JP2002264579A - キャップレス筆記具 - Google Patents

キャップレス筆記具

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で軸筒内部のペン先部を密閉でき
るとともに、使用する前においてのペン先部の密閉状態
を確実にしたキャップレス筆記具を提供する。 【解決手段】 軸筒2内に筆記部本体5を配置して、該
軸筒2の先端部3より筆記部本体5のペン先部6が出入
自在に構成されるキャップレス筆記具1において、前記
軸筒2内の先端部3に、先端方向にドーム状に突出した
凸部21を有するインナーキャップ20を設け、前記イ
ンナーキャップ20は、ゴム材または弾性樹脂材で形成
され、前記インナーキャップ20のドーム状の基部22
の一部位22aより、凸部21のほぼ中央部23を通
り、軸心方向を中心に対向する部位22bに亘り、凹ん
だ薄膜部26を有するスリット溝25を形成するものと
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャップレスの筆
記具に関し、特に、乾燥防止機構を有するキャップレス
の筆記具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、水性や油性のマーキングペン、水
性ボールペンや万年筆などの筆記具においては、筆記部
の先端のインクが乾燥して筆記できなくなることを防止
するために、先端部を密閉するためのキャップを備える
ものが一般に用いられている。また、上記のようにキャ
ップを備えた筆記具の場合には、頻繁に使用する際に、
使用するたびにキャップを着脱する必要があり面倒であ
ることから、別体のキャップを不要とした、いわゆるキ
ャップレスの筆記具が数多く提案されている。
【0003】しかしながら、キャップレスの筆記具の場
合、別体のキャップの代わりに狭い筆記部本体内部に先
端部を密閉するための密閉機構を構成する必要があり、
従来の方式によると密閉機構が複雑となり、構成部品の
部品点数が多くなることで、組立て作業が複雑となり、
さらに、生産コストが高くなるという問題点があった。
【0004】そこで、筆記部先端を密閉する方法とし
て、実開昭49−32731号公報(以下、従来例1と
称する。)に開示されているように、筆記具の軸筒内部
の先端部に中央から外側に向かい切り込みを入れた弁板
を組み込み、その切り込み部分より筆記部先端を突出す
るようにした方式や、特開昭49−107421号公報
(以下、従来例2と称する。)に開示されているよう
に、筆記具の軸筒内部の基端部及び先端部にパッキンを
設けて軸筒内部を密閉するとともに、先端部の対向当接
させたパッキンの当接部より筆記部先端を突出するよう
にした方式や、実開昭63−23084号公報(以下、
従来例3と称する。)に開示されているように、キャッ
プ本体の前方に開口部を有する弾性自閉体を設けて、軸
筒先端部のペン先部を突出するようにしたものが提案さ
れている。
【0005】また、その他の方法として、特開平1−2
81999号公報(以下、従来例4と称する。)に開示
されているように、筆記具の軸筒内部の先端部に形成さ
れ、筆記部のペン先部が収容されるシール室の先端側を
開閉自在とするシール手段を備え、該ペン先部が先端部
より突出する時に、シール室の先端側を開放するように
した方式や、実開昭58−89394号公報(以下、従
来例5と称する。)に開示されているように、筆記具の
軸筒内の先端部配置される先軸先端部にペン先部を密閉
する密閉部材が密嵌固定されて、先軸の動作に伴ない密
嵌部材の先端部が開閉するようにした方法が提案されて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例1、2、3のような方式によると、ペン先が突出す
るシール部にはすでに開口部が形成されているため、使
用する以前においても密閉性に問題がある。また、従来
例4のような方式によると、シール室やシール開閉機構
など構造が複雑になるという問題点があり、同様に、従
来例5のような方式においても、別部品でシール室を構
成して開口機構を設けるなど構造が複雑になるという問
題点があった。
【0007】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、簡単な構成で軸筒内部のペン先部を密
閉できるとともに、使用する前においてのペン先部の密
閉状態を確実にしたキャップレス筆記具を提供すること
を目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、キャップレス
筆記具に係り、軸筒内に筆記体を配置して、該軸筒の先
端開口より筆記体のペン先部が出入自在に構成されるキ
ャップレス筆記具において、前記軸筒の先端開口に、ゴ
ム材または弾性樹脂材で形成されるインナーキャップを
有し、前記インナーキャップの軸心方向の略中央部を通
って筋状薄膜部を形成し、ペン先部が軸筒の先端開口よ
り外部へ突出する最初の動作で、前記筋状薄膜部が破断
されて、スリットが形成されることを特徴とするもので
ある。
【0009】また、前記筋状薄膜部は、幅を0.01〜
1.0mmとし、膜厚を0.01〜0.5mmとするこ
とが好ましい。また、前記インナーキャップは、スポン
ジ状の弾性体で形成されることが好ましい。
【0010】本発明によれば、以下のような作用が得ら
れる。すなわち、本発明のキャップレス筆記具によれ
ば、軸筒の先端開口に、ゴム材または弾性樹脂材で形成
されるインナーキャップを形成することで軸筒内部を密
閉することができる。しかも、前記インナーキャップの
軸心方向の略中央部を通って未貫通の筋状薄膜部を形成
することで、ペン先部を突出させて使用開始するまで長
時間にわたり、軸筒内の密封状態を確実にすることがで
きる。また、ペン先部が軸筒の先端開口より外部へ突出
する最初の動作で前記筋状薄膜部を破断してスリットを
形成することにより、該スリットを通ってペン先部を容
易に突出させることができるとともに、前記インナーキ
ャップをゴム材または弾性樹脂材で形成することによ
り、ゴム材や樹脂材の弾性力により該スリットを容易に
密着させて密閉状態にすることができる。
【0011】また、前記筋状薄膜部の幅を0.01〜
1.0mmとし、膜厚を0.01〜0.5mmとするこ
とで、キャップレス筆記具を使用開始する時に、ペン先
部でスリットを確実にかつ容易に破断することができる
とともに、前記筋状薄膜部が破断した後でも、キャップ
レス筆記具未使用時にはスリットを密着させて軸筒内を
密閉状態にすることができる。また、前記インナーキャ
ップをスポンジ状の弾性体で形成することで、容易に軸
筒内を密閉可能にできる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して詳細に説明する。図1〜図3は発明を実施
する形態の一例であって、図中、図と同一の符号を付し
た部分は同一物を表わしている。図1は本発明の実施形
態に係るキャップレス筆記具の全体の構成を示す断面
図、図2は前記キャップレス筆記具の使用時の状態を示
す断面図、図3の(a)は図1のA−A断面矢視図、
(b)は図3の(a)のB−B断面矢視図、(c)は図
3の(a)のC−C断面矢視図である。
【0013】本実施形態に係るキャップレス筆記具1
は、図1に示すように、軸筒2内に筆記部本体5を配置
して、該軸筒2の先端部3に形成された開口部4より筆
記部本体5のペン先部6が出入自在に構成されたもので
ある。前記筆記部本体5は、軸筒2内の前側の内周に沿
って配置されたコイルスプリング7によって後部方向に
付勢されるとともに、軸筒2内後部に設けられるストッ
パ10により後方で保持されている。また、筆記部本体
5の後端部11には、ペン先部6を突出させるための押
し部14が、軸筒後端部12より出入自在に設けられて
いる。
【0014】前記筆記部本体5の後部には、ストッパ係
止部15が軸心方向に沿って後方に向かい広いクサビ状
に、かつ軸心方向に向かい突設形成されている。前記ス
トッパ係止部15の後端には、軸心方向に略垂直に係止
部15aが形成され、前記ストッパ10には、前記係止
部15aと対向してノッチ10aが形成されている。前
記筆記部本体5は、その後端部11を前方に向かい、コ
イルスプリング7のばね力に勝って先端側へ押圧する
と、ペン先部6が先端の開口部4より突出するようにさ
れている。
【0015】前記軸筒2内の先端部3には、図1、3の
(a)〜(c)に示すように、先端方向にドーム状に突
出形成された凸部21を有するインナーキャップ20が
設けられている。前記インナーキャップ20は、ゴム材
または弾性樹脂材により形成され、前記ドーム状凸部2
1の基部22の一部位22aより、該ドーム状凸部21
のほぼ中央部23を通り、軸心方向を中心に対向する部
位22bに亘り、平面視で略直線状に外形に沿って筋状
に凹んだ未貫通のスリット溝25が形成されている。前
記スリット溝25の底部には筋状の薄膜部26が形成さ
れている。
【0016】前記スリット溝25は、図3の(a)に示
すように、前記ドーム状凸部21の内側に形成され、ス
リット幅を0.01〜1.0mmとするとともに、溝の
開口側を広く、底部側すなわち薄膜部26側を狭くした
略くさび状で形成されている。前記薄膜部26は、前記
ドーム状凸部21の外周に沿って形成され、膜厚を0.
01〜0.5mmとして形成されている。
【0017】前記インナーキャップ20は、図3の
(b)に示すように、ドーム状凸部21の基部22の外
周端部に、三角形状断面を有する先端側シール部27が
外周に沿って円周に亘りに連続的に先端方向に向かい突
設されている。また、前記基部22の後端面28には、
前記先端側シール部27よりも内側で小径の矩形断面を
有する後側シール部29が円周方向全周に亘りに連続的
に後部方向に向かい突設されている。
【0018】前記軸筒2の先端部3の内側には、図1に
示すように、前記インナーキャップ取付け部3aが段付
き形成され、前記先端側シール部27が嵌め合わされる
シール溝3bが形成されている。また、前記インナーキ
ャップ20の後方には、該インナーキャップ20を先端
部3内側に取付けるためのインナーキャップホルダ30
が配置されている。
【0019】前記インナーキャップホルダ30は、リン
グ状に形成され、その円周方向の外周面を前記先端部3
の内壁部に嵌合するとともに、前記インナーキャップ2
0を先端部3の内側へ取付けることで、前記インナーキ
ャップ20により軸筒2内部を密閉するようにしてい
る。
【0020】次に、本実施形態に係るキャップレス筆記
具の作動を説明する。まず、キャップレス筆記具1を使
用しない場合、図1に示すように、軸筒2の内部に筆記
部本体5とともにペン先部6も収容されている。ここ
で、キャップレス筆記具1が一度も使用されていない場
合は、インナーキャップ20に形成されたスリット溝2
5をペン先部6が貫通していないため、スリット溝25
の底部に形成された薄膜部26は破壊されていない。し
たがって、軸筒2内部の気密状態は完全に保たれ、キャ
ップレス筆記具1が使用されるまでは塗布剤の揮発を最
小限に止めることができる。
【0021】次に、前記キャップレス筆記具1を使用す
る場合、図2に示すように、軸筒2を握り、筆記部本体
5の後端部に形成された押し部14をコイルスプリング
7のばね力に勝って先端方向へ押し込む。図1から2に
示すように、筆記部本体5が軸筒2内部に入り込むとと
もに、該筆記部本体5の後端部11に形成されたストッ
パ係止部15が先端方向に移動する。そして、ストッパ
10を通過して該ストッパ10端部のノッチ10aとス
トッパ係止部15の係止部15aと対向する位置まで移
動する。この時、前記押し部14は軸筒後端部12の端
部に配置され、一方、ペン先部6は軸筒2の先端部3の
開口部4より突出した状態となる。
【0022】この状態で、前記押し部14を開放する
と、コイルスプリング7のばね力により筆記部本体5は
後方に押し戻されるが、前記ノッチ10aに係止部15
aが止められるため、前記筆記部本体5が後方から突出
することはない。したがって、開口部4よりペン先部6
が突出した状態で保持される。
【0023】ここで、インナーキャップ20において、
ドーム状凸部21の内側のスリット溝25は薄膜部26
のみにより連結されているだけなので、強度的に一番弱
くなっている。そこに、ペン先部6によって先端方向に
当接押圧されることにより、スリット溝25を容易に貫
通することができる。しかも、円周方向に沿ってスリッ
ト溝25が形成されているので、インナーキャップ20
は溝に沿ってきれいに2分割される。
【0024】ペン先部6を収容する場合は、ストッパ1
0の側面を押し込むことで、ノッチ10aと係止部15
aとを容易に外すことができ、コイルスプリング7のば
ね力により筆記部本体5を後方に移動して、ペン先部6
を軸筒2内部に収容することができる。
【0025】前記インナーキャップ20は、ペン先部6
が回避するとペン先部6により広げられたスリット溝2
5は弾性力によって元のスリット溝25の状態に戻ろう
とするため、最小の隙間状態に復元される。したがっ
て、キャップレス筆記具1を使用しない場合であって
も、スリット溝25の合わせ部からのを塗布剤の揮発を
最小限に止めることができる。
【0026】以上のように構成したので、本実施形態に
よるキャップレス筆記具1によれば、ペン先部6が出入
自在とされるスリット溝25を有するインナーキャップ
20を備えることで、ペン先部6が収容される軸筒2内
部を容易に密閉できるとともに、該スリット溝25に薄
膜部26を形成することで、キャップレス筆記具1を最
初に使用するまでの軸筒内部の密閉状態を確実にするこ
とができる。
【0027】また、インナーキャップ20および薄膜部
26にゴム材または弾性樹脂材を使用したので、破断し
た後のインナーキャップ20の弾性力により該スリット
溝25を閉じる方向に力が作用するため、密閉状態を良
好に保つことができる。さらに、前記インナーキャップ
20に先端側シール部27および後側シール部29を形
成したので、軸筒2内部の密閉状態を確実にすることが
できる。
【0028】また、前記薄膜部26の膜厚を0.01〜
0.5mmとすることで、キャップレス筆記具1を使用
開始する時に、ペン先部6でスリット溝25に沿って確
実にかつ容易に薄膜部26を破断することができる。ま
た、前記スリット溝25のスリット幅を0.2〜1.0
mmとすることで、薄膜部26が破断した後でも、キャ
ップレス筆記具1未使用時にはスリット溝25を密着さ
せて軸筒2内の密閉状態を保つことができる。
【0029】また、本実施形態によれは、インナーキャ
ップ20の先端側を、先端開口に向かいドーム状に突出
形成したので、先端側外周部の剛性を高くでき、スリッ
ト25を閉じる方向に力が作用した場合に確実にスリッ
ト25を密着させることができる。
【0030】尚、本実施形態においては、インナーキャ
ップ20をゴム材または弾性樹脂材で形成しているが、
本発明は、これに限定されるものではなく、変形例とし
て、スポンジ状のゴム材または弾性樹脂材で形成するも
のであってもよい。このような構成によると、ペン先を
出し入れする時にインナーキャップ20のペン先部6が
突出する部分、スリット25をさらに容易に変形、復元
できるので、該スリット25の密着性を高めてより密閉
性を高めることができるとともに、液漏れが生じた場合
であっても吸水性があるので直接液だれとなることがな
い。
【0031】また、本実施形態は、インナーキャップ2
0の先端側の形状をドーム状としているが、本発明は、
インナーキャップ20の形状に限定されるものではな
く、例えば、先端側を平面状としたものや、凹状に凹ん
だ形状としたもの、あるいは円錐状、多角錐状としたも
のであっても良い。
【0032】また、本実施形態は、インナーキャップ2
0のドーム状凸部21の中央部を通るスリット25を1
箇所に形成しているが、本発明は、スリットの形状や数
に限定されるものではなく、スリットを複数形成したも
のであっても良く、例えば、ドーム状凸部21の中央部
より放射状に3本形成して略三菱状にしたものや、4本
形成して十字状に形成したもの、あるいは6本形成した
ものであってもよい。
【0033】また、本実施形態は、スリット溝25をド
ーム状凸部21の内側に形成し、薄膜部26を該スリッ
ト溝25の底部、すなわちドーム状凸部21外側に形成
しているが、本発明は、薄膜部を形成するものであれ
ば、薄膜部が形成される位置や、スリット溝と組合わせ
て形成することに限定されるものではなく、例えば、イ
ンナーキャップの先端側に形成されたスリットのインナ
ーキャップ内側に薄膜部を形成するようにしたものや、
該スリットの中に薄膜部を形成するようにしたものであ
っても良い。
【0034】また、本発明のキャップレス筆記具は、上
述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要
旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ること
は勿論である。
【0035】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の請求項
1〜3記載のキャップレス筆記具によれば、ゴム材また
は弾性樹脂材で形成するとともに、未貫通の筋状の薄膜
部を備えるインナーキャップを軸筒内の先端部に設ける
ことで、使用する前における軸筒内のペン先部の密閉状
態を確実にでき、しかも、使用時にはペン先部を簡単な
構成で出入自在にできるとともに、未使用時にはペン先
部が収容される軸筒内を確実に密閉することができると
いう優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に実施形態に係るキャップレス筆記具の
全体の構成を示す断面図である。
【図2】前記キャップレス筆記具の使用時の状態を示す
断面図である。
【図3】(a)は図1のA−A断面矢視図、(b)は図
3の(a)のB−B断面矢視図、(c)は図3の(a)
のC−C断面矢視図である。
【符号の説明】
1 キャップレス筆記具 2 軸筒 3 先端部 3a インナーキャップ取付け部 3b シール溝 4 開口部 5 筆記部本体 6 ペン先部 20 インナーキャップ 21 ドーム状凸部 25 スリット溝 26 薄膜部 27 先端側シール部 29 後側シール部 30 インナーキャップホルダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長田 隆博 群馬県藤岡市立石1091番地 三菱鉛筆株式 会社群馬研究開発センター内 Fターム(参考) 2C353 HA01 HA09 HC04 HC06 HC16 HC18 HG03 HJ01 HJ02 HJ14

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸筒内に筆記体を配置して、該軸筒の先
    端開口より筆記体のペン先部が出入自在に構成されるキ
    ャップレス筆記具において、 前記軸筒の先端開口に、ゴム材または弾性樹脂材で形成
    されるインナーキャップを有し、前記インナーキャップ
    の軸心方向の略中央部を通って筋状薄膜部を形成し、 ペン先部が軸筒の先端開口より外部へ突出する最初の動
    作で、前記筋状薄膜部が破断されて、スリットが形成さ
    れることを特徴とするキャップレス筆記具。
  2. 【請求項2】 前記筋状薄膜部は、幅を0.01〜1.
    0mmとし、膜厚を0.01〜0.5mmとすることを
    特徴とする請求項1に記載のキャップレス筆記具。
  3. 【請求項3】 前記インナーキャップは、スポンジ状の
    弾性体で形成されることを特徴とする請求項1または2
    に記載のキャップレス筆記具。
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