JP2002264805A - 車両用ドア押え装置 - Google Patents

車両用ドア押え装置

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JP2002264805A
JP2002264805A JP2001067416A JP2001067416A JP2002264805A JP 2002264805 A JP2002264805 A JP 2002264805A JP 2001067416 A JP2001067416 A JP 2001067416A JP 2001067416 A JP2001067416 A JP 2001067416A JP 2002264805 A JP2002264805 A JP 2002264805A
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JP
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door
door holding
vehicle
rotation
holding device
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JP2001067416A
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Kazutama Takahashi
一玉 高橋
Hiroo Uno
博生 宇野
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Nabco Ltd
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    • B60Y2200/00Type of vehicle
    • B60Y2200/30Railway vehicles

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両の軽量化を図り、また、施工作業や保守
点検作業の軽減を図りながら、車両内の気密を確実に行
う。 【解決手段】 車両用ドア10をその近傍に設けられた
ドア押え部材41,42によりシール部材11に押付け
て車両内の気密を行う車両用ドア押え装置。駆動源とし
ての電動モータ46及び回転出力軸50をもつ電動駆動
部40と、その回転動作に連動して複数のドア押え部材
41,42のドア押え動作を同時に行わせる駆動変換機
構44とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄道車両等におい
てその車両内の気密を行うための車両用ドア押え装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、走行車両(特に鉄道車両)にお
いては、その車両内の気密を十分に行うことが好まし
い。このような気密により、例えば車両が高速でトンネ
ルに突入した際に車両内気圧が急変するのを防止でき、
また、車両内空調の効率を向上させるといったことも可
能になる。
【0003】従来、このような車両内の気密を行う手段
として、乗降口を開閉するドアの例えば外側に当該乗降
口を囲むシール部材を設け、このシール部材に対して前
記ドアを反対側(例えば内側)から押付けるようにした
ドア押え装置の開発が進められている。例えば特公昭6
3−58465号公報には、車両用ドアの内側面近傍に
ドア押えシリンダを配する一方、空気源の出力する空気
圧を液圧に変換してその液圧により前記ドア押えシリン
ダを作動させ、このドア押えシリンダのピストンによっ
て前記ドアをシール部材に押付けるようにした装置が開
示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記公報記載のように
空油変換を利用してドア押えを行う場合、その駆動源で
ある空気圧ポンプ、空油変換用の空気シリンダ及び液圧
シリンダ、電磁切換弁や逆止弁といった各種制御弁、消
音器、浄化フィルタ、さらには各ドア押えシリンダに至
る配管等を含む大掛かりな流体圧回路システムを車両に
搭載しなければならない。従って、車両総重量の増加や
工数増大が著しく、特に配管の引き回し作業は非常に面
倒となる。また、保守点検作業を頻繁に行わなければな
らない不便もある。
【0005】本発明は、このような事情に鑑み、車両の
軽量化を図り、また、施工作業や保守点検作業の軽減を
図りながら、車両内の気密を確実に行うことができるド
ア押え装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、前記課題
を解決すべく、駆動源として電動モータを利用すること
に想到した。このような電動モータの使用により、配管
類をはじめとする流体圧回路システムの設置が不要とな
り、また保守点検作業の必要頻度も著しく低減する。た
だし、このような電動モータを用いる場合でも、なるべ
く簡素な構成で効果的なドア押えができるようにするこ
とが望まれる。
【0007】本発明は、このような観点からなされたも
のであり、車両用ドアをシール部材に押付けて車両内の
気密を行う車両用ドア押え装置であって、駆動源として
の電動モータとその動力によって回転する回転出力軸と
を有する電動駆動部と、前記ドアの近傍において互いに
異なる複数の位置にそれぞれ設けられ、当該ドアを押え
る押え位置とドア押え力を解除する弛み位置とに切換可
能な複数のドア押え部材と、これら複数のドア押え部材
と前記回転出力部との間に設けられ、当該回転出力部の
回転動作に連動して前記複数のドア押え部材の位置切換
動作を同時に行わせる駆動変換機構とを備えたものであ
る。
【0008】この構成によれば、電動駆動部における電
動モータの作動によって回転出力軸が回転することによ
り、その回転動作が複数のドア押え部材の位置切換動作
に同時変換され、これによりドア押え及びドア押え解除
の切換が複数箇所において同時に行われる。すなわち、
共通の電動駆動部の作動によって複数のドア押え部材を
同時に作動させることができ、電動モータを用いながら
簡素な構成で効果的なドア押え動作を実現することがで
きる。
【0009】前記電動駆動部及びドア押え部材の具体的
な配置は種々設定可能であるが、前記電動駆動部は前記
ドアにより開閉される乗降口の側方に配設され、この電
動駆動部の上下に前記各ドア押え部材が配設されている
ものが特に好適である。このような配置によれば、電動
駆動部は通行の邪魔とならず、しかも、その上下に配さ
れたドア押え部材によって効果的なドア押えが実現され
る。
【0010】前記電動駆動部は、前記電動モータや回転
出力軸の他、これらの間に介在する減速部及び回転出力
軸の回転を阻止するブレーキ部を含んだものが、より好
ましい。そして、これら電動モータ、減速部、およびブ
レーキ部が上下に並んだ状態で配列された構成とするこ
とにより、電動駆動部全体をドアの側部に沿ってコンパ
クトに配置することが可能になる。
【0011】また、前記電動駆動部は、前記電動モータ
の通電時に各ドア押え部材を押え位置側に動かすように
構成されるものであって、かつ、前記電動モータの非通
電時に各ドア押え部材を弛み位置側に作動させる戻しバ
ネ機構を有するものが、より好ましい。この構成によれ
ば、ドア押えをしないときには電動モータの通電を切れ
ばよく、よって効果的な節電ができる。そして、この戻
しバネ機構が上下方向に沿って設けられた配置とするこ
とにより、当該戻しバネ機構を付加しながらも、電動駆
動部全体をドアの側部に沿ってコンパクトに配置するこ
とが可能になる。
【0012】本発明において、前記駆動変換機構の具体
的な構造は問わず、リンク機構、巻き掛け伝動機構な
ど、種々のものを適用することが可能である。例えば、
前記各ドア押え部材は、前記回転出力軸と平行な軸回り
に揺動可能に設置され、その揺動によって前記押え位置
と弛み位置とに切換わるものであり、前記駆動変換機構
は、前記回転出力軸とともに回動する回動リンクと、こ
の回動リンクと前記ドア押え部材とを連結する連接リン
クとを備えたリンク機構で構成すれば、回転出力軸と各
ドア押え部材とを回動リンク及び連接リンクを介してつ
なぐだけの簡素な構成で回転出力軸の回転動作を各ドア
押え部材の位置切換動作に変換することができる。
【0013】また、前記回動リンクの中間部が前記回転
出力軸に固定され、当該回動リンクの両端部にそれぞれ
前記各連接リンクが連結されている構成とすれば、一つ
の回動リンクの回動によって複数のドア押え部材を同時
に動かすことができ、構造はより簡素化される。
【0014】一方、各ドア押え部材については、その揺
動端部のうち揺動中心軸から近い側の揺動端部が前記ド
アを押えるドア押え部とされ、反対側の揺動端部に前記
連接リンクが連結されている構成とすることにより(す
なわち揺動中心軸からドア押え部までの距離を揺動中心
軸から連接リンクの連結部までの距離よりも小さくする
ことにより)、てこの原理を利用して大きなドア押え力
を得ることができる。
【0015】また、前記回動リンクと連接リンクとの連
結及び連接リンクとドア押え部材との連結をそれぞれ自
在継手を介して行い、かつ、各連接リンクが長さ調節可
能となるように構成すれば、電動駆動部や各ドア押え部
材の配置の自由度が高まり、施工の際に各部材間の位置
調整や押付け力の調整等を容易に行うことが可能にな
る。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施の形態を図
面に基づいて説明する。
【0017】図1及び図2に示すドア10は、車両の側
部に設けられた乗降口をスライド開閉するもので、その
すぐ外側の位置に前記乗降口を囲むシール部材11(図
2)が設けられている。具体的には、図3に示すよう
に、前記乗降口の枠2の内周縁にブラケット4が固定さ
れ、その内側面(図3では左側面)にゴム等の弾性材か
らなるシール部材11が固定されており、このシール部
材11の内周面はカバー6で保護されている。
【0018】前記ドア10の上端には上方に突出する複
数のブラケット12が固定されている。一方、前記乗降
口の上方にはドア10の開閉方向(図1では左右方向)
に延びるレール16が固定され、このレール16にその
長手方向に沿ってスライド可能となるようにスライド部
材14が保持されており、このスライド部材14に前記
各ブラケット12の上端が固定されている。この構成に
より、ドア10は車両に対してスライド開閉可能となる
ように吊り下げ支持されている。
【0019】なお、図1において15はドア10が全閉
したことを検知する戸閉スイッチである。
【0020】前記レール16のさらに上方の位置には、
ドア10を開閉させるための開閉駆動装置20が設けら
れている。この開閉駆動装置20は、駆動源であるドア
開閉駆動モータ22を備え、その出力軸に原動プーリ2
3が固定されるとともに、この原動プーリ23からレー
ル16の長手方向に離れた位置に従動プーリ24が回転
可能に設置され、両プーリ23,24間に無端状のベル
ト26が掛け渡されている。そして、このベルト26の
下側部分が連結部材27を介して前記スライド部材14
に連結されている。従って、前記ドア開閉駆動モータ2
2の出力によって原動プーリ23が回転駆動されるのに
伴い、両プーリ23,24間に掛け渡されたベルト26
が往復駆動され、このベルト26に連結されたスライド
部材14と一体にドア10がスライド開閉駆動されるよ
うになっている。
【0021】さらに、この開閉駆動装置20はヒンジ部
材28を介して水平軸(ドア開閉方向と平行な方向の
軸)回りに揺動可能となるように車両天井側に支持され
ており、その揺動によって前記ドア10の外側面(図3
では右側面)がシール部材11に圧接することが可能と
なっている。
【0022】なお、本発明ではドアの支持構造や開閉駆
動手段の具体的構成を問わず、従来から鉄道車両に使用
されている種々の構造が適用可能である。
【0023】次に、前記ドア10をシール部材11側
(すなわち外側)に押付けるためのドア押え装置につい
て説明する。
【0024】この実施の形態では、前記ドア10により
開閉される乗降口の左右両側方にそれぞれドア押え装置
が設けられている。各ドア押え装置は、上下方向中段位
置に設けられた電動駆動部40と、その上下に配された
ドア押え部材41,42と、これらドア押え部材41,
42と前記電動駆動部40とを連結する駆動変換機構4
4とを備え、前記電動駆動部40の出力が駆動変換機構
44を介して各ドア押え部材41,42に伝達され、こ
れにより各ドア押え部材41,42がドア10をシール
部材11に押付ける位置(押え位置)とその押付け力を
解除する位置(弛み位置)とに切換えられるようになっ
ている。
【0025】具体的に、前記電動駆動部40は、図4〜
図7に示すように、ドア押えの駆動源となるドア押え駆
動モータ46と、その出力を減速して回転出力軸(駆動
出力部)50の回転力に変換する減速機(減速部)48
と、前記ドア押え駆動モータ46の駆動軸47(図8)
に直結された電磁ブレーキ(ブレーキ部)52とを備
え、前記減速機48、ドア押え駆動モータ46、および
電磁ブレーキ52がその順に上下方向に並んだ状態で連
結されている。さらに、その側方に当該上下方向に沿う
ようにして戻しバネ機構54が設けられ、この戻しバネ
機構54によって前記回転出力軸50が所定方向(後述
のドア押え部材41,42を弛み位置に切換える方向)
に付勢されている。
【0026】前記ドア押え駆動モータ46は、ドア押え
の駆動源となるものであり、上下方向に延びる駆動軸4
7(図8)を有している。このドア押え駆動モータ46
は、電動モータであればよく、例えばDCブラシレスモ
ータなどの適用も可能であるが、より好ましくは永久磁
石が用いられていないもの、例えば誘導モータや直巻モ
ータ、分巻モータのようにステータ側磁石およびロータ
側磁石の双方が電磁石で構成されているものがよい。こ
のようなモータの使用により、非通電状態で発生する逆
転トルクが小さくなり、前記戻しバネ機構54の付勢力
が低くても当該付勢力による回転出力軸50の戻し動作
(ドア押え部材41,42を弛み位置に戻す動作)が確
実に行われる利点が生じる。
【0027】回転出力軸50は、前記減速機48をドア
10の開閉方向と平行な方向(すなわちドア押え方向と
垂直な方向)に貫通する状態で当該減速機48に回転可
能に支持され、かつ、この減速機48からの駆動伝達に
よって自軸回り(前後方向の軸回り)に回転するように
なっている。具体的には、図7に示すように、減速機4
8に組み込まれた軸受56によってドア開閉方向(図7
では上下方向)に延びるスリーブ58が回転可能に保持
されるとともに、このスリーブ58内に前記回転出力軸
50が嵌挿され、かつ、キー57によって前記スリーブ
58に当該スリーブ58と一体回転するように結合され
ている。そして、この回転出力軸50の一方の端部50
aに回動アーム(回動リンク)60が、他方の端部50
bに前記戻しバネ機構54がそれぞれ結合されている。
【0028】回動アーム60は、後述の連接ロッド(連
接リンク)90とともに前記駆動変換機構44を構成す
るものである。この回動アーム60は、左右対称の形状
を有し、その中央部が前記回転出力軸50の一方の端部
50aにこれと一体回転するように結合されている。
【0029】さらに、この回動アーム60の近傍の適当
な位置にはストッパ61が設けられ、前記ドア押え駆動
モータ46の作動によって前記回動アーム60が前記ス
トッパ61に当たる位置(図4の二点鎖線に示す押え回
動位置)まで回動駆動されるようになっている。
【0030】前記戻しバネ機構54は、前記回転出力軸
50の端部50aに固定されたピニオン62と、上下方
向に沿うように設けられた戻し軸64と、これを付勢す
る戻しバネ66とを備えている。
【0031】戻し軸64は、減速機48のハウジングに
形成された上下一対の保持部63A,63Bを貫通する
ようにしてこれら保持部63A,63Bにより上下動可
能(すなわち軸方向に移動可能)に保持されている。戻
し軸64の上下端には鍔部64a,64bが、上部内側
面には前記ピニオン62に噛合されるラック64cが、
それぞれ形成されている。従って、前記回転出力軸50
及びピニオン62の回転に連動して戻し軸64が上下動
するようになっている。
【0032】戻しバネ66は、図例では圧縮コイルばね
で構成され、前記戻し軸64の下側鍔部64bと下側保
持部63Bとの間に介装されている。この戻しバネ66
の弾発力によって戻し軸64は下側に付勢され、前記ド
ア押え駆動モータ46が非通電の状態(すなわち回転出
力軸50がほぼ自由回転する状態)で戻し軸64の上側
鍔部64aが上側保持部63Aに当たる下限位置(図6
の位置)に当該戻し軸64が保持されるようになってい
る。そして、この付勢力が回転出力軸50に対して前記
ドア押え駆動モータ46による回転駆動の向きと逆向き
に作用するように設計がなされている。
【0033】換言すれば、前記回転出力軸50及び回動
アーム60は、前記戻しバネ機構54の付勢力によって
保持される回動位置(同機構54における戻し軸64の
下限位置に対応する回動位置;図4の実線に示す弛み回
動位置)と、ドア押え駆動モータ46の作動により駆動
される位置(回動アーム60がストッパ61に当たる回
動位置;図4の二点鎖線に示す押え回動位置)との間で
のみ回動できるようになっている。
【0034】さらに、減速機48の外面にはリミットス
イッチからなる押え検知スイッチ67A及び弛み検知ス
イッチ67Bが設けられ、前記回動アーム60が前記押
え回動位置に回動することにより当該回動アーム60に
前記押え検知スイッチ67Aの検出子67aが当接して
同スイッチ67Aがオフからオンに切換えられ、逆に前
記回動アーム60が前記弛み回動位置に回動することに
より当該回動アーム60に前記弛み検知スイッチ67B
の検出子67bが当接して同スイッチ67Bがオフから
オンに切換えられるように、各スイッチ67A,67B
が配置されている。
【0035】電磁ブレーキ52は、前記ドア押え駆動モ
ータ46の駆動軸47を直接保持及び解放するもので、
図8に示すような構造を有している。すなわち、同ブレ
ーキ52は、ドア押え駆動モータ46のハウジング下端
に固定される本体68と、その下面を覆うカバー69と
を備え、本体68に組み込まれた軸受70によって前記
駆動軸47の下部が回転可能に保持されている。この駆
動軸47の下端部にはキー72を介してファン74が固
定され、そのすぐ上方に水平なドーナツ板状のアーマチ
ュア76が上下動可能に設けられるとともに、このアー
マチュア76を駆動するためのソレノイド80及び同ア
ーマチュア76を下方に押付けるスプリング78が前記
本体68に組み込まれている。そして、前記ソレノイド
80に励磁電流が供給されない状態では前記スプリング
78の弾発力によってアーマチュア76が押し下げら
れ、その下面に設けられたパッド79が前記ファン74
の上面に圧接して同ファン74及び駆動軸47を制動す
る一方、前記ソレノイド80に励磁電流が供給されるこ
とにより前記スプリング78の弾発力に抗してアーマチ
ュア76が磁力で引き上げられ、前記ファン74及び駆
動軸47を解放するように構成されている。
【0036】すなわち、この電磁ブレーキ52は、非通
電状態で駆動軸47を制動して最終的にドア押え部材4
1,42の位置を固定する一方、通電状態で駆動軸47
を解放してドア押え部材41,42の動きを許容するも
のとなっている。
【0037】なお、図4等において53は強制解除レバ
ーであり、非通電の状態でも当該レバー53を回動操作
することにより電磁ブレーキ52による制動状態が機械
的に強制解除できるように構成されている。
【0038】一方、各ドア押え部材41,42は、それ
ぞれドア10の上端部及び下端部を押圧可能な位置に配
され、かつ、前記回転出力軸50と平行な軸(ドア開閉
方向に平行な水平軸)回りに揺動可能となるように車両
側に支持されている。具体的に、各ドア押え部材41,
42には図9及び図10に示すような支軸82が前記回
転出力軸50と平行な方向に貫通し、この支軸82とド
ア押え部材41,42との間に軸受86が介在してい
る。当該支軸82自体はその片端部にフランジ部84を
有し、このフランジ部84が車両側に固定されている。
【0039】各ドア押え部材41,42の内外両端部の
うち、外側端部(ドアに近い側の端部)41a,42a
は二股状に形成され、その二股部分に前記支軸82と平
行なボルト87を中心軸として回転可能となるようにド
ア押えローラ(ドア押え部)88が保持されている。各
ドア押え部材41,42の内側端部(ドアに遠い側の端
部)41b,42bも同様に二股状に形成され、その二
股部分には連接ロッド90が連結されている。
【0040】この連接ロッド90は、前記回動アーム6
0の両端部60aと各ドア押え部材41,42の内側端
部41b,42bとをつなぎ、同アーム60とともに駆
動変換機構44を構成するものであり、図例では軸長の
調節が可能なターンバックルで構成されている。
【0041】すなわち、各連接ロッド90は、長尺のス
リーブ92と、その両端部に形成されたリング状の結合
部93,94とを備え、これら結合部93,94に形成
されたボルト部分が前記スリーブ92の両端に形成され
たねじ孔にそれぞれねじ込まれるとともに、そのねじ込
み部分がダブルナット96で締め付けられる構成を有し
ており、前記スリーブ92と各結合部93,94との相
対回転によって連接ロッド90全体の軸長が調節可能と
なっている。
【0042】一方の結合部93は、前記回動アーム60
の両端部60aに形成された二股状の部分に挿入され、
その挿入部分に対して直交する方向にボルト97が貫通
することにより、当該ボルト97を介して回動アーム両
端部60aと結合部93とが相対回転可能に連結されて
いる。他方の結合部は、各ドア押え部材41,42の内
側端部41b,42bに形成された二股状部分に挿入さ
れ、その挿入部分に対してピン98が貫通することによ
り、当該ピン98を介して各ドア押え部材41,42の
内側端部41b,42bと結合部94とが相対回転可能
に結合されている。
【0043】そして、前記電動駆動部40の回動アーム
60が前記弛み回動位置(図4実線位置)に回動した状
態では、この回動アーム60に連接ロッド90を介して
連結された各ドア押え部材41,42の内側端部41
b,42bが電動駆動部40側に引き込まれ、逆に外側
端部41a,42aのドア押えローラ88がドア10の
内側面から離間(または離間しない程度に後退)する一
方(弛み位置;図9及び10では実線位置)、前記回動
アーム60が前記押え回動位置(図4二点鎖線位置)に
回動した状態では各内側端部41b,42bが上下両外
側にそれぞれ押し出され、逆に外側端部41a,42a
のドア押えローラ88がドア10の内側面に設けられた
被押圧板10aに圧接して当該ドア10を外側のシール
部材11に押付けるように駆動変換機構44が構成され
ている。
【0044】さらに、図示の構成では、各支軸82から
ドア押え部材41,42の外側端部41a,42aにお
けるドア押えローラ88の先端までの距離が、当該支軸
82からドア押え部材41,42の内側端部41b,4
2bにおけるボルト98までの距離よりも小さく設定さ
れており、小さな駆動力でも梃子(てこ)の原理によっ
て大きなドア押え力が得られるように配慮がなされてい
る。
【0045】なお、図示はしないが、前記連接ロッド9
0と回動アーム60及びドア押え部材41,42との連
結は、自在接手を介して行うことが、より好ましい。こ
れにより、連接ロッド90自身の軸長調節と相俟って、
電動駆動部や各ドア押え部材の配置の自由度が高まり、
施工の際に各部材間の位置調整や押付け力の調整等を容
易に行うことが可能になる。
【0046】次に、この装置の制御系について説明す
る。この実施の形態では、前記開閉駆動装置20内にド
アコントローラ30が搭載されており、このドアコント
ローラ30によってドア駆動とドア押えの双方が一括し
て制御されるようになっている。
【0047】このドアコントローラ30の具体的構成を
図11に示す。同コントローラ30は、電源回路31の
他、入力回路32、マイクロコンピュータ33、(モー
タ駆動のための)ドライブ回路34、ホール信号入力回
路35、ドア押え用リレースイッチRy1、ドア開閉用
リレースイッチRy2、電磁ブレーキ用リレースイッチ
Ry3等を含んでいる。
【0048】入力回路32は、前記押え検知スイッチ6
7A、弛み検知スイッチ67B、戸閉スイッチ15の
他、車掌により運転操作される車掌スイッチ8、車速が
一定以上になるとオンに切換えられる車速スイッチ9等
から出力される各種信号をA/D変換してマイクロコン
ピュータ33に入力するものである。
【0049】マイクロコンピュータ33は、前記入力信
号に基づき、ドライブ回路34及びリレースイッチRy
1,Ry2に制御信号を出力してドア押え駆動モータ4
6及びドア開閉駆動モータ22の駆動制御を行うととも
に、電磁ブレーキ用リレースイッチRy3に制御信号を
出力してブレーキ制御するものである。
【0050】ドライブ回路34は、この実施の形態では
両モータ46,22のドライブ回路として共用されてい
る。図11は、ドア押え駆動モータ46が三相誘導モー
タ、ドア開閉駆動モータ22が3相ブラシレスモータ、
ドライブ回路34が三相ブリッジ回路で構成された例を
示しており、この例では、ドア開閉駆動モータ22に含
まれるホール素子から出力されるホール信号がホール信
号入力回路35を通じてマイクロコンピュータ33にフ
ィードバックされる。
【0051】次に、図12のタイムチャートも参照しな
がら、前記マイクロコンピュータ33により行われるモ
ータ制御の内容とドア押え装置の作用とを併せて説明す
る。
【0052】1)初期状態 まず、図12に示す時刻t1よりも前の初期状態(車両
が停止しており、かつ、ドア10が閉じている状態)で
は、電動駆動部40のドア押え駆動モータ46及び電磁
ブレーキ52がともに非通電の状態にあるが、このと
き、回転出力軸50及び回動アーム60は戻しバネ機構
54の付勢力に抗して図4二点鎖線に示す押え回動位置
まで回動しており、かつ、この回動位置を保持するよう
に、非通電状態にある電磁ブレーキ52が前記ドア押え
駆動モータ46の駆動軸47を制動している。従って、
前記回動アーム60に連接ロッド90を介して連結され
ている各ドア押え部材41,42は、その外側端部41
a,42aに保持されているドア押えローラ86がドア
10の被押圧板10aを内側から押圧する押え位置に固
定されており、この押圧によってドア10が外側のシー
ル部材11に押付けられて車両内の気密が確保されてい
る。
【0053】この時点で、弛み検知スイッチ67Bはオ
フ、押え検知スイッチ67Aはオン、戸閉検知スイッチ
15はオン、車速スイッチ9はオフにそれぞれ切換えら
れている。
【0054】2)ドア開き動作 1)の状態から車掌スイッチ8が「ドア開」の方向に操
作されると(図12の時刻t1)、電磁ブレーキ52に
励磁電流が供給され、同ブレーキ52による駆軸軸47
の制動が解除される。その結果、回転出力軸50及びこ
の回転出力軸50に連結される戻しバネ機構54のピニ
オン62も解放され、同機構54における戻し軸64が
戻しバネ66の弾発力によって下限位置(上側鍔部64
aが上側保持部63Aに当たる位置)まで押し下げられ
る。従って、この戻し軸64にラック64c及びピニオ
ン62を介して連結されている回転出力軸50及び回動
アーム60は図4実線に示す弛み回動位置へと回動す
る。この回動アーム60の回動により、上下のドア押え
部材41,42の内側端部41b,42bが連接ロッド
90を介して電動駆動部40側に同時に引き込まれ、逆
にドア押え部材41,42の外側端部41a,42aは
それぞれ上下両外側に回動してドア10の押付けを解除
し、ドア10は円滑に開閉できる状態となる。
【0055】このとき、ドア押え駆動モータ46が誘導
モータのように永久磁石をもたないモータで構成されて
いれば、その逆転トルクが小さいために、比較的戻しバ
ネ66の弾発力が低くて減速機48の減速比が大きい場
合にも、確実に各ドア押え部材41,42を弛み位置に
切換えることが可能になる。
【0056】このようにして弛み動作が完了した時点
で、弛み検知スイッチ67Bがオフからオンに切換えら
れ、その切換を待ってドア開閉駆動モータ22の通電が
行われる(時刻t2)。すなわち、ドア10の開き駆動
が開始される。
【0057】3)ドア閉じ動作及び車両の発進 車掌が安全を点検した後、車掌スイッチ8を「ドア閉」
の方向に操作すると(時刻t3)、ドア開閉駆動モータ
22が逆転してドアが閉方向に駆動され、全閉となった
時点で同モータ22の通電が止められる。
【0058】その後、車両が発進し、車速が一定以上に
なったことを車速スイッチ9が検知した時点で(時刻t
4)、押え駆動モータ46が通電され、その駆動軸47
が回転する。その回転力は減速機48を媒介として回転
出力軸50の回転に変換され、この回転出力軸50及び
回動アーム60は同アーム60がストッパ61に当接す
る押え回動位置(図4二点鎖線)まで戻しバネ機構54
の付勢力に抗して回動する。この回動アーム60の回動
により、各ドア押え部材41,42の内側端部41b,
42bが上下両外側に同時に押し出され、逆に外側端部
41a,42aはそれぞれ内向きに回動して当該端部4
1a,42aに保持されているドア押えローラ86がド
ア10の被押圧板10aを内側から押圧する。このよう
にしてドア押え部材41,42が押え位置に切換えられ
る結果、ドア10は外側のシール部材11に再び押付け
られ、車両内の気密がなされる。
【0059】さらに、前記ドア押え部材41,42が押
え位置に切換えられるのに伴い、押え検知スイッチ67
Aがオンに切換えられ、この信号を受けて押え駆動モー
タ46及び電磁ブレーキ52の通電が切られる。このド
ア押え駆動モータ46の非通電により、その駆動軸47
の回転力がなくなるが、当該駆動軸47は同じく非通電
に切換えられた電磁ブレーキ52によって制動されるた
め、回転出力軸50及び回動アーム60は依然として押
え回動位置に保持され、各ドア押え部材41,42は押
え位置に保たれる。
【0060】なお、本発明の実施形態は前記のものに限
定されず、例として次のような形態をとることも可能で
ある。
【0061】・前記戻りバネ機構54は、例えば各ドア
押え部材41,42に連結するようにしてもよい。ただ
し、図例のように電動駆動部40側に戻しバネ機構54
を設けることにより、構成をより簡素化できる。
【0062】・図示の装置において、電磁ブレーキ52
を省略し、ドア押え駆動モータ46の通電のみでドア押
え状態を保つことも可能である。
【0063】・本発明では、例えば電動駆動部40をド
ア10により開閉される乗降口の上下に配し、その左右
にドア押え部材を配設することも可能である。ただし、
図例のような配置(乗降口の側方に電動駆動部40を配
置)により、電動駆動部40の設置場所がより確保しや
すくなる。
【0064】・前記実施形態では、減速機48、ドア押
え駆動モータ46、および電磁ブレーキ52の順にこれ
らが配列されたものを示したが、例えば電磁ブレーキ5
2、減速機48、ドア押え駆動モータ46の順に配列し
て電磁ブレーキ52により回転出力軸50を制動するよ
うにすることも可能である。この場合も、当該配列輪上
下方向に行うことにより、乗降口側縁に沿ってコンパク
トに電動駆動部を配置することができる。
【0065】・本発明において、前記駆動変換機構の具
体的な構造は問わず、リンク機構、巻き掛け伝動機構な
ど、種々のものを適用することが可能である。また、回
転出力軸に所定形状のカムを固定し、これに追従するカ
ムフォロアの動きによって各ドア押え部材を位置切換動
作させることも可能である。
【0066】
【発明の効果】以上のように本発明は、車両用ドアをシ
ール部材に押付けて車両内の気密を行う車両用ドア押え
装置であって、駆動源としての電動モータとその動力に
よって回転する回転出力軸とを有する電動駆動部と、前
記ドアの近傍において互いに異なる複数の位置にそれぞ
れ設けられ、当該ドアを押える押え位置とドア押え力を
解除する弛み位置とに切換可能な複数のドア押え部材
と、これら複数のドア押え部材と前記回転出力部との間
に設けられ、当該回転出力部の回転動作に連動して前記
複数のドア押え部材の位置切換動作を同時に行わせる駆
動変換機構とを備えたものであるので、駆動源として電
動モータを用いることにより、車両の軽量化を図り、ま
た、施工作業や保守点検作業の軽減を図りながら、車両
内の気密のための効果的なドア押えを簡素な構成で行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかるドア押え装置が設
けられた車両用ドアの正面図である。
【図2】前記ドアの側面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】前記ドア押え装置の電動駆動部を示す正面図で
ある。
【図5】前記電動駆動部の側面図である。
【図6】前記電動駆動部の背面図である。
【図7】前記電動駆動部の一部断面平面図である。
【図8】前記電動駆動部の電磁ブレーキの断面正面図で
ある。
【図9】(a)は前記ドア押え装置における上側ドア押
え部材の平面図、(b)はその正面図である。
【図10】(a)は前記ドア押え装置における下側ドア
押え部材の平面図、(b)はその正面図である。
【図11】前記ドア押え装置を制御するドアコントロー
ラのブロック回路図である。
【図12】前記ドアコントローラによる制御動作を示す
タイムチャートである。
【符号の説明】
10 ドア 11 シール部材 40 電動駆動部 41,42 ドア押え部材 44 駆動変換機構 46 ドア押え駆動モータ(電動モータ) 48 減速機 50 回転出力軸 52 電磁ブレーキ 54 戻しバネ機構 60 回動アーム(回動リンク) 82 ドア押え部材の支軸 88 ドア押えローラ(ドア押え部) 90 連接ロッド(連接リンク)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両用ドアをシール部材に押付けて車両
    内の気密を行う車両用ドア押え装置であって、駆動源と
    しての電動モータとその動力によって回転する回転出力
    軸とを有する電動駆動部と、前記ドアの近傍において互
    いに異なる複数の位置にそれぞれ設けられ、当該ドアを
    押える押え位置とドア押え力を解除する弛み位置とに切
    換可能な複数のドア押え部材と、これら複数のドア押え
    部材と前記回転出力部との間に設けられ、当該回転出力
    部の回転動作に連動して前記複数のドア押え部材の位置
    切換動作を同時に行わせる駆動変換機構とを備えたこと
    を特徴とする車両用ドア押え装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両用ドア押え装置にお
    いて、前記電動駆動部は前記ドアにより開閉される乗降
    口の側方に配設され、この電動駆動部の上下に前記各ド
    ア押え部材が配設されていることを特徴とする車両用ド
    ア押え装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の車両用ドア押え装置にお
    いて、前記電動駆動部は、前記電動モータと回転出力軸
    との間に介在する減速部及び回転出力軸の回転を阻止す
    るブレーキ部を含み、かつ、これら電動モータ、減速
    部、およびブレーキ部が上下に並んだ状態で配列されて
    いることを特徴とする車両用ドア押え装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の車両用ドア押え装置にお
    いて、前記電動駆動部は、前記電動モータの通電時に各
    ドア押え部材を押え位置側に動かすように構成されると
    ともに、前記電動モータの非通電時に各ドア押え部材を
    弛み位置側に作動させる戻しバネ機構を有するものであ
    り、かつ、この戻しバネ機構が上下方向に沿って設けら
    れていることを特徴とする車両用ドア押え装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の車両用
    ドア押え装置において、前記各ドア押え部材は、前記回
    転出力軸と平行な軸回りに揺動可能に設置され、その揺
    動によって前記押え位置と弛み位置とに切換わるもので
    あり、前記駆動変換機構は、前記回転出力軸とともに回
    動する回動リンクと、この回動リンクと前記ドア押え部
    材とを連結する連接リンクとを備えていることを特徴と
    する車両用ドア押え装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の車両用ドア押え装置にお
    いて、前記回動リンクの中間部が前記回転出力軸に固定
    され、当該回動リンクの両端部にそれぞれ前記各連接リ
    ンクが連結されていることを特徴とする車両用ドア押え
    装置。
  7. 【請求項7】 請求項5または6記載の車両用ドア押え
    装置において、前記ドア押え部材の揺動端部のうちその
    揺動中心軸から近い側の揺動端部が前記ドアを押えるド
    ア押え部とされ、反対側の揺動端部に前記連接リンクが
    連結されていることを特徴とする車両用ドア押え装置。
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WO2013031553A1 (ja) * 2011-08-30 2013-03-07 ナブテスコ株式会社 車両用ドア装置
JP2014522340A (ja) * 2011-06-13 2014-09-04 ナンジン カングニ メカニカル アンド エレクトリカル カンパニー リミテッド 軌道車両用内蔵式プラグ・プル・ドア装置

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WO2013031553A1 (ja) * 2011-08-30 2013-03-07 ナブテスコ株式会社 車両用ドア装置

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