JP2002261188A - 電子部品のパッケージ構造 - Google Patents

電子部品のパッケージ構造

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子部品の信号ライン上の接合部分における
インピーダンス不整合の発生を抑制することができるの
パッケージ構造を提供すること 【解決手段】 配線パターン13aとそれに続く電極パ
ッド13が形成されたガラス基板11と、ガラス基板上
に設置されるとともに、配線パターンに導通される半導
体素子12と、その半導体素子を覆うようにしてガラス
基板上に設置されるガラスキャップ20を備える。ガラ
スキャップは、厚さ方向に貫通する貫通孔21を有し、
その貫通孔の内周面から中心に向かって同心状に、金属
層22,絶縁層23,信号層24を形成し、同軸構造を
とる。これにより、信号層と、電極パッドを導通させ、
インピーダンス整合をとるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、リレーその他の
マイクロマシンなどに用いられる電子部品のパッケージ
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】良く知られているように、高周波帯域に
おいては、配線間の電気的結合やインピーダンスの不整
合により信号損失が発生する。また、コンデンサ,リレ
ーなどにおいては、信号の漏洩が発生し、回路全体の誤
動作につながる可能性がある。従って、係る障害の発生
を未然に防止するためには、素子構造のみならず実装構
造にも係る障害発生抑制用の対策を施す必要がある。
【0003】ところで、図1に示すように、素子1をパ
ッケージ2に実装する場合に、細いワイヤ3を用いて両
者を電気的に接続するワイヤボンディング技術が良く行
われる。もちろん、図1では最終製品の単体の状態で示
しているが、実際の半導体プロセスにおいては、1枚の
ガラスウエハに対して複数の素子を作成し、最終段階で
個々の素子に分割する。しかし、ワイヤボンディング技
術は、ワイヤ3の部分でインピーダンス不整合が発生
し、信号の伝送送信の原因となっている。
【0004】また、フリップチップ実装することによ
り、インピーダンス不整合の原因ともなる配線長を短く
することができ、高周波特性の改善が図れる。しかし、
中継基板を必要とする場合が多く、部品点数の増大並び
に装置の大型化を招き、コスト高となる問題がある。
【0005】この発明は、電子部品の信号ライン上の接
合部分におけるインピーダンス不整合の発生を抑制する
ことができ、高周波特性、特にインサーションロスを必
要とする半導体素子に適した電子部品のパッケージ構造
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明による電子部品
のパッケージ構造では、配線パターンとそれに続く電極
パッドが形成されたベース基板と、前記ベース基板上に
設置されるとともに、前記配線パターンに導通される電
子部品と、前記電子部品を覆うようにして前記ベース基
板上に設置される誘電体基板からなるキャップとを備
え、前記キャップには、厚さ方向に貫通する貫通孔を有
し、その貫通孔の内周面から中心に向かって同心状に、
金属層,絶縁層,信号層を形成し、前記信号層と、前記
電極パッドを導通させ、インピーダンス整合をとるよう
に構成している。
【0007】ここで、「ベース基板」は実施の形態では
「ガラス基板11」に対応し、「電子部品」は実施の形
態では「半導体素子12」に対応する。なお、「電極パ
ッド」は、新合繊との導通をとる部分としての意味であ
り、その寸法形状は問わない。つまり、実施の形態で
は、配線パターンの先端に、面積の大きい領域を設定し
ているが、配線パターンと同幅のままでも良く、必ずし
も先端に設ける必要もない。また、電極パッドの部分を
配線パターンと異なる材質で形成しても良いし、同一材
料で同時に形成するものでも良く、各種の構造を採れ
る。
【0008】なお、電子部品に接続される配線パターン
は、信号用,グランド用その他各種のものがあるが、
「金属層,絶縁層,信号層」からなる同軸構造は、少な
くとも信号用の配線に接続される部分に設ければよい。
もちろん、他のものに設置しても良い。
【0009】この発明によれば、貫通孔部分が同軸構造
となり、インピーダンス整合が採れるように設定され
る。よって、電子部品が半導体その他の高周波用のもの
であっても、良好な高周波特性が得られる。
【0010】信号層と、電極パッドとの電気的接続をと
るに際し、両者を直接接続するようにしてもよいし、前
記電極パッド上に金属突起を設け、その金属突起の上方
部位が前記貫通孔内に挿入されるとともに、その貫通孔
内にて前記信号層と導通するように構成しても良い。特
に、金属突起を設け、その一部を貫通孔内に挿入するこ
とにより、金属突起の露出部分を可及的に抑制でき、イ
ンピーダンス不整合が生じにくくなる。
【0011】更に、上記した同軸構造は、キャップをベ
ース基板に接続した後で形成しても良いが、前記キャッ
プの前記貫通孔内に前記金属層,前記絶縁層,前記信号
層を形成されたものを用意し、そのキャップを前記ベー
ス基板に接合して前記電子部品を封止するとともに、前
記信号層と前記電極パッドとの導通を図るようにするこ
ともできる。これは、第3の実施の形態で実現されてい
る。
【0012】さらに、前記ベース基板を誘電体から構成
され、前記ベース基板並びに前記キャップの全面にグラ
ンド層が形成されるようにしてもよい。係る構成をとる
と、ベース基板上に形成された配線パターンなどは、ス
トリップラインを形成することになり、高周波対応とな
る。
【0013】
【発明の実施の形態】図2は、本発明の好適な一実施の
形態を示している。同図に示すように、ガラス基板11
の上面に、高周波対応の半導体素子12を実装し、更に
その半導体素子12を覆うようにしてガラスキャップ2
0が装着されている。
【0014】図3に示すように、半導体素子12の表面
(上面)には、2本の信号用配線パターン13a並びに
素子駆動用配線パターン14aが形成され、各配線パタ
ーン13a,14aの一端は、ガラス基板11の上面中
央位置に配置された半導体素子12と接合され、電気的
に導通されている。また、信号用配線パターン13aの
他端は、半導体素子12の外部に露出され、信号用電極
パッド13を構成している。同様に、素子駆動用配線パ
ターン14aの他端は、半導体素子12の外部に露出さ
れ、素子駆動用電極パッド14を構成している。
【0015】さらに、ガラス基板11の表面には、グラ
ンド用電極パッド15が形成されている。そして、信号
用配線パターン13aは、グランド配線に挟まれるコプ
レーナ配線になっており、配線間のインピーダンスは5
0オームになるように設計されている。更にまた、ガラ
ス基板11の裏面は、全面がグランドとなっているの
で、誘電体中の電場の乱れを防止する。
【0016】ガラスキャップ20は、ガラス基板11と
略同一の平面形状を有し、その上面を覆う構造となる。
そして、ガラスキャップ20とガラス基板11は、低融
点鉛ガラスを用いた通常の封止プロセスにより封止され
ている。これにより、半導体素子12が内部に封印さ
れ、外部からの汚染,衝撃から守られている。
【0017】図4に示すように、ガラスキャップ20
は、上下に貫通する貫通孔21が形成されている。この
貫通孔21は、各電極パッド13〜15の形成位置に合
わせている。つまり、この貫通孔21を介して、各電極
パッド13〜15を外部に露出可能とし、各電極パッド
13〜15と外部回路との導通をとるための経路に用い
るようにしている。つまり、この貫通孔21は、電極取
り出し用のスルーホールを構成することになる。
【0018】このように、ガラスキャップ20に貫通孔
21を設け、その貫通孔21の部分を介して電極パッド
13〜15と外部回路とを導通させる構造とするのが、
本発明の要部構成である。以下、製造工程順に説明す
る。
【0019】ここで本発明では、図5に示すように、貫
通孔21が形成されたガラスキャップ20の全面に金属
層22を成膜する。この金属層22はグランドを構成す
るもので、ここで使用する金属としては、例えば、C
r,W等がラスト密着性が採れる金属であれば何でも良
い。そして、成膜するには、スパッタリングや蒸着など
の堆積方法を用いて行える。これにより、図示するよう
に、貫通孔21の内周面にも金属層22が形成される。
次いで、その金属層22の表面に絶縁層23を成膜す
る。この絶縁層23は、酸化膜や窒化膜などを用い、通
常の半導体の製造プロセスにより簡単に製造できる。そ
して、貫通孔21の内周面に形成される金属層22並び
に絶縁層23は、同心の円筒状となり、図示するように
中心には上下に貫通する貫通孔21が確保されている。
【0020】なお、上記並びに以下に示す各図では、1
つの製品の状態を示しているが、実際には、ウエハ上に
多数の製品を同時に作成し、最終的に所定位置を切断し
て個々の製品に分離する。従って、ガラスキャップ20
も、処理中はガラスウエハである。
【0021】さらに、インピーダンス整合を図るため
に、金属層22,絶縁層23の膜厚を以下に示すように
して設定する。すなわち、一般にスルーホールの断面に
おける特性インピーダンスZは、次式で得られる。
【0022】
【数1】
【0023】ここで、ε:誘電率 D:導電層の外径 D:グランド層の内径
【0024】通常、インピーダンスは50オームになる
ように調整され、絶縁層の誘電率は3程度であるので、
D1/D2は4.1程度になる。そして、スルーホール
の内径が500μm程度とすると、D2は120μm程
度となる。従って、スルーホール(貫通孔21)内部で
の絶縁膜の厚さは190μm程度になる。
【0025】ところで、190μmの厚さの絶縁層をス
パッタリングで積層するのは非常に非効率的である。そ
こで、スパッタリングして第1絶縁層23aを形成後
(図6(a)参照)、貫通孔21内を絶縁性の樹脂23
b′を充填する(図6(b)参照)。次いで、樹脂23
b′の中心にレーザー加工によって所望の径の貫通孔を
形成することにより、貫通孔21内に円筒状の第2絶縁
層23bを形成する。この第1,第2絶縁層23a,2
3bにより、所望の寸法精度からなる絶縁層23が形成
される。
【0026】一方、図7に示すように、ガラス基板11
の信号用電極パッド13やその他の電極パッド14,1
5の上面には、円柱状の金属突起16が形成している。
この金属突起16の外径(100μm程度)と、絶縁層
23の内径とをほぼ一致している。これにより、図示す
るように、ガラスキャップ20をガラス基板11の上に
設置すると、金属突起16が、スムーズに貫通孔21内
に挿入される。
【0027】また、このようにガラスキャップ20をガ
ラス基板11に位置合わせをしつつ実装する際に、低融
点ガラス17を用いて接合する。この低融点ガラス17
は、半導体素子の外周囲を囲むようにして無端状に形成
する。これにより、半導体素子が密閉される。また、接
合されたガラス基板11とガラスキャップ20とのギャ
ップは、数μm程度に抑えられる。
【0028】更に、ガラスキャップ20の接合面側中央
には、凹所(キャビティ)24が形成されており、ガラ
スキャップ20をガラス基板11に接合した際に、半導
体素子12が上記凹所24内に干渉されることなく配置
される。よって、破損しない。
【0029】そして、図8に示すように、貫通孔21の
空間内に導電性樹脂を充填し、信号層25を形成する。
その信号層25の上端部を覆うようにしてガラスキャッ
プ20の上面に電極パッド26を形成する。これによ
り、電極パッド26は、信号−層25→金属突起16→
信号用電極パッド13→信号用配線パターン13aを経
由して半導体素子12と導通する。
【0030】そして、インピーダンス不整合が生じやす
い接合部分は、金属突起16が貫通孔21(ガラスキャ
ップ20)内に挿入され、露出する部分が少ない(数μ
m程度のギャップ部分)ので、フリップチップ接合に比
べてもインピーダンス不整合が生じにくい。
【0031】また、貫通孔21の部分がビアホールとな
るので、ワイヤボンディングに必要なスペースが省略で
き、パッケージ(製品)の小型化が図れる。さらに、こ
のビアホールの部分が同軸構造となっているので、その
点でもインピーダンス不整合が生じにくい。しかも、金
属層22がグランドとなるので、電場の乱れを抑えやす
くなり、その結果、アイソレーションが良くなる。な
お、アイソレーションS 21は、導通していない端子間
において、 S21=−20log(Vin/Vout) で定義される量である。なお、Vinは入力電圧であ
り、Voutは出力電圧である。
【0032】なお、上記した同軸構造を形成するのは、
少なくとも信号用電極パッド13に対して行えばよい。
但し、素子駆動用パッド14やグランド用パッド15に
対しても同軸構造での接続をとるようにしてももちろん
良い。
【0033】なおまた、貫通孔21内に信号層25を充
填してビアホールを形成するタイプにおいて、上記した
ように金属突起16を設けると、信号層25が貫通孔2
1の下方から流出することが無いので好ましい。但し、
本発明は金属突起16は必ずしも無くても良い。すなわ
ち、例えば、ガラス基板11の信号用電極パッド13の
外周囲を囲むような凸部(できれば無端状)を形成して
おく。すると、貫通孔21内に充填した導電性樹脂が貫
通孔の下方から流出したとしても、上記した突部により
それ以上のガラス基板11上での拡散が抑制され電極パ
ッド13の上に密着することにより対処できる。
【0034】図9〜図11は、本発明の第2の実施を示
している。本実施の形態では、同軸構造を構成する中央
の導体部分(第1の実施の形態では「導電性樹脂からな
る信号層」)や、絶縁層の製造プロセスが異なる。
【0035】すなわち、本実施の形態も、製造工程順に
説明する。まず、本実施の形態では、ガラスキャップ2
0に形成する貫通孔21の径を大きくする。そして、こ
のガラスキャップ20の表面に、金属層22,絶縁層2
3の順に堆積して形成する。このとき形成する絶縁層2
3は、第1の実施の形態と相違し、貫通孔21内に絶縁
性樹脂を充填することなく、全面に均一な膜厚としてい
る。そして、絶縁層23の内径は、ワイヤボンディング
技術におけるキャピラリ30が挿入可能な寸法としてい
る。
【0036】これにより、信号用電極パッド13の上面
に、Auボール31を融着させ、次いで、図10に示す
ようにキャピラリ30を上昇させ、ガラスキャップ20
より上方に位置させることにより、貫通孔21内を上下
に貫通するようにして信号層を構成するワイヤ32を位
置させる。このワイヤの下端はもちろんAuボール31
と導通している。露出する部分はAuボール31とな
り、少ないので、インピーダンス不整合が生じにくい。
【0037】この状態で、貫通孔21内に溶融ガラスを
流し込むことにより、絶縁層27を形成する。これによ
り、第1の実施の形態と同様に、貫通孔21内には、同
軸構造のビアホールが形成される。
【0038】次いで、ガラスキャップ20の上方に突出
したワイヤを切断するとともに、スパーク放電させるこ
とにより、ガラスキャップ20の表面側にAuボール3
2(図11参照)を形成する。係る処理を全ての貫通孔
に対して行う。このようにAuボール33を形成するこ
とにより、図11に示すようにその状態で実装基板35
に実装できる。なお、その他の構成並びに作用効果は、
上記した第1の実施の形態のものと同様であるので、対
応する部材に同一符号を付し、その詳細な説明を省略す
る。
【0039】図12は、本発明第3の実施の形態を示し
ている。本実施の形態では、同軸構造をガラスキャップ
20側に予め作成しておく。すなわち、貫通孔21内
に、外周から順にグランドを構成する金属層22,絶縁
層23並びに導電材料から構成される信号層28を同心
状に形成している。
【0040】係る構成を製造するには、基本的には第1
の実施の形態における製造工程と同様の手順に従って作
成できる。但し、第1の実施の形態では、貫通孔21内
に金属突起が挿入され、底面が閉塞されていたが、本実
施の形態では係る金属突起は挿入されていないので、貫
通孔内に樹脂などを充填する場合には、貫通孔の一端を
何かしらの方法で閉塞する必要はある。
【0041】そして、そのように形成したガラスキャッ
プ20を、金属突起や半導体素子が実装されたガラス基
板11に位置合わせをしつつ取り付ける。このとき、金
属突起と、信号層28が導通するようにする。これによ
り、機械的な接合と電気的な接合が一度に行える。な
お、ガラスキャップ20とガラス基板の接合は、異方性
導電材料や導電性樹脂並びにはんだなど各種の方法を使
用できる。
【0042】
【発明の効果】以上のように、この発明では、電子部品
の信号ライン上の接合部分におけるインピーダンス不整
合の発生を抑制することができ、高周波特性、特にイン
サーションロスを必要とする半導体素子に適したものと
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例を示す図である。
【図2】本発明の好適な第1の実施の形態を示す図であ
る。
【図3】ガラス基板と半導体素子の関係を示す図であ
る。
【図4】ガラスキャップを示す平面図である。
【図5】ガラスキャップの貫通孔部分を示す断面図であ
る。
【図6】貫通孔部分の同軸構造の製造プロセスを示す図
である。
【図7】本発明の好適な一実施の形態を示す断面図であ
る。
【図8】本発明の好適な一実施の形態を示す断面図であ
る。
【図9】本発明の好適な第2の実施の形態を示す断面図
である。
【図10】本発明の好適な第2の実施の形態を示す断面
図である。
【図11】本発明の好適な第2の実施の形態を示す断面
図である。
【図12】本発明の好適な第3の実施の形態の要部を示
す図である。
【符号の説明】
11 ガラス基板 12 半導体素子 13 信号用電極パッド 13a 信号用配線パターン 14 素子駆動用電極パッド 14a 素子駆動用配線パターン 15 グランド用電極パッド 16 金属突起 17 低融点ガラス 20 ガラスキャップ 21 貫通孔 22 金属層 23 絶縁層 23a 第1絶縁層 23b 第2絶縁層 24 凹所 25 信号層 26 電極パッド 27 絶縁層 28 信号層 30 キャピラリ 31,33 Auボール 32 ワイヤ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配線パターンとそれに続く電極パッドが
    形成されたベース基板と、 前記ベース基板上に設置されるとともに、前記配線パタ
    ーンに導通される電子部品と、 前記電子部品を覆うようにして前記ベース基板上に設置
    される誘電体基板からなるキャップとを備え、 前記キャップには、厚さ方向に貫通する貫通孔を有し、
    その貫通孔の内周面から中心に向かって同心状に、金属
    層,絶縁層,信号層を形成し、 前記信号層と、前記電極パッドを導通させ、インピーダ
    ンス整合をとるように構成したことを特徴とする電子部
    品のパッケージ構造。
  2. 【請求項2】 前記電極パッド上に金属突起を設け、そ
    の金属突起の上方部位が前記貫通孔内に挿入されるとと
    もに、その貫通孔内にて前記信号層と導通するようにし
    た請求項1に記載の電子部品のパッケージ構造。
  3. 【請求項3】 前記キャップの前記貫通孔内に前記金属
    層,前記絶縁層,前記信号層を形成されたものを用意
    し、 そのキャップを前記ベース基板に接合して前記電子部品
    を封止するとともに、前記信号層と前記電極パッドとの
    導通を図るようにしたことを特徴とする請求項1または
    2に記載の電子部品のパッケージ構造。
  4. 【請求項4】 前記ベース基板を誘電体から構成され、 前記ベース基板並びに前記キャップの全面にグランド層
    が形成されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか
    1項に記載の電子部品のパッケージ構造。
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