JP2010027438A - コネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】小径のスルーホールに挿入可能で、抜け止め機能が確実で、且つスルーホールへの電気接触のための弾性付勢のための特別の構造を要しないコンタクトを有するスルーホール間結合用のコネクタの実現。
【解決手段】コの字状の弾性導体からなるコンタクト8の先端部分を折り返し端部4とし、折り返し部分を係止部5とし、向い合う折り返し端部4,4間の寸法をコの字状屈曲点3,3間の寸法より小さく又は大きくしたコンタクト8の中央部分を保持絶縁物2に保持する。向い合うコンタクト8の折り返し端部4,4をコの字状屈曲点間と同じ間隔のスルーホールへ挿入すると、折り返し端部4には互いに近付こうとするか遠ざかろうとする弾性力が作用し、スルーホールに接触するとともに係止部5が抜け止めとなる。
【選択図】図1
【解決手段】コの字状の弾性導体からなるコンタクト8の先端部分を折り返し端部4とし、折り返し部分を係止部5とし、向い合う折り返し端部4,4間の寸法をコの字状屈曲点3,3間の寸法より小さく又は大きくしたコンタクト8の中央部分を保持絶縁物2に保持する。向い合うコンタクト8の折り返し端部4,4をコの字状屈曲点間と同じ間隔のスルーホールへ挿入すると、折り返し端部4には互いに近付こうとするか遠ざかろうとする弾性力が作用し、スルーホールに接触するとともに係止部5が抜け止めとなる。
【選択図】図1
Description
本発明は、スルーホール電極が整列しているモジュール基板間の接続、或いは1つのモジュール基板内のスルーホール電極間を接続するコネクタの技術分野に属する。
従来、スルーホールにピン電極を挿入し、スルーホール内壁の導体とピン電極間の接触導通を得る構造例としては、図9〜図12に示す構造のものがある。
図9では基板9に設けられたスルーホール26にピン電極25を挿入するものである。ピン電極25は弾性導体であり、U字曲げ部29と山形状接触部28を有しており、U字部分の幅はスルーホール26の直径よりも小さいので容易に挿入でき、更に押し進めて山形状接触部28がスルーホール26の中に入ると、U字曲げ部29の反発弾性によって山形状接触部28およびピン電極右側の直線部分が内壁導体27に押し付けられて電気的接触を得るとともに、押し付け摩擦による抜け止め効果も得ているというものである(例えば、特許文献1参照)。
図9では基板9に設けられたスルーホール26にピン電極25を挿入するものである。ピン電極25は弾性導体であり、U字曲げ部29と山形状接触部28を有しており、U字部分の幅はスルーホール26の直径よりも小さいので容易に挿入でき、更に押し進めて山形状接触部28がスルーホール26の中に入ると、U字曲げ部29の反発弾性によって山形状接触部28およびピン電極右側の直線部分が内壁導体27に押し付けられて電気的接触を得るとともに、押し付け摩擦による抜け止め効果も得ているというものである(例えば、特許文献1参照)。
図10は、ソケット本体33のピン電極25を基板9のスルーホール26に挿入接触させる構造である。(a)は挿入前の状態であり、(b)はピン電極25およびラッチアーム30の先端がそれぞれ基板9のスルーホール26およびラッチ孔32にかかった状態の図である。
スルーホール26の径はピン電極25の径より大きく遊びがある。
スルーホール26の径はピン電極25の径より大きく遊びがある。
ここまでは、ソケット本体に対し、左右方向への力は加わらないが、この状態から更に押し込むと、ラッチアーム30の先端の、爪部31の傾斜面によって、ソケット本体33が右の方へ押され、爪部31の横先端がラッチ孔32の内壁にかかる状態まで右の方へ動く。従って、ピン電極25は斜めになった状態でスルーホール26中へ挿入されて行き、(c)のように爪部31のかえり部分がラッチ孔32を出たところで落ち着いた状態となる。
ラッチアーム30の爪部31より上の部分の幅が、爪部31より下の部分幅より大きいので、ソケット本体33の位置は基板に対して右の方へ寄っている。このためピン電極25はスルーホール26の中で斜めになり、スルーホール26の径が大きいことによる遊びがあっても、スルーホール26の内壁導体とピン電極25との電気接触が得られる。
また、ラッチアーム30の爪部31のかえり部分が、基板9の下面でスルーホール26の周囲部分に掛ることによって抜け止め機能を果している(例えば、特許文献2参照)。
また、ラッチアーム30の爪部31のかえり部分が、基板9の下面でスルーホール26の周囲部分に掛ることによって抜け止め機能を果している(例えば、特許文献2参照)。
図11は、(a)に示すコネクタ34を基板9に固定する構造図である。
端子37は、弾性導体でできており、予め、基部38に対し、変形部39、折曲部40が屈曲成形されている。
固定の仕方としては、(b)のように端子37の折曲部40を基板9のスルーホール26へ挿入して、変形部39を基部に対して直角近くに折り曲げるようにした状態で係止部36を基板9の係止孔41へ挿入し、爪部のかえり部分が基板9の下面で、係止孔41の周囲部分に引っ掛かるようにする。こうすると、スルーホール26へ挿入した端子37の折曲部40も(c)に示すように、スルーホール26のランド部42に引っ掛り、電気的接触が得られる端子37が弾性導体であって、常に(a)の状態に戻ろうとする弾性反力が働いているため、(c)の状態が維持される(例えば、特許文献3参照)。
端子37は、弾性導体でできており、予め、基部38に対し、変形部39、折曲部40が屈曲成形されている。
固定の仕方としては、(b)のように端子37の折曲部40を基板9のスルーホール26へ挿入して、変形部39を基部に対して直角近くに折り曲げるようにした状態で係止部36を基板9の係止孔41へ挿入し、爪部のかえり部分が基板9の下面で、係止孔41の周囲部分に引っ掛かるようにする。こうすると、スルーホール26へ挿入した端子37の折曲部40も(c)に示すように、スルーホール26のランド部42に引っ掛り、電気的接触が得られる端子37が弾性導体であって、常に(a)の状態に戻ろうとする弾性反力が働いているため、(c)の状態が維持される(例えば、特許文献3参照)。
図12は、基板のスルーホールに対する挿入接続の例ではないが、パネルにあけられた穴に端子を挿入して接続しようという他の例である。
これは、電線48の先端に取り付けたアース端子43を車体パネル50にあけられた被係合穴49に挿入して、電線48を車体パネル50に接地しようとするものである。
アース端子43は弾性金属板材で形成されており、その基板部44の左右で下に折れ曲った可撓片45があり、この可撓片45の下部が折り返されて係止羽根部46となっている。
これは、電線48の先端に取り付けたアース端子43を車体パネル50にあけられた被係合穴49に挿入して、電線48を車体パネル50に接地しようとするものである。
アース端子43は弾性金属板材で形成されており、その基板部44の左右で下に折れ曲った可撓片45があり、この可撓片45の下部が折り返されて係止羽根部46となっている。
このようなアース端子43を、両側の係止羽根部46間の寸法より狭く基板部44の幅とほぼ同じ幅の被係合穴49に押し込んで係合するというものであるが、このときは両側の可撓片45が内側に狭まる方向に撓んで、係止羽根部46が被係合穴49をくぐり抜けると可撓片45の撓みが戻って(b)に示すように、可撓片45の外面が被係合穴49の内縁に接するとともに、係止羽根部46のかえり先端が車体パネル50の下面に引っ掛かるように接して電気接触を得るとともに、抜け止め機能を果しているというものである(例えば、特許文献4参照)。
特許第3331412号公報(段落[0018]、[0019]、図1)
特開2005−26213号公報(段落[0038]〜[0051]、図7〜図9)
特開2007−265663号公報(段落[0039]〜[0046]、図1〜図3)
特開2004−207077号公報(段落[0017]〜[0019]、図1、図2)
しかしながら、前記図9〜図12の各構成にはそれぞれ以下のような問題がある。
図9の構成においては、ピン電極25のU字曲げ部29の弾力性によって山形状接触部28および右側面の、内壁導体への電気接触を得ているためU字曲げ部29には必ずU字間隔が必要であり、両側を密着してしまうということはできないうえ、確実な電気接触を得るためにはどうしても山形状接触部28が必要である。
一方、近時においては、高密度、高集積の部品実装が求められており、必然的にスルーホールの径もより小さくすることが求められている。
これに対して、図9の構成では前述のようにピン電極25を或る程度以下に細くすることが困難であるという問題がある。
図9の構成においては、ピン電極25のU字曲げ部29の弾力性によって山形状接触部28および右側面の、内壁導体への電気接触を得ているためU字曲げ部29には必ずU字間隔が必要であり、両側を密着してしまうということはできないうえ、確実な電気接触を得るためにはどうしても山形状接触部28が必要である。
一方、近時においては、高密度、高集積の部品実装が求められており、必然的にスルーホールの径もより小さくすることが求められている。
これに対して、図9の構成では前述のようにピン電極25を或る程度以下に細くすることが困難であるという問題がある。
図10の構成では、ピン電極25は折り返しのない直線状であるため、図9の構成におけるような問題はない。
しかし、スルーホール26の径はピン電極25の挿抜のためピン電極の径よりも大きくしてあり若干なりとも遊びがある。従って、挿入しただけでは完全な電気接触が得られないので、ピン電極25をスルーホール26の内壁導体に押し付けるように傾ける必要がある。そのために、ソケット本体33にラッチアーム30が設けられ、基板側にはスルーホール26の他にラッチ孔32を設けなければならず構造が複雑となり、このため製造工程が増加し、製造費が高くなるうえ、ラッチアーム30やラッチ孔32のスペースが必要となり高密度化の制約になるという問題がある。
しかし、スルーホール26の径はピン電極25の挿抜のためピン電極の径よりも大きくしてあり若干なりとも遊びがある。従って、挿入しただけでは完全な電気接触が得られないので、ピン電極25をスルーホール26の内壁導体に押し付けるように傾ける必要がある。そのために、ソケット本体33にラッチアーム30が設けられ、基板側にはスルーホール26の他にラッチ孔32を設けなければならず構造が複雑となり、このため製造工程が増加し、製造費が高くなるうえ、ラッチアーム30やラッチ孔32のスペースが必要となり高密度化の制約になるという問題がある。
図11の構成では、端子37の折曲部40が変形部39から鈍角で曲ってその先は平らであるため、外力が加わったときに変形し易く、また、基板9のスルーホール26のランド部42に対する係止も先端部分が平面的に接触しているだけで、外部から衝撃が加わったときにロックが外れ易いという問題がある。
更に、変形部39から折曲部40へと折れ曲ったものをスルーホールに挿入するため、径の小さいスルーホールの場合には挿入できないという問題がある。
更に、変形部39から折曲部40へと折れ曲ったものをスルーホールに挿入するため、径の小さいスルーホールの場合には挿入できないという問題がある。
図12のアース端子43のような構造では、基板部44の幅に応じた幅の被係合穴49が必要となり、円形の細いスルーホールに対する端子としては適さない。
本発明の課題は、上記従来技術における問題点に鑑みて、スルーホールへの挿入時、先端の抜け止め係止が確実なるように折り返しを設けるが、折り返し部に弾性を持たせる必要がなく、また変形の危険の少ない密着曲げも可能な構造とし、且つ、スルーホールとの接触維持のために特別な構造を必要としないコンタクトを有するコネクタを実現することにある。
本発明は上記の課題を解決するために以下の各手段構成を有する。
本発明の第1の構成は、予め定められた長さの細長弾性導体の両端部から、それぞれ中央部の方へ向って予め定められた寸法の位置で全体がコの字状になるように屈曲し、両先端部はコの字内側への折り返し端部となって抜け止め構造の接触部を形成し、向い合う折り返し端部間の寸法がコの字状屈曲点間の寸法より小さくなるように形成されたコンタクトが、そのコの字状屈曲線を含む面と直交する方向に間隔をあけて複数個整列した状態で屈曲点間の部位を絶縁体ハウジングで保持されたことを特徴とするコネクタである。
本発明の第1の構成は、予め定められた長さの細長弾性導体の両端部から、それぞれ中央部の方へ向って予め定められた寸法の位置で全体がコの字状になるように屈曲し、両先端部はコの字内側への折り返し端部となって抜け止め構造の接触部を形成し、向い合う折り返し端部間の寸法がコの字状屈曲点間の寸法より小さくなるように形成されたコンタクトが、そのコの字状屈曲線を含む面と直交する方向に間隔をあけて複数個整列した状態で屈曲点間の部位を絶縁体ハウジングで保持されたことを特徴とするコネクタである。
本発明の第2の構成は、予め定められた長さの細長弾性導体の両端部から、それぞれ中央部の方へ向って予め定められた寸法の位置で全体がコの字状になるように屈曲し、両先端部はコの字外側への折り返し端部となって抜け止め構造の接触部を形成し、向い合う折り返し端部間の寸法がコの字状屈曲点間の寸法より大きくなるように形成されたコンタクトが、そのコの字状屈曲線を含む面と直交する方向に間隔をあけて複数個整列した状態で屈曲点間の部位を絶縁体ハウジングで保持されたことを特徴とするコネクタである。
本発明の第3の構成は、予め定められた長さの細長弾性導体2本が、一方端側から所定寸法の部分は中心となる絶縁体の両側に対称に保持されて2極ピンコンタクトを形成し、そこから他方端側は対称中心線から横方向に対称に拡がる方向に伸び、所定寸法の所で再び中心線の方へ近付くように屈曲し、先端は互いに内側への折り返し端部となって抜け止め構造の接触部を形成し、折り返し端部間の寸法が屈曲点間の寸法より小さい対称コンタクトが、その対称面と直交する方向に間隔をあけて複数組整列した状態で絶縁体ハウジングに保持されていることを特徴とするプラグコネクタである。
本発明の第4の構成は、予め定められた長さの細長弾性導体2本が、一方端側から所定寸法の部分は中心となる絶縁体の両側に対称に保持されて2極ピンコンタクトを形成し、そこから他方端側は対称中心線から横方向に対称に拡がる方向に伸び、所定寸法の所で再び中心線の方へ近付くように屈曲し、先端は互いに外側への折り返し端部となって抜け止め構造の接触部を形成し、折り返し端部間の寸法が屈曲点間の寸法より大きい対称コンタクトが、その対称面と直交する方向に間隔をあけて複数組整列した状態で絶縁体ハウジングに保持されていることを特徴とするプラグコネクタである。
本発明の第5の構成は、予め定められた長さの細長弾性導体2本が、その一方端側からの所定寸法部分は絶縁体ハウジング内で、相互に向い合い対称な形状でプラグコンタクト挿入の間隔をおいて2極のソケットコンタクトを形成し、そこから他方端側は対称中心線から横方向に対称に拡がる方向に伸び、所定寸法の所で再び中心線の方へ近付くように屈曲し、先端は互いに内側への折り返し端部となって抜け止め構造の接触部を形成し、折り返し端部間の寸法が屈曲点間の寸法より小さいことを特徴とするレセプタクルコネクタである。
本発明の第6の構成は、予め定められた長さの細長弾性導体2本が、その一方端側からの所定寸法部分は絶縁体ハウジング内で、相互に向い合い対称な形状でプラグコンタクト挿入の間隔をおいて2極のソケットコンタクトを形成し、そこから他方端側は対称中心線から横方向に対称に拡がる方向に伸び、所定寸法の所で再び中心線の方へ近付くように屈曲し、先端は互いに外側への折り返し端部となって抜け止め構造の接触部を形成し、折り返し端部間の寸法が屈曲点間の寸法より大きいことを特徴とするレセプタクルコネクタである。
本発明の第7の構成は、予め定められた長さの細長弾性導体の中央から両端側へ所定寸法の所で、該導体とその中央を通る直交中心線を含む面内で、該中心線に対し対称に斜めに屈曲し、両者同じ寸法だけ伸びた所から同じ面内で対称に反転屈曲し、両先端部は向い合う内側への折り返し端部となって抜け止め構造の接触部を形成し、向い合う折り返し端部間の寸法が前記反転屈曲点間の寸法より小さくなるように形成されたコンタクトが、屈曲線を含む面と直交する方向に間隔をあけて複数個整列した状態でコンタクトの中央部位が絶縁体ハウジングで保持されたことを特徴とするコネクタである。
本発明の第8の構成は、予め定められた長さの細長弾性導体の中央から両端側へ所定寸法の所で、該導体とその中央を通る直交中心線を含む面内で、該中心線に対し対称に斜めに屈曲し、両者同じ寸法だけ伸びた所から同じ面内で対称に反転屈曲し、両先端部は向い合う外側への折り返し端部となって抜け止め構造の接触部を形成し、向い合う折り返し端部間の寸法が前記反転屈曲点間の寸法より大きくなるように形成されたコンタクトが、屈曲線を含む面と直交する方向に間隔をあけて複数個整列した状態でコンタクトの中央部位が絶縁体ハウジングで保持されたことを特徴とするコネクタである。
本発明の第9の構成は、前記第1〜第8の構成のいずれか1つの構成において、折り返し端部が密着曲げとなっていることを特徴とするコネクタである。
本発明の第10の構成は、前記第1〜第9の構成のいずれか1つの構成において、折り返し端部の折り返された方の端面の内側辺が、外側辺より折り返し屈曲先端接線に近い傾斜となっていることを特徴とするコネクタである。
本発明の第11の構成は、前記第1〜第10の構成のいずれか1つの構成において、前記細長弾性導体は断面四角形状を呈し、コンタクトの折り返しの外側になる角部が折り返し端部も含めて面取りされていることを特徴とするコネクタである。
本発明の第12の構成は、前記第1〜第8の構成のいずれか1つの構成の折り返し端部に代えて、先端を鉤状に打ち抜きプレスで成形した抜け止め構造の接触部としたことを特徴とするコネクタである。
本発明の第13の構成は、前記第1〜第8の構成のいずれか1つの構成の折り返し端部に代えて、前記弾性導体の先端手前の部分に、先端寄りの辺を打ち抜かず両側辺および後辺をプレス打ち抜き切断した部分が、折り返し側に相当する側へ先端寄りの辺から斜めに折り曲げられた部分を抜け止め構造の接触部として形成したことを特徴とするコネクタである。
上記課題解決手段による本発明の効果は以下の通りである。
第1の構成においては、コの字状をしたコンタクトの両先端部がコの字内側への折り返しとなっていて、スルーホールへ挿入した際の抜け止め構造となっており、向い合う折り返し端部間の寸法が、コの字状屈曲点間の寸法より小さくなるように形成されているので、コの字状屈曲点間の寸法と同間隔で存在する2つのスルーホールへ折り返し端部を挿入した場合、両折り返し端部は互いに近付こうとする弾性力が作用し、スルーホール内壁へ弾性接触するとともに、先端の折り返し部分がスルーホール内壁導体の基板表面に出ている部分に係り抜け止め係止効果を有するとともに、両折り返し端部が互いに近付く方向への弾性力を有しているので、従来技術の図10のラッチアームやラッチ孔のようなピン電極をスルーホール内壁導体に接触させるため、斜めに付勢するような特別の構造を必要としない効果がある。
第1の構成においては、コの字状をしたコンタクトの両先端部がコの字内側への折り返しとなっていて、スルーホールへ挿入した際の抜け止め構造となっており、向い合う折り返し端部間の寸法が、コの字状屈曲点間の寸法より小さくなるように形成されているので、コの字状屈曲点間の寸法と同間隔で存在する2つのスルーホールへ折り返し端部を挿入した場合、両折り返し端部は互いに近付こうとする弾性力が作用し、スルーホール内壁へ弾性接触するとともに、先端の折り返し部分がスルーホール内壁導体の基板表面に出ている部分に係り抜け止め係止効果を有するとともに、両折り返し端部が互いに近付く方向への弾性力を有しているので、従来技術の図10のラッチアームやラッチ孔のようなピン電極をスルーホール内壁導体に接触させるため、斜めに付勢するような特別の構造を必要としない効果がある。
また、従来技術の図9のようにU字曲げ部のように、スルーホールとの接触のために、折り返し端部の折り返し部分の弾性を利用していないので、折り返しは鋭く折り返すことができ、究極的には密着曲げができるので、この部分を細くでき、スルーホールの径が小さくなっても対応が可能であるという効果がある。
また、このような折り返しは、従来技術の図11や図12の場合のような折り返す角度が小さい場合に較べて外力による変形を受けにくいという効果もある。
また、このような折り返しは、従来技術の図11や図12の場合のような折り返す角度が小さい場合に較べて外力による変形を受けにくいという効果もある。
第2の構成は、第1の構成とは逆に、コンタクトの両先端部がコの字外側への折り返しとなっており、向い合う折り返し端部間の寸法はコの字状屈曲点間の寸法より大きくなっているので、コの字状屈曲点間と同間隔で存在する2つのスルーホールへ折り返し端部を挿入した場合、両折り返し端部は互いに遠ざかろうとする弾性力が作用し、スルーホール内壁へ弾性接触する。
第1の構成とは、折り返しがコの字外側へ折り返しである点と、折り返し端部の弾性力の方向が外向きである点だけ異なるだけで第1の構成と全く同様の効果が得られる。
第1の構成とは、折り返しがコの字外側へ折り返しである点と、折り返し端部の弾性力の方向が外向きである点だけ異なるだけで第1の構成と全く同様の効果が得られる。
第3の構成および第4の構成は、基板のスルーホールへ挿入される側の構成は、前記第1の構成と同じであり、異なる点は、2個のスルーホールへ挿入するコンタクト導体は、第1の構成のように1体ではなく、2個の対称な導体からなり、スルーホールへ挿入される側と反対側の方は、2つのコンタクト導体はコンタクト保持絶縁物を挟んで対称に保持され、プラグ状になっている点である。
即ち、2つの折り返し端部を基板のスルーホールへ挿入することによって基板に保持される2極のプラグコネクタということであり、スルーホールへ挿入する側において前記第1の構成と同様の効果があるというものである。
ただ、第4の構成では、2つ折り返し端部をスルーホールへ挿入したときの弾性力の向きが互いに遠ざかる方向となる。
即ち、2つの折り返し端部を基板のスルーホールへ挿入することによって基板に保持される2極のプラグコネクタということであり、スルーホールへ挿入する側において前記第1の構成と同様の効果があるというものである。
ただ、第4の構成では、2つ折り返し端部をスルーホールへ挿入したときの弾性力の向きが互いに遠ざかる方向となる。
第5の構成および第6の構成は、前記第3の構成と同様に、基板のスルーホールへ挿入される側の構成は、前記第1の構成と同じであり、異なる点は、2個のスルーホールへ挿入するコンタクト導体は、第1の構成のように1体ではなく、2個の対称な導体からなり、スルーホールへ挿入される側と反対側の方は、2つのコンタクト導体は端部が、第3或いは第4の構成のプラグコンタクトが挿入されて接触し合う間隔をあけてコンタクト保持絶縁物に保持されているレセプタクル状になっている点である。
即ち、2つの折り返し端部を基板のスルーホールへ挿入することによって基板に保持される2極のレセプタクルコネクタということであり、スルーホールへ挿入する側において前記第1の構成と同様の効果があるというものである。
ただ、第6の構成では、2つの折り返し端部をスルーホールへ挿入したときの弾性力の向きが互いに遠ざかる方向となる。
即ち、2つの折り返し端部を基板のスルーホールへ挿入することによって基板に保持される2極のレセプタクルコネクタということであり、スルーホールへ挿入する側において前記第1の構成と同様の効果があるというものである。
ただ、第6の構成では、2つの折り返し端部をスルーホールへ挿入したときの弾性力の向きが互いに遠ざかる方向となる。
第7の構成は第1の構成の変形、第8の構成は第2の構成の変形で、第1の構成のコンタクトがコの字状に形成されているのに対して、M字状に形成されたものであり、M字状にすることによって2つの折り返し端部を反転屈曲点間の寸法と同じ間隔寸法の2つのスルーホールへ挿入した際の、2つの折り返し端部が互いに近付こうとする弾性力或いは遠ざかろうとする弾性力を第1の構成のコの字状の場合より大きくできるという効果がある。その他は第1の構成と同様の効果が得られる。
第9の構成では、折り返し端部が密着曲げとなっているので、外力が加わっても変形しにくく安定したロック形状が得られるとともに、端部を単なる折り返しよりも細くでき、径の小さいスルーホールにも対応できるという効果がある。
第10の構成では、折り返し端部の折り返された方の端面が外側辺から内側辺に向って外側辺部の断面角度が鋭角になるので、スルーホールへ挿入したあとの引っ掛りがよくなり、外れ防止の効果があがる。
第11の構成では、コンタクトの折り返しの外側になる角部が折り返し端部も含めて面取りされているので、面取りを行わない場合よりも更に径の小さいスルーホールに対応できるという効果がある。
第12の構成では、抜け止め構造として、折り返し端部に代えて、先端を鉤状にプレス打ち抜きで形成されたもので、折り返し成形よりも製造が容易であるという効果がある。
第13の構成では、抜け止め構造として、折り返し端部に代えて、コンタクト導体の先端手前の部分で、打ち抜き起しをした部分が抜け止め構造の接触部となっているので、折り返し成形よりも製造が容易であるという効果がある。
コンタクト導体のコの字状成形においては、コの字状屈曲点間の寸法は、挿入する2つのスルーホールの中心間の寸法とし、折り返し端部間の寸法は、スルーホールへ挿入したときに充分な弾性力が得られるよう、第1の構成においては2つのスルーホールの内壁導体間の最短寸法よりも充分短くし、第2の構成においては内壁導体間の最長寸法よりも充分長くするのが最良である。
第12の構成における鉤状の抜け止め構成では、誘い傾斜と外れ防止テーパーを設けるのが最良である。
第11の構成における面取りは、スルーホールの円形に沿った角度の面取りとするのが最良である。
第11の構成における面取りは、スルーホールの円形に沿った角度の面取りとするのが最良である。
以下、本発明コネクタの実施例を図面を参照して説明する。
図1は、本発明第1の構成のコネクタの実施例斜視図である。コの字状のコンタクト1が複数個等間隔で保持絶縁物2に保持されている。
コンタクト1は両側のコの字状屈曲点3で屈曲されてコの字状になっており、その先端部分は折り返されて折り返し端部4を形成している。折り返し端部4の係止部5は、基板のスルーホールへ挿入された際、基板のスルーホール周囲部に引っ掛り抜け止めの機能を果す。
スルーホールとの接触は、接触部7がスルーホールの内壁導体の出口角部と接触し、スルーホール内壁導体に続いてスルーホール周囲にフランジ状に導体が存在する場合は、接触部6がフランジ状部分に接触する。
図1では、コの字状屈曲点3の屈曲角度が直角よりもやや鋭角になっており、左右の折り返し端部4間の寸法は、コの字状屈曲点間の寸法より小さくなっている。
図1は、本発明第1の構成のコネクタの実施例斜視図である。コの字状のコンタクト1が複数個等間隔で保持絶縁物2に保持されている。
コンタクト1は両側のコの字状屈曲点3で屈曲されてコの字状になっており、その先端部分は折り返されて折り返し端部4を形成している。折り返し端部4の係止部5は、基板のスルーホールへ挿入された際、基板のスルーホール周囲部に引っ掛り抜け止めの機能を果す。
スルーホールとの接触は、接触部7がスルーホールの内壁導体の出口角部と接触し、スルーホール内壁導体に続いてスルーホール周囲にフランジ状に導体が存在する場合は、接触部6がフランジ状部分に接触する。
図1では、コの字状屈曲点3の屈曲角度が直角よりもやや鋭角になっており、左右の折り返し端部4間の寸法は、コの字状屈曲点間の寸法より小さくなっている。
図2は図1のコネクタの3面図であり、(a)は上面図、(b)は側面図、(c)は正面図である。
図3は、図1および図2で示されるコネクタ1を基板9のスルーホール10へ嵌合される工程断面図である。
(a)〜(c)は2つの基板のスルーホール間を接続する場合の図で、(a)は嵌合前の図、(b)は片側のコンタクト8をスルーホール10へ挿入し始めた状態の図、(c)は両側のコンタクトがともに、スルーホール10に完全に挿入された図である。
(a)の状態では、コンタクト8のコの字状屈曲点3は両側とも、ほぼスルーホール10の中心線の上にあり、折り返し端部4の間隔はコの字状屈曲点3間の寸法より小さく、2つのスルーホール10よりやや内側となっている。
(a)〜(c)は2つの基板のスルーホール間を接続する場合の図で、(a)は嵌合前の図、(b)は片側のコンタクト8をスルーホール10へ挿入し始めた状態の図、(c)は両側のコンタクトがともに、スルーホール10に完全に挿入された図である。
(a)の状態では、コンタクト8のコの字状屈曲点3は両側とも、ほぼスルーホール10の中心線の上にあり、折り返し端部4の間隔はコの字状屈曲点3間の寸法より小さく、2つのスルーホール10よりやや内側となっている。
従って、(b)の状態から(c)の状態へ移行するには、折り返し端部4の間隔を押し拡げて挿入することになる。(c)の状態では、折り返し端部4が(a)の間隔に戻ろうとする弾性力が働いているので、内側へ折り返されている折り返し端部4の折り返し端面が、スルーホールの周縁導体12に掛り、電気接触が得られるとともに抜け止め機能を果すことになる。
電気接触については、前記端面だけではなく、コンタクト8の内側面の折り返し端面とほぼ同じ高さの部分がスルーホールの端部に接触することになる。(d)は同一基板内の2つのスルーホール間を接続した場合の図であり、発明としては何らの相違もないものである。
電気接触については、前記端面だけではなく、コンタクト8の内側面の折り返し端面とほぼ同じ高さの部分がスルーホールの端部に接触することになる。(d)は同一基板内の2つのスルーホール間を接続した場合の図であり、発明としては何らの相違もないものである。
(e)は、本発明第7の構成の実施例であり、コンタクトの形状を略M字状としたものである。このような形状にすることにより、折り返し端部4が互いに近付こうとする弾性力を大きくすることができる。電気接触や抜け止め機能については、コの字状の場合と同じである。
図3の(e)では、折り返し端部4,4間の間隔がコの字状屈曲点3,3間の寸法よりも小さいが、折り返し端部4,4の間隔を図4のように大きくし、折り返し端部の折り返しを外側へ折り返すことにより、間隔のより広いスルーホールに対応させることができる。これが第8の構成の実施例である。
図3の(e)では、折り返し端部4,4間の間隔がコの字状屈曲点3,3間の寸法よりも小さいが、折り返し端部4,4の間隔を図4のように大きくし、折り返し端部の折り返しを外側へ折り返すことにより、間隔のより広いスルーホールに対応させることができる。これが第8の構成の実施例である。
図7は、図1、図2、図3の保持絶縁物の代わりにIC55などのチップ部品とした例である。(a)は嵌合状態の図、(b)は嵌合前の図である。この場合、左右のコンタクト8は図1〜3のように一体のものではなく、それぞれがIC等の電極に接続されており、IC等の絶縁体に保持されている。これを図4のように、折り返し端部4,4間の間隔がコの字状屈曲点3,3間の間隔よりも大きい場合を応用して行うこともできる。
図4は、本発明第2の構成の実施例構成図である。(a)は嵌合前の状態、(b)は嵌合後の状態を示す図である。
図3と異なる点は、折り返し端部4の折り返しが外側への折り返しとなっており、左右の折り返し端部4,4の間隔もコの字状折曲点3,3の間隔より大きく、且つスルーホール10外側同士の間隔よりも大きく設定されている。従って、(b)の嵌合状態では、折り返し端部4,4は常に外側へ向けた弾性力を受けている。このため、折り返し端部4,4の折り返し端面がスルーホール10,10の周縁導体12に係り、電気接触するとともに抜け止め機能が得られている。
図3と異なる点は、折り返し端部4の折り返しが外側への折り返しとなっており、左右の折り返し端部4,4の間隔もコの字状折曲点3,3の間隔より大きく、且つスルーホール10外側同士の間隔よりも大きく設定されている。従って、(b)の嵌合状態では、折り返し端部4,4は常に外側へ向けた弾性力を受けている。このため、折り返し端部4,4の折り返し端面がスルーホール10,10の周縁導体12に係り、電気接触するとともに抜け止め機能が得られている。
図5は、コンタクトが8本のコネクタについて、図3の(c)および図4の(b)を上から見た図である。
図6は、本発明第3の構成のプラグコネクタおよび第5の構成のレセプタクルコネクタの実施例である。
(a)がプラグコネクタ15の例であり、(b)がレセプタクルコネクタ16の例である。これは向い合う基板9、14のスルーホール間を接続するのに用いられる。
(c)はプラグコネクタ15とレセプタクルコネクタ16が嵌合した状態を示す。これにより、(a)のコンタクト17、51が(b)のコンタクト52、53と、それぞれ接続されることになる。
図3の構成と異なる点は、図3では左右のコンタクトが繋がっているのに対し、図6では左右のコンタクトは電気的に独立しており、2極を構成していることである。
しかし、プラグコネクタ15もレセプタクルコネクタ16も基板のスルーホールへの嵌合は、図3の場合と同じであり、同じ効果がある。
(a)がプラグコネクタ15の例であり、(b)がレセプタクルコネクタ16の例である。これは向い合う基板9、14のスルーホール間を接続するのに用いられる。
(c)はプラグコネクタ15とレセプタクルコネクタ16が嵌合した状態を示す。これにより、(a)のコンタクト17、51が(b)のコンタクト52、53と、それぞれ接続されることになる。
図3の構成と異なる点は、図3では左右のコンタクトが繋がっているのに対し、図6では左右のコンタクトは電気的に独立しており、2極を構成していることである。
しかし、プラグコネクタ15もレセプタクルコネクタ16も基板のスルーホールへの嵌合は、図3の場合と同じであり、同じ効果がある。
図6においては折り返し端部4,4間の間隔が屈曲点54,54間の寸法より小さいが、折り返し端部4,4の間隔を図4のように大きくし、折り返し端部4の折り返しを外側へ折り返すことにより、間隔のより広いスルーホールに対応させることもできる。
この場合、プラグコネクタ側が第4の構成の実施例であり、レセプタクルコネクタ側が第6の構成の実施例となる。
この場合、プラグコネクタ側が第4の構成の実施例であり、レセプタクルコネクタ側が第6の構成の実施例となる。
図8は、スルーホールへ挿入されるコンタクトの各種先端形状を示す図である。
図1、2、3、4、6における折り返し端部4は、折り返しが狭いV字状になっており、内側にV字空間を有しており、また折り返し端面は折り返し軸線に直角な面を有している。このV字空間をなくすように密着させると、その分だけ折り返し端部を細くでき、径のより小さいスルーホールへも挿入することができる。
また、折り返した端面の外側角部が鋭角になるように端面にテーパーを付けると、挿入した後のスルーホール周縁部への引っ掛りがより確実になり、抜け止め機能が向上する。
この密着曲げとテーパー付けは、それぞれ単独に行ってもよく、両方合わせて行ってもよい。この密着曲げは、本発明の第6の構成であり、テーパー付けは第6の構成である。
更に、コンタクトの折り返しの外側になる角部を折り返し部も含めて面取りすることにより、更に小径のスルーホールに対応することができる。これは、本発明第8の構成の実施例である。
図1、2、3、4、6における折り返し端部4は、折り返しが狭いV字状になっており、内側にV字空間を有しており、また折り返し端面は折り返し軸線に直角な面を有している。このV字空間をなくすように密着させると、その分だけ折り返し端部を細くでき、径のより小さいスルーホールへも挿入することができる。
また、折り返した端面の外側角部が鋭角になるように端面にテーパーを付けると、挿入した後のスルーホール周縁部への引っ掛りがより確実になり、抜け止め機能が向上する。
この密着曲げとテーパー付けは、それぞれ単独に行ってもよく、両方合わせて行ってもよい。この密着曲げは、本発明の第6の構成であり、テーパー付けは第6の構成である。
更に、コンタクトの折り返しの外側になる角部を折り返し部も含めて面取りすることにより、更に小径のスルーホールに対応することができる。これは、本発明第8の構成の実施例である。
図8の(a)は、上記の密着曲げ、傾斜付け、面取りの3つを併せ、実施したときのコンタクト挿入部分の側面図であり、(b)は(a)のA−A断面図である。
(c)は本発明第9の構成の実施例であり、外れ防止テーパー21と誘い傾斜22を設けたプレス打ち抜きのコンタクトである。
(d)は、本発明第10の構成の実施例であり、コンタクト導体24の先端に近い部分を打ち抜き起しをして、起した部分を係止部23としたものである。薄板状のコンタクトに適した構造である。
(c)は本発明第9の構成の実施例であり、外れ防止テーパー21と誘い傾斜22を設けたプレス打ち抜きのコンタクトである。
(d)は、本発明第10の構成の実施例であり、コンタクト導体24の先端に近い部分を打ち抜き起しをして、起した部分を係止部23としたものである。薄板状のコンタクトに適した構造である。
1 コネクタ
2 保持絶縁物
3 コの字状屈曲点
4 折り返し端部
5 係止部
6 接触部
7 接触部
8 コンタクト
9 基板
10 スルーホール
11 内壁導体
12 周縁導体
13 基板
14 基板
15 プラグコネクタ
16 レセプタクルコネクタ
17 コンタクト
18 面取り
19 傾斜
20 密着部
21 外れ防止テーパー
22 誘い傾斜
23 係止部
24 コンタクト導体
25 ピン電極
26 スルーホール
27 内壁導体
28 山形状接触部
29 U字曲げ部
30 ラッチアーム
31 爪部
32 ラッチ孔
33 ソケット本体
34 コネクタ
35 ハウジング
36 係止部
37 端子
38 基部
39 変形部
40 折曲部
41 係止孔
42 ランド部
43 アース端子
44 基板部
45 可撓片
46 係止羽根部
47 バレル部
48 電線
49 被係合穴
50 車体パネル
51 コンタクト
52 コンタクト
53 コンタクト
54 屈曲点
55 IC
2 保持絶縁物
3 コの字状屈曲点
4 折り返し端部
5 係止部
6 接触部
7 接触部
8 コンタクト
9 基板
10 スルーホール
11 内壁導体
12 周縁導体
13 基板
14 基板
15 プラグコネクタ
16 レセプタクルコネクタ
17 コンタクト
18 面取り
19 傾斜
20 密着部
21 外れ防止テーパー
22 誘い傾斜
23 係止部
24 コンタクト導体
25 ピン電極
26 スルーホール
27 内壁導体
28 山形状接触部
29 U字曲げ部
30 ラッチアーム
31 爪部
32 ラッチ孔
33 ソケット本体
34 コネクタ
35 ハウジング
36 係止部
37 端子
38 基部
39 変形部
40 折曲部
41 係止孔
42 ランド部
43 アース端子
44 基板部
45 可撓片
46 係止羽根部
47 バレル部
48 電線
49 被係合穴
50 車体パネル
51 コンタクト
52 コンタクト
53 コンタクト
54 屈曲点
55 IC
Claims (13)
- 予め定められた長さの細長弾性導体の両端部から、それぞれ中央部の方へ向って予め定められた寸法の位置で全体がコの字状になるように屈曲し、両先端部はコの字内側への折り返し端部となって抜け止め構造の接触部を形成し、向い合う折り返し端部間の寸法がコの字状屈曲点間の寸法より小さくなるように形成されたコンタクトが、そのコの字状屈曲線を含む面と直交する方向に間隔をあけて複数個整列した状態で屈曲点間の部位を絶縁体ハウジングで保持されたことを特徴とするコネクタ。
- 予め定められた長さの細長弾性導体の両端部から、それぞれ中央部の方へ向って予め定められた寸法の位置で全体がコの字状になるように屈曲し、両先端部はコの字外側への折り返し端部となって抜け止め構造の接触部を形成し、向い合う折り返し端部間の寸法がコの字状屈曲点間の寸法より大きくなるように形成されたコンタクトが、そのコの字状屈曲線を含む面と直交する方向に間隔をあけて複数個整列した状態で屈曲点間の部位を絶縁体ハウジングで保持されたことを特徴とするコネクタ。
- 予め定められた長さの細長弾性導体2本が、一方端側から所定寸法の部分は中心となる絶縁体の両側に対称に保持されて2極ピンコンタクトを形成し、そこから他方端側は対称中心線から横方向に対称に拡がる方向に伸び、所定寸法の所で再び中心線の方へ近付くように屈曲し、先端は互いに内側への折り返し端部となって抜け止め構造の接触部を形成し、折り返し端部間の寸法が屈曲点間の寸法より小さい対称コンタクトが、その対称面と直交する方向に間隔をあけて複数組整列した状態で絶縁体ハウジングに保持されていることを特徴とするプラグコネクタ。
- 予め定められた長さの細長弾性導体2本が、一方端側から所定寸法の部分は中心となる絶縁体の両側に対称に保持されて2極ピンコンタクトを形成し、そこから他方端側は対称中心線から横方向に対称に拡がる方向に伸び、所定寸法の所で再び中心線の方へ近付くように屈曲し、先端は互いに外側への折り返し端部となって抜け止め構造の接触部を形成し、折り返し端部間の寸法が屈曲点間の寸法より大きい対称コンタクトが、その対称面と直交する方向に間隔をあけて複数組整列した状態で絶縁体ハウジングに保持されていることを特徴とするプラグコネクタ。
- 予め定められた長さの細長弾性導体2本が、その一方端側からの所定寸法部分は絶縁体ハウジング内で、相互に向い合い対称な形状でプラグコンタクト挿入の間隔をおいて2極のソケットコンタクトを形成し、そこから他方端側は対称中心線から横方向に対称に拡がる方向に伸び、所定寸法の所で再び中心線の方へ近付くように屈曲し、先端は互いに内側への折り返し端部となって抜け止め構造の接触部を形成し、折り返し端部間の寸法が屈曲点間の寸法より小さいことを特徴とするレセプタクルコネクタ。
- 予め定められた長さの細長弾性導体2本が、その一方端側からの所定寸法部分は絶縁体ハウジング内で、相互に向い合い対称な形状でプラグコンタクト挿入の間隔をおいて2極のソケットコンタクトを形成し、そこから他方端側は対称中心線から横方向に対称に拡がる方向に伸び、所定寸法の所で再び中心線の方へ近付くように屈曲し、先端は互いに外側への折り返し端部となって抜け止め構造の接触部を形成し、折り返し端部間の寸法が屈曲点間の寸法より大きいことを特徴とするレセプタクルコネクタ。
- 予め定められた長さの細長弾性導体の中央から両端側へ所定寸法の所で、該導体とその中央を通る直交中心線を含む面内で、該中心線に対し対称に斜めに屈曲し、両者同じ寸法だけ伸びた所から同じ面内で対称に反転屈曲し、両先端部は向い合う内側への折り返し端部となって抜け止め構造の接触部を形成し、向い合う折り返し端部間の寸法が前記反転屈曲点間の寸法より小さくなるように形成されたコンタクトが、屈曲線を含む面と直交する方向に間隔をあけて複数個整列した状態でコンタクトの中央部位が絶縁体ハウジングで保持されたことを特徴とするコネクタ。
- 予め定められた長さの細長弾性導体の中央から両端側へ所定寸法の所で、該導体とその中央を通る直交中心線を含む面内で、該中心線に対し対称に斜めに屈曲し、両者同じ寸法だけ伸びた所から同じ面内で対称に反転屈曲し、両先端部は向い合う外側への折り返し端部となって抜け止め構造の接触部を形成し、向い合う折り返し端部間の寸法が前記反転屈曲点間の寸法より大きくなるように形成されたコンタクトが、屈曲線を含む面と直交する方向に間隔をあけて複数個整列した状態でコンタクトの中央部位が絶縁体ハウジングで保持されたことを特徴とするコネクタ。
- 折り返し端部が密着曲げとなっていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載のコネクタ。
- 折り返し端部の折り返された方の端面の内側辺が、外側辺より折り返し屈曲先端接線に近い傾斜となっていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載のコネクタ。
- 前記細長弾性導体は断面四角形状を呈し、コンタクトの折り返しの外側になる角部が折り返し端部も含めて面取りされていることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載のコネクタ。
- 請求項1〜8のいずれか1項の、折り返し端部に代えて、先端を鉤状に打ち抜きプレスで成形した抜け止め構造の接触部としたことを特徴とするコネクタ。
- 請求項1〜8のいずれか1項の、折り返し端部に代えて、前記弾性導体の先端手前の部分に、先端寄りの辺を打ち抜かず両側辺および後辺をプレス打ち抜き切断した部分が、折り返し側に相当する側へ先端寄りの辺から斜めに折り曲げられた部分を抜け止め構造の接触部として形成したことを特徴とするコネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008188465A JP2010027438A (ja) | 2008-07-22 | 2008-07-22 | コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP (1) | JP2010027438A (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56174466U (ja) * | 1980-05-27 | 1981-12-23 | ||
JPS6069475U (ja) * | 1983-10-18 | 1985-05-16 | 日本ビクター株式会社 | 配線用端子 |
JPH0696806A (ja) * | 1992-07-31 | 1994-04-08 | Yazaki Corp | 板端子 |
JPH0837048A (ja) * | 1994-07-22 | 1996-02-06 | Nippondenso Co Ltd | コネクタ |
-
2008
- 2008-07-22 JP JP2008188465A patent/JP2010027438A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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