JP2002252053A - コネクタの固定構造 - Google Patents

コネクタの固定構造

Info

Publication number
JP2002252053A
JP2002252053A JP2001045439A JP2001045439A JP2002252053A JP 2002252053 A JP2002252053 A JP 2002252053A JP 2001045439 A JP2001045439 A JP 2001045439A JP 2001045439 A JP2001045439 A JP 2001045439A JP 2002252053 A JP2002252053 A JP 2002252053A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bracket
connector
screw
substrate
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001045439A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsunori Kasahara
勝徳 笠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Molex LLC
Original Assignee
Molex LLC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Molex LLC filed Critical Molex LLC
Priority to JP2001045439A priority Critical patent/JP2002252053A/ja
Priority to US10/081,850 priority patent/US6579123B2/en
Publication of JP2002252053A publication Critical patent/JP2002252053A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R12/00Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, specially adapted for printed circuits, e.g. printed circuit boards [PCB], flat or ribbon cables, or like generally planar structures, e.g. terminal strips, terminal blocks; Coupling devices specially adapted for printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures; Terminals specially adapted for contact with, or insertion into, printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures
    • H01R12/70Coupling devices
    • H01R12/7005Guiding, mounting, polarizing or locking means; Extractors
    • H01R12/7011Locking or fixing a connector to a PCB
    • H01R12/7047Locking or fixing a connector to a PCB with a fastener through a screw hole in the coupling device

Landscapes

  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Mounting Components In General For Electric Apparatus (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネジ締めトルクの管理が容易で、ネジ止めの
固定時における信頼性および経時的信頼性があるコネク
タの固定構造を提供する 【解決手段】 基板2にコネクタ3をネジ1によりネジ
止めする際、直接コネクタ3にネジ止めするのではな
く、コネクタ3にブラケットを装着してブラケット10
を基板2にネジ止めする。ブラケット10の本体部11
をU字状に曲折させ二重構造として、折り返し片14を
リフロー半田付けで固定する。その後、ネジ1によりネ
ジ締めを行ってブラケット10を基板2に固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器内に配置
されるプリント基板等の表面実装用として用いられるコ
ネクタの固定構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プリント基板に設けられたコンタクトパ
ットにコネクタの端子部を重ねてフロー又はリフローで
半田付けしてコネクタをプリント基板に固定する表面実
装タイプのコネクタがある。
【0003】この表面実装タイプのコネクタにおいて、
例えばプラグコネクタを挿抜すると、挿抜する際に掛か
る負荷により、コネクタの半田付けするための脚である
ソルダーテール部分にストレスが生じる。そのため、補
強方法として、補強金具やネジ止め等が半田付けととも
に併用されている。
【0004】従来技術におけるコネクタの固定構造の構
成例を図9〜図10に示した。図9は補強金具としてネ
イルを用いたコネクタの固定構造の構成例を示した。図
9のようにコネクタ3の基板2への固定方法として、コ
ネクタ3の端部にフランジ22を設け、フランジ22に
金属製のネイル21を取り付け、基板2と接している前
記ネイル21の底面を半田付けして固定している。
【0005】また、図10はコネクタをネジ止めして固
定する構成例を示す図である。従来のコネクタの固定構
造としては、コネクタをネジ止めして固定したものが多
く用いられる。図10のように、コネクタ3の端部にネ
ジ止め用の穴やU字溝等が空けられたフランジ22が設
けられている。フランジ22の穴23にネジ1を通しネ
ジ止めしてコネクタ3を基板2に固定している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術の場合には、下記のような問題が生じていた。図
9のようにコネクタ3をネイル21を用いて補強する方
法では、基板2への固定が、半田付けのみによってなさ
れているため固定力は不安定であり、固定強度の点で信
頼性が低い。
【0007】一方、図10に示したコネクタ3のネジ止
め方法では、ネジ1を締め付ける力(ネジ締めトルク)が
過大になると、それに応じてネジ1による圧縮力が増大
し、フランジ22の材料である樹脂の物理強度を上回る
圧縮力が加わることになる。その結果、図11に示すよ
うに、フランジ22の変形や割れなどの不具合を生じる
問題があった。
【0008】そこで、ネジ締めトルクを低めに管理し、
変形を生じさせない領域にてネジ締めを行わなければな
らなかったが、ネジ止めが不十分であると経時変化によ
るネジの緩みが懸念された。そのため、ネジ締めトルク
の決定の際には慎重且つきめ細かい判断をしなければな
らなかった。
【0009】また、コネクタ3のネジ締めの際には、ネ
ジ締めトルクによる回転モーメントでコネクタ3に過大
な回転モーメントが掛かる。その結果、コネクタ3の回
転モーメントによってコネクタ3の基板2と半田付けさ
れているソルダーテール部分に不要なストレスが生じて
しまう。
【0010】本発明は上記の課題を解決するためになさ
れたものであり、その目的は、ネジ締めトルクの管理が
容易で、ネジ止めの固定時における信頼性および経時的
信頼性があるコネクタの固定構造を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のコネクタの固定構造は、基板にコネクタを
ネジ部材によりネジ止めする際、直接前記コネクタにネ
ジ止めするのではなく、前記コネクタにブラケットを装
着して前記ブラケットを前記基板にネジ止めする。
【0012】前記ブラケットを前記ネジ部材によりネジ
締めすると、前記ブラケットは基板方向に押し付けられ
るとともに、装着されている前記コネクタを基板方向に
押し付けて前記コネクタは前記基板上に固定される。
【0013】この構成によると、ネジ締めする際に発生
するネジ締めトルクは固定された前記ブラケットに掛か
るので、前記コネクタへの負荷は一定量しか掛からな
い。
【0014】また、前記コネクタの本体部をU字状に曲
折させ二重構造として、その下面を前記基板に固定して
おくことで、ネジ締めトルクによる前記ブラケットの回
転を抑制でき、前記コネクタに過大なネジ締めトルクに
よる不要な回転モーメントが掛かり、ソルダーテール部
にストレスが掛かる不具合も抑制できる。
【0015】具体的には、基板上に表面実装されるコネ
クタの固定構造であって、コネクタハウジングの端面か
ら並行に突出した一対の突起部と、その突起部に装着し
たブラケットと、そのブラケットを前記基板にネジ止め
するネジ部材とを備え、前記ブラケットは、前記一対の
突起部間に配置される本体部と、前記一対の突起部を挟
持する左右のアーム部と、前記本体部に設けられ前記ネ
ジ部材を通すネジ穴とを備え、前記左右のアーム部は、
前記本体部を前記基板上にネジ止めした状態で、前記突
起部を前記基板に押し付ける方向の力が作用するように
設定されている。
【0016】すなわち、ネジの座面による面圧で直接コ
ネクタを固定するのではなく、前記突起部を前記ブラケ
ットのアーム部で挟み込み、前記ブラケットを前記ネジ
部材で固定する。これによりネジ締めトルクの大きさに
関わらず、一定の量の力で前記コネクタの突起部を前記
基板方向に押さえることが可能となる。
【0017】また、前記ブラケットの底面が基板面に密
着した時点で前記ブラケットの移動は制限されるため、
ネジ締めトルクを上げても、それ以上前記コネクタに負
荷が掛かることはなく、押さえつける力は一定のものと
なる。
【0018】従って、従来の方法のようにネジ締めトル
クの過大による本体部の変形や破壊が発生することがな
く、且つ幅広いネジ締めトルクの範囲で一定の締め付け
力を得られるため、ネジ締めトルクの管理も容易とな
る。
【0019】前記ブラケットは金属板の加工により形成
され、前記本体部は、U字状の折り返し片によって二重
構造とされ、且つ前記ブラケットを前記突起部に装着し
た状態で前記折り返し片が前記基板表面に接触している
構造とする。
【0020】この構造によれば、前記本体部をU字型に
曲げ二重構造とすることで、ネジ締め前に予めその下面
を基板面に密着する位置とすることができる。そして、
ブラケット部材を金属製とすれば半田付けに適合し、前
記折り返し片を前記コネクタのリフロー半田付け工程で
前記基板と固定することもできる。
【0021】つまり、前記ブラケットにネイルとしての
機能を併せ持たせることができ、前記コネクタの前記基
板上での固定におけるの補強手段としても有効である。
【0022】前記ブラケットを二重構造として上面と下
面に隙間を設けることにより、下面の前記折り返し片を
半田付けにより固定してからでも、前記ブラケットをネ
ジ止めすることが可能となる。
【0023】さらに、前記ブラケットを二重構造とする
ことでワッシャの役目も果たすことから、ネジ締め後の
ネジの緩みも防止することができる。
【0024】前記突起部には、前記ブラケットのアーム
部を嵌合させるための溝が設けられることが望ましい。
【0025】前記突起部に溝を設けることにより、前記
ブラケットのアームを前記コネクタに取り付ける際に
は、前記突起部上で前記ブラケットのアームがずれるこ
となく容易に取り付けることができる。
【0026】また、両者が嵌合することにより前記ブラ
ケットの横方向への位置決めが確実に行われ前記ブラケ
ットは固定される。
【0027】前記一対の突起部間には挿入溝が設けら
れ、前記ブラケットには、前記挿入溝に挿入すること
で、前記ブラケットを突起部に対して装着する装着片が
設けられると有効である。
【0028】前記挿入溝に前記ブラケットの装着片が挿
入されることで前記ブラケットの縦方向の位置決めがさ
れ固定される。これにより、前記ブラケットはより強固
に前記突起部に装着される。
【0029】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照し、この発明の
実施の形態について詳細に説明する。ただし、この実施
の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、
その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、
この発明の技術的範囲をそれらのみに限定する趣旨のも
のではない。また、以下の図面において、前述の従来技
術の説明で用いた図面に記載された部材、および既述の
図面に記載された部材と同様の部材には同じ番号を付
す。
【0030】図1から図8を参照して、本発明のSMT
(Surface Mount Technology)コネクタ(以下コネクタ3
と称す)の固定方法について説明する。
【0031】(ブラケット10の構成)図4から図6はブ
ラケット10の構成を示す概略図である。基板2とコネ
クタ3とをネジ止めする際のネジ1が挿入されるネジ穴
12を中央に形成された本体部11は、ブラケット10
の中心に位置する。
【0032】本体部11は、一端を下方向にU字状に曲
折して折り返し片14を設ける。本体部11と折り返し
片14とは二重構造となる。折り返し片14は、基板2
と半田付け等により固定される。折り返し片14にも本
体部11と同じ大きさのネジ穴12が形成されている。
各々のネジ穴12は位置合わせされ重なっておりネジ1
が挿入可能な状態にある。
【0033】本体部11において、折り返し片14が設
けられた端部の他端には、折り返し片14とは反対方向
に、本体部11に対して垂直に装着片15を設ける。装
着片15は、コネクタ3の挿入溝6に挿入され固定され
る。これによりブラケット10は縦方向(ブラケット1
0短手方向)の位置決めがされる。
【0034】本体部11において、装着片15が設けら
れた端部と隣接する本体部11のもう一方の両端には、
装着片15と同方向に各々アーム部13を設ける。アー
ム部13はフックのような形状となっており、コネクタ
3の突起部5にはめ込まれて突起部5を挟持し、横方向
(ブラケット10長手方向)の位置決めがされる。
【0035】なお、ブラケット10は金属板の加工によ
り形成される。ブラケット10を金属製とするのは、ブ
ラケット10が基板2と折り返し片14において半田付
けするのに適合するためである。
【0036】(コネクタ3の構成)図1から図3は、コネ
クタ3をネジ止めする工程を示す概略図である。同図に
はコネクタ3の一端の構成が示されているが、その他端
も同様の構成となっている。プリント基板等の基板2に
表面実装されるコネクタ3(SMTコネクタ)において、
ハウジング4内にはコネクタ3のコンタクト(図示せず)
が配列されており、各コンタクトは、コネクタ3の底面
より基板2上のコンタクトパッドに重ねられ半田付けさ
れている。
【0037】ハウジング4の端部には切欠きを有する挿
入溝6を設ける。挿入溝6にブラケット10の装着片1
5が挿入されることにより縦方向の位置決めがされ、コ
ネクタ3とブラケット10とはより強固に固定される。
挿入溝6の長手方向の両端よりブラケット10を取り付
ける突起部5を対向するように並列して突設する。突起
部5にはブラケット10のアーム部13がはめ込まれる
ように溝7が形成されている。ブラケット10は、対向
する突起部5に挟まれた空間内に配置される。
【0038】(コネクタ3の固定の工程)次に、基板2と
コネクタ3とのネジ止めによる固定の工程について詳述
する。図1から図3へと順にネジ止め工程が示されてい
る。図1は、コネクタ3にブラケット10を取り付ける
工程を示している。ブラケット10において、アーム部
13は突起部5に形成された溝7に取り付けられ突起部
5を挟持し、横方向の位置決めがされ固定される。突起
部5に溝7が形成されていることによって、アーム部1
3の取り付け、横方向の位置決め、および固定を確実に
行うことができる。
【0039】同時に、装着片15は、基板2と対向する
方向(図中上方向)から基板2と挿入溝6に挿入され、縦
方向の位置決めがされ固定される。コネクタ3に挿入溝
6を、ブラケット10に装着片15を設けることによっ
て、ブラケット10の装着、縦横方向の位置決め、およ
び固定を確実に行うことができる。その際、本体部11
は対向する突起部5に挟まれた空間内に配置される。以
上のような工程でブラケット10はコネクタ3に装着さ
れる。
【0040】ブラケット10は上記のように配置される
ことにより図2に示すように縦方向、横方向の位置決め
がされる。ブラケット10は図2に示すように安定して
装着される。その際、ブラケット10の折り返し片14
は基板2と当接している。
【0041】図2は、ブラケット10をネジ1によりネ
ジ締めする工程を示している。折り返し片14の基板2
と当接している面を基板2にリフローで半田付けを行っ
て、基板2とブラケット10とを固定する。半田付け
は、ネジ穴の部分は避けて行われる。なお、本実施の形
態ではリフローで半田付けを行っているが、特にこれに
限定する趣旨ではなく、フローで半田付けしても構わな
い。
【0042】半田付けによる固定が終了してから、ネジ
1は基板2と対向する方向(図2上方向)から基板2の裏
面方向へネジ穴12を通され、その後ネジ締めが行われ
る。ネジ1には、タッピンネジ等の一般的なものを用い
てネジ締めを行う。図3は、ネジ締めを完了した状態を
示している。コネクタ3は上記の工程を経てブラケット
10を介して基板2にネジ止めにより固定される。
【0043】なお、本実施の形態はネジ1にタッピンネ
ジを用いているが、特にこれに限定する趣旨ではない。
例えば、基板2にも予めネジ穴を形成しておいて、ネジ
1にボルトを用いてネジ締めを行い、ボルトを穴に通し
た後、基板2の裏面からナットにて締め付ける構成であ
ってもよい。
【0044】(コネクタ3の固定の構造)図7および図8
は、図2中のX−X間を断面としたブラケットを基板に
ネジ止めする際の状態を示す断面図である。図7はネジ
締め前の状態を、図8はネジ締め後の状態をそれぞれ示
している。
【0045】図7において、基板2と半田付けされてい
る折り返し片14と本体部11との隙間をA、突起部5
とアーム部13との隙間をBでそれぞれ表わしている。
A、Bの隙間を比較すると、 A>B という関係に設
定されている。
【0046】ネジ1によりブラケット10をネジ締めす
ると、図8のようにネジ1は基板2方向(図中下方向)に
ネジ締めされる。そのため、本体部11もネジ1により
基板2方向に押し付けられ、Aの隙間はなくなり本体部
11と折り返し部14は当接する。本体部11が基板2
方向に押し付けられると同時に、アーム部13にも突起
部5を基板2方向に押し付ける力が働く。
【0047】ここで、A、Bの隙間は、A>Bという関
係であり、AよりもBの間隔のほうが小さく設定されて
いるため、ネジ締めによりブラケット10を基板方向に
押し付ける力が加わり本体部11と折り返し片14とが
当接する状態では、Bの隙間もなくなりアーム部13は
突起部を安定した一定の力で基板2方向に押し付ける力
が作用する。
【0048】一方、ネジ締めの際にはネジ締めする部位
にネジ締めトルクが加わる。従来例では、コネクタの一
部を直接ネジ止めしていたので、ネジ締めトルクにより
樹脂製のコネクタは変形や割れなどの不具合を生じる問
題があった。
【0049】図8におけるネジ締めの際には、ネジ締め
トルクは固定された金属製のブラケット10に掛かり、
コネクタ3への負荷は一定量しか掛からないので上記の
ような問題は起こらない。そのため、ブラケット10を
十分にネジ締めを行うことができ、ネジ締めトルクを低
めに維持する管理の煩雑さや、それによるネジ締めの不
十分さも問題とはならない。よって、ネジ止め固定にお
けるネジ締めトルクの管理が容易になる。
【0050】さらに、ブラケット10を十分にネジ締め
を行うとともに、本体部11はネジ締めの工程において
ワッシャの働きをもする。これにより、確実にネジ締め
を完了した上で、その後も経時的にネジの緩みを防止で
きるので、ネジ締めの経時的信頼性も向上する。
【0051】また、ブラケット10の本体部11をU字
状に折り曲げ二重構造として、折り返し片14を予め基
板面に当接する位置とし、折り返し片14と本体部11
との間にネジ1の締め付けにより固定するのに適した隙
間Aが設けられていることにより、ネジ締めを行う前の
工程で、折り返し片14をリフロー半田付けで固定す
る。
【0052】その後、ブラケット10のネジ締めによっ
てネジ締めトルクによる回転モーメントが掛かっても、
ブラケット10は半田付けにより固定されているのでブ
ラケットが回転したり、ずれたりすることはない。従っ
て、ブラケット10が装着されているコネクタ3に過度
な回転モーメントが掛かることもない。
【0053】ブラケット10を基板2に固定することに
より、ネジ締めトルクによるブラケット10の回転やず
れを抑制でき、コネクタ3に過度なネジ締めトルクによ
る回転モーメントが掛かり、コネクタ3のソルダーテー
ル部にストレスが掛かる不具合も抑制できる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、コネク
タを直接基板にネジ止めせずに前記コネクタに二重構造
の金属製ブラケットを装着してネジ締めを行うことで、
ネジ締めトルクの管理が容易になることによるネジ止め
作業時の作業性の向上、およびネジ締めの信頼性とネジ
止めの経時的信頼性向上を実現できる。
【0055】また、ブラケットをネジ締め以前に予め基
板に固定しておくことで、ネジ締めトルクによる前記ブ
ラケットの回転を抑制でき、コネクタに過大なネジ締め
トルクによる不要な回転モーメントが掛かり前記コネク
タのソルダーテール部にストレスが掛かる不具合も抑制
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかるコネクタをネジ止
めする工程を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態にかかるコネクタをネジ止
めする工程を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態にかかるコネクタをネジ止
めする工程を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態にかかるブラケットの構成
を示す平面図である。
【図5】本発明の実施の形態にかかるブラケットの構成
を示す断面図である。
【図6】本発明の実施の形態にかかるブラケットの構成
を示す背面図である。
【図7】本発明の実施の形態にかかるブラケットを基板
にネジ止めする際の、ネジ締め前の状態を示す断面図で
ある。
【図8】本発明の実施の形態にかかるブラケットを基板
にネジ止めする際の、ネジ締め後の状態を示す断面図で
ある。
【図9】従来の技術におけるコネクタに補強金具として
ネイルを用いた構成例を示す斜視図である。
【図10】従来の技術におけるコネクタをネジ止めする
工程を示す斜視図である。
【図11】従来の技術におけるコネクタをネジ止めした
際に起こりうる、コネクタに亀裂の入った状態を示す斜
視図である。
【符号の説明】
1 ネジ 2 基板 3 (SMT)コネクタ 4 ハウジング 5 突起部 6 挿入溝 7 溝 10 ブラケット 11 本体部 12 ネジ穴 13 アーム部 14 折り返し片 15 装着片 21 ネイル 22 フランジ 23 穴(ねじ止め用)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4E353 AA05 AA16 AA17 BB05 CC01 CC12 CC13 CC33 DD02 DD05 DR13 DR17 DR29 DR34 DR49 EE08 GG09 GG16 GG29 5E023 AA16 GG15 HH18 HH30 5E087 MM02 MM12 RR25 RR49

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に表面実装されるコネクタの固定
    構造であって、 コネクタハウジングの端面から並行に突出した一対の突
    起部と、その突起部に装着したブラケットと、そのブラ
    ケットを前記基板にネジ止めするネジ部材とを備え、 前記ブラケットは、前記一対の突起部間に配置される本
    体部と、前記一対の突起部を挟持する左右のアーム部
    と、前記本体部に設けられ前記ネジ部材を通すネジ穴と
    を備え、 前記左右のアーム部は、前記本体部を前記基板上にネジ
    止めした状態で、前記突起部を前記基板に押し付ける方
    向の力が作用するように設定されている、コネクタの固
    定構造。
  2. 【請求項2】 前記ブラケットは金属板の加工により形
    成され、前記本体部は、U字状の折り返し片によって二
    重構造とされ、且つ前記ブラケットを前記突起部に装着
    した状態で前記折り返し片が前記基板表面に接触してい
    る、請求項1に記載のコネクタの固定構造。
  3. 【請求項3】 前記突起部には、前記ブラケットのアー
    ム部を嵌合させるための溝が設けられている、請求項1
    に記載のコネクタの固定構造。
  4. 【請求項4】 前記一対の突起部間には挿入溝が設けら
    れ、前記ブラケットには、前記挿入溝に挿入すること
    で、前記ブラケットを突起部に対して装着する装着片が
    設けられている、請求項1に記載のコネクタの固定構
    造。
JP2001045439A 2001-02-21 2001-02-21 コネクタの固定構造 Pending JP2002252053A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001045439A JP2002252053A (ja) 2001-02-21 2001-02-21 コネクタの固定構造
US10/081,850 US6579123B2 (en) 2001-02-21 2002-02-20 Connector attachment structure

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001045439A JP2002252053A (ja) 2001-02-21 2001-02-21 コネクタの固定構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002252053A true JP2002252053A (ja) 2002-09-06

Family

ID=18907233

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001045439A Pending JP2002252053A (ja) 2001-02-21 2001-02-21 コネクタの固定構造

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6579123B2 (ja)
JP (1) JP2002252053A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008102163A (ja) * 2006-10-17 2008-05-01 Dx Antenna Co Ltd 電子機器ユニットの取付構造
WO2010119517A1 (ja) * 2009-04-14 2010-10-21 富士通株式会社 電子機器
JP2012004031A (ja) * 2010-06-18 2012-01-05 Toshiba Corp 電子機器
DE102011088279A1 (de) 2010-12-14 2012-06-14 Denso Corporation Elektronische vorrichtung und verfahren zu deren herstellung
JP2014114834A (ja) * 2012-12-06 2014-06-26 Fujitsu Ltd バネ付座金及び固定具

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW559395U (en) * 2003-04-30 2003-10-21 Hon Hai Prec Ind Co Ltd Electrical connector
TW566691U (en) 2003-05-05 2003-12-11 Hon Hai Prec Ind Co Ltd Electrical connector
US6884112B1 (en) * 2004-01-30 2005-04-26 Hon Hai Precision Ind. Co., Ltd. Electrical connector having improved securing member
JP4498914B2 (ja) * 2004-12-27 2010-07-07 矢崎総業株式会社 固定金具
US7393244B1 (en) * 2007-03-08 2008-07-01 International Business Machines Corporation Method and apparatus for restricting rotational moment about a longitudinal axis of SMT connectors
CN101272021B (zh) * 2007-03-20 2011-04-13 富士康(昆山)电脑接插件有限公司 电连接器
DE102008022257B4 (de) * 2007-05-24 2012-02-09 Yazaki Corporation Fixierungsklammer, Verfahren zum Fixieren der Fixierungsklammer und Aufbau zum Fixieren der Fixierungsklammer
JP4458123B2 (ja) * 2007-07-10 2010-04-28 住友電装株式会社 自動車用の電気接続箱
US7819693B2 (en) * 2008-09-30 2010-10-26 Hon Hai Precision Ind. Co., Ltd. LGA socket having improved standoff
US7891989B2 (en) * 2009-06-18 2011-02-22 J. S. T. Corporation Electrical connector and electrical connector housing
WO2011120236A1 (zh) * 2010-04-02 2011-10-06 海能达通信股份有限公司 一种功率放大器固定装置及通讯设备
CN103941802A (zh) * 2013-01-17 2014-07-23 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 内存条插槽及电子装置
CN103607843B (zh) * 2013-11-19 2016-09-07 深圳安信卓科技有限公司 功率放大器的固定装置及方法
KR102325744B1 (ko) * 2017-03-06 2021-11-11 엘에스일렉트릭(주) 전자기기 고정용 브라켓 및 전자기기 고정 구조
CN110299606B (zh) * 2018-03-22 2024-06-21 Oppo广东移动通信有限公司 电子设备及其弹片组件、弹片
US10959323B1 (en) 2019-09-06 2021-03-23 Performance Motion Devices, Inc. Over-torque protection features for mounting an electronic device to a heat dissipation object
CN113488810B (zh) * 2021-06-15 2024-04-09 Tcl通讯(宁波)有限公司 一种头戴设备数据线的连接结构及头戴设备

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3393993B2 (ja) * 1998-04-15 2003-04-07 タイコエレクトロニクスアンプ株式会社 電気コネクタ
JP2000113926A (ja) * 1998-10-01 2000-04-21 Hirose Electric Co Ltd 表面実装型コネクタ
US6227906B1 (en) * 1999-12-21 2001-05-08 Hon Nai Precision Ind. Co., Ltd. Connector to circuit board securing arrangement
TW461603U (en) * 2000-09-29 2001-10-21 Hon Hai Prec Ind Co Ltd Electrical connector

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008102163A (ja) * 2006-10-17 2008-05-01 Dx Antenna Co Ltd 電子機器ユニットの取付構造
WO2010119517A1 (ja) * 2009-04-14 2010-10-21 富士通株式会社 電子機器
KR101189734B1 (ko) 2009-04-14 2012-10-10 후지쯔 가부시끼가이샤 전자 기기
JP5234174B2 (ja) * 2009-04-14 2013-07-10 富士通株式会社 電子機器
US8553398B2 (en) 2009-04-14 2013-10-08 Fujitsu Limited Electronic apparatus
JP2012004031A (ja) * 2010-06-18 2012-01-05 Toshiba Corp 電子機器
DE102011088279A1 (de) 2010-12-14 2012-06-14 Denso Corporation Elektronische vorrichtung und verfahren zu deren herstellung
DE102011088279B4 (de) 2010-12-14 2022-06-15 Denso Corporation Elektronische Vorrichtung und Verfahren zur deren Herstellung
JP2014114834A (ja) * 2012-12-06 2014-06-26 Fujitsu Ltd バネ付座金及び固定具

Also Published As

Publication number Publication date
US6579123B2 (en) 2003-06-17
US20020168893A1 (en) 2002-11-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002252053A (ja) コネクタの固定構造
US6538197B1 (en) Conductive member
JPH05114428A (ja) 大電流基板の製造方法
JP5048188B2 (ja) 液晶パネル導電接続構造
KR20070026377A (ko) 커넥터
EP0872919A2 (en) Circuit board electrical connector
JP2872023B2 (ja) 表面実装用コネクタ
US5423696A (en) Shield connector
WO2013054400A1 (ja) 配線導体の接続構造
JP2008270234A (ja) 基板の固定構造、基板固定スペーサおよび基板ユニット
JP3170196B2 (ja) 端子板の接続構造
JPH0127566Y2 (ja)
JPH10199591A (ja) 電気機器の端子装置
JP2002100427A (ja) 配線基板接続用端子
JPH0696806A (ja) 板端子
JP2510959Y2 (ja) 電気コネクタの仮留めピン
JP3919520B2 (ja) 電子回路装置
JPH04206172A (ja) コネクタ
JP2000307271A (ja) プリント基板の取付構造
JPH07153510A (ja) 表面実装型コネクタ
JP2869002B2 (ja) 電線接続端子
JPH041743Y2 (ja)
KR950009146Y1 (ko) 자동차계기판용 인쇄회로기판의 커넥터핀구조
JPH0727678Y2 (ja) 放熱部品の固定構造
JPH0611581Y2 (ja) 発熱部品取付機構