像する第2結像系とから構成さ
れ、上記カップリングレンズと上記偏向器との間に少な
くとも1枚以上からなるレンズを挿入可能であることを
特徴とする。
複数の発光部を有し、被走査面上において副走査方向に
所望の間隔になるように配列された光源部と、上記光源
部の各発光部からの発散光束をカップリングして偏向器
へ導光するカップリングレンズと、副走査方向に屈折力
を有し、偏向器の偏向面近傍に略線状に結像する第1結
像系と、上記偏向器によって偏向された光束を被走査面
上に光スポットとして結像する第2結像系とから構成さ
れ、上記カップリングレンズと上記偏向器との間に少な
くとも1枚以上からなるレンズを挿入可能であることを
特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、上記カップリングレンズと上記偏向器との
間に挿入される少なくとも1枚以上からなるレンズは、
少なくとも副走査方向に屈折力を有することを特徴とす
る。
明において、上記カップリングレンズと上記偏向器との
間に挿入される少なくとも1枚以上からなるレンズは、
少なくとも副走査方向に屈折力を有することを特徴とす
る。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、カップリングレンズと偏向器の間にレンズ
を挿入する場合は、上記第1結像系を所定の位置へ移動
させることを特徴とする。
明において、カップリングレンズと偏向器の間にレンズ
を挿入する場合は、上記第1結像系を所定の位置へ移動
させることを特徴とする。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項2記載の発
明において、上記カップリングレンズと上記偏向器との
間に挿入される少なくとも1枚以上からなるレンズは、
倍率変換レンズであることを特徴とする。
明において、上記カップリングレンズと上記偏向器との
間に挿入される少なくとも1枚以上からなるレンズは、
倍率変換レンズであることを特徴とする。
【0011】請求項5記載の発明は、請求項1または3
記載の発明において、被走査面上もしくは被走査面上相
当箇所に走査ビームのウェスト位置を検出する検出機構
を有すると共に、この検出機構からの検出信号により上
記第1結像系を移動させるサーボ機構を有していること
を特徴とする。
記載の発明において、被走査面上もしくは被走査面上相
当箇所に走査ビームのウェスト位置を検出する検出機構
を有すると共に、この検出機構からの検出信号により上
記第1結像系を移動させるサーボ機構を有していること
を特徴とする。
【0012】請求項6記載の発明は、請求項1記載の発
明において、上記第2結像系は、少なくとも主走査方向
と副走査方向とで屈折力の異なるアナモフィックレンズ
を1枚以上有する構成であることを特徴とする。
明において、上記第2結像系は、少なくとも主走査方向
と副走査方向とで屈折力の異なるアナモフィックレンズ
を1枚以上有する構成であることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
にかかる光走査装置の実施の形態について説明する。図
1には、本発明にかかる光走査装置を用いた光走査光学
系の例を示している。図1において、符号1は、光源部
を示している。この光源部1は、複数の発光部を有し、
被走査面上において副走査方向に所望の間隔になるよう
に配列されていて、発散光束を放射するものである。符
号2は、上記光源部1の各発光部から出射された発散光
束をカップリングして偏向器4へ導光するカップリング
レンズを示している。
にかかる光走査装置の実施の形態について説明する。図
1には、本発明にかかる光走査装置を用いた光走査光学
系の例を示している。図1において、符号1は、光源部
を示している。この光源部1は、複数の発光部を有し、
被走査面上において副走査方向に所望の間隔になるよう
に配列されていて、発散光束を放射するものである。符
号2は、上記光源部1の各発光部から出射された発散光
束をカップリングして偏向器4へ導光するカップリング
レンズを示している。
【0014】上記光源部1の各発光部から出射された発
散光束は、カップリングレンズ2を透過することによっ
て略平行光束に集光され、アパーチャ部材10により光
束径を規制され、副走査方向に屈折力を有する第1結像
系3を透過することによって副走査方向のみに収束され
て偏向器4の偏向反射面4a近傍に主走査方向に略線状
に結像される。上記偏向器4の偏向反射面4a近傍に主
走査方向に略線状に結像された光束は、偏向器4の回動
によって等角速度的に偏向され、第2結像系11によっ
て被走査媒体7の被走査面上に光スポットとして結像さ
れ、偏向器4の回転によって被走査面上を走査する。図
示のものは、第2結像系11を透過した光束は、折り返
しミラー8によって折り返されてから、被走査媒体7の
被走査面上に光スポットとして結像されるようになって
いる。
散光束は、カップリングレンズ2を透過することによっ
て略平行光束に集光され、アパーチャ部材10により光
束径を規制され、副走査方向に屈折力を有する第1結像
系3を透過することによって副走査方向のみに収束され
て偏向器4の偏向反射面4a近傍に主走査方向に略線状
に結像される。上記偏向器4の偏向反射面4a近傍に主
走査方向に略線状に結像された光束は、偏向器4の回動
によって等角速度的に偏向され、第2結像系11によっ
て被走査媒体7の被走査面上に光スポットとして結像さ
れ、偏向器4の回転によって被走査面上を走査する。図
示のものは、第2結像系11を透過した光束は、折り返
しミラー8によって折り返されてから、被走査媒体7の
被走査面上に光スポットとして結像されるようになって
いる。
【0015】図示のように、上記第2結像系11は、偏
向器4と被走査媒体7との間に配置され、結像系をアナ
モフィックな光学系とする、fθレンズ5と長尺レンズ
6とから構成されていて、少なくとも主走査方向と副走
査方向で屈折力の異なるアナモフィックレンズを1枚以
上有する構成になっている。アナモフィックfθミラー
を用いる場合は、fθレンズ5及び長尺レンズ6はなく
ても良い。
向器4と被走査媒体7との間に配置され、結像系をアナ
モフィックな光学系とする、fθレンズ5と長尺レンズ
6とから構成されていて、少なくとも主走査方向と副走
査方向で屈折力の異なるアナモフィックレンズを1枚以
上有する構成になっている。アナモフィックfθミラー
を用いる場合は、fθレンズ5及び長尺レンズ6はなく
ても良い。
【0016】また、図1において、符号20は、同期信
号を得るための同期検知系を示していて、同期光束は同
期ミラー21によって折り返し反射され、結像素子22
を透過することによって同期検知センサ23に導かれ
る。
号を得るための同期検知系を示していて、同期光束は同
期ミラー21によって折り返し反射され、結像素子22
を透過することによって同期検知センサ23に導かれ
る。
【0017】図2は、上記走査光学系を副走査平面で示
したものであり、符号1aは光源部1の複数の発光部の
うちのある発光部の発光点を示している。図2に示すよ
うに、発光点1aの、副走査方向におけるカップリング
レンズ2の光軸からの距離をP1、カップリングレンズ
2の焦点距離をf1、第1結像系3の焦点距離をf2、
第2結像系11の副走査方向の結像横倍率をβ、上記発
光点1aから発光した光束の被走査面上における走査位
置の、副走査方向における第2結像系11の光軸からの
距離をP2とするとき、 P1=(f1/f2)×(P2/|β|) ・・・(1) を満足する。上記(1)式から被走査面上での走査ピッ
チと、第1結像系3の焦点距離は比例することが判る。
したものであり、符号1aは光源部1の複数の発光部の
うちのある発光部の発光点を示している。図2に示すよ
うに、発光点1aの、副走査方向におけるカップリング
レンズ2の光軸からの距離をP1、カップリングレンズ
2の焦点距離をf1、第1結像系3の焦点距離をf2、
第2結像系11の副走査方向の結像横倍率をβ、上記発
光点1aから発光した光束の被走査面上における走査位
置の、副走査方向における第2結像系11の光軸からの
距離をP2とするとき、 P1=(f1/f2)×(P2/|β|) ・・・(1) を満足する。上記(1)式から被走査面上での走査ピッ
チと、第1結像系3の焦点距離は比例することが判る。
【0018】また、上記アパーチャ部材10の開口の半
径をWa、被走査面上のビームスポットの半径をWs、
光源部1の波長をλ、比例定数をkとするとき、 Ws=k×|β|×λ×f2/(π×Wa) ・・・(2) を満足する。上記(2)式から被走査面上のビームスポ
ット径と、第2結像系11の焦点距離は比例することが
判る。
径をWa、被走査面上のビームスポットの半径をWs、
光源部1の波長をλ、比例定数をkとするとき、 Ws=k×|β|×λ×f2/(π×Wa) ・・・(2) を満足する。上記(2)式から被走査面上のビームスポ
ット径と、第2結像系11の焦点距離は比例することが
判る。
【0019】次に、本発明の特徴について説明する。図
3(a)には、図2で示した上記走査光学系の副走査平
面の、第1結像系3が配置された周辺部分を示してい
る。本発明は、図3(b)に示すように、カップリング
レンズ2(図示せず)と偏向器4との間に少なくとも1
枚以上からなるレンズ15を挿入することを可能として
いる。このレンズ15は、少なくとも副走査方向に屈折
力を有しているものである。図3(b)に示すレンズ1
5は、カップリングレンズ2(図示せず)と第1結像系
3との間に挿入されていて、1枚の負のパワーを有して
いるレンズを示している。
3(a)には、図2で示した上記走査光学系の副走査平
面の、第1結像系3が配置された周辺部分を示してい
る。本発明は、図3(b)に示すように、カップリング
レンズ2(図示せず)と偏向器4との間に少なくとも1
枚以上からなるレンズ15を挿入することを可能として
いる。このレンズ15は、少なくとも副走査方向に屈折
力を有しているものである。図3(b)に示すレンズ1
5は、カップリングレンズ2(図示せず)と第1結像系
3との間に挿入されていて、1枚の負のパワーを有して
いるレンズを示している。
【0020】図3(b)に示すように、レンズ15と第
1結像系3の合成焦点距離はf2’となり、線像の結像
位置は偏向器4の偏向反射面4aからずれた位置にな
る。このずれ量をδxとし、被走査面上でのずれ量をδ
x’とするとき、δx’=β2×δxで表すことができ
る。従って、図3(c)に示すように第1結像系3を所
定の位置へ光軸方向に移動させることにより、上記ずれ
をなくして、上記線像の結像位置を偏向器4の偏向反射
面4a近傍にすることができる。
1結像系3の合成焦点距離はf2’となり、線像の結像
位置は偏向器4の偏向反射面4aからずれた位置にな
る。このずれ量をδxとし、被走査面上でのずれ量をδ
x’とするとき、δx’=β2×δxで表すことができ
る。従って、図3(c)に示すように第1結像系3を所
定の位置へ光軸方向に移動させることにより、上記ずれ
をなくして、上記線像の結像位置を偏向器4の偏向反射
面4a近傍にすることができる。
【0021】次に、上記レンズ15として図3(c)に
示すように1枚の負のパワーを有しているレンズを挿入
した場合において、被走査面上の走査ピッチ間隔を2倍
にしたときの実施例を以下に示す。 第1結像系3の焦点距離f2=60 挿入レンズの焦点距離f3=−114 挿入レンズと第1結像系3との主点間隔d=3 挿入レンズと第1結像系3との合成焦点距離f2’は次
式で求めることができる。 1/f2’=1/f2+1/f3−d/(f2×f3) f2’=120 従って、f2’=2×f2となり、走査ピッチ間隔は2
倍になっている。また、前記(2)式より、被走査面上
のビームスポット径も2倍になっている。
示すように1枚の負のパワーを有しているレンズを挿入
した場合において、被走査面上の走査ピッチ間隔を2倍
にしたときの実施例を以下に示す。 第1結像系3の焦点距離f2=60 挿入レンズの焦点距離f3=−114 挿入レンズと第1結像系3との主点間隔d=3 挿入レンズと第1結像系3との合成焦点距離f2’は次
式で求めることができる。 1/f2’=1/f2+1/f3−d/(f2×f3) f2’=120 従って、f2’=2×f2となり、走査ピッチ間隔は2
倍になっている。また、前記(2)式より、被走査面上
のビームスポット径も2倍になっている。
【0022】従来の技術の欄で述べたとおり、従来にお
いては、複数の発光部50を光軸に対して一体に傾け、
この傾き角を変えることにより走査ピッチを変えていた
ため、ビームスポット太りやビームスポット細りを起こ
してしまうという問題が生じていたが、上記実施の形態
によれば、カップリングレンズ2(図示せず)と偏向器
4との間に少なくとも1枚以上からなるレンズ15を挿
入することにより、第1結像系3の焦点距離を変えて被
走査面上の走査ピッチを変えているため、ビームスポッ
ト太りやビームスポット細りなどの問題が生じることな
く、しかもレンズを挿入するという簡単な構成で被走査
面上の走査ピッチを変えることができる。
いては、複数の発光部50を光軸に対して一体に傾け、
この傾き角を変えることにより走査ピッチを変えていた
ため、ビームスポット太りやビームスポット細りを起こ
してしまうという問題が生じていたが、上記実施の形態
によれば、カップリングレンズ2(図示せず)と偏向器
4との間に少なくとも1枚以上からなるレンズ15を挿
入することにより、第1結像系3の焦点距離を変えて被
走査面上の走査ピッチを変えているため、ビームスポッ
ト太りやビームスポット細りなどの問題が生じることな
く、しかもレンズを挿入するという簡単な構成で被走査
面上の走査ピッチを変えることができる。
【0023】また、走査ピッチを広げるように変えた場
合、従来においては、ビームスポット径は変化しないた
め、図6(a)に示す状態から図6(b)に示すような
間の抜けた画像となってしまうが、上記実施の形態によ
れば、カップリングレンズ2(図示せず)と偏向器4と
の間に少なくとも1枚以上からなるレンズ15を挿入し
て第1結像系3の焦点距離を変えるため、ビームスポッ
ト径(ドット密度)も同時に変わり、図6(c)に示す
ように間の抜けた画像とはならず、高品位な画像を得る
ことができる。また、走査ピッチを狭めるように変えた
場合も、走査ピッチ(画素密度)に見合ったビームスポ
ット径に変えることができるため、より高画質化を図る
ことができる。
合、従来においては、ビームスポット径は変化しないた
め、図6(a)に示す状態から図6(b)に示すような
間の抜けた画像となってしまうが、上記実施の形態によ
れば、カップリングレンズ2(図示せず)と偏向器4と
の間に少なくとも1枚以上からなるレンズ15を挿入し
て第1結像系3の焦点距離を変えるため、ビームスポッ
ト径(ドット密度)も同時に変わり、図6(c)に示す
ように間の抜けた画像とはならず、高品位な画像を得る
ことができる。また、走査ピッチを狭めるように変えた
場合も、走査ピッチ(画素密度)に見合ったビームスポ
ット径に変えることができるため、より高画質化を図る
ことができる。
【0024】また、被走査面上もしくは被走査面上相当
箇所に走査ビームのウェスト位置を検出するエリアセン
サ等の検出機構を設けると共に、この検出機構に検出さ
れた検出信号に基づいて第1結像系3を光軸方向に移動
させるサーボ機構を設けておけば、走査ビームのウェス
ト位置の補正を自動制御することができる。
箇所に走査ビームのウェスト位置を検出するエリアセン
サ等の検出機構を設けると共に、この検出機構に検出さ
れた検出信号に基づいて第1結像系3を光軸方向に移動
させるサーボ機構を設けておけば、走査ビームのウェス
ト位置の補正を自動制御することができる。
【0025】次に、別の実施の形態について説明する。
図4(a)には、図2で示した上記走査光学系の副走査
平面の、第1結像系3が配置された周辺部分を示してい
る。この実施の形態では、図4(b)に示すように、カ
ップリングレンズ2(図示せず)と第1結像系3との間
に挿入される上記レンズ15が2枚のレンズで構成され
た倍率変換レンズでアフォーカルな構成になっている。
図4(a)には、図2で示した上記走査光学系の副走査
平面の、第1結像系3が配置された周辺部分を示してい
る。この実施の形態では、図4(b)に示すように、カ
ップリングレンズ2(図示せず)と第1結像系3との間
に挿入される上記レンズ15が2枚のレンズで構成され
た倍率変換レンズでアフォーカルな構成になっている。
【0026】図4(b)に示すように、レンズ15と第
1結像系3の合成焦点距離はf2”となるが、このレン
ズ15はアフォーカルな構成になっているため、線像の
結像位置は変化せず、偏向器4の偏向反射面4a近傍に
維持されている。従って、この実施の形態では、図3
(c)に示す前記実施の形態のように第1結像系3を光
軸方向に移動させて上記線像の結像位置を偏向器4の偏
向反射面4a近傍に調整する必要がない。
1結像系3の合成焦点距離はf2”となるが、このレン
ズ15はアフォーカルな構成になっているため、線像の
結像位置は変化せず、偏向器4の偏向反射面4a近傍に
維持されている。従って、この実施の形態では、図3
(c)に示す前記実施の形態のように第1結像系3を光
軸方向に移動させて上記線像の結像位置を偏向器4の偏
向反射面4a近傍に調整する必要がない。
【0027】次に、上記レンズ15として図4(b)に
示すように2枚のレンズで構成された倍率変換レンズを
挿入した場合において、被走査面上の走査ピッチ間隔を
1/2倍にしたときの実施例を以下に示す。 第1結像系3の焦点距離f2=60 挿入レンズの倍率γ=0.5 挿入レンズと第1結像系3との合成焦点距離f2”は次
式で求めることができる。 f2”=γ×f2 従って、f2”=30となり、走査ピッチ間隔は1/2
倍になっている。また、前記(2)式より、被走査面上
のビームスポット径も1/2倍になっている。
示すように2枚のレンズで構成された倍率変換レンズを
挿入した場合において、被走査面上の走査ピッチ間隔を
1/2倍にしたときの実施例を以下に示す。 第1結像系3の焦点距離f2=60 挿入レンズの倍率γ=0.5 挿入レンズと第1結像系3との合成焦点距離f2”は次
式で求めることができる。 f2”=γ×f2 従って、f2”=30となり、走査ピッチ間隔は1/2
倍になっている。また、前記(2)式より、被走査面上
のビームスポット径も1/2倍になっている。
【0028】以上のように、この実施の形態において
も、図3(c)に示す前記実施の形態と同様に、ビーム
スポット太りやビームスポット細りなどの問題が生じる
ことなく、しかもレンズを挿入するという簡単な構成で
被走査面上の走査ピッチを変えることができると共に、
ビームスポット径(ドット密度)も同時に変えることが
できる。
も、図3(c)に示す前記実施の形態と同様に、ビーム
スポット太りやビームスポット細りなどの問題が生じる
ことなく、しかもレンズを挿入するという簡単な構成で
被走査面上の走査ピッチを変えることができると共に、
ビームスポット径(ドット密度)も同時に変えることが
できる。
【0029】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、複数の発
光部を有し、被走査面上において副走査方向に所望の間
隔になるように配列された光源部と、上記光源部の各発
光部からの発散光束をカップリングして偏向器へ導光す
るカップリングレンズと、副走査方向に屈折力を有し、
偏向器の偏向面近傍に略線状に結像する第1結像系と、
上記偏向器によって偏向された光束を被走査面上に光ス
ポットとして結像する第2結像系とから構成され、上記
カップリングレンズと上記偏向器との間に少なくとも1
枚以上からなるレンズを挿入可能となっているため、被
走査面上の走査ピッチを変えることができると共に、ビ
ームスポット径(ドット密度)も同時に変えることがで
きる。
光部を有し、被走査面上において副走査方向に所望の間
隔になるように配列された光源部と、上記光源部の各発
光部からの発散光束をカップリングして偏向器へ導光す
るカップリングレンズと、副走査方向に屈折力を有し、
偏向器の偏向面近傍に略線状に結像する第1結像系と、
上記偏向器によって偏向された光束を被走査面上に光ス
ポットとして結像する第2結像系とから構成され、上記
カップリングレンズと上記偏向器との間に少なくとも1
枚以上からなるレンズを挿入可能となっているため、被
走査面上の走査ピッチを変えることができると共に、ビ
ームスポット径(ドット密度)も同時に変えることがで
きる。
【0030】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明において、上記カップリングレンズと上記偏向
器との間に挿入される少なくとも1枚以上からなるレン
ズは、少なくとも副走査方向に屈折力を有するため、被
走査面上の走査ピッチを変えることができると共に、ビ
ームスポット径(ドット密度)も同時に変えることがで
きる。
載の発明において、上記カップリングレンズと上記偏向
器との間に挿入される少なくとも1枚以上からなるレン
ズは、少なくとも副走査方向に屈折力を有するため、被
走査面上の走査ピッチを変えることができると共に、ビ
ームスポット径(ドット密度)も同時に変えることがで
きる。
【0031】請求項3記載の発明によれば、請求項1記
載の発明において、上記第1結像系を所定の位置へ移動
させるため、結像位置を補正することができる。
載の発明において、上記第1結像系を所定の位置へ移動
させるため、結像位置を補正することができる。
【0032】請求項4記載の発明によれば、請求項2記
載の発明において、上記カップリングレンズと上記偏向
器との間に挿入される少なくとも1枚以上からなるレン
ズは、倍率変換レンズであるため、被走査面上の走査ピ
ッチを変えることができると共に、ビームスポット径
(ドット密度)も同時に変えることができる。
載の発明において、上記カップリングレンズと上記偏向
器との間に挿入される少なくとも1枚以上からなるレン
ズは、倍率変換レンズであるため、被走査面上の走査ピ
ッチを変えることができると共に、ビームスポット径
(ドット密度)も同時に変えることができる。
【0033】請求項5記載の発明によれば、請求項1ま
たは3記載の発明において、被走査面上もしくは被走査
面上相当箇所に走査ビームのウェスト位置を検出する検
出機構を有すると共に、この検出機構からの検出信号に
より上記第1結像系を移動させるサーボ機構を有してい
るため、走査ビームのウェスト位置の補正を自動制御す
ることができる。
たは3記載の発明において、被走査面上もしくは被走査
面上相当箇所に走査ビームのウェスト位置を検出する検
出機構を有すると共に、この検出機構からの検出信号に
より上記第1結像系を移動させるサーボ機構を有してい
るため、走査ビームのウェスト位置の補正を自動制御す
ることができる。
【0034】請求項6記載の発明によれば、請求項1記
載の発明において、上記第2結像系は、少なくとも主走
査方向と副走査方向とで屈折力の異なるアナモフィック
レンズを1枚以上有する構成であるため、被走査面上の
走査ピッチを変えることができると共に、ビームスポッ
ト径(ドット密度)も同時に変えることができる。
載の発明において、上記第2結像系は、少なくとも主走
査方向と副走査方向とで屈折力の異なるアナモフィック
レンズを1枚以上有する構成であるため、被走査面上の
走査ピッチを変えることができると共に、ビームスポッ
ト径(ドット密度)も同時に変えることができる。
【図1】本発明にかかる光走査装置の実施の形態を示す
光学配置図である。
光学配置図である。
【図2】上記実施の形態の走査光学系を示す副走査平面
図である。
図である。
【図3】(a)は通常の結像位置を示す副走査平面図、
(b)は上記実施の形態に適用可能なレンズを挿入した
ときの結像位置を示す副走査平面図、(c)は第1結像
系を移動させたときの結像位置を示す副走査平面図であ
る。
(b)は上記実施の形態に適用可能なレンズを挿入した
ときの結像位置を示す副走査平面図、(c)は第1結像
系を移動させたときの結像位置を示す副走査平面図であ
る。
【図4】(a)は通常の結像位置を示す副走査平面図、
(b)は別の実施の形態に適用可能なレンズを挿入した
ときの結像位置を示す副走査平面図である。
(b)は別の実施の形態に適用可能なレンズを挿入した
ときの結像位置を示す副走査平面図である。
【図5】(a)は光源部の発光部の副走査方向の間隔を
示す簡略図、(b)は光源部を光軸に対して一体に傾け
たときの発光部の副走査方向の間隔を示す簡略図であ
る。
示す簡略図、(b)は光源部を光軸に対して一体に傾け
たときの発光部の副走査方向の間隔を示す簡略図であ
る。
【図6】(a)は通常のビームスポット径を示す平面
図、(b)は従来において走査ピッチを変えた場合のビ
ームスポット径を示す平面図、(c)は本発明にかかる
実施の形態において走査ピッチを変えた場合のビームス
ポット径を示す平面図である。
図、(b)は従来において走査ピッチを変えた場合のビ
ームスポット径を示す平面図、(c)は本発明にかかる
実施の形態において走査ピッチを変えた場合のビームス
ポット径を示す平面図である。
1 光源部 1a 発光部の発光点 2 カップリングレンズ 3 第1結像系 4 偏向器 4a 偏向反射面 5 fθレンズ 6 長尺レンズ 7 被走査媒体 8 折り返しミラー 10 アパーチャ部材 11 第2結像系 15 レンズ 20 同期検知系 21 同期ミラー 22 結像素子 23 同期検知センサ
Claims (6)
- 【請求項1】 複数の発光部を有し、被走査面上におい
て副走査方向に所望の間隔になるように配列された光源
部と、 上記光源部の各発光部からの発散光束をカップリングし
て偏向器へ導光するカップリングレンズと、 副走査方向に屈折力を有し、偏向器の偏向面近傍に略線
状に結像する第1結像系と、 上記偏向器によって偏向された光束を被走査面上に光ス
ポットとして結像する第2結像系とから構成され、 上記カップリングレンズと上記偏向器との間に少なくと
も1枚以上からなるレンズを挿入可能であることを特徴
とする光走査装置。 - 【請求項2】 上記カップリングレンズと上記偏向器と
の間に挿入される少なくとも1枚以上からなるレンズ
は、少なくとも副走査方向に屈折力を有することを特徴
とする請求項1記載の光走査装置。 - 【請求項3】 上記第1結像系を所定の位置へ移動させ
ることを特徴とする請求項1記載の光走査装置。 - 【請求項4】 上記カップリングレンズと上記偏向器と
の間に挿入される少なくとも1枚以上からなるレンズ
は、倍率変換レンズであることを特徴とする請求項2記
載の光走査装置。 - 【請求項5】 被走査面上もしくは被走査面上相当箇所
に走査ビームのウェスト位置を検出する検出機構を有す
ると共に、この検出機構からの検出信号により上記第1
結像系を移動させるサーボ機構を有していることを特徴
とする請求項1または3記載の光走査装置。 - 【請求項6】 上記第2結像系は、少なくとも主走査方
向と副走査方向とで屈折力の異なるアナモフィックレン
ズを1枚以上有する構成であることを特徴とする請求項
1記載の光走査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34310899A JP2001159741A (ja) | 1999-12-02 | 1999-12-02 | 光走査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34310899A JP2001159741A (ja) | 1999-12-02 | 1999-12-02 | 光走査装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001159741A true JP2001159741A (ja) | 2001-06-12 |
Family
ID=18359009
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34310899A Pending JP2001159741A (ja) | 1999-12-02 | 1999-12-02 | 光走査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001159741A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003043398A (ja) * | 2001-07-27 | 2003-02-13 | Ricoh Co Ltd | マルチビーム生成装置および光走査型画像表示装置 |
JP2008070842A (ja) * | 2006-09-15 | 2008-03-27 | Ricoh Co Ltd | 光走査装置及び画像形成装置 |
-
1999
- 1999-12-02 JP JP34310899A patent/JP2001159741A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003043398A (ja) * | 2001-07-27 | 2003-02-13 | Ricoh Co Ltd | マルチビーム生成装置および光走査型画像表示装置 |
JP2008070842A (ja) * | 2006-09-15 | 2008-03-27 | Ricoh Co Ltd | 光走査装置及び画像形成装置 |
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