JP2002264371A - シリアルドットインパクトプリンタ装置 - Google Patents

シリアルドットインパクトプリンタ装置

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JP2002264371A
JP2002264371A JP2001069551A JP2001069551A JP2002264371A JP 2002264371 A JP2002264371 A JP 2002264371A JP 2001069551 A JP2001069551 A JP 2001069551A JP 2001069551 A JP2001069551 A JP 2001069551A JP 2002264371 A JP2002264371 A JP 2002264371A
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JP
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pin
horizontal
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printed
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JP2001069551A
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Yoshiaki Fujimoto
慶明 藤基
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PFU Ltd
Original Assignee
PFU Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同一水平位置に1つのピンが割り当てられて
いる印字ヘッド部を持つシリアルドットインパクトプリ
ンタ装置では、印字ヘッド部の故障しているピン位置を
検出するため、各ピン位置の横罫線を1文字毎に印字す
るピンチェック印字データを印刷して、故障したピンの
位置を検出している。しかし、高速印字を行うため、同
一水平位置に2つのピンが割り当てられている印字ヘッ
ドを備えるシリアルドットインパクトプリンタ装置で
は、同一水平位置にあるピンのどちらかが故障したと
き、薄い横罫線が印字されるため、故障したピンの水平
位置は即時判明するが、2つのピンのどちらが故障して
いるかわからず、修復作業時間が大幅に掛かるという問
題点があった。 【解決手段】 同一水平位置に2つのピンが割り当てら
れている印字ヘッドを備えるシリアルドットインパクト
プリンタ装置において、故障して印字しないピンを即時
検出する手段を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、同一水平位置に
2つのピンが割り当てられている印字ヘッドを備えるシ
リアルドットインパクトプリンタ装置に関するものであ
り、特に、故障して駆動しないピンや破損して印字され
ないピンの位置を即時検出手段を設けることにより、障
害復旧の迅速化を図る。
【0002】
【従来の技術】シリアルドットインパクトプリンタ装置
は、印字ヘッド部のピン破損が発生したり、印字ヘッド
部のピンをドライブ(打突)する駆動回路が故障したり
することで印字不良が発生する。
【0003】従来、印字ヘッド部の故障しているピン位
置を検出するため、例えば、同一水平位置に1つのピン
が割り当てられている印字ヘッド部を持つシリアルドッ
トインパクトプリンタ装置では、各ピン位置の横罫線を
1文字毎に印字するピンチェック印字データを印刷する
ことにより、故障したピンの位置を検出し、検出したピ
ンが正常に動作するようにピン交換や駆動回路の修復な
どを行っている。
【0004】図8に、従来のシリアルドットインパクト
プリンタ装置の構成ブロック例図(1)を示す。図中、
8は同一水平位置に1つのピンが割り当てられている印
字ヘッド部を持つシリアルドットインパクトプリンタ装
置である。シリアルドットインパクトプリンタ装置8
は、装置全体の制御を行なうCPUなどで構成される制
御部803と、装置制御プログラム、装置テストプログ
ラムおよびオペレータから設定される動作条件などを記
憶する記憶部804と、装置の動作条件をオペレータか
ら獲得する、および装置の稼動状態を表示する操作パネ
ル部801と、ビットマップ形式に展開された印刷デー
タを格納する印字バッファ部802と、制御部803の
指示に基づき、印字ヘッド部807のピンを駆動する印
字ヘッド駆動部806と、制御部803の指示に基づ
き、印字ヘッド部807を設定された速度で左右方向に
移動させるキャリッジ駆動部808と、制御部803の
指示に基づき、1行の印刷完了時に印刷用紙を改行動作
させる改行駆動部809となどが設けられている。
【0005】また、ピンチェック印字部8041は、操
作パネル部801および/またはシリアルドットインパ
クトプリンタ装置を接続するホスト装置からの指示によ
り起動される装置テストプログラムの一部であり、印字
ヘッド部807に設けられた1〜24の各ピンが正常に
印字できるかを確認するものである。
【0006】図9〜図11を参照し、従来のピンチェッ
ク印字部について説明する。図9は従来のピンチェック
印字部の一実施例の処理フローチャート(1)、図10
はピンチェック印字データの一実施例図、図11は従来
のピンチェック印字結果の実施例図(1)である。
【0007】以下、図9のフローにしたがって動作を説
明する。
【0008】ステップS901:図10(a)に示すよ
うに印字ヘッド部の各ピン番号とそのピンで印字する横
罫線のピンチェック印字データを記憶部から読み出し、
図10(b)のように印字バッファ部に展開する。
【0009】ステップS902:印字バッファ部に展開
されたピンチェック印字データを印字ヘッド駆動部およ
び印字ヘッド部を介して印刷用紙に印字する。そして、
処理を終了する。
【0010】この処理により、ピンチェック印字データ
が正常に印字されたときは、図11(a)のように各ピ
ン番号とそのピンで印字される横罫線が順番に印刷され
る。また、例えば印字ヘッド部の3ピンが破損したり、
3ピンを駆動する印字ヘッド駆動部の一部が故障してい
たりした場合は、図11(b)のようにピンチェック印
字データの3ピンの横罫線が抜けたように印刷される。
【0011】このような処理により、同一水平位置に1
つのピンが割り当てられている印字ヘッド部を持つシリ
アルドットインパクトプリンタ装置では、各ピン位置の
横罫線を1文字毎に印字するピンチェック印字データを
印刷することにより、故障したピンの位置を即時に検出
することができる。
【0012】図12に、従来のシリアルドットインパク
トプリンタ装置の構成ブロック例図(2)を示す。図
中、81は同一水平位置に2つのピンが割り当てられて
いる印字ヘッド部を持つシリアルドットインパクトプリ
ンタ装置である。
【0013】なお、図12の801〜804、806〜
809、8041は図8の801〜804、806〜8
09、8041と同じである。805は制御部803か
らの印字データを受け、印字ヘッド部807の各ピンの
L(左側)、R(右側)ピンを交互に印字するようにし
て高速な印字制御を行う水平ピン交互制御部である。
【0014】図13に、水平ピン交互制御部の動作説明
図を示す。同一水平位置に2つのピンが割り当てられて
いる印字ヘッド部を持つシリアルドットインパクトプリ
ンタ装置は、右方向印字のとき、最初のピンの印字(打
突)はRピンから始まり、その後交互にLピン、Rピン
と行われ、左方向印字のとき、最初のピンの印字(打
突)はLピンから始まり、その後交互にRピン、Lピン
と行われる。
【0015】図13(a)に示される印字データにおけ
る20ピン(矢印B)の動作を図に示すと、右方向印字
のときは、図13(b)のように打突なしが9つ続いた
後に、R、Lと打突し、打突なし後にR、L、Rと打突
し、その後打突なしが9つ続く。そして、この印字デー
タを左方向印字のときは、図13(c)のように打突な
しが9つ続いた後に、L、R、Lと打突し、打突なし後
にR、Lと打突し、その後打突なしが9つ続く。
【0016】図14に、従来のピンチェック印字部の実
施例図(2)を示す。この図は、同一水平位置に2つの
ピンが割り当てられている印字ヘッド部を持つシリアル
ドットインパクトプリンタ装置において、従来のピンチ
ェック印字を行ったときの実施例図である。
【0017】ピンチェック印字データが正常に印字され
たときは、図14(a)のように各ピン番号とそのピン
で印字される横罫線が順番に印刷される。
【0018】また、例えば印字ヘッド部の3ピンのRま
たはLが破損したり、3ピンのRまたはLを駆動する印
字ヘッド駆動部の一部が故障していたりした場合は、図
14(b)のようにピンチェック印字データの3ピンの
横罫線が1ドット間隔の印字となり薄い横罫線が印刷さ
れる。
【0019】このように高速印字を行うために同一の水
平位置に2つのピンが割り当てられている印字ヘッド部
を持つシリアルドットインパクトプリンタ装置では、同
一の水平位置に1つのピンが割り当てられている印字ヘ
ッド部を持つシリアルドットインパクトプリンタ装置と
同じピンチェック印字データを印刷しても、同一の水平
位置に2つのピンがあるため、2つのピンが故障してそ
のピン位置の横罫線が印字されない場合以外は、どちら
かのピンにより薄い横罫線(間引かれた罫線)が印字さ
れるためどちらのピンが故障しているかが即時にわから
ない。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】このような同一水平位
置に2つのピンが割り当てられている印字ヘッドを備え
るシリアルドットインパクトプリンタ装置においては、
工場の製造試験や保守部門で行う修理作業時、故障して
駆動しないピンや破損して印字されないピンの位置を即
時検出することができず、故障しているピン位置を特定
するために時間が掛かり、修復作業に時間が掛かってし
まうという問題点があった。
【0021】
【課題を解決するための手段】この発明は上記のような
問題点を考慮してなされたもので、同一水平位置に2つ
のピンが割り当てられている印字ヘッドを備えるシリア
ルドットインパクトプリンタ装置において、故障して印
字しないピンを即時検出する手段を設けることにより、
装置の修復作業を大幅に短縮する。
【0022】
【発明の実施の形態】(1)同一水平位置に2つのピン
が割り当てられている印字ヘッドを備えるシリアルドッ
トインパクトプリンタ装置において、故障して印字しな
いピンを即時検出する手段を設けることにより、故障し
て印字しない印字ヘッド部のピン位置を即時に検出する
ことができ、装置の修復作業を大幅に短縮することがで
きる。
【0023】(2)(1)記載のシリアルドットインパ
クトプリンタ装置において、故障して印字しないピンを
即時検出する手段を、ピンチェック印字データを先打ち
ピンを優先して印字する水平ピン先打ち優先制御部と、
操作パネルからの指示、および/またはホスト装置から
の指示により起動され、全ての水平ピン位置に対応した
横罫線を順番に2行印字するピンチェック印字データを
生成し、生成したピンチェック印字データを設定されて
いる印字速度に対応した間引き処理を行い、間引き処理
したピンチェック印字データを水平ピン先打ち優先制御
部を介し、改行処理の方向により先打ちピンの位置を変
えて印字するピンチェック印字部とで構成することによ
り、故障して印字しない印字ヘッド部のピン位置を即時
に検出することができ、装置の修復作業を大幅に短縮す
ることができる。
【0024】(3)(2)記載のシリアルドットインパ
クトプリンタ装置において、横罫線の印字の有無を検出
する罫線センサ部を設け、印字されたピンチェック印字
データを罫線センサ部で印字ヘッドの各水平位置に対応
した横罫線が印字されているかを確認し、確認結果を印
字、および/またはホスト装置に通知することにより、
故障して印字しない印字ヘッド部のピン位置を自動的に
検出することができ、装置のピンチェックを自動化する
ことが可能となる。
【0025】(4)(2)記載のシリアルドットインパ
クトプリンタ装置において、横罫線の印字の有無を検出
する罫線センサ部を設け、印字されたピンチェック印字
データを罫線センサ部で印字ヘッドの各水平位置に対応
した横罫線が印字されているかを確認し、ピンチェック
印字に異常が検出されたとき、水平ピンの右側に異常が
ある場合、通常の印字における全水平ピン位置のピンで
右方向印字を水平ピン交互制御部で、また左方向印字を
水平ピン先打ち優先制御部で行い、また水平ピンの左側
に異常がある場合、通常の印字における全水平ピン位置
のピンで右方向印字を水平ピン先打ち優先制御部で、左
方向印字を水平ピン交互制御部で行うように制御するこ
とにより、故障したピン位置の印字が必ず1ドット間隔
で印字されるものを、全水平ピン位置を水平ピン交互制
御と水平ピン先打ち優先制御との切替えで行うようにす
ることでドット抜けを目立たなくすることができる。
【0026】(5)(2)記載のシリアルドットインパ
クトプリンタ装置において、横罫線の印字の有無を検出
する罫線センサ部を設け、印字されたピンチェック印字
データを罫線センサ部で印字ヘッドの各水平位置に対応
した横罫線が印字されているかを確認し、ピンチェック
印字に異常が検出されたとき、水平ピンの右側に異常が
あるピンは、通常の印字の右方向印字を水平ピン交互制
御部で、また左方向印字を水平ピン先打ち優先制御部で
行い、また水平ピンの左側に異常があるピンは、通常の
印字の右方向印字を水平ピン先打ち優先制御部で、左方
向印字を水平ピン交互制御部で行うように制御すること
により、故障したピン位置の印字が必ず1ドット間隔で
印字されるものを、故障した水平ピン位置のみを水平ピ
ン交互制御と水平ピン先打ち優先制御との切替えで行う
ようにすることでドット抜けを更に目立たなくすること
ができる。
【0027】
【実施例】図1に、本発明のシリアルドットインパクト
プリンタ装置の構成ブロック例図を示す。図中、1は同
一水平位置に2つのピンが割り当てられている印字ヘッ
ド部を持つシリアルドットインパクトプリンタ装置であ
る。シリアルドットインパクトプリンタ装置1は、装置
全体の制御を行なうCPUなどで構成される制御部10
3と、装置制御プログラム、装置テストプログラムおよ
びオペレータから設定される動作条件などを記憶する記
憶部104と、装置の動作条件をオペレータから獲得す
る、および装置の稼動状態を表示する操作パネル部10
1と、ビットマップ形式に展開された印刷データを格納
する印字バッファ部102と、制御部103からの印字
データを受け、印字ヘッド部107の各ピンのL(左
側)、R(右側)ピンを交互に印字するようにして高速
な印字制御を行う水平ピン交互制御部105と、制御部
103からの印字データを受け、印字ヘッド部107の
各ピンの先打ちピン(右方向印字のときはRピン、左方
向印字のときはLピン)が印字可能なとき、先打ちピン
を優先して印字を行うように制御する水平ピン先打ち優
先制御部110と、水平ピン交互制御部105または水
平ピン先打ち優先制御部110の指示に基づき、印字ヘ
ッド部107のピンを駆動する印字ヘッド駆動部106
と、制御部103の指示に基づき、印字ヘッド部107
を設定された速度で左右方向に移動させるキャリッジ駆
動部108と、制御部103の指示に基づき、1行の印
刷完了時に印刷用紙を改行動作させる改行駆動部109
と、制御部103の指示に基づき、横罫線の有無を検出
する罫線センサ部111となどが設けられている。
【0028】また、ピンチェック印字部1041は、操
作パネル部101および/またはシリアルドットインパ
クトプリンタ装置を接続するホスト装置からの指示によ
り起動される装置テストプログラムの一部であり、印字
ヘッド部107に設けられた1〜24の各ピンおよび
R、Lピンが正常に印字できるかを確認するものであ
る。
【0029】図2〜図4を参照し、本発明のピンチェッ
ク印字部について説明する。図2は本発明のピンチェッ
ク印字部の一実施例の処理フローチャート(1)、図3
は本発明のピンチェック印字の説明図(1)、図4は本
発明のピンチェック印字結果の実施例図(1)である。
【0030】以下、図2のフローにしたがって動作を説
明する。なお、この処理は印字速度が切替えられない装
置の場合である。
【0031】ステップS201:図3(a)に示すよう
に印字ヘッド部の各ピン番号とそのピンで印字する横罫
線のピンチェック印字データ(2行分)を記憶部から読
み出し、印字バッファ部に展開する。
【0032】ステップS202:印字バッファ部の展開
したピンチェック印字データを2ドット間隔になるよう
に後1ドットを間引く処理を行う。なお、図3(b)に
2ピンの横罫線の印字データを間引いた例を示す。
【0033】ステップS203:印字ヘッド部の水平ピ
ンの制御を水平ピン交互部から水平ピン先打ち優先制御
部を使用するように切替える。なお、水平ピン先打ち優
先制御部は先打ちピンの打突後に1ドッド空いた場合、
先打ちピンが打突可能となるため、後打ちピンより優先
して先打ちピンで打突が行われる。
【0034】ステップS204:印字バッファ部に展開
されたピンチェック印字データ(2行分)を水平ピン先
打ち優先制御部、印字ヘッド駆動部および印字ヘッド部
を介して印刷用紙に印字する(1行目は右方向に、2行
目は左方向に印字される)。そして、処理を終了する。
【0035】図3(c)に、間引き処理した2ピンの印
字データを右方向印字で、かつ水平ピン先打ち優先制御
部で印字した図を示す。2ピンの先打ちピン(R)が正
常な場合は2ドット間隔で横罫線が印字されるが、2ピ
ンの先打ちピン(R)が異常な場合は横罫線が印字され
ない。また、図3(d)に、間引き処理した2ピンの印
字データを左方向印字で、かつ水平ピン先打ち優先制御
部で印字した図を示す。2ピンの先打ちピン(L)が正
常な場合は2ドット間隔で横罫線が印字されるが、2ピ
ンの先打ちピン(L)が異常な場合は横罫線が印字され
ない。
【0036】このようにピンチェック印字データを間引
き処理して、水平ピン先打ち優先制御部により印字する
と、印字ヘッド部の全ピンが正常に印字できるときは、
図4(a)のように各ピン番号とそのピンで印字される
横罫線が順番に印刷される。
【0037】しかし、例えば印字ヘッド部の2ピンの先
打ちピン(L)および4ピンの先打ちピン(R)が破損
したり、駆動する印字ヘッド駆動部の一部が故障してい
たりした場合は、図4(b)のようにピンチェック印字
データの2行目の2ピンの横罫線と、1行目の4ピンの
横罫線が抜けたように印刷される。
【0038】このように処理することにより、同一水平
位置に2つのピンが割り当てられている印字ヘッド部を
持つシリアルドットインパクトプリンタ装置では、各ピ
ン位置の横罫線を1文字毎に印字するピンチェック印字
データ(2行分)を印刷することにより、故障したピン
の位置を即時に検出することができる。
【0039】図5〜図7を参照し、本発明の他のピンチ
ェック印字部について説明する。図5は本発明のピンチ
ェック印字部の一実施例の処理フローチャート(2)、
図6は本発明のピンチェック印字の説明図(2)、図7
は本発明のピンチェック印字結果の実施例図(2)であ
る。
【0040】以下、図5のフローにしたがって動作を説
明する。なお、この処理は印字速度を通常速度と2倍速
に切替えられる装置の場合である。
【0041】ステップS501:図6(a)に示すよう
に印字ヘッド部の各ピン番号とそのピンで印字する横罫
線のピンチェック印字データ(2行分)を記憶部から読
み出し、印字バッファ部に展開する。
【0042】ステップS502:装置の印字速度の設定
が2倍速モードかを判定する。2倍速モードならばステ
ップS505に進み、2倍速モードでないならばステッ
プS503に進む。
【0043】ステップS503:印字バッファ部の展開
したピンチェック印字データを2ドット間隔になるよう
に後1ドットを間引く処理を行う。この処理は、図2の
ステップS202と同じである。
【0044】ステップS504:印字ヘッド部の水平ピ
ンの制御を水平ピン交互部から水平ピン先打ち優先制御
部(通常速度)を使用するように切替える。そして、ス
テップS507に進む。なお、水平ピン先打ち優先制御
部(通常速度)は、先打ちピンの打突後に1ドッド空い
た場合、先打ちピンが打突可能となるため、後打ちピン
より優先して先打ちピンで打突が行われる。
【0045】ステップS505:印字バッファ部の展開
したピンチェック印字データを4ドット間隔になるよう
に後3ドットを間引く処理を行う。なお、図6(b)に
2ピンの横罫線の印字データを間引いた例を示す。
【0046】ステップS506:印字ヘッド部の水平ピ
ンの制御を水平ピン交互部から水平ピン先打ち優先制御
部(2倍速)を使用するように切替える。なお、水平ピ
ン先打ち優先制御部(2倍速)は先打ちピンの打突後に
3ドッド空いた場合、先打ちピンが打突可能となるた
め、後打ちピンより優先して先打ちピンで打突が行われ
る。
【0047】ステップS507:印字バッファ部に展開
されたピンチェック印字データ(2行分)を水平ピン先
打ち優先制御部、印字ヘッド駆動部および印字ヘッド部
を介して印刷用紙に印字する(1行目は右方向に、2行
目は左方向に印字される)。
【0048】図6(c)に、装置が2倍速モードに設定
され、ステップS505の処理で間引き処理した2ピン
の印字データを右方向印字で、かつ水平ピン先打ち優先
制御部(2倍速)で印字した図を示す。2ピンの先打ち
ピン(R)が正常な場合は4ドット間隔で横罫線が印字
されるが、2ピンの先打ちピン(R)が異常な場合は横
罫線が印字されない。また、図6(d)に、間引き処理
した2ピンの印字データを左方向印字で、かつ水平ピン
先打ち優先制御部(2倍速)で印字した図を示す。2ピ
ンの先打ちピン(L)が正常な場合は4ドット間隔で横
罫線が印字されるが、2ピンの先打ちピン(L)が異常
な場合は横罫線が印字されない。
【0049】このようにピンチェック印字データを間引
き処理して、水平ピン先打ち優先制御部により印字する
と、印字ヘッド部の全ピンが正常に印字できるときは、
図7(a)のように各ピン番号とそのピンで印字される
横罫線が順番に印刷される。
【0050】しかし、例えば印字ヘッド部の2ピンの先
打ちピン(L)および4ピンの先打ちピン(R)が破損
したり、駆動する印字ヘッド駆動部の一部が故障してい
たりした場合は、図7(b)のようにピンチェック印字
データの2行目の2ピンの横罫線と、1行目の4ピンの
横罫線が抜けたように印刷される。
【0051】ステップS508:印刷用紙をピンチェッ
ク印字データを印字する前の状態まで戻す。
【0052】ステップS509:罫線センサ部により、
各ピンに対応した罫線が印字されているかを2行分確認
する。
【0053】ステップS510:確認した結果を印刷用
紙に印字する。図7(b)のようにピンチェック印字デ
ータが印字された場合は、罫線センサ部により右方向印
字で4ピンの横罫線が印字されていないこと、また左方
向印字で2ピンの横罫線が印字されないことが確認され
る。その結果、4ピンの先打ちピン(R)と、2ピンの
先打ちピン(L)が異常と判定されるので、図7(b)
の矢印Cに示されるような確認結果が印刷用紙に印字さ
れる。
【0054】ステップS511:ピンチェック印字結果
が正常かを判定する。正常ならば処理を終了し、正常で
ないならばステップS512に進む。
【0055】ステップS512:ステップS511の処
理で水平ピンの右側に異常がある場合、通常の印字にお
ける全水平ピン位置のピンで右方向印字を水平ピン交互
制御部で、また左方向印字を水平ピン先打ち優先制御部
で行い、また水平ピンの左側に異常がある場合、通常の
印字における全水平ピン位置のピンで右方向印字を水平
ピン先打ち優先制御部で、左方向印字を水平ピン交互制
御部で行うように制御を切替える。なお、この処理によ
り、水平ピン交互制御のみでは故障したピン位置の印字
が必ず1ドット間隔で印字されるものを、全水平ピン位
置を水平ピン交互制御と水平ピン先打ち優先制御との切
替えで行うようにすることでドット抜けを目立たなくす
ることができる。そして、処理を終了する。
【0056】このように処理することにより、同一水平
位置に2つのピンが割り当てられている印字ヘッド部を
持つシリアルドットインパクトプリンタ装置では、各ピ
ン位置の横罫線を1文字毎に印字するピンチェック印字
データ(2行分)を印刷し、罫線センサ部により印字さ
れている横罫線を確認することにより、どのようなオペ
レータでも故障したピンの位置を即時に検出することが
できる。
【0057】なお、この例ではステップS510の処理
で、ピンチェック印字結果を印刷用紙に印刷するように
したが、シリアルドットインパクトプリンタ装置を接続
するホスト装置にピンチェック印字結果を通知するよう
にしてもよい。このようにすることにより、シリアルド
ットインパクトプリンタ装置のピンチェックを自動化す
ることが可能となる。
【0058】また、この例ではステップS512の処理
で、印字ヘッド部の全水平ピン位置のピンに対して水平
ピン交互制御部と水平ピン先打ち優先制御部とを切替え
て使用するようにしたが、故障した水平ピン位置のピン
に対して、水平ピンの右側に異常があるピンは、通常の
印字の右方向印字を水平ピン交互制御部で、また左方向
印字を水平ピン先打ち優先制御部で行い、また水平ピン
の左側に異常があるピンは、通常の印字の右方向印字を
水平ピン先打ち優先制御部で、左方向印字を水平ピン交
互制御部で行うように制御するようにしてもよい。これ
により、水平ピン交互制御のみでは故障したピン位置の
印字が必ず1ドット間隔で印字されるものを、故障した
水平ピン位置のみを水平ピン交互制御と水平ピン先打ち
優先制御との切替えで行うようにすることでドット抜け
を更に目立たなくすることができる。
【0059】
【発明の効果】この発明は、上記に説明したような形態
で実施され、以下の効果がある。
【0060】故障して印字しない印字ヘッド部のピン位
置を即時に検出することができ、装置の修復作業を大幅
に短縮することが可能となる。
【0061】また、故障して印字しない印字ヘッド部の
ピン位置を自動的に検出することができ、装置のピンチ
ェックを自動化することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のシリアルドットインパクトプリンタ
装置の構成ブロック例図である。
【図2】 本発明のピンチェック印字部の一実施例の処
理フローチャート(1)である。
【図3】 本発明のピンチェック印字の説明図(1)で
ある。
【図4】 本発明のピンチェック印字結果の実施例図
(1)である。
【図5】 本発明のピンチェック印字部の一実施例の処
理フローチャート(2)である。
【図6】 本発明のピンチェック印字の説明図(2)で
ある。
【図7】 本発明のピンチェック印字結果の実施例図
(2)である。
【図8】 従来のシリアルドットインパクトプリンタ装
置の構成ブロック例図(1)である。
【図9】 従来のピンチェック印字部の一実施例の処理
フローチャート(1)である。
【図10】 ピンチェック印字データの一実施例図であ
る。
【図11】 従来のピンチェック印字結果の実施例図
(1)である。
【図12】 従来のシリアルドットインパクトプリンタ
装置の構成ブロック例図(2)である。
【図13】 水平ピン交互制御部の動作説明図である。
【図14】 従来のピンチェック印字部の実施例図
(2)である。
【符号の説明】
1 シリアルドットインパクトプリンタ装置 101 操作パネル部 102 印字バッファ部 103 制御部 104 記憶部 105 水平ピン交互制御部 106 印字ヘッド駆動部 107 印字ヘッド部 108 キャリッジ駆動部 109 改行駆動部 110 水平ピン先打ち優先制御部 111 罫線センサ部 1041 ピンチェック印字部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一水平位置に2つのピンが割り当てら
    れている印字ヘッドを備えるシリアルドットインパクト
    プリンタ装置において、 故障して印字しないピンを即時検出する手段を設けるこ
    とを特徴とするシリアルドットインパクトプリンタ装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のシリアルドットインパク
    トプリンタ装置において、 故障して印字しないピンを即時検出する手段を、ピンチ
    ェック印字データを先打ちピンを優先して印字する水平
    ピン先打ち優先制御部(110)と、 操作パネルからの指示、および/またはホスト装置から
    の指示により起動され、全ての水平ピン位置に対応した
    横罫線を順番に2行印字するピンチェック印字データを
    生成し、生成したピンチェック印字データを設定されて
    いる印字速度に対応した間引き処理を行い、間引き処理
    したピンチェック印字データを水平ピン先打ち優先制御
    部を介し、改行処理の方向により先打ちピンの位置を変
    えて印字するピンチェック印字部(1041)とで構成
    することを特徴とするシリアルドットインパクトプリン
    タ装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のシリアルドットインパク
    トプリンタ装置において、 横罫線の印字の有無を検出する罫線センサ部(111)
    を設け、印字されたピンチェック印字データを罫線セン
    サ部(111)で印字ヘッドの各水平位置に対応した横
    罫線が印字されているかを確認し、確認結果を印字、お
    よび/またはホスト装置に通知することを特徴とするシ
    リアルドットインパクトプリンタ装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載のシリアルドットインパク
    トプリンタ装置において、 横罫線の印字の有無を検出する罫線センサ部(111)
    を設け、印字されたピンチェック印字データを罫線セン
    サ部(111)で印字ヘッドの各水平位置に対応した横
    罫線が印字されているかを確認し、ピンチェック印字に
    異常が検出されたとき、水平ピンの右側に異常がある場
    合、通常の印字における全水平ピン位置のピンで右方向
    印字を水平ピン交互制御部(105)で、また左方向印
    字を水平ピン先打ち優先制御部(110)で行い、また
    水平ピンの左側に異常がある場合、通常の印字における
    全水平ピン位置のピンで右方向印字を水平ピン先打ち優
    先制御部(110)で、左方向印字を水平ピン交互制御
    部(105)で行うように制御することを特徴とするシ
    リアルドットインパクトプリンタ装置。
  5. 【請求項5】 請求項2記載のシリアルドットインパク
    トプリンタ装置において、 横罫線の印字の有無を検出する罫線センサ部(111)
    を設け、印字されたピンチェック印字データを罫線セン
    サ部(111)で印字ヘッドの各水平位置に対応した横
    罫線が印字されているかを確認し、ピンチェック印字に
    異常が検出されたとき、水平ピンの右側に異常があるピ
    ンは、通常の印字の右方向印字を水平ピン交互制御部
    (105)で、また左方向印字を水平ピン先打ち優先制
    御部(110)で行い、また水平ピンの左側に異常があ
    るピンは、通常の印字の右方向印字を水平ピン先打ち優
    先制御部(110)で、左方向印字を水平ピン交互制御
    部(105)で行うように制御することを特徴とするシ
    リアルドットインパクトプリンタ装置。
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Cited By (3)

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