JP2002255233A

JP2002255233A - 容器連接型ラベルおよびその包装方法

Info

Publication number: JP2002255233A
Application number: JP2001107833A
Authority: JP
Inventors: Nobuyoshi Tanaka; 伸佳田中; Katsumasa Ishihara; 勝昌石原
Original assignee: Iwata Label Co Ltd; Takeda Chemical Industries Ltd
Current assignee: Takeda Pharmaceutical Co Ltd; Iwata Label Co Ltd
Priority date: 2001-03-01
Filing date: 2001-03-01
Publication date: 2002-09-11

Abstract

(57)【要約】【課題】錠剤などを収納する容器において、それらの
複数本を同時に被覆梱包する容器連接型ラベルおよびそ
れによる包装方法に関する。【解決手段】筒状の容器の複数本を並列させた全体の幅
に相対するラベル基片であって、各、容器の縦方向縁に
添って第一切り取り線（１），（１’），（１”）を設
けて各、ラベル片を形成し、それらの第一切り取り線に
交叉するように左右に第二切り取り線（２），（２’）
を設け、第二切り取り線（２）側に剥がし片を設け、一
方、第二切り取り線（２’）から各、容器の末端に折り
返す折り曲げ部を設けた前記ラベル基片の裏面に接着剤
または粘着剤を塗布して、前記容器の任意の複数本を整
列させて保持するとともに、使用時にはそれらの各、容
器を第一切り取り線（１），（１’），（１”）によっ
て、一本づつを切り取りできるようにした容器連接型ラ
ベルおよびそれによる包装方法。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、錠剤などを収納
する容器において、それらの複数本を同時に被覆梱包す
る容器連接型ラベルおよびそれによる包装方法に関する
ものである。

【０００２】

【従来の技術】図４に示すように、錠剤などを収納して
一錠づつを繰り出して使用する筒状をなす収納容器［特
願平１０−１４８６７１号；特開平１１−１４７５７９
号公報，発明の名称「粒状物収納容器」］がある。この
ような容器（Ａ）は容器本体（Ｂ）にキャップ部（Ｃ）
が設けられており、内部に収納された錠剤（ｐ）が、順
次キャップ部（Ｃ）先端から繰り出して取り出されるよ
うになっている。（Ｄ）は後端の蓋部分である。これら
についてはその個々にラベル、レッテルなどを貼って表
示することは、きわめて多数本を製作するこれらの錠剤
容器においては、その個々のラベル貼り作業や、個々の
梱包などに手数がかかり、それらの作業、操作が能率的
ではない。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】この発明は、前述の錠
剤などを収納する筒状をなす収納容器において、それら
の複数本を同時に被覆梱包する容器連接型ラベルとし
て、個々の容器に一々ラベルを貼ることなく、一度に複
数本を纏めて梱包し、使用に当たっては各容器一本づつ
が切り離されて、それぞれにラベルが貼られた状態が直
ちに得られる容器連接型ラベルおよびそれによる包装方
法を提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】筒状の容器（Ａ）の複
数本を並列させた全体の幅に相対する大きさのラベル基
片（Ｙ）であって、各、容器（Ａ）の縦方向縁に添って
第一切り取り線（１），（１’），（１”）を設けて
各、ラベル片（ａ）を形成し、それらの第一切り取り線
（１），（１’），（１”）に交叉するように左右に第
二切り取り線（２），（２’）を設け、第二切り取り線
（２）側に剥がし片（ｂ）を設け、一方、第二切り取り
線（２’）から各、容器（Ａ）の末端に折り返す折り曲
げ部（ｆ）を設けた前記ラベル基片（Ｙ）の裏面に接着
剤または粘着剤を塗布して、前記容器（Ａ）の任意の複
数本を整列させて保持するとともに、使用時にはそれら
の各、容器（Ａ）を前記第一切り取り線（１），
（１’），（１”）によって、一本づつを切り取りでき
るようにしたことを特徴とする容器連接型ラベル
（Ｒ）、剥がし片（ｂ）を個々に切り放す第一切り取り
線（１’）を第一切り取り線（１）とずらして設けたこ
とを特徴とする前記記載の容器連接型ラベル（Ｒ）、抜
き穴部分（ｅ），（ｅ’）を隣設する各ラベル片（ａ）
にわたり設けたことを特徴とする前記記載の容器連接型
ラベル（Ｒ）、各、ラベル片（ａ）またはラベル基片
（Ｙ）に適宜の表示（４）を施したことを特徴とする前
記記載の容器連接型ラベル（Ｒ）、容器（Ａ）のキャッ
プ部（Ｃ）を開封する位置に、第二切り取り線（２）を
施し、その裏面側に相当する部分は接着剤または粘着剤
を非塗布としたことを特徴とする前記記載の容器連接型
ラベル（Ｒ）、前記記載の容器連接型ラベル（Ｒ）によ
り、第一切り取り線（１）を切断してその縦縁部を前記
筒状の各、容器（Ａ）の各側面に貼り付け、第二切り取
り線（２’）から各、容器（Ａ）の末端に折り返した折
り曲げ部（ｆ）を各容器（Ａ）に同時に貼り付け、前記
筒状の容器（Ａ）の複数本を整列させて保持することを
特徴とする包装方法とする。

【０００５】

【発明の実施の形態】図１（イ）、図１（ロ）は、この
発明の後述する包装ラベル（Ｒ）を使用するに当たり適
用されるところの、錠剤などを収納する筒状の容器
（Ａ）を数本並置した状態を示している。この例では図
１（イ）に示すように、容器本体（Ｂ）の部分を細く形
成し、その後側面に突起（ｔ）を設けて、キャップ部
（Ｃ）と梱包の際の幅が一定になるようにしている。

【０００６】図２はこの発明の容器連接型ラベル（Ｒ）
であり、筒状の容器（Ａ）の複数本を並列させた、全体
の幅に相対する大きさのラベル基片（Ｙ）に各、容器
（Ａ）の縦方向縁に添って両端部まで貫くミシン線など
からなる、第一切り取り線（１），（１’），（１”）
を設けて各、ラベル片（ａ）を形成している。そしてこ
の第一切り取り線（１）に交叉するように位置したミシ
ン線などからなる第二切り取り線（２）を、剥がし片
（ｂ）［図示のように“はがす”と記載した部分］との
境目に、キャップ部（Ｃ）に対応するように設け、他方
において後端に第一切り取り線（１）に交叉する第二切
り取り線（２’）を設け、この第二切り取り線（２’）
から各、容器（Ａ）の末端に折り返して封緘の役目をす
る折り曲げ部［フラップ］（ｆ）を設ける。この折り曲
げ部（ｆ）に前記第一切り取り線（１”）がある。また
第三切り取り線（３）を設けて抜き穴部分（ｅ），
（ｅ’）を隣設する各、ラベル片（ａ）にわたり設けて
もよい。

【０００７】そしてこのラベル基片（Ｙ）の表面には
各、容器（Ａ）の一本づつに相対するように適宜の表示
（４）を施す。このようにした容器連接型ラベル（Ｒ）
を前述の図１（イ）の二点鎖線図示に示すように、並列
させた容器（Ａ）の上に貼り付けることにより、各、容
器（Ａ）を整列させて折り曲げ部（ｆ）によりそれを折
り曲げて一度に梱包保持することができる。なお前述の
抜き穴部分（ｅ），（ｅ’）によって、容器連接型ラベ
ル（Ｒ）を貼り付けたときに、第一切り取り線（１）を
［機械的に］切断しながら、図３に示すように、その両
縦側面側（ｈ），（ｈ’）を各、容器（Ａ）の容器本体
（Ｂ）の細くなっている各、縦側面側に貼り付け、後に
容器（Ａ）を一個づつに分離した際に、その各、縦側面
側にまで容器連接型ラベル（Ｒ）の一部が貼り付いてい
ることにより、容器（Ａ）を手で持ってもべとつかず、
持ち易くなるのに役立つこととなる。

【０００８】これによってまた容器（Ａ）の後端に設け
た蓋部分（Ｄ）を覆い、この蓋部分（Ｄ）をシール［封
緘］することができる。そして梱包を解くときには、そ
れらの容器（Ａ）を前記第一切り取り線（１），
（１’），（１”）によって、一本づつに分離する。つ
ぎに容器（Ａ）のキャップ部（Ｃ）を、容器本体（Ｂ）
から図１（ロ）矢印のように前方にずらす、すなわち開
封すると第二切り取り線（２）が切れて開封される。こ
の第二切り取り線（２）の位置の裏面側に相当する部分
に接着剤または粘着剤を塗布しないようにすれば開封が
容易になる。またそれにより開封の痕跡が残り元に復元
することはできない。ここで剥がし片（ｂ）の第一切り
取り線（１’）は、第一切り取り線（１）と位置が少し
ずれているので、各、端部つまみ部（ｃ）が分断したと
きに、各、容器（Ａ）からはみ出して形成されることと
なり、その上側をもって剥がし片（ｂ）の各片を容易に
取り除くことができる。なお、端部つまみ部（ｃ）の裏
面は、糊殺し部［接着剤の作用しない部分］としておい
てもよい。なおまた、このように剥がし片（ｂ）の第一
切り取り線（１’）が、第一切り取り線（１）と位置が
少しずれていることにより、一個所で切れても全体がほ
どけず、全体の連接機能が生じる。すなわち各、容器
（Ａ）は、ばらばらにならない構成となっている。後述
するように容器連接型ラベル（Ｒ）を各、容器（Ａ）の
表裏面に貼ることときには、このような位置のずれが表
裏に発生するので、その機能がさらに高まることとな
る。

【０００９】容器連接型ラベル（Ｒ）は、透明、不透明
体のいずれでもよく、また前述のように整列させた各、
容器（Ａ）の表面とともに、裏面側にも貼ることによっ
て、保持性が向上し、また表示部（４）の表示面積を増
すことができる。また前述の接着剤または粘着剤を塗布
するに当たり、再剥離性のあるものを用いることによ
り、容器の再使用（リサイクル）に便利となる。

【００１０】

【発明の効果】この発明は、錠剤などを収納する筒状の
容器において、それらの複数本を同時に被覆梱包する容
器連接型ラベルとなり、個々の容器に一々ラベルを貼る
ことなく、一度に複数本を纏めて貼付け、使用に当たっ
ては各、容器一本づつが切り離されて、それぞれにラベ
ルが貼られた状態が直ちに得られ、またそれによる効率
的な包装方法を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明に用いる筒状の容器を、複数本配列し
た状態を示す図。

【図２】この発明の容器連接型ラベルの表面図。

【図３】この発明の容器連接型ラベルを機械的に貼った
ときの状態を説明する図。

【図４】従来の収納容器の一例を示す図。

【符号の説明】

（Ａ）容器（Ｂ）容器本体（Ｃ）キャップ部（Ｄ）蓋部分（Ｒ）容器連接型ラベル（Ｙ）ラベル基片（１），（１’），（１”）第一切り取り線（２），（２’）第二切り取り線（３）第三切り取り線（４）表示（ａ）ラベル片（ｂ）剥がし片（ｃ）端部つまみ部（ｅ），（ｅ’）抜き穴部分（ｆ）折り曲げ部（ｈ），（ｈ’）両縦側面側（ｐ）錠剤（ｓ）隙間（ｔ）突起

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続きＦターム(参考） 3E067 AA21 AB82 AC03 AC11 BA15A BC04A DA08 EE01 FA06 FB20 FC07 GD10

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】筒状の容器（Ａ）の複数本を並列させた
全体の幅に相対する大きさのラベル基片（Ｙ）であっ
て、各、容器（Ａ）の縦方向縁に添って第一切り取り線
（１），（１’），（１”）を設けて各、ラベル片
（ａ）を形成し、それらの第一切り取り線（１），
（１’），（１”）に交叉するように左右に第二切り取
り線（２），（２’）を設け、第二切り取り線（２）側
に剥がし片（ｂ）を設け、一方、第二切り取り線
（２’）から各、容器（Ａ）の末端に折り返す折り曲げ
部（ｆ）を設けた前記ラベル基片（Ｙ）の裏面に接着剤
または粘着剤を塗布して、前記容器（Ａ）の任意の複数
本を整列させて保持するとともに、使用時にはそれらの
各、容器（Ａ）を前記第一切り取り線（１），
（１’），（１”）によって、一本づつを切り取りでき
るようにしたことを特徴とする容器連接型ラベル
（Ｒ）。
【請求項２】剥がし片（ｂ）を個々に切り放す第一切
り取り線（１’）を第一切り取り線（１）とずらして設
けたことを特徴とする請求項１記載の容器連接型ラベル
（Ｒ）。
【請求項３】抜き穴部分（ｅ），（ｅ’）を隣設する
各ラベル片（ａ）にわたり設けたことを特徴とする請求
項１、および請求項２いずれかに記載の容器連接型ラベ
ル（Ｒ）。
【請求項４】各、ラベル片（ａ）またはラベル基片
（Ｙ）に適宜の表示（４）を施したことを特徴とする請
求項１、請求項２、請求項３いずれかに記載の容器連接
型ラベル（Ｒ）。
【請求項５】容器（Ａ）のキャップ部（Ｃ）を開封す
る位置に、第二切り取り線（２）を施し、その裏面側に
相当する部分は接着剤または粘着剤を非塗布としたこと
を特徴とする請求項１、請求項２、請求項３、請求項４
いずれかに記載の容器連接型ラベル（Ｒ）。
【請求項６】請求項１記載の容器連接型ラベル（Ｒ）
により、第一切り取り線（１）を切断してその縦縁部を
前記筒状の各、容器（Ａ）の各側面に貼り付け、第二切
り取り線（２’）から各、容器（Ａ）の末端に折り返し
た折り曲げ部（ｆ）を各、容器（Ａ）に同時に貼り付
け、前記筒状の容器（Ａ）の複数本を整列させて保持す
ることを特徴とする包装方法。