JPH0696806A - 板端子 - Google Patents
板端子Info
- Publication number
- JPH0696806A JPH0696806A JP5186355A JP18635593A JPH0696806A JP H0696806 A JPH0696806 A JP H0696806A JP 5186355 A JP5186355 A JP 5186355A JP 18635593 A JP18635593 A JP 18635593A JP H0696806 A JPH0696806 A JP H0696806A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate terminal
- substrate
- leg parts
- foot
- foot portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Multi-Conductor Connections (AREA)
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 板端子を基板に実装したときの浮きの発生を
防ぎ、半田クラックやパターン切れの発生を防止する。 【構成】 板端子1の足部1bの板端子本体1aとの接
続部に、足部1bの折曲げ方向に対して反対側に突出す
る弾性を有する凸部1dを形成した。
防ぎ、半田クラックやパターン切れの発生を防止する。 【構成】 板端子1の足部1bの板端子本体1aとの接
続部に、足部1bの折曲げ方向に対して反対側に突出す
る弾性を有する凸部1dを形成した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は基板上に実装される板端
子に関する。
子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の板端子1は、図11及び図12に
示すように、板状の板端子本体1aの両側をほぼ直角に
折り曲げて足部1bを一体的に形成すると共に、板端子
本体1aの中心に、ケースなどにネジ止めするためのネ
ジ孔1cを設けることにより構成されている。
示すように、板状の板端子本体1aの両側をほぼ直角に
折り曲げて足部1bを一体的に形成すると共に、板端子
本体1aの中心に、ケースなどにネジ止めするためのネ
ジ孔1cを設けることにより構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
た従来の板端子1は、図13に示すように、基板2に形
成されたスルーホール2aに足部1bを挿入し、図示し
ない治具により足部1bを外側に折り曲げて加締め、足
部1bを基板2の裏面に半田3により固定している。こ
のとき板端子1の成形時の形状のバラツキなどにより、
板端子本体1aの下面と基板2の上面との間に間隙tが
発生する恐れがあり、また半田付け時にも板端子本体1
aの浮きが発生したり、半田付け後においても基板2の
収縮によって浮きが発生することがある。
た従来の板端子1は、図13に示すように、基板2に形
成されたスルーホール2aに足部1bを挿入し、図示し
ない治具により足部1bを外側に折り曲げて加締め、足
部1bを基板2の裏面に半田3により固定している。こ
のとき板端子1の成形時の形状のバラツキなどにより、
板端子本体1aの下面と基板2の上面との間に間隙tが
発生する恐れがあり、また半田付け時にも板端子本体1
aの浮きが発生したり、半田付け後においても基板2の
収縮によって浮きが発生することがある。
【0004】このような状態で板端子1が実装された基
板2を、図14に示すようにケース4などにネジ止めす
るとき、板端子1のネジ孔1cにネジ5を螺合して締め
付けると、板端子1は基板2との間の間隙がなくなる方
向に引張られる。この結果半田3や基板2に形成された
配線パターンに応力が作用し、クラックが発生して導通
不良となる恐れがあった。
板2を、図14に示すようにケース4などにネジ止めす
るとき、板端子1のネジ孔1cにネジ5を螺合して締め
付けると、板端子1は基板2との間の間隙がなくなる方
向に引張られる。この結果半田3や基板2に形成された
配線パターンに応力が作用し、クラックが発生して導通
不良となる恐れがあった。
【0005】本発明は上記課題を解消すべくなされたも
ので、基板に実装したときに半田クラックやパターン切
れが発生することを防止できる板端子を提供することを
目的とする。
ので、基板に実装したときに半田クラックやパターン切
れが発生することを防止できる板端子を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、板端子本体の両側にそれぞれ折り曲げら
れた足部を有する板端子において、前記足部の板端子本
体との接続部に、前記足部の折曲げ方向に対して反対側
に突出する弾性を有する凸部を形成したことを特徴とし
ている。
に、本発明は、板端子本体の両側にそれぞれ折り曲げら
れた足部を有する板端子において、前記足部の板端子本
体との接続部に、前記足部の折曲げ方向に対して反対側
に突出する弾性を有する凸部を形成したことを特徴とし
ている。
【0007】
【作用】上記の構成によると、板端子を基板に装着した
とき、足部に形成された凸部により基板と足部との間に
間隙が生じる。この状態で足部を加締めて基板の裏面側
に折り曲げたとき、凸部の弾性により足部が基板に密着
する方向に力が作用する。この結果、板端子が基板から
浮き上ることを防止でき、半田クラックやパターン切れ
の発生を防止できる。
とき、足部に形成された凸部により基板と足部との間に
間隙が生じる。この状態で足部を加締めて基板の裏面側
に折り曲げたとき、凸部の弾性により足部が基板に密着
する方向に力が作用する。この結果、板端子が基板から
浮き上ることを防止でき、半田クラックやパターン切れ
の発生を防止できる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の板端子の実施例を図面を参照
して説明する。
して説明する。
【0009】図1及び図2に本発明の第1実施例の構成
を示す。これらの図において、図11及び図12に示す
従来例の部分と対応する部分には同一の符号を付してあ
り、その説明は適宜省略する。本実施例の特徴は板端子
1の足部1bの板端子本体1aとの接続部に、足部1b
の折曲げ方向に対して反対側に突出する弾性を有する逆
V字形の凸部1dを形成した点にある。このような形状
の板端子1の足部1bを図3に示すように、基板2に形
成されたスルーホール2aに挿入すると、凸部1dの下
部において足部1bと基板2との間に間隙Hが生ずる。
を示す。これらの図において、図11及び図12に示す
従来例の部分と対応する部分には同一の符号を付してあ
り、その説明は適宜省略する。本実施例の特徴は板端子
1の足部1bの板端子本体1aとの接続部に、足部1b
の折曲げ方向に対して反対側に突出する弾性を有する逆
V字形の凸部1dを形成した点にある。このような形状
の板端子1の足部1bを図3に示すように、基板2に形
成されたスルーホール2aに挿入すると、凸部1dの下
部において足部1bと基板2との間に間隙Hが生ずる。
【0010】この状態で図4に示すように加締め治具
6,7の間に板端子1を挾持し、加圧して足部1bを外
側に折り曲げて加締めると、間隙Hは小さくなる。そし
て治具6,7から板端子1が実装された基板1を取り外
し、半田3により足部1bを基板2の裏面側に半田付け
したとき、図5に示すように凸部1dの弾性により足部
1bが基板2に密着する方向の力Fが作用する。この結
果、板端子1が基板2から浮き上ることを防止できる。
6,7の間に板端子1を挾持し、加圧して足部1bを外
側に折り曲げて加締めると、間隙Hは小さくなる。そし
て治具6,7から板端子1が実装された基板1を取り外
し、半田3により足部1bを基板2の裏面側に半田付け
したとき、図5に示すように凸部1dの弾性により足部
1bが基板2に密着する方向の力Fが作用する。この結
果、板端子1が基板2から浮き上ることを防止できる。
【0011】本実施例によれば、板端子1が基板2から
浮き上ることを防止できるので、図14に示すようにネ
ジ5で板端子1をケース4に取り付けるとき、半田3に
クラックが発生したり、基板2に形成された配線パター
ンが切れたりすることを防止できる。
浮き上ることを防止できるので、図14に示すようにネ
ジ5で板端子1をケース4に取り付けるとき、半田3に
クラックが発生したり、基板2に形成された配線パター
ンが切れたりすることを防止できる。
【0012】なお、前述した凸部1dの形状は図6
(a)に示すように矩形状であってもよく、(b)に示
すように逆U字状であってもよい。
(a)に示すように矩形状であってもよく、(b)に示
すように逆U字状であってもよい。
【0013】つづいて本発明の第2実施例を図7〜図1
0を参照しつつ説明する。
0を参照しつつ説明する。
【0014】本実施例も上述した第1実施例と同様に、
板端子1の足部1bの板端子本体1aとの接続部に、足
部1bの折曲げ方向に対して反対側に突出する弾性を有
する凸部1dが形成されている。
板端子1の足部1bの板端子本体1aとの接続部に、足
部1bの折曲げ方向に対して反対側に突出する弾性を有
する凸部1dが形成されている。
【0015】本実施例の特徴は、上記足部1bに係止部
1eを設け、この係止部1eの配置位置を、板端子本体
1aの下面より上方に位置せしめた点にある。
1eを設け、この係止部1eの配置位置を、板端子本体
1aの下面より上方に位置せしめた点にある。
【0016】この実施例において、上記係止部1eは、
図示したように凸部1dの幅よりも足部1bの幅を狭く
し、凸部1dと足部1bとの間に段差部を設けることに
より形成されている(図9参照)。そして、この係止部
1eは板端子本体1aの下面よりKだけ上方に位置せし
めてある。係止部1eと板端子本体1aの下面との間隔
Kは図示では大きく示してあるが、板端子1の肉厚が例
えば0.6mmの場合間隔Kは、0.2mm〜0.6mmに形
成することが好ましい。
図示したように凸部1dの幅よりも足部1bの幅を狭く
し、凸部1dと足部1bとの間に段差部を設けることに
より形成されている(図9参照)。そして、この係止部
1eは板端子本体1aの下面よりKだけ上方に位置せし
めてある。係止部1eと板端子本体1aの下面との間隔
Kは図示では大きく示してあるが、板端子1の肉厚が例
えば0.6mmの場合間隔Kは、0.2mm〜0.6mmに形
成することが好ましい。
【0017】これは間隔Kが0.2mm未満では、所期の
効果つまり、板端子1と基板2との密着力向上を期待で
きず、また、0.6を超えると大きな加締力を必要とす
るばかりではなく、凸部1dの変形が不自然になり好ま
しくないからである。
効果つまり、板端子1と基板2との密着力向上を期待で
きず、また、0.6を超えると大きな加締力を必要とす
るばかりではなく、凸部1dの変形が不自然になり好ま
しくないからである。
【0018】ここで、板端子1の肉厚が変ればこれに比
較して間隔Kの値を選定するのは勿論である。
較して間隔Kの値を選定するのは勿論である。
【0019】本実施例において係止部1eは段差部によ
り形成したが、これは足部1bの所定の位置にストッパ
(突起)を設けることにより形成しても良いのは勿論で
ある。
り形成したが、これは足部1bの所定の位置にストッパ
(突起)を設けることにより形成しても良いのは勿論で
ある。
【0020】このような形状の板端子1の足部1bを図
10に示すように、基板2に形成されたスルーホール2
aに挿入すると、足部1bの係止部1eが板端子本体1
aの下面より上方に位置している関係上、板端子1を構
成する板端子本体1aの下面を、基板2の上面に密着せ
しめることができる。
10に示すように、基板2に形成されたスルーホール2
aに挿入すると、足部1bの係止部1eが板端子本体1
aの下面より上方に位置している関係上、板端子1を構
成する板端子本体1aの下面を、基板2の上面に密着せ
しめることができる。
【0021】この状態で本実施例では図示しない治具を
用い板端子1と基板2とを挟持し、加圧して足部1bを
外側に折り曲げて加締めると、図示したように凸部1d
が変形し凸部1dの弾性力を向上し板端子1と基板2と
の密着力を向上することができる。この結果、板端子1
が基板2から浮き上がることを確実に防止することがで
きる。
用い板端子1と基板2とを挟持し、加圧して足部1bを
外側に折り曲げて加締めると、図示したように凸部1d
が変形し凸部1dの弾性力を向上し板端子1と基板2と
の密着力を向上することができる。この結果、板端子1
が基板2から浮き上がることを確実に防止することがで
きる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の板端子に
よれば、板端子の足部の板端子本体との接続部に、足部
の折曲げ方向に対して反対側に突出する弾性を有する凸
部を形成したので、板端子を基板に実装したときの板端
子の浮きの発生を防止し、半田クラックやパターン切れ
の発生を防止することができる。
よれば、板端子の足部の板端子本体との接続部に、足部
の折曲げ方向に対して反対側に突出する弾性を有する凸
部を形成したので、板端子を基板に実装したときの板端
子の浮きの発生を防止し、半田クラックやパターン切れ
の発生を防止することができる。
【図1】本発明の板端子の第1実施例の構成を示す正面
図。
図。
【図2】図1の平面図。
【図3】図1に示す板端子を基板に挿入した状態を示す
断面正面図。
断面正面図。
【図4】図1の板端子の足部の加締め工程を示す説明
図。
図。
【図5】図1の板端子の基板への実装状態を示す説明
図。
図。
【図6】図1に示す第1実施例の変形例の要部説明図。
【図7】本発明の板端子の第2実施例の構成を示す正面
図。
図。
【図8】図7の平面図。
【図9】図7の側面図。
【図10】図7の板端子の基板への実装状態を示す説明
図。
図。
【図11】従来の板端子の一例の構成を示す正面図。
【図12】図11の平面図。
【図13】図11の板端子の基板への実装工程を示す説
明図。
明図。
【図14】図11の端子板をケースにネジ止めした状態
を示す説明図。
を示す説明図。
1 板端子 1a 板端子本体 1b 足部 1d 凸部 1e 係止部
Claims (2)
- 【請求項1】 板端子本体の両側にそれぞれ折り曲げら
れた足部を有する板端子において、前記足部の板端子本
体との接続部に、前記足部の折曲げ方向に対して反対側
に突出する弾性を有する凸部を形成したことを特徴とす
る板端子。 - 【請求項2】 足部に係止部を設け、この係止部の配置
位置を板端子本体の下面より上方に設けたことを特徴と
する請求項1記載の板端子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5186355A JPH0696806A (ja) | 1992-07-31 | 1993-07-28 | 板端子 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4-205170 | 1992-07-31 | ||
JP20517092 | 1992-07-31 | ||
JP5186355A JPH0696806A (ja) | 1992-07-31 | 1993-07-28 | 板端子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0696806A true JPH0696806A (ja) | 1994-04-08 |
Family
ID=26503708
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5186355A Pending JPH0696806A (ja) | 1992-07-31 | 1993-07-28 | 板端子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0696806A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010027438A (ja) * | 2008-07-22 | 2010-02-04 | Japan Aviation Electronics Industry Ltd | コネクタ |
JP2012500459A (ja) * | 2008-08-20 | 2012-01-05 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 固有剛性のコンタクトピンを備える電気接続エレメント |
WO2019146432A1 (ja) * | 2018-01-26 | 2019-08-01 | 矢崎総業株式会社 | バスバー及びバスバー固定構造 |
-
1993
- 1993-07-28 JP JP5186355A patent/JPH0696806A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010027438A (ja) * | 2008-07-22 | 2010-02-04 | Japan Aviation Electronics Industry Ltd | コネクタ |
JP2012500459A (ja) * | 2008-08-20 | 2012-01-05 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 固有剛性のコンタクトピンを備える電気接続エレメント |
WO2019146432A1 (ja) * | 2018-01-26 | 2019-08-01 | 矢崎総業株式会社 | バスバー及びバスバー固定構造 |
JP2019129277A (ja) * | 2018-01-26 | 2019-08-01 | 矢崎総業株式会社 | バスバー及びバスバー固定構造 |
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