JP2002258656A - 熱定着装置 - Google Patents

熱定着装置

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JP2002258656A
JP2002258656A JP2001055473A JP2001055473A JP2002258656A JP 2002258656 A JP2002258656 A JP 2002258656A JP 2001055473 A JP2001055473 A JP 2001055473A JP 2001055473 A JP2001055473 A JP 2001055473A JP 2002258656 A JP2002258656 A JP 2002258656A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 本発明の熱定着装置の課題は紙ジャム処理作
業を容易に行えるようにすることにある。 【解決手段】 加熱ローラ22と加圧ローラ23とを備
え、両方のローラの接触部に対して紙送出側に配置され
加熱ローラ22の外周面に対して接近離間する方向に沿
って移動可能に設けられ常時は両方のローラの近傍で両
方のローラの接触部を通過した記録紙を加熱ローラ22
から搬送方向下流側へ向けて案内する第1の剥離爪25
と、常時はこの第1の剥離爪25と加熱ローラ22の外
周面との接触部に対して離間した位置にあり且つ第1の
剥離爪25が加熱ローラ22の外周面から離間した時に
第1の剥離爪25と加熱ローラ22の外周面との接触部
に対して加熱ローラ22回転方向下流側から上流側へ向
けて加熱ローラ22の外周面を摺接しながら移動する第
2の剥離爪32とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は熱定着装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置などに用いられる電子
写真方式を採用した画像形成装置では、プロセスユニッ
トにより記録紙に形成されたトナー画像(未定着画像)
を定着するために熱定着装置が設けられている。この熱
定着装置は、加熱ローラとこの加熱ローラに圧接する加
圧ローラとを備えて、トナー画像が形成された記録紙を
両方のローラの接触部の間に搬送し通過させトナー画像
を記録紙に定着するものである。
【0003】ところで、この熱定着装置では、記録紙が
加熱ローラと加圧ローラとの接触部を通過する時に加熱
ローラの熱により熱せられると、加圧ローラの外周面に
付着するので、両方のローラの接触部に対して記録紙送
出側に配置され両方のローラの接触部の近傍で両方のロ
ーラの接触部を通過した記録紙を加熱ローラに付着しな
いように搬送方向下流側へ向けて案内する剥離爪を設け
ている。
【0004】従来の定着装置について模式的に示す図4
および図5を参照して説明する。図中1は加熱ローラ、
2は加圧ローラで、これら両方のローラ1、2は画像形
成装置本体3の内部に設けられている。4は剥離爪、5
は剥離爪4を支持する支持体で、これらは両方のローラ
1、2の接触部に対して記録紙送出側に配置されてい
る。常時は剥離爪4が両方のローラ1、2の接触部に対
してローラ回転方向下流側の外周面に接触している。筐
体3にはこれら両方のローラ1、2に面してジャム処理
用の開口6が形成され、この開口6を開閉する開閉カバ
ー7が開閉方向に回動可能に設けられており、常時は開
閉カバー7は開口6を閉じている。
【0005】加熱ローラ1と加圧ローラ2との接触部を
通過してトナー画像を定着した記録紙Pは剥離爪4に案
内されて加熱ローラ1の外周面から剥離して送出方向下
流側へ案内されて開閉カバー7に形成された排紙口8を
通し外部へ排出される。
【0006】ところが、加熱ローラ1と加圧ローラ2と
の接触部を通過した記録紙Pは加熱ローラ1の外周面へ
の付着の状態によっては剥離爪4によって剥離されず、
図4に示すように加熱ローラ1の外周面と剥離爪4との
間に入り込んで挟まり加熱ローラ1の外周面に付着して
移動できなくなり、その後から両方のローラ1、2の接
触部を通過して来る記録紙Pの部分がこの接触部と剥離
爪4との間に詰まって紙ジャムが発生することがある。
【0007】そこで、従来はこの紙ジャムの対策とし
て、剥離爪4を取り付けた支持体5を加熱ローラ1の外
周面に対して接近、離間する方向に沿って移動可能に設
ける構成が採用されている。すなわち、常時は図4に示
すように支持体5を剥離爪4が加熱ローラ1に接近する
位置に位置させておき、紙ジャムが発生した時には操作
者が図5に示すように開閉カバー7を開放位置へ移動し
て開口8を開放し、その後に支持体5を加熱ローラ1か
ら離間する向きに移動させて剥離爪4を加熱ローラ1の
外周面から離し、加熱ローラ1の外周面に付着した記録
紙Pの先端部を剥し、剥した先端部を持って詰まってい
る記録紙Pを両方のローラ1、2の部分から引き出して
いる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
紙ジャムの処理は、開閉カバー7を開放した後に、操作
者が一方の手で支持体5を持って加熱ローラ1から離間
する向きに移動させ、他方の手で加熱ローラ1の外周面
に付着した記録紙Pの先端部を剥し、剥した記録紙Pを
つまんで両方のローラ1、2の部分から取出す作業を行
わなければならず処理作業が大変面倒であるという問題
がある。特に加熱ローラ外周面に付着した記録紙Pは剥
しにくく、片手では大変困難な作業である。
【0009】本発明は、紙ジャム処理作業を容易に行う
ことができる熱定着装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の熱定着
器装置は、加熱ローラとこの加熱ローラに圧接する加圧
ローラとを備えて、トナー画像が形成された記録紙を前
記前記加熱ローラと前記加圧ローラとの接触部の間に搬
送し通過させて前記トナー画像を前記記録紙に定着する
熱定着装置において、前記加熱ローラと前記加圧ローラ
との接触部に対して記録紙送出側に配置され加熱ローラ
の外周面に対して接近離間する方向に沿って移動可能に
設けられ常時は前記加熱ローラと前記加圧ローラの近傍
で前記加熱ローラと前記加圧ローラとの接触部を通過し
た前記記録紙を前記加熱ローラから搬送方向下流側へ向
けて案内する第1の剥離爪と、常時はこの第1の剥離爪
と前記加熱ローラの外周面との接触部に対して離間した
位置にあり且つ前記第1の剥離爪が前記加熱ローラの外
周面から離間した時に前記第1の剥離爪と前記加熱ロー
ラの外周面との接触部に対して加熱ローラ回転方向下流
側から上流側へ向けて前記加熱ローラの外周面を摺接し
ながら移動する第2の剥離爪とを具備することを特徴と
する。
【0011】この発明の構成によれば、通常の定着動作
を行う際に記録紙を加熱ローラからから離して搬送方向
へ案内する第1の剥離爪を加熱ローラから離すと、第2
の剥離爪が動作して記録紙を加熱ローラの外周面から自
動的に剥すことができる。
【0012】請求項2の発明によれば、請求項1に記載
の熱定着装置において、前記加熱ローラと前記加圧ロー
ラに面して前記画像形成装置本体に設けられ常時は閉塞
位置にある開閉カバーを備え、前記第2の剥離爪は前記
開閉カバーを閉塞位置から開放位置へ向けて移動する動
作に連動して、前記加熱ローラと前記加圧ローラとの接
触位置に対して加熱ローラ回転方向下流側から上流側へ
向けて前記加熱ローラの外周面を摺接しながら移動する
ものであることを特徴とする。
【0013】請求項3の発明によれば、請求項1に記載
の熱定着装置において、前記加熱ローラと前記加圧ロー
ラに面して前記画像形成装置本体に設けられ常時は閉塞
位置にある開閉カバーを備え、前記第1の剥離爪は前記
開閉カバーを閉塞位置から開放位置へ向けて移動する動
作に連動して、前記加熱ローラの外周面から離間する向
きに移動するものであることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態について図
1ないし図3を参照して説明する。
【0015】図1はこの実施の形態の熱定着装置を模式
的に示す正面図、図2は同平面図、図3は紙ジャム処理
を行う場合を模式的に示す同正面図である。
【0016】図中11は画像形成装置本体の筐体で、こ
の筐体11の側壁部には紙ジャム処理用の例えば四角形
をなす開口12が形成されている。13は筐体11の開
口12を開閉するカバーで、この開閉カバー12は下端
部が筐体11に水平に設けた枢軸14に支持されて開口
12を閉塞する垂直と開口12を開放する本体外側へ向
けて傾斜した位置との間を回動するようになっている。
開閉カバー13には水平な排紙口15が形成されてい
る。
【0017】16は筐体11に設けられる本発明の熱定
着装置である。この熱意定着装置16は前述した開閉カ
バー12を含むが、開閉カバー12以外の構成要素は筐
体11の内部に開口12に面して設けられる。21は記
録紙搬送方向に対して直交方向に間隔を存して配置され
て互いに連結された一対のフレームである。22は中空
をなす加熱ローラで、この加熱ローラ22は記録紙搬送
方向に対して直交する方向に配置されて、両方の端部が
各フレーム21に回転自在に支持されている。加熱ロー
ラ22の内部にはヒータ(図示せず)が設けられる。2
3は加熱ローラ22の下側にこれと平行に配置された加
圧ローラ23で、この加圧ローラ23はそのローラ軸の
両方の端部が各フレーム21に支持されて図示しない弾
性部材により加熱ローラ22に押圧接触されている。そ
して、加熱ローラ22が図示しない回転駆動機構により
図示矢印方向へ回転されると、加圧ローラ23が従動回
転されて、トナー像が形成されて図示矢印方向から搬送
されてきた記録紙Pは加熱ローラ22と加圧ローラ23
との接触部を通過し、この通過過程で加熱および加圧さ
れてトナー像が定着され、さらに両方のローラ22,2
3から送出されて開閉カバー13の排紙口15を通って
画像形成装置本体の外側へ排出される。
【0018】24は加熱ローラ22とほぼ同じ長さを有
する支持体で、これは加熱ローラ22と加圧ローラ23
の接触部に対して記録紙送出し側(加熱ローラ22と開
閉カバー13との間)において両ローラ22、23の接
触部に対して上側で且つ平行に配置されている。支持体
24には長さ方向(ローラ軸方向)に間隔を存した位置
に夫々加熱ローラ22の外周面に向けて突出する第1の
剥離爪25が取付けられている。支持体24は各フレー
ム21に適宜な手段により加熱ローラ23の外周面に対
して接近、離間する方向に沿って移動可能に支持されて
おり、第1の剥離爪25の先端が加熱ローラ22の外周
面と加圧ローラ23の外周面との接触部に対して上側近
傍の位置(加熱ローラの外周面に接近または接触する位
置)した位置)とこの位置から離れた位置との間を移動
できるようになっている。なお、第1の剥離爪25は両
ローラ22,23の接触部を通過した記録紙Pを加熱ロ
ーラ22の外周面から離して搬送方向下流側へ向けて案
内する仕様となっている。
【0019】支持体24の長さ方向両端部は各フレーム
21に取付けた引張コイルばね26が連結されて両方の
ローラ22,23の接触部に対して離間する向きに弾性
力が加えられている。
【0020】画像形成装置本体11に設けた開閉カバー
13の内面部には、支持体24の両方の端部に対向する
位置に一対の第1の規制部材41が設けられている。こ
の第1の規制部材41は記録紙搬送方向に沿ってその上
流側へ向けて突出する腕形をなすもので、開閉カバー1
3が開口12を閉じる位置にある時に支持体24の両端
部に上側から当接してコイルばね26に引かれた支持体
24の加熱ローラ22から離間する向きへの移動を規制
して、各第1の剥離爪25の先端が加熱ローラ22の外
周面と加圧ローラ23の外周面都の接触部に対して加熱
ローラ回転方向下流側(上側)で接近した位置(すなわ
ち両方のローラ22、23の接触部を通過した記録紙P
を加熱ローラ22の外周面から離して搬送方向下流側へ
向けて案内する位置)に来るように保持している。各第
1の剥離爪25の先端は加熱ローラ22の外周面に極め
て接近、または接触する。
【0021】27は加熱ローラ22の長さ方向両端部に
夫々加熱ローラ22と同一中心軸線上で回転するように
嵌合支持された一対の円板で、各円板27には夫々同一
軸線上に位置するようにねじりコイルばね28が組合さ
れ、このコイルばね28の一端は各フレーム21に取付
けたストッパ29に、他端が円板27に取付けたストッ
パ30に夫々固定されており、これにより各円板27に
対して常時図示矢印方向へ回転させようとするトルクを
加えている。
【0022】31は加熱ローラ22とほぼ同じ長さを有
する支持体で、これは加熱ローラ22および加圧ローラ
23の接触部に対して記録紙送出し側の各円板27に挟
まれた領域における両ローラ22、23の接触部に対し
て上側の箇所に加熱ローラ1と平行に配置され、長さ方
向両端部が各円板27に取付けられている。支持体31
には長さ方向(ローラ軸方向)に間隔を存した位置に夫
々加熱ローラ22の外周面に向けて突出して摺接する第
2の剥離爪32が取付けられている。これにより支持体
31と各第2の剥離爪32は円板27と一体に加熱ロー
ラ21と同心円をなす軌跡を描いて回転することが可能
で、且つ円板27の回転方向と同じ方向(反時計方向)
に回転する。
【0023】33は各円板27の外面において支持体3
1に対して円板回転方向下流側となる位置に夫々取付け
られた一対の動作部材で、この一対の動作部材33は後
述する第2の規制部材42およびストッパ24と当接し
て第2の剥離爪32の動作を設定するものである。
【0024】開閉カバー13の内面部には、一対の動作
部材33に対向する位置に一対の第2の規制部材42が
設けられている。この第2の規制部材42は記録紙搬送
方向に沿ってその上流側へ向けて突出する腕形をなすも
ので、開閉カバー13が開口12を閉じる位置にある時
に一対の動作部材33に加熱ローラ22と加圧ローラ2
3との接触位置に対して加熱ローラ回転方向上流側から
当接して各動作部材33および各円板27の回転を規制
する。この規制位置は、第1の剥離爪25と加熱ローラ
22の外周面とが接近する位置から加熱ローラ22と加
圧ローラ23との接触位置に対して加熱ローラ回転方向
下流側へ所定角度離れた位置に第2の剥離爪32を位置
させるものである。
【0025】各フレーム21の外面上部には、一対の動
作部材33の回転軌跡上に突出する一対のストッパ34
が夫々設けられている。このストッパ34は、開閉カバ
ー13が開口12を開放する位置にあって第2の規制部
材42が動作部材33の規制を解除した時に、一対の動
作部材33に加熱ローラ22と加圧ローラ23との接触
位置に対して加熱ローラ回転方向上流側から当接して各
動作部材33および各円板27の回転を規制する。この
規制位置は、第1の剥離爪25と加熱ローラ22の外周
面とが接近する位置に第2の剥離爪32を位置させるも
のである。
【0026】このように構成された熱定着装置の作用に
ついて説明する。熱定着装置が通常の定着動作を行う場
合には、図1に示すように開閉カバー13で開口12を
閉じて、各第1の規制部材41が支持体24と当接し、
各第2の規制部材42が各円板27の動作部材33に当
接している。このため、支持体24に取付けられた各第
1の剥離爪25は、夫々の先端が加熱ローラ22の外周
面と加圧ローラ23の外周面との接触部に対して加熱ロ
ーラ回転方向下流側(上側)で接近した箇所に位置し、
両方のローラ22、23の接触部を通過した記録紙が加
熱ローラ22の外周面から離して搬送方向下流側へ向け
て案内している。また、各円板27はねじりばね28の
ばね力による回転を阻止され、第2の剥離爪32が第1
の剥離爪25と加熱ローラ22の外周面とが接近する位
置から加熱ローラ22と加圧ローラ23との接触位置に
対して加熱ローラ回転方向下流側へ所定角度離れて位置
している。
【0027】加熱ローラ22と加圧ローラ23との接触
部を通過した記録紙Pは加熱ローラ1の外周面への付着
の状態によっては第1の剥離爪25によって剥離され
ず、図1に示すように加熱ローラ22の外周面と第1の
剥離爪25の先端との間に挟まって加熱ローラ22の外
周面に付着して移動できなくなり、その後から両方のロ
ーラ22、23の接触部を通過してくる記録紙Pの部分
がこの接触部と剥離爪4との間に詰まって紙ジャムが発
生することがある。
【0028】そこで、図3に示すように操作者が手で開
閉カバー13を外側の開放位置へ倒して開口12を開放
する。開閉カバー13を外側へ向けて回動すると、各第
1の規制部材41および第2の規制部材42が一緒に外
側へ向けて移動する。先ず、各第1の規制部材41が支
持体24を規制する位置から外側へ移動すると、支持体
24がコイルばね26に引張られて加熱ローラ22から
離れる向きに移動し、各第1の剥離爪25が加熱ローラ
22の外周面と加圧ローラ23の外周面との接触部に接
近した箇所から離れる。これにより第1の剥離爪25の
先端と加熱ローラ22の外周面との間に挟まれた記録紙
Pが解放され外力が加わることにより加熱ローラ22の
外周面から容易に剥離できる状態になる。
【0029】次いで、各第2の規制部材42が各動作部
材33を規制する位置から外側へ移動すると、各円板2
7がねじりばね28のばね力により反時計方向へ急速に
回動して、各円板27に設けた各動作部材33と支持体
31およびこの支持体31に取付けられた各第2の剥離
爪32が同じ方向へ回動し、各動作部材33が各フレー
ム21に設けたストッパ34に当接すると、各円板27
と支持体31および各第2の剥離爪32が停止する。各
第2の剥離爪32は先端が加熱ローラ22の外周面を摺
接しながら加熱ローラ22の外周面と加圧ローラ23の
外周面との接触部に向けて移動し、先端がこの両ローラ
22、23の接触部に到達する。各第2の剥離爪32の
先端が両ローラ22、23の接触部に接近すると、加熱
ローラ22の外周面に付着して移動できなくなっている
記録紙Pを剥し始め、両方のローラ1、2の接触部に達
すると、記録紙Pの部分が加熱ローラ22の外周面から
充分剥しながら引っかき出す。このため、操作者は加熱
ローラ22から剥離した記録紙Pの先端を手でつまんで
両ローラ22、23の接触部から外側へ引き出して取出
す。
【0030】これにより操作者は開閉カバー13を手で
開放する作業を行うだけで、自動的に通常使用している
第1の剥離爪25が加熱ローラ11から離れ、さらに第
2の剥離爪32が移動して加熱ローラ11に付着してい
る記録紙Pの先端部を加熱ローラ11から剥離させて手
で記録紙Pを取り易い状態にして、紙ジャムを起こして
いる記録紙Pを手で容易に取出すことができる。
【0031】従って、操作者は開閉カバー12を手で開
放する作業を行うだけで第1の剥離爪25および第2の
剥離爪32を動作させることができ、第1の剥離爪およ
び第2の剥離爪の確実な動作を容易に実現することがで
きる。
【0032】第1の剥離爪25を動作させる手段とし
て、開閉カバー13、第1の規制部材41、移動可能な
支持体24およびばね26を組合せることによりより、
第2の剥離爪25の必要な動作を簡素な構成で実現でき
る。第2の剥離爪32を動作させる手段として、開閉カ
バー13、円板27、ねじりばね26、支持体31、動
作部材32、動作部材33およびストッパ34を組合せ
ることによりより、第2の剥離爪32の必要な動作を簡
素な構成で実現できる。
【0033】なお、本発明は前述した実施の形態に限定
されず、種々変形して実施することができる。
【0034】
【発明の効果】請求項1の発明の熱定着装置によれば、
通常使用している第1の剥離爪を加熱ローラから離す操
作を行うことにより、第2の剥離爪が移動して加熱ロー
ラに付着している記録紙を加熱ローラから剥離させて手
で記録紙を取り易い状態にして、紙ジャムを起こしてい
る記録紙を手で容易に取出すことができるので、紙ジャ
ムを処理する作業を容易に行うことができる。
【0035】請求項2の発明および請求項3の発明によ
れば、操作者は開閉カバーを手で開放する作業を行うだ
けで第1の剥離爪および第2の剥離爪を動作させること
ができ、第1の剥離爪および第2の剥離爪の確実な動作
を容易に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における熱定着装置を模
式的に示す正面図。
【図2】同実施の形態における熱定着装置を模式的に示
す平面図。
【図3】同実施の形態における熱定着装置を模式的に示
す正面図。
【図4】従来の形態における熱定着装置を模式的に示す
正面図。
【図5】従来の形態における熱定着装置を模式的に示す
正面図。
【符号の説明】
11…画像形成装置本体 12…開口 13…開閉カバー 16…熱定着装置 21…フレーム 22…加熱ローラ 23…加圧ローラ 25…第1の剥離爪 27…円板 28…ねじりばね 32…第2の剥離爪 33…動作部材 34…ストッパ 41…第1の規制部材 42…第2の規制部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱ローラとこの加熱ローラに圧接する
    加圧ローラとを備えて、トナー画像が形成された記録紙
    を前記前記加熱ローラと前記加圧ローラとの接触部の間
    に搬送し通過させて前記トナー画像を前記記録紙に定着
    する熱定着装置において、 前記加熱ローラと前記加圧ローラとの接触部に対して記
    録紙送出側に配置され加熱ローラの外周面に対して接近
    離間する方向に沿って移動可能に設けられ常時は前記加
    熱ローラと前記加圧ローラの近傍で前記加熱ローラと前
    記加圧ローラとの接触部を通過した前記記録紙を前記加
    熱ローラから搬送方向下流側へ向けて案内する第1の剥
    離爪と、常時はこの第1の剥離爪と前記加熱ローラの外
    周面との接触部に対して離間した位置にあり且つ前記第
    1の剥離爪が前記加熱ローラの外周面から離間した時に
    前記第1の剥離爪と前記加熱ローラの外周面との接触部
    に対して加熱ローラ回転方向下流側から上流側へ向けて
    前記加熱ローラの外周面を摺接しながら移動する第2の
    剥離爪とを具備することを特徴とする熱定着装置。
  2. 【請求項2】 前記加熱ローラと前記加圧ローラに面し
    て前記画像形成装置本体に設けられ常時は閉塞位置にあ
    る開閉カバーを備え、前記第2の剥離爪は前記開閉カバ
    ーを閉塞位置から開放位置へ向けて移動する動作に連動
    して、前記加熱ローラと前記加圧ローラとの接触位置に
    対して加熱ローラ回転方向下流側から上流側へ向けて前
    記加熱ローラの外周面を摺接しながら移動するものであ
    ることを特徴とする請求項1に記載の熱定着装置。
  3. 【請求項3】 前記加熱ローラと前記加圧ローラに面し
    て前記画像形成装置本体に設けられ常時は閉塞位置にあ
    る開閉カバーを備え、前記第1の剥離爪は前記開閉カバ
    ーを閉塞位置から開放位置へ向けて移動する動作に連動
    して、前記加熱ローラの外周面から離間する向きに移動
    するものであることを特徴とする請求項1に記載の熱定
    着装置。
JP2001055473A 2001-02-28 2001-02-28 熱定着装置、およびこの熱定着装置における処理方法 Expired - Fee Related JP4588900B2 (ja)

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