JP6024680B2 - コネクタ支持構造 - Google Patents

コネクタ支持構造 Download PDF

Info

Publication number
JP6024680B2
JP6024680B2 JP2014019947A JP2014019947A JP6024680B2 JP 6024680 B2 JP6024680 B2 JP 6024680B2 JP 2014019947 A JP2014019947 A JP 2014019947A JP 2014019947 A JP2014019947 A JP 2014019947A JP 6024680 B2 JP6024680 B2 JP 6024680B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connector
circuit board
board
support structure
cover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014019947A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015149135A (ja
Inventor
伸浩 立花
伸浩 立花
白幡 啓
啓 白幡
耕平 奥田
耕平 奥田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2014019947A priority Critical patent/JP6024680B2/ja
Publication of JP2015149135A publication Critical patent/JP2015149135A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6024680B2 publication Critical patent/JP6024680B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Description

本発明は、回路基板がコネクタを支持する構造に関するものである。
従来、映像記録装置などの電子機器に組み込まれる回路基板が基板コネクタを支持する構造は、電子機器内部の基板ホルダに4隅を固定した回路基板にコネクタの端子部を半田で接合するものであった。そのため、基板コネクタに例えばケーブルコネクタなどの外部コネクタを接続する際、又は接続した状態で外部コネクタから基板コネクタが受ける力は、基板コネクタを回路基板に接合する半田接合部にそのまま掛かってしまい、特に基板面に対して垂直な方向の力を基板コネクタが受けると、半田接合部では曲げや反りなどによる応力が働き、半田クラックや変形、剥がれなどの破損を生じさせる虞があった。
上述の問題に対し、特許文献1では、ボード・ツー・ボードコネクタを使用している場合に、一方の回路基板において基板コネクタの両脇部分を突出した形状とすることで、基板コネクタが結合した状態では基板同士が接触する構造とし、基板コネクタに掛かる力を突出部分で受けて分散させる回路基板の固定構造が提案されている。
また、特許文献2では、基板コネクタに突起部を設け、回路基板を固定した基板ホルダには基板コネクタの突起部と係合う形状を設けることで、基板コネクタの底部及び突起部によって基板コネクタを基板ホルダに固定し、基板コネクタに接続するケーブルコネクタの着脱時において基板コネクタに掛かる力を基板ホルダで受ける基板コネクタの固定構造が提案されている。
さらに、特許文献3では、厚み方向に外部装置を着脱する基板コネクタを備えた回路基板において、基板の一端を弾性体によって支持することで、外部装置の着脱時に回路基板と基板コネクタとの接合部に掛かる力を基板の揺動により軽減させる基板支持構造が提案されている。
特開2000−332465 特開2001−068193 特開2013−080815 特開2010−170700
しかし、特許文献1に示されるものは、基板コネクタが完全に結合していない状態では回路基板の突出部分によって力を受けることができず、基板コネクタの着脱時に回路基板と基板コネクタとの接合部に力が掛かってしまう虞がある。
また、特許文献2に示されるものは、基板コネクタは多くの場合は樹脂でできており、樹脂は多少とも弾性を持つことから、基板コネクタと基板ホルダとが係合う部分での固定が弾性により僅かでも緩んでしまうと、回路基板と基板コネクタとの接合部に対して力が及び、接合部を破損させてしまうことが考えられる。
また、特許文献3に示されるものは、回路基板の揺動を抑えるための防止部が回路基板に当たる構造になっており、このため外部装置を基板コネクタから着脱する際に、外部装置から基板コネクタに掛かる力と、外部装置からの力に抗して回路基板の揺動を抑えるように防止部から働く力とが、回路基板と基板コネクタとの接合部に掛かることで、接合部を損傷させてしまう虞がある。
本発明は、上述のような問題を解決するためのものであり、電子機器の基板ホルダと、一端を前記基板ホルダに支持され、可撓性を有する回路基板と、前記回路基板の他端に固設され、外部コネクタが前記回路基板の前記一端に向けて嵌合される基板コネクタと、前記回路基板の表面側及び裏面側から前記基板コネクタに隙間を空けて対向して前記基板ホルダに設けられ、前記回路基板の基板面に垂直な方向に前記基板コネクタが変位するのを抑制する制動体と、を備え、前記回路基板は、前記外部コネクタと前記基板コネクタとが嵌合する方向への変位を抑制するよう、当該回路基板の前記一端で前記基板ホルダに支持されることを特徴とするコネクタ支持構造を提供するものである。
本発明によれば、端部を基板ホルダに支持された回路基板の他端に外部コネクタが回路基板の支持箇所に向けて嵌合する基板コネクタを設け、基板ホルダに回路基板の表面側と裏面側から基板コネクタに隙間を空けて対向する制動体を設ける、基板コネクタの支持構造とすることで、基板面に垂直な方向に基板コネクタが受ける力を回路基板のしなりによって分散させ、基板コネクタの変位は制動体抑えられて過度に回路基板のしなりを生じさせることなく、回路基板と基板コネクタとの接合部に掛かる力を低減させることができる。その結果、外部コネクタの着脱時及び嵌合状態において基板コネクタが受ける力によって、回路基板と基板コネクタとの接合部が破損することを防ぐ効果が得られる。
本発明の実施の形態1における、コネクタ支持構造を適用する映像記録装置を示す外観図である。 本発明の実施の形態1における、回路基板の自由端部側からみたコネクタ支持構造を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1における、回路基板の支持端部側からみたコネクタ支持構造を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1における、コネクタ支持構造の分解図である。 本発明の実施の形態1における、回路基板の表面側からみたコネクタ支持構造を示す平面図である。 本発明の実施の形態1における、図5のコネクタ支持構造の断面図である。 本発明の実施の形態1における、図6のコネクタ支持構造の基板コネクタとケーブルコネクタとの嵌合部分を拡大した断面図である。 本発明の実施の形態1における、制動体がケーブルコネクタに接触しない長さとしたコネクタ支持構造の基板コネクタとケーブルコネクタとの嵌合部分を拡大した断面図である。 本発明の実施の形態1における、コネクタ支持構造の半田接合部に発生する応力を示す応力分布図である。 本発明の実施の形態2における、回路基板の支持端部側からみたコネクタ支持構造を示す斜視図である。 本発明の実施の形態2における、回路基板の支持端部側からみたコネクタ支持構造を示す側面図とその拡大図である。 本発明の実施の形態2における、コネクタ支持構造の三面図である。 本発明の実施の形態3における、回路基板の支持端部側からみたコネクタ支持構造を示す斜視図である。 本発明の実施の形態3における、回路基板の支持端部側からみたコネクタ支持構造を示す側面図とその拡大図である。 本発明の実施の形態3における、コネクタ支持構造の三面図である。
実施の形態1.
図1は、本発明のコネクタ支持構造を適用する映像記録装置10を示す図である。
映像記録装置10は、映像を記録するハードディスク11、電子計算機などの外部装置と繋がる入出力デバイス12、並びに映像信号や制御信号等の信号処理を行う回路基板などを搭載しており、これらの電子デバイスを装置内部にある筐体13に収め、筐体13の外側を筐体カバー14で覆った構成としている。
図1の(a)は、筐体カバー14を着けた状態の映像記録装置10である。図1の(b)は、図1の(a)の筐体カバー14を外し筐体13が見える状態となっている映像記録装置10を示している。図1の(c)は、図1の(b)に示す映像記録装置10の向きを、ヨー軸ψに180度だけ回転した状態を示している。
本発明のコネクタ支持構造は、図1の(b)に見られる筐体13の点線枠Aで囲われた部分に実装されている。
尚、外部コネクタとは、コネクタ支持構造に対して外部から嵌合するコネクタの類をさし、例えばケーブルコネクタや基板コネクタなど本発明が適用できるものが含まれる。本発明では、外部コネクタにケーブルコネクタを採択し説明を行う。
図2は、図1の(b)の点線枠Aで示されるコネクタ支持構造を、ケーブルコネクタを基板コネクタに嵌合する向きからみた斜視図である。基板ホルダ20、回路基板21、基板固定ネジ22a及び22b、基板コネクタ23、ケーブルコネクタ24、クランパ25、並びにカバー26を図示している。
基板ホルダ20は、映像記録装置10の筐体13に装着され、回路基板21を支持するためのホルダである。
回路基板21は、映像記録装置10に実装されて映像信号や制御信号などの処理を行う、可撓性を有する電子回路基板である。回路基板21の一端は、回路基板21の裏面21bが基板ホルダ20に向き合う状態で、基板固定ネジ22a及び22bによって基板ホルダ20に固定されている。本発明では、回路基板21の基板ホルダ20によって支持された端部を支持端部と称する。
基板コネクタ23は、回路基板21の支持端部と向かい合う端部に、支持端部に向けてケーブルコネクタ24を嵌合する向きに固設されたコネクタである。基板コネクタ23と回路基板21とは半田で接合されている。本発明では、基板コネクタ23が設けられた回路基板21の端部を自由端部と称する。
ここで、コネクタ支持構造において、回路基板21の基板面に対し平行な平面上にあり、回路基板21に設けられた基板コネクタ23にケーブルコネクタ24を嵌合する向きを矢印Xで示すX方向の正の向きとし、回路基板21の基板面に対し垂直な方向で、かつ回路基板21の裏面21bから表面21aへの向きを矢印Zで示すZ方向の正の向きとし、矢印X及び矢印Zと直交し、右手系をなす向きを矢印Yで示すY方向の正の向きとして、X方向、Y方向、及びZ方向を定義する。
ケーブルコネクタ24は、ケーブルの先に設けられた、基板コネクタ23と嵌合するケーブルコネクタである。
尚、本発明においては、基板コネクタ23とケーブルコネクタ24のいずれがオス形状であっても、メス形状であっても、又はそれ以外のコネクタ形状であっても良い。
クランパ25は、ケーブルコネクタ24が繋がるケーブルの振止めとして基板ホルダ20に取り付けられる電子部品である。
カバー26は、基板コネクタ23又はケーブルコネクタ24に回路基板21の自由端部がZ方向の正の向きに僅かに変位できる程度の隙間を空けて対向して、回路基板21の表面21a側を跨いで基板ホルダ20に取り付けられる部品である。カバー26は、基板コネクタ23又はケーブルコネクタ24と接触することによって、回路基板21の自由端部が過度に変位するのを抑制する制動体として機能する。カバー26と基板コネクタ23又はケーブルコネクタ24との間に空けられる隙間幅に関しては後述する。
図3は、図2のコネクタ支持構造を回路基板21の支持端部側からみた斜視図である。スペーサ30a及び30bは、基板ホルダ20に固定して設けられた部品であり、基板固定ネジ22a及び22bによって、回路基板21を基板ホルダ20に固定している。
図4は、コネクタ支持構造を分解した状態を示す分解図である。カバー26のY方向に2つある端部のうち、正の向きにある端部にはカバー固定ネジ40が挿通する穴が設けられており、カバー固定ネジ40によって基板ホルダ20にネジ止めされる。また、カバー26のY方向の負の向きにある端部には突起部41a及び41bが設けられており、基板ホルダ20に開けられた開孔部42a及び42bと嵌合し、ネジ止め部分と合わせて3点で基板ホルダ20に固定されている。
L折曲部43は、カバー26の一部であり、ケーブルコネクタ24が近づく側の端部をZ方向の正の向きにL字に折り曲げた形状を示す。
Z折曲部44は、基板コネクタ23又はケーブルコネクタ24に回路基板21の自由端部がZ方向の負の向きに僅かに変位できる程度の隙間を空けて対向して、基板ホルダ20の一部をZ方向の正の向きにZ字に折り曲げた形状を示す。Z折曲部44は、基板コネクタ23又はケーブルコネクタ24と接触することによって、回路基板21の自由端部が過度に変位するのを抑制する制動体として機能する。Z折曲部44と基板コネクタ23又はケーブルコネクタ24との間に空けられる隙間幅に関しては後述する。
図5は、回路基板21の表面21a側からみたコネクタ支持構造の平面図である。
図6は、図5のコネクタ支持構造の一点鎖線(ア‐ア)における断面を、基板コネクタ23とケーブルコネクタ24が嵌合した状態でY方向の正の向きからみた、コネクタ支持構造の断面図である。
図7は、図6の点線枠Bに示される、基板コネクタ23とケーブルコネクタ24との嵌合部分を拡大した断面図である。
コネクタ端子部70は、基板コネクタ23から伸びるコネクタ端子であり、回路基板21の自由端部の表面21a側に半田で接合されている。
半田接合部71は、回路基板21とコネクタ端子70とが半田で接合された部分である。
ここで、基板コネクタ23、ケーブルコネクタ24、カバー26、及びZ折曲部44の、X方向及びZ方向の位置関係について説明する。
図7において、Si1及びSi2は、それぞれカバー26と基板コネクタ23との間隔幅及びZ折曲部44と基板コネクタ23との間隔幅を示す。Si1及びSi2は0より大きい値とする。
また、So1及びSo2は、それぞれカバー26とケーブルコネクタ24との間隔幅及びZ折曲部44とケーブルコネクタ24との間隔幅を示す。So1及びSo2は0より大きい値とする。
同じく図7において、Liは基板コネクタ23のX方向長さであり、カバー26及びZ折曲部44と基板コネクタ23との間隔幅がSi1及びSi2となる部分の長さを示す。Liは0より大きい値とする。
また、Loは、カバー26及びZ折曲部44のX方向長さであり、ケーブルコネクタ24の嵌合部位がカバー26及びZ折曲部44と接触する部分の長さを示す。Loは0以上の値とする。
図7のように、制動体であるカバー26及びZ折曲部44がケーブルコネクタ24に接触する長さとするためにLoを0より大きくとる場合は、Si1又はSo1の小さい方、並びにSi2又はSo2の小さい方が、僅かな間隔幅となるようにカバー26及びZ折曲部44のZ方向位置を調整する。ここでの僅かな間隔幅とは、例えば0.1mm程度である。
尚、カバー26のLoとZ折曲部44のLoとは完全に同じ長さでなくとも良く、多少異なっていてもケーブルコネクタ24の嵌合を導くのに十分な長さがあれば良い。
図8は、図7において、制動体であるカバー26及びZ折曲部44がケーブルコネクタ24に接触しない長さとするためにLoを0とした場合の、基板コネクタとケーブルコネクタとの嵌合部分を拡大した断面図であり、このような構造ではSi1及びSi2が僅かな間隔幅となるように、カバー26及びZ折曲部44のZ方向位置を調整する。ここでの僅かな間隔幅とは、例えば0.1mm程度である。
図9は、基板コネクタ23にコネクタケーブル24を嵌合する際、又は嵌合した状態で、基板コネクタ23がケーブルコネクタ24から受けるZ方向の力によって、半田接合部71に発生する応力を示す応力分布図である。
基板コネクタ23がZ方向の正の向きの力Fvを受けると、半田接合部71に対してZ方向の正の向きの荷重Pvが掛かる。このとき半田接合部71では、回路基板21とコネクタ端子部70との接合状態を維持する力に抗して、引張応力σt及び圧縮応力σcが発生する。ここで、引張応力σt及び圧縮応力σcが半田接合部71における最大許容応力σmaxに達すると、半田クラックなどの破損が起きる。
一方、回路基板21では自由端部にZ方向の正の向きの荷重Pvが掛かると曲げ応力σbが発生し、回路基板21にたわみが生じる。
回路基板21においても同様に、曲げ応力σbが最大許容応力に達してしまうと破損が起きることになるが、その前に基板コネクタ23又はケーブルコネクタ24が、カバー26に接触することで、曲げ応力σbが最大許容応力に達することはない。
基板コネクタ23がZ方向の正の向きの力Fvを受けたときに回路基板21に発生する曲げ応力σbは、結果として、半田接合部71に発生する引張応力σt及び圧縮応力σcを緩和するように働き、引張応力σt<最大許容応力σmax及び圧縮応力σc<最大許容応力σmaxの状態に留める効果をもたらす。同様に、Z方向の負の向きの力Fvが掛かる場合においても、基板コネクタ23又はケーブルコネクタ24が、Z折曲部44に接触することで、同様の効果がもたらされる。
本発明の実施の形態1によれば、電子機器に組み込まれた回路基板21の自由端部に固設された基板コネクタ23に、支持端部に向けてケーブルコネクタ24を嵌合する又は嵌合された状態で、基板コネクタ23に対して基板面に垂直な方向に力が掛かってしまうことがあっても、回路基板21のしなりによって半田接合部71に発生する応力を緩和することができ、また制動体から受ける回路基板21のしなりを抑制する力は、基板コネクタ23又はケーブルコネクタ24に掛かり半田接合部71には及ばない構造としたことから、半田接合部71において半田クラックなどの損傷を起しにくくする効果が得られる。
尚、本発明のコネクタ支持構造は、基板コネクタ23にケーブルコネクタ24を嵌合する向きを軸とした基板コネクタ23の捻りに対しても同様に、回路基板21のしなりによって半田接合部71に発生する応力を緩和する効果を奏する。
また、カバー26及びZ折曲部44のLoを適度な長さに調整することによって、ケーブルコネクタ24を嵌合する時に、カバー26、Z折曲部44、及びカバー26に設けられたL折曲部43がケーブルコネクタ24の誘い込みとして機能し、ケーブル接続作業の効率向上を図る効果も見込まれる。
実施の形態2.
図10は、回路基板21の支持端部側からみたコネクタ支持構造を示す斜視図である。実施の形態1と比べて、回路基板21の支持端部を支持する構造が異なる。
図11の(a)は、回路基板21の支持端部側からみたコネクタ支持構造を示す側面図である。図11の(b)は、図11の(a)の点線枠Cで囲われた部分を拡大した拡大図である。
図12は、図12の(a)に示す回路基板21の表面21a側からみたコネクタ支持構造の平面図と、その平面図に示す一点鎖線(イ‐イ)及び一点鎖線(ウ‐ウ)における断面を、それぞれ図12の(b)及び(c)に示すX方向の負の向き及びY方向の正の向きからみたコネクタ支持構造の断面図と、をまとめた三面図である。
基板ホルダ100は、映像記録装置10の筐体13に装着され、回路基板21を支持するためのホルダである。実施の形態1の基板ホルダ20と異なり、回路基板21を支持する構造としてスペーサ30a及び30bに替わりL字支持部101a及び101bを有する。
L字支持部101a及び101bは、基板ホルダ100の端部のうち、回路基板21の支持端部に対向する一部を、Z方向の正の向きにL字に折り曲げた形状を示す。L字支持部101a及び101bの先端部分には凸型形状の切欠きが設けられている。回路基板21の支持端部に空けられた2つの穴に、L字支持部101a及び101bの凸型形状の切欠き部分をそれぞれ嵌め込むことで、回路基板21を支持する。
カバー102は、実施の形態1のカバー26と同様に、基板ホルダ100に取り付けられて回路基板21の自由端部がZ方向の正の向きに過度に変位するのを抑制する制動体として機能する部品である。カバー102は、L折曲部43と向かい合う端部の一部をZ方向の負の向きにZ字に折り曲げたZ字押止部103a及び103bを有するところが実施の形態1のカバー26とは異なる。Z字押止部103a及び103bの先端部分はXY平面に平行な面形状となっている。
Z字押止部103a及び103bの先端の面形状部分は、カバー102がカバー固定ネジ40並びに突起部41a及び41bによって基板ホルダ100に固定された状態において、L字支持部101a及び101bの切欠き部分の先端に接する形状である。Z字押止部103a及び103bは、L字支持部101a及び101bに嵌め込まれた回路基板21が抜け落ちるのを防止しながら、L字支持部101a及び101bと挟み込むことで回路基板21を支持している。
回路基板21は、L字支持部101a及び101bと嵌合し、Z字押止部103a及び103bと接する状態で支持されるため、回路基板21の支持端部ではL字支持部101a及び101bと嵌合する範囲でZ方向に変位を生じる。
実施の形態2によれば、基板コネクタ23にケーブルコネクタ24を嵌合する際、又は嵌合した状態で、基板コネクタ23がZ方向の力を受けると、回路基板21のしなりと合わせて回路基板21の支持端部にZ方向の変位が生じるため、回路基板21の自由端部は実施の形態1の場合と比べてより柔軟にZ方向に変位することとなる。その結果、半田接合部71に発生する応力をさらに緩和する効果が得られる。
実施の形態3.
図13は、回路基板21の支持端部側からみたコネクタ支持構造を示す斜視図である。実施の形態1及び実施の形態2と比べて、回路基板21の支持端部を支持する構造が異なる。
図14の(a)は、回路基板21の支持端部側からみたコネクタ支持構造を示す側面図である。図14の(b)は、図14の(a)の点線枠Dで囲われた部分を拡大した拡大図である。
図15は、図15の(a)に示す回路基板21の表面21a側からみたコネクタ支持構造の平面図と、その平面図に示す一点鎖線(エ‐エ)及び一点鎖線(オ‐オ)における断面を、それぞれ図15の(b)及び(c)に示すX方向の負の向き及びY方向の正の向きからみたコネクタ支持構造の断面図と、をまとめた三面図である。
基板ホルダ130は、映像記録装置10の筐体13に装着され、回路基板21を指示するためのホルダである。実施の形態1の基板ホルダ20及び実施の形態2の基板ホルダ100と異なり、回路基板21を支持する構造としてZ字支持部131a及び131bを有する。
Z字支持部131a及び131bは、基板ホルダ130の端部のうち、回路基板21の支持端部に対向する一部を、Z方向の正の向きにZ字に折り曲げた形状を示す。Z字支持部131a及び131bの先端部分はXY平面に平行な面形状となっており、回路基板21を基板ホルダ130に対して平行に設置することができる。
Z字支持部131a及び131bに形成された面形状部分の、Z方向に正の向きの側には、それぞれ円筒形のバーリング132a及び132bが設けられている。回路基板21の支持端部に空けられた2つの穴に、Z字支持部131a及び131bのバーリング132a及び132bをそれぞれ嵌め込むことで、回路基板21を支持する。
カバー102に設けられたZ字押止部103a及び103bの先端の面形状部分は、カバー102がカバー固定ネジ40並びに突起部41a及び41bによって基板ホルダ130に固定された状態において、バーリング132a及び132bと接する形状である。Z字押止部103a及び103bは、バーリング132a及び132bに嵌め込まれた回路基板21が抜け落ちるのを防止しながら、Z字支持部131a及び131bと挟み込むことで回路基板21を支持している。
回路基板21は、Z字支持部131a及び131bのバーリング132a及び132bと嵌合し、Z字押止部103a及び103bと接する状態で支持されるため、回路基板21の支持端部ではバーリング132a及び132bと嵌合する範囲でZ方向に変位を生じる。
実施の形態3によれば、実施の形態2の支持構造と比べて、回路基板21の支持端部に空けた穴をL字支持部101a及び101bの切欠き形状によって傷付ける虞なく、支持端部のZ方向の変位を可能な状態として回路基板21を支持できる効果が得られる。
10 映像記録装置
11 ハードディスク
12 入出力デバイス
13 筐体
14 筐体カバー
20 基板ホルダ
21 回路基板
21a 回路基板の表面
21b 回路基板の裏面
22a、22b 基板固定ネジ
23 基板コネクタ
24 ケーブルコネクタ
25 クランパ
26 カバー
30a、30b スペーサ
40 カバー固定ネジ
41a、41b 突起部
42a、42b 開孔部
43 L折曲部
44 Z折曲部
70 コネクタ端子部
71 半田接合部
100 基板ホルダ
101a、101b L字支持部
102 カバー
103a、103b Z字押止部
130 基板ホルダ
131a、131b Z字支持部
132a、132b バーリング

Claims (4)

  1. 電子機器の基板ホルダと、
    一端を前記基板ホルダに支持され、可撓性を有する回路基板と、
    前記回路基板の他端に固設され、外部コネクタが前記回路基板の前記一端に向けて嵌合される基板コネクタと、
    前記回路基板の表面側及び裏面側から前記基板コネクタに隙間を空けて対向して前記基板ホルダに設けられ、前記回路基板の基板面に垂直な方向に前記基板コネクタが変位するのを抑制する制動体と、
    を備え
    前記回路基板は、前記外部コネクタと前記基板コネクタとが嵌合する方向への変位を抑制するよう、当該回路基板の前記一端で前記基板ホルダに支持される
    ことを特徴とするコネクタ支持構造。
  2. 前記制動体は、
    前記基板コネクタと前記外部コネクタとが嵌合した状態では、前記基板コネクタ及び前記外部コネクタに隙間を空けて対向する形状をなす、
    ことを特徴とする請求項1に記載のコネクタ支持構造。
  3. 前記回路基板の前記一端は、前記基板ホルダにネジで固定される
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のコネクタ支持構造。
  4. 前記回路基板の前記一端は、前記制動体により支持される
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のコネクタ支持構造。
JP2014019947A 2014-02-05 2014-02-05 コネクタ支持構造 Expired - Fee Related JP6024680B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014019947A JP6024680B2 (ja) 2014-02-05 2014-02-05 コネクタ支持構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014019947A JP6024680B2 (ja) 2014-02-05 2014-02-05 コネクタ支持構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015149135A JP2015149135A (ja) 2015-08-20
JP6024680B2 true JP6024680B2 (ja) 2016-11-16

Family

ID=53892374

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014019947A Expired - Fee Related JP6024680B2 (ja) 2014-02-05 2014-02-05 コネクタ支持構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6024680B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115939812A (zh) * 2020-05-30 2023-04-07 华为技术有限公司 一种板级架构及通信设备

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11167967A (ja) * 1997-12-05 1999-06-22 Denso Corp コネクタ実装構造体
JP4428430B2 (ja) * 2007-09-18 2010-03-10 株式会社デンソー 電子装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015149135A (ja) 2015-08-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI590067B (zh) 通用序列匯流排插槽及其相關電子裝置
US7760515B2 (en) Electronic device with EMI shielding assembly
WO2014157363A1 (ja) 光伝送モジュール、光電気複合伝送モジュールおよび光コネクタ
US8139375B2 (en) Electronic apparatus
JP4552784B2 (ja) 撮像素子の固定構造およびレンズユニット並びに撮像装置
JP4735285B2 (ja) コネクタ
JP6024680B2 (ja) コネクタ支持構造
JP5107158B2 (ja) 電子機器モジュール
JP5293688B2 (ja) 保持部材
JP2008270234A (ja) 基板の固定構造、基板固定スペーサおよび基板ユニット
JP6883744B2 (ja) 回路基板ユニット、電子機器
JP6225444B2 (ja) 同調回路
WO2016041455A1 (zh) 一种基带处理单元
JP4869419B2 (ja) 電子機器
CN106941582B (zh) 摄像模组保护结构
TWI697157B (zh) 浮動式匯流排連接組件
JP2006338970A (ja) コネクタ装置、回路基板、電子機器
TWI597555B (zh) 攝像模組保護結構
WO2016061989A1 (zh) 一种通信终端设备
JP5358940B2 (ja) 板金部品による保持構造および携帯機器
JP2024006657A (ja) 光コネクタ
JP6724674B2 (ja) 表面実装コネクタ
JP2015090426A (ja) 薄型表示装置
KR102185663B1 (ko) 케이블 커넥터
US20110249411A1 (en) Circuit Module and Electronic Apparatus

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151028

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160613

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160621

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160808

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160913

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160926

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6024680

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees