JP2002250857A - 測距装置 - Google Patents

測距装置

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JP2002250857A
JP2002250857A JP2001050622A JP2001050622A JP2002250857A JP 2002250857 A JP2002250857 A JP 2002250857A JP 2001050622 A JP2001050622 A JP 2001050622A JP 2001050622 A JP2001050622 A JP 2001050622A JP 2002250857 A JP2002250857 A JP 2002250857A
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Japan
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correction
distance
reliability
image
determination
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Application number
JP2001050622A
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English (en)
Inventor
Koichi Nakada
康一 中田
Osamu Nonaka
修 野中
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Measurement Of Optical Distance (AREA)
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  • Automatic Focus Adjustment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】有害な光ノイズの影響で対策し、高精度な測距
を達成すると共に、該対策時の副作用の影響を極力防止
する測距装置を提供することである。 【解決手段】この発明の測距装置にあっては、距離検出
のためにセンサアレイ3L、3Rが2つの光路からの像
信号を受像し、これら2つのセンサアレイ3L、3Rで
得られた2像は、比較されて上記像信号が補正され、補
正像信号を出力するか否かがCPU10で判断される。
上記補正像信号は補正回路8から出力される。上記補正
前若しくは補正後の各々2つの光路からの2像の差は、
比較回路11にて所定の値と比較されて、信頼性判定部
11aにより上記距離検出の信頼性が判定される。そし
て、この判定結果に従って、上記所定の値が補正量切換
え回路9により切換られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、被写体までの距
離を測定し、これに応じてカメラ等の光学機器のピント
を調節するための測距装置に関し、より詳細には、2つ
の光路の視差を用いた位相差、または三角測距による測
距装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動焦点装置に於ける光学系
に入射する光のノイズによって、正確な測距ができなく
なることに関しては、種々の対策案が考えられてきた。
【0003】例えば、本件出願人による特開平10−1
22855号公報等では、上記2つの光路にアンバラン
スに入射する有害な光(フレア)の影響を除去するため
に、ノイズ除去演算を行って、ピント合わせの精度を向
上させている技術が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平10−122855号公報による技術に於いては、
光ノイズの対策については考慮されていたが、光ノイズ
と誤判定されてしまう、2つの光路の視差による誤差に
ついては十分考慮されていないものであった。
【0005】したがってこの発明は上記課題に鑑みてな
されたものであり、光ノイズによるピント合わせ精度の
劣化を補償して、尚且つ、2つの光路の視差に基く像信
号差による誤差を解決し、より高精度の測距装置を提供
することを目的とする。また、上記ピント合わせ精度の
劣化補償の副作用を対策した測距装置を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわちこの発明は、距
離検出のために、2つの光路からの像信号を受像する2
つのセンサアレイと、上記2つのセンサアレイで得られ
た2像を比較して、上記像信号を補正して、補正像信号
を出力するか否かを判断する補正判断手段と、上記補正
像信号を出力する出力手段と、上記補正前若しくは補正
後の各々2つの光路からの2像の差を、所定の値と比較
して、上記距離検出の信頼性を判定する判定手段と、上
記補正判断手段の出力結果に従って、上記所定の値を切
換える切換手段と、を具備することを特徴とする。
【0007】またこの発明は、距離検出のために2つの
光路からの相対像信号を比較する第1の比較手段と、こ
の第1の比較手段による比較より求められる第1の相対
像位置に従って2つの像信号に補正を行う補正手段と、
該補正手段で補正された2つの像信号を比較して第2の
相対像位置を求める第2の比較手段と、上記第1及び第
2の比較手段にてそれぞれ距離検出の信頼性を判定する
第1及び第2の判定手段と、を具備し、上記第2の判定
手段は、上記第1の判定手段の判定結果に従って第2の
判定基準を切換えることを特徴とする。
【0008】この発明の測距装置にあっては、距離検出
のためにセンサアレイが2つの光路からの像信号を受像
し、これら2つのセンサアレイで得られた2像は、比較
されて上記像信号が補正され、補正像信号を出力するか
否かが補正判断手段で判断される。上記補正像信号は出
力手段により出力される。上記補正前若しくは補正後の
各々2つの光路からの2像の差は所定の値と比較され
て、判定手段で上記距離検出の信頼性が判定される。そ
して、上記補正判断手段の出力結果に従って、上記所定
の値が切換手段により切換られる。
【0009】またこの発明の測距装置にあっては、距離
検出のために2つの光路からの相対像信号が第1の比較
手段で比較され、この第1の比較手段による比較より求
められる第1の相対像位置に従って補正手段で2つの像
信号に補正が行われる。そして、該補正手段で補正され
た2つの像信号が比較されて第2の相対像位置が第2の
比較手段で求められる。上記第1及び第2の比較手段に
て、それぞれ距離検出の信頼性が第1及び第2の判定手
段で判定される。このうち、第2の判定手段は、上記第
1の判定手段の信頼性判定結果に従ってその判定基準が
切換えられる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態を説明する。
【0011】図1(a)はこの発明の第1の実施の形態
の構成を示すブロック図である。
【0012】図1(a)に於いて、被写体1からの撮影
光束は、受光レンズ2L及び2Rを介してセンサアレイ
3L及び3Rに結像される。また、上記被写体1は太陽
等の照明4により照明光が照射される。
【0013】上記センサアレイ3L及び3Rの出力は、
A/D変換回路7を介して補正回路8へ供給される。こ
の補正回路8は、補正量切換回路9を介してCPU10
によって制御される。CPU10には、上記補正量切換
回路9の他、測距の信頼性を判定する機能である信頼性
判定部11aを内部に有した比較回路11と、撮影レン
ズ13を駆動するピント合わせ部12と、ストロボ14
と、レリーズスイッチ15が接続されている。
【0014】ここで、先ず、図1(a)に示されるよう
に配置された受光レンズ2L、2R及びセンサアレイ3
L、3Rを想定して、パッシブAFの測距原理について
説明する。
【0015】上記受光レンズ2L、2Rは、図1(b)に
示されるように、カメラ本体17の前面に配置されてい
る受光レンズ2(2L、2R)に、被写体1から入射さ
れる光が、その光の強さの分布に従ってアレイ状に構成
されるセンサの1つ1つの画素によって光電変換される
ので、この変換された電気信号の大きさの変化が像信号
となる。位置的に異なる2つの受光レンズ2L、2Rを
介して、2つのセンサアレイ3L、3Rは像信号を形成
するので、各々のセンサアレイが形成する信号は、その
視差Bに従って入射像位置が異なる。
【0016】また、受光レンズ2L、2Rの焦点距離を
J とすると、この一対のセンサアレイによる像信号位
置は、三角測距の原理によってxの相対位置差を持つ
が、被写体距離をLとすると、 x=B・fJ /L …(1) という関係になる。
【0017】センサアレイ3L、3Rは、図1(a)に
示されるような並びで、番めのセンサ画素から順に配
列されている。このとき得られた像信号について、セン
サナンバ(No.)を横軸に、各画素の出力の大きさを
縦軸にとると、図2(a)に示されるような像信号のグ
ラフになる。
【0018】図中、実線はL側センサアレイ(3L)に
よる像、破線はR側センサアレイ(3R)による像であ
る。L側のm番目の画素とR側のn番目の位置に被写体
像の中心があるとすると、像信号の相対位置差は x=pt1・(n−m) …(2) となる。ここで、ptは画素のピッチである。
【0019】このxより、上記(1)式から距離Lが求
められる。
【0020】この相対位置差は、図中Eの幅のL側信号
とR側信号の差をとり、その全画素の和と相関関数と
し、R側の画素の信号をシフトセンサNo.方向にシフ
トさせながら順次その結果を相関関数として、判定して
いくことによって検出することができる。この相関関数
が最も小さい値になったシフト量が、LとRの信号が一
致するズレ量(n−m)を表すことになる。尚、この値
がMIN値(最小値)になったことを、「相関度が高
い」と表すことがある。
【0021】しかし、R側、L側のセンサのアンバラン
スや光学系の誤差、または、太陽等の照明4と、2つの
受光レンズ2L、2Rが示す角度によって生じるフレア
のかぶりの差によって、図2(b)に示されるように、
誤差光成分が、一方の信号に重なると、上記相関関数に
誤差を生じてしまい、誤測距となることがあった。
【0022】そこで、従来の改善策としては、両センサ
アレイの出力平均値の差から、この誤差光成分を求め、
これを一方のセンサデータに加算してから上記相関演算
を行っていた。これはフレア補正と称される。
【0023】しかしながら、図3に示されるように、2
つのセンサアレイ3L、3Rの見る測距可能位置は、図
中斜線部に限られており、受光レンズ2L、2Rの位置
差故、他方のセンサアレイでは検出できないという領域
が生じてしまう。このR−L領域に、例えば強い光が入
射されると、センサアレイ3Rの側のセンサからは大
きな信号が生じ、この差異を有したまま、他方のセンサ
アレイ3L側のセンサの出力の平均と比較されてしまう
と、フレア補正の結果が不正確になってしまう。
【0024】上述した例では、センサアレイ3L側の信
号が小さいと判断され、実際にはアンバランスが生じて
いないにもかかわらず、センサアレイ3L側に無意味な
補正値が加算されてしまうことになる。これによって、
フレアのないシーンでも、不正確な測距となることがあ
った。
【0025】そこで、この発明では、上述した図3に示
されるR−LまたはL−Rの領域の光の入射状態の違い
(視差による誤差)の影響を受けず、尚且つ、フレアが
補正が必要なシーンでは正確に補正ができるように構成
する。
【0026】つまり、フレア補正を必要とする区間を限
定し、上述の視差による誤差が補正時に影響しないよう
にしている。
【0027】図1(a)に戻り、センサアレイ3L、3
Rの出力はA/D変換回路7でデジタル信号に変換され
た後、補正回路8に出力される。A/D変換回路7の出
力デジタル信号は、2つのセンサアレイ3L、3Rの2
つの像信号であるが、これらの像信号に先のフレア補正
が施されて、比較回路11によって、上述した相関演算
や像信号の相対ズレ量検出が行われる。
【0028】CPU10は、補正量切換回路9の出力の
切換えや、比較回路11の出力に基いて、ピント合わせ
部12による撮影レンズ13のピント合わせ位置を制御
するものであり、ワンチップマイクロコンピュータ等か
ら成る演算制御手段で構成される。このCPU10は、
カメラのレリーズスイッチ15の操作状態より、測距ピ
ント合わせ等を行い、ストロボ14や図示されないシャ
ッタを制御して、撮影シーケンスを司るものである。
【0029】上記補正回路8と補正量切換回路9がこの
発明の特徴部分となっている。
【0030】図4は、CPUが行っていたフレア補正を
含む距離算出の動作を説明する一般的なフローチャート
である。
【0031】先ず、ステップS1では、センサアレイの
出力をA/D変換した結果が得られる。この結果より、
続くステップS2で2つの像信号のデータ差(図2
(b)の誤差光成分)が求められ、次いで、ステップS
3にてこの成分が補正されると、ステップS4にて像の
相対位置差(図2(a)のx)が求められる。
【0032】そして、ステップS5に於いて、信頼性が
判断される。ここで、信頼性が高い(OK)ならば、ス
テップS6に移行して、上記(1)式に基いて被写体距
離Lが算出される。一方、像の一致度が悪い場合には、
ステップS5からステップS7に分岐し、信頼性が低い
と判断されて測距はNGとなる。
【0033】しかし、この一般的なフローチャートで
は、上記ステップS2の2像データ差判定の時に、上述
の視差による誤差を考慮していなかったので、像補正
時、距離算出に誤差を生じていた。例えば、上記R−L
領域にのみ光が入った場合、図5に示されるように、R
側センサアレイ出力のセンサナンバ(No.)の小さい
方に、像信号の著しい差が生じることとなる。
【0034】この差は、LとRのセンサが各々異なるポ
イントを見ていることによって生じている(図3参照)
ものなので、この差異まで含めて補正してしまうと、誤
測距の原因となる。
【0035】そこで、この第1の実施の形態では、図6
のようなフローチャートに従って、補正量を決定し、且
つ、信頼性判定を有効に利用して、フレア補正の誤作動
を防止するようにしている。
【0036】先ず、ステップS11にて、後述する信頼
性OKフラグがリセットされる。次に、ステップS12
にて、図4のフローチャートのステップS1と同様に、
像検出が行われる。次いで、ステップS13にて、上記
ステップS12で得られた2つの像信号の相対位置差が
検出される。これは、図4のフローチャートのステップ
S4に相当する。
【0037】この後、ステップS14に於いて、像の一
致度が調べられる。ここで、信頼性が高い場合は、ステ
ップS15に移行して信頼性OKフラグがセットされた
後、ステップS16に移行する。一方、上記ステップS
14にて、信頼性が低い(NG)場合は、フラグが操作
されずにステップS16に移行する。
【0038】上記ステップS13で得られた相対位置差
(n−m)は、まだフレア補正が行われていないので、
誤差を含んだものであるが、ここで得られた仮の位置差
によって、図7に示されるように、L側の被写体像範囲
(EL )と、ほぼ一致したR側の被写体像範囲(ER
が概略決定することができ、n−mだけシフトした位置
を求めればよい。これがステップS16及びS17にて
行われる。
【0039】こうして、1回目の相対位置差検出で、あ
る程度比較する範囲が限定されてこの範囲のデータが利
用されて両センサのデータ差がとられてフレア補正が行
われる。すると、ステップS18にて、図7に示される
ように、ここではEL の範囲のL側データが正しく補正
され、R側データと正しく比較できるようになる。
【0040】この後、ステップS19にて、2回目の相
対位置差検出が行われる。このステップS19での相対
位置差検出の信頼性判定は、ステップS20にて、上記
ステップS13に於ける信頼性判定結果によって切換え
られる。
【0041】すなわち、前回OKならば、フレア補正後
は更に良くなっているとして信頼性判定が省略されてス
テップS22へ移行する。そして、前回NGの場合の
み、ステップS21に移行して信頼性判定が行われる。
このステップS21にて、信頼性が高いと判定された場
合はステップS22へ移行するが、信頼性が低いと判定
された場合はステップS23へ移行して測距がNGとな
る。
【0042】このようにして、ステップS22にて、図
5に示されるR−L誤差を含まない、正しい距離算出が
可能となる。
【0043】以上説明したように、この第1の実施の形
態によれば、LとRのセンサの視差を含まぬ形に制限し
た範囲のみで、像信号のアンバランスを補正したので、
正確なピント合わせができる測距装置を提供することが
できる。
【0044】また、信頼性判定を必要以上に行うことな
く、タイムラグの削減を行うことができる。特に、マル
チAFで測距ポイントが増加した場合、そのポイント数
分だけフローチャートの単純化や、タイムラグの改善が
可能となる。
【0045】次に、この発明の第2の実施の形態を説明
する。
【0046】先ず、図8(a)に示されるように、各々
のラインセンサ出力が得られた場合、実際には図8
(a)に示されるEL の範囲とER の範囲を比較すると
ころを、センサ周辺部に入った光の不均一やフレアによ
って、上記EL の部分とER1の部分との像一致度が高い
と判断される場合の対策について説明する。
【0047】このような場合、上述した第1の実施の形
態のような方法では、EL の部分とER1の部分で誤って
フレア補正をかけてしまう可能性がある。しかしなが
ら、第2の実施の形態では、図8(b)、(c)に示さ
れるように、データの小さい方に補正量を少しずつ加え
ていくようにし、そこで得られた相関度の高いエリアを
改めて像比較して、相対位置差を求めるようにする。こ
れにより、更に高い精度での測距が可能となる。
【0048】Lデータに少し補正量が加えられた図8
(b)では、EL の部分とER2の部分が似ていて相関度
が高いと判定される。一方、図8(c)では、EL とE
R3の相関度が高いと判定される。こうして、補正がなさ
れる毎に、異なる相対位置差が求められるが、このよう
に類似とされた像信号部分を重ね合わせると、図9
(a)〜(c)に示されるようになる。また、上記像信
号部分の差をとると、図10(a)〜(c)に示される
ようになる。すなわち、正しい結果のER2の像のみが
R、L共同じ像データを見ている部分であるので、ぴっ
たりと一致して相関度が最も高くなる。この場合、図1
0(b)のみが、どのセンサ部でも差は略ゼロとなる。
【0049】このような原理から、第2の実施の形態で
は、CPU10によって図11に示されるフローチャー
トが実行される。
【0050】先ず、ステップS31では、図8(b)、
(c)に示されるように、補正量を加えていく数を示す
変数Nがリセットされる。次いで、ステップS32で
は、センサアレイ3L、3Rからの出力がA/D変換さ
れて像検出が行われる。
【0051】ステップS33にて、こうして得られた2
つの像信号の大小が比較される。その結果、ステップS
24に於いて、補正が不要ならば、ステップS41に移
行して、フレア補正なしで2つの像が比較されて相対位
置差が検出される。
【0052】この時、ステップS42に於いて2像の一
致度が判断される。ここで、その一致度SNxが所定値S
N1より低ければOKとして、ステップS43に移行して
上記(1)式による距離算出が行われる。しかし、一致
度が悪い時には、フレア補正が必要として、ステップS
41からステップS35に移行する。この一致度S
Nxは、各画素の像データの差を積算したもので、一致度
が高い程小さくなる。
【0053】上記ステップS34またはS42にて、上
記L、Rデータに差があって補正必要とされた場合は、
ステップS35に移行して小さい方のデータに所定の補
正量ΔDが加算される。次いで、ステップS36にて、
相対位置差が相関演算によって求められる。これは、上
述したように、2つの像信号のセンサ毎に差をとった結
果を加算したものを相関関数とし、センサデータを少し
ずつ画素毎にずらしながら同様のプロセスを繰返すもの
である。そして、どのデータの差もなくなった時に相関
関数はゼロになることから、どれだけの画素をずらせば
(図2(a)の例では、n−mの画素分ずらせば、L、
Rのデータは一致する)2像が一致するかが判定でき、
この結果から、2像の相対位置差xN が求められる。続
いて、ステップS37及びS38に於いて、図10
(a)〜(c)に示されるように、2つの像の差(相関
関数最小値)SN が所定の値SN0とが比較される。その
結果、所定量以下になるまでは、ステップS39に移行
してNがインクリメントされ、その後上記ステップS3
5に移行する。そして、上記ステップS35の補正量加
算が行われながら、相対位置差xN 、2像差検出SN
繰返される。
【0054】上記ステップS38に於いて、2像差SN
が所定の値SN0より小さくなれば、ステップS40に移
行して、2像差SN が最も小さい値をとる。この場合、
補正回数NがN1 とされて、このN1 の量だけ補正され
た時の2像相対位置差xN1が用いられて、ステップS4
3にて距離算出が行われる。
【0055】これによって、図8(a)〜(c)の例で
は、図8(b)の場合が最も正確なフレア補正量である
ことがわかる。この補正が入った時は、SN の判定でS
N0より小さくなるまで補正判定を繰返すステップが入っ
ているので、信頼性判定を再度行う必要がなく、フロー
チャートの単純化の高速化が図れる。
【0056】以上説明したように、第2の実施の形態に
よれば、補正量を小刻みに切換ながら、相対位置差xN
を求めるだけでなく、その時の2像の一致度まで考慮し
て距離算出を行うので、逆光時のフレアや2つのセンサ
の視差による像のアンバランスに強く、且つ高速の測距
装置を提供することができる。
【0057】次に、この発明の第3の実施の形態を説明
する。
【0058】図12及び図13は、この発明の第3の実
施の形態に於けるCPU10が行う測距動作を説明する
フローチャートである。
【0059】この第3の実施の形態では、先ず、図14
(a)に示されるように、広いエリア(全区間21)で
像検出し、その結果、2つのセンサアレイのうち、各々
どのエリアの像が距離検出時に利用されたかを判定し、
その限定区間22(図14(b)参照)で再度2つのセ
ンサの像の一致度が高くなるようなフレア補正を行う場
合に、1回目の2像差検出(これは区間を限定するため
の検出)と、2回目の2像差検出(これは距離算出用の
検出)とで、信頼性判定の定数(2像差SNと比較する
値)を切換えるようにしている。
【0060】これは、1回目の2像差検出を行わない
と、図15(a)に示されるように、一方のセンサアレ
イの“a”の領域と、もう一方のセンサアレイの“b”
の領域を比べてフレア補正を行うべきか、或いは図15
(b)に示されるように上記“a”の領域ともう一方の
センサアレイの“c”の領域を比べてフレア補正を行う
べきかが判断できない。これは被写体距離が変化するこ
とにより、一方のセンサアレイの“a”の領域の像が、
もう一方のセンサアレイの“b”の位置になったり
“c”の位置になったりするからである。
【0061】すなわち、大まかな距離を検出するため
に、補正が行われるか無いかが決定される。ステップS
51にて2つのセンサアレイで像が検出されると、続く
ステップS52にて上記2つのセンサアレイで得られた
2像についての大小比較が行われる。
【0062】次いで、ステップS53にて、フレア補正
が必要であるか否かが判定される。ここで、フレア補正
が不要であればステップS55へ移行し、フレア補正が
必要であればステップS54に移行して2像のうちの小
さい方にのデータに所定の補正量ΔDが加算されて補正
が行われる。
【0063】そして、上述した区間限定(“b”、
“c”)をするために、ステップS55にて、大まかな
距離を検出するべく相対位置差検出が行われる。次い
で、ステップS56にて、1回目の2像差検出(SN
が行われる。これは、区間を限定するためのものであ
る。
【0064】続いて、ステップS57に於いて、大まか
な距離判定時の信頼性判定が行われる。ここでは、像の
一致度を、2像SN とSN0との差で求めるものである。
ここで、信頼性がOKの場合は、ステップS58に移行
して相対位置差XN に従った区間決定が行われる。
【0065】一方、上記ステップS57にて、信頼性が
NGとなった場合には、ステップS59に移行してNG
フラグに1がセットされる。次いで、正確な位置差が求
められなかったとして、ステップS60にて、区間限定
が、図15(a)、(b)に示された“b”、“c”の
中間の区間に限定するように行われる。
【0066】こうして限定された区間について、ステッ
プS61〜S63にて、上述したステップS52〜S5
4と同様にして、再度フレア補正が行われる。そして、
ステップS64では、像の相対位置差XN1が求められ
る。
【0067】ステップS65では、上記ステップS56
と同様にして、2回目の2像差検出(SN )が行われ
る。但し、これは距離算出用の検出である。次いで、ス
テップS66では、NGフラグの状態が判定される。
【0068】この時、上述した1回目の相対像位置差検
出時の信頼性判定結果に従って2像差を所定値と比べる
信頼性判定の判定値が、ステップS67、S68にて切
換えられるようにしている。つまり1回目(ステップS
57)で信頼性がOKとされた場合は、ステップS67
に移行して判定値がSN2とされる。一方、1回目で信頼
性NGとされた場合は、ステップS68に移行して判定
値がSN3とされる。これは、1回目がOKならば、2回
目はより良くなっているとして、更に厳しい判定を行
い、フレア補正の副作用を対策するようにしているから
である。
【0069】こうした演算上の補正は、所定の条件を外
れたシーンでは、思いもよらぬ副作用を引き起こす可能
性があり、信頼性判定を厳しくすることによって、そう
した状況でピンボケ写真になることを防止している。例
えば、コントラスト変化が小さい場合、区間限定時にた
またま異なった区間を選択し、間違った2像を無理に一
致させてフレア補正をかけてしまうような状態が考えら
れるが、補正後は信頼性を厳しくすることによってこれ
を防止することができる。
【0070】ステップS69では、距離判定時の信頼性
判定が行われる。ここでは、像の一致度を、2像SN
N1との差から求められる。ここで、信頼性がOKの場
合は、ステップS70に移行して相対位置差XN1に従っ
た距離が算出される。
【0071】一方、上記ステップS69にて、信頼性が
NGとなった場合には、ステップS71に移行してNG
フラグの状態が判定される。ここで、NGフラグが1に
セットされている場合は、ステップS72に移行して不
採用とされ、ステップS74に移行する。
【0072】こうして、不採用判定された測距ポイント
は、ピント合わせ時の候補にしないようにすることによ
り、測距ポイント増加時(マルチAF時)に、測距しに
くいポイントを採用してピント合わせしてしまうような
状況を回避することができる。
【0073】また、上記ステップS71にてNGフラグ
が1でない場合は、ステップS73に移行して相対位置
差XN より、距離算出が行われる。
【0074】そして、上記ステップS70、S72、S
73の処理終了後、測距が終了であるとして、ステップ
S74でNGフラグがクリアされる。
【0075】次に、この発明の第4の実施の形態につい
て説明する。
【0076】上述したように、多岐にわたる写真撮影シ
ーンの中では、フレア補正をかけた方が良いと誤判定
し、実はフレア補正をかけることによってピントがより
悪くなってしまうシーンが存在する。例えば、背景に小
さな強い点光源が点在する夜景シーンや、はげしい逆光
下では、主要被写体のコントラストが低くなり、時折フ
レア補正をかけない方が良いシーンにて、フレア補正を
かける判定がかかってしまうことがあった。こうしたシ
ーンを救うために、信頼性判定を加味してフレア補正を
かけた方が良いか悪いかを判別し、副作用を対策するよ
うにしたのが、この第4の実施の形態である。
【0077】図16は、こうした第4の実施の形態に於
ける測距動作を説明するフローチャートである。このフ
ローチャートは、カメラのCPU10により実行され
る。
【0078】先ず、ステップS81にて補正フラグがク
リアされると、続くステップS82にて2つのセンサア
レイにより像検出が行われる。そして、ステップS83
にて上記2つのセンサアレイで得られた2像についての
大小比較が行われる。
【0079】次いで、ステップS84に於いて、フレア
補正が必要であるか否かが判定される。ここで、フレア
補正が行われる場合と行われない場合は、CPU内の図
示されないRAMの1bitを利用したフラグ判定によ
って分類される。
【0080】フレア補正が行われる場合は、ステップS
85に移行して2像のうちの小さい方に補正が行われ
る。そして、続くステップS86にて相対位置差検出
(XN2)が行われる。更に、ステップS87にて2像差
検出(SN2)が行われ、ステップS88では上記ステッ
プS81でクリアされた補正フラグに1がセットされ
る。
【0081】このステップS88の補正フラグセットの
後、または上記ステップS84でフレア補正が不要であ
った場合は、ステップS89に移行して、相対位置差が
検出(XN1)される。続いて、ステップS90では、2
像差検出(SN1)が行われる。
【0082】そして、ステップS91に於いて、補正フ
ラグの状態が判定される。ここで、補正フラグが0の場
合は、ステップS96に移行して、像位置差XN1、によ
り距離が算出される。
【0083】一方、補正フラグが1になった場合は、ス
テップS92以降の信頼性比較の処理に入る。これは、
フレア補正前後の信頼性判定値(2像差SN1、SN2
と、三角測距用の像位置差(XN1、XN2)を記憶してお
き、より信頼性判定値が小さい方を優先したピント合わ
せを行うものである。2像差SN1、SN2は小さい方が信
頼性が高いが、これらの2像差の値がステップS92及
びS93で比較される。尚、SN0は所定値である。
【0084】ステップS92ではフレア補正前の方が十
分小さい場合について判定され、ステップS93ではフ
レア補正後の方が十分小さい(信頼性が高い)場合につ
いて判定される。そして、それぞれ信頼性が高い方の像
位置差によって、ステップS95またはS96に移行し
て距離算出が行われている。
【0085】また、両者の差があまりない場合は、ステ
ップS94に移行して、フレア補正前後の像位置差
N1、XN2の平均を利用して、ピント距離が算出される
ようにしている。
【0086】以上説明したように、第4の実施の形態に
よれば、フレア補正の前後の信頼性判定の結果に従っ
て、フレア補正の良否を判定したので、フレア補正の副
作用のない、AFカメラを提供することができる。
【0087】フレア補正が必要となるのは、逆光時等、
本来、パッシブAFが苦手とする極めて過酷なシーンな
ので、本実施の形態のように何度も測距を繰返し最も信
頼性の良い部分でピント合わせを行う方式を採用するこ
とによって、更に高精度のピント合わせが可能となる。
【0088】以上のような実施の形態は、図17に示さ
れるように、画面内の複数(n0 個)のポイントの測距
を可能としたマルチAFを行うカメラに於いて有効であ
る。
【0089】図18は、このマルチAF時のカメラの測
距動作を説明するフローチャートである。
【0090】このフローチャートでは、ステップS10
5が“YES”に分岐するまで、変数nで表されるポイ
ントの測距が繰返される。
【0091】先ず、ステップS101にて変数が初期化
され、続くステップS102にて各点測距時にこの発明
のフレア補正が行われる。そして、ステップS103で
は、信頼性判定による採用、不採用が決定される。ここ
で、信頼性が低ければステップS105へ移行し、信頼
性が高ければステップS104に移行して測距結果が記
憶される。
【0092】ステップS105に於いては、変数nが予
め設定された測距ポイントの数であるか否かが判定され
る。ここで、測距ポイントの数に満たない場合は、ステ
ップS107に移行して測距ポイントの数がインクリメ
ントされて上記ステップS102に移行する。一方、測
距ポイントの数に達していれば、ステップS106に移
行して、当該測距ポイントのうち、最も近い距離が選択
される。
【0093】このように、ステップS102の各点測距
時にフレア補正が行われ、ステップS103で信頼性判
定が行われながら各ポイントの測距が行われれば、フレ
ア補正で測距の信頼性が良好になる場合はそれを採用
し、フレア補正で副作用がある場合は、それを採用せ
ず、正しく測距できた被写体を優先したピント合わせを
することができる。
【0094】図17に示されるように、激しい逆光の人
物でも補正でピント位置が改善されるほうを優先してピ
ント合わせができるので、両方ともピンボケになるよう
な状況を防ぐことができる。
【0095】以上説明したようにこの発明によれば、有
害な光ノイズの影響で対策し、高精度な測距を達成す
る。また、この対策時の副作用の影響を極力防止するこ
とができる。
【0096】尚、この発明の上記実施の形態によれば、
以下の如き構成を得ることができる。
【0097】すなわち、 (1) 距離検出のために2つの光路からの相対像信号
を比較する第1の比較手段と、この第1の比較手段より
求められる上記2像の第1の相対像位置差に従って、第
1の距離候補を算出する第1距離算出手段と、上記相対
像信号に補正を行う補正手段と、上記補正された相対像
信号を比較して第2の相対像位置差を求める第2の比較
手段と、この第2の比較手段より求められる上記2像の
第2の相対像位置差によって、第2の距離候補を算出す
る第2距離算出手段と、上記第1及び第2の比較手段に
て、上記距離検出の信頼性を判定する第1及び第2の判
定手段と、上記第1及び第2の判定手段の判定結果に従
って、上記第1の距離若しくは第2の距離から最終距離
を決定する決定手段と、を具備することを特徴とする測
距離装置。
【0098】(2) 上記決定手段は上記第1及び第2
の判定結果を比較し、信頼性が良好と判定された方の距
離を採用することを特徴とする上記(1)に記載の測距
装置。
【0099】(3) 上記決定手段は、上記第1及び第
2の性判定結果が略同じ場合には、上記第1及び第2の
距離候補の中間の距離を最終距離とすることを特徴とす
る上記(1)に記載の測距装置。
【0100】(4) 距離検出のために2つの光路から
の相対像信号を比較する第1のステップと、この第1の
ステップにて距離検出の信頼性を判定する第2のステッ
プと、上記第1のステップによる比較より求められる第
1の相対像位置に従って2つの像信号に補正を行う第3
のステップと、この第3のステップで補正された2つの
像信号を比較して求められる第2の相対像位置を求める
第4のステップと、上記第4のステップにて距離検出の
信頼性を判定するもので、上記第2のステップによる判
定結果に従って判定基準を切換える第5のステップと、
を具備することを特徴とする測距方法。
【0101】(5) 距離検出のために2つの光路から
の相対像信号を比較して、第1の相対像位置差を求める
第1のステップと、この第1のステップにて上記距離検
出の信頼性を判定する第2のステップと、上記第1のス
テップにより求められる上記2像の第1の相対像位置差
に従って、第1の距離候補を算出する第3のステップ
と、上記相対像信号に補正を行う第4のステップと、上
記補正された相対像信号を比較して第2の相対像位置差
を求める第5のステップと、この第5のステップにて上
記距離検出の信頼性を判定する第6のステップと、上記
第5のステップにより求められる上記2像の第2の相対
像位置差によって、第2の距離候補を算出する第7のス
テップと、上記第2のステップ及び上記第6のステップ
の信頼性判定の結果に従って、上記第1の距離若しくは
第2の距離から最終距離を決定する第8のステップと、
を具備することを特徴とする測距方法。
【0102】(6) 上記第8のステップは上記第2の
ステップ及び上記第6のステップの信頼性判定結果を比
較して、信頼性が良好と判定された方の距離を採用する
ことを特徴とする上記(5)に記載の測距方法。
【0103】(7) 上記第8のステップは、上記第1
及び第2の信頼性判定結果が略同じ場合には、上記第1
及び第2の距離候補の中間の距離を最終距離とすること
を特徴とする上記(5)に記載の測距方法。
【0104】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、光ノイ
ズによるピント合わせ精度の劣化を補償して、尚且つ、
2つの光路の視差に基く像信号差による誤差を解決し、
より高精度の測距装置を提供することができる。また、
上記ピント合わせ精度の劣化補償の副作用を対策した測
距装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)はこの発明の第1の実施の形態の構成を
示すブロック図、(b)は(a)の測距装置が適用され
たカメラの外観斜視図である。
【図2】(a)はセンサアレイ3L、3Rの像信号の出
力を表すグラフ、(b)は上記センサアレイ3L、3R
の誤差光を説明するグラフである。
【図3】2つのセンサアレイ3L、3Rの見る測距可能
位置を説明する図である。
【図4】CPUが行っていたフレア補正を含む距離算出
の動作を説明する一般的なフローチャートである。
【図5】図4のフローチャートに従ったセンサアレイの
像信号の出力を表すグラフである。
【図6】第1の実施の形態に於けるCPU10が行う測
距動作を説明するフローチャートである。
【図7】図6のフローチャートに従ったセンサアレイの
像信号の出力を表すグラフである。
【図8】この発明の第2の実施の形態を説明するもの
で、(a)は補正量を加えない場合のセンサアレイの像
信号出力を示すグラフ、(b)はLデータに少し補正量
が加えられた場合のセンサアレイの像信号出力を示すグ
ラフ、(c)はEL とER3の相関度が高い場合のセンサ
アレイの像信号出力を示すグラフである。
【図9】(a)は図8(a)のLデータとRデータの類
似とされた像信号部分を重ね合わせて示した図、(b)
は図8(b)の該類似とされた像信号部分を重ね合わせ
て示した図、(c)は図8(c)の該類似とされた像信
号部分を重ね合わせて示した図である。
【図10】(a)は図8(a)のLデータとRデータの
像信号部分の差を示した図、(b)は図8(b)の該像
信号部分の差を示した図、(c)は図8(c)の該像信
号部分の差を示した図である。
【図11】第2の実施の形態に於けるCPU10が行う
測距動作を説明するフローチャートである。
【図12】この発明の第3の実施の形態に於けるCPU
10が行う測距動作を説明するフローチャートである。
【図13】この発明の第3の実施の形態に於けるCPU
10が行う測距動作を説明するフローチャートである。
【図14】第3の実施の形態に於ける像検出のエリアの
例を示した図である。
【図15】2像検出を行う理由を説明する図である。
【図16】この発明の第4の実施の形態に於けるCPU
10が行う測距動作を説明するフローチャートである。
【図17】画面内の複数(n0 個)のポイントの測距を
可能としたマルチAFカメラの測距ポイントの例を示し
た図である。
【図18】図17に示される例のマルチAF時のカメラ
の測距動作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 被写体、 2L、2R 受光レンズ、 3L、3R センサアレイ、 4 照明、 7 A/D変換回路、 8 補正回路、 9 補正量切換回路、 10 CPU、 11 比較回路、 11a 信頼性判定部、 12 ピント合わせ部、 13 撮影レンズ、 14 ストロボ、 15 レリーズスイッチ、 17 カメラ本体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA06 BB05 DD04 DD12 EE03 FF01 FF04 FF09 JJ02 JJ05 JJ09 JJ25 QQ03 QQ25 QQ34 RR07 UU05 2F112 AC03 BA06 CA02 FA03 FA07 FA12 FA33 FA45 2H011 BA05 BB03 2H051 BB07 CD25 CD30 CE01 DA32 DB01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 距離検出のために、2つの光路からの像
    信号を受像する2つのセンサアレイと、 上記2つのセンサアレイで得られた2像を比較して、上
    記像信号を補正して、補正像信号を出力するか否かを判
    断する補正判断手段と、 上記補正像信号を出力する出力手段と、 上記補正前若しくは補正後の各々2つの光路からの2像
    の差を、所定の値と比較して、上記距離検出の信頼性を
    判定する判定手段と、 上記補正判断手段の出力結果に従って、上記所定の値を
    切換える切換手段と、 を具備することを特徴とする測距装置。
  2. 【請求項2】 上記切換手段は、上記補正判断信号出力
    時は上記信頼性判断が信頼性良好の判断をし難い方向に
    上記所定の値を切換えることを特徴とする請求項1に記
    載の測距装置。
  3. 【請求項3】 距離検出のために2つの光路からの相対
    像信号を比較する第1の比較手段と、 この第1の比較手段による比較より求められる第1の相
    対像位置に従って2つの像信号に補正を行う補正手段
    と、 該補正手段で補正された2つの像信号を比較して第2の
    相対像位置を求める第2の比較手段と、 上記第1及び第2の比較手段にてそれぞれ距離検出の信
    頼性を判定する第1及び第2の判定手段と、 を具備し、 上記第2の判定手段は、上記第1の判定手段の判定結果
    に従って該第2の判定手段の判定基準を切換えることを
    特徴とする測距装置。
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