JP2008270234A - 基板の固定構造、基板固定スペーサおよび基板ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】基板間コネクタにねじり応力を作用させることなく、2枚の基板を相互に固定すること。
【解決手段】基板の固定構造は、2枚の基板2,3を相互に接続する面実装の基板間コネクタ10を2枚の基板間に重ね合わせた状態で、2枚の基板2,3を相互に固定する基板の固定構造であって、一方の端部に設けられ、一方の基板2が固定される第1固定部21と、他方の端部に設けられ、他方の基板3が固定される第2固定部22と、第1固定部21と第2固定部22とを連結するスペーサ部23と、を有する少なくとも1つの基板固定スペーサ20を備え、第1固定部21および第2固定部22の少なくとも一方は、基板3を挟む挟持片部31および挟持受け片部33と、挟持片部31および挟持受け片部33を介して基板3を挟持固定する挟持固定ねじ35と、により構成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、基板間コネクタにより接続した2枚の基板を相互に固定する基板の固定構造、基板固定スペーサおよび基板ユニットに関する。
従来、同一面内に並設された2枚の基板と、2枚の基板を接続する基板間コネクタと、を備えたものが知られている(特許文献1参照)。この2枚の基板は、基板間コネクタにより接続されると共に、各基板の四隅に設けられた取付け穴を介して、それぞれケースにねじ止め固定されている。
特開2004−057292号公報
ところで、基板の設置スペースの都合上、2枚の基板を並設することが難しい場合、2枚の基板を重ねるようにして、基盤間コネクタにより接続することが考えられる。この場合、2枚の基板は、一端部で基板間コネクタにより接続されると共に、他端部でスペーサを介してねじ止め固定されることになる。
しかしながら、基板同士をねじ止め固定すると、ねじ止めに伴う回転モーメントにより、基板間コネクタをねじるような応力が生ずる。このため、この残留応力により、経時的に基板間コネクタの半田付け部分が破損してしまうことが想定される。
本発明は、基板間コネクタにねじり応力を作用させることなく、2枚の基板を相互に固定することができる基板の固定構造、基板固定スペーサおよび基板ユニットを提供することを課題とする。
本発明の基板の固定構造は、2枚の基板を相互に接続する面実装の基板間コネクタを2枚の基板間に重ね合わせた状態で、2枚の基板を相互に固定する基板の固定構造であって、一方の端部に設けられ、一方の基板が固定される第1固定部と、他方の端部に設けられ、他方の基板が固定される第2固定部と、第1固定部と第2固定部とを連結するスペーサ部と、を有する少なくとも1つの基板固定スペーサを備え、第1固定部および第2固定部の少なくとも一方は、基板を挟む挟持片部および挟持受け片部と、挟持片部および挟持受け片部を介して基板を挟持固定する挟持固定ねじと、により構成されていることを特徴とする。
この構成によれば、第1固定部および第2固定部の少なくとも一方において、挟持固定ねじにより挟持片部および挟持受け片部を介して基板を挟持固定するようにしているため、挟持固定ねじの締め付けに伴う回転モーメントは、挟持片部および挟持受け片部を相互に引き付けるように作用する。すなわち、挟持固定ねじが基板を直接固定せず、挟持片部および挟持受け片部を介して間接的に固定するため、基板が受ける回転モーメントが抑制される。このため、基板同士のねじれを抑制することができ、基板間コネクタに残留応力が生ずるのを防止することができる。なお、第1固定部および第2固定部を上記の構造としてもよいし、第1固定部および第2固定部の一方のみを上記の構造としてもよい。
この場合、第1固定部および第2固定部の一方は、基板を挟む挟持片部および挟持受け片部と、挟持片部および挟持受け片部を介して基板を挟持固定する挟持固定ねじと、により構成され、他方は、基板に添設される添設片部と、添設片部を基板に固定する添設固定ねじと、により構成されていることが好ましい。
この構成によれば、第1固定部および第2固定部の一方を、上記のような基板間コネクタに残留応力が作用しない構造として,他方を基板を添設固定する構造としているため、全体として基板固定スペーサの構造を単純化することができる。
この場合、挟持受け片部と添設片部とは、スペーサ部と一体に形成されていることが好ましい。
この構成によれば、挟持受け片部および添設片部と、スペーサ部とが一体に形成されるので、部品点数を削減することができると共に、単純な構成にすることができる。
この場合、挟持受け片部、添設片部およびスペーサ部は、断面略「コ」字状に形成されていることが好ましい。
この構成によれば、挟持受け片部、添設片部およびスペーサ部をプレス成形等で簡単に作製することができる。また、断面略「コ」字状の上辺および下辺部分に対して、2枚の基板が略均一に当接するため、スペーサとしての機能を損なうことがない。
これらの場合、挟持固定ねじは、挟持片部を貫通して挟持受け片部に螺合し、スペーサ部には、挟持片部が係止される係止部が形成され、挟持片部は、係止部に対し回転止め状態で係止されていることが好ましい。
この構成によれば、挟持片部は係止部に対し回転止め状態で係止されているので、挟持片部が受けた回転モーメントをスペーサ部に吸収させることができ、基板への回転モーメントによる影響をさらに抑制することができる。
これらの場合、スペーサ本体、挟持片部、挟持受け片部および添設片部は、導電性材料で形成され、挟持片部および挟持受け片部は、一方の基板のアースに接触し、添設片部は、他方の基板のアースに接触していることが好ましい。
この構成によれば、2枚の基板の固定に供される部品を利用して、基板同士を電気的に接続することができ、特別の部品を用いることなく両基板の接地を行うことができる。
本発明の基板固定スペーサは、上記した基板の固定構造に用いられることを特徴とする。
この構成によれば、基板固定に伴う回転モーメントによる残留応力が基板間コネクタに作用しないので、経時的な基板間コネクタの破損を防止することができると共に、基板同士を安定した状態で固定することができる。
本発明の基板ユニットは、上記した基板の固定構造を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、2枚の回路基板を固定した場合に、固定に伴う回転モーメントによる残留応力が基板間コネクタに作用しないため、経時的な基板間コネクタの破損を防止することができる。
以下、添付の図面を参照して、本発明の実施形態に係る基板の固定構造および基板固定スペーサを適用した基板ユニットについて説明する。本実施形態に係る基板ユニットは、2枚の回路基板を面実装の基板間コネクタにより接続したものである。
図1および図2に示すように、基板ユニット1は、第1回路基板2と、第1回路基板2の上面に配設された第2回路基板3と、で構成され、第1回路基板2と第2回路基板3との間に介設された基板間コネクタ10により、第1回路基板2および第2回路基板3が重なり合うように接続されている。また、第1回路基板2および第2回路基板3の基板間コネクタ10から離れた辺の縁部(本実施形態では図1の左手前側)には、第1回路基板2を第2回路基板3に間隙を存して固定する基板固定スペーサ20が配設されている。なお、以下の説明では、基板間コネクタ10の抜き差し方向をZ軸方向とし、これに直交する面内方向のうち回路基板2の長手方向をX軸方向(図1の左右方向)、これに直交する方向をY軸方向(図1の上下方向)とする。
第1回路基板2は、図示では省略したが、その上面に各種の電子デバイスおよび入出力コネクタが搭載されており、これらデバイスがアース配線を含むプリント配線により接続され、回路を構成している。また、第1回路基板2における基板固定スペーサ20の位置には、固定用の貫通孔4が形成されている(図2(b)参照)。同様に、第2回路基板3の表裏両面には、図示では省略したが各種の電子デバイスが搭載されており、これらデバイスがアース配線を含むプリント配線により接続され、回路を構成している。
基板間コネクタ10は、面実装型の基板間コネクタ10であり、第1回路基板2の一端部上面に実装された雌コネクタ部12と、第2回路基板3の一端部下面に実装された雄コネクタ部11と、で構成されている。
雄コネクタ部11は、方形形状に形成されたハウジング内に、Z軸方向(第1回路基板2側)に突設した例えばバネ性の接続端子(図示省略)と、X軸方向に突設され第2回路基板3に半田付けされた複数のリード端子13と、を備えており、複数のリード端子13は、雄コネクタ部11を挟んで、所定の間隔でY軸方向に並んで配設されている。一方、雌コネクタ部12は、方形形状に形成されたハウジング内に、Z軸方向(第2回路基板3側)に突設した例えばピン状の接続端子(図示省略)と、X軸方向に突設され第1回路基板2に半田付けされた複数のリード端子14と、を備えており、複数のリード端子14は、雌コネクタ部12を挟んで、所定の間隔でY軸方向に並んで設けられている。雄コネクタ部11の接続端子が、雌コネクタ部12の接続端子に嵌合することで、第1回路基板2の回路と第2回路基板3の回路とが接続されている。
図2ないし図4に示すように、基板固定スペーサ20は、スチールや真ちゅう等の導電性の板材をプレス加工して形成されており、第1回路基板2を固定する第1固定部21と、第2回路基板3を固定する第2固定部22と、第1固定部21および第2固定部22を連結するスペーサ部23と、で構成されている。
第1固定部21は、スペーサ部23の下端から「L」字状に屈曲形成され、第1回路基板2の上面に添設する添設片部25と、添設片部25を第1回路基板2に固定する添設固定ねじ26と、で構成されている。添設片部25は、方形に形成され、その中央部には添設固定ねじ26が螺合する雌ねじ部27が形成されている(図4(b)参照)。第1回路基板2の貫通孔4を介して、雌ねじ部27に下方から螺合した添設固定ねじ26が締め付けることにより、添設片部(第1固定部21)25に、第1回路基板2が固定されている。また、添設片部25は、第1回路基板2を固定した状態で、第1回路基板2の上面に配設されたアース配線に接触している。なお、添設片部25の先端を内側にわずかに折り曲げて、アース配線との接触を確実なものとすることが好ましい。
第2固定部22は、第2回路基板3を挟む上側の挟持片部31および下側の挟持受け片部33と、挟持片部31および挟持受け片部33を介して第2回路基板3を挟持固定する挟持固定ねじ35と、で構成されている。
挟持受け片部33は、スペーサ部23の上端から「L」字状に切り起こすように屈曲形成され、スペーサ部23に連結された首板部33aと、首板部33aの先端に連なる方形の受け片本体33bとで、構成されている。(図4(b)参照)。受け片本体33bの中央部には、挟持固定ねじ35が螺合する雌ねじ部33cが形成されている。また、挟持受け片部33は、第2回路基板3を固定した状態で、第2回路基板3の下面に配設されたアース配線に接触している。この場合も、上記の添設片部25と同様に、挟持受け片部33の先端を折り曲げ形成することが好ましい。
挟持片部31は、挟持受け片部33とは別体に形成されており、方形の挟持片本体31aと、挟持片本体31aからスペーサ部23側に突設した挟持片突設部31bとで構成されている。挟持片本体31aの基部側から挟持片突設部31bに連なる部分は、上下方向に略クランク状に屈曲形成されている(図4(a)参照)。これにより、第2回路基板3を挟み込む際に、挟持片突設部31bと上記挟持受け片部33の首板部33aとがほぼ接触した状態となる。また、この状態で、挟持片突設部31bは、後述するスペーサ部23の係止部41に幅規制されるようにして係止されている。一方、挟持片本体31aの中央部には、挟持固定ねじ35が貫通する貫通孔(バカ孔)31cが形成されている。そして、受け片本体33bの先端側半部と、挟持片部31の挟持片本体31aとにより第2回路基板3を挟み込み、挟持片本体31aを貫通して受け片本体33bの雌ねじ部33cに螺合した挟持固定ねじ35を締め付けることにより、第2固定部22に第2回路基板3が挟持固定される。また、挟持片部31は、第2回路基板3を固定した状態で、第2回路基板3の上面に配設されたアース配線に接触している。この場合も、上記添設片部25および挟持受け片部33と同様に、挟持片部31の先端を折り曲げ形成することが好ましい。
図3に示すように、スペーサ部23は、下端部が添設片部25に連結されると共に、上端部が挟持受け片部33の首板部33aに連結されており、上部が凹んだ正面視略凹状に形成されている。すなわち、スペーサ部23、挟持受け片部33および添設片部25は、一枚の板材をプレス成形して、断面略「コ」字状に一体形成されている(図4(b)参照)。そして、スペーサ部23が、第2回路基板3のアース線に接触した挟持片部31および挟持受け片部33と、第1回路基板2のアース線に接触した上記添設片部25とを連結することにより、第1回路基板2と第2回路基板3とが導通し、第1回路基板2の入出力コネクタを介して、アースされている。
また、スペーサ部23の凹状部分は、挟持片部31の挟持片突設部31bを回転止め状態で係止する係止部41が構成されている。すなわち、上記凹状部分を構成する2つの突設部の内側部23aに、挟持片突設部31bが嵌合するようになっている。挟持固定ねじ35が締め付けると、挟持片突設部31bが上記内側部23aに位置規制され、挟持片部31の幅方向(X軸方向)への位置ずれが防止される。これにより、挟持片部31が受けた回転モーメントを、係止部41を介してスペーサ部23に逃がすことができ、第2回路基板3への回転モーメントが作用することがない。
次に、本実施形態に係る基板ユニット1の組立手順の一例について説明する。まず、添設固定ねじ26を締め付けて、添設片部25に第1回路基板2を固定する。次に、挟持受け片部33上面に第2回路基板3の先端部を載せるようにして、基板間コネクタ10により第1回路基板2および第2回路基板3を接続する。そして、挟持片突設部31bを首板部33aに重ね合わせた状態で、挟持片本体31aを第2回路基板3の先端部上面に載せ、挟持固定ねじ35を締め付けて、第2回路基板3を挟持固定する。
以上のように、本実施形態によれば、第1固定部21および第2固定部22の少なくとも一方において、挟持固定ねじ35により挟持片部31および挟持受け片部33を介して第2回路基板3を挟持固定するようにしているため、挟持固定ねじ35の締め付けに伴う回転モーメントは、挟持片部31および挟持受け片部33を相互に引き付けるように作用する。すなわち、挟持固定ねじ35が第2回路基板3を直接固定せず、挟持片部31および挟持受け片部33を介して間接的に固定するため、第2回路基板3が受ける回転モーメントが抑制される。このため、基板同士のねじれを抑制することができ、基板間コネクタ10に残留応力が生ずるのを防止することができる。
なお、本実施形態では、2枚の回路基板2,3を固定する場合を例に説明したが、これに限定されず、回路基板の枚数は任意の枚数である。また、本実施形態では、第2固定部22が、挟持固定ねじ35、挟持片部31および挟持受け片部33により第2回路基板3を挟持固定する構造としたが、第1固定部21および第2固定部22の両方を上記構造としてもよい。また、基板固定スペーサ20の配設位置は、上記位置に限定されるものではなく、任意の位置に配設可能である。さらに、本実施形態では、単一の基板固定スペーサ20を設けたが、例えば、2個の基板固定スペーサ20を、回路基板を挟んで対向する位置にそれぞれ設けてもよい。
次に、図5および図6を参照して、本発明の第2実施形態に係る基板ユニット1について説明する。なお、本実施形態において、上記第1実施形態の基板ユニット1と同じ構成部分については同じ符号を付して、その説明を省略する。
本実施形態に係る基板ユニット1では、第2固定部22において、上記第1実施形態とは逆に、挟持受け片部51が第2回路基板3の上側に、挟持片部61が第2回路基板3の下側に設けられている。すなわち、挟持固定ねじ35を締め付けると、挟持片部61が上方に引き寄せられて、第2回路基板3が挟持固定される。
具体的には、挟持受け片部51は、スペーサ部53の上端から「L」字状に切り起こすように屈曲形成され、スペーサ部53に連結された受け片凹部51aと、受け片凹部51aに連なる方形の受け片本体51bと、で構成されている。図5に示すように、受け片凹部51aを構成する2つの突設部分は、下方に向かって屈曲形成されている。また、受け片本体51bの中央部には、挟持固定ねじ35が貫通する貫通孔(バカ孔)51cが形成されている。
挟持片部61は、スペーサ部53側が凹んだ挟持片凹部61aと、挟持片凹部61aに連なる方形の挟持片本体61bと、で構成されており、挟持片凹部61aを構成する突設部分は、上方に向かって屈曲形成されている。また、挟持片本体61aの中央部には、挟持固定ねじ35が螺合する雌ねじ部61cが形成されている。そして、受け片凹部51aの下向き屈曲部分の内側に、挟持片凹部61aの上向き屈曲部分の外側を突き当てた状態で、受け片本体51bの先端側半部と、挟持片部61の挟持片本体61bとにより第2回路基板3を挟み込み、受け片本体51bを貫通して挟持片本体61bの雌ねじ部61cに螺合した挟持固定ねじ35を締め付けることにより、第2固定部22に第2回路基板3が挟持固定される。
スペーサ部53は、挟持受け片部51の切り起こしにより、上部が突設した正面視略凸状に形成されており、凸状部分に、挟持片部61の挟持片凹部61aを回転止め状態で係止する係止部57が構成されている。すなわち、上記凸状部分の外側部58に、挟持片凹部61aが嵌合するようになっている。また、上記の挟持片部61の屈曲部分が突き当てられる挟持受け片部51の屈曲部分も回転止めとして機能する。挟持固定ねじ35が締め付けると、挟持片凹部61aが上記外側部58に位置規制され、上記屈曲部分と併せて、挟持片部61の幅方向(X軸方向)への位置ずれが防止される。これにより、挟持片部61が受けた回転モーメントを、係止部57を介してスペーサ部53に逃がすことができ、第2回路基板3への回転モーメントが作用することがない。
次に、本実施形態に係る基板ユニット1の組立手順の一例について説明する。まず、基板間コネクタ10により第1回路基板2および第2回路基板3を接続する。次に、挟持固定ねじ35により、挟持受け片部51および挟持片部61を仮止めして、挟持受け片部51および挟持片部61の間に第2回路基板3を滑らせるように入れ込み、添設片部25の雌ねじ部27と第1回路基板2の貫通孔4との位置決めする。そして、添設固定ねじ26を締め付けて、添設片部25に第1回路基板2を固定すると共に、挟持固定ねじ35を本締めして、第2回路基板3を挟持固定する。
以上のように、第2実施形態においても、第1実施形態同様に、挟持固定ねじ35が第2回路基板3を、挟持片部61および挟持受け片部51を介して間接的に固定するため、第2回路基板3が受ける回転モーメントが抑制される。このため、基板同士のねじれを抑制することができ、基板間コネクタ10に残留応力が生ずるのを防止することができる。
本発明の実施形態に係る基板ユニットを上面から見た平面図である。 本実施形態に係る基板ユニットをY軸方向から見た側面図である。 基板固定スペーサの外観斜視図である。 (a)は、挟持片部の構造図であり、(b)は、挟持受け片部、添設片部およびスペーサ部の展開図である。 第2実施形態に係る基板固定スペーサの外観斜視図である。 (a)は、挟持片部の構造図であり、(b)は、挟持受け片部、添設片部およびスペーサ部の展開図である。
符号の説明
1…基板ユニット 2…第1回路基板 3…第2回路基板 10…基板間コネクタ 20…基板固定スペーサ 21…第1固定部 22…第2固定部 23…スペーサ部 31、61…挟持片部 33、51…挟持受け片部 41、57…係止部

Claims (8)

  1. 2枚の基板を相互に接続する面実装の基板間コネクタを前記2枚の基板間に重ね合わせた状態で、前記2枚の基板を相互に固定する基板の固定構造であって、
    一方の端部に設けられ、一方の前記基板が固定される第1固定部と、
    他方の端部に設けられ、他方の前記基板が固定される第2固定部と、
    前記第1固定部と前記第2固定部とを連結するスペーサ部と、を有する少なくとも1つの基板固定スペーサを備え、
    前記第1固定部および前記第2固定部の少なくとも一方は、前記基板を挟む挟持片部および挟持受け片部と、前記挟持片部および前記挟持受け片部を介して前記基板を挟持固定する挟持固定ねじと、により構成されていることを特徴とする基板の固定構造。
  2. 前記第1固定部および前記第2固定部の一方は、前記基板を挟む挟持片部および挟持受け片部と、前記挟持片部および前記挟持受け片部を介して前記基板を挟持固定する挟持固定ねじと、により構成され
    他方は、前記基板に添設される添設片部と、前記添設片部を前記基板に固定する添設固定ねじと、により構成されていることを特徴とする請求項1に記載の基板の固定構造。
  3. 前記挟持受け片部と前記添設片部とは、前記スペーサ部と一体に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の基板の固定構造。
  4. 前記挟持受け片部、前記添設片部および前記スペーサ部は、断面略「コ」字状に形成されていることを特徴とする請求項3に記載の基板の固定構造。
  5. 前記挟持固定ねじは、前記挟持片部を貫通して前記挟持受け片部に螺合し、
    前記スペーサ部には、前記挟持片部が係止される係止部が形成され、
    前記挟持片部は、前記係止部に対し回転止め状態で係止されていることを特徴とする請求項2ないし4のいずれかに記載の基板の固定構造。
  6. 前記スペーサ本体、前記挟持片部、前記挟持受け片部および前記添設片部は、導電性材料で形成され、
    前記挟持片部および前記挟持受け片部は、一方の前記基板のアースに接触し、
    前記添設片部は、他方の前記基板のアースに接触していることを特徴とする請求項2ないし5のいずれかに記載の基板の固定構造。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の基板の固定構造に用いられることを特徴とする基板固定スペーサ。
  8. 請求項1ないし6のいずれかに記載の基板の固定構造を備えたことを特徴とする基板ユニット。
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