JP2002258990A - 電子機器システム - Google Patents

電子機器システム

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JP2002258990A
JP2002258990A JP2001057033A JP2001057033A JP2002258990A JP 2002258990 A JP2002258990 A JP 2002258990A JP 2001057033 A JP2001057033 A JP 2001057033A JP 2001057033 A JP2001057033 A JP 2001057033A JP 2002258990 A JP2002258990 A JP 2002258990A
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JP2001057033A
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Tsuyoshi Iwamoto
強志 岩本
Satoru Morooka
了 諸岡
Takayuki Fujiyama
隆之 藤山
Tadashi Okada
正 岡田
Toshio Tanoue
寿雄 田野上
Toshiyuki Natori
敏幸 名取
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Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部電源から供給された電力を特定のコンポ
ーネント装置を介して他のコンポーネント装置にも供給
する電子機器システムにおいて、各コンポーネント装置
内の電力供給対象に供給されるAC電力を安定化するた
めのノイズフィルタやヒューズの重複を回避するととも
に簡単に交換できるようにする。 【解決手段】 他のコンポーネント装置のノイズフィル
タ323やヒューズ324a〜324f等よりなるAC
電力安定化手段を、デジタル複写機の主装置であるプリ
ンタ装置32内のみに設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のコンポーネ
ント装置を組み合わせてなる電子機器システムに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般にAVシステムや複写システムなど
電子機器システムは、各々異なった機能を有する複数の
コンポーネント装置を組み合わせて構成されている。た
とえばAVシステムであれば、アンプ、ビデオテープレ
コーダ、モニター等の各々機能の異なる複数のコンポー
ネント装置を組み合わせることで映像や音声の記録・再
生といった多機能性を実現している。また複写システム
では、複写機本体、給紙装置、後処理装置等の各々機能
の異なる複数のコンポーネント装置を組み合わせること
で、高度かつ複雑な複写処理を実現できるように構成さ
れている。
【0003】このようなシステムにおける電力供給は、
一般に、システム内における代表的な1つのコンポーネ
ント装置に商用電源から供給された外部電力を、システ
ム内の他のコンポーネント装置に分配することによって
行われている。
【0004】たとえば、特開平5-66622号公報には、給
紙装置、排紙装置等がレーザプリンタに接続されたプリ
ントシステムが開示されている。このシステムでは、外
部電力を排紙装置に供給するとともに、その電力の一部
を給紙装置に供給し、さらに、給紙装置から他の各コン
ポーネント装置に向けて電力が供給されるように構成さ
れている。
【0005】また、特開2000-23349号公報には、リーダ
(スキャナ)とプリンタとを組み合わせてなる複写シス
テムが開示されている。このシステムは、システム内で
の漏電を検知する機能を有し、プリンタに供給された外
部電力をリーダに分配する構成になっている。
【0006】ところで、一般に電子機器内で使用される
電力は、商用電源とほぼ同一の実行値のAC電力、商用
電源よりも遙かに低い実行値のAC電力、DC電力等、
様々である。これらの電力は、商用電源の電力の不安定
さ、すなわち、電圧波高値や電流波高値の変動、電圧波
形や電流波形の歪みなどが、そのままでは電子機器内で
使用できない程度であっても、電子機器内の電機部品
に、電圧波高値や電流波高値の変動が小さく、電圧波形
や電流波形の歪みの小さい安定したものとなるように、
ノイズフィルタ等のAC電力調整手段を通して調整した
ものを供給する必要がある。また、電子機器では、過大
な電流から機器内の電機部品を守るためにヒューズ等の
AC電流上限規制手段も必要となる。このように、一般
に商用電源の電力を使用する電子機器にあっては、機器
内の電力を安定させるために、ノイズフィルタやヒュー
ズ等のAC電力安定化手段が必要となる。
【0007】また、複数のコンポーネント装置(電子機
器)を組み合わせてなる電子機器システムの場合、シス
テム内の特定のコンポーネント装置を商用電源と接続
し、商用電源からのAC電力をDC電力に変換して、シ
ステム内の他のコンポーネント装置に給電する方法も考
えられる。しかし、このようにすると、複数のコンポー
ネント装置の組み合わせが種々変換する場合、すなわち
電力供給を受けるコンポーネント装置が種々変化するよ
うな場合、各コンポーネント装置内の部品によって必要
な電力の種類やその容量が様々であるため、特定のコン
ポーネント装置に設けられたDC端子数が多すぎたり少
なすぎたりするといった問題や、コネクタのタイプを共
通化できないといった問題、DC電力の容量が足らない
コンポーネント装置が出てくるといった問題が生じてく
る。
【0008】このような問題を回避するためには、商用
電源から供給されたAC電力を特定の1つのコンポーネ
ント装置に供給し、その特定のコンポーネント装置を介
して他のコンポーネント装置にも供給する方式にした方
が利便性が高い。このため、上記公報の記載された従来
の電子機器システムは、いずれもこの方式を採用してい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に記載された従来の電子機器システムでは、外部電源
からの供給電力に含まれるノイズを除去するためのノイ
ズフィルタや過電流を防止するためのヒューズなどを、
システム内の各コンポーネント装置ごとに備えているた
め、1つのシステム内にこれを構成しているコンポーネ
ント装置と同数の複数のノイズフィルタやヒューズなど
が存在することになる。このため、製造コストの上昇を
来すとともに、システム全体の小型化が困難になるとい
う問題があった。
【0010】また、ノイズフィルタやヒューズはメンテ
ナンスを行う場合にその交換等の作業がし易いように、
各コンポーネント装置の筐体を外したときに露出する位
置に設けられ、しかもその付近には他の部品を配置せず
に、空き空間を設けておく必要があるため、各コンポー
ネント装置を小型化する上で大きな制約となっていた。
【0011】また、ノイズフィルタやヒューズの数が増
えればそれだけノイズフィルタやヒューズの交換等のメ
ンテナンスを行う回数も多くなるとともに、メンテナン
ス時には、各コンポーネント装置間の接続を解いて、個
々のコンポーネント装置の筐体を外してからノイズフィ
ルタやヒューズを交換する必要があるため、非常に手間
がかかり面倒であった。
【0012】本発明は、上記のような従来の問題点を解
決するためになされたものであり、複数のコンポーネン
ト装置を組み合わせてなる電子機器システムにおいて、
ノイズフィルタやヒューズ等のAC電力安定化手段の重
複を回避するとともに、AC電力安定化手段の交換作業
の効率を向上させることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、複数のコンポーネント装置を組み合わせて
なり、外部電源から供給された電力を該複数のコンポー
ネント装置のうちの特定のコンポーネント装置を介して
他のコンポーネント装置にも供給するように構成した電
子機器システムにおいて、前記外部電源から前記特定の
コンポーネント装置に供給された電力を前記特定のコン
ポーネント装置内の電力供給対象および前記他のコンポ
ーネント装置に分配するための電力供給路に、各コンポ
ーネント装置内の電力供給対象に供給されるAC電力を
安定化するためのAC電力安定化手段を設けるととも
に、各AC電力安定化手段を前記特定のコンポーネント
装置内に設けたことを特徴とする。係る構成により、A
C電力安定化手段の交換作業の効率を向上させることが
できる。
【0014】本発明の電子機器システムにおいて、前記
特定のコンポーネント装置は、前記AC電力安定化手段
を介した電源供給路の他に、前記AC電力安定化手段を
介さない別の電源供給路を備え、前記供給されるAC電
力を安定化する必要がある電力供給対象に対してのみ前
記AC電力安定化手段を介して給電するように構成され
ていることが望ましい。係る構成により、AC電力安定
化手段の容量を小さくし、電源回路を小型に構成でき
る。
【0015】また、前記特定のコンポーネント装置は主
装置であり、前記他のコンポーネント装置は該主装置の
付属装置であることが望ましい。係る構成により、どの
ような付属装置を主装置と組み合わせて使用しても上記
効果が得られる。
【0016】また、前記主装置はプリンタ装置であり、
前記付属装置はスキャナ装置、プリンタ装置、多段給紙
装置および後処理装置のいずれかであることが望まし
い。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1は本発明にかかる電子
機器システムの一例であるデジタル複合機の構成例を示
す説明図である。このデジタル複合機1は、複写機、プ
リンタおよびファクシミリとしての複合的な機能を有す
るものであり、この図に示すように、スキャナ装置3
1、プリンタ装置32、多段給紙装置52および後処理
装置34を備えている。
【0018】スキャナ装置31、プリンタ装置32、多
段給紙装置52、後処理装置34は、それぞれ個々の筐
体に各々機能の異なるシステム要素すなわちスキャナ機
構、プリンタ機構、多段給紙機構、後処理機構を収めて
なるコンポーネント装置である。したがって、図1に示
されているデジタル複合機1は、これら複数のコンポー
ネント装置を組み合わせてなる電子機器システム(複写
システム)であるといえる。
【0019】上記複数のコンポーネント装置のうち、プ
リンタ装置32はデジタル複合機1の必須のコンポーネ
ント装置(特定のコンポーネント装置、主装置)であ
り、後述するように、外部電源からの電力はまずプリン
タ装置32に供給され、プリンタ装置32を介してスキ
ャナ装置31、多段給紙装置52および後処理装置34
に供給されるようになっている。スキャナ装置31、多
段給紙装置52および後処理装置34は、プリンタ装置
32の付属装置(他のコンポーネント装置)として機能
する。
【0020】スキャナ装置31は、原稿画像を読み取る
ものであり、透明ガラスからなる原稿載置台35、両面
自動原稿送り装置(RADF;Reversing A
utomatic Document Feeder)
36およびスキャナユニット(SU)40を有してい
る。
【0021】RADF36は、所定の原稿トレイにセッ
トされた原稿を、一枚毎に原稿載置台35に搬送すると
ともに、読み取り後の原稿を排紙トレイに搬出する機能
を有している。また、RADF36は、読み取り後の原
稿を裏返し、再び原稿載置台35に搬送することもでき
る。これにより、スキャナ装置31では、原稿における
両面の画像を読み取れるようになっている。
【0022】SU40は、原稿載置台35上の原稿画像
を1ライン毎に読み取るものであり、第1、第2走査ユ
ニット40a、40b、光学レンズ43およびCCD4
4を有している。
【0023】第1走査ユニット40aは、原稿載置台3
5に沿って副走査方向(図の左から右)に一定速度Vで
移動しながら、原稿を露光するものであり、光源41
と、原稿面からの反射光を第2走査ユニット40bに導
く第1の反射ミラー42aとを有している。
【0024】第2走査ユニット40bは、第1走査ユニ
ット40aに迫随してV/2の速度で移動するようにな
っており、第1反射ミラー42aからの光を光学レンズ
43、CCD44に導く第2、第3反射ミラー42b、
42cを傭えている。
【0025】光学レンズ43は、第3反射ミラー42c
からの反射光を、CCD素子44上に結像させるもので
ある。CCD素子44は、光学レンズ43からの光をア
ナログの電気信号に変換するものである。なお、この電
気信号は、図示しないCCDボードによってデジタルの
画像データに変換される。
【0026】プリンタ装置32は、画像データに基づい
てシート(記録用紙)に画像を形成するものであり、レ
ーザ書き込みユニット(LSU)46、電子写真プロセ
ス部47およびシート搬送機構50を備えている。
【0027】LSU46は、スキャナ装置31や外部か
ら得られた画像データに基づいて、電子写真プロセス部
47内の感光体ドラム48に、レーザ光を照射して静電
潜像を形成するものである。電子写真プロセス部47
は、感光体ドラム48と、その周囲に設けられた帯電
器、現像器、転写器、剥離器、クリーニング器および除
電器とを備えている。そして、感光体ドラム48上の静
電潜像を現像してトナー像を生成し、シートに静電転写
する機能を有している。
【0028】シート搬送機構50は、電子写真プロセス
部47にシートを供給するとともに、シートに転写され
た画像を定着させ、さらに、シートを外部に排出する機
能を有している。シート搬送機構50は、搬送部33、
給紙カセット51、手差し給紙装置54、定着器49、
再供給経路56、排紙ローラ57および両面複写ユニッ
ト55を備えている。
【0029】搬送部33は、電子写真プロセス部47に
おける所定の転写位置(転写器が配置されている位置)
にシートを搬送するためのものである。給紙カセット5
1は、シートを収納しておくとともに、転写時に、シー
トを搬送部33に送り込むものである。また、手差し給
紙装置54は、搬送部33に、手差しによりシートを供
給するための装置である。
【0030】定着器49は、シートを加熱・加圧するこ
とにより、シートに転写されたトナー像を定着させるも
のである。
【0031】両面複写ユニット55は、両面複写用トレ
イ55aを備えており、トナー像の定着後、シートの裏
面に画像を形成するために、シートを搬送部33に再供
給するためのものである。再供給経路56は、画像形成
後のシートを両面複写ユニット55に搬送するための経
路である。排紙ローラ57は、定着器49から排出され
たシートを、後処埋装置34あるいは再供給経路56に
供紛する搬送ローラである。
【0032】多段給紙装置52は、プリンタ装置32の
下部に連結されたコンポーネント装置であり、複数(図
示の例では2つ)の給紙カセット52a、52bを備え
ている。給紙カセット52a、52bは、ユーザの所望
とする種類、サイズのシートを収納するためのカセット
である。
【0033】後処理装置34は、プリンタ装置32の側
面(排紙ローラ57の設けられた側面)に連結されたコ
ンポーネント装置である。この後処理装置34は、排紙
ローラ57から排出されたシートに対してステープル処
理等の後処理を施すものであり、第1、第2の排出トレ
イ34a、34bを有している。また、後処理装置34
内には、シート受取ローラ34c、第1〜3の搬送経路
34d、34e、34h、第1、第2の切り替えゲート
34f、34g、第1、第2排出ローラ34i、34j
が配置されており、各種排出モードに対応している。
【0034】次に、デジタル複合機1の特徴的な構成で
ある、電力供給路について説明する。図2は、デジタル
複合機1における電源回路の構成を示す回路図である。
図2に示すように、デジタル複合機1の電源回路320
は、プリンタ装置32内に、外部電源に接続するための
インレット322、AC電力安定化回路360、アウト
レット325〜328、AC/DCコンバート回路32
9、メインスイッチ330、除湿ヒータスイッチ33
1、定着ヒータ制御基板490および定着ヒータランプ
491を備えている。
【0035】また、多段給紙装置52内に、インレット
523、522、AC/DCコンバート回路520、給
紙デスク制御基板321(図4に図示)および除湿ヒー
タ524を備え、後処理装置34内に、インレット34
2、AC/DCコンバート回路340および後処理装置
制御基板351(図4に図示)を有している。また、ス
キャナ装置31内に、インレット312、AC/DCコ
ンバート回路310、スキャナ制御基板311(図4に
図示)及びDCアウトレット313を有している。ま
た、RADF36内に、DCインレット362およびR
ADF制御基板361(図4に図示)を備えている。
【0036】プリンタ装置32のインレット322に
は、ACコード370を介してACプラグ371が接続
されている。ACプラグ371は外部のAC電源に接続
するための端子である。
【0037】AC電力安定化回路360は、ノイズフィ
ルタ323とヒューズ部324とを有している。
【0038】ノイズフィルタ323は、インレット32
2を介して供給されるAC電力のノイズを除去し、プリ
ンタ装置32のAC/DCコンバート回路329および
各装置のAC/DCコンバート回路520、340、3
10に供給するAC電力のノイズを無くすためのもので
ある。
【0039】図3にノイズフィルタ323の構成例を示
す。ノイズフィルタは各種あるが、基本的にはコンデン
サとリアクタンスとを組み合わせたフィルタ回路からな
る。ノイズフィルタからは接地端子が引き出されてお
り、これをアースすることでフィルタの効果が高められ
る。ノイズフィルタは定格電圧や定格電流が定められて
いるためその許容範囲内で使用する必要があり、定格を
超える場合にはノイズが十分に除去されず、後段の回路
に悪影響を及ぼすことになる。
【0040】ヒューズ部324には複数(この例では5
つ)のヒューズ324a〜324fが設けられており、
ノイズフィルタ323と共にプリンタ装置32の筐体内
に配置されている。なお、各ヒューズ324a〜324
fは、それぞれ除湿ヒータ524、AC/DCコンバー
ト回路5、20、AC/DCコンバート回路340、A
C/DCコンバート回路310、AC/DCコンバート
回路329および定着ヒータ制御基板490に対して、
過大な電源電流が供給されることを防止するためのもの
である。
【0041】AC/DCコンバート回路329は、ヒュ
ーズ部324のヒューズ324fを介して供給されるA
C電力から直流電力を生成し、プリンタ装置32内のレ
ーザ記録部制御基板321(図4)等の各部材に供給す
るものである。
【0042】定着ヒータ制御基板490は、図1に示し
た定着器49の加熱温度を制御するものである。なお、
定着器49は、画像の転写されたシートを加熱・加圧す
るものであり、図2に示した定着ヒータランプ491
は、定着器49に備えられた熱源である。そして、定着
ヒータ制御基板490は、定着ヒートローラに接触して
配置された図示しない温度センサからの信号に基づい
て、定着ヒータランプ491の温度を制御することによ
り、定着器49の加熱温度を適切な値に制御する機能を
有するものである。すなわち、定着ヒータ制御基板49
0は、ヒューズ324fを介して供給される単位時間当
たりの電力の供給量を調節するようになっている。これ
により、定着ヒータ制御基板490は、定着ヒータラン
プ491における発熱量を調整し、定着器49の加熱温
度を制御できるようになっている。
【0043】アウトレット325〜328は、ヒューズ
部324のヒューズ324a〜324dを介して供給さ
れるAC電力を、外部のコンポーネント装置に供給する
ための出力端子である。また、図2に示すように、アウ
トレット326、327、328は、後述するメインス
イッチ330のON、OFFによって、外部への電源供
給状態を切り替えることができるようになっている。す
なわち、アウトレット326、327、328は、メイ
ンスイッチ330がONであるときに限り、外部に電源
を供給できるように構成されている。
【0044】一方、アウトレット325は、メインスイ
ッチ330の状態によらず、除湿ヒータスイッチ331
のON、OFFに応じて、外部への電源供給状態を切り
替えることができるようになっている。すなわち、アウ
トレット325は、除湿ヒータスイッチ331がONで
あるときに限り、外部への電源供給が可能となる。
【0045】多段給紙装置52、後処理装置34、スキ
ャナ装置31に設けられたインレット523、522、
342、312は、プリンタ装置32のアウトレット3
25〜328に接続され、除湿ヒータ524、AC/D
Cコンバート回路520、AC/DCコンバート回路3
40、AC/DCコンバート回路310に電力を供給す
るための入力端子である。
【0046】除湿ヒータ524は、ヒューズ部324の
ヒューズ324aを介して供給されるAC電力を利用し
て、給紙カセット52a、52b内に収納されているシ
ートの乾操度合いを一定に保つものである。AC/DC
コンバート回路520は、ヒューズ部324のヒューズ
324bを介して供給されるAC電力から直流電力を生
成し、多段給紙装置52内の多段給紙装置制御基板52
1等の部材に供給するものである。
【0047】AC/DCコンバート回路340は、ヒュ
ーズ324cを介して伝達されるAC電力から直流電力
を生成し、後処理装置34内の後処理装置制御基板34
1等の部材に供給する機能を有するものである。AC/
DCコンバート回路310は、ヒューズ部324のヒュ
ーズ324dを介して供給されるAC電力から直流電力
を生成し、スキャナ装置31内のスキャナ制御基板31
1等の部材に供給するものである。また、AC/DCコ
ンバート回路310は、スキャナ装置31のDCアウト
レット313およびRADF36のDCインレット36
2により接続されたRADF36内のRADF制御基板
361(図4)等の部材に直流電力を供給する。
【0048】メインスイッチ330は、プリンタ装置3
2の側面に設けられており、プリンタ装置32と、アウ
トレット326、327、328を介して電力を供給し
ている多段給紙装置52、後処理装置34、スキャナ装
置31とにおける電源のON、OFFを切り替えるため
の主電源スイッチである。除湿ヒータスイッチ331も
プリンタ装置32の側面に設けられており、除湿ヒータ
524における電源のON、OFFを切り替えるための
ものである。除湿ヒータ524は、プリンタ装置32や
多段給紙装置52を使用しないとき(印刷処埋を行わな
いとき)にも使用するため、メインスイッチ330とは
別のスイッチで電源を制御できるようになっている。
【0049】上記構成により、多段給紙装置52のAC
/DCコンバート回路520にはノイズフィルタ323
およびヒューズ324bを通して電力が供給され、後処
理装置34のAC/DCコンバート回路340にはノイ
ズフィルタ323およびヒューズ324cを通して電力
が供給され、スキャナ装置31のAC/DCコンバート
回路310には、ノイズフィルタ323およびヒューズ
324bを通して電力が供給される。多段給紙装置52
の除湿ヒータ524に供給される電力のみ、ノイズフィ
ルタ323を通すことなく、直接ヒューズ324aを通
して供給される。除湿ヒータ524は供給電力に含まれ
るノイズを除去しなくてもほとんど動作に影響がなく、
デジタル複合機1の設置場所の湿度が高くなければ設け
る必要のないものであり、他の構成要素に比して使用さ
れる比率が低いので、AC/DCコンバート回路31
0、340、520への電力供給路とは別の、ノイズフ
ィルタ323を介さない電力供給路を通して電力供給さ
れるのである。
【0050】図4は、デジタル複合機1の背面図であ
り、各装置31、32、34、52の背面側に配置され
たインレットおよびアウトレットをケーブルで接続した
状態を示している。主装置であるプリンタ装置32のア
ウトレット325、326、327、328と付属装置
である多段給紙装置52、後処理装置34、スキャナ装
置31のインレット523、522、342、312と
の間の接続は、AC電力用の電力供給ケーブル600で
なされる。また、スキャナ装置31のDCアウトレット
313とRADF36のDCインレット362との接続
は、DC電力用の電力供給ケーブル601でなされる。
【0051】また、RADF36内に設けられたRAD
F制御基板361とスキャナ装置31内に設けられたス
キャナ制御基板311との接続、スキャナ制御基板31
1とプリンタ装置32内に設けられたレーザ記録部制御
基板321との接続、レーザ記録部制御基板321と後
処理装置34内に設けられた後処理装置制御基板34l
との接続、およびプリンタ装置制御基板321と多段給
紙装置52内に設けられた多段給紙制御基板521との
接続は、通信ケーブルでなされおり、各制御基板間で通
信して複写システムが適切に稼動するようになってい
る。
【0052】プリンタ装置32の背面パネル700に
は、レーザ記録制御基板321および電源回路320が
収納されている部分をメンテナンス時等に開放するため
の開口部が形成されるとともに、この開口部を閉塞する
蓋パネル701が取り付けられている。蓋パネル701
は固定ビス702で背面パネル700に固定されてお
り、固定ビス702を外せば、背面パネル700から簡
単に取り外せる。蓋パネル701を外すと電源回路32
0が露呈するので、ノイズフィルタ323やヒューズ3
24a〜324fなどのAC電力安定化手段の交換作業
を容易に実施することができる。
【0053】以上のように、この実施の形態のデジタル
複合機1では、外部電源から電力を取り入れるインレッ
ト322を特定のコンポーネント装置(主装置)である
プリンタ装置32内に備え、さらに、このプリンタ装置
32から他のコンポーネント装置(付属装置)である多
段給紙装置52、後処理装置34およびスキャナ装置3
1に電力を供給するように構成されている。
【0054】そして、外部電源に由来するノイズを除去
するためのノイズフィルタ323がプリンタ装置32内
にのみ設けられている。
【0055】すなわち、このデジタル複合機1では、プ
リンタ装置32内に設けた唯1つのノイズフィルタ32
3を用いて、プリンタ装置32、多段給紙装置52、後
処理装置34およびスキャナ装置31に供給される電力
のノイズを除去するようになっている。
【0056】また、この実施の形態のデジタル複合機1
では、各コンポーネント装置31、32、34、52を
過電流から保護するための全てのヒューズ324a〜3
24fがプリンタ装置32内のヒューズ部324内にま
とめて設けられている。
【0057】したがって、この実施の形態の構成によれ
ば、デジタル複合機1を構成している各コンポーネント
装置31、32、34、52内に個別にノイズフィルタ
やヒューズを設けた構成に比して、デジタル複合機1の
電源回路全体の構成を簡略化できるので、電源回路を小
型化するとともに製造コストを低減することができる。
【0058】また、ノイズフィルタやヒューズを交換す
る際、各装置31、32、34、52ごとにノイズフィ
ルタの設置位置を調べる必要がなく、主装置(特定の装
置)であるプリンタ装置32の背面パネル700から蓋
パネル701を取り外すだけで交換作業を実施できるの
で、各装置31、32、34、52内に個別にノイズフ
ィルタやヒューズを設置した構成と比較して、交換作業
を効率良く行うことができる。
【0059】また、プリンタ装置32の付属装置である
多段給紙装置52、後処理装置34およびスキャナ装置
31のノイズフィルタ設置用スペースおよびヒューズ設
置用スペースを省略できるので、これらの付属装置を小
型化でき、ひいてはデジタル複合機1を小型化できる。
【0060】また、多段給紙装置52の除湿ヒータ52
4へは、ノイズフィルタ323を通すことなく直接ヒュ
ーズ324aを通して電力を供給するように構成したこ
とで、ノイズフィルタの容量を小さくすることができ
る。
【0061】図5に本発明に係るデジタル複写機におけ
る電源回路の別の構成例を示す。図2に示した電源回路
320と同一の構成要素については同一の符号を付して
説明を省略する。
【0062】図5に示す電源回路320のヒューズ部3
24には、プリンタ装置32のAC/DCコンバート回
路520、定着ヒータ制御回路490、多段給紙装置5
2のAC/DCコンバート回路520、後処理装置34
のAC/DCコンバート回路340、スキャナ装置31
のAC/DCコンバート回路310およびAC/DCコ
ンバート回路329に供給されるAC電力に対して、1
つのヒューズ324gが設けられている。むろん、この
ヒューズ324gは、各AC/DCコンバート回路52
0、340、310、329へ供給される電流の上限値
を規制するものであるため、図2に示した電源回路32
0の各ヒューズよりは大きな溶断電流値のヒューズを用
いることになる。また、除湿ヒータ524へは、図2の
場合と同様に独立のヒューズ324aを介してのAC電
力が供給される。
【0063】このように、プリンタ装置32内の電力供
給対象であるAC/DCコンバート回路520および定
着ヒータ制御回路340と、プリンタ装置32の付属装
置である多段給紙装置52、後処理装置34およびスキ
ャナ装置31のAC/DCコンバート回路520、34
0、310とで1つのヒューズ324gを共用すること
により、ヒューズの個数を削減することができる。これ
により、図2の電源回路320よりもヒューズ部324
の設置スペースを小さくでき、ヒューズを支持する基盤
を小型化できるので、プリンタ装置32を小型化でき、
ひいてはデジタル複合機1を小型化できる。また、ヒュ
ーズの設置個数が少なくなったことにより、交換するヒ
ューズを間違えるといった問題も回避できる。
【0064】なお、本発明は複写システムに限らずAV
システムその他の、複数のコンポーネント装置を組み合
わせてなる電子機器システムにも適用できるものであ
る。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数のコンポーネント装置を組み合わせてなる電子機器シ
ステムにおいて、各コンポーネント装置内の電力供給対
象に供給されるAC電力を安定化するためのAC電力安
定化手段を特定のコンポーネント装置内に設けたことに
よりAC電力安定化手段の交換作業の効率を向上させる
ことができる。
【0066】また、供給されるAC電力を安定化する必
要がある電力供給対象に対してのみAC電力安定化手段
を介して給電するように構成することで、AC電力安定
化手段の容量を小さくし、電源回路を小型に構成でき
る。
【0067】また、電子機器システムの主装置すなわち
システムを使用する上で必須のコンポーネント装置にノ
イズフィルタを設けることで、どのような付属装置を主
装置と組み合わせて使用しても上記効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る電子機器システムの
一例であるデジタル複合機の構成例を示す説明図であ
る。
【図2】図1に示すデジタル複合機における電源回路の
構成を示す回路図である。
【図3】図2に示す電源回路に含まれるノイズフィルタ
の構成例を示す回路図である。
【図4】図1に示すデジタル複合機の背面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係るデジタル複合機にお
ける電源回路の別の構成例を示す回路図である。
【符号の説明】
1 デジタル複合機(電子機器システム) 31 スキャナ装置(他のコンポーネント装置、付属装
置) 32 プリンタ装置(特定のコンポーネント装置、主装
置) 34 後処理装置(他のコンポーネント装置、付属装
置) 52 多段給紙装置(他のコンポーネント装置、付属装
置) 310 AC/DCコンバート回路(電力供給対象) 320 電源回路 323 ノイズフィルタ(AC電力安定化手段) 324 ヒューズ部 324a〜324g ヒューズ(AC電力安定化手段) 329 AC/DCコンバート回路(電力供給対象) 490 定着ヒータ制御基板(電力供給対象) 491 定着ヒータランプ(電力供給対象) 340 AC/DCコンバート回路(電力供給対象) 371 ACプラグ 520 AC/DCコンバート回路(電力供給対象) 524 除湿ヒータ(電力供給対象)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤山 隆之 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 岡田 正 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 田野上 寿雄 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 名取 敏幸 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2C061 AP04 HH03 HH11 HT04 HT13 2H071 AA22 BA20 BA41 DA34 EA04 5B011 DA01 DB00 DB22 EA10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のコンポーネント装置を組み合わせ
    てなり、外部電源から供給された電力を該複数のコンポ
    ーネント装置のうちの特定のコンポーネント装置を介し
    て他のコンポーネント装置にも供給するように構成した
    電子機器システムにおいて、 前記外部電源から前記特定のコンポーネント装置に供給
    された電力を前記特定のコンポーネント装置内の電力供
    給対象および前記他のコンポーネント装置に分配するた
    めの電力供給路に、各コンポーネント装置内の電力供給
    対象に供給されるAC電力を安定化するためのAC電力
    安定化手段を設けるとともに、各AC電力安定化手段を
    前記特定のコンポーネント装置内に設けたことを特徴と
    する電子機器システム。
  2. 【請求項2】 前記特定のコンポーネント装置は、前記
    AC電力安定化手段を介した電源供給路の他に、前記A
    C電力安定化手段を介さない別の電源供給路を備え、前
    記供給されるAC電力を安定化する必要がある電力供給
    対象に対してのみ前記AC電力安定化手段を介して給電
    するように構成されていることを特徴とする請求項1記
    載の電子機器システム。
  3. 【請求項3】 前記特定のコンポーネント装置は主装置
    であり、前記他のコンポーネント装置は該主装置の付属
    装置であることを特徴とする請求項1または2記載の電
    子機器システム。
  4. 【請求項4】 前記主装置はプリンタ装置であり、前記
    付属装置はスキャナ装置、プリンタ装置、多段給紙装置
    および後処理装置のいずれかであることを特徴とする請
    求項3記載の電子機器システム。
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