JP3451467B2 - 2ビーム走査用光源装置 - Google Patents
2ビーム走査用光源装置Info
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Description
源装置に関する。
て、複数の走査線を一度に走査するマルチビーム走査方
式が意図されている。マルチビーム走査方式の1形態と
して、2つの発光源からのビームを利用する「2ビーム
走査方式」がある。
通常のシングルビーム走査方式に比してビームによる光
走査の軌跡である「走査線」が顕著に曲がりやすく、走
査線の「ピッチ偏差(隣接する走査線間隔の最大値と最
小値の差の、設計上の走査線間隔に対する割合)」が大
きくなり易いことである。
する方法としては、特開平7−209596号公報や特
開平6−18802号公報記載のものが知られている。
しかし、前者は「テレセントリック」という特別な光学
配置が必要であり、これを実現するため、光源装置と光
偏向器との間にあるシリンダレンズと、このシリンダレ
ンズと光源装置の間にあるアパーチュアとの間隔を大き
くとる必要があり、光走査装置の光源側の大型化を招来
する。
に配備される結像光学系と上記アパーチュアとの位置
を、アパーチュアと光偏向器との間に配備されるシリン
ダレンズにより共役関係とするものであり、適用できる
光学系が限られてしまう。
情に鑑み、走査線ピッチの調整や変更が容易で、光走査
光学系の光源側を大型化することなく、走査線の曲がり
や走査線のピッチ偏差を有効に小さくできる新規な2ビ
ーム走査用光源装置の実現を課題とする。
用光源装置は「独立した2つの発光源からのビームを別
個にコリメートしたのち、主走査対応方向には互いに近
づき、副走査対応方向には互いに遠ざかる2ビームとし
て合成して放射する光源装置」である。
光走査装置として一般的な「光源装置からの平行ビーム
をシリンダレンズにより副走査対応方向(光源から被走
査面までの光路を光軸に沿って直線的に展開した仮想的
な光路上で副走査方向と平行的に対応する方向)に集光
させて、主走査対応方向(上記仮想的な光路上で主走査
方向に平行的に対応する方向)に長い線像として結像せ
しめ、線像の結像位置近傍に偏向反射面を持つポリゴン
ミラーにより偏向させ、偏向ビームを面倒れ補正機能を
持つアナモフィックな結像光学系により被走査面上に光
スポットとして集光し、光走査を行なう」方式のもので
ある。
トロイダルレンズや長尺シリンダレンズ等を「面倒れ補
正用の光学素子」として有する。上記結像光学系は、一
般に、偏向反斜面による偏向の起点と被走査面位置とを
副走査対応方向に関して共役な関係とする。
は、「2ビームの、主走査対応方向における近づき度
と、副走査対応方向における遠ざかり度、上記2ビーム
をコリメートする2個のコリメートレンズの、合成後に
おける副走査対応方向の光軸間隔を可調整とした」こと
を特徴とする。
度」と「遠ざかり度」を説明する。図3(a)は、2ビ
ーム走査用光源装置100から合成されて射出する2ビ
ームL1,L2の様子を副走査対応方向から見た状態を説
明図的に示している。図3(a)における上下方向が
「主走査対応方向」である。図3(a)に示すように、
合成されて射出する2ビームL1,L2は、射出後、主走
査対応方向において次第に近づきあい、図中の位置:P
において交差するようになる。交差位置:Pにおけるビ
ームL1,L2の交差角:αを「近づき度」という。
00から合成されて射出する2ビームL1,L2の様子を
主走査対応方向から見た状態を説明図的に示している。
図3(b)における上下方向が副走査対応方向である。
図3(b)において、符号AX1,AX2は、2ビーム走
査用光源装置における2個のコリメートレンズの、ビー
ム合成後の光軸を示し、光軸AX1,AX2の副走査対応
方向における光軸間隔:dは上記の如く調整可能であ
る。
光源装置100から射出する2ビームL1,L2は、射出
後、副走査対応方向において互いに次第に遠ざかる。換
言すれば、ビームL1,L2は、図3(b)における位
置:qを交差位置として、交差位置:qから互いに異な
る方向へ進行するように進む。交差位置:qにおけるビ
ームL1,L2の仮想上の交差角:βを「遠ざかり度」と
いう。2ビーム走査用光源装置から被走査面に到る光学
系が定まっていれば、交差角:βにより被走査面上にお
ける光スポットの副走査方向の間隔、即ち走査線のピッ
チが定まる。
おいて、光軸AX1,AX2の間隔を調整すると、交差位
置:qを図3(b)において左右方向に変位できること
が容易に理解されるであろう。
用光源装置から放射された2ビームがシリンダレンズに
より結像する「2つの線像」の位置が主走査対応方向に
ずれると、2つの偏向ビームに対して「面倒れ補正機
能」が異なって作用し、走査線に大きな曲がりが発生し
易くなる。
に、光源装置から放射される2ビームが、主走査対応方
向に互いに近づくようにすると、両ビームを主走査方向
に関して交差させることができるから、交差位置(図3
(a)の位置:P)を前記偏向反射面による偏向の起点
の近傍とすることにより、面倒れ補正効果が主走査方向
に関して各ビームに同じように作用するようにでき、走
査線に大きな曲がりが発生するのを有効に軽減できる。
の偏向ビームは副走査対応方向に関して、被走査面と上
記偏向の起点との間で互いに交差する。このような光走
査装置では2ビーム走査の際の走査線の「ピッチ偏差」
は、前記結像光学系に用いられる面倒れ補正用光学素子
の影響を強く受ける。
副走査対応方向の交差位置を、上記面倒れ補正用光学素
子の近傍(面倒れ補正用光学素子の物体側焦点位置より
も被走査面側)に位置させればよい。このようにする
と、面倒れ補正用光学素子の作用が、2ビームのそれぞ
れに就いて略同様となるからである。
向の交差位置」は、2ビーム走査用光源装置と上記交差
位置との間にある光学素子による、図3(b)の交差位
置:qの共役位置である。そこで、図3(b)における
光軸AX1,AX2の間隔を調整することにより交差位
置:qの位置を調整することにより、偏向された2ビー
ムL1,L2の副走査対応方向の交差位置を容易に面倒れ
補正用光学素子の近傍に位置させることができ、このよ
うにしてピッチ偏差の有効な軽減が可能になる。
は、2個のコリメートレンズと、2つの発光源と、合成
プリズム部材とを有する。「2個のコリメートレンズ」
は、互いに所定の距離を隔し、光軸を平行にして配備さ
れる。「2つの発光源」は、これらコリメートレンズの
個々に対応して設けられる。発光源としてはLD(半導
体レーザ)素子やLED(発光ダイオード)素子を利用
することができる。2つの発光源が独立しているとは、
例えば、上記LD素子を発光源とする場合で言えば、発
光源が「LD素子として互いに別個」であることを意味
する。
ら放射され、対応するコリメートレンズでコリメートさ
れた2ビームを合成する。即ち、合成プリズム部材は、
反射面とビームスプリット面とを互いに平行、且つ、所
定の距離だけ離して有する。反射面は、一方のコリメー
トレンズによりコリメートされたビームをビームスプリ
ット面に向けて反射させる。ビームスプリット面は、上
記反射面により反射されたビームを反射するとともに、
他方のコリメートレンズによりコリメートされたビーム
を透過させる。このようにして、ビームスプリット面に
より反射されたビームと、ビームスプリット面を透過し
たビームとが合成された2ビームとして放射される。
ムスプリット面との配列方向」に対する「2個のコリメ
ートレンズの配列方向」の傾き角が可調整であり、傾き
角の調整により、ビームスプリット面以後の光路におけ
る2個のコリメートレンズの光軸の副走査対応方向の間
隔が調整可能である。
対応するコリメートレンズの光軸からずらして配備で
き、ずらされる発光源の、ずらし方向とずらし量とによ
り、ビームスプリット面以後の光路における各ビームの
主走査対応方向における近づき度と、副走査対応方向に
おける遠ざかり度とが調整可能である。
プリット面」は例えば「半透鏡面」でもよいが、半透鏡
面では光利用効率が低い。そこで「2つの発光源」を
「独立したLD素子」とすれば、放射されるビームは実
質的に直線偏光状態であるので、一方の発光源と合成プ
リズム部材との間に1/2波長板を有し、合成プリズム
におけるビームスプリット面を「偏光ビームスプリット
面」とする(請求項3)ことにより、光の利用項率を高
めることができる。この場合において、独立した各LD
素子を、放射ビームの主光線の回りに回転調整可能とす
ることができる(請求項4)。
装置は、上記請求項2または3または4記載の2ビーム
走査用光源装置において、各可調整部分を調整した後、
全体を一体として固定した2ビーム走査用光源装置であ
る。
(a)においては、上下方向が副走査対応方向で、図面
に直交する方向が主走査対応方向、(b)においては左
右方向が主走査対応方向、上下方向が副走査対応方向で
ある。
源1a,1bは「LD素子」であり、2個のコリメート
レンズ2a,2bおよび、開口部を持つ絞り板3a,3
bは、発光源1a,1bと共にホルダ10により保持さ
れている。
いに所定の距離を隔し、光軸を平行にして」ホルダ10
に固定的に保持されている。コリメート2a,2bの光
軸に沿って穿設された穴には絞り板3a,3bが設けら
れている。
レンズ2a,2bの入射側に設けられた保持穴に設けら
れている。保持穴は、これに保持される発光源の係合部
分よりも大きく、発光源1a,1bは、その発光部の位
置を対応するコリメートレンズ2a,2bの光軸に直交
する方向へ変位調整することができ、このように調整し
た状態でホルダ10に固定できるようになっている。
り、反射面51と偏向ビームスプリット面52とを互い
に平行且つ所定の距離だけ離して有し、コリメートレン
ズ2b側からのビームの入射部には1/2波長板4が固
設されている(請求項3)。
(図の上下方向)に就いて見ると、発光源1aの発光部
は「コリメートレンズ2aの光軸と同一平面内」にあ
り、ビームL1は図示のように偏向ビームスプリット面
52を透過する。
ートレンズ2bによりコリメートされ、1/2波長板4
により偏光面を90度旋回され、反射面51と偏光ビー
ムスプリット面52とにより順次反射され、ビームL2
として射出する。
成プリズム部材5側へ延長し、反射面51および偏向ビ
ームスプリット面52により光線と同様に反射させる
と、図1(a)に示すように、コリメートレンズ2aの
光軸光軸AX1(図1(a)において、ビームL1と重な
っている)と副走査対応方向において間隔:dを形成す
る。
対応方向においてコリメートレンズ2bの光軸からずれ
ているので、反射面51および偏向ビームスプリット面
52に反射された後のビームL2は、副走査対応方向に
おいて遠ざかり度:βだけ、ビームL1に対して傾く。
遠ざかり度:βは、被走査面上に所望のピッチで光スポ
ットが集光するように定められる。
(a)の右側即ち、合成されたビームの射出側から見た
状態を説明図的に描いている。
Pは、合成プリズム部材5における反射面51と偏向ビ
ームスプリット面52の中央部間距離で、この距離:Δ
Pが「反射面と偏向ビームスプリット面の距離」であっ
て「所定の距離」である。距離:ΔCは、2個のコリメ
ートレンズ2a,2bの光軸間距離であり「所定の距
離」である。説明中の実施の形態において、距離:ΔP
とΔCとは等しく設定されている。角:σは、合成プリ
ズム部材5における反射面51と偏向ビームスプリット
面52との配列方向(図1(b)における鎖線5−1)
に対する、2個のコリメートレンズ2a,2bの配列方
向(図1(b)における鎖線1−1)の傾き角である。
傾き角:σのため、コリメートレンズ2a,2bの配列
間隔は、副走査対応方向に対し「ΔC・cosσ」、主
走査対応方向に対し「ΔC・sinσ」となる。
軸と発光源1aの発光部1a1の主走査対応方向におけ
る「ずらし量」であり、この実施の形態において発光部
1a1は、主走査対応方向にのみコリメートレンズ2a
の光軸からずれている。これに対し、発光源1bの発光
部1b1は、コリメートレンズ2bの光軸から、主走査
対応方向にずらし量:δ2だけずれ、同時に副走査対応
方向にずらし量:δ3だけずれている。従って、これら
のずらし量:δ2,δ3により発光部1b1の「ずらし方
向」が定まる。
軸からずらし量:δ1だけずれることにより、合成プリ
ズム部材5から射出するビームL1は、光軸AX1に対し
て傾くけれども、この傾きは専ら主走査対応方向におい
てのみ生じるので、図1(a)においては、光軸AX1
とビームL1とは互いに重なって描かれている。
bの光軸に対し主・副走査対応方向にともにずらされて
いるので、合成プリズム部材5から射出するビームL2
は、主・副走査対応方向とも光軸AX2に対して傾く。
このときの「副走査対応方向における光軸AX2に対す
るビームL2の傾き」が前述の遠ざかり度:βである。
1b1は、主走査対応方向においては、対応するコリメ
ートレンズの光軸からのずれの方向が互いに逆、即ち、
発光部1a1,1b1が主走査対応方向に互いに離れる
ようにずれている(ずらし量:δ1,δ2)ので、合成プ
リズム5から射出するビームL1とL2とは、互いに主走
査対応方向において近づき合うようになる。従って、ず
らし量:δ1,δ2を調整することにより前記「近づき
度」を調整することができる。
により、前記遠ざかり度:βを調整できること、前記
角:σを調整することにより偏向ビームスプリット面5
2以降における光軸AX1,AX2の副走査対応方向にお
ける光軸間隔:dを調整できることは容易に理解される
であろう。
δ1,δ2,δ3を調整したのち、図示されない適宜の一
体化手段(接着、螺子止め手段、ハウジング等)によ
り、ホルダ10と発光源1a,1bおよび合成プリズム
部材5を一体化すれば、請求項5記載の2ビーム走査用
光源装置を実現できる。
つの発光源1a,1bからのビームを別個にコリメート
したのち、主走査対応方向には互いに近づき、副走査対
応方向には互いに遠ざかる2ビームとして合成して放射
する。
1bはLD素子であるので、放射されるビームはレーザ
ビームで実質的に直線偏光しており、その偏光面は、コ
リメートレンズ2a,2bの光軸の配列方向(図1
(b)で鎖線1−1で示す方向)に向いている。一方に
おいて、偏光ビームスプリット面52は、ビームの偏光
面が、図1(b)における鎖線5−1に平行なときにビ
ームを完全に反射し、鎖線5−1に対して直交する偏光
面を持つビームを完全に透過するような特性を有してい
る。
図1(b)における角:σが0でないと、発光源1a,
1bからのビームの一部が偏光ビームスプリット面52
により、それぞれ反射され・透過することになり、光の
利用効率が悪い。
すように2つの独立した発光源1a,1bである各LD
素子を「放射ビームの主光線(対応するコリメートレン
ズの光軸に平行である)の回りに回転調整可能」とす
る。各LD素子の回転調整により、放射ビームにおける
偏光面の向き1a10,1b10を調整し、合成プリズ
ム部材5における偏光反射面が、入射するビームのう
ち、発光源1aからのビームを全て透過させ、発光源1
bからのビームを全て反射するようにすることにより、
良好な光利用効率での2ビーム走査が可能になる。
置41を用いた光走査装置を説明図的に示している。2
ビーム走査用光源装置41は上述した如き構成であり、
光利用効率が最大になるように、各LD素子からのビー
ムの偏光面の方向を調整してある(請求項3)。
1から放射された2つのビームは2個のコリメートレン
ズにより共に平行ビーム化されており、シリンダレンズ
43に入射する。シリンダレンズ43は副走査対応方向
にのみ正のパワーを持ち、2ビームをそれぞれ副走査対
応方向にのみ集束させて主走査対応方向に長い2つの線
像として結像させる。
面44を上記2つの線像の結像位置近傍に有し、2ビー
ムを偏向させる。偏向された2ビームは、fθレンズ4
5と長尺レンズ(面倒れ補正用光学素子)46の結像作
用により被走査面(ドラム状の光導電性感光体48の周
面)上に、互いに副走査方向に離れ、ビームの偏向に伴
い被走査面を同時に光走査する2つの光スポットとして
集光する。長尺レンズ46は「長尺トロイダルレンズ」
である。
ビームは光路屈曲ミラー47により光路を屈曲され、被
走査面に周面を合致させた光導電性の感光体48上に集
光し、感光体周面を光走査する。かくして、被走査面は
2走査線を同時に光走査されることになる。
被走査面48までを、光軸に沿って直線的に展開した前
述の「仮想的な光路上」における光学配置を示し、(a)
では上下方向が主走査対応方向であり、(b)では上下方
向が副走査対応方向である。
光源装置41からのビームL1,L2は、主走査対応方向
において近づき度:αを持って互いに近づくように放射
され、その交差位置:Pは偏向反射面44の位置に設定
されている。
ズ46による「面倒れ補正効果」が主走査方向に関して
ビームL1,L2に同じように作用し、走査線に大きな曲
がりが発生するのを有効に軽減できる。
1,L2は遠ざかり度:βを持って互いに遠ざかり、副走
査対応方向に関して被走査面48と偏向の起点との間の
位置:Qで互いに交差する。副走査対応方向における位
置:Qは、シリンダレンズ43とfθレンズ45および
長尺レンズ46とによる位置:q(副走査対応方向にお
けるビームL1,L2の分岐位置)に対する共役点であ
る。従って、前記傾き角:σを調整することで位置qを
調整し、その共役点たる位置:Qを、面倒れ補正用光学
素子である長尺レンズ46の近傍(長尺レンズ46と被
走査面48の間)に位置させることにより、長尺レンズ
46のビームL1,L2のそれぞれに就いての作用を互い
に略同様とすることができ、ピッチ偏差の有効な軽減が
可能になる。
12mm、傾き角:σ=9.5度、ずらし量:δ1=δ2
=0.046mm、δ3=0.006mmとし、走査線
の曲がりが少なく、ピッチ偏差も小さい良好な2ビーム
走査を実現できた。
ば2ビーム走査用の新規な光源装置を実現できる。この
発明の2ビーム走査用光源装置は、放射する2ビーム
が、副走査対応方向においては互いに遠ざかり、主走査
対応方向においては互いに近づき、副走査対応方向の遠
ざかり度や、2つのコリメートレンズの放射ビームに関
する光軸間距離、主走査対応方向における近づき度を調
整できるので、走査線ピッチの調整・変更が容易であ
り、走査線の曲がりや走査線のピッチ偏差を有効に軽減
して良好な光走査が可能になり、光走査光学系の光源側
が大型化することもない。また請求項3記載の発明は、
光の利用効率が良い。
ある。
説明する図である。
れる2ビームの遠ざかり度・近づき度を説明するための
図である。
走査装置の形態の1例を示す図である。
源装置から放射された2ビームの様子を説明するための
図である。
Claims (5)
- 【請求項1】独立した2つの発光源からのビームを別個
にコリメートしたのち、主走査対応方向には互いに近づ
き、副走査対応方向には互いに遠ざかる2ビームとして
合成して放射する光源装置であって、 上記2ビームの、主走査対応方向における近づき度と、
副走査対応方向における遠ざかり度、上記2ビームをコ
リメートする2個のコリメートレンズの、ビーム合成後
における副走査対応方向の光軸間隔を可調整としたこと
を特徴とする2ビーム走査用光源装置。 - 【請求項2】請求項1記載の2ビーム走査用光源装置に
おいて、 互いに所定の距離を隔し、光軸を平行にして配備された
2個のコリメートレンズと、 これらコリメートレンズの個々に対応して設けられる2
つの発光源と、 反射面とビームスプリット面とを互いに平行、且つ、所
定の距離だけ離して有し、一方のコリメートレンズによ
りコリメートされたビームをして上記ビームスプリット
面を透過せしめ、他方のコリメートレンズによりコリメ
ートされたビームを上記反射面とビームスプリット面と
で順次反射して、2ビームの合成を行なう合成プリズム
部材とを有し、 この合成プリズム部材における反射面とビームスプリッ
ト面との配列方向に対して、上記2個のコリメートレン
ズの配列方向の傾き角を可調整とすることにより、上記
ビームスプリット面以後の光路における2個のコリメー
トレンズの光軸の副走査対応方向の間隔を可調整にする
とともに、 上記2つの発光源の少なくとも一方を、対応するコリメ
ートレンズの光軸からずらせるようにし、ずらされる発
光源の、ずらし方向とずらし量とにより、上記ビームス
プリット面以後の光路における各ビームの主走査対応方
向における近づき度と、副走査対応方向における遠ざか
り度とを可調整としたことを特徴とする2ビーム走査用
光源装置。 - 【請求項3】請求項2記載の2ビーム走査用光学系にお
いて、 2つの発光源が独立したLD素子であり、一方の発光源
と合成プリズム部材との間に1/2波長板を有し、合成
プリズムにおけるビームスプリット面が偏光ビームスプ
リット面であることを特徴とする2ビーム走査用光源装
置。 - 【請求項4】請求項3記載の2ビーム走査用光源装置に
おいて、 各LD素子を、放射ビームの主光線の回りに回転調整可
能としたことを特徴とする2ビーム走査用光源装置。 - 【請求項5】請求項2または3または4記載の2ビーム
走査用光源装置において、 各可調整部分を調整した後、全体を一体として固定した
ことを特徴とする2ビーム走査用光源装置。
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