JP3080261B2 - 自動演奏装置 - Google Patents

自動演奏装置

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JP3080261B2
JP3080261B2 JP04091472A JP9147292A JP3080261B2 JP 3080261 B2 JP3080261 B2 JP 3080261B2 JP 04091472 A JP04091472 A JP 04091472A JP 9147292 A JP9147292 A JP 9147292A JP 3080261 B2 JP3080261 B2 JP 3080261B2
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    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H1/00Details of electrophonic musical instruments
    • G10H1/36Accompaniment arrangements
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    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H2210/00Aspects or methods of musical processing having intrinsic musical character, i.e. involving musical theory or musical parameters or relying on musical knowledge, as applied in electrophonic musical tools or instruments
    • G10H2210/375Tempo or beat alterations; Music timing control
    • G10H2210/385Speed change, i.e. variations from preestablished tempo, tempo change, e.g. faster or slower, accelerando or ritardando, without change in pitch

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電子楽器のシーケンサ
や自動伴奏装置あるいは自動リズム演奏装置等の自動演
奏装置に係り、特に自動演奏時にテンポを変更できるテ
ンポ変更機能を有する自動演奏装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動演奏装置には、電子楽器のキ
ーボードやコンピュータ等から入力される演奏情報を記
憶しておき、その記憶された演奏情報に基づいて演奏音
を再生するシーケンサタイプのものがある。この種の自
動演奏装置においては、テンポクロックに従って演奏情
報をメモリから読み出し、その演奏情報に基づき楽音信
号を発生する。この場合、テンポクロックの周波数はテ
ンポ設定スイッチ等によって自由に可変制御できるの
で、操作者はこのテンポ設定スイッチ等を操作すること
によって再生時の演奏テンポを所望のものに自由に変化
させることができる。
【0003】この演奏テンポは、テンポ設定スイッチの
操作によって連続的に設定変更したり、適宜のアップダ
ウンスイッチ等の操作に応じて不連続的に設定変更する
ことができた。また、最近では、操作者が速度標語(リ
タルダンドやアッチェレランド等)に対応したスイッチ
(リタルダンドモードスイッチやアッチェレランドモー
ドスイッチ等)を操作することによって、所定の割合で
自動的に演奏テンポを徐々に遅くしたり早くしたりでき
るものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の自動演奏装置
は、つまみ又はスイッチ等のテンポ設定用操作子によっ
て演奏中に演奏テンポの変化操作を行うことによって、
演奏テンポを連続的又は滑らかに変化させたりして、演
奏曲のテンポを種々変化させ、演奏曲にはばを持たせて
いた。ところが、従来の自動演奏装置は、リタルダンド
処理やアッチェレランド処理の終了と同時に演奏テンポ
をそれらの処理開始前のテンポに戻したい(ア・テン
ポ)場合に、それらの処理に入る前のテンポ値を演奏者
自身が覚えておき、それらの処理が終了すると同時にテ
ンポ設定用操作子を操作して現在のテンポ値を処理前テ
ンポ値に設定し直さなければならなかった。また、演奏
途中に演奏テンポを変化させたが、現在の演奏テンポを
演奏開始時のテンポに戻したい(テンポ・プリモ)場合
にも、同様に演奏開示時の初期テンポ値を演奏者自身が
覚えておき、戻したい時点でテンポ設定用操作子を操作
して現在のテンポ値を初期テンポ値に設定し直さなけれ
ばならなかった。
【0005】一方、従来の自動演奏装置の中には、リタ
ルダンド処理とフィルイン演奏とを同期させて、フィル
イン演奏中のみにリタルダンド処理を有効なものとして
扱い、フィルイン演奏中だけ演奏テンポを徐々に遅くし
ていき、フィルイン演奏の終了と同時に演奏テンポをリ
タルダンド処理前のテンポに戻す(ア・テンポ)という
動作を行うものがある。しかしながら、これはリタルダ
ンド処理がフィルイン処理と同期せずに単独で行われた
場合には、演奏テンポをリタルダンド処理前のテンポに
戻す(ア・テンポ)という動作を行わないために、やは
り上述と同様に処理終了と同時にテンポ設定用操作子を
操作して現在のテンポ値を処理前テンポ値に設定し直さ
なければならないという欠点を有する。
【0006】この発明は上述の点に鑑みてなされたもの
であり、リタルダンド処理やアッチェレランド処理等の
ように演奏途中で演奏テンポを変化させるテンポ変化処
理が行われた場合でも、その演奏テンポを演奏開示時の
テンポ値又はテンポ変化処理前のテンポ値に戻すことの
できる自動演奏装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】 この発明の第1の観点
に従う自動演奏装置は、演奏情報を記憶する記憶手段
と、所定の時間間隔でテンポ信号を発生するテンポ信号
発生手段と、テンポの変更開始を指示するテンポ変化指
示手段と、前記テンポ変化指示手段の指示に応じて前記
テンポ信号発生手段の発生するテンポ信号の時間間隔を
次第に変化させる処理を行なうテンポ制御手段と、自動
演奏の開始を指示する演奏開始指示手段と、前記演奏開
始指示手段からの指示に従い演奏開始時点でのテンポを
一時記憶する一時記憶手段と、前記演奏開始指示手段か
らの指示に従って前記テンポ信号に基づいて前記記憶手
段から演奏情報を読出し、自動演奏を行う演奏制御手段
と、前記テンポ信号の時間間隔を自動演奏開始時のテン
ポ信号の時間間隔に戻すことを指示するテンポ復帰指示
手段と、前記テンポ復帰指示手段からの指示に従い、前
記テンポ制御手段による処理を終了させる制御手段と、
前記テンポ復帰指示手段からの指示に従い、前記一時記
憶手段からテンポ情報を読出し、前記テンポ信号発生手
段の発生するテンポ信号の時間間隔を自動演奏開始時の
テンポ信号の時間間隔に戻すテンポ復帰手段とを備えた
ものである。
【0008】この発明の第2の観点に従う自動演奏装置
は、演奏情報を記憶する記憶手段と、所定の時間間隔で
テンポ信号を発生するテンポ信号発生手段と、テンポの
変更開始を指示するテンポ変化指示手段と、前記テンポ
変化指示手段の指示に応じて前記テンポ信号発生手段の
発生するテンポ信号の時間間隔を次第に変化させるテン
ポ制御手段と、前記テンポ変化指示手段からの指示に従
いテンポ変化開始時点でのテンポを一時記憶する一時記
憶手段と、前記テンポ信号に基づいて前記記憶手段から
演奏情報を読出し、自動演奏を行う演奏制御手段と、前
記テンポ信号の時間間隔を前記テンポ制御手段によるテ
ンポ変化処理前のテンポ信号の時間間隔に戻すことを指
示するテンポ復帰指示手段と、前記テンポ復帰指示手段
からの指示に従い、前記テンポ制御手段による処理を終
了させる制御手段と、前記テンポ復帰指示手段からの指
示に従い、前記一時記憶手段からテンポ情報を読出し、
前記テンポ信号発生手段の発生するテンポ信号の時間間
隔をテンポ変化処理前のテンポ信号の時間間隔に戻すテ
ンポ復帰手段とを備えたものである。上記第1又は第2
の観点に従う自動演奏装置において、前記演奏制御手段
によって制御される自動演奏の進行が所定の区切り位置
であるかを判定する判定手段を更に備え、前記テンポ復
帰指示手段による前記指示がなされたとき、前記判定手
段で前記所定の区切り位置が判定されたことに同期し
て、前記制御手段では前記テンポ制御手段による処理を
終了させ、前記テンポ復帰手段では前記テンポ信号の時
間間隔を前記自動演奏開始時又は前記テンポ変化処理前
のテンポ信号の時間間隔に戻すようにしてもよい。
た、上記自動演奏装置において、テンポ変更演奏時間を
設定する設定手段を更に備え、前記テンポ制御手段は、
前記テンポ信号発生手段の発生するテンポ信号の時間間
隔を、前記設定手段で設定されたテンポ変更演奏時間の
間で、次第に変化させるようにしてもよい。 また、上記
自動演奏装置において、前記テンポ信号発生手段が発生
するテンポ信号の時間間隔を、リアルタイムでの操作に
応じて、増減調整するテンポ増減調整操作手段を更に具
えてもよい
【0009】
【作用】 演奏制御手段は、演奏開始指示手段からの指
示に従って自動演奏情報の読み出しを開始し、読み出し
た演奏情報に基づき、テンポ信号発生手段からのテンポ
信号によって確立されるテンポで所定の演奏情報に応じ
た自動演奏を実行する。自動演奏の途中で、テンポ変化
指示手段が操作されると、テンポ制御手段は、そのテン
ポ変更開始指示に応じてテンポ信号発生手段の発生する
テンポ信号の時間間隔(テンポの速さ)次第に変化さ
せるよう制御する。これによって、所定のテンポ変更演
奏時間の間で、演奏テンポが増加方向又は減少方向に次
第に変化する制御を、テンポ変化指示手段の1回の操作
で、ワンタッチで行うことができる。こうして、自動演
奏中において、テンポ変更開始指示操作がなされると、
これに応じて自動演奏のテンポが所定のテンポ変更演奏
時間区間で次第に変更されることになるが、この発明の
第1の観点に従えば、テンポ復帰指示手段が操作され
とき、テンポ制御手段によるテンポ変更処理を終了させ
るよう制御する制御手段が設けられているので、前記所
定のテンポ変更演奏時間の途中であっても、そのテンポ
変更処理を終了させることができる。また、このテンポ
復帰指示手段の操作に応じて、テンポ復帰手段の制御に
よって、一時記憶手段に記憶した自動演奏開始時のテン
ポ情報が読み出され、これに基づき、演奏中のテンポを
自動演奏開始時のテンポに一挙に戻す制御が行なわれ
る。従って、第1の観点に従う発明によれば、所定のテ
ンポ変更演奏時間の間で、演奏テンポが増加方向又は減
少方向に次第に変化する制御を、テンポ変化指示手段の
1回の操作で、ワンタッチで行うことができるという効
果に加えて、従来のように演奏開始時のテンポ値を演奏
者自身が覚えていなくても、テンポ復帰指示手段を操作
するだけで現在のテンポを演奏開始時のテンポに容易に
復帰できるという効果がある。また、所定のテンポ変更
演奏時間の途中であっても、そのテンポ変更処理を随時
終了させることができるので、アッチェレランドやリタ
ルダンド等のテンポ漸増または漸減処理の時間を操作者
の意志でリアルタイムに制御することができることとな
り、テンポ変化の形態をユーザーが制御できるので、演
奏形態の自由度を高めることができる、という優れた
果を奏する。
【0010】この発明の第2の観点に従えば、前記と同
様に、自動演奏中において、テンポ変化指示手段によっ
てテンポ変更開始指示操作がなされると、これに応じて
自動演奏のテンポが所定のテンポ変更演奏時間区間で次
第に変更されることになるが、一時記憶手段には、テン
ポ変化指示手段からの指示に従いテンポ変化開始時点で
のテンポが一時記憶される。この場合も、テンポ復帰指
示手段が操作されたとき、テンポ制御手段によるテンポ
変更処理を終了させるよう制御する制御手段が設けられ
ているので、前記所定のテンポ変更演奏時間の途中であ
っても、そのテンポ変更処理を終了させることができ
る。また、このテンポ復帰指示手段の操作に応じて、
ンポ復帰手段の制御によって、一時記憶手段に記憶した
テンポ変化開始時点でのテンポ情報が読み出され、これ
に基づき、演奏中のテンポをテンポ変化処理前のテンポ
に一挙に戻す制御が行なわれる。従って、第2の観点に
従う発明によれば、所定のテンポ変更演奏時間の間で、
演奏テンポが増加方向又は減少方向に次第に変化する制
御を、テンポ変化指示手段の1回の操作で、ワンタッチ
で行うことができるという効果に加えて、従来のように
テンポ変化処理の前にテンポ値を演奏者自身が覚えてい
なくても、テンポ復帰指示手段を操作するだけで現在の
テンポをテンポ変化処理前のテンポに容易に復帰できる
という効果がある。また、上記と同様に、所定のテンポ
変更演奏時間の途中であっても、そのテンポ変更処理を
随時終了させることができるので、アッチェレランドや
リタルダンド等のテンポ漸増または漸減処理の時間を操
作者の意志でリアルタイムに制御することができること
となり、テンポ変化の形態をユーザーが制御できるの
で、演奏形態の自由度を高めることができる、という優
れた効果を奏する。また、演奏制御手段によって制御さ
れる自動演奏の進行が所定の区切り位置であるかを判定
する判定手段を更に備え、前記テンポ復帰指示手段によ
る前記指示がなされたとき、前記判定手段で前記所定の
区切り位置が判定されたことに同期して、前記制御手段
では前記テンポ制御手段による処理を終了させ、前記テ
ンポ復帰手段では前記テンポ信号の時間間隔を前記自動
演奏開始時又は前記テンポ変化処理前のテンポ信号の時
間間隔に戻すようにした場合は、テンポ復帰指示手段
よる指示が任意の演奏途中でなされたとしても、前記所
定の区切り位置(例えば小節線の位置)で区切りよく、
演奏テンポを漸増又は漸減させる処理を終了させること
ができるので、自然な演奏制御を行なうことができる。
また、テンポ変更演奏時間を設定する設定手段を更に備
え、この設定手段で設定されたテンポ変更演奏時間の間
で、演奏テンポを次第に変化させるようにテンポ変更制
御を行なうようにした場合は、テンポ変更演奏時間をユ
ーザーがリアルタイムに自由に設定・変更することがで
きるようになる。例えば、自動演奏開始時に所望のテン
ポ変更演奏時間に設定して演奏を行ない、演奏を聞きな
がらこの設定したテンポ変更演奏時間が意に沿わないこ
とに気付いた場合は、ユーザーは演奏中においてリアル
タイムに該テンポ変更演奏時間の設定変更を行なうこと
ができるようになるので、制御性が向上する。更に、
記テンポ信号発生手段が発生するテンポ信号の時間間隔
を、リアルタイムでの操作に応じて、増減調整するテン
ポ増減調整操作手段を備えた場合は、テンポ変化指示手
段の1回の指示操作に応じて、テンポ制御手段の制御に
よってテンポ信号発生手段の発生するテンポ信号の時間
間隔を次第に増加又は減少変化させるよう、自動的にテ
ンポ制御できる一方で、該テンポ信号発生手段が発生す
るテンポ信号の時間間隔を、テンポ増減調整操作手段に
よるリアルタイムでの操作に応じて、手動的に増減調整
することができる。従って、テンポ変化指示手段の1回
の指示操作に応じて、次第に増加又は減少変化させる態
様での自動的なテンポ変更制御をワンタッチで行うこと
ができる一方で、テンポ増減調整操作手段によるリアル
タイムでの操作に応じた手動的なテンポ増減調整を組合
せて実施することができ、かつ、テンポ変化指示手段の
指示に従う自動的なテンポ変更を行なった後にテンポ増
減調整操作手段による手動的なテンポ増減調整を行なっ
た場合であっても、テンポ復帰指示手段を操作するだけ
でテンポ変化指示手段の指示に従う自動的なテンポ変更
処理前のテンポを一挙に復元することができるという効
果がある。
【0011】
【実施例】以下、添付図面を参照してこの発明の一実施
例を詳細に説明する。図1はこの発明に係る自動演奏装
置を適用した電子楽器の一実施例を示すハード構成ブロ
ック図である。この実施例では、CPU10、プログラ
ムROM11、データおよびワーキングRAM12を含
むマイクロコンピュータの制御の下に各種の処理が実行
されるようになっている。
【0012】マイクロプロセッサユニット(CPU)1
0は、この電子楽器全体の動作を制御するものである。
このCPU10に対して、データ及びアドレスバス18
を介してプログラムROM11、データ及びワーキング
RAM12、押鍵検出回路13、スイッチ検出回路1
4、表示回路15、音源回路16及びタイマ17が接続
されている。プログラムROM11はCPU10のシス
テムプログラムや楽音に関する各種パラメータや各種デ
ータを格納するものであり、リードオンリーメモリ(R
OM)で構成されている。データ及びワーキングRAM
12は、演奏情報やCPU10がプログラムを実行する
際に発生する各種データを一時的に記憶するものであ
り、ランダムアクセスメモリ(RAM)の所定のアドレ
ス領域がそれぞれ割り当てられ、レジスタ及びフラグと
して利用される。
【0013】鍵盤19は、発音すべき楽音の音高を選択
するための複数の鍵を備えており、各鍵に対応したキー
スイッチを有しており、また必要に応じて押圧力検出装
置等のタッチ検出手段を有している。鍵盤19は音楽演
奏のための基本的な操作子であり、これ以外の演奏操作
子でもよいことはいうまでもない。押鍵検出回路13
は、発生すべき楽音の音高を指定する鍵盤19のそれぞ
れの鍵に対応して設けられたキースイッチ回路を含むも
のである。この押鍵検出回路13は、鍵盤19の離鍵状
態から押鍵状態への変化を検出してキーオンイベントを
出力し、押鍵状態から離鍵状態への変化を検出してキー
オフイベントを出力すると共にそれぞれのキーオンイベ
ント及びキーオフイベントに関する鍵の音高を示すキー
コードを出力する。押鍵検出回路13は、この他にも鍵
押し下げ時の押鍵操作速度又は押圧力等を判別してタッ
チデータを生成し、このタッチデータをベロシティデー
タとして出力する。押鍵検出回路13及び鍵盤19の代
わりにコンピュータ等を接続し、所望の演奏情報を入力
するようにしてもよい。
【0014】スイッチ検出回路14は、パネルスイッチ
20に設けられた各々の操作子(スイッチ)に対応して
設けられており、各々の操作子の操作状況に応じた操作
データをイベント情報として出力する。パネルスイッチ
20は、発生すべき楽音の音色、音量、音高、効果等を
選択、設定、制御するための各種の操作子を含むもので
あり、次のようなスイッチを有する。スタート/ストッ
プ(START/STOP)スイッチ2Aは自動演奏の
開始と停止を指示するためのスイッチである。テンポプ
リモスイッチ(TEMPOI)2Bは現在の演奏テンポ
を自動演奏開始時点の初期テンポに復帰させるためのス
イッチである。シンクロ(SYNC.)スイッチ2Cは
テンポ変化処理のスタートを小節線データに同期させて
行うか、又は非同期で行うかを指示するためのスイッチ
である。
【0015】アッチェレランド(ACC.)スイッチ2
Dは現在の演奏テンポを徐々に早くするという速度標語
のアッチェレランドに対応したスイッチである。ファス
ター(FASTER)スイッチ2Eは現在の演奏テンポ
を所定量だけ早くするためのスイッチである。アテンポ
(A TEMPO)スイッチ2Fは演奏テンポをテンポ
変化処理前のテンポに戻すためのスイッチである。スロ
ーワー(SLOWER)スイッチ2Gは現在の演奏テン
ポを所定量だけ遅くするためのスイッチである。リタル
ダンド(RIT.)スイッチ2Hは現在の演奏テンポを
徐々に遅くするという速度標語のリタルダンドに対応し
たスイッチである。テンポアップスイッチ2J及びテン
ポダウンスイッチ2Kは演奏テンポを早くしたり遅くし
たり任意に指示するためのスイッチである。この電子楽
器は、このスイッチ2J又は2Kを操作することによっ
て演奏テンポを早くしたり遅くしたりできる。パネルス
イッチ20にはこの他にも演奏音の音色を特定するため
の音色選択スイッチやワルツ、ボサノバ等といった演奏
スタイルを特定するためのスタイル選択スイッチ等のよ
うな様々なスイッチが存在するが、ここでは省略する。
【0016】表示回路15はCPU10の制御状態、設
定パラメータの内容(例えば現在の演奏テンポの値等)
の各種の情報を表示部21に表示するものであり、例え
ば音色名やエンベロープの形状等を表示する。表示部2
1は液晶表示パネル(LCD)からなり、表示回路15
によってその表示動作を制御される。表示部21は現在
設定されているパラメータの内容を全て表示する形式の
ものであってもよいし、変更されたパラメータのみを表
示する形式のものであってもよい。
【0017】音源回路16は、複数のチャンネルで楽音
信号の同時発生が可能であり、データ及びアドレスバス
18を経由して与えられた演奏情報(MIDI規格に準
拠したデータ)を入力し、このデータに基づき楽音信号
を発生する。音源回路16における楽音信号発生方式は
いかなるものを用いてもよい。例えば、発生すべき楽音
の音高に対応して変化するアドレスデータに応じて波形
メモリに記憶した楽音波形サンプル値データを順次読み
出すメモリ読み出し方式、又は上記アドレスデータを位
相角パラメータデータとして所定の周波数変調演算を実
行して楽音波形サンプル値データを求めるFM方式、あ
るいは上記アドレスデータを位相角パラメータデータと
して所定の振幅変調演算を実行して楽音波形サンプル値
データを求めるAM方式等の公知の方式を適宜採用して
もよい。音源回路16から発生された楽音信号は、図示
しないアンプ及びスピーカからなるサウンドシステム2
2を介して発音される。
【0018】タイマ17は自動演奏のテンポを設定する
ためのテンポクロックパルスを発生するものであり、こ
のテンポクロックパルスの周波数はパネルスイッチ20
上のテンポ設定スイッチ(図示せず)によって設定・調
整可能である。テンポクロックパルスはCPU10に対
してインタラプト命令として与えられ、CPU10はイ
ンタラプト処理により自動演奏処理を実行する。
【0019】データ及びワーキングRAM12内には以
下のようなレジスタ群が準備され、後述する各種の処理
で使用されるようになっている。 RUN:パネルスイッチ20のスタート/ストップスイ
ッチ2Aの操作によって交互に反転される走行フラグで
あり、『1』の時に現在のモードが自動演奏モードであ
ることを示し、『0』の時に停止状態であることを示
す。
【0020】TEMPO:パネルスイッチ20上のテン
ポ設定スイッチ(図示せず)によって設定及び変更され
たテンポの現在値を格納するテンポレジスタである。す
なわち、電子楽器はこのテンポレジスタTEMPOに格
納されているテンポ値に応じて自動演奏を行う。 STEMPO:スタート/ストップスイッチ2Aの操作
時、すなわち自動演奏開始時の初期テンポ値を格納する
スタートテンポレジスタである。 ATEMPO:アッチェレランドスイッチ2D、ファス
タースイッチ2E、スローワースイッチ2G、リタルダ
ンド(RIT.)スイッチ2H、テンポアップスイッチ
2J及びテンポダウンスイッチ2Kの操作時、すなわち
テンポ変化処理開始時のテンポ値を格納するアテンポレ
ジスタである。
【0021】UD:『0』格納時にテンポアップスイッ
チ2Jが操作されたことを示し、『1』格納時にテンポ
ダウンスイッチ2Kが操作されたことを示すアップダウ
ンフラグである。 COUNT:一小節内における演奏位置をタイミングデ
ータとして示すタイミングカウンタである。 SYNC:パネルスイッチ20のシンクロスイッチ2C
の操作によって順次書き換えられるシンクロモードフラ
グであり、『1』の時にテンポ変化処理を小節線データ
に同期させて行うことを示し、『0』の時には同期させ
ないことを示す。
【0022】ACC:アッチェレランドモードの演奏時
間(この実施例では2小節分のカウント値)に対応した
データを格納するアッチェレランドカウンタである。こ
のアッチェレランドカンウタACCは『0』以外の値を
格納している時は演奏テンポモードがアッチェレランド
モードであることを示し、『0』を格納している時はテ
ンポ変化を行わない通常の演奏テンポモードであること
を示すテンポモードフラグとしても利用される。 RIT:リタルダンドモードの演奏時間(この実施例で
は2小節分のカウント値)に対応したデータを格納する
リタルダンドカウンタである。このリタルダンドカンウ
タRITは『0』以外の値を格納している時は演奏テン
ポモードがリタルダンドモードであることを示し、
『0』を格納している時はテンポ変化を行わない通常の
演奏テンポモードであることを示すテンポモードフラグ
としても利用される。
【0023】NEXT:『1』〜『6』の値が格納され
ている時は、次の小節線データに同期して演奏テンポモ
ードをその格納値に該当するテンポ変化モードに変更す
ることを示し、『0』の時は演奏テンポモードを変更し
ないことを示すテンポモード変更レジスタである。すな
わち、シンクロモード(SYNC=1)の時にパネルス
イッチ20のテンポプリモスイッチ2Cが操作された時
に『1』がセットされ、アッチェレランドスイッチ2D
が操作された時に『2』がセットされ、ファスタースイ
ッチ2Eが操作された時に『3』がセットされ、アテン
ポスイッチ2Fが操作された時に『4』がセットされ、
スローワースイッチ2Gが操作された時に『5』がセッ
トされ、リタルダンドスイッチ2Hが操作された時に
『6』がセットされ、これ以外の状態では常に『0』が
セットされている。
【0024】次に、マイクロコンピュータ(CPU1
0)によって実行される自動演奏装置の処理の一例を図
2から図13のフローチャートに基づいて説明する。図
2はマイクロコンピュータが処理するメインルーチンの
一例を示す図である。まず、電源が投入されると、CP
U10はプログラムROM11に格納されている制御プ
ログラムに応じた処理を開始する。「イニシャライズ」
処理では、データ及びワーキングRAM12内の各種レ
ジスタ及びフラグ等を初期化する。所定の「イニシャラ
イズ」処理を行った後、スイッチ検出回路14をスキャ
ンしてスイッチオンイベントの有無を検出して、イベン
ト有り(YES)の場合にはそのイベントに対応した
「対応スイッチ処理」を実行し、イベント無し(NO)
の場合にはテンポレジスタTEMPOに格納されている
テンポ値に基づいてタイマ17のテンポクロックパルス
の周波数(タイマ周期)をセットし、「その他の処理」
を実行する。
【0025】すなわち、スイッチ検出回路14をスキャ
ンした結果、特に、スタート/ストップスイッチ2A、
テンポプリモスイッチ2B、シンクロスイッチ2C、ア
ッチェレランドスイッチ2D、ファスタースイッチ2
E、アテンポスイッチ2F、スローワースイッチ2G、
リタルダンドスイッチ2H、テンポアップスイッチ2
J、テンポダウンスイッチ2Kからスイッチイベントが
発生したかどうかを検出し、スイッチイベントが検出さ
れた場合には、その検出されたスイッチイベントに対応
した各種のイベント処理を実行する。この「対応スイッ
チ処理」の一例は図3から図11に示されている。「そ
の他の処理」では、パネルスイッチ20におけるその他
の操作子の操作に基づく処理や、その他の音量変更やテ
ンポ変更等の種々の処理が行われる。
【0026】図3は、図2の「対応スイッチ処理」の中
の一つの処理であり、スタート/ストップスイッチ2A
が操作された場合に行われる「スタート/ストップ処
理」の一例を示す図である。まず、「スタート/ストッ
プ処理」ではスタート/ストップスイッチ2Aの操作時
における走行フラグRUNの状態を判定し、その状態に
応じた処理を実行する。走行フラグRUNが『0』(Y
ES)の場合は、これ以前が自動演奏停止状態だったの
で、これからの自動演奏処理に備えた初期設定を行う。
まず、スタートテンポレジスタSTEMPOにテンポレ
ジスタTEMPOの値を格納する。そして、タイミング
カウンタCOUNT、アッチェレランドカウンタAC
C、リタルダンドカウンタRIT及びテンポモード変更
レジスタNEXTをリセットし、走行フラグRUNに
『1』をセットしてリターンする。走行フラグRUNが
『1』(NO)の場合は、これ以前が自動演奏走行状態
だったので、自動演奏を停止させるために走行フラグR
UNをリセットしてリターンする。
【0027】図4は、図2の「対応スイッチ処理」の中
の一つの処理であり、テンポアップスイッチ2J又はテ
ンポダウンスイッチ2Kが操作された場合に行われる
「テンポアップ/ダウン処理」の一例を示す図である。
まず、「テンポアップ/ダウン処理」ではテンポアップ
スイッチ2J又はテンポダウンスイッチ2Kの操作時に
おけるアップダウンフラグUDの状態を判定し、その状
態に応じた処理を実行する。アップダウンフラグUDが
『0』(YES)の場合は、テンポレジスタTEMPO
の値を1だけインクリメント処理する。一方、アップダ
ウンフラグUDが『1』(NO)の場合は、テンポレジ
スタTEMPOの値を1だけデクリメント処理する。そ
して、テンポレジスタTEMPOに格納されている現在
値を表示部21に表示する。従って、テンポアップスイ
ッチ2J又はテンポダウンスイッチ2Kを押しつづける
ことによって、テンポレジスタTEMPOに格納されて
いるテンポ値は連続的にアップしたり、ダウンしたりす
る。
【0028】図5は、図2の「対応スイッチ処理」の中
の一つの処理であり、シンクロスイッチ2Cが操作され
た場合に行われる「シンクロ処理」の一例を示す図であ
る。この「シンクロ処理」では、シンクロスイッチ2C
の操作時におけるシンクロフラグSYNCの状態を判定
し、その状態に応じた処理を実行する。シンクロモード
フラグSYNCが『1』(YES)の場合は、シンクロ
モードフラグSYNCに『0』を格納し、シンクロモー
ドフラグSYNCを反転してリセットする。一方、シン
クロモードフラグSYNCが『0』(NO)の場合は、
シンクロモードフラグSYNCに『1』を格納し、シン
クロモードフラグSYNCを反転してリセットする。す
なわち、この処理ではシンクロスイッチ2Cの操作毎に
シンクロモードフラグSYNCを反転する。
【0029】図6は、図2の「対応スイッチ処理」の中
の一つの処理であり、テンポプリモスイッチ2Bが操作
された場合に行われる「テンポプリモ処理」の一例を示
す図である。まず、「テンポプリモ処理」では、まず最
初にテンポプリモスイッチ2Bの操作時における走行フ
ラグRUNの状態を判定し、走行フラグRUNが『1』
(YES)の場合に以下説明する所定の処理を行い、
『0』(NO)の場合には、走行状態ではないのにテン
ポプリモスイッチ2Bが操作されたのだから直ちにリタ
ーンする。次に、テンポプリモスイッチ2Bの操作時に
おけるシンクロモードフラグSYNCの状態を判定し、
その状態に応じた処理を実行する。
【0030】シンクロモードフラグSYNCが『0』
(NO)の場合は、シンクロ演奏を行わないことを意味
するので、図3のスタート/ストップ処理でスタートテ
ンポレジスタSTEMPOに格納された自動演奏開始時
点のテンポ値をテンポレジスタTEMPOに格納し、そ
の時のテンポレジスタTEMPOに格納されたテンポ値
を表示部21に表示する。そして、これ以降のテンポ変
化処理を終了させるためにアッチェレランドカンウタA
CC及びリタルダンドカウンタRITをリセットしてリ
ターンする。逆に、シンクロモードフラグSYNCが
『1』(YES)の場合は、次の小節線データに同期さ
せて演奏テンポを自動演奏開示時点のテンポ値に戻すた
めにテンポモード変更レジスタNEXTに『1』をセッ
トしてリターンする。
【0031】図7は、図2の「対応スイッチ処理」の中
の一つの処理であり、アッチェレランドスイッチ2Dが
操作された場合に行われる「アッチェレランド処理」の
一例を示す図である。まず、「アッチェレランド処理」
では、アッチェレランドスイッチ2Cの操作時における
走行フラグRUNの状態を判定し、走行フラグRUNが
『1』(YES)の場合に以下説明する所定の処理を行
い、『0』(NO)の場合には、走行状態ではないのに
アッチェレランドスイッチ2Cが操作されたのだから直
ちにリターンする。次に、アッチェレランドスイッチ2
Cの操作時におけるシンクロモードフラグSYNCの状
態を判定し、その状態に応じた処理を実行する。
【0032】シンクロモードフラグSYNCが『0』
(NO)の場合は、シンクロ演奏を行わないことを意味
するので、アッチェレランドカウンタACCにアッチェ
レランド演奏時間に相当する2小節分のカウント値を設
定する。なお、図ではMAXが一小節分のカウント値を
意味するので、2×MAXが2小節分のカウント値とな
る。アテンポ処理に備えてテンポレジスタTEMPOに
格納された現在のテンポ値をアテンポレジスタATEM
POに格納し、リタルダンドカウンタRITをリセット
してリターンする。逆に、シンクロモードフラグSYN
Cが『1』(YES)の場合は、次の小節線の開始に同
期させて演奏テンポモードをアッチェレランドモードに
変更するためにテンポモード変更レジスタNEXTに
『2』をセットしてリターンする。
【0033】図8は、図2の「対応スイッチ処理」の中
の一つの処理であり、ファスタースイッチ2Eが操作さ
れた場合に行われる「ファスター処理」の一例を示す図
である。まず、「ファスター処理」では、ファスタース
イッチ2Eの操作時における走行フラグRUNの状態を
判定し、走行フラグRUNが『1』(YES)の場合に
以下説明する所定の処理を行い、『0』(NO)の場合
には、走行状態ではないのにファスタースイッチ2Eが
操作されたのだから直ちにリターンする。次に、ファス
タースイッチ2Eの操作時におけるシンクロモードフラ
グSYNCの状態を判定し、その状態に応じた処理を実
行する。
【0034】シンクロモードフラグSYNCが『0』
(NO)の場合は、シンクロ演奏を行わないことを意味
するので、次回のアテンポ処理に備えてテンポレジスタ
TEMPOに格納された現在のテンポ値をアテンポレジ
スタATEMPOに格納し、テンポレジスタTEMPO
のテンポ値に所定値aを加算し、それを新たなテンポ値
として再びテンポレジスタTEMPOに格納し、その時
のテンポレジスタTEMPOに格納された新たなテンポ
値を表示部21に表示する。そして、これ以降のテンポ
変化処理を終了させるためにアッチェレランドカンウタ
ACC及びリタルダンドカウンタRITをリセットして
リターンする。逆に、シンクロモードフラグSYNCが
『1』(YES)の場合は、次の小節線の開始に同期さ
せて演奏テンポモードをファスターモードに変更するた
めにテンポモード変更レジスタNEXTに『3』をセッ
トしてリターンする。
【0035】図9は、図2の「対応スイッチ処理」の中
の一つの処理であり、アテンポスイッチ2Fが操作され
た場合に行われる「アテンポ処理」の一例を示す図であ
る。まず、「アテンポ処理」では、まず最初にアテンポ
スイッチ2Fの操作時における走行フラグRUNの状態
を判定し、走行フラグRUNが『1』(YES)の場合
に以下説明する所定の処理を行い、『0』(NO)の場
合には、走行状態ではないのにアテンポスイッチ2Fが
操作されたのだから直ちにリターンする。次に、アテン
ポスイッチ2Fの操作時におけるシンクロモードフラグ
SYNCの状態を判定し、その状態に応じた処理を実行
する。
【0036】シンクロモードフラグSYNCが『0』
(NO)の場合は、シンクロ演奏を行わないことを意味
するので、図7、図8、図10及び図11の各処理でア
テンポレジスタATEMPOに格納されたテンポ変化処
理開始時点のテンポ値をテンポレジスタTEMPOに格
納し、その時のテンポレジスタTEMPOのテンポ値を
表示部21に表示する。そして、これ以降のテンポ変化
処理を終了させるためにアッチェレランドカンウタAC
C及びリタルダンドカウンタRITをリセットしてリタ
ーンする。逆に、シンクロモードフラグSYNCが
『1』(YES)の場合は、次の小節線データに同期さ
せて演奏テンポをテンポ変化処理前のテンポ値に戻すた
めにテンポモード変更レジスタNEXTに『4』をセッ
トしてリターンする。
【0037】図10は、図2の「対応スイッチ処理」の
中の一つの処理であり、スローワースイッチ2Gが操作
された場合に行われる「スローワー処理」の一例を示す
図である。まず、「スローワー処理」では、スローワー
スイッチ2Gの操作時における走行フラグRUNの状態
を判定し、走行フラグRUNが『1』(YES)の場合
に以下説明する所定の処理を行い、『0』(NO)の場
合には、走行状態ではないのにスローワースイッチ2G
が操作されたのだから直ちにリターンする。次に、スロ
ーワースイッチ2Gの操作時におけるシンクロモードフ
ラグSYNCの状態を判定し、その状態に応じた処理を
実行する。
【0038】シンクロモードフラグSYNCが『0』
(NO)の場合は、シンクロ演奏を行わないことを意味
するので、次回のアテンポ処理に備えてテンポレジスタ
TEMPOに格納されている現在のテンポ値をアテンポ
レジスタATEMPOに格納し、テンポレジスタTEM
POのテンポ値から所定値bを減算し、それを新たなテ
ンポ値として再びテンポレジスタTEMPOに格納し、
その時のテンポレジスタTEMPOに格納された新たな
テンポ値を表示部21に表示する。そして、これ以降の
テンポ変化処理を終了させるためにアッチェレランドカ
ンウタACC及びリタルダンドカウンタRITをリセッ
トしてリターンする。逆に、シンクロモードフラグSY
NCが『1』(YES)の場合は、次の小節線の開始に
同期させて演奏テンポモードをスローワーモードに変更
するためにテンポモード変更レジスタNEXTに『5』
をセットしてリターンする。
【0039】図11は、図2の「対応スイッチ処理」の
中の一つの処理であり、リタルダンドスイッチ2Hが操
作された場合に行われる「リタルダンド処理」の一例を
示す図である。まず、「リタルダンド処理」では、リタ
ルダンドスイッチ2Hの操作時における走行フラグRU
Nの状態を判定し、走行フラグRUNが『1』(YE
S)の場合に以下説明する所定の処理を行い、『0』
(NO)の場合には、走行状態ではないのにリタルダン
ドスイッチ2Hが操作されたのだから直ちにリターンす
る。次に、リタルダンドスイッチ2Hの操作時における
シンクロモードフラグSYNCの状態を判定し、その状
態に応じた処理を実行する。
【0040】シンクロモードフラグSYNCが『0』
(NO)の場合は、シンクロ演奏を行わないことを意味
するので、リタルダンドカウンタRITにリタルダンド
演奏時間に相当する2小節分のカウント値を設定し、ア
テンポ処理に備えてテンポレジスタTEMPOに格納さ
れている現在のテンポ値をアテンポレジスタATEMP
Oに格納し、アッチェレランドカンウタACCをリセッ
トしてリターンする。逆に、シンクロモードフラグSY
NCが『1』(YES)の場合は、次の小節線の開始に
同期させて演奏テンポモードをリタルダンドモードに変
更するためにテンポモード変更レジスタNEXTに
『6』をセットしてリターンする。
【0041】図12及び図13は、タイマ17からのイ
ンタラプト命令(テンポクロック)によってCPU10
が実行する「タイマインタラプト処理」の詳細を示す図
である。この「タイマインタラプト処理」では、まず走
行レジスタRUNが『1』か否かを判定し、『1』(Y
ES)の場合にのみインタラプト処理を実行し、『0』
(NO)の場合には直ちにリターンする。以下、各ステ
ップの内容について説明する。
【0042】ステップ31:走行フラグRUNが『1』
か否か、すなわち自動演奏モードであるか否かを判定
し、YESの場合は次のステップ32に進み、NOの場
合はリターンする。 ステップ32:タイミングカウンタCOUNTに格納さ
れているタイミング値に基づいてパターンデータを読み
出して音源回路16に出力する。 ステップ33:アッチェレランドカウンタACC及びリ
タルダンドカウンタRITを1だけデクリメント処理す
る。ただし、値が0の時はそのままである。 ステップ34:タイミングカウンタCOUNTに格納さ
れている値が8分音符の発生タイミングかどうかを判定
し、YESの場合は次のステップ35に進み、NOの場
合はステップ39にジャンプする。 ステップ35:アッチェレランドカウンタACCに格納
されている値が『0』よりも大きな値であるか否か、す
なわち『0』であるか否かを判定し、『0』(NO)の
場合は現在のテンポモードがアッチェレランドモード以
外のテンポモードであることを意味するのでステップ3
6に進み、『0』以外の値の場合は現在のテンポモード
がアッチェレランドモードであることを意味するので、
それに対応した処理を行うためにステップ37に進む。 ステップ36:前のステップ35でアッチェレランドカ
ウンタACCが『0』だと判定されたので、今度はリタ
ルダンドカウンタRITに格納されている値が『0』よ
りも大きな値であるか否か、すなわち『0』か否かを判
定し、『0』(NO)の場合は現在のテンポモードが通
常の演奏テンポモードであることを意味するのでステッ
プ39に進み、『0』以外の値の場合は現在のテンポモ
ードがリタルダンドモードであることを意味するので、
それに対応した処理を行うためにステップ38に進む。
【0043】ステップ37:前のステップ35でアッチ
ェレランドカウンタACCが『0』以外の値だと判定さ
れたので、ここではテンポフラグTEMPOに格納され
ているテンポ値を所定値cだけアップさせるアッチェレ
ランド処理を行う。 ステップ38:前のステップ36でリタルダンドカウン
タRITが『0』以外の値だと判定されたので、ここで
はテンポフラグTEMPOに格納されているテンポ値を
所定値dだけダウンさせるリタルダンド処理を行う。
【0044】ステップ39:タイミングカウンタCOU
NTに格納されている値が一小節分の時間に対応する最
大値MAXと等しいかどうか、すなわち演奏曲の拍子が
4/4の場合にはタイミングカウンタCOUNTの値が
最大値MAX=95であるかどうか、また拍子が3/4
の場合にはタイミングカウンタCOUNTの値が最大値
MAX=71であるかどうかを判定し、等しくない(N
O)場合はステップ40に進み、等しい(YES)場合
は結合子Aを介して図13のステップ41に進む。 ステップ40:タイミングカウンタCOUNTに格納さ
れている値が最大値ではなかったので、ここではタイミ
ングカウンタCOUNTの値を1だけインクリメント処
理して、リターンする。
【0045】ステップ41:シンクロモードフラグSY
NCの状態を判定し、『0』(NO)の場合は、シンク
ロ演奏を行わないことを意味するので、ステップ61に
ジャンプし、『1』(YES)の場合は次のステップ4
2に進む。 ステップ42:テンポモード変更レジスタNEXTに格
納されている値を判定し、その値に対応した各処理への
分岐を行う。このステップでは、テンポモード変更レジ
スタNEXTの値が『0』の場合は、現在のテンポモー
ドがテンポ変更処理を行わない通常のテンポモードであ
ることを意味するのでステップ61にジャンプし、
『1』の場合はテンポプリモ処理を行うことを意味する
のでステップ43に進み、『2』の場合はアッチェレラ
ンド処理を行うことを意味するのでステップ45に進
み、『3』の場合はファスター処理を行うことを意味す
るのでステップ48に進み、『4』の場合はアテンポ処
理を行うことを意味するのでステップ51に進み、
『5』の場合はスローワー処理を行うことを意味するの
でステップ53に進み、『6』の場合はリタルダンド処
理を行うことを意味するのでステップ56に進む。
【0046】ステップ43,44はテンポプリモ処理で
実行されるものである。 ステップ43:図3のスタート/ストップ処理でスター
トテンポレジスタSTEMPOに格納された自動演奏開
始時点のテンポ値をテンポレジスタTEMPOに格納す
る。 ステップ44:これ以降のテンポ変化処理を終了させる
ためにアッチェレランドカンウタACC及びリタルダン
ドカウンタRITをリセットしてステップ59に進む。
【0047】ステップ45〜47はアッチェレランド処
理で実行されるものである。 ステップ45:アッチェレランドカウンタACCにアッ
チェレランド演奏時間に相当する2小節分のカウント値
を設定する。 ステップ46:アテンポ処理に備えてテンポレジスタT
EMPOに格納された現在のテンポ値をアテンポレジス
タATEMPOに格納する。 ステップ47:リタルダンドカウンタRITをリセット
してステップ59に進む。
【0048】ステップ48〜50はファスター処理で実
行されるものである。 ステップ48:次回のアテンポ処理に備えてテンポレジ
スタTEMPOに格納された現在のテンポ値をアテンポ
レジスタATEMPOに格納する。 ステップ49:テンポレジスタTEMPOのテンポ値に
所定値aを加算し、それを新たなテンポ値として再びテ
ンポレジスタTEMPOに格納する。 ステップ50:これ以降のテンポ変化処理を終了させる
ためにアッチェレランドカンウタACC及びリタルダン
ドカウンタRITをリセットしてステップ59に進む。
【0049】ステップ51,52はアテンポ処理で実行
されるものである。 ステップ51:アテンポレジスタATEMPOに格納さ
れているテンポ変化処理開始時点のテンポ値をテンポレ
ジスタTEMPOに格納する。 ステップ52:これ以降のテンポ変化処理を終了させる
ためにアッチェレランドカンウタACC及びリタルダン
ドカウンタRITをリセットしてステップ59に進む。
【0050】ステップ53〜55はスローワー処理で実
行されるものである。 ステップ53:次回のアテンポ処理に備えてテンポレジ
スタTEMPOに格納されている現在のテンポ値をアテ
ンポレジスタATEMPOに格納する。 ステップ54:テンポレジスタTEMPOのテンポ値か
ら所定値bを減算し、それを新たなテンポ値として再び
テンポレジスタTEMPOに格納する。 ステップ55:これ以降のテンポ変化処理を終了させる
ためにアッチェレランドカンウタACC及びリタルダン
ドカウンタRITをリセットしてステップ59に進む。
【0051】ステップ56〜58はリタルダンド処理で
実行されるものである。 ステップ56:リタルダンドカウンタRITにリタルダ
ンド演奏時間に相当する2小節分のカウント値を設定す
る。 ステップ57:アテンポ処理に備えてテンポレジスタT
EMPOに格納されている現在のテンポ値をアテンポレ
ジスタATEMPOに格納する。 ステップ58:アッチェレランドカンウタACCをリセ
ットしてステップ59に進む。
【0052】ステップ59〜60は上述の各処理に共通
に実行されるものである。 ステップ59:テンポレジスタTEMPOに格納されて
いるテンポ値を表示部21に表示する。 ステップ60:テンポモード変更レジスタNEXTをリ
セットする。 ステップ61:タイミングカウンタCOUNTをリセッ
トする。
【0053】次にこの発明の動作例を図14を用いて説
明する。図14は、テンポ変化を指示する各種のスイッ
チが操作(オン)された場合の小節線データと現在の演
奏テンポとの関係を示す図であり、(a)はシンクロモ
ードフラグSYNC=0、すなわち小節線データの発生
とは無関係にスイッチ操作の行われた時点でテンポ変化
処理を行う場合を示し、(b)はシンクロモードフラグ
SYNC=1、すなわち小節線データの発生に同期させ
てテンポ変化処理を行う場合を示す。
【0054】図14において、第1小節B1の最初の時
刻t0でスタート/ストップ(START/STOP)
スイッチ2Aが、第2小節B2の時刻tfでファスター
(FASTER)スイッチ2Eが、第4小節B4の時刻
tuでアッチェレランド(ACC.)スイッチ2Dが、
第7小節B7の時刻ttでテンポプリモ(TEMPO
I)スイッチ2Bが、第8小節B8の時刻tsでスロー
ワー(SLOWER)スイッチ2Gが、第9小節B9の
時刻tdでリタルダンド(RIT.)スイッチ2Hが、
第11小節BBの時刻taでアテンポ(A TEMP
O)スイッチ2Fがそれぞれ時系列的に操作されるもの
とする。
【0055】まず、図14の(a)のシンクロモードS
YNC=0の場合について説明する。第1小節B1の最
初の時刻t0でスタート/ストップ(START/ST
OP)スイッチ2Aが操作されると、電子楽器はスター
トテンポレジスタSTEMPOにテンポレジスタTEM
POの値を格納し、タイミングカウンタCOUNT、ア
ッチェレランドカウンタACC、リタルダンドカウンタ
RIT及びテンポモード変更レジスタNEXTをリセッ
トし、走行フラグRUNに『1』をセットする。時刻t
0から第2小節B2の時刻tfでファスタースイッチ2
Eが操作されるまでの間、電子楽器はタイマインタラプ
ト処理にて図12及び図13のステップ31〜36,3
9〜41,61を繰り返して実行し、演奏開始時のテン
ポで演奏を行う。
【0056】第2小節B2の時刻tfでファスタースイ
ッチ2Eが操作されると、電子楽器は図8のファスター
処理を実行する。ここでは、シンクロモードフラグSY
NC=0であり、シンクロ演奏を行わないので、アテン
ポ処理に備えてテンポレジスタTEMPOに格納されて
いる現在のテンポ値をアテンポレジスタATEMPOに
格納し、テンポレジスタTEMPOのテンポ値に所定値
aを加算し、それを新たなテンポ値として再びテンポレ
ジスタTEMPOに格納し、アッチェレランドカンウタ
ACC及びリタルダンドカウンタRITをリセットす
る。第4小節B4の時刻tuでアッチェレランドスイッ
チ2Dが操作されるまでは、電子楽器はタイマインタラ
プト処理にて図12及び図13のステップ31〜36,
39〜41,61を繰り返して、演奏開始時のテンポよ
りも所定値aだけアップした演奏テンポで演奏を行う。
【0057】第4小節B4の時刻tuでアッチェレラン
ドスイッチ2Dが操作されると、電子楽器は図7のアッ
チェレランド処理を実行する。ここでは、シンクロ演奏
を行わないので、アッチェレランドカウンタACCにア
ッチェレランド演奏時間に相当する2小節分のカウント
値=2×MAXを格納し、テンポレジスタTEMPOに
格納された現在のテンポ値をアテンポレジスタATEM
POに格納し、リタルダンドカウンタRITをリセット
する。すなわち、この時点で、アテンポレジスタATE
MPOには前回のファスター処理において演奏開始時の
テンポに所定値aだけ加算されたテンポ値が格納される
ようになる。
【0058】そして、第4小節B4の時刻tuから2小
節分の時間が経過する時刻tueまでの間、電子楽器は
タイマインタラプト処理にて図12及び図13のステッ
プ31〜35,37,39〜41,61を繰り返して、
演奏テンポを所定値cずつ徐々にアップしながら、すな
わちアッチェレランド処理を行いながら演奏を行う。そ
して、電子楽器は時刻tueに達した時点でそのテンポ
値を維持し、第7小節B7の時刻ttでテンポプリモス
イッチ2Bが操作されるまでは、タイマインタラプト処
理にて図12及び図13のステップ31〜36,39〜
41,61を実行してアッチェレランド処理終了時のテ
ンポで演奏を行う。
【0059】第7小節B7の時刻ttでテンポプリモス
イッチ2Bが操作されると、電子楽器は図6のテンポプ
リモ処理を実行する。ここでは、シンクロ演奏を行わな
いので、時刻t0のスタート/ストップ処理によってス
タートテンポレジスタSTEMPOに格納された自動演
奏開始時点のテンポ値をテンポレジスタTEMPOに格
納し、アッチェレランドカンウタACC及びリタルダン
ドカウンタRITをリセットしてリターンする。第8小
節B8の時刻tsでスローワースイッチ2Gが操作され
るまでは、電子楽器はタイマインタラプト処理にて図1
2及び図13のステップ31〜36,39〜41,61
を繰り返して、演奏開始時のテンポで再び演奏を行う。
【0060】第8小節B8の時刻tsでスローワースイ
ッチ2Gが操作されると、電子楽器は図10のスローワ
ー処理を実行する。ここでは、シンクロ演奏を行わない
ので、アテンポ処理に備えてテンポレジスタTEMPO
に格納されている現在のテンポ値をアテンポレジスタA
TEMPOに格納し、テンポレジスタTEMPOのテン
ポ値に所定値bを減算する。そして、それを新たなテン
ポ値として再びテンポレジスタTEMPOに格納し、ア
ッチェレランドカンウタACC及びリタルダンドカウン
タRITをリセットする。従って、第9小節B9の時刻
tdでリタルダンドスイッチ2Hが操作されるまでは、
電子楽器はタイマインタラプト処理にて図12及び図1
3のステップ31〜36,39〜41,61を繰り返し
て、演奏開始時のテンポよりも所定値bだけダウンした
テンポで演奏を行う。
【0061】第9小節B9の時刻tdでリタルダンドス
イッチ2Hが操作されると、電子楽器は図11のリタル
ダンド処理を実行する。ここでは、シンクロ演奏を行わ
ないので、リタルダンドカウンタRITにリタルダンド
演奏時間に相当する2小節分のカウント値=2×MAX
を格納し、テンポレジスタTEMPOに格納された現在
のテンポ値をアテンポレジスタATEMPOに格納し、
アッチェレランドカウンタACCをリセットする。すな
わち、この時点で、アテンポレジスタATEMPOには
前回のスローワー処理において演奏開始時のテンポから
所定値bだけ減算されたテンポ値が格納される。
【0062】そして、時刻tdから2小節分の時間が経
過するまでの間、電子楽器はタイマインタラプト処理に
て図12及び図13のステップ31〜36,38〜4
1,61を繰り返し、演奏テンポを所定値dずつ徐々に
ダウンしながら、すなわちリタルダンド処理を行いなが
ら演奏を行う。ところが、時刻tdから2小節分の時間
が経過しない第11小節BBの時刻taでアテンポスイ
ッチ2Fが操作されるので、電子楽器は図9のアテンポ
処理を実行する。ここでは、シンクロ演奏を行わないの
で、図11のリタルダンド処理でアテンポレジスタAT
EMPOに格納されたテンポ変化処理開始時点tdのテ
ンポ値(演奏開始時のテンポから所定値bだけ減算され
たテンポ値)をテンポレジスタTEMPOに格納し、こ
れを新たなテンポ値として演奏を行う。そして、これ以
降のテンポ変化処理(ここではリタルダンド処理)を終
了させるためにアッチェレランドカンウタACC及びリ
タルダンドカウンタRITをリセットする。電子楽器は
時刻ta以降はそのテンポ値(演奏開始時のテンポから
所定値bだけ減算されたテンポ値)を維持しながら、タ
イマインタラプト処理にて図12及び図13のステップ
31〜36,39〜41,61を繰り返し実行して演奏
を行う。
【0063】次に、図14の(b)のシンクロモードS
YNC=1の場合について説明する。第1小節B1の最
初の時刻t0でスタート/ストップ(START/ST
OP)スイッチ2Aが操作されると、前述の図14
(b)の説明と同様に電子楽器はスタートテンポレジス
タSTEMPOにテンポレジスタTEMPOの値を格納
し、タイミングカウンタCOUNT、アッチェレランド
カウンタACC、リタルダンドカウンタRIT及びテン
ポモード変更レジスタNEXTをリセットし、走行フラ
グRUNに『1』をセットする。そして、時刻t0から
ファスタースイッチ2Eが操作される時刻tfまでの
間、電子楽器はタイマインタラプト処理にて図12及び
図13のステップ31〜36,39〜42,61を実行
する。
【0064】第2小節B2の時刻tfでファスタースイ
ッチ2Eが操作されると、電子楽器は図8のファスター
処理を実行する。ここでは、シンクロモードフラグSY
NC=1であり、シンクロ演奏を行うので、テンポモー
ド変更レジスタNEXTに『3』を格納する。そして、
時刻tfから次の第2小節の終了時点までの間、電子楽
器はタイマインタラプト処理にて図12のステップ31
〜36,39,40を繰り返し実行する。すなわち、時
刻t0から第2小節B2の終了時点までの間、電子楽器
はタイマインタラプト処理にて図12及び図13のステ
ップ31〜36,39〜42,61を繰り返し実行し、
そのまま演奏開始時のテンポで演奏を行う。
【0065】そして、第2小節B2が終了した時点(図
12のステップ39でタイミングカウンタCOUNT=
MAXと判定された時点)で、電子楽器は図13のステ
ップ48〜50,59〜61を実行する。すなわち、ア
テンポ処理に備えてテンポレジスタTEMPOに格納さ
れている現在のテンポ値をアテンポレジスタATEMP
Oに格納し、テンポレジスタTEMPOのテンポ値に所
定値aを加算し、それを新たなテンポ値として再びテン
ポレジスタTEMPOに格納し、アッチェレランドカン
ウタACC及びリタルダンドカウンタRITをリセット
する。そして、第3小節B3の開始時点からアッチェレ
ランドスイッチ2Dが操作される時刻tuまでの間、電
子楽器はタイマインタラプト処理にて図12及び図13
のステップ31〜36,39〜42,61を実行し、演
奏開始時のテンポよりも所定値aだけアップしたテンポ
で演奏を行う。
【0066】この様に、シンクロモードでは各種スイッ
チが操作された時点ではなく、その次の小節線のタイミ
ングに同期して各種スイッチの処理を実行することを除
けば前述のSYNC=0の場合と同様なので、以下説明
は省略する。
【0067】上述の実施例では図12のステップ34〜
38に示すように、リタルダンド処理やアッチェレラン
ド処理を8分音符のタイミングで行っているが、もっと
細かいタイマインタラプト処理毎(自動演奏の最小分解
能毎)のタイミングでテンポを変化させてもよい。すな
わち、ステップ34を省略してもよい。また、上述の実
施例では、リタルダンド処理等の指示をマニュアル操作
にてリアルタイムに指示する場合について説明したが、
これに限らずシーケンサ等にこれらの指示データを記憶
させておき、自動的にリタルダンド処理等を行うように
してもよい。
【0068】さらに、上述の実施例では、シンクロモー
ド又は非シンクロモードに応じて全てのテンポ変化処理
が小節線に同期又は非同期で動作する場合について説明
したが、これに限らず、特定のテンポ変化処理のみを小
節線に同期させて変化させるようにしてもよい。例え
ば、テンポアップ処理及びテンポダウン処理は小節線と
同期させ、これ以外の処理は小節線とは非同期としても
よい。また、これらの同期、非同期の種類を適宜選択設
定できるようにしてもよい。
【0069】上述の実施例では、リタルダンド処理又は
アッチェレランド処理の場合に、所定値c又はdを加算
する場合について説明したが、これに限らず、リタルダ
ンド処理の場合には1より小さな値を乗じ、アッチェレ
ランド処理の場合には1より大きな値を乗じるようにし
てもよいし、それぞれの値を逆にして除してもよい。ま
た、リタルダンドスイッチ2H又はアッチレェランドス
イッチ2Dの操作回数に応じてリタルダンド及びアッチ
ェレランドの変化の割合(所定値c又はdの値)を変化
させるようにしてもよい。
【0070】なお、リズム演奏だけでなく、オートベー
スやオートコード等の自動伴奏、通常のシーケンサ自動
演奏や、外部にMIDIクロック等のテンポ制御データ
のみを出力するものに適用してもよいことはいうまでも
ない。また、リタルダンド処理又はアッチェレランド処
理の途中に再び同じリタルダンドスイッチ2F又はアッ
チェレランドスイッチ2Dが操作された場合には、その
テンポ変化を停止し、その操作時点のテンポを維持する
ようにしてもよい。このようにすると、さらにテンポ変
化のバリエーションの幅を広げることができる。この
時、テンポ変化停止用の専用のスイッチを設けてもよい
し、リタルダンド処理中にテンポアップスイッチ2Jが
操作された場合や、アッチェレランド処理中にテンポダ
ウンスイッチ2Kが操作された場合にこのような処理を
行うようにしてもよい。
【0071】
【発明の効果】 以上のようにこの発明によれば、所定
のテンポ変更演奏時間の間で、演奏テンポが増加方向又
は減少方向に次第に変化する制御を、テンポ変化指示手
段の1回の操作で、ワンタッチで行うことができるとい
う効果に加えて、そのような自動的なテンポ変更処理が
行われた場合でも、その演奏テンポを演奏開始時又はテ
ンポ変化処理前のテンポに戻すことができるという効果
を奏する。また、所定のテンポ変更演奏時間の途中であ
っても、そのテンポ変更処理を随時終了させることがで
きるので、アッチェレランドやリタルダンド等のテンポ
漸増または漸減処理の時間を操作者の意志でリアルタイ
ムに制御することができることとなり、テンポ変化の形
態をユーザーが制御できるので、演奏形態の自由度を高
めることができる、という優れた効果を奏する。また、
所定の区切り位置(例えば小節線の位置)の判定に同期
して、演奏テンポを漸増又は漸減させる処理を終了させ
るようにした場合は、テンポ復帰指示が任意の演奏途中
でなされたとしても、該所定の区切り位置まで待って、
区切りよく、演奏テンポを漸増又は漸減させる処理を終
了させることができるので、自然な演奏制御を行なうこ
とができる、という優れた効果を奏する。 また、テンポ
変更演奏時間を設定する設定手段を設け、この設定手段
で設定されたテンポ変更演奏時間の間で、演奏テンポを
次第に変化させるようにテンポ漸増又は漸減処理を行な
うようにした場合は、テンポ変更演奏時間をユーザーが
リアルタイムに自由に設定・変更することができるよう
になるので、制御性が向上する、という優れた効果を奏
する。更に、前記テンポ信号発生手段が発生するテンポ
信号の時間間隔を、リアルタイムでの操作に応じて、増
減調整するテンポ増減調整操作手段を備えた場合は、テ
ンポ変化指示手段の1回の指示操作に応じて、次第に増
加又は減少変化させる態様での自動的なテンポ変更制御
をワンタッチで行うことができる一方で、テンポ増減調
整操作手段によるリアルタイムでの操作に応じた手動的
なテンポ増減調整を組合せて実施することができ、か
つ、テンポ変化指示手段の指示に従う自動的なテンポ変
更を行なった後にテンポ増減調整操作手段による手動的
なテンポ増減調整を行なった場合であっても、テンポ復
帰指示手段を操作するだけでテンポ変化指示手段の指示
に従うテンポ変化処理前のテンポを一挙に復元すること
ができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る自動演奏装置を適用した電子
楽器の一実施例のハードウェア構成例を示すブロック図
である。
【図2】 図1のマイクロコンピュータが処理するメイ
ンルーチンの一例を示すフローチャート図である。
【図3】 図2の対応スイッチ処理の中のスタート/ス
トップ処理の一例を示すフローチャート図である。
【図4】 図2の対応スイッチ処理の中のテンポアップ
/ダウン処理の一例を示すフローチャート図である。
【図5】 図2の対応スイッチ処理の中のシンクロ処理
の一例を示すフローチャート図である。
【図6】 図2の対応スイッチ処理の中のテンポプリモ
処理の一例を示すフローチャート図である。
【図7】 図2の対応スイッチ処理の中のアッチェレラ
ンド処理の一例を示すフローチャート図である。
【図8】 図2の対応スイッチ処理の中のファスター処
理の一例を示すフローチャート図である。
【図9】 図2の対応スイッチ処理の中のアテンポ処理
の一例を示すフローチャート図である。
【図10】 図2の対応スイッチ処理の中のスローワー
処理の一例を示すフローチャート図である。
【図11】 図2の対応スイッチ処理の中のリタルダン
ド処理の一例を示すフローチャート図である。
【図12】 図1のCPUがタイマからインタラプト命
令を入力する毎に実行するタイマインタラプト処理の前
半部分を示すフローチャート図である。
【図13】 図1のCPUがタイマからインタラプト命
令を入力する毎に実行するタイマインタラプト処理の後
半部分を示すフローチャート図である。
【図14】 この発明に係る電子楽器の動作を小節線デ
ータとテンポとの関係で示す図である。
【符号の説明】
10…CPU、11…プログラムROM、12…データ
及びワーキングRAM、13…押離鍵検出回路、14…
スイッチ検出回路、15…表示回路、16…音源回路、
17…タイマ、18…データ及びアドレスバス、19…
鍵盤、20…パネルスイッチ、21…表示部、22…サ
ウンドシステム、2A…スタート/ストップスイッチ、
2B…テンポプリモスイッチ、2C…シンクロスイッ
チ、2D…アッチェレランドスイッチ、2E…ファスタ
ースイッチ、2F…アテンポスイッチ、2G…スローワ
ースイッチ、2H…リタルダンドスイッチ、2J…テン
ポアップスイッチ、2K…テンポダウンスイッチ

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 演奏情報を記憶する記憶手段と、 所定の時間間隔でテンポ信号を発生するテンポ信号発生
    手段と、 テンポの変更開始を指示するテンポ変化指示手段と、前記 テンポ変化指示手段の指示に応じて前記テンポ信号
    発生手段の発生するテンポ信号の時間間隔を次第に変化
    させる処理を行なうテンポ制御手段と、 自動演奏の開始を指示する演奏開始指示手段と、 前記演奏開始指示手段からの指示に従い演奏開始時点で
    のテンポを一時記憶する一時記憶手段と、 前記演奏開始指示手段からの指示に従って前記テンポ信
    号に基づいて前記記憶手段から演奏情報を読出し、自動
    演奏を行う演奏制御手段と、 前記テンポ信号の時間間隔を自動演奏開始時のテンポ信
    号の時間間隔に戻すことを指示するテンポ復帰指示手段
    と、 前記テンポ復帰指示手段からの指示に従い、前記テンポ
    制御手段による処理を終了させる制御手段と、 前記テンポ復帰指示手段からの指示に従い、前記一時記
    憶手段からテンポ情報を読出し、前記テンポ信号発生手
    段の発生するテンポ信号の時間間隔を自動演奏開始時の
    テンポ信号の時間間隔に戻すテンポ復帰手段とを備えた
    自動演奏装置。
  2. 【請求項2】 演奏情報を記憶する記憶手段と、 所定の時間間隔でテンポ信号を発生するテンポ信号発生
    手段と、 テンポの変更開始を指示するテンポ変化指示手段と、前記 テンポ変化指示手段の指示に応じて前記テンポ信号
    発生手段の発生するテンポ信号の時間間隔を次第に変化
    させるテンポ制御手段と、 前記テンポ変化指示手段からの指示に従いテンポ変化開
    始時点でのテンポを一時記憶する一時記憶手段と、 前記テンポ信号に基づいて前記記憶手段から演奏情報を
    読出し、自動演奏を行う演奏制御手段と、 前記テンポ信号の時間間隔を前記テンポ制御手段による
    テンポ変化処理前のテンポ信号の時間間隔に戻すことを
    指示するテンポ復帰指示手段と、 前記テンポ復帰指示手段からの指示に従い、前記テンポ
    制御手段による処理を終了させる制御手段と、 前記テンポ復帰指示手段からの指示に従い、前記一時記
    憶手段からテンポ情報を読出し、前記テンポ信号発生手
    段の発生するテンポ信号の時間間隔をテンポ変化処理前
    のテンポ信号の時間間隔に戻すテンポ復帰手段とを備え
    た自動演奏装置。
  3. 【請求項3】 前記演奏制御手段によって制御される自
    動演奏の進行が所定の区切り位置であるかを判定する判
    定手段を更に備え、 前記テンポ復帰指示手段による前記指示がなされたと
    き、前記判定手段で前記所定の区切り位置が判定された
    ことに同期して、前記制御手段では前記テンポ制御手段
    による処理を終了させ、前記テンポ復帰手段では前記テ
    ンポ信号の時間間隔を前記自動演奏開始時又は前記テン
    ポ変化処理前のテンポ信号の時間間隔に戻すことを特徴
    とする請求項1又は2に記載の自動演奏装置。
  4. 【請求項4】 テンポ変更演奏時間を設定する設定手段
    を更に備え、 前記テンポ制御手段は、前記テンポ信号発生手段の発生
    するテンポ信号の時間間隔を、前記設定手段で設定され
    たテンポ変更演奏時間の間で、次第に変化させることを
    特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の自動演奏
    装置。
  5. 【請求項5】 前記テンポ信号発生手段が発生するテン
    ポ信号の時間間隔を、リアルタイムでの操作に応じて、
    増減調整するテンポ増減調整操作手段を更に具える請求
    項1乃至4のいずれかに記載の自動演奏装置。
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