JP2002264012A - フィレットロール加工機 - Google Patents

フィレットロール加工機

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JP2002264012A
JP2002264012A JP2001062357A JP2001062357A JP2002264012A JP 2002264012 A JP2002264012 A JP 2002264012A JP 2001062357 A JP2001062357 A JP 2001062357A JP 2001062357 A JP2001062357 A JP 2001062357A JP 2002264012 A JP2002264012 A JP 2002264012A
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JP
Japan
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fillet roll
roll
fillet
headstock
work
Prior art date
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Application number
JP2001062357A
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Kiyoaki Takahashi
清明 高橋
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Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
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Publication date
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワークの変形を抑制すると共に、所期のロー
ル圧力によるフィレットロール加工が得られるフィレッ
トロール加工機を提供する。 【解決手段】 クランクシャフトWの先端を支持するテ
ールストック6の回転センタ7と、クランクシャフトW
の基端側ワーク保持部をチャック機構で把持して回転駆
動するヘッドストック20と、フィレットロール治具7
5に支持されて基端近傍に形成されたジャーナルの隅R
部にフィレットロール加工を施すフィレットロール73
と、把持ロール治具75に支持されてジャーナルに押接
すると共にフィレットロール73と協働してジャーナル
をクランプする把持ロール74と、ヘッドストック20
に設けられてフィレットロール治具75のヘッドストッ
ク側の側面75aに当接するバックアップ板面58とを
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばクランクシ
ャフト等の棒状のワークにフィレットロール加工を施す
フィレットロール加工機に関する。
【0002】
【従来の技術】棒状のワーク、例えば自動車に搭載され
るエンジンに用いられるクランクシャフトのクランクピ
ンやジャーナルの隅部外周には、強度確保のため丸み、
いわゆるRがつけられている。この隅R部にフィレット
ロール加工機により冷間圧延加工を施して圧縮残留応力
を発生させて疲労強度の向上を図るフィレットロール加
工がなされている。
【0003】フィレットロール加工機は、例えば図5に
概念図を示し、図6に要部拡大図をすように、ワーク、
例えばクランクシャフトWを支持するヘッドストック1
01に設けられたチャック102及びテールストック1
03の回転センタ104と、ヘッドストック101及び
テールストック103の軸心、即ちクランクシャフトW
の回転軸線方向に沿って並設された複数のフィレットロ
ール装置110を有している。ワークとなるクランクシ
ャフトWは、複数のジャーナルj、例えば第1、第2、
第3、第4ジャーナルj1、j2、j3、j4と、各ジ
ャーナルの間に配設されたクランクピンp及びウェブb
が連続して形成され、各クランクピンp及びジャーナル
jの隅部外周に隅R部が形成される。
【0004】ヘッドストック101に設けられるチャッ
ク102は、例えばクランクシャフトWのフライホイー
ル側の端部を把持すると共に駆動装置(図示せず)によ
って回転駆動される一方、テールストック103は回転
センタ104をクランクシャフトWの一端に形成された
センタ穴Waに係合してクランクシャフトWを回転自在
に支持する。
【0005】フィレットロール装置110は、開閉用シ
リンダ機構によってクランプ及びアンクランプ動作する
一対のクランプアーム111、112を有し、一方のク
ランプアーム111の先端にジャーナルj等の隅R部に
臨むフィレットロール113を回転自在に保持するフィ
レットロール治具115が設けられ、他方のクランプア
ーム112に把持ロール114を回転自在に軸支する把
持ロール治具116が設けられている。
【0006】このように構成されたフィレットロール加
工機において、開閉用シリンダ機構によってクランプア
ーム111、112をクランプ動作させてフィレットロ
ール113と把持ロール114との間でジャーナルjを
クランプした状態でクランクシャフトWを回転させるこ
とにより、公転及び自転するフィレットロール113に
より各隅R部にフィレットロール加工が施される。
【0007】このようなフィレットロール加工機によっ
て第2ジャーナルj2や第3ジャーナルj3のように両
側に形成された隅R部に各フィレットロール掛けする場
合には、フィレットロール治具115に設けられた各々
のフィレットロール113を両隅R部に同時に押接する
ことによって、両隅R部から各々のフィレットロール1
13に作用する反力が互いに打ち消し合い各隅R部に開
閉シリンダ機構からのクランプ力によるフィレットロー
ルのロール圧力を有効的に付与することができる。
【0008】しかし、図6に示すように第1ジャーナル
j1の隅R部W1にフィレットロール加工をする際に
は、第1ジャーナルj1は片側にしか隅R部W1がない
ので、開閉シリンダ機構によるクランプ力によって隅R
部W1にロール圧力を付与すると、クランクシャフトW
の隅R部W1からフィレットロール113に作用する反
力によってフィレットロール治具115を隅R部W1の
ないクランクシャフトWの軸端側方向に移動させる分力
が発生する。
【0009】この分力によってフィレットロール治具1
15がクランクシャフトWの隅R部W1から軸端方向に
逃げてしまうと、フィレットロール113によるロール
圧力が殆ど隅R部W1に付与されずフィレットロール加
工が行われない。
【0010】この対策として、テールストック103に
バックアップ装置120を設け、フィレットロール治具
115の軸端側の側面115aにバックアッププレート
121を押し付けることによってフィレットロール治具
115の逃げを防止するフィレットロール加工機があ
る。
【0011】更に、特開平5−208364号公報に開
示されるように、バックアッププレート121をフロー
ティング可能に保持することにより、フィレットロール
加工中の隅R部の振れによるフィレットロール治具11
5の揺れ等の動きに追従してバックアッププレート12
1を動かすことによって安定したロール圧力を付与する
バックアップ装置が提案されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記図5及び図6に示
すフィレットロール加工機や特開平5−208364号
公報に示されるバックアップ装置によると、フィレット
ロール治具115の軸端側の側面115aにバックアッ
ププレート121を押し付けてフィレットロール治具1
15の軸端方向への逃げを防止することによって、第1
ジャーナルj1のように片側にのみ隅R部W1がある場
合でもフィレットロール加工を施すことができる。
【0013】しかし、第1ジャーナルj1の隅R部W1
からフィレットロール治具115に隅R部W1のないク
ランクシャフトWの軸端側方向に向かって発生する分力
をバックアッププレート121で受け止めることから、
その分力がバックアッププレート121の反力となり、
クランクシャフトWを軸方向に押し戻す力としてクラン
クシャフトWに作用する。
【0014】この反力は、第1ジャーナルj1用のフィ
レットロール治具115からクランクシャフトWを介し
て第2ジャーナルj2及び第3ジャーナルj3用の各フ
ィレットロール装置110やヘッドストック101に伝
達される。このバックアッププレート121からの反力
によってクランクシャフトWが軸方向に移動してセンタ
穴Waがテールストック103の回転センタ104から
僅かでも離れると加工設定条件から外れ、所期のフィレ
ットロール加工が達成されなくなる。このため反力は第
2ジャーナルj2、第3ジャーナルj3用のフィレット
ロール装置110或いはヘッドストック101によって
受け止めてクランクシャフトWの軸方向の移動を阻止す
る必要がある。
【0015】第2ジャーナルj2、第3ジャーナルj3
用のフィレットロール装置110によって反力を受ける
と、そのフィレットロール113、把持ロール114に
不要に荷重が作用し、かつクランプアーム111、11
2に反り等の変形が発生して円滑な機械的作動やフィレ
ットロール113のロール加工圧力に影響を与えること
が懸念される。
【0016】この結果、フィレットロール装置110の
クランプアーム111、112やヘッドストック101
等の機械装置系に過度の負荷が作用するばかりか、フィ
レットロール加工の基本であるクランクシャフトWの各
隅R部に対するフィレットロール113の角度、いわゆ
るロール角度が変化してフィレットロール113による
適切なロール圧力の付与が困難になることが懸念され
る。特にフィレットロール装置110を複数並設する場
合には他のフィレットロール装置110のクランプアー
ム111、112に反りが発生したりフィレットロール
によるロール圧力の付与にも影響を及ぼすおそれがあ
る。
【0017】一方、ヘッドストック101によって反力
を受け止めるために、ヘッドストック101からテール
ストック103方向に上記反力に相当、或いはそれ以上
の推力をクランクシャフトWに付与して、クランクシャ
フトWのセンタ穴Waを回転センタ104に押接する
と、クランクシャフトWのように形状が複雑で強度的に
比較的弱い軸方向の荷重が作用し、特にウエブbに曲が
りが発生したり、軸心の振れの発生を誘発することが懸
念される。
【0018】従って、かかる点に鑑みなされた本発明の
目的は、ワークの変形を抑制すると共に、所期のロール
加工圧力によるフィレットロール加工が得られるフィレ
ットロール加工機を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する請求
項1に記載のフィレットロール加工機の発明は、棒状の
ワークの先端を回転センタで支持するテールストック
と、上記ワークの基端近傍に形成されたワーク把持部を
チャック機構で把持して上記ワークを回転駆動するヘッ
ドストックと、フィレットロール治具に支持されて上記
ワークの上記基端近傍に形成されたジャーナルの先端側
に形成された隅R部にフィレットロール加工を施すフィ
レットロールと、把持ロール治具に支持されて上記ジャ
ーナルに押接すると共に上記フィレットロールと協働し
て上記ワークのジャーナルをクランプする把持ロール
と、上記ヘッドストックに設けられて上記フィレットロ
ール治具のヘッドストック側の側面に当接するバックア
ップ面板と、を備えたことを特徴とする。
【0020】請求項1の発明によると、フィレットロー
ル加工の際、フィレットロールからフィレットロール治
具に作用する分力は、フィレットロール治具の側面から
バックアップ面板を介してヘッドストックによって受け
止められ、その分力がヘッドストックからの反力となり
バックアップ面板、フィレットロール治具、フィレット
ロールを介してワークに作用し、その反力はワーク把持
部を把持するチャック機構によって受け止められる。従
って、フィレットロールから発生する分力をワークの基
端部の極一部、即ちワークの隅R部及びワーク把持部の
間でループさせることによってワークの軸方向の移動を
有効的に阻止することが可能になり、ヘッドストック及
びテールストックによるワークの軸方向に付与する推力
を軽減することができ、ワークの曲がりや軸心の振れの
発生を有効的に抑制することができ、所期のロール圧力
によるフィレットロール加工が得られる。
【0021】請求項2に記載の発明は、請求項1のフィ
レットロール加工機において、上記チャック機構は、す
り割りによって複数に分割され外周がヘッドストック側
からテールストック側に移行するに従って小径になるテ
ーパ状に形成され内周で上記ワークのワーク把持部をチ
ャックするオステーパを有するコレットと、内周が上記
オステーパの外周に嵌合可能でヘッドストック側からテ
ールストック側に移行するに従って小径になるメステー
パを有するコレットホルダとを備え、該コレットホルダ
のヘッドストック側への移動でメステーパの内周により
上記オステーパの外周に圧接してオステーパが縮径し、
かつテールストック側への移動でオステーパの拡径を許
容するコレットチャックであることを特徴とする。
【0022】請求項2の発明によると、反力によりワー
クの基端部がチャック機構から抜け出ようとすると、ワ
ークに形成されたワーク把持部をチャックしているオス
テーパがワーク把持部との圧接力によって若干移動し、
オステーパの外周がコレットホルダのメステーパの内周
により更に圧接され、オステーパの内周によってワーク
把持部を更に強く締め付け、ワークの抜け出しを確実に
防止する。
【0023】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2のフィレットロール加工機において、上記ヘッドスト
ックは、上記チャック機構と同心上に配置されてチャッ
ク機構を囲み収容する筒状のチャックボディを有し、該
チャックボディの先端面に上記バックアップ面板が回動
自在に支持されたことを特徴とする。
【0024】請求項3の発明によると、バックアップ面
板をチャックボディに先端面に回動自在に支持すること
から、バックアップ面板とフィレットロール治具の側面
との圧接を保持した状態でフィレットロール治具等に影
響を与えることなくチャックボディを円滑に回転するこ
とが可能になり、安定したロール圧力をワークの隅R部
に付与することができる。
【0025】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
のフィレットロール加工機において、上記チャックボデ
ィの先端にワークに形成したワーク長手基準に当接して
ヘッドストックとワークの長手方向の相対位置決めをす
る基準板を備えたことを特徴とする。
【0026】請求項4の発明によると、チャックボディ
の先端にワーク長手基準に当接してワークの長手方向の
相対位置決めをする基準板を設けることから、ワークの
隅R部とフィレットロール治具に支持されたフィレット
ロールとの相対位置決めが容易になり、ロール角が容易
に設定され、所期のフィレットロール加工が行える。
【0027】請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の
いずれか1つのフィレットロール加工機において、上記
ワークがクランクシャフトであることを特徴とする。
【0028】請求項5の発明は、ワークを特定するもの
であって、特に形状が複雑で軸方向の強度が比較的弱い
クランクシャフトのジャーナルの隅R部のフィレットロ
ール加工に際して変形等を有効的に回避することがで
き、所期のロール圧力によるフィレットロール加工を施
すことができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるフィレットロ
ール加工機の実施の形態を棒状のワークがクランクシャ
フトの場合を例に図1乃至図4に基づいて説明する。
【0030】図1は、本実施の形態によるフィレット加
工機の全体側面図である。図中符号1はベッドであり、
ベッド1上に固設したベース案内用レール2上に移動自
在にベース3が載置されている。ベース3は予め設定さ
れた数値指令に従いベース用モータ4によって駆動機構
(図示せず)を介して案内レール2上を往復移動する。
【0031】ベース3上には架台5が立設され、その架
台5上に回転センタ7が設けられたテールストック6が
その軸心方向に移動自在に配設されている。テールスト
ック6は架台5とテールストック6との間に架設された
テールストック油圧シリンダ8の伸縮によって軸心方向
に沿って移動する。
【0032】更に、ベース3上に案内レール9が固設さ
れ、案内レール9上にスライダ10がテールストック6
と接離する方向に移動可能に設けられている。スライダ
10は、スライダ10とベース3との間に架設されたヘ
ッドストック油圧シリンダ11の伸縮によって案内レー
ル9に案内されて移動し、かつベース3に設けられたス
トッパ12と当接することによってテールストック6側
への移動端が規制される。
【0033】スライダ10上にヘッドストック20が設
けられている。このヘッドストック20は、図2に縦断
面図を示し、かつ図2のA部拡大図を図3に、更に図3
のB部拡大図を図4に示すようにスライダ10上に固定
されて軸心方向に沿って同心状の中空部21aが貫通す
る略筒状の主軸21を有している。
【0034】主軸21内には、略円筒状のスピンドル2
2が貫通し、かつベアリング23によって回転自在に支
持されている。主軸21からテールストック6側に突出
するスピンドル22の先端部は円板状に拡径形成される
一方、スピンドル22の他方に突出する基端22bには
タイミングベルト用プーリ24が取り付けられている。
スピンドル22はタイミングベルト用プーリ24及びタ
イミングベルト25を介して駆動モータ26によって回
転駆動される。
【0035】次にスピンドル22の先端部22a側に設
けられるチャック30について図3及び図4によって説
明する。
【0036】略円筒状に形成されたスピンドル22の先
端部22a側には、先端部31aが略円板状に拡径形成
された円筒状のジョー31が、円筒状のガイド33によ
ってスライド可能に嵌挿して支持され、ジョー31の基
端部はドローバー34を介在して主軸21の後端に配設
された回転油圧シリンダ35に連結されている。ジョー
31の先端部31aには主軸21と同軸上に略筒状のホ
ルダ36が突設され、更に、先端部31aには主軸21
に軸心と平行に延在して突出する回転止めピン37が圧
入によって取り付けられている。
【0037】ジョー31の内周面31c及びホルダ36
によって持ち込みセンタ40を軸方向にスライド自在に
支持し、かつスプリング39によって持ち込みセンタ4
0を、その先端がホルダ36の先端から突出する方向、
即ちテールストック6側に付勢している。
【0038】スピンドル22の先端部22aの端面22
cにジョー31の先端部31aを主軸と同軸上に保持す
る、いわゆる軸心案内と各種の主軸に対応してチャック
30を取り付け可能にする各種主軸対応を兼ねたアダプ
タ41がボルト42によって取り付けられている。
【0039】アダプタ41の端面に、ジョー31の先端
部31aを間隙をもって覆うチャックベース44がボル
ト43によって取り付けられている。このチャックベー
ス44の端面44aの中央にはホルダ36が貫通するホ
ルダ貫通孔44bが開口し、かつジョー31に設けられ
た回転止めピン37の先端が嵌合するピン挿入孔44c
が穿設されている。回転止めピン37の先端がピン挿入
孔44cに嵌入することによってジョー31の回転が防
止される。更に端面44aにはスペーサ挿入孔44dが
穿設されている。
【0040】チャックベース44の端面44aにコレッ
ト45がボルト46によって取り付けられている。コレ
ット45は、チャックベース44の端面44aに取り付
けられてホルダ36の外周を囲むリング状の基部45a
と、基部45aから薄肉のコレットベント部45bを介
して内周がクランクシャフトWの基端に形成されたワー
ク把持部W2を把持するオステーパ45cが延設されて
いる。オステーパ45cは、外周がその先端側からスピ
ンドル22側に移行するに従って次第に大径になるテー
パ状、換言するとヘッドストック20側からテールスト
ック6側に移行するに従って小径になる先細状のテーパ
状であって、コレットベント部45b及びオステーパ4
5cは、放射状のすり割りによって複数に分割されて撓
み易く形成されている。
【0041】コレットホルダ47がコレット45の外周
を囲むように配置されている。コレットホルダ47は、
内周にコレット45の基部45aの外周に摺接可能に嵌
合するコレットガイド部47bが形成された基部47a
及び基部47aから延設されてコレット45のオステー
パ45cの外周にヘッドストック20側からテールスト
ック6側に移行するに従って小径になるテーパー状の内
周が圧接及び嵌合可能なメステーパ47cが一体形成さ
れている。更に、コレットホルダ47の基部47aが、
チャックベース44に穿孔されたスペーサ挿入孔44d
に摺動自在に嵌挿されたスペーサ48を介在させて連結
ボルト49によってジョー31の先端部31aに結合さ
れている。これらコレット45とコレットホルダ47に
よってクランクシャフトWの基端近傍に形成されたワー
ク把持部W2をチャックするコレットチャックを構成し
ている。
【0042】この構成により、回転油圧シリンダ35に
よりドローバー34を介してジョー31をテールストッ
ク6側からヘッドストック20側、即ち図示右方向に引
くことによってコレットホルダ47が連動して同方向に
移動し、コレットホルダ47の先端に形成されたメステ
ーパ47cの内周がコレット45のオステーパ45cの
外周に圧接してオステーパ45cを縮径してワーク把持
部W2をチャックし、かつ回転油圧シリンダ35によっ
てドローバー34を介してジョー31をテールストック
6側、即ち図示左方向に押し出し移動させることによっ
てメステーパ47cによる縮径が解除乃至緩和されてオ
ステーパ45cが拡径してワーク把持部W2をアンチャ
ックする。なお、コレットホルダ47には微細な切粉や
異物等を排出する通路が形成されている。
【0043】これらコレット45及びコレットホルダ4
7は、ボルト53によってチャックベース44に取り付
けられて主軸21と同心状に延在する略筒状のチャック
ボディ52によって囲まれて収容されている。チャック
ボディ52の先端面52aにはクランクシャフトWのワ
ーク長手基準部W3に当接してクランクシャフトWの長
手方向の加工基準位置を決定するリング状の基準板55
がボルト56によって取り付けられ、かつ先端面52a
にバックアップ面板取付溝57がリング状に凹設されて
いる。
【0044】このバック面板取付溝57に断面略L字状
でリング状に連続する環状のバックアップ面板58が収
納されると共に、バックアップ面板58はバックアップ
面取付溝57の底面との間にスラスト軸受59を介在
し、かつ周面との間にラジアル軸受60を介してバック
アップ面取付溝57に沿って主軸21の軸心を中心に回
転自在に支持されると共に、バックアップ面板取付溝5
7から突出するバックアップ面板58の先端面58aが
基端近傍に形成された第1ジャーナルj1の先端側に形
成された隅R部W1にフィレットロール掛けするフィレ
ットロール装置70のフィレットロール治具75の側面
75aが当接するように形成されている。
【0045】この構成により、フィレットロール治具7
5の側面75aをバックアップ面板58の先端面58a
に圧接することによって、フィレットロール治具75の
側面75aとバックアップ面板58の先端面58aが摩
擦接触する一方、バックアップ面板58がスラスト軸受
59及びラジアル軸受60によってチャックボディ52
に回転自在に支持されることから、フィレットロール治
具75及びバックアップ面板58の回転を回避した状態
で、スピンドル22の回転によるチャックベース44及
びコレット45等を介してクランクシャフトWを円滑に
回転させることができる。
【0046】フィレットロール装置70は、開閉用シリ
ンダ機構(図示せず)によってクランプ及びアンクラン
プ動作する一対のクランプアーム71、72を有し、一
方のクランプアーム71の先端にクランクシャフトWの
第ジャーナルj1の隅R部W1に臨むフィレットロール
73を回転自在に保持するフィレットロール治具75が
設けられ、他方のクランプアーム72に把持ロール74
を回転自在に軸支する把持ロール治具76が設けられて
いる。開閉用シリンダ機構によってクランプアーム7
1、72をクランプ動作させてフィレットロール73と
把持ロール74との間でクランクシャフトWの第1ジャ
ーナルj1をクランプした状態でクランクシャフトWを
回転させることにより、フィレットロール73を公転及
び自転させてフィレットロール73により隅R部W1に
フィレットロール掛け加工が施される。
【0047】更に、ベース3上には、テールストック6
とヘッドストック20との間にクランクシャフトWを供
給及び搬出するためのリフタ80が配設されている。
【0048】次に、このように形成されたフィレットロ
ール加工機の作動について説明する。
【0049】先端となるフライホイール側をテールスト
ック6側に、基端となる第1ジャーナルj1側がヘッド
ストック20側となるように延在させてクランクシャフ
トWをリフタ80上に載置して準備し、リフタ80によ
ってクランクシャフトWをその軸心が主軸21及び及び
テールストック6の軸心、即ち回転センタ7及び持ち込
みセンタ40の軸心より若干下方位置まで上昇させる。
【0050】このクランクシャフトWを持ち上げた状態
でテールストック油圧シリンダ8の縮小によってテール
ストック6を前進させる。テールストック6の前進によ
って回転センタ7がクランクシャフトWの先端に形成さ
れたセンタ穴を拾いクランクシャフトWの先端を若干持
ち上げながら前端位置までテールストック6を移動させ
る。
【0051】次に、ヘッドストック油圧シリンダ11の
伸長によってスライダ10上に配設されたヘッドストッ
ク20を前進させる。ヘッドストック20の前進によっ
て主軸21に保持された持ち込みセンタ40の先端40
aがクランクシャフトWの基端に形成されたセンタ穴W
aを拾いクランクシャフトWの軸心を水平に保持する。
【0052】更に主軸21を前進させると、持ち込みセ
ンタ40を付勢するスプリング39が縮小して持ち込み
センタ40がその位置に保持された状態でチャック30
がクランクシャフトWの基端部を覆うように前進する。
このチャック30の前進にあたり、コレット45の内径
とクランクシャフトWのワーク把持部W2の外径との
差、即ちコレット45とワーク把持部W2との隙間は若
干量であるが、回転センタ7及び持ち込みセンタ40に
よってクランクシャフトWが水平状態に維持されている
ため、クランクシャフトWのワーク把持部W2はコレッ
ト45の先端に形成されたオステーパ45c内に円滑に
挿入され、かつ基準板55の端面にクランクシャフトW
のワーク長手基準W3が当接するとワーク把持部W2と
コレット45の位置が決定される。
【0053】テールストック油圧シリンダ8によるテー
ルストック6をその前進方向に付勢する推力に対し、ヘ
ッドストック油圧シリンダ11によるヘッドストック2
0の推力が若干大きく設定してあり、基準板55の端面
がワーク長手基準W3に当接した後も僅かであるが、ヘ
ッドストック20はスライダ10がストッパ12に当接
するまでクランクシャフトWを介してテールストック6
を押し戻す。これによりクランクシャフトWの軸方向の
位置が決定される。
【0054】次に、回転油圧シリンダ35によってドロ
ーバー34を引き込む。ドローバー34の引き込みによ
り、ドローバー34に連結されたジョー31を介して、
ジョー31にスペーサ48を介在して連結ボルト49に
よって連結されたコレットホルダ47が連動して主軸2
1方向に移動し、コレットホルダ47のメステーパ47
cの内周によってコレット45のオステーパ45cの外
周を押圧し、オステーパ45cの内径を収縮させる。こ
のオステーパ45cの縮径によってクランクシャフトW
のワーク把持部W2をチャックし、クランクシャフトW
と主軸21がコレット45、チャックベース44、アダ
プタ41等を介して連結状態となり、クランクシャフト
Wとヘッドストック20との間のトルク及びスラスト荷
重の伝達が可能になる。
【0055】続いて、第1ジャーナルj1の先端側に形
成された隅R部W1とバックアップ面板58の先端面5
8aの間にクランプアーム71及びフィレットロール治
具75を挿入させ、かつ同時に第1ジャーナルj1を介
してロール治具75と対向するように隅R部W1とバッ
クアップ面板58の先端面58aとの間にクランプアー
ム72及び把持ロール治具76も挿入させる。このとき
フィレットロール治具75の挿入にあたりフィレットロ
ール73はフィレットロール治具75に遊びをもって支
持されていることから、隅R部W1に倣いながら入り込
む。
【0056】フィレットロール治具75に支持されたフ
ィレットロール73が隅R部W1に納まった状態から、
開閉用シリンダ機構によってクランプアーム72に低圧
クランプ動作をさせると把持ロール治具76に支持され
た把持ロール74が第1ジャーナルj1の周面に当接し
てクランプアーム71を引き寄せ、フィレットロール7
3が隅R部W1に圧接し、把持ロール74が第1ジャー
ナルj1の周面に圧接して第1ジャーナルj1をクラン
プする。
【0057】このクランプによりクランプ力Fに応じて
フィレットロール73にロール圧力F1及び分力F2が
発生し、フィレットロール治具75の側面75aがバッ
クアップ面板58の先端面58aに分力F2で押し付け
られ、フィレットロール73は所定のロール角θに保持
されると共に、フィレットロール治具75の側面75a
とバックアップ面板58の先端面58aが摩擦接触す
る。なお、バックアップ面板58はスラスト軸受59及
びラジアル軸受60によってチャックボディ52に回転
自在に支持されることから、フィレットロール治具75
及びバックアップ面板58の回転を伴うことなくスピン
ドル22の回転によりチャックベース44及びコレット
45等を介してクランクシャフトWを円滑に回転させる
ことができる。
【0058】続いて、駆動モータ26によってスピンド
ル22を回転駆動する。スピンドル22の回転によって
チャックベース44及びコレット45等を介してクラン
クシャフトWが回転駆動させると共に、開閉用シリンダ
機構によりクランプアーム71と72によるクランプ力
Fを高め、所要の加工圧力、即ちロール圧力F1による
フィレットロール73によって隅R部W1にフィレット
ロール加工を施す。
【0059】このフィレットロール加工の際、クランプ
アーム71、72のクランプ力Fを所期のロール圧力F
1となるように高めてゆくに従って、フィレットロール
治具75に作用する分力F2は比例して高まるが、フィ
レットロール治具75の側面75aとバックアップ面板
58の先端面58aとの間の摩擦抵抗と、バックアップ
面板58とチャックボディ52との間に介在するスラス
ト軸受59及びラジアル軸受60の転がり抵抗は一定で
あることから、フィレットロール治具75の側面75a
とバックアップ面板58の間で滑りが発生することはな
い。
【0060】フィレットロール治具75によってバック
アップ面板58を押圧する分力F2は、チャックボディ
52によって受け止められ、その分力F2がチャックボ
ディ52からの反力となりバックアップ面板58、フィ
レットロール治具75及びフィレットロール73を介し
てクランクシャフトWに、クランクシャフトWが抜け出
す方向の力F3が作用する。クランクシャフトWが抜け
出ようとすると、クランクシャフトWのワーク把持部W
2をチャックしているコレット45のオステーパ45c
がワーク把持部W2との圧接力によってクランクシャフ
トWの抜け出し方向にコレットベント部45bを僅かに
延ばしながら移動し、オステーパ45cの外周がコレッ
トホルダ47のメステーパ47cの内周により更に圧接
され、オステーパ45cの内周によってワーク把持部W
2を更に強く締め付け、クランクシャフトWの抜け出し
を確実に防止する。
【0061】クランクシャフトWのフィレットロール加
工が終了すると、駆動モータ26によるスピンドル22
の回転を停止し、クランクシャフトWの回転を停止し、
開閉用シリンダ機構によってフィレットロール73及び
把持ロール74によるクランクシャフトWのクランプを
解除すると共に、回転油圧シリンダ35によりドローバ
ー34を押動してコレット45及びコレットホルダ47
によるクランクシャフトWのチャックを解除し、テール
ストック油圧シリンダ8及びヘッドストック油圧シリン
ダ11によりテールストック6及びヘッドストック20
を後退させてクランクシャフトWをリフタ80上に載置
し、リフタ80によってフィレットロール加工機から搬
出する。
【0062】従って、このように構成されたフィレット
ロール加工機によると、フィレットロール加工の際、フ
ィレットロール73から発生する分力F2をクランクシ
ャフトWの基端部の極一部、即ちクランクシャフトWの
隅R部W1及びワーク把持部W2の間でループさせるこ
とによってクランクシャフトWの軸方向の移動を有効的
に阻止することが可能になり、ヘッドストック20及び
テールストック6によるクランクシャフトWの軸方向に
付与する推力を軽減することができ、クランクシャフト
Wのように形状が複雑で強度的に比較的弱いワークにお
いて曲がり軸心の振れの発生を有効的に抑制することが
でき、所期のロール圧力によるフィレットロール加工が
可能になる。
【0063】更に、第2ジャーナルj2、第3ジャーナ
ルj3用等のフィレットロール装置を備えたフィレット
ロール加工機にあっては、それらのフィレットロール装
置に作用する不要な荷重も回避され、クランプアームの
反り等の変形が回避されて円滑な機械的作動やフィレッ
トロールのロール圧力への影響が防止できる等、クラン
クシャフトWをはじめ各フィレットロール加工機の機構
部に上記フィレットロール73から発生する分力F2に
起因する種々の不具合発生を回避することができる。
【0064】また、従来のフィレットロール加工機のチ
ャックボディにバックアップ面板58をスラスト軸受5
9やラジアル軸受60等で回転自在に付加する比較的簡
単な構成で、しかも機構的に無理がなく容易に製作で
き、かつ耐久性に優れ長期に亘り安定したフィレットロ
ール加工が行え、必要な機能がコンパクトに構成されて
既存の各種の主軸に装着することが可能なことと相俟っ
てフィレットロール加工を施す産業分野に貢献すること
大なるものである。
【0065】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
ることなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可
能である。例えば、上記実施の形態では、バックアップ
面板58をスラスト軸受59及びラジアル軸受60によ
ってチャックボディ52の先端面52aに回転自在に支
持したが、バックアップ面板58に作用する負荷が比較
的小さい場合には、ラジアル軸受60に代えて、バック
アップ面板58のラジアル方向の支えに板バネ等を用い
ることによって構成の簡素化を図ることもできる。ま
た、クランクシャフトに限定されることなくカムシャフ
ト等のワークの基端近傍にワーク把持部を有し、基端近
傍に形成されたジャーナルの先端側の隅R部にフィレッ
トロール加工を施す他の棒状のワークのフィレットロー
ル加工に適用することもできる。
【0066】
【発明の効果】以上説明した本発明のフィレットロール
加工機によると、棒状のワークの基端近傍に形成された
ワーク保持部をヘッドストックのチャック機構で把持
し、フィレットロール治具に設けられたフィレットロー
ルによってワークの基端近傍に形成されたジャーナルの
先端側に形成された隅R部にフィレットロール加工を施
す際に、フィレットロール治具のテールストック側の側
面にヘッドストックに設けられたバックアップ面板を当
接することによってフィレットロールからフィレットロ
ール治具に作用する分力が、フィレットロール治具の側
面からバックアップ面板を介してヘッドストックによっ
て受け止められ、その分力によるヘッドストックからの
反力がワーク把持部を把持するチャック機構によって受
け止められて、フィレットロールから発生する分力をワ
ークの基端部の極一部、即ちワークの隅R部及びワーク
把持部の間でループさせることによってワークの軸方向
の移動を有効的に阻止することが可能になり、ヘッドス
トック及びテールストックによるワークの軸方向に付与
する推力を軽減することができ、ワークの曲がり軸心の
振れの発生を有効的に抑制することができ、所期のロー
ル圧力によるフィレットロール加工が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるフィレットロール加工機の実施の
形態を概要を示す全体側面図である。
【図2】ヘッドストックの縦断面図である。
【図3】図2のA部拡大図である。
【図4】図3のB部拡大図である。
【図5】従来のフィレットロール加工機の概要を示す概
念図である。
【図6】図5の要部拡大図である。
【符号の説明】
6 テールストック 7 回転センタ 20 ヘッドストック 21 主軸 22 スピンドル 22a 先端部 22b 基端 22c 端面 26 駆動モータ 30 チャック 31 ジョー 36 ホルダ 39 スプリング 40 持ち込みセンタ 44 チャックベース 44a 端面 45 コレット(コレットチャック) 45a 基部 45b コレットベント部 45c オステーパ 46 ボルト 47 コレットホルダ(コレットチャック) 47a 基部 47b コレットガイド部 47c メステーパ 52 チャックボディ 52a 先端面 55 基準板 57 バックアップ面板取付溝 58 バックアップ面板 59 スラスト軸受 60 ラジアル軸受 70 フィレットロール装置 71、72 クランプアーム 73 フィレットロール 74 把持ロール 75 フィレットロール治具 75a 側面 76 把持ロール治具 W クランクシャフト(棒状のワーク) W1 隅R部 W2 ワーク把持部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒状のワークの先端を回転センタで支持
    するテールストックと、 上記ワークの基端近傍に形成されたワーク把持部をチャ
    ック機構で把持して上記ワークを回転駆動するヘッドス
    トックと、 フィレットロール治具に支持されて上記ワークの基端近
    傍に形成されたジャーナルの上記先端側に形成された隅
    R部にフィレットロール加工を施すフィレットロール
    と、 把持ロール治具に支持されて上記ジャーナルに押接する
    と共に上記フィレットロールと協働して上記ワークのジ
    ャーナルをクランプする把持ロールと、 上記ヘッドストックに設けられて上記フィレットロール
    治具のヘッドストック側の側面に当接するバックアップ
    面板と、 を備えたことを特徴とするフィレットロール加工機。
  2. 【請求項2】 上記チャック機構は、 すり割りによって複数に分割され外周がヘッドストック
    側からテールストック側に移行するに従って小径になる
    テーパ状に形成され内周で上記ワークのワーク把持部を
    チャックするオステーパを有するコレットと、 内周が上記オステーパの外周に嵌合可能でヘッドストッ
    ク側からテールストック側に移行するに従って小径にな
    るメステーパを有するコレットホルダとを備え、 該コレットホルダのヘッドストック側への移動でメステ
    ーパの内周により上記オステーパの外周に圧接してオス
    テーパが縮径し、かつテールストック側への移動でオス
    テーパの拡径を許容するコレットチャックであることを
    特徴とする請求項1に記載のフィレットロール加工機。
  3. 【請求項3】 上記ヘッドストックは、 上記チャック機構と同心上に配置されてチャック機構を
    囲み収容する筒状のチャックボディを有し、 該チャックボディの先端面に上記バックアップ面板が回
    動自在に支持されたことを特徴とする請求項1または2
    に記載のフィレットロール加工機。
  4. 【請求項4】 上記チャックボディの先端にワークに形
    成したワーク長手基準に当接してヘッドストックとワー
    クの長手方向の相対位置決めをする基準板を備えたこと
    を特徴とする請求項3に記載のフィレットロール加工
    機。
  5. 【請求項5】 上記ワークがクランクシャフトであるこ
    とを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のフ
    ィレットロール加工機。
JP2001062357A 2001-03-06 2001-03-06 フィレットロール加工機 Pending JP2002264012A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103240432A (zh) * 2012-02-01 2013-08-14 罗姆股份有限公司 卡盘

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CN103240432A (zh) * 2012-02-01 2013-08-14 罗姆股份有限公司 卡盘

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