JP2002263862A - 摩擦撹拌接合法 - Google Patents
摩擦撹拌接合法Info
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Abstract
合せ接合する摩擦撹拌接合法であって、塑性流動不足に
伴うトンネル状接合欠陥の発生を抑制することのできる
摩擦撹拌接合法を提供すること。 【解決手段】 高温変形抵抗が相異する2個の接合部材
1,2を、厚さ方向に段差を表面側にて生じる態様で突き
合わせる。そして、接合工具10の接合ヘッド12の回転方
向を、接合方向Mの後方側において、高温変形抵抗の高
い接合部材から高温変形抵抗の低い接合部材へと回転す
る方向に設定する。そして、接合ヘッド13を両接合部材
1,2の突合せ部5に表面側から埋入した状態に配置す
る。この状態で、接合ヘッド13を突合せ部5に沿って移
動させることにより、両接合部材1,2を突合せ接合す
る。
Description
車、電算機器、産業機械等における金属製構造部材を製
造する際に用いられる摩擦撹拌接合法に関する。
入り、接合部材である金属材の種類に制限を受けない、
接合熱に伴う熱歪みが極めて少ない等の優れた利点を有
し、近年、様々な構造物の接合手段として用いられてき
ている。
にて生じる態様で突き合わされた2個の接合部材をこの
摩擦撹拌接合により突合せ接合する場合について示して
いる。
接合部材、(52)は厚肉の平板状第2接合部材である。
第1接合部材(51)と第2接合部材(52)とは互いに異
なる種類の金属材からなるものであり、更にこれら両接
合部材(51)(52)の肉厚も相異している。すなわち、
図6に示すように第1接合部材(51)はその高温変形抵
抗がY1'で肉厚がt1'のものであり、一方、第2接合部
材(52)はその高温変形抵抗がY2'(但しY2'≠Y1')
で肉厚がt2'(但しt2'>t1')のものである。
(51)の高温変形抵抗Y1'よりも第2接合部材(52)の
高温変形抵抗Y2'の方が高い(即ちY2'>Y1')ものと
して、説明を行う。
(53)を突合せ面とするものであり、同図では、これら
両接合部材(51)(52)は裏面同士が面一に連なる態様
にして端面(53)(53)同士が突き合わされており(突
合せ部55)、このため、厚さ方向に両者の肉厚差に対応
した段差を表面側にて生じている。(54)は両接合部材
(51)(52)の突合せ部(55)の位置における表面に形
成された段部を示し、(54a)はこの段部(54)のすみ
部を示している。
る。この接合工具(60)は、径大の円柱状回転子(61)
と、該回転子(61)の端面(61a)の回転中心部に回転
軸線(Q’)上に沿って突出して一体に設けられた径小
のピン状プローブ(62)とを備えた回転可能なものであ
って、前記プローブ(62)を接合ヘッド(63)とするも
のである。
(51)(52)の突合せ接合を行う場合には、突合せ部
(55)に段差が生じているから、接合中に、摩擦熱にて
軟化した両接合部材(51)(52)の肉が接合工具(60)
のプローブ(62)近傍から飛散して肉不足に伴う接合欠
陥が生じ易く、また摩擦熱の発生量の不足に伴う接合欠
陥が生じ易く、このため、良好な接合部(W’)を形成
することが困難であった。
特開平10−249553号公報には、図6に示すよう
に、回転している接合工具(60)のプローブ(62)を突
合せ部(55)に埋入した状態に配置するとともに、回転
子(61)をその回転軸線(Q’)が両接合部材(51)
(52)に対して低位側の接合部材(即ち、第1接合部材
(1))側に相対的に傾斜した状態に配置し、この状態
で、プローブ(62)を突合せ部(55)に沿って両接合部
材(51)(52)に対して相対的に移動させることによ
り、両接合部材(51)(52)を突合せ接合する方法が提
案されている。なお、同図において、M’は接合方向を
示し、R’は回転子(61)の回転方向を示している。
ら飛散する両接合部材(51)(52)の肉を回転子(61)
の端面(61a)で反射したり回転子(61)の端面(61a)
内に収容したりすることができるようになって、肉不足
に伴う接合欠陥の発生を防止できるようになるし、回転
子(61)の回転軸線(Q’)の第1接合部材(51)側へ
の傾斜角(θ’)を適宜変更することにより、摩擦熱の
発生量を適度に調整することができるようになって、摩
擦熱不足に伴う接合欠陥の発生を防止できるようになる
という利点がある。さらに、この提案方法では、接合時
に、回転子(61)の端面(61a)を、突合せ部(55)か
ら突出している高位側の接合部材(即ち、第2接合部材
(52))の肩部(52a)に圧接することによって、当該
肩部(52a)をその表面が傾斜面になるように塑性変形
させることができ、この結果、得られる突合せ接合継手
において段部(54)に生じる応力集中を緩和できるよう
になるという利点がある。なお、P'は接合部材(51)
(52)のプローブ埋入位置における表面の法線を示して
いる。
(W’)の内部周縁部における、回転子(61)の回転方
向(R’)と接合方向(M’)とが一致した位置にある
縁部は、一般にアドバンスドエッジと呼ばれており、一
方、このアドバンスドエッジとは反対側の位置にある縁
部は、リトリーティングエッジと呼ばれている。
拌接合は、接合部(W’)のアドバンスドエッジ近傍で
空洞部を生じ易いという難点がある。この空洞部は、プ
ローブ(62)の移動に伴って該プローブの移動方向後方
側に連続して形成される接合欠陥であり、トンネル状の
接合欠陥と呼ばれている。その発生原因は、アドバンス
ドエッジ側で第2接合部材(2)の肉の塑性流動が十分
に行われなかったことに起因する。
接合工具(60)の回転子(61)の回転方向を、もし仮
に、接合方向(M’)の後方側において、同図に示すよ
うに高温変形抵抗の低い第1接合部材(51)から高温変
形抵抗の高い第2接合部材(52)へと回転する方向
(R')に設定して、突合せ接合を行う場合には、上述
したように接合部(W)のアドバンスドエッジ近傍にト
ンネル状接合欠陥が生じ易くなることはもとより、アド
バンスドエッジ側に配置されている第2接合部材(52)
は高温変形抵抗Y2'が高いものであるから当該第2接合
部材(2)の肉がより一層塑性流動され難く、この結
果、トンネル状接合欠陥が極めて発生し易くなるという
難点があった。
2)が厚さ方向に段差を生じる態様で突き合わされてい
る場合には、段部(54)のすみ部(54a)内に存在して
いる空気が接合時に接合部(W’)の内部に巻き込まれ
てしまい、このため、かかるトンネル状接合欠陥がます
ます生じ易くなっていた。
なされたもので、その目的は、高温変形抵抗が相異する
2個の接合部材を突合せ接合する摩擦撹拌接合法であっ
て、両接合部材が厚さ方向に段差を表面側にて生じる態
様で突き合わされている場合であっても、塑性流動不足
に伴うトンネル状接合欠陥の発生を抑制することのでき
る摩擦撹拌接合法を提供することにある。
め、請求項1に係る発明は、回転可能な接合ヘッドを備
えた接合工具を用い、高温変形抵抗が相異する2個の接
合部材を、厚さ方向に段差を表面側にて生じる態様で突
き合わせるとともに、回転している接合ヘッドを両接合
部材の突合せ部又はその近傍に表面側から埋入した状態
に配置し、この状態で、接合ヘッドを突合せ部に沿って
両接合部材に対して相対的に移動させることにより、両
接合部材を突合せ接合する摩擦撹拌接合法であって、接
合ヘッドの回転方向を、接合方向の後方側において、高
温変形抵抗の高い接合部材から高温変形抵抗の低い接合
部材へと回転する方向に設定して、突合せ接合を行うこ
とを特徴としている。
ドの回転方向を、接合方向の後方側において、高温変形
抵抗の高い接合部材から高温変形抵抗の低い接合部材へ
と回転する方向に設定することにより、アドバンスドエ
ッジ側には、両接合部材のうち高温変形抵抗の低い方の
接合部材が配置されることになる。この結果、接合時
に、摩擦熱にて軟化した当該接合部材の肉が接合ヘッド
からの回転力を受けて迅速に塑性流動されるようにな
り、もってトンネル状接合欠陥の発生が抑制される。
温変形抵抗の高低についての比較は、接合温度での変形
抵抗に基づいて行う。これを具体的に示すと、両接合部
材の双方が例えばアルミニウム又はその合金からなる場
合には、200〜600℃の範囲内における平均変形抵
抗に基づいて比較することが望ましく、特に400〜5
50℃の範囲内における平均変形抵抗に基づいて比較す
ることが最も望ましい。こうすることにより、トンネル
状接合欠陥の発生を確実に抑制できるようになる。
ッドを備えた接合工具を用い、高温変形抵抗及び肉厚が
それぞれY1及びt1である第1接合部材と、高温変形抵
抗及び肉厚がそれぞれY2(但しY2≠Y1)及びt2であ
る第2接合部材とを、厚さ方向に段差を表面側にて生じ
る態様で突き合わせるとともに、回転している接合ヘッ
ドを両接合部材の突合せ部又はその近傍に表面側から埋
入した状態に配置し、この状態で、接合ヘッドを突合せ
部に沿って両接合部材に対して相対的に移動させること
により、両接合部材を突合せ接合する摩擦撹拌接合法で
あって、両接合部材がY2×t2<Y1×t1の関係式を満
足して突き合わされているときには、接合ヘッドの回転
方向を、接合方向の後方側において、第1接合部材から
第2接合部材へと回転する方向に設定して、突合せ接合
を行い、両接合部材がY2×t2>Y1×t1の関係式を満
足して突き合わされているときには、接合ヘッドの回転
方向を、接合方向の後方側において、第2接合部材から
第1接合部材へと回転する方向に設定して、突合せ接合
を行うことを特徴としている。
材の双方の高温変形抵抗に加えて更に双方の肉厚をも考
慮して接合ヘッドの回転方向を設定することにより、ト
ンネル状接合欠陥の発生が確実に抑制されるようにな
る。
2に係る発明において、前記接合工具の接合ヘッドは、
径大の回転子の端面に突設された径小のプローブからな
り、回転している回転子をその回転軸線が両接合部材に
対して低位側の接合部材側に相対的に傾斜した状態に配
置するとともに、回転している回転子の端面を突合せ部
から突出している高位側の接合部材の肩部に圧接した状
態に配置し、この状態で、突合せ接合を行うものであ
る。
転軸線が両接合部材に対して低位側の接合部材側に相対
的に傾斜した状態に配置することにより、プローブ近傍
から飛散する両接合部材の肉を回転子の端面で反射した
り回転子の端面内に収容したりすることができるように
なって、肉不足に伴う接合欠陥を防止できるようにな
る。
肩部に圧接した状態に配置することにより、回転子の端
面で当該肩部をその表面が傾斜面になるように塑性変形
させ得るようになる。この結果、得られる突合せ接合継
手において段部に生じる応力集中を緩和できるようにな
る。また、回転子の回転軸線の低位側の接合部材側への
傾斜角を適宜変更したり、回転子の端面における外径を
適宜変更したりすることにより、摩擦熱の発生量を適度
に調整することができるようになって、摩擦熱不足に伴
う接合欠陥の発生を防止できるようになる。
肩部に圧接することで摩擦熱の発生量が増大し、この増
大した摩擦熱を受けることによってアドバンスドエッジ
側に配置されている接合部材の肉がより一層迅速に塑性
流動されるようになり、この結果、トンネル状接合欠陥
の発生が更に確実に抑制されるようになる。
面に突設された径小のプローブからなる回転可能な接合
ヘッドを備えた接合工具を用い、高温変形抵抗及び肉厚
がそれぞれY1及びt1である第1接合部材と、高温変形
抵抗及び肉厚がそれぞれY2(但しY2≠Y1)及びt2で
ある第2接合部材とを、第2接合部材を高位側に位置さ
せて厚さ方向に段差を表面側にて生じる態様で突き合わ
せるとともに、この突合せ状態において、両接合部材は
Y2×t2>Y1×t1の関係式を満足しており、回転して
いるプローブを両接合部材の突合せ部又はその近傍に表
面側から埋入した状態に配置するとともに、回転してい
る回転子をその回転軸線が両接合部材に対して第1接合
部材側に相対的に傾斜した状態に配置し、且つ回転して
いる回転子の端面を突合せ部から突出している第2接合
部材の肩部に圧接した状態に配置し、この状態で、プロ
ーブを突合せ部に沿って両接合部材に対して相対的に移
動させることにより、両接合部材を突合せ接合する摩擦
撹拌接合法であって、接合ヘッドの回転方向を、接合方
向の後方側において、第2接合部材から第1接合部材へ
と回転する方向に設定して、突合せ接合を行うことを特
徴としている。
3の発明と同じ理由により、アドバンスドエッジ側に配
置された第1接合部材の肉が迅速に塑性流動されるよう
になり、この結果、トンネル状接合欠陥の発生が更に確
実に抑制されるようになる。
の端面に圧接されている第2接合部材の肩部の肉が、回
転子の端面からの圧接力と回転子の回転力とを受けるこ
とで第1接合部材側に塑性流動されるようになる。この
結果、当該肩部の肉が段部のすみ部内に効率良く充填さ
れるようになり、もって得られる突合せ接合継手の接合
強度が向上する。
を参照して説明する。
している。この実施形態の摩擦撹拌接合により得られる
突合せ接合継手は、自動車のテーラードブランク材とし
て用いられるものである。
第1接合部材、(2)は厚肉の長尺平板状第2接合部材
である。
とは、互いに異なる種類のアルミニウム又はその合金か
らなるものであり、このため互いに異なる高温変形抵抗
を有している。さらに、両接合部材(1)(2)は互い
に異なる肉厚を有している。
部材(1)の高温変形抵抗及び肉厚をそれぞれY1及び
t1とし、一方、第2接合部材(2)の高温変形抵抗及
び肉厚をそれぞれY2(但しY2≠Y1)及びt2とする。
またt2はt1よりも大である(即ちt2>t1)とする。
肉厚t1との積(即ちY1×t1)は、当該第1接合部材
(1)の全高温変形抵抗に対応している。これと同じ
く、第2接合部材(2)の高温変形抵抗Y2と肉厚t2と
の積(即ちY2×t2)は、当該第2接合部材(2)の全
高温変形抵抗に対応している。
合部材(1)の高温変形抵抗Y1よりも第2接合部材
(2)の高温変形抵抗のY2の方が大きく(即ちY2>Y
1)、且つ、第1接合部材(1)の全高温変形抵抗Y1×
t1よりも第2接合部材(2)の全高温変形抵抗Y2×t
2の方が大きい(即ちY2×t2>Y1×t1)ものとし
て、説明を行う。
面(3)を突合せ面とするものであって、この端面
(3)は接合部材の表面及び裏面に対して垂直に形成さ
れている。そして、これら両接合部材(1)(2)は、
裏面同士が面一に連なる態様で端面(3)(3)同士が
突き合わされており(突合せ部5)、このため、厚さ方
向に両者の肉厚差に対応した段差を表面側にて生じてい
る。更に、こうして突き合わされた両接合部材(1)
(2)の突合せ部(5)裏面に、裏当て部材(図示せ
ず)が当てられている。図1(ロ)において、(4)
は、両接合部材(1)(2)の突合せ部(5)の位置に
おける表面に形成された段部を示しており、(4a)はこ
の段部(4)のすみ部を示している。また、両接合部材
(1)(2)は裏面同士が面一に連なる態様で突き合わ
されているから、この突合せ状態において、第2接合部
材(2)が高位側に、第1接合部材(1)が低位側に位
置されるものとなる。
る。この接合工具(10)は、従来例で示されたもの(図
5参照、60)と同じく、径大の円柱状回転子(11)と、
該回転子(11)の端面(11a)の回転中心部に回転軸線
(Q)上に沿って突出して一体に設けられた径小のピン
状プローブ(12)とを備えた回転可能なものであって、
前記ピン状プローブ(12)を接合ヘッド(13)とするも
のである。回転子(11)及びプローブ(12)は両接合部
材(1)(2)よりも硬質で且つ接合時に発生する摩擦
熱に耐え得る耐熱材料から形成されている。また、プロ
ーブ(12)の外周面には、摩擦熱にて軟化した両接合部
材(1)(2)の肉を撹拌するための撹拌用凸部(図示
せず)が設けられている。また、回転子(11)の端面
(11a)の少なくとも外周縁部は、回転軸線(Q)に対
して直交する平面内にあり、この実施形態では、回転子
(11)の端面(11a)は平坦面からなる。なお、この発
明では、回転子(11)の端面(11a)は、外周縁部から
回転中心部に向かって窪んだ形状になっていても良い。
(1)(2)を突合せ接合する場合には、まず、接合工
具(10)の回転子(11)をその回転軸線(Q)を中心に
所定の回転方向(この回転方向については後述する)に
回転させ、これによりプローブ(12)を回転させる。
(1)(2)の表面側において、回転している回転子
(11)の回転軸線(Q)を第1接合部材(1)側に傾斜
させる。そして、この状態で、回転しているプローブ
(12)を段部(4)のすみ部(4a)内から突合せ部
(5)中に埋入する。さらに、この回転子(11)の端面
(11a)を、両接合部材(1)(2)に跨らせた態様で
突合せ部(5)から突出している第2接合部材(2)の
肩部(2a)に圧接する。図3において、Pは接合部材
(1)(2)のプローブ埋入位置における表面の法線を
示している。また、θ(但し0°<θ<90°)は、こ
のPに対する回転子(11)の回転軸線(Q)の第1接合
部材(1)側への傾斜角を示している。なお、この発明
では、プローブ(12)の突合せ部(5)への埋入は、両
接合部材(1)(2)の長さ方向の端面から行っても良
い。また、プローブ(12)を突合せ部(2)に埋入した
後で、回転子(11)の回転軸線(Q)を第1接合部材
(1)側に傾斜させても良い。もとより、回転子(11)
を傾斜させることで回転軸線(Q)が第1接合部材
(1)側に傾斜した状態を実現するのではなく、回転子
(11)の姿勢を下向きに固定しておき、両接合部材
(1)(2)を水平面に対して傾斜させることにより、
かかる状態を実現しても良い。
合せ部(5)に沿って移動させる。このプローブ(5)
の移動方向(M)が接合方向となる。このとき、図2に
示すように、回転子(11)の回転軸線(Q)を接合方向
(M)の後方側に僅かに傾斜させて当該回転子(11)の
端面(11a)における接合方向の前部を、第2接合部材
(2)の肩部(2a)から浮き上がらせ、この状態で移動
させることが望ましい。こうすることにより、回転子
(11)の端面(11a)における接合方向の前部が第2接
合部材(2)の肩部(2a)表面に存在することのある微
細な凹凸に引っ掛かる不具合を防止し得るようになっ
て、プローブ(12)をスムーズに所定方向に移動させる
ことができるようになる。
部材(1)(2)の突合せ部(5)がプローブ(12)に
よりプローブ埋入位置にて次々に接合されていく。
(W)は接合部を示している。
説明する。
部材(1)(2)はY2×t2>Y1×t1の関係式を満足
して突き合わされていることから、回転子(11)の回転
方向を、接合方向(M)の後方側において、第2接合部
材(2)から第1接合部材(1)へと回転する方向
(L)に設定する。
して突合せ接合を行うことにより、トンネル状接合欠陥
の発生を防止できるようになる。
生する摩擦熱と、回転子(11)の端面(11a)と両接合
部材(1)(2)の表面との摺動に伴い発生する摩擦熱
とによって、両接合部材(1)(2)はプローブとの接
触部分近傍において軟化する。そして、両接合部材
(1)(2)の軟化部中の肉が、回転子(11)及びプロ
ーブ(12)の回転力を受けて撹拌混合されるとともにプ
ローブ(12)の移動に伴って該プローブ(12)の通過溝
を埋めるように塑性流動する。このとき、両接合部材
(1)(2)のうちアドバンスドエッジ側に配置されて
いる第1接合部材(1)は全高温変形抵抗の低いもので
あるから、当該第1接合部材(1)の肉は、この回転子
(11)及びプローブ(12)の回転力を受けることで、プ
ローブ通過溝を埋めるように迅速に塑性流動するように
なり、このためプローブ通過溝内に肉が不足なく且つ迅
速に充填されるようになる。このため、リトリーティン
グ近傍はもとよりアドバンスドエッジ近傍においても空
洞部が生じることがなくなる。
且つ迅速に充填されながら、当該肉が摩擦熱を急速に失
って冷却固化される。
て、第2接合部材(2)の肩部(2a)が回転子(11)の
端面(11a)からの圧接力を受けてその表面が傾斜面に
なるように塑性変形される。
て連続的に繰り返されていき、最終的に両接合部材
(1)(2)が突合せ部(5)の全長にわたって接合一
体化され、もって所望する突合せ接合継手が得られる。
ーブ通過溝に両接合部材(1)(2)の肉が不足なく充
填されており、つまり接合部(W)のアドバンスドエッ
ジ近傍にトンネル状接合欠陥が発生していないので、高
い接合強度を有している。
部材(2)の肩部(2a)が塑性変形されてその表面が傾
斜面になるように形成されているので、段部(4)に生
じる応力集中を緩和できるものとなっている。
向(M)の後方側において、摩擦熱にて軟化した第2接
合部材(2)の肩部(2a)の肉が、回転子(11)の端面
(11a)からの圧接力と回転子(11)の回転力とを受け
ることによって第1接合部材(1)側に塑性流動される
ようになり、この結果、当該肩部(2a)の肉が段部
(4)のすみ部(4a)内に効率良く充填されるようにな
る。したがって、得られた突合せ接合継手は、肩部(2
a)の肉が段部(4)のすみ部(4a)内に不足なく充填
されている、つまり高い接合強度を有するものとなる。
転子(11)の端面(11a)を第2接合部材(2)の肩部
(2a)に圧接することによって、摩擦熱をより多く発生
させることができるので、この摩擦熱によって第1接合
部材(1)の肉を、より一層迅速に塑性流動させること
ができる。したがって、トンネル状接合欠陥の発生をよ
り一層確実に抑制することができる。
プローブ近傍から飛散する両接合部材(1)(2)の肉
を回転子(11)の端面(11a)で反射したり回転子(1
1)の端面(11a)内に収容したりすることができるよう
になって、肉不足に伴う接合欠陥を防止できるようにな
るし、その上、回転子(11)の回転軸線(Q)の第1接
合部材(1)側への傾斜角を適宜変更したり、回転子
(11)の端面(11a)における外径を適宜変更したりす
ることにより、摩擦熱の発生量を適度に調整することが
できるようになって、摩擦熱不足に伴う接合欠陥の発生
を防止することができる。
接合部材(1)(2)がY2×t2>Y1×t1の関係式を
満足して突き合わされている場合について説明している
が、これとは逆に、両接合部材(1)(2)がY2×t2
<Y1×t1の関係式を満足して突き合わされている場合
には、回転子(11)の回転方向を、接合方向(M)の後
方側において、第1接合部材(1)から第2接合部材
(2)へと回転する方向(R)に設定して、突合せ接合
を行う。こうすることにより、トンネル状接合欠陥の発
生を抑制できるようになる。この場合における他の接合
手順は、上述した接合手順と同じであり、重複する説明
を省略する。
たが、この発明は上記実施形態に限定されるものではな
く、様々に設定変更可能である。
0)のプローブ(12)を突合せ部(5)に沿って移動さ
せて接合を行う場合について示しているが、この発明で
は、この他に、プローブ(12)の位置を固定しておき、
突合せ部(5)が順次このプローブ(12)を通過するよ
うに両接合部材(1)(2)を移動させて接合を行って
も良い。この場合には、両接合部材(1)(2)の移動
方向とは反対の方向が接合方向となる。
平板状のアルミニウム合金材(材質A6063−T5、
肉厚t1=1.0mm)からなるものを準備した。第2
接合部材(2)として、平板状のアルミニウム合金材
(材質A5052−H34、肉厚t2=2.0mm)か
らなるものを準備した。
の範囲内における平均変形抵抗と5052−H34の同
温度範囲内における平均変形抵抗とを比較すると、50
52−H34の方が高いことが一般に知られている。し
たがって、同温度範囲において第1接合部材(1)の全
高温変形抵抗と第2接合部材(2)の全高温変形抵抗と
を比較すると、第2接合部材(2)の方が高くなる。
材(1)(2)を裏面同士が面一に連なる態様にして突
き合わせた。そして、接合工具(10)の回転子(11)の
回転方向を、接合方向(M)の後方側において、第2接
合部材(2)から第1接合部材(1)へと回転する方向
(L)に設定して、上記実施形態で示された接合手順に
従って、両接合部材(1)(2)の突合せ接合を行っ
た。
1)の回転方向を、接合方向(M)の後方側において、
第1接合部材(1)から第2接合部材(2)へと回転す
る方向(R)に設定して、突合せ接合を行った。用いた
接合部材及び他の接合条件は、上記実施例1と同じであ
る。
平板状のアルミニウム合金材(材質A5083−H3
4、肉厚t1=1.0mm)からなるものを準備した。
第2接合部材(2)として、平板状のアルミニウム合金
材(材質A6063−T5、肉厚t2=3.0mm)か
らなるものを準備した。
℃の範囲内における平均変形抵抗と6063−T5の同
温度範囲内における平均変形抵抗とを比較すると、50
83−H34の方が高いことが一般に知られている。し
かしながら、双方の肉厚をも考慮して各接合部材の全高
温変形抵抗を算出し、同温度範囲内における第1接合部
材(1)の全高温変形抵抗と第2接合部材(2)の全高
温変形抵抗とを比較すると、第2接合部材(2)の方が
高くなる。
材(1)(2)を裏面同士が面一に連なる態様にして突
き合わせた。そして、接合工具(10)の回転子(11)の
回転方向を、接合方向(M)の後方側において、第2接
合部材(2)から第1接合部材(1)へと回転する方向
(L)に設定して、上記実施形態で示された接合手順に
従って、両接合部材(1)(2)の突合せ接合を行っ
た。
比較例1で得られた突合せ接合継手の接合部に対して顕
微鏡による断面観察を行い、その接合状態を調べた。
継手では、接合部(W)のアドバンスドエッジ近傍にト
ンネル状接合欠陥が多数発生していた。
られた突合せ接合継手では、いずれも、接合部(W)の
リトリーティングエッジ近傍はもとよりアドバンスドエ
ッジ近傍にもトンネル状接合欠陥が発生していなかっ
た。したがって、この発明によれば、良好な接合部を形
成できることを確認し得た。
擦撹拌接合法は、接合ヘッドの回転方向を、接合方向の
後方側において、高温変形抵抗の高い接合部材から高温
変形抵抗の低い接合部材へと回転する方向に設定して、
突合せ接合を行うことを特徴としているから、この摩擦
撹拌接合法によれば、アドバンスドエッジ側に配置され
ている接合部材の肉を迅速に塑性流動させ得るようにな
って、塑性流動不足に伴うトンネル状接合欠陥の発生を
抑制することができる。
れば、両接合部材の双方の高温変形抵抗に加えて更に双
方の肉厚をも考慮して接合ヘッドの回転方向が設定され
ているので、トンネル状接合欠陥の発生を確実に抑制す
ることができる。
れば、回転子の端面を高位側の接合部材の肩部に圧接す
ることにより、摩擦熱の発生量が増大し、この増大した
摩擦熱によってアドバンスドエッジ側に配置された接合
部材の肉をより一層迅速に塑性流動させ得るようになる
ため、トンネル状接合欠陥の発生をより一層確実に抑制
することができる。更には、摩擦熱の発生量が増大する
ため、接合ヘッドの回転数や接合速度等の接合条件の適
性範囲を拡大することができる。
肩部に圧接することにより、当該肩部をその表面が傾斜
面になるように塑性変形させることができるので、段部
に生じる応力集中が緩和されている突合せ接合継手を得
ることができる。
合部材の肉を回転子の端面で反射したり回転子の端面内
に収容したりすることができるようになって、肉不足に
伴う接合欠陥をも防止することができる。
部材側への傾斜角を適宜変更することにより、摩擦熱の
発生量を適度に調整することができるようになって、摩
擦熱不足に伴う接合欠陥の発生を防止することができ
る。
れば、第1接合部材の肉を迅速に塑性流動させ得るよう
になって、トンネル状接合欠陥の発生を更に確実に抑制
することができる。
のすみ部内に効率良く充填することができるようになっ
て、得られる突合せ接合継手の接合強度を向上させるこ
とができる。
図で、(イ)は両接合部材の接合途中の状態の斜視図、
(ロ)はI−I線要部拡大断面図である。
る。
る。
る。
の接合途中の状態の斜視図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 回転可能な接合ヘッド(13)を備えた接
合工具(10)を用い、 高温変形抵抗が相異する2個の接合部材(1、2)を、
厚さ方向に段差を表面側にて生じる態様で突き合わせる
とともに、 回転している接合ヘッド(13)を両接合部材の突合せ部
(5)又はその近傍に表面側から埋入した状態に配置
し、 この状態で、接合ヘッド(13)を突合せ部(5)に沿っ
て両接合部材に対して相対的に移動させることにより、
両接合部材を突合せ接合する摩擦撹拌接合法であって、 接合ヘッド(13)の回転方向を、接合方向(M)の後方
側において、高温変形抵抗の高い接合部材から高温変形
抵抗の低い接合部材へと回転する方向(R、L)に設定
して、突合せ接合を行うことを特徴とする摩擦撹拌接合
法。 - 【請求項2】 回転可能な接合ヘッド(13)を備えた接
合工具(10)を用い、 高温変形抵抗及び肉厚がそれぞれY1及びt1である第1
接合部材(1)と、高温変形抵抗及び肉厚がそれぞれY
2(但しY2≠Y1)及びt2である第2接合部材(2)と
を、厚さ方向に段差を表面側にて生じる態様で突き合わ
せるとともに、回転している接合ヘッド(13)を両接合
部材の突合せ部(5)又はその近傍に表面側から埋入し
た状態に配置し、 この状態で、接合ヘッド(13)を突合せ部(5)に沿っ
て両接合部材に対して相対的に移動させることにより、
両接合部材を突合せ接合する摩擦撹拌接合法であって、 両接合部材(1、2)がY2×t2<Y1×t1の関係式を
満足して突き合わされているときには、接合ヘッド(1
3)の回転方向を、接合方向(M)の後方側において、
第1接合部材(1)から第2接合部材(2)へと回転す
る方向(R)に設定して、突合せ接合を行い、 両接合部材(1、2)がY2×t2>Y1×t1の関係式を
満足して突き合わされているときには、接合ヘッド(1
3)の回転方向を、接合方向(M)の後方側において、
第2接合部材(2)から第1接合部材(1)へと回転す
る方向(L)に設定して、突合せ接合を行うことを特徴
とする摩擦撹拌接合法。 - 【請求項3】 前記接合工具(10)の接合ヘッド(13)
は、径大の回転子(11)の端面(11a)に突設された径
小のプローブ(12)からなり、 回転している回転子(11)をその回転軸線(Q)が両接
合部材に対して低位側の接合部材(1)側に相対的に傾
斜した状態に配置するとともに、回転している回転子の
端面(11a)を突合せ部から突出している高位側の接合
部材(2)の肩部(2a)に圧接した状態に配置し、 この状態で、突合せ接合を行う請求項1又は2記載の摩
擦撹拌接合法。 - 【請求項4】 径大の回転子(11)の端面(11a)に突
設された径小のプローブ(12)からなる回転可能な接合
ヘッド(13)を備えた接合工具(10)を用い、 高温変形抵抗及び肉厚がそれぞれY1及びt1である第1
接合部材(1)と、高温変形抵抗及び肉厚がそれぞれY
2(但しY2≠Y1)及びt2である第2接合部材(2)と
を、第2接合部材(2)を高位側に位置させて厚さ方向
に段差を表面側にて生じる態様で突き合わせるととも
に、この突合せ状態において、両接合部材(1、2)は
Y2×t2>Y1×t1の関係式を満足しており、 回転しているプローブ(12)を両接合部材の突合せ部
(5)又はその近傍に表面側から埋入した状態に配置す
るとともに、回転している回転子(11)をその回転軸線
(Q)が両接合部材に対して第1接合部材(1)側に相
対的に傾斜した状態に配置し、且つ回転している回転子
の端面(11a)を突合せ部から突出している第2接合部
材(2)の肩部(2a)に圧接した状態に配置し、 この状態で、プローブ(12)を突合せ部(5)に沿って
両接合部材に対して相対的に移動させることにより、両
接合部材を突合せ接合する摩擦撹拌接合法であって、 接合ヘッド(13)の回転方向を、接合方向(M)の後方
側において、第2接合部材(2)から第1接合部材
(1)へと回転する方向(L)に設定して、突合せ接合
を行うことを特徴とする摩擦撹拌接合法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001063304A JP4597402B2 (ja) | 2001-03-07 | 2001-03-07 | 摩擦撹拌接合法 |
PCT/JP2002/002144 WO2002070186A1 (fr) | 2001-03-07 | 2002-03-07 | Procede de liaison par frottement/brassage, materiau plat pour formage plastique et corps de type manchon a extremite fermee |
DE10296452T DE10296452B4 (de) | 2001-03-07 | 2002-03-07 | Reibrührschweißverfahren und Herstellungsverfahren für einen mit einem Boden versehenen zylindrischen Körper |
US10/469,228 US20040074949A1 (en) | 2001-03-07 | 2002-03-07 | Friction agitation joining method flat material for plastic working and closed end sleeve like body |
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---|---|---|---|---|
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-
2001
- 2001-03-07 JP JP2001063304A patent/JP4597402B2/ja not_active Expired - Fee Related
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