JP2002258847A - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JP2002258847A
JP2002258847A JP2001060562A JP2001060562A JP2002258847A JP 2002258847 A JP2002258847 A JP 2002258847A JP 2001060562 A JP2001060562 A JP 2001060562A JP 2001060562 A JP2001060562 A JP 2001060562A JP 2002258847 A JP2002258847 A JP 2002258847A
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arpeggio
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timing
beat
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Yasunobu Suzuki
康伸 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リズム演奏とアルペジオ演奏との音楽的タイ
ミングのずれが防止された電子楽器を提供する。 【解決手段】 リズム演奏とアルペジオ演奏のうちの、
操作パネル50や鍵盤40により先に演奏が開始された
一方の所定の音楽的タイミングをCPU10,ROM2
0で検出し、一方の演奏が行なわれている状態で他方の
演奏の開始が操作パネル50や鍵盤40により指示され
たときに、その他方の演奏を、その検出された音楽的タ
イミングに同期させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リズム演奏とアル
ペジオ演奏を同時に行なうことができる電子楽器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、アルペジエータと称される機
能が付加された電子楽器が知られている。アルペジエー
タとは、入力ないし生成された音高情報を所定のアルペ
ジオ(分散和音)のパターンに当てはめ、発音タイミン
グを制御することにより、自動的にアルペジオ演奏を行
なう機能である。また、自動的にリズム演奏を行なう機
能が付加された電子楽器も知られている。電子楽器の中
には、このような機能を合わせ持った電子楽器が知られ
ている。このような、アルペジオ演奏機能とリズム演奏
機能を合わせ持った電子楽器では、リズム演奏とアルペ
ジオ演奏との2つの自動演奏の拍や小節のタイミング
(音楽的タイミング)が同期しなければ、それら2つの
演奏どうしがちぐはぐになってしまうため、これら2つ
の演奏の音楽的タイミングを合わせる必要がある。ここ
で、音楽的タイミングを合わせる技術として、特開平7
―319463号公報に、メロディ機能を受け持つ自動
メロディ演奏の拍や小節のタイミングに、伴奏機能を受
け持つ自動伴奏の開始タイミングを合わせる技術が提案
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した公報
に提案された技術は、自動メロディ演奏の拍や小節のタ
イミングに自動伴奏の開始タイミングを合わせるもので
あるため、自動伴奏が先に進行している場合には、それ
ら自動メロディ演奏と自動伴奏との間で音楽的タイミン
グのずれが発生する場合がある。従って、この技術を用
いたのではリズム演奏とアルペジオ演奏とがちぐはぐに
なる場合があるという問題がある。
【0004】本発明は、上記事情に鑑み、リズム演奏と
アルペジオ演奏との音楽的タイミングのずれが防止され
た電子楽器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の電子楽器は、リズム演奏データに基づきリズム演奏
を行なうリズム演奏手段と、押鍵データとアルペジオ演
奏データとに基づきアルペジオ演奏を行なうアルペジオ
演奏手段と、上記リズム演奏手段によりリズム演奏の開
始を指示する手段と、押鍵操作に応じて上記アルペジオ
演奏手段にアルペジオ演奏の開始を指示するとともにそ
のアルペジオ演奏手段にアルペジオ演奏用の押鍵データ
を与える鍵盤と、上記リズム演奏手段によるリズム演奏
と上記アルペジオ演奏手段によるアルペジオ演奏のうち
の先に演奏が開始された一方に関する所定の音楽的タイ
ミングを検出するタイミング検出手段と、上記リズム演
奏手段によるリズム演奏と上記アルペジオ演奏手段によ
るアルペジオ演奏のうちの一方の演奏が行なわれている
状態で他方の演奏の開始が指示されたときに、その他方
の演奏を、上記タイミング検出手段で検出された音楽的
タイミングに同期させる同期制御手段とを有することを
特徴とする。
【0006】尚、上記所定の音楽的タイミングとは、拍
や小節等の開始タイミングをいう。
【0007】本発明の電子楽器は、リズム演奏とアルペ
ジオ演奏のうちの先に演奏が開始された一方に関する所
定の音楽的タイミングを検出し、リズム演奏とアルペジ
オ演奏のうちの一方の演奏が行なわれている状態で他方
の演奏の開始が指示されたときに、その他方の演奏を、
その検出された音楽的タイミングに同期させるものであ
るため、例えばリズム演奏が行なわれている途中で鍵盤
を押鍵してアルペジオ演奏の開始を指示すると、リズム
演奏の音楽的タイミングに同期した時点からアルペジオ
演奏が開始される。また、これとは逆にアルペジオ演奏
が行なわれている途中でリズム演奏の開始を指示する
と、アルペジオ演奏の音楽的タイミングに同期した時点
からリズム演奏が開始される。従って、リズム演奏とア
ルペジオ演奏との音楽的タイミングのずれが防止され
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0009】図1は、本発明の一実施形態の電子楽器の
回路構成を示したブロック図である。
【0010】この電子楽器100には、CPU10,R
OM20,RAM30,鍵盤40,操作パネル50,音
源60が備えられており、それらはデータバス70を介
して互いに接続されている。また、音源60にはスピー
カ80が接続されている。
【0011】CPU10は、ROM20に格納されたプ
ログラムをデータバス70を介して読み出して、そのプ
ログラムを実行する中央演算装置であり、この電子楽器
100全体の制御を司っている。
【0012】ROM20には、CPU10で実行される
各種プログラムが記憶されている。
【0013】RAM30には、CPU10の処理で用い
られる各種の変数やフラグ等が格納される。
【0014】鍵盤40は、押鍵操作に応じて、CPU1
0やROM20を含む後述するアルペジオ演奏手段にア
ルペジオ演奏の開始を指示するとともにそのアルペジオ
演奏手段にアルペジオ演奏用の押鍵データを、データバ
ス70を介してCPU10に入力する。
【0015】操作パネル50には、後述するが、各種の
操作子(スイッチ)や、それら操作子により設定された
情報を表示する表示器が備えられている。
【0016】音源60は、CPU10からの情報に基づ
いて、リズム演奏やアルペジオ演奏における楽音信号を
生成する。生成された楽音はスピーカ80で空中に放音
される。
【0017】図2は、図1に示す操作パネルを示す図で
ある。
【0018】図2に示す操作パネル50には、表示器5
1と、リズムスタート/ストップスイッチ52と、リズ
ムパターン選択スイッチ53と、アルペジオオン/オフ
スイッチ54と、アルペジオパターン選択スイッチ55
と、同期オン/オフスイッチ56と、同期タイミング設
定スイッチ57と、テンポダイヤル58とが備えられて
いる。
【0019】表示器51には、上記スイッチやダイヤル
で設定された、後述する各種の情報が表示される。
【0020】リズムスタート/ストップスイッチ52
は、リズム演奏の開始/停止を指示するためのスイッチ
であり、操作する毎にリズム演奏の開始指示とリズム演
奏の停止指示とが交互に行なわれる。
【0021】リズムパターン選択スイッチ53は、6種
類のリズムパターンに対応して備えられた、所望のリズ
ムパターンを選択するためのスイッチである。6種類の
リズムパターンとしては、4ビート1(4/4),4ビ
ート2(4/4),8ビート1(4/4),8ビート2
(4/4),ワルツ1(3/4),ワルツ2(3/4)
のパターンが用意されている。尚、()内は拍子を示
す。
【0022】アルペジオオン/オフスイッチ54は、ア
ルペジオ機能をオン(有効)にするのかオフ(無効)に
するのかを選択するためのスイッチであり、操作する毎
にアルペジオ機能の有効と無効とが交互に選択される。
尚、このアルペジオオン/オフスイッチ54でアルペジ
オ機能を有効にするように選択した時点では即座にアル
ペジオ演奏は行なわれずに、その後、鍵盤40が押鍵さ
れた時点でアルペジオ演奏が行なわれる。また、アルペ
ジオ演奏は離鍵することにより停止する。
【0023】アルペジオパターン選択スイッチ55は、
6種類のアルペジオパターンに対応して備えられた、所
望のアルペジオパターンを選択するためのスイッチであ
る。6種類のアルペジオパターンとしては、アップ1
(4/4),アップ2(3/4),ダウン1(4/
4),ダウン2(3/4),アップ&ダウン1(4/
4),アップ&ダウン2(3/4)のパターンが用意さ
れている。尚、()内は拍子を示す。
【0024】同期オン/オフスイッチ56は、リズム演
奏とアルペジオ演奏との双方の演奏にあたり、一方の演
奏が行なわれている状態で他方の演奏の開始が指示され
たときに、他方の演奏を一方の演奏の音楽的タイミン
グ、即ち小節や拍の開始タイミングに同期させるか否か
を指示するためのスイッチであり、操作する毎に同期さ
せる(オン)指示と同期させない(オフ)指示とが交互
に行なわれる。
【0025】同期タイミング設定スイッチ57は、6種
類の同期タイミングパターンに対応して備えられた、所
望の同期タイミングパターンを設定するためのスイッチ
である。6種類の同期タイミングパターンとしては、1
拍目,2拍目,3拍目,4拍目(3/4拍子のときは3
拍目),強拍(4/4拍子のときは1,3拍目、3/4
拍子のときは1拍目),弱拍(4/4拍子のときは2,
4拍目、3/4拍子のときは2,3拍目)のパターンが
用意されている。
【0026】テンポダイヤル58は、回転することによ
り所望のテンポを設定する操作子である。
【0027】表示器51には、一例として、リズムパタ
ーン選択スイッチ53で選択されたリズムパターンを示
す8ビート1と、アルペジオパターン選択スイッチ55
で選択されたアルペジオパターンを示すアップ&ダウン
1と、リズムスタート/ストップスイッチ52で指示さ
れてリズム演奏中であることを示すRUNと、アルペジ
オオン/オフスイッチ54で指定されてアルペジオ機能
が有効であることを示すONと、テンポダイヤル58で
設定されたテンポ=120と、同期タイミング設定スイ
ッチ57で設定された同期タイミングパターン=1拍目
と、拍子=4/4とが表示されている。
【0028】ここで、CPU10、ROM20、音源6
0、およびリズムパターン選択スイッチ53が、本発明
にいうリズム演奏データに基づきリズム演奏を行なうリ
ズム演奏手段の役割を担っている。また、CPU10、
ROM20、鍵盤40、音源60、アルペジオオン/オ
フスイッチ54、およびアルペジオパターン選択スイッ
チ55が、本発明にいう押鍵データとアルペジオ演奏デ
ータとに基づきアルペジオ演奏を行なうアルペジオ演奏
手段の役割を担っている。さらに、CPU10、ROM
20、およびリズムスタート/ストップスイッチ52
が、本発明にいうリズム演奏手段によりリズム演奏の開
始を指示する手段の役割を担っている。
【0029】また、CPU10、ROM20、同期オン
/オフスイッチ56、および同期タイミング設定スイッ
チ57が、本発明にいうリズム演奏手段によるリズム演
奏とアルペジオ演奏手段によるアルペジオ演奏のうちの
先に演奏が開始された一方に関する所定の音楽的タイミ
ングを検出するタイミング検出手段の役割を担ってい
る。さらに、CPU10およびROM20が、本発明に
いうリズム演奏手段によるリズム演奏とアルペジオ演奏
手段によるアルペジオ演奏のうちの一方の演奏が行なわ
れている状態で他方の演奏の開始が指示されたときに、
他方の演奏を、タイミング検出手段で検出された音楽的
タイミングに同期させる同期制御手段の役割を担ってい
る。
【0030】このように構成された本実施形態の電子楽
器100は、リズム演奏とアルペジオ演奏のうちの先に
演奏が開始された一方に関する所定の音楽的タイミング
を検出し、リズム演奏とアルペジオ演奏のうちの一方の
演奏が行なわれている状態で他方の演奏の開始が指示さ
れたときに、その他方の演奏を、その検出された音楽的
タイミングに同期させるものである。このため、リズム
演奏が行なわれている途中で鍵盤40を押鍵してアルペ
ジオ演奏の開始を指示すると、リズム演奏の音楽的タイ
ミングに同期した時点からアルペジオ演奏が行なわれ
る。また、これとは逆にアルペジオ演奏が行なわれてい
る途中でリズム演奏の開始を指示すると、アルペジオ演
奏の音楽的タイミングに同期した時点からリズム演奏が
行なわれる。従って、リズム演奏とアルペジオ演奏との
音楽的タイミングのずれが防止される。以下、図3を参
照して詳細に説明する。
【0031】図3は、図1に示す電子楽器で実行される
ティックイベント処理ルーチンのフローチャートを示す
図である。
【0032】ここで、ティックとは、四分音符の長さを
所定の値(例えば480)で割った時間間隔の時刻であ
り、CPU10は、設定されたテンポ値からこの時間間
隔を求め、CPU10内のタイマに設定し、タイマイン
タラプトにより、このルーチンが実行される。先ず、こ
のルーチンで使用されるフラグ(Flg)およびレジス
タについて説明する。
【0033】RHY Start Flgは、リズム演
奏が再生中ならば‘1’にセットされ、停止中ならば
‘0’にリセットされ、リズムスタート/ストップスイ
ッチ52の操作に応じて切り替わる。
【0034】ARP Start Flgは、アルペジ
オ演奏が再生中ならば‘1’にセットされ、停止中なら
ば‘0’にリセットされ、鍵盤40の押鍵/離鍵状態に
応じて切り替わる。
【0035】RHY準備Flgは、アルペジオ演奏が再
生中(RHY Start Flg=‘1’)で、その
アルペジオ演奏の音楽的タイミングに同期させるために
リズム演奏の再生を準備している(待っている)時に
‘1’にセットされ、同期オン/オフスイッチ56の操
作に応じて切り替わる。
【0036】ARP準備Flgは、リズム演奏が再生中
で且つ押鍵操作された状態において、そのリズム演奏の
音楽的タイミングに同期させるためにアルペジオ演奏の
再生を準備している(待っている)時に‘1’にセット
され、同期オン/オフスイッチ56及びアルペジオオン
/オフスイッチ54の操作に応じて切り替わる。
【0037】レジスタ Tickは、同期タイミング設
定スイッチ57で設定された同期タイミングの値(拍)
をいい、この値はRAM30に備えられたレジスタに格
納される。
【0038】RHY Tickは、リズムパターンの読
み出しポイントを表すティックであり、このRHY T
ickは図示しないRHY Tick カウンタに格納
される。
【0039】ARP Tickは、アルペジオパターン
の読み出しポイントを表すティックであり、このARP
Tickは図示しないARP Tick カウンタに
格納される。尚、これらRHY Tick,ARP T
ickは、それぞれのパターンの長さ対応した所定の繰
り返し周期でリセットされる。
【0040】先ず、ステップS11において、ARP準
備Flgが‘1’か否かが判定される。ARP準備Fl
gが‘1’であると判定された場合は、リズム演奏が再
生中で且つ押鍵された状態において、そのリズム演奏の
音楽的タイミングにアルペジオ演奏の開始タイミングを
同期させるために、ステップS12に進む。
【0041】ステップS12では、リズム演奏のティッ
クRHY Tickが、同期タイミング設定スイッチ5
7で設定されたレジスタ Tickと一致するか否かが
判定される。一致したと判定された場合は、ステップS
13に進み、アルペジオ演奏が再生中であることを示す
ARP Start Flgを‘1’にセットするとと
もにARP準備Flgを‘0’にリセットして、後述す
るステップS17に進む。一方、一致していないと判定
された場合は、そのままステップS17に進む。
【0042】また、ステップS11において、ARP準
備Flgが‘0’であると判定された場合は、ステップ
S14に進む。ステップS14では、RHY準備Flg
が‘1’か否かが判定される。RHY準備Flgが
‘1’であると判定された場合は、アルペジオ演奏が再
生中であり、そのアルペジオ演奏の音楽的タイミングに
リズム演奏の開始タイミングを同期させるために、ステ
ップS15に進む。一方、RHY準備Flgが ‘0’
であると判定された場合は、ステップS17に進む。ス
テップS15では、アルペジオ演奏のティックARP
Tickが、レジスタ Tickと一致するか否かが判
定される。一致していないと判定された場合はステップ
S17に進む。一方、一致したと判定された場合は、ス
テップS16に進み、リズム演奏が再生中であることを
示すRHY Start Flgを‘1’にセットする
とともにRHY準備Flgを‘0’にリセットして、ス
テップS17に進む。
【0043】ステップS17では、ARP Start
Flgが‘1’か否かが判定される。ARP Sta
rt Flgが‘1’であると判定された場合は、アル
ペジオ演奏を再生するためにステップS18に進む。ス
テップS18では、アルペジオ演奏を再生するための処
理を行ないステップS19に進む。ステップS19で
は、アルペジオパターンの読み出しポイントを表すティ
ックが格納されたARPTick カウンタの値を1つ
インクリメントしてステップS20に進む。一方、ステ
ップS17において、ARP Start Flgが
‘0’であると判定された場合はそのままステップS2
0に進む。
【0044】ステップS20では、RHY Start
Flgが‘1’か否かが判定される。RHY Sta
rt Flgが‘1’であると判定された場合は、リズ
ム演奏を再生するためにステップS21に進む。ステッ
プS21では、リズム演奏を再生するための処理を行な
いステップS22に進む。ステップS22では、リズム
パターンの読み出しポイントを表すティックが格納され
たRHY Tickカウンタの値を1つインクリメント
してメインルーチンに戻る。一方、ステップS20にお
いて、RHY Start Flgが‘0’であると判
定された場合はそのままメインルーチンに戻る。
【0045】このように、ARP準備FlgもしくはR
HY準備Flgが‘1’にセットされていれば、既に再
生されている一方の演奏の方のティック(ARP Ti
ckもしくはRHP Tick)がレジスタ Tick
と一致したか否かを判定し、一致していれば他方の演奏
を開始し、不一致であればそれぞれのTick カウン
タを進めることにより、リズム演奏とアルペジオ演奏と
の音楽的タイミングのずれが防止される。
【0046】尚、変形例として、先に演奏されたパター
ンの拍子データに、後から演奏されるパターンの拍子を
合わせるようにしてもよい。例えば、先に演奏されるリ
ズムパターンが3拍子であって、後から演奏されるアル
ペジオパターンが4拍子の場合、アルペジオパターン
は、1拍目、2拍目、3拍目までの演奏を行ない、次に
1拍目に戻る演奏を繰り返し行なうようにする。また、
例えば、先に演奏されるアルペジオパターンが4拍子で
あって、後から演奏されるリズムパターンが3拍子の場
合、リズムパターンは、1拍目、2拍目、3拍目までの
演奏を行なった後、1拍目の演奏を再度行なってから再
びアルペジオ演奏を繰り返し行なうようにする。
【0047】また、音楽的タイミングを同期させるにあ
たり、後の演奏の先頭からの読み出しの開始を遅らせる
のではなく、後の演奏の演奏開始ポイントを先の演奏の
拍に合わせるようにしてもよい。例えば、アルペジオ演
奏が再生中に、3拍目あたりでリズム演奏の開始が指示
された場合、リズムパターンの3拍目からリズム演奏を
開始するようにする。具体的には、後に演奏されるリズ
ムパターンの演奏開始タイミングが3拍目の場合、その
リズムの3拍目の手前までの演奏データを高速に読み出
し(音源には出力しない)、3拍目のタイミングになっ
た時点から通常の読み出し(音源への出力)を行なうよ
うにすればよい。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電子楽器
によれば、リズム演奏とアルペジオ演奏との音楽的タイ
ミングのずれを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の電子楽器の回路構成を示
したブロック図である。
【図2】図1に示す操作パネルを示す図である。
【図3】図1に示す電子楽器で実行されるティックイベ
ント処理ルーチンのフローチャートを示す図である。
【符号の説明】
10 CPU 20 ROM 30 RAM 40 鍵盤 50 操作パネル 60 音源 70 データバス 80 スピーカ 100 電子楽器 51 表示器 52 リズムスタート/ストップスイッチ 53 リズムパターン選択スイッチ 54 アルペジオオン/オフスイッチ 55 アルペジオパターン選択スイッチ 56 同期オン/オフスイッチ 57 同期タイミング設定スイッチ 58 テンポダイヤル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リズム演奏データに基づきリズム演奏を
    行なうリズム演奏手段と、 押鍵データとアルペジオ演奏データとに基づきアルペジ
    オ演奏を行なうアルペジオ演奏手段と、 前記リズム演奏手段によりリズム演奏の開始を指示する
    手段と、 押鍵操作に応じて前記アルペジオ演奏手段にアルペジオ
    演奏の開始を指示するとともに該アルペジオ演奏手段に
    アルペジオ演奏用の押鍵データを与える鍵盤と、 前記リズム演奏手段によるリズム演奏と前記アルペジオ
    演奏手段によるアルペジオ演奏のうちの先に演奏が開始
    された一方に関する所定の音楽的タイミングを検出する
    タイミング検出手段と、 前記リズム演奏手段によるリズム演奏と前記アルペジオ
    演奏手段によるアルペジオ演奏のうちの一方の演奏が行
    なわれている状態で他方の演奏の開始が指示されたとき
    に、該他方の演奏を、前記タイミング検出手段で検出さ
    れた音楽的タイミングに同期させる同期制御手段とを有
    することを特徴とする電子楽器。
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