JP2002263756A - ロールヘミング加工方法 - Google Patents

ロールヘミング加工方法

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JP2002263756A JP2001069649A JP2001069649A JP2002263756A JP 2002263756 A JP2002263756 A JP 2002263756A JP 2001069649 A JP2001069649 A JP 2001069649A JP 2001069649 A JP2001069649 A JP 2001069649A JP 2002263756 A JP2002263756 A JP 2002263756A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 予備曲げにおけるロボットのティーチング工
数を低減するとともに、精度の高いヘミング加工がで
き、しかも摩耗による下型の修正工数の低減が可能なロ
ールヘミング加工方法を提供すること。 【解決手段】 ロールヘミング装置10のロボット10
1の、特に予備曲げのティーチングにおいて、実際にロ
ールヘミング加工を行う成形用ローラ20の外径寸法2
3よりやや大きな外径寸法93を有するとともに、片側
傾斜面が水平面91に対し予備曲げ角度に相当する所定
角度で拡大傾斜する拡大傾斜面92を有するティーチン
グ用ローラ90を用いて予備曲げのティーチングを行
い、ロボット101に成形用ローラ20を持ち替えさせ
て、成形用ローラ20が下型50の端部から離れた状態
で予備曲げを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アウタパネルの外
周フランジをローラにより押圧してインナパネル側に折
り曲げることにより、アウタパネルとインナパネルとを
一体化するロールヘミング加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のロールヘミング装置100は、図
7の全体図に示すように、外周フランジPfを起立せし
めたアウタパネルPoを下型150に載置し、その上に
インナパネルPiを、該インナパネルPiの外周縁Pg
が前記アウタパネルPoの外周フランジPfの内側に位
置するように位置決め載置し、ロボットアーム111の
先端に設けられたローラ支持部120に回転自在に取り
付けた成形用ローラ130の押圧力により、前記アウタ
パネルPoの外周フランジPfをインナパンネルPi側
に折り曲げることにより、被ヘミング材Wであるアウタ
パネルPoとインナパネルPiとを一体化するものであ
る。
【0003】ところで、下型150に載置したアウタパ
ネルPoの外周フランジPfは、このアウタパネルPo
の外周フランジPfの内側にインナパネルPiの外周縁
Pgが位置するように載置するために、アウタパネルP
oの一般面から略90°に立ち上がっている。このた
め、成形用ローラ130により外周フランジPfを一気
に約90゜折り曲げてインナパネルPiの外周縁Pg上
にロールヘミング加工することは困難なため、外周フラ
ンジPfをあらかじめ略45°に折り曲げる所謂「予備
曲げ」が行われる。
【0004】このアウタパネルPoの外周フランジPf
をインナパネルPi側に予備曲げするために、図8に示
すように、下型150の外周端縁に、被ヘミング材Wが
載置される成形面155に対して約45°の傾斜で成形
用ローラ130が転動するようにガイドするガイド面1
51を形成し、このガイド面151に沿って成形用ロー
ラ130を転動させながら、成形用ローラ130が被ヘ
ミング材Wを一周することにより、外周フランジPfを
ある角度(この場合、45゜)折り曲げる所謂予備曲げ
を行った後、ロボットアーム111により成形用ローラ
130が下型150の成形面155と略平行となるよう
に成形用ローラ130を起立させて、再度、被ヘミング
材Wを一周することにより「本曲げ」を行い、外周フラ
ンジPfをインナパネルPi側に折り曲げるロールヘミ
ング加工が行われている。
【0005】そして、成形用ローラ130を前記アウタ
パネルPoの外周フランジPfに沿って移動させるため
に、所定のティーチングポイントでロボットアーム11
1に取り付けた成形用ローラ130を下型150に当接
させてロボット110に成形用ローラ130の移動軌跡
を記憶させるティーチング操作を行い、そのティーチン
グデータに基づきロボット110を動作させてヘミング
加工している。すなわち、ロボット110のティーチン
グにおいて、予備曲げのティーチングは、成形用ローラ
130を下型150の成形面155に対して45゜の角
度で傾斜するガイド面151に当接させて行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、成形用ロー
ラ130の、下型150の成形面155の端部とガイド
面151とがなす頂点kから外周フランジPf側への張
出量Hは、ヘミング品質に大きく影響することから重要
視されているが、従来の予備曲げのティーチングでは作
業者の目測でこの張出量Hを設定していたため、張出量
Hのばらつきが大きかった。そして、この張出量Hのば
らつきを低減するために、ティーチングに多大の工数を
要していた。
【0007】また、下型150がガイド面151を有す
る場合には問題ないが、下型150がガイド面151を
有しない場合には、成形用ローラ130が下型150の
成形面に対して45゜の姿勢になるようにロボット11
0をティーチングすることは容易ではなく、したがっ
て、予備曲げ時における予備曲げ角度のばらつきが大き
くなる一方、成形用ローラ130を下型150の端部に
当接させてロボット110のティーチングを行うため、
予備曲げ時に成形用ローラ130が部位により下型15
0の端部に強く当たって下型150が摩耗しやすく、下
型の修正工数が増加する。
【0008】本発明は、かかる課題を解決すべくなされ
たもので、予備曲げにおけるロボットのティーチング工
数を低減するとともに、精度の高いヘミング加工がで
き、しかも、摩耗による下型の修正工数の低減が可能な
ロールヘミング加工方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るロールヘミ
ング加工方法は、外周フランジを起立せしめたアウタパ
ネルにインナパネルを重ねた状態で両パネルを下型成形
面上に位置決め載置し、該アウタパネルの外周フランジ
を、ティーチングにより所定の移動軌跡が記憶されたロ
ボットアームに回転自在に支持させた成形用ローラによ
り押圧してインナパネル側に所定角度予備曲げした後、
予備曲げされた外周フランジを再度、成形用ローラによ
り押圧して略U字状に本曲げすることにより、アウタパ
ネルとインナパネルとを一体化するロールヘミング加工
方法において、前記成形用ローラよりやや大径とされ、
かつ、片側外周面が予備曲げ角度に相当する角度で拡大
傾斜するティーチング用ローラをロボットアームに支持
させ、該ティーチング用ローラの拡大傾斜面を前記下型
成形面に当接させるとともに、ティーチング用ローラの
水平面と拡大傾斜面の境界を下型成形面端部の頂点に合
わせてロボットのティーチングを行った後、ティーチン
グ用ローラを成形用ローラに持ち替えて、下型成形面上
に載置されたアウタパネルの外周フランジをティーチン
グされた軌跡上を移動する成形用ローラにより押圧して
予備曲げを行うことを特徴とする。
【0010】よって、ティーチング用ローラの拡大傾斜
面を下型の成形面に当接させるとともに、ティーチング
用ローラの水平面と拡大傾斜面の境界を下型成形面端部
の頂点に合わせてロボットのティーチングを行った後、
ティーチング用ローラを成形用ローラに持ち替えるの
で、下型の成形面に対する成形用ローラの角度と張出量
を容易に設定することができ、精度の高いヘミング加工
が可能になる。
【0011】また、ティーチング用ローラは成形用ロー
ラよりやや大径とされているので、ティーチング用ロー
ラを成形用ローラに持ち替えて予備曲げを行う際には、
成形用ローラが下型に当接しない状態で予備曲げするこ
ととなり、成形用ローラによる下型の摩耗を防止でき、
下型の修正工数を低減することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るロールヘミン
グ加工方法の一の実施の形態について図面を参照して以
下に説明する。ここで、図1は、ロールヘミング装置の
全体を示した図である。図2は、ティーチング用ローラ
の側面図であり、図3はティーチング用ローラを取り付
けたローラ保持装置の正面図であり、図4は同じく側面
図である。
【0013】(構成)ロールヘミング装置10は、図1
に示すように、従来と同様に外周フランジPfを起立せ
しめたアウタパネルPoを下型50に載置し、その上に
インナパネルPiを、該インナパネルPiの外周縁Pg
が前記アウタパネルPoの外周フランジPfの内側に位
置するように位置決め載置し、ロボット101のロボッ
トアーム11の先端に設けられたローラ支持部12に取
り付けた成形用ローラ20により、前記アウタパネルP
oの外周フランジPfをインナパンネルPi側に折り曲
げることにより、被ヘミング材WであるアウタパネルP
oとインナパネルPiとを一体化するものである。
【0014】そして、ロボット101に上記のようなロ
ールヘミング加工を行わせるために、ロボット101の
ティーチングが必要であるが、本発明では、このティー
チング、特に予備曲げのティーチング時に専用のローラ
を使用する。
【0015】すなわち、ティーチング用ローラ90は、
図2に示すように、後述する成形用ローラ20より外径
が1〜2mm大きい外径寸法93を有するとともに、片
側外周面が水平面91に対し予備曲げ角度に相当する所
定角度(この実施の形態では45°)で拡大傾斜する拡
大傾斜面92を有するローラである。ティーチング用ロ
ーラ90の水平面91と拡大傾斜面92との境界95か
ら拡大傾斜面92側におけるローラ端部までの水平距離
94は、後述する成形用ローラ20による予備曲げ時の
下型50の成形面55の端部からの成形用ローラ20の
張出量Hとなる。なお、このティーチング用ローラ90
の全体の幅Tは後述する成形用ローラ20の幅と略同一
である。
【0016】ティーチング用ローラ90の中心には、ベ
アリングを含めた支持軸901で後述のローラ保持装置
13に取り付けるための取付孔96が穿設されている。
すなわち、ティーチング用ローラ90は、図3、図4に
示すように、ローラ保持装置13を構成するスライド板
33の先端に、支持軸901とナット902により取り
付けられている。なお、このティーチング用ローラ90
は、予備曲げのティーチングを行うときのみローラ保持
装置13に取り付けられ、実際にロールヘミング加工を
行うときは、スライド板33から外して成形用ローラ2
0に取り替えられるものである。
【0017】ローラ保持装置13は、ロボットアーム1
1のローラ支持部12にボルト締めにより取り付けられ
るブラケット31と、このブラケット31の上方に取り
付けられるエアシリンダ32と、このエアシリンダ32
に押圧され、上下にスライド可能に支持されるスライド
板33とから構成される。
【0018】すなわち、ブラケット31は、ロボットア
ーム11のローラ支持部12にボルト締めにより取り付
けられる天板311と、該天板311の左右両側に溶接
された右縦板312、左縦板313と、その後側を結ぶ
後板314とで構成され、これら右縦板312と左縦板
313と後板314とが天板311に対して垂直に溶接
されて側面に開口するコ字形断面を形成し、この上下方
向の途中で、天板311と平行な上蓋315が三方を溶
接されて取り付けられている。
【0019】このブラケット31の上蓋315の下面
に、エアシリンダ32が取り付けられるとともに、後板
314の下端に、成形用ローラ20を保持するスライド
板33を上下にスライド可能に支持するガイド34の凹
断面のベース341が、その底部でボルト締めされ、該
スライド板33をベース341に挿入した状態でヘッド
342を被せて、スライド板33がベース341の凹断
面内をスライド可能に案内するガイド34を形成してい
る。
【0020】このガイド34に上下にスライド可能に支
持されたスライド板33の上端331が、エアシリンダ
32の下方から突出するピストン321の下端に取り付
けられたピストンヘッド322の下面に当接するまで上
昇したときに、エアシリンダ32がスライド板33を下
方へ押圧するように配置されている。そして、このライ
ド板33の下端に設けられたローラ保持孔332に支持
軸901を挿入し、その軸端をナット902により締め
付けてティーチング用ローラ90が取り付けられる。
【0021】つぎに、成形用ローラ20は、図5に示す
ように、幅Tはティーチング用ローラ90と同一であ
り、外径寸法23はティーチング用ローラ90の外形寸
法93より1〜2mm小さく形成されている。
【0022】また、成形用ローラ20の中心には、ベア
リングを含めた支持軸201で前述のローラ保持装置1
3に取り付けるための取付孔206が穿設されている。
すなわち、成形用ローラ20は、図3、図4に示すティ
ーチング用ローラ90と同様に、ローラ保持装置13を
構成するスライド板33の先端に、支持軸201とナッ
ト202により、ロールヘミング加工を行うときに取り
付けられる。
【0023】(作用)次に、ティーチング用ローラ90
を用いてロボット101をティーチングする方法及び、
その後のロールヘミング加工方法について説明する。ま
ず、ロボットアーム11の先端のローラ支持部12に取
り付けられたローラ保持装置13のスライド板33の先
端に、図3、図4に示すように、ティーチング用ローラ
90を取り付けておく。そして、ロボットアーム11を
下型50の所定のティーチングポイントに移動させ、図
6(A)に示すように、ティーチング用ローラ90の拡
大傾斜面92が下型50の成形面55に当接し、さら
に、ティーチング用ローラ90の水平面91と拡大傾斜
面92の境界95が下型50の成形面55の端部の頂点
kに合致するようにティーチング用ローラ90の位置を
決め、その位置データをロボット101に記憶させる。
【0024】なお、この図6(A)では下型50はガイ
ド面51を有しておらず、下型50の端部は円弧状に面
取りされている。下型50の面取部と成形面55の交点
が下型50の成形面55端部の頂点kとなる。
【0025】次に、ロボットアーム11を下型50の次
のティーチングポイントに移動させ、同様にしてそのテ
ィーチングポイントでのティーチング用ローラ90の位
置データ、その点までの速度データを教示し記憶させ
る。このティーチング操作を繰り返しながらティーチン
グ用ローラ90を下型50の端縁に沿って一周させてテ
ィーチングを完了する。なお、各ティーチングポイント
間は、これらを結ぶ直線に沿う点で補間し、ロボットの
各軸に対して時々刻々の位置または移動量を指令する。
【0026】以上のようにティーチング用ローラ90を
利用して予備曲げのティーチングを行えば、成形用ロー
ラ20の下型50の成形面55に対する角度や頂点kか
らの張出量Hのばらつきがなくなるとともに、ティーチ
ング工数を低減することができる。
【0027】次に、以上のようにして予備曲げのティー
チング操作が完了したなら、ティーチング用ローラ90
をローラ保持装置13のスライド板33から取り外し
て、成形用ローラ20をスライド板33に取り付け、こ
の成形用ローラ20を下型50の成形面55に当接させ
て、本曲げのティーチングを行う。
【0028】以上により予備曲げと本曲げのティーチン
グが完了し、ローラ保持装置13に成形用ローラ20を
取り付けた状態で、ティーチングデータに基づき成形用
ローラ20により、予備曲げと本曲げのロールヘミング
加工を行い、ロールヘミング加工の完了した被ヘミング
材Wを得る。すなわち、予備曲げ時は、成形用ローラ2
0の外径がティーチング用ローラ90の外径寸法93よ
り1〜2mm小さく設定されているため、図6(B)に
示すように、成形用ローラ20は下型50の端部の頂点
kから0.5〜1mmだけ離れた状態でアウタパネルP
oの外周フランジPfを押圧して外周フランジPfを予
備曲げする。
【0029】上記の状態で被ヘミング材Wを一周して予
備曲げが終了すると、今度は本曲げのティーチングデー
タに基づき、成形用ローラ20を起立させて予備曲げさ
れた外周フランジPfを上方から押圧して外周フランジ
PfをインナパネルPiの外周縁Pg上にU字上に折り
曲げて本曲げを行う。
【0030】このように、ロールヘミング装置10のロ
ボット101をティーチングするに当たって、特に予備
曲げのティーチングにおいて、実際にロールヘミング加
工を行う成形用ローラ20の外径寸法23よりやや大き
な外径寸法93を有するとともに、片側外周面が水平面
91に対し予備曲げ角度に相当する所定角度で拡大傾斜
する拡大傾斜面92を有するティーチング用ローラ90
を用いて、ロールヘミング加工の予備曲げのティーチン
グを行い、このティーチング用ローラ90を成形用ロー
ラ20に持ち替えて、成形用ローラ20により予備曲げ
を行うので、予備曲げのティーチング操作が単にティー
チング用ローラ90の拡大傾斜面92を下型50の成形
面55に当接させるとともに、ティーチング用ローラ9
0の水平面91と拡大傾斜面92の境界95を下型50
の成形面55の端部の頂点kに合わせるだけで、成形用
ローラ20の下型50の成形面55に対する角度及び下
型50の成形面55からの張出量Hを正確に設定でき、
熟練を要せず短時間で行うことができ、さらにティーチ
ング用ローラ90の外径寸法93が成形用ローラ20の
外径寸法23よりやや大きいため、予備曲げ時に成形用
ローラ20が下型50の端部に当接せずに予備曲げでき
るので下型50の摩耗を防止して下型50の修正工数を
低減することが可能となった。
【0031】
【発明の効果】本発明は、外周フランジを起立せしめた
アウタパネルにインナパネルを重ねた状態で両パネルを
下型上に位置決め載置し、該アウタパネルの外周フラン
ジをティーチングにより所定の移動軌跡が記憶されたロ
ボットアームに回転自在に支持させた成形用ローラによ
り押圧してインナパネル側に所定角度予備曲げした後、
予備曲げされた外周フランジを再度、成形用ローラによ
り押圧して略U字状に本曲げすることにより、アウタパ
ネルとインナパネルとを一体化するロールヘミング加工
方法において、成形用ローラよりやや大径とされ、か
つ、片側傾斜面が予備曲げ角度に相当する角度で拡大傾
斜するティーチング用ローラをロボットアームに支持さ
せ、該ティーチング用ローラの拡大傾斜面を下型の成形
面に当接させるとともに、ティーチング用ローラの水平
面と拡大傾斜面の境界を下型成形面端部の頂点に合わせ
てロボットのティーチングを行った後、ティーチング用
ローラを成形用ローラに持ち替えて、下型上に載置され
たアウタパネルの外周フランジをティーチングされた軌
跡上を移動する成形用ローラにより押圧して予備曲げを
行うようにしたので、予備曲げにおけるロボットのティ
ーチング工数を低減できるとともに、精度の高いヘミン
グ加工ができ、しかも摩耗による下型の修正工数をも低
減することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一の実施の形態に係るロールヘミング
装置の全体を示した図である。
【図2】本発明の一の実施の形態に係る予備曲げのティ
ーチング用ローラの側面図である。
【図3】本発明の一の実施の形態に係る予備曲げのティ
ーチング用ローラを取り付けたローラ保持装置の正面図
である。
【図4】本発明の一の実施の形態に係る予備曲げのティ
ーチング用ローラを取り付けたローラ保持装置の側面図
である。
【図5】本発明の一の実施の形態に係る成形用ローラの
側面図である。
【図6】本発明の一の実施の形態の作用を示す図で、
(A)は、予備曲げのティーチング用ローラを下型に当
接させてティーチングを行う状態を示し、(B)は成形
用ローラにより予備曲げを行う状態を示す一部欠載側面
図である。
【図7】従来のロールヘミング装置の全体を示した図で
ある。
【図8】従来の成形用ローラによる予備曲げを行う状態
を示す一部欠載側面図である。
【符号の説明】
10 ロールヘミング装置 20 成形用ローラ 32 エアシリンダ 50 下型 55 成形面 90 ティーチング用ローラ 91 水平面 92 拡大傾斜面 H 張出量

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周フランジを起立せしめたアウタパネ
    ルにインナパネルを重ねた状態で両パネルを下型成形面
    上に位置決め載置し、該アウタパネルの外周フランジ
    を、ティーチングにより所定の移動軌跡が記憶されたロ
    ボットアームに回転自在に支持させた成形用ローラによ
    り押圧してインナパネル側に所定角度予備曲げした後、
    予備曲げされた外周フランジを再度、成形用ローラによ
    り押圧して略U字状に本曲げすることにより、アウタパ
    ネルとインナパネルとを一体化するロールヘミング加工
    方法において、 前記成形用ローラよりやや大径とされ、かつ、片側外周
    面が予備曲げ角度に相当する角度で拡大傾斜するティー
    チング用ローラをロボットアームに支持させ、 該ティーチング用ローラの拡大傾斜面を前記下型成形面
    に当接させるとともに、 ティーチング用ローラの水平面と拡大傾斜面の境界を下
    型成形面端部の頂点に合わせてロボットのティーチング
    を行った後、 ティーチング用ローラを成形用ローラに持ち替えて、下
    型成形面上に載置されたアウタパネルの外周フランジを
    ティーチングされた軌跡上を移動する成形用ローラによ
    り押圧して予備曲げを行うことを特徴とするロールヘミ
    ング加工方法。
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