JP2002261493A - 電子部品リード線のカットアンドクリンチ装置および電子部品挿入装置 - Google Patents
電子部品リード線のカットアンドクリンチ装置および電子部品挿入装置Info
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Abstract
の発生しない電子部品挿入装置用のカットアンドクリン
チ装置を提供する。 【解決手段】 プリント基板の穴に該基板の一側から挿
入された電子部品のリード線を該基板の他方の側で切断
しかつ折り曲げる電子部品挿入装置のカットアンドクリ
ンチ装置において、本体部材と、本体部材に取り付けら
れた、リード線の切断および折り曲げを行う一対のカッ
タ刃と、リード線挟持部を設ける。このリード線挟持部
を本体部材に対して昇降自在とし、かつリード線が基板
に挿入される際に基板の前記他方の側で基板に挿入され
たリード線を挟持し、該リード線を所定長さだけ受け入
れて停止させるように構成する。
Description
品挿入装置において、プリント基板に挿入された電子部
品のリード線を切断すると共にプリント基板の底面に沿
うようにリード線を折り曲げて基板に取り付ける(カッ
ト・アンド・クリンチする)ためのリード線のカットア
ンドクリンチ装置およびそのようなカットアンドクリン
チ装置を有する電子部品挿入装置に関わるものである。
をプリント基板の取り付け孔に挿入するに際して、挿入
ガイドでリード線を挟持して正しい位置にガイドしなが
ら電子部品を上から押し棒で押して基板上方から基板の
取り付け孔に挿入する。しかる後に挿入ガイドを基板上
から退避させて(あるいは退避させながら)電子部品を
更に所定の最終位置まで押し込む。その後基板の下側に
突出したリード線を、カットアンドクリンチ装置を用い
て所定の長さに切断して基板の底面に沿うように折り曲
げる。
から退避する方向は基板に対して斜め上方となるが、こ
のとき挿入ガイドが電子部品のリード線と接しているた
め、挿入ガイドの退避の際に電子部品が傾いたり引き倒
されたりする場合がある。このような事態を防止するた
めに、基板の下側にリード線の先端を保持する構成を設
けて、リード線先端部を保持した状態で挿入ガイドを退
避させる方法が従来提案されている。
による特願平2000−95902においては、リード
線をカットアンドクリンチするクリンチヘッドの中央部
にリード線を挟持して垂直方向に案内するリード線クラ
ンパーを設けている。その部品挿入装置の構造を図6に
示す。また図6に示した装置のリード線クランパー22
6を図7に拡大斜視図として示す。
6は、1個の金属あるいは樹脂等の板状ブロックに複数
本(図示の例では3本)のリード線に対応した挿入案内
溝221を設けている。その溝内径はリード線よりわず
かに小さくすると共に、溝の深さはリード線が突き当た
らないように十分大きくする。またクランパーブロック
の上部を縦に割り、各挿入案内溝221を貫通するスリ
ット(割り溝)226cを設け、ブロック上部を2つの
クランプ片226aおよび226bに分割する。リード
線の直径は挿入案内溝221の内径よりもわずかに大き
いので、リード線が挿入案内溝に入り込むと両クランプ
片が押し広げられ、これによりリード線はクランパーブ
ロックの弾性力により挟持される。
ド線204が挿入され挿入ガイド206が上方に退避す
る途中を示している。基板210の挿入孔に挿入された
リード線204の先端は基板の下側においてクリンチヘ
ッド230のリード線クランパー226の挿入案内溝2
26aに入り込む。リード線クランパー226はクリン
チヘッド230の中空内部を昇降する昇降軸228に固
定されており、クリンチヘッドの固定刃222と可動刃
224との間で上下する。挿入ガイド206の退避動作
時には電子部品202とそのリード線204とは押し棒
212とリード線クランパー226の間に保持されてい
るので、退避する挿入ガイドから横方向に力を受けたと
しても倒れることはない。挿入ガイドがリード線から離
れた後、リード線クランパー226は昇降軸228と共
に下降し、リード線の保持を解放する。その後可動刃2
24が動いてリード線の先端部を切り、適当な長さに
し、残ったリード線を基板底面に平行となるように折り
曲げる。
リード線クランパーはリード線をプリント基板に水平な
方向についてガイドするためのものである。即ちリード
線は垂直方向に関しては自由に下降できるようになされ
ている。このため、押し棒に押されて電子部品が下降す
るスピードが早く、挿入ガイドの退避が間に合わない場
合には、電子部品の本体部と挿入ガイドとが干渉して電
子部品が破損する場合があった。
に、本発明のカットアンドクリンチ装置は、プリント基
板の穴に該基板の一側から挿入された電子部品のリード
線を該基板の他方の側で切断しかつ折り曲げるカットア
ンドクリンチ装置であって、本体部材と、本体部材に取
り付けられた、リード線の切断および折り曲げを行う一
対のカッタ刃と、本体部材に対して昇降自在に設けられ
たリード線の挟持部であって、リード線が基板に挿入さ
れる際に基板の前記他方の側で基板に挿入されたリード
線を挟持し、該リード線を所定長さだけ受け入れて停止
させるリード線挟持部と、を有することを特徴とする。
所定長さ挿入されたところで挿入を一端停止させること
ができるので、このカットアンドクリンチ装置を用た場
合、電子部品挿入装置において電子部品と挿入ガイドと
の干渉が生じない。
品のリード線をプリント基板の穴に該基板の上側から挿
入し該基板の下側で該リード線を切断しかつ折り曲げる
電子部品挿入装置であって、基板の上側に配置された、
電子部品のリード線を保持してプリント基板の穴に案内
する挿入ガイドと、基板の上側に配置された、電子部品
の頂部を押すための押し棒と、基板の下側に配置された
プリント基板の穴に挿入された電子部品のリード線を切
断しかつ折り曲げるためのカットアンドクリンチ装置で
あって、本体部材と、該本体部材に取り付けられた、リ
ード線の切断および折り曲げを行う一対のカッタ刃と、
本体部材に対して昇降自在に設けられたリード線の挟持
部であって、リード線が基板に挿入される際に基板の他
方の側で基板に挿入されたリード線を挟持し、該リード
線を所定長さだけ受け入れて停止させるリード線挟持部
と、を有するカットアンドクリンチ装置と、挿入ガイド
と押し棒とカットアンドクリンチ装置の動作を制御する
制御手段と、を有し、制御手段は、電子部品のリード線
を挿入ガイドでガイドしながら電子部品の頂部を押し棒
で押してプリント基板の穴に挿入する際に、カットアン
ドクリンチ装置のリード線挟持部をプリント基板の穴の
直下に位置させ、押し棒が電子部品の頂部を押してリー
ド線の先端が上記所定長さだけリード線挟持部に入って
挟持されるようなし、その状態で挿入ガイドを退避さ
せ、その後前記リード線挟持部を下降させて電子部品を
基板に対して所定位置まで押し込み、その状態で前記カ
ッタ刃によるリード線のカットアンドクリンチを行うよ
うに制御することを特徴とする。
カットアンドクリンチ装置のリード線挟持部がリード線
が基板に所定長さ挿入されたところで電子部品の挿入を
一端停止させるように制御しているので、電子部品の挿
入時の電子部品と挿入ガイドとの干渉を防止することが
できる。
および電子部品挿入装置において、リード線挟持部は互
いに対して枢動するように連結された一対の挟持部材を
有し、該一対の挟持部材の枢動によりその端部が開いて
リード線を受け入れて挟持する構成とすることができ
る。
いて、リード線挟持部は、前記挟持部材が所定角度以上
枢動しないように制限し、それにより挟持部材端部がリ
ード線を所定長さ以上受け入れないようにするストッパ
部材を有する構成とし、これにより押し棒による電子部
品の押し込みを停止させるようにすると好適である。ま
たリード線挟持部は、挟持部材の前記端部を閉じる方向
に付勢するばねを有する構成とすることができる。
ンドクリンチ方法は、プリント基板の穴に該基板の一側
から挿入された電子部品のリード線を該基板の他の側で
一対のカッタ刃を用いて切断し折り曲げるカットアンド
クリンチ方法であって、基板の前記一側において電子部
品のリード線を挿入ガイドによってガイドしながらプリ
ント基板の穴に挿入し、基板の前記他の側において挟持
部材によりリード線を挟持することによりリード線が所
定長さだけ挿入された状態で停止させ、その状態で挿入
ガイドを退避させ、その後挟持部材を基板から遠ざける
方向に移動して電子部品を所定位置まで基板に挿入し、
カッタ刃によるリード線の切断折り曲げを行うことを特
徴とする。
は電子部品のリード線を基板に挿入する際に、電子部品
を所定の位置で一端停止させているので、電子部品と挿
入ガイドとの干渉が防止できる。
線カットアンドクリンチ装置を有する電子部品挿入装置
の実施の形態を図面に従って説明する。
板の取付穴に挿入し、リード線を切断して折り曲げて基
板に取り付ける(即ちカットアンドクリンチする)電子
部品挿入装置の一例を図式的に示した斜視図である。
される挿入ヘッド部110と、プリント基板の下方に配
置されるカットアンドクリンチ部(即ちカットアンドク
リンチ装置)120とからなる。なお図5中の基板9は
その垂直方向位置を概略的に示すために描かれているに
過ぎず、実際のサイズを反映したものではない。
プリント基板の所定の取り付け穴の位置まで運び、取付
穴に電子部品のリードを押し込む機構である。またカッ
トアンドクリンチ部120はプリント基板の取り付け穴
に挿入されて基板下方に突出した電子部品のリードを適
当な長さに切断し、かつ基板面に沿うように折り曲げる
ための機構である。
図示の部品供給部から供給されたリード線付き電子部品
を受け取り挿入ガイド5に受け渡す受け渡しヘッド11
1を有している。挿入ガイド5は電子部品のリード線を
挟持してプリント基板9の取付穴に案内するものであ
る。また挿入ヘッド部110は電子部品の頂部を下方に
押してプリント基板9に挿入するための押し棒31を有
する。これら受け渡しヘッド、挿入ヘッド、および押し
棒はモータM1、M2を駆動源として機構114,11
6を介して、装置制御系の制御に従って駆動される。
のリード線を適当な長さに切断し、かつ基板面に沿うよ
うに折り曲げるためのカットアンドクリンチヘッド10
を有している。カットアンドクリンチヘッド10はモー
タM3,M4を駆動源として機構122,124を介し
て、装置制御系の制御に従って駆動される。
式的にのみ示す図であるので、本実施形態におけるカッ
トアンドクリンチヘッド10の構成は以下に説明する図
1に従って理解すべきである。
で示す正面図である。図1において、プリント基板9を
挟んでその上側に電子部品2,電子部品の頭を押すため
の押し棒31、および電子部品のリード線をガイドする
ための挿入ガイド5を有する。またプリント基板9の下
側には電子部品2のリード線を折り曲げて切断するため
カットアンドクリンチヘッド10が配置されている。こ
れらの図においてカットアンドクリンチヘッドの本体部
材12(断面で示されている)は不図示の昇降機構上に
取り付けられており、プリント基板9に対して上下方向
に移動可能である。カットアンドクリンチヘッドの本体
部材12はその中心に空洞13を有する中空となってい
る。
の中心の空洞13内には、リード線挟持部26が設置さ
れている。このリード線挟持部26は昇降軸28上に取
り付けてあり、該昇降軸28を不図示の機構により上下
方向に動かすことにより、リード線挟持部26はカット
アンドクリンチヘッド本体部材12に対して相対的に上
下に移動可能である。
刃部材16が取り付けられている。可動刃部材16の上
部には可動刃18が設けられている。可動刃部材16は
その一端において、本体部材12に固定された枢軸25
周りに枢動自在に取り付けられている。また可動刃部材
16はその他端において軸24を介してリンク部材20
の一端に枢動自在に連結されている。該リンク部材20
の他端は軸22を介して駆動リング19に連結されてい
る。駆動リング19は本体部材12の外周に環装されて
おり、不図示の駆動系により垂直方向、即ち本体部材1
2の軸方向に上下動する。駆動リング19が上下動する
ことにより可動刃部材16が、可動刃18を固定刃14
に対して開閉する。これら可動刃18と固定刃14と
が、実際に電子部品リード線のカットアンドクリンチを
行う開閉式のカッタ刃を構成する。
図1に示す状態は可動刃18が最も開いた状態である。
このとき駆動リング19はその移動範囲の最下点にあ
る。この状態から駆動リング19を上昇させるとそれに
伴ってリンク部材20が上昇し、軸24において可動刃
部材16を押し上げる。これにより可動刃部材16は枢
軸25を軸として反時計回りに枢動する。このとき可動
刃18は固定刃14に接近しその先端が固定刃14の先
端に乗り上げて刃を閉じる。この過程で可動刃18と固
定刃14の間に挟まれた電子部品リード線がカットアン
ドクリンチ(切断折り曲げ)される。このカットアンド
クリンチ自体は周知であるのでここでは詳述しない。な
お、図1に示された状態ではリード線挟持部26が最も
上昇した位置にあるが、後に説明するように、カッタ刃
による実際のカットアンドクリンチが行われる際にはリ
ード線挟持部26は下降している(後に説明する図4e
〜4gなど)。
で、カットアンドクリンチヘッドの一組の固定刃・可動
刃のみしか示されていないが、周知のように、実際には
一つのカットアンドクリンチヘッドには同様の固定刃・
可動刃の組が複数備わっている。これによりコンデンサ
やトランジスタなどの2本以上のリード線を同時にカッ
トアンドクリンチする。
の構成および動作を説明する。図2の(a)〜(c)は
リード線挟持部を含む要部の拡大図であり、リード線を
クランプする際のリード線挟持部26の動作を順を追っ
て示している。まず図1を参照してリード線挟持部26
の構成を説明する。リード線挟持部26は第1挟持部材
32と第2挟持部材33とを軸34において互いに対し
て枢動しうるように結合した構造であり、両挟持部材3
2,33がリード線挟持部の端部26aにおいて開閉し
その間にリード線を挟持するようになされている。リー
ド線挟持部26の下部において第1挟持部材32と第2
挟持部材33との間には圧縮されたバネ35が設置さ
れ、上記端部26aを閉じる方向に付勢している。更に
リード線挟持部26の下部の第1および第2部材の間に
はさらにストッパ部材36が配置されている。挟持部の
端部26aが開く方向に第1および第2の挟持部材3
2,33が枢動した場合に、所定角度枢動すると両挟持
部材の下部に設けられた突起32a、33aがストッパ
部材36に突き当り、これにより該所定角度以上は枢動
しないように制限される。即ち、挟持部の端部26aは
所定角度以上は開かないように制限される。
して示す。第1および第2の挟持部材の先端の対向する
面にはテーパー32b、33bが設けられている。電子
部品のリード線2aが基板の穴を通って下降してきて挟
持部の先端に達するとリード線2が上記テーパ面32
b、33bに当接する。その後電子部品が更に下降する
とそのリード線2aがテーパ面32b、33bを押し、
これによりリード線挟持部は押し開かれる。
る。図2の(a)の状態において、リード線挟持部26
の先端26aは閉じた状態にある。その後電子部品のリ
ード線が基板の所定の取り付け穴に挿入され、リード線
の先端がリード線挟持部の先端部26aに当接する。そ
れが図2の(b)に示す状態である。その後電子部品2
が押し棒に押し下げられて更に下降すると、電子部品の
リード線に押されてリード線挟持部26の先端部が上に
説明したように押し開かれていく。それに伴って第1お
よび第2の挟持部材32,33が軸34周りに枢動する
が、ある程度枢動したところで第1,第2の挟持部材の
下端の突起32a、33aがストッパ部材36に突き当
たるためリード線挟持部26の先端26aはそれ以上開
かなくなり、リード線(電子部品)は下降を停止する。
このときリード線2aはリード線挟持部のばね35の弾
性力により第1および第2の挟持部材32,33の間に
挟持されている。この状態が図2の(c)に示したもの
である。このようにリード線挟持部の先端26aが角度
以上開かないため、電子部品2も図2の(c)に示す位
置より下に下降することができず、電子部品はこの位置
で押し棒31とリード線挟持部26との間に挟まれた状
態で停止する。
時における装置の動作について説明する。図4a〜図4
gは部品挿入の一つのサイクルにおける、部品挿入ヘッ
ド(プリント基板9の上側)とカットアンドクリンチヘ
ッド10(プリント基板9の下側)との動作を時間に沿
って順に示している。なお、挿入ヘッド側は部品リード
線をガイドする挿入ガイド5と部品の頂部を押す押し棒
31のみが示されている。
示している。この時、電子部品2はそのリード線を挿入
ガイド5に保持されてプリント基板の上方に位置し、ま
たカットアンドクリンチヘッド10はプリント基板下方
の待機位置にある。このときカットアンドクリンチヘッ
ド10の駆動リング19は本体部材12に対して最も上
の位置となっており、それに応じて可動刃18は完全に
閉じた状態、即ち固定刃14に乗り上げた状態となって
いる。このとき電子部品はまだプリント基板の上方に位
置している。
体が上昇し、それと共に可動刃18が開き、リード線挟
持部26がカットアンドクリンチヘッド10内で上昇し
てその先端がプリント基板9のすぐ下に位置する上昇位
置となる。これが図4bに示す状態である。またこのと
き電子部品2はそのリード線2aが挿入ガイド5に保持
された状態で下降してきて、リード線2aの先端が挿入
ガイドにガイドされてプリント基板9の所定の穴に挿入
される。
入ると、挿入ガイドはリード線2aの把持を解放する。
そして電子部品2は押し棒に押されて下降し、リード線
挟持部26にクランプされて、図2の(c)に関連して
説明したようにリード線挟持部に所定量押し込まれたと
ころで第1および第2の挟持部材(図2)に挟持された
状態で停止する。他方挿入ガイド5はリード線2aの保
持を解放した後、斜め上方に退避し始める。これが図4
cに示す状態である。なお、このとき電子部品のリード
線2aはリード線挟持部26に保持され、これにより電
子部品2(およびそのリード線2a)は押し棒31とリ
ード線挟持部26との間に保持された状態となっている
ため、挿入ガイドがリード線から離れるに際して電子部
品が引き倒されることはない。
のない位置まで退避したら、押し棒31とリード線挟持
部26はそれらの間に電子部品を保持したまま下降し、
電子部品2を所定の位置まで押し込む。これが図4dに
示す状態である。ここに言う電子部品2の所定の位置と
は図4dに示した例では電子部品2の本体下面がプリン
ト基板9の上面に突き当たった位置である。また図4d
に示す状態となったときには、挿入ガイドはすでに上方
に退避を終えているため図には示されていない。
が下降を続け、リード線2aはリード線挟持部から離脱
する。それと共にカットアンドクリンチヘッドの可動刃
18が閉じ始め、リード線のカットアンドクリンチ動作
を開始する。これが図4eに示す状態である。
て、通常のカットアンドクリンチが行われる。即ち、駆
動リング19を本体部材12に対して上方に駆動するこ
とにより、可動刃18が閉じて行き、図4eに示す状態
において可動刃の先端がリード線の側面に当接してリー
ド線の変形が始まる。続いて図4fに示すように、リー
ド線が固定刃14と可動刃18との間に挟まれ、リード
線の切断(カット)が開始される。そして駆動リングが
更に上に上げると、可動刃18が更に閉じてリード線が
完全にカットされかつ基板に沿って折り曲げられる(ク
リンチ)。それが図4gに示す状態であり、これでカッ
トアンドクリンチの完了となる。
即ち挿入ガイド、押し棒、カットアンドクリンチヘッド
の動作は、CPUなどの制御手段(不図示)によって制
御し、同期をとって行う。
リード線が基板に挿入される際に基板の反対側でリード
線を挟持し、該リード線を所定長さだけ受け入れて停止
させるリード線挟持部を有しており、電子部品のリード
線が基板に所定長さ挿入されたところで挿入を一端停止
させることができるので、このカットアンドクリンチ装
置を用いた電子部品挿入装置において電子部品と挿入ガ
イドとの干渉を防止できる。
アンドクリンチ装置のリード線挟持部がリード線が基板
に所定長さ挿入されたところで電子部品の挿入を一端停
止させるように制御しているので、電子部品の挿入時の
電子部品と挿入ガイドとの干渉を防止することができ
る。
は電子部品のリード線を基板に挿入する際に、電子部品
を所定の位置で一端停止させているので、電子部品と挿
入ガイドとの干渉が防止できる。
を一部断面で示す正面図である。
部の構成を説明するための要部拡大正面図である。
置の動作を順を追って説明するための図であり、カット
アンドクリンチヘッドが待機位置にある状態を示す。
置の動作を順を追って説明するための図であり、カット
アンドクリンチヘッドが上昇位置にある状態を示す。
置の動作を順を追って説明するための図であり、リード
線の先端をリード線挟持部が保持した状態を示す。
置の動作を順を追って説明するための図であり、部品の
挿入が終了した状態を示す。
置の動作を順を追って説明するための図であり、可動刃
が閉じ始めてリード線の変形が始まった状態を示す。
置の動作を順を追って説明するための図であり、可動刃
が更に閉じてリード線の切断が始まった状態を示す。
置の動作を順を追って説明するための図であり、可動刃
が更に閉じてリード線が切断され折り曲げられた状態を
示す。
である。
ヘッドの構成を示す図である。
ド線挟持部の詳細を示す斜視図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 プリント基板の穴に該基板の一側から挿
入された電子部品のリード線を該基板の他方の側で切断
しかつ折り曲げるカットアンドクリンチ装置であって、 本体部材と、 該本体部材に取り付けられた、リード線の切断および折
り曲げを行う一対のカッタ刃と、 前記本体部材に対して昇降自在に設けられたリード線の
挟持部であって、リード線が基板に挿入される際に基板
の前記他方の側で基板に挿入されたリード線を挟持し、
該リード線を所定長さだけ受け入れて停止させるリード
線挟持部と、 を有するカットアンドクリンチ装置。 - 【請求項2】 前記リード線挟持部は互いに対して枢動
するように連結された一対の挟持部材を有し、該一対の
挟持部材の枢動によりその端部が開いてリード線を受け
入れて挟持することを特徴とする請求項1記載のカット
アンドクリンチ装置。 - 【請求項3】 前記リード線挟持部は、前記挟持部材が
所定角度以上枢動しないように制限し、それにより挟持
部材端部がリード線を所定長さ以上受け入れないように
するストッパ部材を有することを特徴とする請求項2記
載のカットアンドクリンチ装置。 - 【請求項4】 前記リード線挟持部は、挟持部材の前記
端部を閉じる方向に付勢するばねを有することを特徴と
する請求項2または3記載のカットアンドクリンチ装
置。 - 【請求項5】 電気部品のリード線をプリント基板の穴
に該基板の上側から挿入し該基板の下側で該リード線を
切断しかつ折り曲げる電子部品挿入装置であって、 前記基板の上側に配置された、電子部品のリード線を保
持してプリント基板の穴に案内する挿入ガイドと、 前記基板の上側に配置された、電子部品の頂部を押すた
めの押し棒と、 前記基板の下側に配置されたプリント基板の穴に挿入さ
れた電子部品のリード線を切断しかつ折り曲げるための
カットアンドクリンチ装置であって、本体部材と、該本
体部材に取り付けられた、リード線の切断および折り曲
げを行う一対のカッタ刃と、前記本体部材に対して昇降
自在に設けられたリード線の挟持部であって、リード線
が基板に挿入される際に基板の前記他方の側で基板に挿
入されたリード線を挟持し、該リード線を所定長さだけ
受け入れて停止させるリード線挟持部と、を有するカッ
トアンドクリンチ装置と、 前記挿入ガイドと前記押し棒と前記カットアンドクリン
チ装置の動作を制御する制御手段と、を有し、 前記制御手段は、電子部品のリード線を前記挿入ガイド
でガイドしながら電子部品の頂部を押し棒で押して前記
プリント基板の穴に挿入する際に、前記カットアンドク
リンチ装置のリード線挟持部を前記プリント基板の穴の
直下に位置させ、前記押し棒が電子部品の頂部を押して
がリード線の先端が前記所定長さだけ前記リード線挟持
部に入って挟持されるようになし、その状態で挿入ガイ
ドを退避させ、その後前記リード線挟持部を下降させて
電子部品を基板に対して所定位置まで押し込み、その状
態で前記カッタ刃によるリード線のカットアンドクリン
チを行うように制御することを特徴とする電子部品挿入
装置。 - 【請求項6】 前記リード線挟持部は互いに対して枢動
するように連結された一対の挟持部材を有し、該一対の
挟持部材の枢動によりその端部が開いてリード線を受け
入れて挟持することを特徴とする請求項5記載の電子部
品挿入装置。 - 【請求項7】 前記リード線挟持部は、前記挟持部材が
所定角度以上枢動しないように制限し、それにより挟持
部材端部がリード線を所定長さ以上受け入れないように
するストッパ部材を有することを特徴とする請求項6記
載の電子部品挿入装置。 - 【請求項8】 前記リード線挟持部は、挟持部材の前記
端部を閉じる方向に付勢するばねを有することを特徴と
する請求項6または7記載の電子部品挿入装置。 - 【請求項9】 プリント基板の穴に該基板の一側から挿
入された電子部品のリード線を該基板の他の側で一対の
カッタ刃を用いて切断し折り曲げるカットアンドクリン
チ方法であって、基板の前記一側において電子部品のリ
ード線を挿入ガイドによってガイドしながらプリント基
板の穴に挿入し、基板の前記他の側において挟持部材に
よりリード線を挟持することによりリード線が所定長さ
だけ挿入された状態で停止させ、その状態で挿入ガイド
を退避させ、その後前記挟持部材を基板から遠ざける方
向に移動して電子部品を所定位置まで基板に挿入し、前
記カッタ刃によるリード線の切断折り曲げを行うことを
特徴とするリード線のカットアンドクリンチ方法。
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