JP2002261164A - 半導体集積回路装置およびそのレイアウト方法ならびに電子機器 - Google Patents

半導体集積回路装置およびそのレイアウト方法ならびに電子機器

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JP2002261164A
JP2002261164A JP2001058389A JP2001058389A JP2002261164A JP 2002261164 A JP2002261164 A JP 2002261164A JP 2001058389 A JP2001058389 A JP 2001058389A JP 2001058389 A JP2001058389 A JP 2001058389A JP 2002261164 A JP2002261164 A JP 2002261164A
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block
circuit
wiring
semiconductor integrated
circuit block
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JP2001058389A
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Hiroyuki Inai
博行 井内
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の回路ブロックを備えたICチップにお
いて回路ブロック間の領域を削減する。 【解決手段】 少なくとも2つの回路ブロック14,1
7が互いに接して形成されたICチップ10である。そ
の各回路ブロック14,17は、他方の回路ブロック1
4,17に接し少なくとも1つの配線層を使用せずにブ
ロック内配線が行われている非専用領域18を備えてい
る。それらの回路ブロック14,17を結ぶブロック間
配線22は、非専用領域18内の使用されていない配線
層を利用して行われている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の回路ブロッ
クを備える半導体集積回路装置およびそのレイアウト方
法ならびに電子機器に関する。
【0002】
【背景技術および発明が解決しようとする課題】半導体
集積回路装置(以下ICチップと呼ぶ)は、高集積化に
よって、小型化や低コスト化が図れるだけでなく回路の
高速動作や消費電力の削減が容易となる。そのような利
点から、ICチップの高集積化は留まるところを知らな
い流れとして、その発明以来、脈々として続いている。
また、高集積化に伴って、ICチップは、各回路ブロッ
ク内の配線や回路ブロック間の配線を行うために、3層
以上の配線層を備えることが一般的となっている。
【0003】そして、複数の回路ブロックを備えたIC
チップにおいては、従来、例えば図8に模式的な平面図
として示し、図9にその一部を拡大して示すICチップ
80のように、複数の回路ブロック84が間隔を空けて
配置され、それら回路ブロック84の間の回路ブロック
間領域82を用いて複数の回路ブロック84を互いに結
ぶブロック間配線22が行われていた。したがって、回
路ブロック間領域82は、ICチップ80のチップ面積
において無視できない割合を占めていた。例えば、3層
の配線層を持つ複数回路ブロックからなるICチップに
おいては、回路ブロック間領域がチップ面積に占める割
合は30%程度となっていた。
【0004】一方、ICチップにおいて、複数の配線層
は、各回路ブロックの全領域でそのブロック内配線のた
めに隙間なく利用されているわけではない。特に、各回
路ブロックの周縁においては必ずしも全ての配線層を用
いることなくブロック内配線を行える例が多いことを、
本願発明者は確認している。
【0005】本発明は、上記のような点に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、複数の回路ブロックを備
えた半導体集積回路装置において回路ブロック間の領域
を削減することができ、それによって集積度を高めるこ
とができる半導体集積回路装置およびそのレイアウト方
法ならびに電子機器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】(1) 本発明に係る半
導体集積回路装置は、複数の回路ブロックを備える半導
体集積回路装置であって、少なくとも2つの回路ブロッ
クが互いに接し、前記互いに接する各回路ブロックは、
他方の回路ブロックに接し少なくとも1つの配線層を使
用せずにブロック内配線が行われている非専用領域を備
えることを特徴としている。
【0007】本発明によれば、互いに接する回路ブロッ
クの各々において、他方の回路ブロックに接し少なくと
も1つの配線層を使用せずにブロック内配線が行われた
領域である非専用領域が設けられている。したがって、
この使用されていない配線層を利用して、互いに接する
2つの回路ブロックを結ぶブロック間配線を行うことが
可能となる。その結果、ブロック間配線のための領域を
2つの回路ブロック間に設けることなくブロック間配線
を行うことができ、回路ブロック間の領域を削減できる
分だけ集積度を高めることができる。
【0008】(2) 本発明に係る半導体集積回路装置
は、前記互いに接する2つの回路ブロックを結ぶブロッ
ク間配線が、前記非専用領域内の使用されていない配線
層を利用して行われていることを特徴としている。
【0009】(3) 本発明に係る半導体集積回路装置
は、少なくとも3つの回路ブロックを備える半導体集積
回路装置であって、第1回路ブロックと第3回路ブロッ
クとの間に位置する第2回路ブロックを備え、前記第2
回路ブロックは、前記第1回路ブロックと前記第3回路
ブロックとを結ぶ所与の線が通り少なくとも1つの配線
層を使用することなくブロック内配線が行われている非
専用領域を備えていることを特徴としている。
【0010】本発明によれば、第1回路ブロックと第3
回路ブロックとの間に位置する第2回路ブロックにおい
ては、第1回路ブロックと第3回路ブロックとを結ぶ所
与の線が通る領域すなわち非専用領域におけるブロック
内配線が、少なくとも1つの配線層を使用することなく
行われている。したがって、第1回路ブロックと第3回
路ブロックとを結ぶブロック間配線を、この非専用領域
内の使用されていない配線層を利用して行うことが可能
となる。その結果、第1回路ブロックと第3回路ブロッ
クとの間のブロック間配線を、第2回路ブロックの周囲
を迂回して行う場合に比べて、短くすることができる。
また、ブロック間配線にのみ用いるための回路ブロック
間の領域を削減できるため、その分だけ集積度を高める
ことができる。
【0011】(4) 本発明に係る半導体集積回路装置
は、(3)において、前記第1回路ブロックと前記第3
回路ブロックとを結ぶブロック間配線は前記非専用領域
内の使用されていない配線層を利用して行われているこ
とを特徴としている。
【0012】(5) 本発明に係る半導体集積回路装置
のレイアウト方法は、複数の回路ブロックを備える半導
体集積回路装置のレイアウト方法であって、少なくとも
2つの回路ブロックを互いに接するように配置する工程
と、前記2つの回路ブロックの各々において、他方の回
路ブロックに接する所与の領域内では少なくとも1つの
配線層を使用せずにブロック内配線を行う工程と、を有
することを特徴としている。
【0013】本発明によれば、互いに接する回路ブロッ
クの各々において、他方の回路ブロックに接し少なくと
も1つの配線層を使用せずにブロック内配線が行われた
領域を設けてレイアウトが行われる。したがって、この
使用されていない配線層を利用して、互いに接する2つ
の回路ブロックを結ぶブロック間配線を行うことが可能
となる。その結果、ブロック間配線のための領域を2つ
の回路ブロック間に設けることなくブロック間配線を行
うことができ、回路ブロック間の領域を削減できる分だ
け集積度を高めることができる。
【0014】(6) 本発明に係る半導体集積回路装置
のレイアウト方法は、前記所与の領域における使用され
ていない配線層を利用して、前記互いに接する2つの回
路ブロックを結ぶブロック間配線を行う工程をさらに有
することを特徴としている。
【0015】(7) 本発明に係る半導体集積回路装置
のレイアウト方法は、少なくとも3つの回路ブロックを
備える半導体集積回路装置のレイアウト方法であって、
第1回路ブロックと第3回路ブロックとの間に第2回路
ブロックが位置するように、それら3つの回路ブロック
を配置する工程と、前記第2回路ブロックにおいて、前
記第1回路ブロックと前記第3回路ブロックとを結ぶ所
与の線が通る領域では少なくとも1つの配線層を使用す
ることなくブロック内配線を行う工程と、を有すること
を特徴としている。
【0016】本発明によれば、第1回路ブロックと第3
回路ブロックとの間に配置された第2回路ブロックにお
いては、第1回路ブロックと第3回路ブロックとを結ぶ
所与の線を含む領域におけるブロック内配線が、少なく
とも1つの配線層を使用することなく行われるようにレ
イアウトされる。したがって、第1回路ブロックと第3
回路ブロックとを結ぶブロック間配線を、この領域内の
使用されていない配線層を利用してレイアウトすること
が可能となる。その結果、第1回路ブロックと第3回路
ブロックとの間のブロック間配線を、第2回路ブロック
の周囲を迂回して行う場合に比べて、短くすることがで
きる。また、ブロック間配線に用いるための回路ブロッ
ク間の領域を削減できるため、その分だけ集積度を高め
ることができる。
【0017】(8) 本発明に係る半導体集積回路装置
のレイアウト方法は、(7)において、前記所与の線が
通る領域における使用されていない配線層を利用して、
前記第1回路ブロックと前記第3回路ブロックとを結ぶ
ブロック間配線を行う工程をさらに有することを特徴と
している。
【0018】(9) 本発明に係る電子機器は、(1)
ないし(4)のいずれかに記載された半導体集積回路装
置を備えることを特徴としている。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて、図面を参照しながら、さらに具体的に説明す
る。
【0020】1. <第1実施形態> 1.1 半導体集積回路装置 図1は、本実施形態の半導体集積回路装置としてのIC
チップ10を示す模式的な平面図である。この図におい
て斜線を施した各領域として示すように、ICチップ1
0は4つの回路ブロック14,15,16,17を備え
ており、それらの回路ブロック14,15,16,17
が互いに接している。
【0021】各回路ブロック14,15,16,17
は、図1において多数の点で埋めた領域として示したよ
うに、ブロック内配線に使用されていない配線層を持ち
他の回路ブロック14に接する領域としての非専用領域
18を備えている。例えば、ICチップ10は、4つの
配線層を備えて形成されているが、各回路ブロック1
4,15,16,17の非専用領域18においては2つ
の配線層のみを用いてブロック内配線が行われており、
残りの2つの配線層はブロック内配線には使用されてい
ない。
【0022】図2は、図1に示したICチップ10の一
部をさらに詳細に示す模式的な平面図である。ICチッ
プ10においては互いに接する2つの回路ブロック1
4,17を結ぶブロック間配線22が、前述した非専用
領域18内の使用されていない配線層を利用して行われ
ている。また、図2に示したように、各回路ブロック1
4内に形成された素子をブロック間配線に接続するため
のコンタクトホール24が、非専用領域18とその回路
ブロック14,17の他の領域との境界付近に設けられ
ている。
【0023】なお、この例におけるブロック間配線22
は、経路が交差しているため少なくとも2つの配線層を
用いて行われている。しかしながら、図2では、便宜的
にブロック間配線22の全経路が見えるように示してい
る。このブロック間配線22は、例えば、ブロック間配
線22の図2における縦方向部分を1つの配線層を用い
て行い、横方向部分をもう1つの配線層を用いて行う。
そして、縦方向部分と横方向部分との接続部は、図示し
ていないコンタクトホールによって接続されている。
【0024】このように、本実施形態によれば、互いに
接する回路ブロック14,15,16,17の各々にお
いて、他方の回路ブロック14,15,16,17に接
し少なくとも1つの配線層を使用せずにブロック内配線
が行われた非専用領域18が設けられている。したがっ
て、この使用されていない配線層を利用して、互いに接
する2つの回路ブロックを結ぶブロック間配線22を行
うことが可能となる。その結果、ブロック間配線のため
の領域を2つの回路ブロック14とブロック17との間
に設けることなくブロック間配線を行うことができ、そ
れによって回路ブロック間の領域を削減できる分だけ集
積度を高めることができる。これは、従来例を示す図と
して前述した図8、図9と、それらに対応する本実施形
態の図1、図2とを比較することによっても明らかであ
る。
【0025】1.2 半導体集積回路装置のレイアウト
方法 ここで、第1実施形態に係る半導体集積回路装置10の
レイアウト方法について説明する。この半導体集積回路
装置10のレイアウト方法は次の工程を含んで行われ
る。
【0026】まず、半導体集積回路装置10の設計領域
の寸法を決定する。設計領域は、半導体集積回路装置1
0が形成される半導体基板の表面における領域に相当す
る。
【0027】次に、設計領域内に、少なくとも2つの回
路ブロックが互いに接するようにして、複数の回路ブロ
ック14,15,16,17を配置する。
【0028】次いで、各回路ブロック14,15,1
6,17においてブロック内配線を行う。なお、互いに
接する2つの回路ブロックの各々において、他方の回路
ブロックに接する所与の領域すなわち非専用領域18内
では少なくとも1つの配線層を使用することなくブロッ
ク内配線を行う。
【0029】そして、非専用領域18における使用され
ていない配線層を利用して、互いに接する2つの回路ブ
ロックを結ぶブロック間配線22を行う。
【0030】このように、本実施形態に係る半導体集積
回路装置10のレイアウト方法によれば、互いに接する
回路ブロック14,15,16,17の各々において、
他方の回路ブロック14,15,16,17に接し少な
くとも1つの配線層を使用せずにブロック内配線22が
行われた領域を設けてレイアウトが行われる。したがっ
て、この使用されていない配線層を利用して、互いに接
する2つの回路ブロックを結ぶブロック間配線22を行
うことが可能となる。その結果、ブロック間配線のため
の領域を2つの回路ブロック間に設けることなくブロッ
ク間配線を行うことができ、回路ブロック間の領域を削
減できる分だけ集積度を高めることができる。
【0031】2. <第2実施形態> 2.1 半導体集積回路装置 図3は、本実施形態の半導体集積回路装置としてのIC
チップ40を示す模式的な平面図である。この図におい
て斜線を施した各領域として示すように、ICチップ4
0は、少なくとも3つの回路ブロック44,48,52
を備えている。なお、回路ブロック48(第2回路ブロ
ック)は、回路ブロック44(第1回路ブロック)と回
路ブロック52(第3回路ブロック)との間に位置して
いる。
【0032】回路ブロック48は、図3において多数の
点で埋めた領域として示したように、回路ブロック44
と回路ブロック52とを結ぶブロック間配線56が通る
非専用領域50を備えている。非専用領域50では少な
くとも1つの配線層を使用することなくブロック内配線
が行われている。例えば、ICチップ40は、3つ以上
の配線層を備えて形成されているが、非専用領域50に
おいては、1つまたは2つの配線層を使用することなく
ブロック内配線が行われている。この残る1つまたは2
つの配線層を利用して、回路ブロック44と回路ブロッ
ク52とを結ぶブロック間配線56が行われている。ま
た、図3においては、図示の簡略化のために回路ブロッ
ク44と回路ブロック52とを結ぶブロック間配線56
を1本のみ示している。
【0033】このように、本実施形態によれば、回路ブ
ロック44と回路ブロック52との間に位置する回路ブ
ロック48においては、回路ブロック44と回路ブロッ
ク52とを結ぶ所与の線が通る領域である非専用領域5
0におけるブロック内配線は少なくとも1つの配線層を
使用することなく行われている。したがって、回路ブロ
ック44と回路ブロック52とを結ぶブロック間配線5
6を、この非専用領域50内の使用されていない配線層
を利用して行うことが可能となる。その結果、回路ブロ
ック44と回路ブロック52との間のブロック間配線5
6を、比較例として図3に破線で示したブロック間配線
58のように回路ブロック48の周囲を迂回して行う場
合に比べて、短くすることができる。また、ブロック間
配線に使用するための回路ブロック間の領域を削減でき
るため、その分だけ集積度を高めることができる。
【0034】2.2 半導体集積回路装置のレイアウト
方法 ここで、第2実施形態に係る半導体集積回路装置40の
レイアウト方法について説明する。この半導体集積回路
装置40のレイアウト方法は次の工程を含んで行われ
る。
【0035】まず、半導体集積回路装置40の設計領域
の寸法を決定する。設計領域は、半導体集積回路装置4
0が形成される半導体基板の表面における領域に相当す
る。
【0036】次に、設計領域内に、第1回路ブロック4
4と第3回路ブロック52との間に第2回路ブロック4
8が位置するようにして、3つ以上の回路ブロックを配
置する。
【0037】次いで、第2回路ブロック48において、
第1回路ブロック44と第3回路ブロック52とを結ぶ
所与の線が通る領域すなわち非専用領域50では、少な
くとも1つの配線層を使用することなくブロック内配線
を行う。
【0038】そして、非専用領域50の使用されていな
い配線層を利用して、第1回路ブロック44と第3回路
ブロック52とを結ぶブロック間配線を行う。
【0039】このように、本実施形態に係る半導体集積
回路装置40のレイアウト方法によれば、第1回路ブロ
ック44と第3回路ブロック52との間に配置された第
2回路ブロック48においては、第1回路ブロック44
と第3回路ブロック52とを結ぶ所与の線を含む領域す
なわち非専用領域50におけるブロック内配線が、少な
くとも1つの配線層を使用することなく行われるように
レイアウトされる。したがって、第1回路ブロック44
と第3回路ブロック52とを結ぶブロック間配線56
を、この非専用領域50内の使用されていない配線層を
利用してレイアウトすることが可能となる。その結果、
第1回路ブロック44と第3回路ブロック52との間の
ブロック間配線を、第2回路ブロックの周囲を迂回して
行う場合に比べて、短くすることができる。また、ブロ
ック間配線に用いるための回路ブロック間の領域を削減
できるため、その分だけ集積度を高めることができる。
【0040】3. <第3実施形態> 図4は、本実施形態の半導体集積回路装置としてのIC
チップ70を示す模式的な平面図である。ICチップ7
0は、第2実施形態と同様に、図4において斜線を施し
た各領域として示す少なくとも3つの回路ブロック4
4,48,52を備えており、回路ブロック44と回路
ブロック52との間に回路ブロック48が位置してい
る。
【0041】回路ブロック48においては、回路ブロッ
ク44と回路ブロック52とを結ぶブロック間配線56
が通る非専用領域50では、少なくとも1つの配線層を
使用することなくブロック内配線が行われている。例え
ば、ICチップ70は、3つ以上の配線層を備えて形成
されているが、非専用領域50においては、少なくとも
1つの配線層を用いずにブロック内配線が行われてい
る。ブロック内配線に使用されなかったこの配線層を利
用して、回路ブロック44と回路ブロック52とを結ぶ
ブロック間配線56が行われている。
【0042】このように、本実施形態のICチップ70
においても、回路ブロック44と回路ブロック52との
間のブロック間配線56を、回路ブロック48の周囲を
迂回して行う場合に比べて、短くすることができる。ま
た、ブロック間配線に用いるための回路ブロック間の領
域を削減できるため、その分だけ集積度を高めることが
できる。
【0043】さらに、本実施形態では、3つの回路ブロ
ック44,48,52が互いに接して配置されており、
図4において多数の点で埋めた領域として示した、ブロ
ック内配線に使用されていない配線層を持つ非専用領域
18が、他の回路ブロック44,48,52に接して設
けられている。
【0044】このように、本実施形態においても第1実
施形態と同様に、互いに接する回路ブロック44,4
8,52の各々において、他の回路ブロック44,4
8,52に接し少なくとも1つの配線層を使用せずにブ
ロック内配線が行われた非専用領域18が設けられてい
る。したがって、この使用されていない配線層を利用し
て、互いに接する2つの回路ブロックを結ぶブロック間
配線56を行うことが可能となる。その結果、ブロック
間配線のための領域を2つの回路ブロックの間に設ける
ことなくブロック間配線を行うことができ、回路ブロッ
ク間の領域を削減できる分だけ集積度を高めることがで
きる。これは、本実施形態のICチップ70の面積が、
図4において破線で示した領域の分だけ第2実施形態に
おける半導体集積回路装置50の面積より少なくなって
いる点からも明らかである。
【0045】4. <半導体集積回路装置を用いた電子
機器> 図5(A)、(B)、および(C)は、前記いずれかの
実施形態の半導体集積回路装置としてのICチップを用
いた電子機器の例を示す外観図である。図5(A)は携
帯電話機88であり、図5(B)は腕時計92であり、
図5(C)は、携帯情報機器96である。これらの電子
機器は、表示部98の他に、図示しないが、表示情報出
力源、表示情報処理回路、クロック発生回路などの様々
な回路や、それらの回路に電力を供給する電源回路など
からなる表示信号生成部を含んで構成される。本実施形
態に係るICチップは、これらの機器を構成する電子回
路部分の少なくともいずれかに使用される。
【0046】なお、本実施形態のICチップが使用され
る電子機器としては、携帯電話機、腕時計、および携帯
情報機器に限らず、ノート型パソコン、電子手帳、ペー
ジャ、電卓、POS端末、ICカード、ミニディスクプ
レーヤなど様々な電子機器が考えられる。
【0047】5. <変形例> 5.1 前述した各実施形態においては、図2などに示
したように、各回路ブロック内に形成された素子をブロ
ック間配線に接続するためのコンタクトホールが、ブロ
ック間配線兼用領域と内部配線専用領域との境界付近に
設けられた例を示した。しかしながら、図2に示した回
路ブロック14に対応する変形例として図6に示すよう
に、他のブロックと接続される素子26がブロック間配
線兼用領域に形成されている場合などには、ブロック間
配線に接続するためのコンタクトホール24を非専用領
域18の中ほどにも設けてもよい。
【0048】5.2 前述した各実施形態においては、
配線層の数が3層または4層の半導体集積回路装置とし
てのICチップを示した。しかしながら、本発明は、5
層以上の配線層を持つICチップにも同様に適用するこ
とができる。
【0049】5.3 前述した各実施形態においては、
互いに接する回路ブロック14,15,16,17のそ
れぞれに設けられた、ブロック内配線に使用されていな
い配線層を持ち他の回路ブロック14,15,16,1
7に接する領域である非専用領域18が、各ブロック1
4,15,16,17の一辺の全長にわたって設けられ
ている例を示した。しかしながら、必要なブロック間配
線が行えるのであれば、図7に示したように、互いに接
する各ブロック14,15,16,17の一辺の一部の
長さのみにわたる非専用領域18を設けるようにしても
よい。
【0050】5.4 本発明は前述した各実施形態に限
定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内、また
は、特許請求の範囲の均等範囲内で、各種の変形実施が
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のICチップを示す模式的な平面
図である。
【図2】図1に示したICチップの一部をさらに詳細に
示す模式的な平面図である。
【図3】第2実施形態のICチップを示す模式的な平面
図である。
【図4】第3実施形態のICチップを示す模式的な平面
図である。
【図5】(A)、(B)、および(C)は、ICチップ
を用いた電子機器の例を示す外観図である。
【図6】図2に示した回路ブロックの1つに対応する変
形例を示す模式的な平面図である。
【図7】互いに接する各ブロックの一辺の一部の長さの
みにわたる非専用領域を設けた変形例を示す模式的な平
面図である。
【図8】従来のICチップを示す模式的な平面図であ
る。
【図9】図8の一部を拡大して示す模式的な平面図であ
る。
【符号の説明】
10,40,70 ICチップ(半導体集積回路装置) 14,15,16,17,44,48,52 回路ブロ
ック 18,50 非専用領域 22,56 ブロック間配線

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の回路ブロックを備える半導体集積
    回路装置であって、 少なくとも2つの回路ブロックが互いに接し、 前記互いに接する各回路ブロックは、他方の回路ブロッ
    クに接し少なくとも1つの配線層を使用せずにブロック
    内配線が行われている非専用領域を備えることを特徴と
    する半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記互いに接する2つの回路ブロックを結ぶブロック間
    配線は、前記非専用領域内の使用されていない配線層を
    利用して行われていることを特徴とする半導体集積回路
    装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも3つの回路ブロックを備える
    半導体集積回路装置であって、 第1回路ブロックと第3回路ブロックとの間に位置する
    第2回路ブロックを備え、 前記第2回路ブロックは、前記第1回路ブロックと前記
    第3回路ブロックとを結ぶ所与の線が通り少なくとも1
    つの配線層を使用することなくブロック内配線が行われ
    ている非専用領域を備えていることを特徴とする半導体
    集積回路装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記第1回路ブロックと前記第3回路ブロックとを結ぶ
    ブロック間配線は前記非専用領域内の使用されていない
    配線層を利用して行われていることを特徴とする半導体
    集積回路装置。
  5. 【請求項5】 複数の回路ブロックを備える半導体集積
    回路装置のレイアウト方法であって、 少なくとも2つの回路ブロックを互いに接するように配
    置する工程と、 前記2つの回路ブロックの各々において、他方の回路ブ
    ロックに接する所与の領域内では少なくとも1つの配線
    層を使用せずにブロック内配線を行う工程と、 を有することを特徴とする半導体集積回路装置のレイア
    ウト方法。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記所与の領域における使用されていない配線層を利用
    して、前記互いに接する2つの回路ブロックを結ぶブロ
    ック間配線を行う工程をさらに有することを特徴とする
    半導体集積回路装置。
  7. 【請求項7】 少なくとも3つの回路ブロックを備える
    半導体集積回路装置のレイアウト方法であって、 第1回路ブロックと第3回路ブロックとの間に第2回路
    ブロックが位置するように、それら3つの回路ブロック
    を配置する工程と、 前記第2回路ブロックにおいて、前記第1回路ブロック
    と前記第3回路ブロックとを結ぶ所与の線が通る領域で
    は少なくとも1つの配線層を使用することなくブロック
    内配線を行う工程と、 を有することを特徴とする半導体集積回路装置のレイア
    ウト方法。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 前記所与の線を含む領域における使用されていない配線
    層を利用して、前記第1回路ブロックと前記第2回路ブ
    ロックとを結ぶブロック間配線を行う工程をさらに有す
    ることを特徴とする半導体集積回路装置のレイアウト方
    法。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
    載された半導体集積回路装置を備えることを特徴とする
    電子機器。
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