JP2002266499A - 建築物内部に設置したタワークレーンの支持方法 - Google Patents

建築物内部に設置したタワークレーンの支持方法

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JP2002266499A
JP2002266499A JP2001060764A JP2001060764A JP2002266499A JP 2002266499 A JP2002266499 A JP 2002266499A JP 2001060764 A JP2001060764 A JP 2001060764A JP 2001060764 A JP2001060764 A JP 2001060764A JP 2002266499 A JP2002266499 A JP 2002266499A
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building
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Makoto Sakashita
誠 坂下
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Maeda Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】クレーンポストを支持する支持手段の構成を簡
略化でき、これにより、コストダウンが可能であるとと
もに、この支持手段及びクレーンポストの周囲に設ける
作業用足場及び手摺の組立・解体が容易な建築物内部に
設置したタワークレーンの支持方法を提供する。 【解決手段】建築物20内部に設置したタワークレーン
21におけるクレーンポスト22の周囲に井桁状の支持
手段23をほぼ水平に配置し、この支持手段23の井桁
を構成する各部材26の両端部を、クレーンポスト22
の周囲にある建築物20の梁25上に固定し、支持手段
23とクレーンポスト22間の隙間に、がた付き防止用
のこま部材24を取り付けることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物内部に設置
したタワークレーンの支持方法に関する。
【0002】
【従来の技術】多層階の建築物を構築するときにはタワ
ークレーンを使用し、建築物の進捗状況に合わせてクレ
ーン本体を上方にせり上げるようになっている。クレー
ン本体の上昇方法としては、フロアクライミング方式
と、ポストクライミング方式とがある。
【0003】フロアクライミング方式は、主として建築
物の内部にタワークレーンを設置する場合に行われるも
ので、タワークレーンを設置している階より上階の床が
ある程度完成した時点で、その上階にタワークレーン自
体を移動させる方法である。
【0004】また、ポストクライミング方式は、タワー
クレーンを建築物の内部又は外部に設置する場合に行う
ものであり、ある程度の高さのクレーンポストを予め設
置しておき、このクレーンポストにクレーン本体を移動
自在に取り付け、建築物の進捗状況に合わせてクレーン
本体を上昇させるものである。
【0005】このポストクライミング方式のタワークレ
ーンは、機種によって自立可能な高さが決められてい
る。そして、自立可能な高さより高くして使用する場合
には、図4に示すように、タワークレーン1のクレーン
ポスト2と建築物3とを壁つなぎ部材4によって連結す
ることにより、タワークレーン1の安定性を確保してい
る。
【0006】このようなポストクライミング方式のタワ
ークレーン1は、建築物3の外部に設置する場合が多い
が、場合によっては、図5に示すように、建築物3の内
部の空洞4に設置することがある。
【0007】従来、建築物3の内部にタワークレーン1
を設置する場合、自立可能な高さを超えて使用する場合
には、図6に示すように、クレーンポスト2と建築物3
の柱5や梁(図示せず)とを、外部設置の場合と同様な
壁つなぎ部材4で連結していた。
【0008】この壁つなぎ部材4はその中間部に長さ調
整用のジャッキ7を有し、クレーンポスト2と柱部材6
に取付用ブラケット8,9を介して取り付けられてい
る。なお、図6中の符号10はクレーンポスト2及び壁
つなぎ部材4の外周に設けられた作業用足場、符号11
は手摺である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
建築物内部に設置したタワークレーン1の支持方法で
は、各壁つなぎ部材4にそれぞれ長さ調整用として高価
なジャッキ7を使用していると共に、クレーンポスト2
と建築物3の状況に合わせてその都度壁つなぎ部材4を
製造しているのでその構成が複雑で汎用性がなく、コス
トアップになると共に組立・解体に手間がかかるという
問題があった。
【0010】また、経費節減のため外部設置用として使
用した壁つなぎ部材4を、内部設置用として再利用する
ことがあるが、この場合でも壁つなぎ部材4の全長を変
更したり、取付部分を改造したりする必要があるため、
コストアップになるという問題があった。
【0011】更に、壁つなぎ部材4が建築物3の柱6や
梁に対して斜めに交差するので、クレーンポスト2及び
壁つなぎ部材4の周囲に設ける作業用足場10及び手摺
11の組立・解体が困難であるという問題があった。
【0012】本発明の目的は、このような問題点を解決
するためになされたものであり、クレーンポストを支持
する支持手段の構成を簡略化でき、これにより、コスト
ダウンが可能であるとともに、この支持手段及びクレー
ンポストの周囲に設ける作業用足場及び手摺の組立・解
体が容易な建築物内部に設置したタワークレーンの支持
方法を提供することを技術的課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は建築物内部に設
置したタワークレーンの支持方法であり、前述の技術的
課題を解決するために以下のように構成されている。す
なわち、本発明の建築物内部に設置したタワークレーン
の支持方法は、建築物内部に設置したタワークレーンに
おけるクレーンポストの周囲に井桁状の支持手段をほぼ
水平に配置し、前記支持手段の井桁を構成する各部材の
両端部を、前記クレーンポストの周囲にある前記建築物
の梁上に固定し、前記支持手段と前記クレーンポスト間
の隙間に、がた付き防止用のこま部材を取り付けること
を特徴とする。
【0014】次に、本発明の各構成要素について説明す
る。 (支持手段)大型で大重量のクレーンポストを支持する
ため高強度を必要とするものであり、例えばH形鋼など
各種の形鋼を井桁状に組み合わせたものを例示出来る。 (こま部材)このこま部材にもクレーンポストの重量が
かかるので、剛性及び強度を高くする必要がある。この
ようなこま部材として、例えば鋼板を箱状に組み立てた
ものを例示出来る。
【0015】本発明によれば、H形鋼などの汎用部材を
井桁状に組立てるだけで支持手段を形成できるので、支
持手段の構成を簡略化できると共に、従来のような高価
なジャッキを使用する必要がなくなる。
【0016】また、支持手段の各構成部材を建築物の梁
と平行又は直交するように配置できるので、クレーンポ
スト及び支持手段の周囲に設ける作業用足場及び手摺の
組立・解体が容易になる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る建築物内部に
設置したタワークレーンの支持方法について、図面を参
照して詳細に説明する。
【0018】図1は、本発明の建築物内部に設置したタ
ワークレーンの支持方法を説明する図である。この建築
物内部に設置したタワークレーンの支持方法において
は、建築物20の内部に設置されたタワークレーン21
におけるクレーンポスト22の周囲に、井桁状の支持手
段23をほぼ水平に配置し、この支持手段23の井桁を
構成する各部材26の両端部を、クレーンポスト22の
周囲にある建築物20の梁24上に固定する。更に、支
持手段23とクレーンポスト22間の隙間に、こま部材
24を取り付けるようになっている。なお、図1中の符
号31は建築物20の柱である。
【0019】支持手段23は、大型で大重量のクレーン
ポスト22を支持するものであり、高い強度を必要とす
る。そのため本実施形態では、適宜なサイズのH形鋼2
6を井桁状に組み合わせて支持手段23を形成してい
る。
【0020】図1はクレーンポスト22の断面が四角形
の場合について例示しており、各H形鋼26はクレーン
ポスト22の各側面と平行になるように固定している。
これらのH形鋼26,26・・・は、図2に示すよう
に、L字状の結合部材30を結合すべきH形鋼26,2
6にボルト締結することによって相互に結合することが
できる。
【0021】支持手段23の各H形鋼26とクレーンポ
スト22との間には、相互の位置調整が可能なように隙
間が設けられている。この隙間には、がた付き防止用と
してこま部材24を取り付ける。本実施の形態では、支
持手段23の内周側の角部と、この角部に対応するクレ
ーンポスト22の外周側の角部との間に、こま部材24
を挿入している。
【0022】こま部材24は、クレーンポスト22から
負荷がかかるので、高強度にする必要がある。そこで、
本実施の形態では、鋼板を利用して断面がほぼ3角形の
筒状のこま部材24を形成し、その一角部をクレーンポ
スト22の角部に当てるようになっている。こま部材2
4の上下端面には、補強用の横板27が設けられてい
る。
【0023】このこま部材24は、直交するH形鋼2
6,26にボルトによって取り付けられている。これに
よって、直交するH形鋼26,26が相互に結合され
る。なお、こま部材24とクレーンポスト22との間に
は、滑り防止用のパッキン(図示せず)を介在させる。
【0024】こま部材24は、全てのH形鋼26を取り
付けた、直交するH形鋼26,26の内周側の角部に挿
入することにより取り付けることができる。また、予め
直交するH形鋼26,26のうち一方のH形鋼26にこ
ま部材24を取り付けておき、このH形鋼26を所定の
位置に取り付けた後、その上に他方のH形鋼26を取り
付けることもできる。
【0025】これらのH形鋼26のうち、下側に配置さ
れている2個のH形鋼26,26は、図2にも示すよう
に、梁25上に直接固定し、上側に配置されている2個
のH形鋼26,26は、高さ調整部材28,28を介し
て梁25上に固定する。なお、高さ調整部材28は下側
のH形鋼26に溶接で固定し、上側のH形鋼26はボル
トによって高さ調整部材28に取り付けることができ
る。なお、各部材の固定方法は適宜選択出来る。
【0026】このように、本発明の建築物内部に設置し
たタワークレーンの支持方法は、H形鋼26を井桁に組
んだ支持手段23をクレーンポスト22の周囲に配置し
て梁25上に固定し、この支持手段23とクレーンポス
ト22との間にがた付き防止用のこま部材24を挿入す
るだけなので、簡単な構成でクレーンポスト22を確実
に支持することができ、従来のように高価なジャッキを
使用する必要がないので、コストダウンが可能になると
共に、支持手段23の組立及び解体が容易になる。
【0027】また、支持手段23はH形鋼26のような
汎用性のある部材を使用できるので、クレーンポスト2
2の大きさや形状が異なる場合でも、容易に対応するこ
とができる。更に、支持手段23の各H形鋼26は、梁
25に対して平行又は直交するように配置できるので、
クレーンポスト22及び支持手段23の周囲に設ける作
業用足場及び手摺(何れも図示せず)の組立・解体を容
易にすることができる。
【0028】なお、H形鋼26は、一定の間隔で多数の
ボルト孔が設けられた各種のサイズのものがリース品と
して扱われており、これを用いることによって更にコス
トダウン及び迅速な対応が可能になる。
【0029】また、上述の実施の形態では、本発明を断
面が四角形のクレーンポスト22に適用した場合につい
て説明したが、本発明は、図3に示すように、断面が円
形のクレーンポスト32に適用することもできる。この
場合には、クレーンポスト22の外周面に、こま部材2
4を当てるための突起33を設けることができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
クレーンポストの周囲に汎用性のあるH形鋼などを井桁
状に組立てるだけで支持手段を形成できるので、支持手
段の構成を簡略化でき、これにより、支持手段の組立及
び解体が容易になると共に、従来のような高価なジャッ
キを使用する必要がなくなるので、コストダウンが可能
になる。また、クレーンポストの大きさが変わった場合
でも、支持手段を構成する各部材の配置を変えるだけで
簡単に対応出来る。
【0031】更に、支持手段の各構成部材を建築物の梁
と平行又は直交するように配置できるので、クレーンポ
スト及び支持手段の周囲に設ける作業用足場及び手摺の
組立・解体が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る建築物の内部に設置されたタワー
クレーンの支持方法を説明する図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】本発明に係る建築物内部に設置されたタワーク
レーンの支持方法の別の実施形態を示す断面図である。
【図4】一般的な建築物外部に設置されたタワークレー
ンの支持方法を示す図である。
【図5】一般的な建築物内部に設置されたタワークレー
ンの支持方法を示す図である。
【図6】従来例に係る建築物内部に設置されたタワーク
レーンの壁つなぎ部材を示す図である。
【符号の説明】
20 建築物 21 タワークレーン 22 クレーンポスト 23 支持手段 24 こま部材 26 H形鋼(井桁を構成する部材)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築物内部に設置したタワークレーンに
    おけるクレーンポストの周囲に井桁状の支持手段をほぼ
    水平に配置し、 前記支持手段の井桁を構成する各部材の両端部を、前記
    クレーンポストの周囲にある前記建築物の梁上に固定
    し、 前記支持手段と前記クレーンポスト間の隙間に、がた付
    き防止用のこま部材を取り付けることを特徴とする建築
    物内部に設置したタワークレーンの支持方法。
JP2001060764A 2001-03-05 2001-03-05 建築物内部に設置したタワークレーンの支持方法 Pending JP2002266499A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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