JP2002255137A - 印刷位置制御方法 - Google Patents

印刷位置制御方法

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JP2002255137A
JP2002255137A JP2001054014A JP2001054014A JP2002255137A JP 2002255137 A JP2002255137 A JP 2002255137A JP 2001054014 A JP2001054014 A JP 2001054014A JP 2001054014 A JP2001054014 A JP 2001054014A JP 2002255137 A JP2002255137 A JP 2002255137A
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label
sensor
feed direction
gap
transporting
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JP2001054014A
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Keiichi Abe
敬一 阿部
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Sato Corp
Original Assignee
Sato Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラベルの大きさやヘッドとセンサの距離に拘
わらず、常に印刷開始位置を正確に検出することができ
るようにする。 【解決手段】 ラベル1上にセンサが位置する場合、ラ
ベル1及び台紙2を順フィード方向に搬送するとき、補
正ステップaをカウントし、次に、元の位置に戻すため
に逆フィード方向に搬送するとき、ラベル1を検出した
後、さらに補正ステップa分だけ逆フィード方向に搬送
する。また、ギャップ上にセンサが位置する場合、ラベ
ル1及び台紙2を順フィード方向に搬送するとき、補正
ステップbをカウントし、次に、元の位置に戻すために
逆フィード方向に搬送するとき、ギャップを検出した
後、さらに補正ステップb分だけ逆フィード方向に搬送
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷位置制御方法
に関し、特に、フォワードフィードとバックフィードを
繰り返しながら印刷を行うときに印刷位置を制御する印
刷位置制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の印刷位置制御方法が適用されるラ
ベルプリンタでは、所定のラベルに対する印刷が終了す
ると、印刷済みのこのラベルを順フィード方向に所定の
距離Lだけフォワードフィードしてカッタにより切り離
した後、逆フィード方向に距離Lだけバックフィードし
て、元の位置に一旦戻す制御が行われる。そして、次の
ラベルに印刷するための制御が開始される。通常、印刷
を開始する位置は、ラベルを順フィード方向にフォワー
ドフィードし、センサによりラベルの先端部を検出する
ことによって行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、印刷済
みのラベルをカッタの位置まで所定の距離Lだけフォワ
ードフィードした後、上記距離Lだけバックフィードす
ると、ズレが生じる場合がある。例えば、ヘッドとセン
サの間の距離が、ラベルの端部から次のラベルの端部ま
での距離(ピッチ)とほぼ等しい場合、次に印刷すべき
ラベルをスキップしてしまう不具合が発生する。
【0004】例えば、図9に示すように、センサがギャ
ップ中で停止している停止状態1から、印刷済みのラベ
ルをカッタの位置まで距離Lだけ順フィード方向にフォ
ワードフィードし、次に元の停止状態1に戻すためにラ
ベルを距離Lだけバックフィードした結果、誤差が生
じ、センサがラベル上で停止している停止状態2となっ
た場合、センサは暗を検出しているため、明から暗の立
ち下がりを検出することによって次のラベルの印刷開始
位置を検出する従来の手法では、ラベルを1つ分だけス
キップしてしまういわゆる1枚飛ばしという不具合が発
生する。
【0005】この現象は、順フィード方向の負荷と逆フ
ィード方向の負荷とが異なることと、ヘッドの圧力方向
及びバックラッシュ等の構造的なばらつきがあること等
によって発生する。
【0006】このように、フォワードフィードを行う前
の状態と、フォワードフィード及びバックフィードを行
った後の状態とが異なる場合、例えば、フォワードフィ
ードを行う前、センサが明を検出し、フォワードフィー
ド及びバックフィードを行った後、センサが暗を検出し
たような場合、不具合が発生する。
【0007】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、ラベルの大きさやヘッドとセンサの距離に
拘わらず、常に印刷開始位置を正確に検出することがで
きるようにするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の印刷位
置制御方法は、ラベル及びギャップを検出するセンサ
と、ラベルを搬送する搬送手段と、ラベルに印刷を行う
ヘッドとを備え、ラベルの印刷開始位置をヘッドの位置
に移動させて印刷を行わせる印刷位置制御方法であっ
て、ラベルを順フィード方向に所定のステップ数分だ
け、1ステップずつ搬送させる順フィードステップと、
順フィードステップにおいて、ラベルを順フィード方向
に1ステップずつ搬送させるとき、センサがラベル又は
ギャップを新たに検出するまで、順フィード方向にラベ
ルを搬送させたステップ数をカウントするカウントステ
ップと、ラベルを逆フィード方向にステップ数分だけ、
1ステップずつ搬送させる逆フィードステップと、ラベ
ルを順フィード方向に搬送する前にセンサが検出してい
るものと、ラベルを逆フィード方向に搬送した後にセン
サが検出しているものとが異なるとき、センサが新たに
ラベル又はギャップを検出するまで、ラベルを逆フィー
ド方向に搬送し、センサが新たにラベル又はギャップを
検出したとき、カウントステップにおいてカウントされ
たステップ数分だけさらに逆フィード方向にラベルを搬
送することにより、補正を行う補正ステップとを備える
ことを特徴とする。また、補正ステップにおいて、ラベ
ルを順フィード方向に搬送する前にセンサがラベルを検
出した場合、カウントステップにおいては、順フィード
ステップにおいて、ラベルを順フィード方向に1ステッ
プずつ搬送させるとき、センサがギャップを新たに検出
するまで、順フィード方向にラベルを搬送させたステッ
プ数をカウントし、ラベルを逆フィード方向に搬送した
後にセンサがギャップを検出したとき、センサが新たに
ラベルを検出するまで、ラベルを逆フィード方向に搬送
し、センサが新たにラベルを検出したとき、カウントス
テップにおいてカウントされたステップ数分だけさらに
逆フィード方向にラベルを搬送することにより、補正を
行うようにすることができる。また、補正ステップにお
いて、ラベルを順フィード方向に搬送する前にセンサが
ギャップを検出した場合、カウントステップにおいて
は、順フィードステップにおいて、ラベルを順フィード
方向に1ステップずつ搬送させるとき、センサがラベル
を新たに検出するまで、順フィード方向にラベルを搬送
させたステップ数をカウントし、ラベルを逆フィード方
向に搬送した後にセンサがラベルを検出したとき、セン
サが新たにギャップを検出するまで、ラベルを逆フィー
ド方向に搬送し、センサが新たにギャップを検出したと
き、カウントステップにおいてカウントされたステップ
数分だけさらに逆フィード方向にラベルを搬送すること
により、補正を行うようにすることができる。本発明に
係る印刷位置制御方法においては、ラベルを順フィード
方向に所定のステップ数分だけ、1ステップずつ搬送さ
せ、ラベルを順フィード方向に1ステップずつ搬送させ
るとき、センサがラベル又はギャップを新たに検出する
まで、順フィード方向にラベルを搬送させたステップ数
をカウントし、ラベルを逆フィード方向にステップ数分
だけ、1ステップずつ搬送させ、ラベルを順フィード方
向に搬送する前にセンサが検出しているものと、ラベル
を逆フィード方向に搬送した後にセンサが検出している
ものとが異なるとき、センサが新たにラベル又はギャッ
プを検出するまで、ラベルを逆フィード方向に搬送し、
センサが新たにラベル又はギャップを検出したとき、カ
ウントされたステップ数分だけさらに逆フィード方向に
ラベルを搬送することにより、補正を行う。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明が適用されるラベ
ルプリンタの一実施の形態の構成例を示している。同図
に示すように、ラベルプリンタは、各部を制御する制御
部10と、ラベル1に印刷を行う印刷ヘッド5と、制御
部10の制御により駆動されるステッピングモータ(以
下では、適宜単にモータと記載する)7と、ベルト8を
介して伝達されるモータ7の回転力によって回転し、後
述する供給軸4にセットされたラベル連続体3を構成す
る台紙2及び台紙2に剥離可能に貼付されたラベル1を
搬送するとともに、ラベル1を印刷ヘッド5に押圧する
プラテンローラ6と、ラベル連続体3を回転自在に支持
する供給軸4と、所定の光を出射する発光部と、発光部
から出射された光を受光し、受光した光の強度(単位時
間当たりの受光量)に対応する電気信号を出力する受光
部とからなり、台紙2及びラベル1を挟むように発光部
と受光部を配し、ラベル1とギャップ(隣接する2つの
ラベル1の間の台紙2のみの部分)を受光部の受光量に
基づいて検出する位置検出センサ(以下では、適宜単に
センサという)9と、ラベル1のラベル1の間の台紙2
の部分を切断するカッタ50を備えている。
【0010】図2は、図1の実施の形態の電気的な構成
例を示すブロック図である。同図に示すように、制御部
10は、所定の制御プログラムを記憶するROM(re
adonly memory)12と、ROM12に記
憶されている制御プログラムに従って動作し、各部を制
御するCPU(central processing
unit)11と、CPU11が動作する上で必要と
なる各種データを記憶するRAM(random ac
cess memory)13と、ステッピングモータ
7にパルス信号を供給し、ステッピングモータ7を回転
させるモータ制御部14と、CPU11から供給される
印刷すべき文字、図形、及びバーコードなどの印刷デー
タに対応する制御信号を生成し、印刷ヘッド5に供給
し、印刷動作を行わせる印刷制御部15と、CPU11
の制御下、センサ9の発光部を制御し、光を出射させる
とともに、受光部から出力される電気信号を受け取り、
ディジタルのデータに変換してCPU11に供給するセ
ンサ制御部16と、外部インタフェース17と、インタ
フェース20とを備えている。そして、各種データやコ
マンドを入力するための入力部18と、入力部18から
の入力データや、各種情報を表示するためのモニタ19
とがインタフェース20を介して接続されている。入力
部18より入力された入力データやコマンドは、インタ
フェース20を介してCPU11に供給され、モニタ1
9に表示される各種情報に対応する表示データは、イン
タフェース20を介してCPU11より供給されるよう
になっている。また、外部インタフェース17を介し
て、外部に接続された機器との間で各種データの送受信
を行うことができるようになっている。
【0011】図3は、カッタ50、印刷ヘッド5、及び
センサ9の位置関係を示す模式図である。同図に示すよ
うに、カッタ50の位置(X1)と、印刷ヘッド5の位
置(X2)の間の距離をカッタ間距離L1とし、センサ
9の位置(X3)と印刷ヘッド5の位置(X2)の間の
距離をヘッド間距離L2とする。ヘッド間距離L2は、
ラベル1の端部と次のラベル1の端部の間の距離(ピッ
チ)とほぼ等しいものとする。
【0012】あるラベル1への印刷が終了した時点で
の、センサ9のラベル1及びギャップに対する位置を停
止位置とすると、印刷が終了した印刷済みのラベル1
は、順フィード方向(図3の左方向)にカッタ50の直
下に印刷済みのラベル1の後のギャップが位置するよう
に搬送され、印刷済みのラベル1の後のギャップの部分
で切断された後、順フィード方向に搬送(フォワードフ
ィード)された分だけ(同一ステップ数だけ)逆フィー
ド方向(図3の右方向)に搬送(バックフィード)さ
れ、元の位置に戻す動作が行われる。その後、その位置
を基準として、次のラベル1への印刷制御が行われる。
【0013】ラベル1及び台紙2が順フィード方向に搬
送される距離と、ラベル1及び台紙2が逆フィード方向
に搬送される距離とは正確には一致しない。このため、
バックフィード時に、停止位置に応じた補正を行う必要
が生じる。即ち、センサ9の直下にラベル1の後端部が
位置しているという停止位置の場合は、バックフィード
の後、同一の状態、即ち、センサ9の直下にラベル1の
後端部が位置している状態に戻っていなければならな
い。また、センサ9の直下にギャップが位置していると
いう停止位置の場合は、バックフィードの後、同一の状
態、即ち、センサ9の直下にギャップが位置している状
態に戻っていなければならない。
【0014】以下、図4及び図8を参照して、バックフ
ィード時にラベル1及び台紙2の位置を補正する手順に
ついて説明する。図4のフローチャートは、フォワード
フィード時に、バックフィード時に利用される補正量を
求めるための処理手順を表している。図8は、バックフ
ィード時に、上記補正量に基づいて位置を補正する処理
手順を表している。
【0015】最初に、図4のフローチャートを参照し
て、フォワードフィード時の処理手順について説明す
る。まず、ステップS1において、CPU11は、セン
サ制御部16より供給されるデータに基づいて、スター
ト位置(停止位置)、即ち、センサ9のラベル1及びギ
ャップに対する位置を確認する。即ち、センサ9の直下
にラベル1があるのか、或いはギャップがあるのかを確
認する。
【0016】例えば、センサ9の出力が暗である場合、
即ち、センサ9の受光部によって受光された受光量が所
定の基準値以下である場合、CPU11は、図5に示し
たように、センサ9の直下にラベル1の後端部があると
判断する。一方、センサ9の出力が明である場合、即
ち、センサ9の受光部によって受光された受光量が所定
の基準値より大きい場合、CPU11は、図6に示した
ように、センサ9の直下にラベル1とラベル1の間のギ
ャップがあると判断する。図5に示した停止位置を停止
位置A、図6に示した停止位置を停止位置Bとする。
【0017】ステップS1において、図5に示すよう
に、ラベル1の後端部にセンサ9が位置していると判定
された場合、ステップS2に進む。ステップS2におい
ては、フラグAをオンにし、カウンタaのカウント値を
0に初期化し、さらに、カウンタKのカウント値を0に
初期化する。その後、ステップS3に進む。
【0018】一方、ステップS1において、図5に示す
ように、ラベル1の後端部にセンサ9が位置していない
と判定された場合、ステップS12に進む。ステップS
12においては、図6に示すように、ラベル1とラベル
1の間のギャップにセンサ9が位置しているか否かが判
定される。その結果、ラベル1とラベル1の間のギャッ
プにセンサ9が位置していると判定された場合、ステッ
プS13に進む。ステップS13においては、フラグB
をオンにし、カウンタbのカウント値を0に初期化し、
カウンタKのカウント値を0に初期化する。その後、ス
テップS3に進む。また、ステップS12において、ラ
ベル1とラベル1の間のギャップにセンサ9が位置して
いないと判定された場合、ステップS3に進む。
【0019】ステップS3においては、CPU11は、
モータ制御部14に対してラベル1及び台紙2を順方向
(順フィード方向)に1ステップ分だけ移動させるよう
指令する。CPU11からの指令を受けたモータ制御部
14は、ステッピングモータ7を制御し、ラベル1及び
台紙2を順方向に1ステップ分だけ移動させる。そし
て、CPU11は、カウンタKのカウント値を1だけ増
加させる。
【0020】次に、ステップS4において、CPU11
により、スタート位置が判定される。この判定は、フラ
グAがオンになっているか否かによって行われる。フラ
グAがオンになっていると判定された場合、即ち、スタ
ート位置が図5に示す位置であると判定された場合、ス
テップS5に進む。一方、フラグAがオンになっていな
いと判定された場合、ステップS9に進む。
【0021】ステップS5においては、CPU11によ
り、センサ制御部16から供給されるデータに基づい
て、センサ9が明を検出しているか否か、即ち、センサ
9の直下にギャップがある状態であるか否かが判定され
る。その結果、センサ9が明を検出していない、即ち、
センサ9の直下にラベル1がある状態であると判定され
た場合、ステップS6に進む。一方、CPU11によ
り、センサ9が明を検出した、即ち、センサ9の直下に
ギャップがある状態であると判定された場合、ステップ
S8に進む。
【0022】ステップS6においては、CPU11によ
り、ギャップが検出済みであるか否かが判定される。即
ち、センサ9の受光部による受光量が所定の基準値以下
の値から所定の基準値より大きい値に変化し、その直後
に、センサ9の受光部による受光量が所定の基準値より
大きい値から所定の基準値以下の値に変化したか否かが
判定される。
【0023】ステップS6において、CPU11によ
り、ギャップが検出済みでないと判定された場合、ステ
ップS7に進む。ステップS7においては、カウンタa
の値に1だけ加算された後、ステップS8に進む。一
方、ステップS6において、CPU11により、ギャッ
プが検出済みであると判定された場合、ステップS8に
進む。
【0024】ステップS8においては、印刷済みのラベ
ル1の後のギャップがカッタ50の直下に位置している
か否かが判定される。即ち、カウンタKのカウント値
が、図3に示したカッタ間距離L1に対応するステップ
数と等しいか又は大きいか否かが判定される。その結
果、カウンタKのカウント値が、図3に示したカッタ間
距離L1に対応するステップ数より小さいと判定された
場合、ステップS3に戻り、ステップS3以降の処理が
繰り返し実行される。
【0025】そして、ステップS8において、カウンタ
Kのカウント値が、図3に示したカッタ間距離L1に対
応するステップ数と等しいか又は大きいと判定された場
合、カッタ50の直下にギャップが位置していると見な
し、処理を終了する。
【0026】ステップS9においては、CPU11によ
り、スタート位置が判定される。この判定は、フラグB
がオンになっているか否かによって行われる。フラグB
がオンになっていると判定された場合、即ち、図6に示
すように、センサ9の直下にギャップがある状態から、
順フィード方向へのフォワードフィードが開始されると
判定された場合、ステップS10に進む。一方、フラグ
Bがオンになっていないと判定された場合、ステップS
8に進む。
【0027】ステップS10においては、CPU11に
より、センサ制御部16から供給されるデータに基づい
て、センサ9が明を検出しているか否か、即ち、センサ
9の直下にギャップがある状態であるか否かが判定され
る。その結果、センサ9が明を検出していない、即ち、
センサ9の直下にラベル1がある状態であると判定され
た場合、ステップS8に進む。一方、CPU11によ
り、センサ9が明を検出した、即ち、センサ9の直下に
ギャップがある状態であると判定された場合、ステップ
S11に進む。
【0028】ステップS11においては、カウンタbの
値に1だけ加算される。その後、ステップS8に進む。
そして、ステップS8において、印刷済みのラベル1の
後のギャップがカッタ50の直下に位置しているか否か
が判定される。即ち、カウンタKのカウント値が、図3
に示したカッタ間距離L1に対応するステップ数と等し
いか又は大きいか否かが判定される。その結果、カウン
タKのカウント値が、カッタ間距離L1に対応するステ
ップ数と等しいか又は大きいと判定された場合、ラベル
1及び台紙2がカッタ間距離L1だけ順フィード方向に
搬送され、カッタ50の直下に、印刷済みのラベル1の
後ろのギャップが位置していると見なし、処理を終了す
る。
【0029】その後、カッタ50により、印刷済みのラ
ベル1の後ろのギャップの部分が切断され、印刷済みの
ラベル1がラベル連続体3から切り離される。そして、
ラベル1及び台紙2が、カッタ間距離L1分だけ逆フィ
ード方向にバックフィードされる。
【0030】次に、図8のフローチャートを参照して、
印刷済みのラベル1がカッタ50によって切り離された
後、ラベル1及び台紙2が逆フィード方向にバックフィ
ードされる手順について説明する。まず、ステップS2
1において、カウンタKにカッタ間距離L1に対応する
ステップ数を初期値としてセットする。
【0031】次に、ステップS22において、CPU1
1は、ラベル1及び台紙2を逆フィード方向に1ステッ
プ分だけ搬送するようにモータ制御部14に指令する。
この指令を受けたモータ制御部14は、ステッピングモ
ータ7を制御し、ラベル1及び台紙2を逆フィード方向
に1ステップ分だけ搬送させる。
【0032】次に、ステップS23において、CPU1
1により、スタート位置が判定される。この判定は、フ
ラグAがオンになっているか否かによって行われる。フ
ラグAがオンになっていると判定された場合、ステップ
S24に進む。一方、フラグAがオンになっていないと
判定された場合、ステップS29に進む。
【0033】ステップS24においては、ラベル1及び
台紙2が逆フィード方向にカッタ間距離L1分だけ搬送
されたか否かが判定される。その結果、ラベル1及び台
紙2が逆フィード方向にカッタ間距離L1分だけ搬送さ
れていないと判定された場合、ステップS22に戻り、
ステップS22以降の処理が繰り返し実行される。一
方、ラベル1及び台紙2が逆フィード方向にカッタ間距
離L1分だけ搬送されたと判定された場合、ステップS
25に進む。
【0034】ステップS25においては、CPU11に
より、センサ制御部16から供給されるデータに基づい
て、センサ9が暗を検出しているか否か、即ち、センサ
9の直下にラベル1がある状態であるか否かが判定され
る。その結果、センサ9が暗を検出していない、即ち、
センサ9の直下にギャップがある状態であると判定され
た場合、ステップS26に進む。
【0035】ステップS26においては、ラベル1及び
台紙2が逆フィード方向に1ステップ分だけ搬送され
る。次に、ステップS27において、センサ9が暗を検
出しているか否かが判定される。その結果、センサ9が
暗を検出していない、即ち、センサ9の直下にギャップ
があると判定された場合、ステップS26に戻り、ステ
ップS26以降の処理が繰り返し実行される。一方、セ
ンサ9が暗を検出したと判定された場合、即ち、センサ
9の直下にラベル1があると判定された場合、ステップ
S28に進む。
【0036】ステップS28においては、補正ステップ
分だけラベル1及び台紙2を搬送する処理が実行され
る。即ち、図7の補正ステップaに相当する分だけ、ラ
ベル1及び台紙2が逆フィード方向に搬送される。この
補正ステップaは、図4のステップS7においてカウン
トされたカウンタaのカウント値である。その後、処理
を終了する。これにより、センサ9とラベル1とは、図
5に示すような位置関係となる。従って、その後、次の
ラベル1の印刷開始位置から正常に印刷を行うことがで
きる。
【0037】一方、ステップS25において、CPU1
1により、センサ9が暗を検出した、即ち、センサ9の
直下にラベル1がある状態であると判定された場合、セ
ンサ9とラベル1とは、図5に示すような位置関係にあ
ると見なし、処理を終了する。従って、その後、次のラ
ベル1の印刷開始位置から正常に印刷を行うことができ
る。
【0038】ステップS29においては、CPU11に
より、スタート位置が判定される。この判定は、フラグ
Bがオンになっているか否かによって行われる。フラグ
Bがオンになっていると判定された場合、ステップS3
0に進む。一方、フラグBがオンになっていないと判定
された場合、ステップS35に進む。
【0039】ステップS30においては、ラベル1及び
台紙2が逆フィード方向にカッタ間距離L1分だけ搬送
されたか否か(K≦0であるか否か)が判定される。そ
の結果、ラベル1及び台紙2が逆フィード方向にカッタ
間距離L1分だけ搬送されていないと判定された場合、
ステップS22に戻り、ステップS22以降の処理が繰
り返し実行される。一方、ラベル1及び台紙2が逆フィ
ード方向にカッタ間距離L1分だけ搬送されたと判定さ
れた場合、ステップS31に進む。
【0040】ステップS31においては、CPU11に
より、センサ制御部16から供給されるデータに基づい
て、センサ9が明を検出しているか否か、即ち、センサ
9の直下にギャップがある状態であるか否かが判定され
る。その結果、センサ9が明を検出していない、即ち、
センサ9の直下にラベル1がある状態であると判定され
た場合、ステップS32に進む。
【0041】ステップS32においては、ラベル1及び
台紙2が逆フィード方向に1ステップ分だけ搬送され
る。次に、ステップS33において、センサ9が明を検
出しているか否かが判定される。その結果、センサ9が
明を検出していない、即ち、センサ9の直下にラベル1
があると判定された場合、ステップS32に戻り、ステ
ップS32以降の処理が繰り返し実行される。一方、セ
ンサ9が明を検出したと判定された場合、即ち、センサ
9の直下にギャップがあると判定された場合、ステップ
S34に進む。
【0042】ステップS34においては、補正ステップ
分だけラベル1及び台紙2を搬送する処理が実行され
る。即ち、図7の補正ステップbに相当する分だけ、ラ
ベル1及び台紙2が逆フィード方向に搬送される。この
補正ステップbは、図4のステップS11においてカウ
ントされたカウンタbのカウント値である。その後、処
理を終了する。これにより、センサ9とラベル1とは、
図6に示すような位置関係となる。従って、その後、次
のラベル1の印刷開始位置から正常に印刷を行うことが
できる。
【0043】一方、ステップS31において、CPU1
1により、センサ9が明を検出した、即ち、センサ9の
直下にギャップがある状態であると判定された場合、セ
ンサ9とラベル1とは、図6に示すような位置関係にあ
ると見なし、処理を終了する。従って、その後、次のラ
ベル1の印刷開始位置から正常に印刷を行うことができ
る。
【0044】ステップS35においては、ラベル1及び
台紙2が逆フィード方向にカッタ間距離L1分だけ搬送
されたか否かが判定される。その結果、ラベル1及び台
紙2が逆フィード方向にカッタ間距離L1分だけ搬送さ
れていないと判定された場合、ステップS22に戻り、
ステップS22以降の処理が繰り返し実行される。一
方、ラベル1及び台紙2が逆フィード方向にカッタ間距
離L1分だけ搬送されたと判定された場合、処理を終了
する。
【0045】以上説明したように、本実施の形態によ
り、印刷済みのラベル1をカッタ50により切り離す過
程で、順フィード方向の搬送距離と逆フィード方向の搬
送距離とに誤差が生じた場合でも、次のラベル1の印刷
位置を正確に検出し、印刷することが可能となる。
【0046】なお、上記実施の形態においては、本発明
をラベルプリンタに適用する場合について説明したが、
これに限定されるものではなく、他の印刷装置にも本発
明を適用することができる。
【0047】また、上記実施の形態においては、台紙に
剥離可能に貼付されたラベルに文字や図形等を印刷する
場合について説明したが、台紙なしラベルに文字や図形
等を印刷する場合にも本発明を適用することができる。
【0048】また、上記実施の形態の構成及び動作は例
であって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更す
ることができることは言うまでもない。
【0049】
【発明の効果】以上の如く、本発明に係る印刷位置制御
方法によれば、ラベルを順フィード方向に所定のステッ
プ数分だけ、1ステップずつ搬送させ、ラベルを順フィ
ード方向に1ステップずつ搬送させるとき、センサがラ
ベル又はギャップを新たに検出するまで、順フィード方
向にラベルを搬送させたステップ数をカウントし、ラベ
ルを逆フィード方向にステップ数分だけ、1ステップず
つ搬送させ、ラベルを順フィード方向に搬送する前にセ
ンサが検出しているものと、ラベルを逆フィード方向に
搬送した後にセンサが検出しているものとが異なると
き、センサが新たにラベル又はギャップを検出するま
で、ラベルを逆フィード方向に搬送し、センサが新たに
ラベル又はギャップを検出したとき、カウントされたス
テップ数分だけさらに逆フィード方向にラベルを搬送す
ることにより、補正を行うようにしたので、ラベルの大
きさやヘッドとセンサの距離に拘わらず、常に印刷開始
位置を正確に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の印刷位置制御方法を適用したラベルプ
リンタの一実施の形態の構成例を示す図である。
【図2】図1の制御部の構成例を示すブロック図であ
る。
【図3】カッタ間距離L1とヘッド間距離L2を示す図
である。
【図4】順フィード時の処理を説明するためのフローチ
ャートである。
【図5】センサが暗を検出する状態を示す図である。
【図6】センサが明を検出する状態を示す図である。
【図7】補正ステップaと補正ステップbを示す図であ
る。
【図8】逆フィード時の処理を説明するためのフローチ
ャートである。
【図9】従来の手法で1枚飛ばしが発生する理由を説明
するための図である。
【符号の説明】
1 ラベル 2 台紙 3 ラベル連続体 4 供給軸 5 印刷ヘッド 6 プラテンローラ 7 ステッピングモータ 8 ベルト 9 位置検出センサ 10 制御部 11 CPU 12 ROM 13 RAM 14 モータ制御部 15 印刷制御部 16 センサ制御部 17 外部インタフェース 18 入力部 19 モニタ 20 インタフェース 50 カッタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラベル及びギャップを検出するセンサ
    と、前記ラベルを搬送する搬送手段と、前記ラベルに印
    刷を行うヘッドとを備え、前記ラベルの印刷開始位置を
    前記ヘッドの位置に移動させて印刷を行わせる印刷位置
    制御方法であって、 前記ラベルを順フィード方向に所定のステップ数分だ
    け、1ステップずつ搬送させる順フィードステップと、 前記順フィードステップにおいて、前記ラベルを順フィ
    ード方向に1ステップずつ搬送させるとき、前記センサ
    が前記ラベル又はギャップを新たに検出するまで、前記
    順フィード方向に前記ラベルを搬送させたステップ数を
    カウントするカウントステップと、 前記ラベルを逆フィード方向に前記ステップ数分だけ、
    1ステップずつ搬送させる逆フィードステップと、 前記ラベルを順フィード方向に搬送する前に前記センサ
    が検出しているものと、前記ラベルを逆フィード方向に
    搬送した後に前記センサが検出しているものとが異なる
    とき、前記センサが新たに前記ラベル又はギャップを検
    出するまで、前記ラベルを逆フィード方向に搬送し、前
    記センサが新たに前記ラベル又はギャップを検出したと
    き、前記カウントステップにおいてカウントされた前記
    ステップ数分だけさらに逆フィード方向に前記ラベルを
    搬送することにより、補正を行う補正ステップとを備え
    ることを特徴とする印刷位置制御方法。
  2. 【請求項2】 前記補正ステップにおいて、前記ラベル
    を順フィード方向に搬送する前に前記センサが前記ラベ
    ルを検出した場合、前記カウントステップにおいては、
    前記順フィードステップにおいて、前記ラベルを順フィ
    ード方向に1ステップずつ搬送させるとき、前記センサ
    が前記ギャップを新たに検出するまで、前記順フィード
    方向に前記ラベルを搬送させたステップ数をカウント
    し、前記ラベルを逆フィード方向に搬送した後に前記セ
    ンサが前記ギャップを検出したとき、前記センサが新た
    に前記ラベルを検出するまで、前記ラベルを逆フィード
    方向に搬送し、前記センサが新たに前記ラベルを検出し
    たとき、前記カウントステップにおいてカウントされた
    前記ステップ数分だけさらに逆フィード方向に前記ラベ
    ルを搬送することにより、補正を行うことを特徴とする
    請求項1に記載の印刷位置制御方法。
  3. 【請求項3】 前記補正ステップにおいて、前記ラベル
    を順フィード方向に搬送する前に前記センサが前記ギャ
    ップを検出した場合、前記カウントステップにおいて
    は、前記順フィードステップにおいて、前記ラベルを順
    フィード方向に1ステップずつ搬送させるとき、前記セ
    ンサが前記ラベルを新たに検出するまで、前記順フィー
    ド方向に前記ラベルを搬送させたステップ数をカウント
    し、前記ラベルを逆フィード方向に搬送した後に前記セ
    ンサが前記ラベルを検出したとき、前記センサが新たに
    前記ギャップを検出するまで、前記ラベルを逆フィード
    方向に搬送し、前記センサが新たに前記ギャップを検出
    したとき、前記カウントステップにおいてカウントされ
    た前記ステップ数分だけさらに逆フィード方向に前記ラ
    ベルを搬送することにより、補正を行うことを特徴とす
    る請求項1に記載の印刷位置制御方法。
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