JP2002265169A - エレベーター用空調設備 - Google Patents

エレベーター用空調設備

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JP2002265169A
JP2002265169A JP2001063681A JP2001063681A JP2002265169A JP 2002265169 A JP2002265169 A JP 2002265169A JP 2001063681 A JP2001063681 A JP 2001063681A JP 2001063681 A JP2001063681 A JP 2001063681A JP 2002265169 A JP2002265169 A JP 2002265169A
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air
elevator
duct
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Nobuyuki Toyoshima
信之 豊島
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Toshiba Elevator and Building Systems Corp
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Toshiba Elevator Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空調機器から発生する騒音を低減化する
ことにある。 【解決手段】 かご室3上部の照明設備ケース5から所
定の空間部を介して取付けられる機器取付基体4に空調
機器を収納する空調機本体10を設置し、この空調機本
体の側面側排気用開口部分および前後側外気吸込み開口
部分に空調機器を構成するファンから生じる運転音を吸
収する吸音材25が貼着された防音カバー21〜23を
取付、さらに空調機本体の底部に振動吸収用マット19
を敷設するとともに、このマット上に前記空調機器を設
置してなる構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベーターかご
内を冷・暖房するエレベーター用空調設備に係わり、特
に空調機本体の運転に伴って発生する各種の音を低減す
るエレベーター用空調設備に関する。
【0002】
【従来の技術】図7はエレベーターかごに冷房設備を備
えた従来のエレベーター用空調設備の正面図である。
【0003】同図において、101はかご本体であっ
て、このかご本体101のつり天井または上梁102と
照明設備ケース103とで形成される空間部の図示左端
側に冷媒を蒸発させて空調風である冷却風を生成する室
内ユニット104が設置され、この室内ユニット104
の運転によって出力される冷却風をかご室105の壁と
照明設備ケース103との隙間から送出することによ
り、かご室105を冷房する。また、室内ユニット10
4から図示右端側に吸気ダクト106が配置され、かご
室105内で冷却循環された空気をかご室105の壁と
照明ケース103との隙間を介して吸気し、かご本体1
01外などに排気することにより、かご室105内を所
定の温度に調整する構成となっている。107は室内ユ
ニット104から蒸発されて外部に排気された冷媒を凝
縮し当該室内ユニット104に帰還させる室外ユニッ
ト、108はドレンタンクである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上のよう
なエレベーター用空調設備においては、幾つかの問題点
が指摘されている。
【0005】(1) その1つには騒音の問題が挙げら
れる。
【0006】室内・室外ユニット104,107は、か
ご本体101の内外に取付けられているが、エレベータ
ーの運転中は常に稼動状態にあってファン部から運転音
が発生し、その運転音が外部に漏れ出る状態となってい
る。その結果、照明設備ケース103上側の空間部分に
設置されている室内ユニット104のファン部から発生
する運転音がかご室105の壁と照明設備ケース103
との隙間から出る冷却風とともにかご室105内に入り
込んで騒音となり、また室外ユニット107のファン部
から発生する運転音がエレベータードア開時にかご室1
05に入り込み、同様に騒音となる。また、室内・室外
ユニット104,107の運転によって発生する振動が
同様にかご室105に騒音として入る問題がある。
【0007】(2) また、エレベータにおいては、か
ご本体101内に音声発生器であるスピーカを取付け、
必要とする案内やサービスを提供することが行われてい
るが、従来、ダクト106を含む室内ユニット104か
ら独立させ、かつ、それらの近傍に取付け、吹出し部分
の冷却風に乗せた状態で音声出力する方法を採っている
が、スピーカからの音声が冷却風に逆らう状態で冷却風
に乗せるために、音声がかご室105内で反響するとい
った問題がある。
【0008】(3) さらに、室内ユニット104の冷
却風によってかご室内操作盤に結露が生じる問題があ
る。
【0009】一般に、室内ユニット104から出る冷却
風は、かご室105の壁と照明設備ケース103との隙
間を通ってかご室105内に入るが、かご室105の壁
に操作盤が取付けられていることから、常に新鮮な冷却
風が当たり、操作盤の内外に結露が生じ、操作盤のトラ
ブルや寿命を早める問題がある。
【0010】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、空調設備から発生する各種の騒音を低減化するエレ
ベーター用空調設備を提供することにある。
【0011】また、本発明の他の目的は、スピーカの音
声信号がかご室内にスムーズに伝達可能にするエレベー
ター用空調設備を提供することにある。
【0012】さらに、本発明の他の目的は、かご室内に
取付けられる操作盤の結露を防止するエレベーター用空
調設備を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】(1) 上記課題を解決
するために、本発明に係わるエレベーター用空調設備
は、前記かご室上部の機器取付基体に設置される空調機
器を収納する空調機本体と、前記空調機本体の側面側の
排気用開口部分に取付けられ、前記空調機器を構成する
ファンから生じる運転音を吸収する吸音材が貼着された
上部排気口を有する側面防音カバーと、前記空調機本体
の吹出し側及び吸込み側から前記かご室内部に配置さ
れ、前記空調機器からの空調風の吹出し及び前記かご室
内の循環空気を吸い込む吹出し用ダクト及び吸込み用ダ
クトとを備えた構成である。
【0014】本発明は以上のような構成とすることによ
り、空調機器を構成するファンから生じる運転音が側面
防音カバーの上部排気口から出るが、このとき当該運転
音が吸音材で吸収され、さらに上側に排気するので、か
ご室内に騒音として入り込むことがなくなる。
【0015】なお、空調機本体の前後側の外気吸込み開
口部分に吸音材が貼着された吸込み口を有する前後防音
カバーを設ければ、同様に外気吸込み時に空調機器を構
成するファンから生じる運転音を吸音材で吸収すること
が可能である。
【0016】また、空調機本体の底部に振動吸収用マッ
トを敷設するとともに、このマット上に空調機器を設置
するようにすれば、空調機器の運転によって生じる振動
音を振動吸収用マットで吸収し、かご室内に騒音として
伝達することがなくなる。
【0017】(2) また、前記かご室の壁と前記照明
設備縁部との隙間に連絡する各固定設置形ダクトにそれ
ぞれ対応する前記吹出し用ダクト及び吸込み用ダクトの
端部を接続するとともに、前記吹出し側固定設置形ダク
トに音声発生器を取付けることにより、当該音声発生器
から発生する音声を前記隙間からスムーズにかご室内に
流すことが可能である。
【0018】さらに、空調機器を収納する空調機本体
は、機器取付基体の前後方向に所定の間隔をもって平行
に配置された前記空調機本体が載置される取付固定部材
と、当該空調機本体の上部に前記取付固定部材と同じ位
置関係で設定される抱き合せ部材とでを用いてサンドイ
ッチ状に挟み込むように取付け固定することにより、か
ご室から離して振動の影響を受けずに適切に取付け可能
である。
【0019】(3) 本発明は、吹出し用ダクトから吹
出す空調風の流路側に対応するかご室の壁に操作盤が取
付けられている場合、前記空調風の流路途中に当該空調
風の向きを制御する制風板を配置するようにすれば、操
作盤を避けて空調風をかご室内に入れることができ、操
作盤の結露を容易に防ぐことが可能である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0021】図1は本発明に係わるエレベーター用空調
設備の一実施の形態を示す正面図である。
【0022】同図において、1はつりワイヤ2により吊
下されるエレベーターかご本体であって、このかご本体
1内にはかご室3が設けられ、図7と同様にかご本体1
のつり天井や上梁などの機器取付基体4とかご室3上部
に設置される照明設備ケース5との間に所要の空間部6
が形成されている。
【0023】前記かご本体1の機器取付基体4上部には
室内・外ユニット一体形の空調機本体10が設置されて
いる。なお、この空調機本体10は、冷房及び暖房の何
れか一方または両方の機能を備えたものが使用される。
以下、説明の便宜上、冷房機能を備えた空調機本体10
について説明する。
【0024】この空調機本体10から冷却風吹出し用ダ
クト11及びかご室内空気吸込み用ダクト12が導出さ
れ、そのうち冷却風吹出し用ダクト11の端部は空間部
6を介して照明設備ケース5上側の図示左端側に配置さ
れ、照明設備ケース5とかご室3の壁との隙間から当該
かご室3内に冷却風を送出するようになっている。一
方、かご室内空気吸込み用ダクト12の端部は同様に空
間部6を介して照明設備ケース5上側の図示右端側に配
置され、かご室3内によって循環された空気を吸込むよ
うになっている。なお、これらダクト11,12の端部
位置は、冷房効率の面から互いに相対する方向に配置す
ることが望ましいが、各種取付け部材等やかご室内の空
気循環等の関係から必ずしも図示するような位置関係に
ある必要はない。また、各ダクト11,12は予め所定
形状の曲がりを有する定型の部材を用いてもよいが、例
えばジャバラ状の筒状部材を用いれば、空間部6の小ス
ペース化及び他部材の関係を考慮しつつ設定することが
可能である。
【0025】図2は空調機本体10の詳細構成を示す図
であって、同図(a)は図1の上面図、図1の正面側と
同様の方向からさらに詳細に見た図である。
【0026】この空調機本体10は、室内・外ユニット
一体形空調機器(図示せず)を収納する空調機本体ケー
ス15の一側部,つまり図示左端部側にダクト取付用ケ
ース16が着脱可能に取付けられ、このケース16から
冷却風吹出し用ダクト11及びかご室内空気吸込み用ダ
クト12が導出されている。このダクト取付用ケース1
6の上部には温度調節その他の運転設定を行うための運
転スイッチ17が取付けられている。なお、18は運転
スイッチ17と同様な多機能設定機能或いは温度調節等
特定の限定機能だけに利用する手元スイッチである。
【0027】前記空調機本体ケース15の室内・外ユニ
ット一体形機器取付け底部側には振動吸収用マット19
が貼付けられ、またケース15内部には室外側排気ファ
ン部20が設けられている。また、空調機本体ケース1
5の前後部側には図示されていないが外気吸込み開口部
分が設けられ、この開口部分にそれぞれ例えば図3に示
すような形状の例えば上側開放の防音カバー21,22
が例えばネジ止め等により取付けられている。さらに、
空調機本体ケース15のダクト取付用ケース16と反対
側端部である側面にも排気用開口部分が設けられ、この
開口部分には上部に排気口を有する側面防音カバー23
が空調機本体ケース15に対し嵌め込み等により着脱可
能に取付けられている。
【0028】なお、前後防音カバー21,22と側面防
音カバー23は同一形状であっても、異なる形状であっ
てもよい。これら前後防音カバー21,22は、図3に
示すように例えば上部開口部を除く外側枠の内側面部に
は各ファン部から発生する音を吸収低減する例えばフェ
ルト材、不織布材などの吸音材25が少なくとも一層だ
け貼り付けられている。なお、防音カバー21,22
は、外気を吸込む役割を有することから、例えばカバー
下側に十分な空間部分が存在する場合には、下部側に開
口部を設けた形状のものでもよい。一方、側面防音カバ
ー23は、防音カバー21,22と同様に上部側を除く
外側枠の内側面部には各ファン部から発生する音を吸収
低減するために例えばフェルト材、不織布材などの吸音
材26が少なくとも一層だけ貼り付けられている。この
防音カバー23は、空調機本体ケース15内に存在する
空気の排気を行うことから、上部側に開口部を設けた形
状とするのが好ましい。
【0029】従って、以上のようなエレベーター用空調
設備においては、空調機器を構成するファンから生じる
運転音は側面防音カバー23の上部排気口から出力する
とき、その運転音が直接的には吸音材25に当たって上
側に送出されるため、吸音材25で吸収され、さらに側
面防音カバー23が上側に開口部を設けて排気する構成
となっているので、かご室3内に騒音として入り込むよ
うなことがなくなり、従来のような騒音の問題を解消す
ることができる。
【0030】また、空調機本体の前後側の外気吸込み開
口部分に吸音材が貼着された吸込み口を有する前後防音
カバー21,22を設けているので、同様に外気吸込み
時に空調機器を構成するファンなどから生じる運転音を
吸音材25で吸収することができ、空調機器に新鮮な空
気だけを取り込むことができる。
【0031】さらに、空調機本体10の底部に振動吸収
用マット19を敷設し、その上に空調機器を設置するこ
とにより、空調機器の運転によって生じる振動音を容易
に吸収でき、かご室3内に騒音として伝達されることが
ない。
【0032】次に、図4及び図5は空調機本体10の取
付け構成及び各ダクト11,12の端末処理構成を説明
する図である。
【0033】(1) 空調機本体10の取付け構成につ
いて。
【0034】空調機本体10は、かご本体1のつり天井
または当該つり天井に十分な強度をもって立設された支
持基台、或いは梁等に取付けられる。以下、これらつり
天井、支持基台、梁を含めて空調機本体10の機器取付
基本30と総称する。
【0035】この機器取付基体30には、図5に示すよ
うに例えば断面コ字形取付固定部材31,31が前後方
向に延在するごとく所定の間隔をもって配列され、ネジ
32により取付け固定されている。この状態において、
空調機本体10は、これら取付固定部材31,31上に
跨るように載置される。さらに、両取付固定部材31,
31と同様な位置関係をもって空調機本体10の上部側
に断面コ字形をなす抱き合せ部材33,33が設定され
る。これら取付固定部材31,31と抱き合せ部材3
3,33はそれぞれ空調機本体10の前後部からはみ出
す程度の長さを有し、空調機本体10から外れた同一位
置にはそれぞれ孔部が形成されている。そして、これら
取付固定部材31,31と抱き合せ部材33,33との
対向位置にそれぞれ形成されている孔部に例えば両端ネ
ジ部を有する支持棒体34,…を貫通し、外側からナッ
ト締めすることにより、空調機本体10をサンドイッチ
状態に挟んで固定するものである。
【0036】なお、空調機本体ケース15の底部に振動
吸収用マット19を敷設した後、室内・外ユニット一体
形空調機器を取付け、しかる後、取付固定部材31,3
1、抱き合せ部材33,33及び支持棒体34を用い
て、空調機本体10をサンドイッチ状態に取付けている
が、さらに振動を吸収する観点から、取付固定部材3
1,31の上部にゴムその他の振動吸収用パッキンを挟
んで空調機本体10をサンドイッチ状態にすることが望
ましい。
【0037】従って、このような空調機本体10の取付
け構成によれば、空調機本体ケース15の底部に振動吸
収用マット19を敷設し、必要により取付固定部材3
1,31の上部にゴムその他の振動吸収用パッキンを挟
んで空調機本体10をサンドイッチ状態にして取付ける
ので、室内・外ユニット一体形機器の運転による振動を
確実に吸収でき、振動音がかご室3内に伝達されるよう
な問題がなくなる。
【0038】(2) 各ダクト11,12の端末処理の
構成について。
【0039】各ダクト11,12の端部は、前述したよ
うに互いに反対方向に曲げて照明設備ケース5上部の縁
部側に導いた後、図4に示すように例えば山形形状をな
す固定設置形ダクト41,41に接続されている。これ
らダクト41の底面部は照明設備ケース5とかご室3の
壁との隙間に連通するような所要形状の開口部が形成さ
れている。さらに、これらダクト41のうち、例えば吹
出し側の固定設置形ダクト41の傾斜部に音声発生器で
あるスピーカ42を設置する構成とする。
【0040】このように固定設置形ダクト41の傾斜部
にスピーカ42を設置することにより、このスピーカ4
2から発生する音声を固定設置形ダクト41内からかご
室壁と照明設備ケース5との隙間を通してスムーズにか
ご室内に流すことができ、従来のような出力音声の反響
をなくすことができる。
【0041】さらに、図6は本発明に係わるエレベータ
ー用空調設備の他の実施形態を説明する図である。
【0042】一般に、かご室3の壁にドア45の開閉操
作や行先階指定等の操作盤46が取付けられているが、
このとき、吹出し側固定設置形ダクト41から吹出され
た冷却風が照明設備ケース5とかご室3の壁との隙間を
通り、かご室3の壁を伝わってかご室3内部に入ってく
るが、このとき冷却風が操作盤46に直接当たることな
く極力かご室3の後部側に向かうように制風板47を配
置することにより、冷却風によって操作盤46に結露が
生じないようにし、操作盤46のトラブルをなくし、耐
年性についても優れたものとする。
【0043】なお、本願発明は、上記実施の形態に限定
されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変
形して実施できる。また、各実施の形態は可能な限り組
み合わせて実施することが可能であり、その場合には組
み合わせによる効果が得られる。さらに、上記各実施の
形態には種々の上位,下位段階の発明が含まれており、
開示された複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種
々の発明が抽出され得るものである。例えば問題点を解
決するための手段に記載される全構成要件から幾つかの
構成要件が省略されうることで発明が抽出された場合に
は、その抽出された発明を実施する場合には省略部分が
周知慣用技術で適宜補われるものである。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、空
調機器から発生する各種の騒音を空調機本体の適宜な個
所に取付けた防音カバーで吸収し低減化することができ
る。
【0045】また、本発明は、空調機本体底部に振動吸
収用マットを敷設し、その上に空調機器を設置すること
により、空調機器による運転によって生じる振動音を吸
収し、かご室内に伝達させることがなくなり、騒音の影
響を容易に回避することができる。
【0046】また、本発明は、冷却風の吹出し側固定設
置形ダクトの傾斜部に音声発生器を設置することによ
り、当該音声発生器から出力する音声を固定設置形ダク
ト内からかご室壁と照明設備ケースとの隙間を通してス
ムーズにかご室内に流すことができ、音声の反響といっ
た不具合を解決できる。
【0047】さらに、本発明は、冷却風の流路途中に冷
却風の向きを制御する制風板を配置することにより、か
ご室内の操作盤の結露を確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るエレベーター空調設備の一実施
の形態を示す空調機本体付きのかご本体の概略構成図。
【図2】 かご本体上部に設置される空調機本体の詳細
構成を説明する図であって、同図(a)は図1の上側か
ら見た上面図、同図(b)は図1の正面側から見た図。
【図3】 空調機本体の面部に取り付ける防音カバーの
構成図。
【図4】 空調機本体の取付けおよびダクト端末の処理
構成例図。
【図5】 空調機本体の取付構成を説明する図。
【図6】 本発明に係るエレベーター空調設備の他の実
施形態を説明する図であって、操作盤と冷却風の向きを
制御する制風板の取付け位置関係を説明する図。
【図7】 従来のエレベーター空調設備を示す構成図。
【符号の説明】
1…かご本体 3…かご室 4,30…機器取付基体 5…照明設備ケース 10…空調機本体 11…吹出し用ダクト 12…吸込み用ダクト 20…ファン 21,22…前後防音カバー 23…側面防音カバー 25…吸音材 31…取付固定部材 33…抱き合せ部材 34…支持棒体 41…固定設置形ダクト 42…スピーカ 46…操作盤 47…制風板

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベーターかご室内の空調を行う空調
    設備を設けたエレベーター用空調設備において、 前記かご室上部の機器取付基体に設置される空調機器を
    収納する空調機本体と、 前記空調機本体の側面側の排気用開口部分に取付けら
    れ、前記空調機器を構成するファンから生じる運転音を
    吸収する吸音材が貼着された上部排気口を有する側面防
    音カバーと、 前記空調機本体の吹出し側及び吸込み側から前記かご室
    内部に配置され、前記空調機器からの空調風の吹出し及
    び前記かご室内の循環空気を吸い込む吹出し用ダクト及
    び吸込み用ダクトとを備えたことを特徴とするエレベー
    ター用空調設備。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のエレベーター用空調設備
    において、 前記空調機本体の前後側の外気吸込み開口部分に取付け
    られ、空調機器を構成するファンから生じる運転音を吸
    収する吸音材が貼着された吸込み口を有する前後防音カ
    バーを設けたことを特徴とするエレベーター空調設備。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載のエレベー
    ター用空調設備において、 前記空調機本体の底部に振動吸収用マットを敷設すると
    ともに、このマット上に前記空調機器を設置したことを
    特徴とするエレベーター用空調設備。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3の何れか1つに
    記載のエレベーター用空調設備において、 前記空調機器は、室内・外ユニット一体形の空調機器で
    あることを特徴とするエレベーター用空調設備。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項3の何れか1つに
    記載のエレベーター用空調設備において、 前記吹出し用ダクト及び吸込み用ダクトは、折り曲げ可
    能なじゃばら形状のダクトを用いたことを特徴とするエ
    レベーター用空調設備。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項3、請求項5の何
    れか1つに記載のエレベーター用空調設備において、 前記かご室の壁と前記かご室内部の上部に配置される照
    明設備の縁部との隙間に連絡する各固定設置形ダクトに
    それぞれ対応する前記吹出し用ダクト及び吸込み用ダク
    トの端部を接続するとともに、前記吹出し側固定設置形
    ダクトに音声発生器を取付けたことを特徴とするエレベ
    ーター用空調設備。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項5の何れか1つに
    記載のエレベーター用空調設備において、 前記空調機器を収納する空調機本体は、前記機器取付基
    体の前後方向に所定の間隔をもって平行に配置され前記
    空調機本体が載置される取付固定部材と、当該空調機本
    体の上部に前記取付固定部材と同じ位置関係で設定され
    る抱き合せ部材とでを用いてサンドイッチ状に挟み込む
    ように取付け固定することを特徴とするエレベーター用
    空調設備。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし請求項5の何れか1つに
    記載のエレベーター用空調設備において、 前記吹出し用ダクトから吹出す空調風の流路側に対応す
    る前記かご室の壁に操作盤が取付けられている場合、前
    記空調風の流路途中に当該空調風の向きを制御する制風
    板を配置したことを特徴とするエレベーター用空調設
    備。
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