JP2001031118A - 貼着袋体 - Google Patents

貼着袋体

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JP2001031118A
JP2001031118A JP11205168A JP20516899A JP2001031118A JP 2001031118 A JP2001031118 A JP 2001031118A JP 11205168 A JP11205168 A JP 11205168A JP 20516899 A JP20516899 A JP 20516899A JP 2001031118 A JP2001031118 A JP 2001031118A
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JP
Japan
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opening
sheet
bag
adhesive layer
covering film
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JP11205168A
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Kazuo Nomura
和夫 野村
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Towa Sangyo KK
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Towa Sangyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 貼着袋体の袋部に収納したものが、袋部から
抜け落ちるのを防止することができると共に、袋部の開
口付近の破損を防止することができる貼着袋体を提供す
る。 【解決手段】 貼着袋体10を、第1のシート7の裏面
の貼着層8に剥離シート9を重ね合わせた下基材12
と、第1のシート7のおもて面に被覆フィルム3からな
る袋部4を備えた上基材11とを有し、袋部4の開口5
を閉じる閉鎖部1を設けた構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、袋部の開口を閉じ
る閉鎖部を設けた貼着袋体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の貼着袋体90は、図6に示すよう
に、第1のシート97の裏面の貼着層98に剥離シート
99を重ね合わせた、いわゆるタック紙と呼ばれる下基
材92と、この第1のシート97のおもて面に被覆フィ
ルム93からなる袋部94を備えた上基材91とからな
る。この貼着袋体90は、一般には矩形状をなし、袋部
94は開口95を有し、いわゆるポケット状になってお
り、各種カード、名刺、写真、伝票、リーフレット等
を、その内容が外から見える状態でこの袋部94に収納
することができ、貼着袋体90から剥離シート99を剥
がして所望の場所に貼り付けることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来例による場合には、袋部94の開口95が閉じら
れていないので、例えば、袋部94の開口95が下向き
になるような状態にすると、袋部94に収納したもの
が、袋部94から抜け落ちるという問題が生じる。
【0004】また、袋部94の開口95が収納したもの
の厚さで開いた状態になりやすく、開口95が外部にあ
る物に接触して引っ掛かって袋部94が破れるといった
問題も生じる。
【0005】本発明は、こうした従来技術の課題を解決
するものであり、貼着袋体の袋部に収納したものが、袋
部から抜け落ちるのを防止することができると共に、袋
部の開口付近の破損を防止することができる貼着袋体を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1のシート
の裏面の貼着層に剥離シートを重ね合わせた下基材と、
該第1のシートのおもて面に被覆フィルムからなる袋部
を備えた上基材とを有する貼着袋体であって、該袋部の
開口を閉じる閉鎖部を設けており、そのことにより上記
目的が達成される。
【0007】前記閉鎖部を、前記開口を覆うように前記
被覆フィルムに重なる第2のシートを設け、該第2のシ
ートと該被覆フィルムの重なりにより開口を閉じる構成
とする。
【0008】前記閉鎖部を、前記開口を覆うように前記
被覆フィルムに重なる第2のシートを設けると共に、該
第2のシートと該被覆フィルムの重なり面のいずれか一
方に接着層を設け、該第2のシートと該被覆フィルムを
該接着層で接合して開口を閉じる構成とする。
【0009】前記閉鎖部を、前記開口に対応する位置
に、前記第1のシートのおもて面に第2の接着層と第2
の剥離シートを重ね合わせて設け、該第2の剥離シート
を剥離して露出した該第2の接着層に、前記被覆フィル
ムの舌片状の開口縁部を重ね合わせて接合して開口を閉
じる構成とする。
【0010】前記閉鎖部が、前記開口に対応する位置
で、前記第1のシートと前記貼着層を部分的に前記剥離
シートから帯状に折り返し、それにより露出された該貼
着層に、前記被覆フィルムの開口縁部が重なるようにな
っており、該被覆フィルムを該第2の貼着層に接合して
開口を閉じる構成とする。
【0011】前記閉鎖部を、前記開口に対応する位置
で、開口縁に沿って形成された分割剥離シートを帯状に
部分的に剥離し、それにより露出された前記貼着層と、
該開口に対応する位置で前記被覆フィルムを開口より外
側にくし歯状に延長した折り返し部とで構成し、該折り
返し部を前記下基材側に折り返して該貼着層に接合して
開口を閉じる構成とする。
【0012】尚、本発明において、閉鎖部とは、袋部に
収納したものが袋部から抜け落ちるのを防ぐことができ
るように、袋部の開口を閉ざす構成を言い、袋部の開口
が密封される構成に限定されるものではない。
【0013】また、開口に対応する位置とは、開口に一
致する位置の他に、開口に対し周囲にずれた位置を含む
意であり、例えば、開口に対し上下左右前後にずれた位
置を言う。
【0014】以下に、本発明の作用について説明する。
【0015】上記構成によれば、貼着袋体が、第1のシ
ートの裏面の貼着層に剥離シートを重ね合わせた下基材
と、第1のシートのおもて面に被覆フィルムからなる袋
部を備えた上基材とを有し、袋部の開口を閉じる閉鎖部
を設けているので、閉鎖部で開口を閉じることができる
ので、袋部に収納したものが袋部から抜け落ちるのを防
止することが可能となる。また、貼着袋体から剥離シー
トを剥がして所望の場所に貼り付けると、袋部に収納し
たものが見える状態で貼着袋体を固定することが可能と
なる。
【0016】また、閉鎖部で袋部の開口を閉じているの
で、袋部の開口が収納したものの厚さで開いて、その開
口が外部にある物に接触して引っ掛かって袋部が破れる
といったこともなくなり、袋部の開口付近の破損を防止
することが可能となる。
【0017】上記閉鎖部を、開口を覆うように被覆フィ
ルムに重なる第2のシートを設け、この第2のシートと
被覆フィルムの重なりにより開口を閉じる構成にする
と、構成が簡素で製造するのが容易であることに加え
て、第2のシートと接着層の材料を適宜選択し接着強度
を用途に応じて変えることで、閉鎖部の第2のシートを
接着層から剥がしたり、貼り付けたりすることが可能と
なるので、袋部に収納したものを適宜入れ替えたり、追
加して収納したりすることが可能となる。
【0018】上記閉鎖部を、開口を覆うように被覆フィ
ルムに重なる第2のシートを設けると共に、この第2の
シートと被覆フィルムの重なり面のいずれか一方に接着
層を設け、第2のシートと被覆フィルムを接着層で接合
して開口を閉じる構成にすると、上記したと同様の作用
効果を奏すると共に、閉鎖部で第2のシートと被覆フィ
ルムを接着層で接合して開口を閉じるので、袋部の開口
を確実に閉じることが可能となる。
【0019】上記閉鎖部を、開口に対応する位置に、第
1のシートのおもて面に第2の接着層と第2の剥離シー
トを重ね合わせて設け、第2の剥離シートを剥離して露
出した第2の接着層に、被覆フィルムの舌片状の開口縁
部を重ね合わせて接合して開口を閉じる構成にすると、
開口付近にものを出し入れするのに障害となる部材がな
く、開口から袋部へものを収納する作業がし易くなり、
又閉鎖部で第1のシートと被覆フィルムを第2の接着層
で接合して開口を閉じるので、袋部の開口を確実に閉じ
ることが可能となる。
【0020】上記閉鎖部が、開口に対応する位置で、第
1のシートと貼着層を部分的に剥離シートから帯状に折
り返し、それにより露出された貼着層に、被覆フィルム
の開口縁部が重なるようになっており、被覆フィルムを
この貼着層に接合して開口を閉じる構成にすると、開口
付近にものを出し入れするのに障害となる部材がなく、
開口から袋部へものを収納する作業がし易くなり、又閉
鎖部で折り返した第1のシートと被覆フィルムを貼着層
で接合して開口を閉じるので、袋部の開口を確実に閉じ
ることが可能となる。
【0021】上記閉鎖部を、開口に対応する位置で、開
口縁に沿って形成された分割剥離シートを帯状に部分的
に剥離し、それにより露出された貼着層と、開口に対応
する位置で被覆フィルムを開口より外側にくし歯状に延
長した折り返し部とで構成し、この折り返し部を下基材
側に折り返して貼着層に接合して開口を閉じる構成にす
ると、開口付近にものを出し入れするのに障害となる部
材がなく、開口から袋部へものを収納する作業がし易く
なり、又閉鎖部で被覆フィルムの折り返し部と貼着層を
接合して開口を閉じるので、袋部の開口を確実に閉じる
ことが可能となり、特に貼着袋体から剥離シートを剥が
して所望の場所に貼り付けた後は、袋部を破らなければ
収納したものが取り出せない状態になるので、例えばC
D等を雑誌の付録として添付するような用途において有
効である。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて具体的に説明する。 (第1の実施形態)図1に、本発明の第1の実施形態に
よる貼着袋体10の構成例を示す。この貼着袋体10
は、第1のシート7の裏面の貼着層8に剥離シート9を
重ね合わせた下基材12と、第1のシート7のおもて面
に被覆フィルム3からなる袋部4を備えた上基材11と
を有し、袋部4の開口5を閉じる閉鎖部1を設けてい
る。
【0023】尚、袋部4は、例えば、第1のシート7の
周囲の3辺に設けた接着層6に被覆フィルム3を接着し
た構成とすることができ、通常は被覆フィルム3は透光
性を有するフィルム、より好ましくは透明フィルムを使
用する。但し、貼着袋体10の利用目的によっては、袋
部4に収納したものが見えないように、被覆フィルム3
として不透明なものや模様を印刷したものを使用する。
被覆フィルム3の素材としては、延伸ポリプロピレンフ
ィルム、ポリエステルフィルム、塩化ビニルフィルム、
セロファン、グラシン紙等を用いる。
【0024】また、剥離シート9は、一般的なシリコン
樹脂を塗布した用紙に限らず、剥離性を有するプラスチ
ックフィルム、剥離性を有する合成紙等も含まれる。
【0025】この袋部4に、各種カード、名刺、写真、
伝票、リーフレット、FD、MD、CD等を収納した
後、閉鎖部1で開口5を閉じることができるので、袋部
4に収納したものが袋部4から抜け落ちるのを防止する
ことができる。また、貼着袋体10から剥離シート9を
剥がして所望の場所に貼り付けると、袋部4に収納した
ものが見える状態で貼着袋体10を固定することができ
る。
【0026】また、閉鎖部1で袋部4の開口5を閉じて
いるので、従来のように、袋部4の開口5が収納したも
のの厚さで開いて、その開口5が外部にある物に接触し
て引っ掛かって袋部4が破れるといったこともなくな
り、袋部4の開口5付近の破損を防止することができ
る。
【0027】この第1の実施形態では、閉鎖部1を、開
口5を覆うように被覆フィルム3に重なる第2のシート
2を、第1のシート7上の周囲に設けた接着層6で周囲
3辺を接着して、この第2のシート2と被覆フィルム3
の重なりにより開口5を閉じる構成をとる。
【0028】この第1の実施形態による場合には、構成
が簡素で製造するのが容易であることに加えて、第2の
シート2と接着層6の材料を適宜選択し粘着強度を用途
に応じて変えることで、閉鎖部1の第2のシート2を接
着層6から剥がしたり、貼り付けたりすることが可能と
なるので、袋部4に収納したものを適宜入れ替えたり、
追加して収納したりすることが容易にできる。例えば、
この貼着袋体を商品が納められたダンボール箱等の収納
箱に貼り付け、袋部に伝票を収納して収納箱を搬送する
場合に、搬送過程で、袋部に収納されている伝票を取り
出して必要事項を記入して再度挿入したり、他の伝票を
追加して収納したり、伝票を抜き取ったり差し替えたり
することができる。
【0029】尚、上記説明では、袋部4の短辺側に開口
5を形成する例を示したが、本発明はこれに限定される
ものではなく、袋部4の長辺側に開口5を形成するよう
にしてもよい。
【0030】以下では、閉鎖部の構成の異なる他の貼着
袋体の各実施形態について、図面に基づいて具体的に詳
しく説明する。
【0031】(第2の実施形態)図2に、本発明の第2
の実施形態による貼着袋体20の構成例を示す。
【0032】この貼着袋体20は、第1のシート27の
裏面の貼着層28に剥離シート29を重ね合わせた下基
材12と、第1のシート27のおもて面に被覆フィルム
23からなる袋部4を備えた上基材11とを有し、袋部
4の開口5を閉じる閉鎖部21を設けている。袋部4
は、例えば、第1のシート27の周囲の3辺に設けた接
着層26に被覆フィルム23を接着した構成とすること
ができる。
【0033】閉鎖部21を、開口5を覆うように被覆フ
ィルム23に重なる第2のシート22を設けると共に、
この第2のシート22と被覆フィルム23の重なり面の
いずれか一方に接着層24を設け、第2のシート22と
被覆フィルム23を接着層24で接合して開口を閉じる
構成をとる。
【0034】この第2の実施形態による場合には、上記
第1の実施形態と同様に、構成が簡素で製造するのが容
易であることに加えて、第2のシート22と接着層24
の材料を適宜選択し接着強度を用途に応じて変えること
で、閉鎖部21の第2のシート22を接着層24から剥
がしたり、貼り付けたりすることが可能となるので、袋
部4に収納したものを適宜入れ替えたり、追加して収納
したりすることが容易にできる。また、閉鎖部21で第
2のシート22と被覆フィルム23を接着層24で接合
して開口5を閉じるので、袋部4の開口5を確実に閉じ
ることができる。
【0035】尚、上記説明では、袋部4の短辺側に開口
5を形成する例を示したが、本発明はこれに限定される
ものではなく、袋部4の長辺側に開口5を形成するよう
にしてもよい。
【0036】(第3の実施形態)図3に、本発明の第3
の実施形態による貼着袋体30の構成例を示す。
【0037】この貼着袋体30は、第1のシート37の
裏面の貼着層38に剥離シート39を重ね合わせた下基
材12と、第1のシート37のおもて面に被覆フィルム
33からなる袋部4を備えた上基材11とを有し、袋部
4の開口5を閉じる閉鎖部31を設けている。袋部4
は、例えば、第1のシート37の周囲の3辺に設けた接
着層36に被覆フィルム33を接着した構成とすること
ができる。
【0038】閉鎖部31を、図3(b)に示すように、
開口5に対応する位置に、第1のシート37のおもて面
に第2の接着層34と第2の剥離シート32を重ね合わ
せて設け、開口5を閉じる際に、図3(c)に示すよう
に、第2の剥離シート32を剥離して第2の接着層34
を露出させ、この第2の接着層34に被覆フィルム33
の舌片状の開口縁部を重ね合わせて接合して開口5を閉
じる構成をとる。
【0039】この第3の実施形態による場合には、構成
が簡素で製造するのが容易であることに加えて、開口5
付近にものを出し入れするのに障害となる部材がなく、
開口5から袋部4へものを収納する作業がし易い点で優
れている。また、閉鎖部31で第1のシート37と被覆
フィルム33の舌片状の開口縁部を接着層34で接合し
て開口5を閉じるので、袋部4の開口5を確実に閉じる
ことができる。
【0040】尚、上記説明では、袋部4の短辺側に開口
5を形成する例を示したが、本発明はこれに限定される
ものではなく、袋部4の長辺側に開口5を形成するよう
にしてもよい。
【0041】(第4の実施形態)図4に、本発明の第4
の実施形態による貼着袋体40の構成例を示す。
【0042】この貼着袋体40は、第1のシート47の
裏面の貼着層48に剥離シート49を重ね合わせた下基
材12と、第1のシート47のおもて面に被覆フィルム
43からなる袋部4を備えた上基材11とを有し、袋部
4の開口5を閉じる閉鎖部41を設けている。袋部4
は、例えば、第1のシート47の周囲の3辺に設けた接
着層46に被覆フィルム43を接着した構成とすること
ができる。
【0043】閉鎖部41が、開口5に対応する位置で、
図4(b)に示す状態から、第1のシート47と貼着層
48を部分的に剥離シート49から帯状に折り返し、そ
れにより露出された貼着層48−1に、被覆フィルム4
3の開口縁部が重なるようになっており、図4(c)に
示すように、被覆フィルム43を貼着層48−1に接合
して開口を閉じる構成をとる。
【0044】この第4の実施形態による場合には、上記
第3の実施形態と同様に、構成が簡素で製造するのが容
易であることに加えて、開口5付近にものを出し入れす
るのに障害となる部材がなく、開口5から袋部4へもの
を収納する作業がし易い点で優れている。また、閉鎖部
41で折り返した第1のシート47−1と被覆フィルム
43を貼着層48−1で接合して開口を閉じるので、袋
部4の開口5を確実に閉じることができる。
【0045】尚、上記説明では、袋部4の短辺側に開口
5を形成する例を示したが、本発明はこれに限定される
ものではなく、袋部4の長辺側に開口5を形成するよう
にしてもよい。
【0046】(第5の実施形態)図5に、本発明の第5
の実施形態による貼着袋体50の構成例を示す。
【0047】この貼着袋体50は、図5に示すように、
第1のシート57の裏面の貼着層58に剥離シート59
を重ね合わせた下基材12と、第1のシート57のおも
て面に被覆フィルム53からなる袋部4を備えた上基材
11とを有し、袋部4の開口5を閉じる閉鎖部51を設
けている。袋部4は、例えば、第1のシート57の周囲
の3辺に設けた接着層56に被覆フィルム53を接着し
た構成とすることができる。
【0048】閉鎖部51を、開口5に対応する位置で、
図5の(a)及び(b)に示すように、開口縁に沿って
形成された帯状の分割剥離シート59−1を剥離し、そ
れにより露出された帯状の貼着層58−1と、開口5に
対応する位置で被覆フィルム53を開口5より外側にく
し歯状に延長した折り返し部53−1とで構成し、図5
の(c)に示すように、この折り返し部53−1を下基
材12側に折り返して貼着層58−1に接合して開口を
閉じる構成をとる。
【0049】この第5の実施形態による場合には、構成
が簡素で製造するのが容易であることに加えて、開口5
付近にものを出し入れするのに障害となる部材がなく、
開口5から袋部4へものを収納する作業がし易い点で優
れている。
【0050】また、閉鎖部51で被覆フィルム53の折
り返し部53−1と貼着層58−1を接合して開口を閉
じるので、袋部4の開口5を確実に閉じることができ
る。特に、貼着袋体50から剥離シート59を剥がして
所望の場所に貼り付けた後は、貼着袋体50が、下基材
12側に折り返した折り返し部53−1を、第1のシー
ト57の貼着層58−1で挟み込んだ状態で、相手側に
貼り付いているので、袋部4を破らなければ収納したも
のが取り出せない状態になるので、例えばCD等を雑誌
の付録として添付するような用途において有効である。
【0051】尚、上記説明では、袋部4の短辺側に開口
5を形成する例を示したが、本発明はこれに限定される
ものではなく、袋部4の長辺側に開口5を形成するよう
にしてもよい。
【0052】以上、本発明の貼着袋体は、上記した各実
施形態の具体的構成に限定されるものではなく、必要に
応じ適宜構成を追加又は削除した構成としてもよいこと
は言うまでもない。例えば、上記では袋部が1つである
例を示したが、袋部を平面的に複数設けたり、厚さ方向
で多重に袋部を設ける構成としてもよい。また、袋部の
閉鎖部とは別の箇所に開口手段として、袋部の被覆フィ
ルムにミシン目を設けたり、開口用の引っ張り片や切り
欠き等の引裂き部を設けるようにしてもよい。加えて、
本発明の貼着袋体は、被覆フィルムが透明なものに限定
されるものではなく、貼着袋体の利用目的によっては、
袋部に収納したものが見えないように、被覆フィルムと
して不透明なものや模様を印刷したもの等を使用する場
合もある。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の貼着袋体
によれば、第1のシートの裏面の貼着層に剥離シートを
重ね合わせた下基材と、第1のシートのおもて面に被覆
フィルムからなる袋部を備えた上基材とを有し、袋部の
開口を閉じる閉鎖部を設けているので、この袋部に、各
種カード、名刺、写真、伝票、リーフレット、FD、M
D、CD等を収納した後、閉鎖部で袋部の開口を閉じる
ことができるので、袋部に収納したものが袋部から抜け
落ちるのを防止することができる。また、貼着袋体から
剥離シートを剥がして所望の場所に貼り付けると、袋部
に収納したものが見える状態で固定することができる。
しかも、構成が簡素で製造するのが容易である。
【0054】更には、閉鎖部で袋部の開口を閉じている
ので、従来のように、袋部の開口が収納したものの厚さ
で開いて、その開口が外部にある物に接触して引っ掛か
って袋部が破れるといったこともなくなり、袋部の開口
付近の破損を防止することができる。また、閉鎖部を構
成しても開口付近にものを出し入れするのに障害となる
部材がなく、開口から袋部へものを収納する作業がし易
い。
【0055】加えて、シートと接着層の材料を適宜選択
し接着強度を用途に応じて変えることで、閉鎖部のシー
トを接着層から剥がしたり、貼り付けたりすることが可
能となるので、袋部に収納したものを適宜入れ替えた
り、追加して収納したりすることができる。
【0056】特に上記閉鎖部を、被覆フィルムを開口よ
り外側にくし歯状に延長した折り返し部を下基材側に折
り返して貼着層に接合して開口を閉じる構成にすると、
貼着袋体から剥離シートを剥がして所望の場所に貼り付
けた後は、貼着袋体が、下基材側に折り返した折り返し
部を、第1のシートの貼着層で挟み込んだ状態で相手側
に貼り付いているので、袋部を破らなければ収納したも
のが取り出せない状態になるので、例えばCD等を雑誌
の付録として添付するような用途において有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による貼着袋体の構成
例を示す図であって、(a)は平面図、(b)は側断面
図である。
【図2】本発明の第2の実施形態による貼着袋体の構成
例を示す図であって、(a)は平面図、(b)は側断面
図である。
【図3】本発明の第3の実施形態による貼着袋体の構成
例を示す図であって、(a)は平面図、(b)は開口を
閉じる前の状態を表す側断面図、(c)は開口を閉じた
状態を表す側断面図である。
【図4】本発明の第4の実施形態による貼着袋体の構成
例を示す図であって、(a)は平面図、(b)は開口を
閉じる前の状態を表す側断面図、(c)は開口を閉じた
状態を表す側断面図である。
【図5】本発明の第5の実施形態による貼着袋体の構成
例を示す図であって、(a)は平面図、(b)は開口を
閉じる前の状態を表す側断面図、(c)は開口を閉じた
状態を表す側断面図である。
【図6】従来の貼着袋体の構成例を示す図であって、
(a)は平面図、(b)は側断面図である。
【符号の説明】
1、21、31、41、51 閉鎖部 2、22 第2のシート 3、23、33、43、53、93 被覆フィルム 4、94 袋部 5、95 開口 6、24、26、36、46、56、96 接着層 7、27、37、47、57、97 第1のシート 8、28、38、48、58、98 貼着層 9、29、39、49、59、99 剥離シート 10、20、30、40、50、90 貼着袋体 11、91 上基材 12、92 下基材 32 第2の剥離シート 34 第2の接着層 47−1 帯状の第1のシート 48−1 帯状の貼着層 53−1 被覆フィルムをくし歯状に延長した折り返し
部 58−1 帯状の貼着層 59−1 帯状の分割剥離シート

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のシートの裏面の貼着層に剥離シー
    トを重ね合わせた下基材と、 該第1のシートのおもて面に被覆フィルムからなる袋部
    を備えた上基材とを有する貼着袋体であって、 該袋部の開口を閉じる閉鎖部を設けた貼着袋体。
  2. 【請求項2】 前記閉鎖部を、前記開口を覆うように前
    記被覆フィルムに重なる第2のシートを設け、該第2の
    シートと該被覆フィルムの重なりにより開口を閉じる構
    成とした請求項1記載の貼着袋体。
  3. 【請求項3】 前記閉鎖部を、前記開口を覆うように前
    記被覆フィルムに重なる第2のシートを設けると共に、
    該第2のシートと該被覆フィルムの重なり面のいずれか
    一方に接着層を設け、該第2のシートと該被覆フィルム
    を該接着層で接合して開口を閉じる構成とした請求項1
    記載の貼着袋体。
  4. 【請求項4】 前記閉鎖部を、前記開口に対応する位置
    に、前記第1のシートのおもて面に第2の接着層と第2
    の剥離シートを重ね合わせて設け、該第2の剥離シート
    を剥離して露出した該第2の接着層に、前記被覆フィル
    ムの舌片状の開口縁部を重ね合わせて接合して開口を閉
    じる構成とした請求項1記載の貼着袋体。
  5. 【請求項5】 前記閉鎖部が、前記開口に対応する位置
    で、前記第1のシートと前記貼着層を部分的に前記剥離
    シートから帯状に折り返し、それにより露出された該貼
    着層に、前記被覆フィルムの開口縁部が重なるようにな
    っており、該被覆フィルムを該貼着層に接合して開口を
    閉じる構成とした請求項1記載の貼着袋体。
  6. 【請求項6】 前記閉鎖部を、前記開口に対応する位置
    で、開口縁に沿って形成された分割剥離シートを帯状に
    部分的に剥離し、それにより露出された前記貼着層と、
    該開口に対応する位置で前記被覆フィルムを開口より外
    側にくし歯状に延長した折り返し部とで構成し、該折り
    返し部を前記下基材側に折り返して該貼着層に接合して
    開口を閉じる構成とした請求項1記載の貼着袋体。
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JP2009113852A (ja) * 2007-11-09 2009-05-28 Taguchi Kasei:Kk 袋体および袋体の製造方法

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JP2009113852A (ja) * 2007-11-09 2009-05-28 Taguchi Kasei:Kk 袋体および袋体の製造方法
JP4590448B2 (ja) * 2007-11-09 2010-12-01 有限会社田口化成 袋体および袋体の製造方法

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