JP2002250518A - 電子レンジのセンサ用の湿気防止装置 - Google Patents
電子レンジのセンサ用の湿気防止装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 別の駆動装置無しに動作可能である、電子レ
ンジのセンサ用の湿気防止装置を提供する。 【解決手段】 調理室と、センサ孔の形成された隔壁に
より前記調理室と分離される、センサの内蔵されたセン
サケース、ファンが設けられる機械室とを備える電子レ
ンジにおいて、電子レンジのセンサ用の湿気防止装置
は、前記ファンの駆動時に発生する空気の流れにより運
動する受風部材と、前記受風部材の運動によって連動し
て前記センサ孔を選択的に遮断する遮断部材とを備え
る。
ンジのセンサ用の湿気防止装置を提供する。 【解決手段】 調理室と、センサ孔の形成された隔壁に
より前記調理室と分離される、センサの内蔵されたセン
サケース、ファンが設けられる機械室とを備える電子レ
ンジにおいて、電子レンジのセンサ用の湿気防止装置
は、前記ファンの駆動時に発生する空気の流れにより運
動する受風部材と、前記受風部材の運動によって連動し
て前記センサ孔を選択的に遮断する遮断部材とを備え
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子レンジのセンサ
用の湿気防止装置に関し、より詳しくは電子レンジのセ
ンサに湿気が発生することを防止する電子レンジのセン
サ用の湿気防止装置に関する。
用の湿気防止装置に関し、より詳しくは電子レンジのセ
ンサに湿気が発生することを防止する電子レンジのセン
サ用の湿気防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子レンジでは、調理過程でいろいろな
情報を得るべく各種のセンサを用いる。これらのセンサ
中の一つが、調理室の内部温度を感知する赤外線センサ
である。このようなセンサは、通常、マグネトロン、フ
ァン等の各種部分の設けられる機械室に設置され、調理
室の一側壁に形成されたセンサ孔を介して調理室の内部
温度を感知するようになっている。このため、調理室か
ら発生する水蒸気が前記センサ孔を介して機械室に流入
され、流入された水蒸気により前記センサに湿気が発生
するため、これを防止する必要がある。
情報を得るべく各種のセンサを用いる。これらのセンサ
中の一つが、調理室の内部温度を感知する赤外線センサ
である。このようなセンサは、通常、マグネトロン、フ
ァン等の各種部分の設けられる機械室に設置され、調理
室の一側壁に形成されたセンサ孔を介して調理室の内部
温度を感知するようになっている。このため、調理室か
ら発生する水蒸気が前記センサ孔を介して機械室に流入
され、流入された水蒸気により前記センサに湿気が発生
するため、これを防止する必要がある。
【0003】以下、図1、図2を参照して従来の電子レ
ンジのセンサ用の湿気防止装置を説明する。
ンジのセンサ用の湿気防止装置を説明する。
【0004】電子レンジのボディ1は、隔壁1aにより
調理室2と機械室4とに分けられる。そして、前記機械
室4には調理室2の温度を感知するセンサ12が設けら
れている。
調理室2と機械室4とに分けられる。そして、前記機械
室4には調理室2の温度を感知するセンサ12が設けら
れている。
【0005】詳細に説明すれば、ボディ1の所定位置に
センサブラケット5が固定され、前記センサブラケット
5にはセンサ12の内蔵されたセンサケース10が回転
可能に設けられ、前記センサケース10にはセンサ12
が内蔵される。一方、前記センサブラケット5の一側面
には前記センサケース10を回転させる駆動手段が設け
られる。通常、前記駆動手段としてはステップモータ1
3を用いる。前記ステップモータ13は、ギヤ14等の
動力伝達手段を介して回転力をセンサケース10に伝達
する。
センサブラケット5が固定され、前記センサブラケット
5にはセンサ12の内蔵されたセンサケース10が回転
可能に設けられ、前記センサケース10にはセンサ12
が内蔵される。一方、前記センサブラケット5の一側面
には前記センサケース10を回転させる駆動手段が設け
られる。通常、前記駆動手段としてはステップモータ1
3を用いる。前記ステップモータ13は、ギヤ14等の
動力伝達手段を介して回転力をセンサケース10に伝達
する。
【0006】次に、このように構成された従来の電子レ
ンジのセンサ用の湿気防止構造の作用を、図2を参照し
て説明する。
ンジのセンサ用の湿気防止構造の作用を、図2を参照し
て説明する。
【0007】調理時には、センサ12が調理室の温度を
感知する必要があるため、前記センサ12の内蔵された
センサケース10のフィルタ11が、隔壁1aに形成さ
れたセンサ孔3に向かうように位置される。
感知する必要があるため、前記センサ12の内蔵された
センサケース10のフィルタ11が、隔壁1aに形成さ
れたセンサ孔3に向かうように位置される。
【0008】そして、調理の完了後には、ステップモー
タ13が駆動されてセンサケース10が所定の角度に回
転され、これによりフィルタ11が前記センサ孔3に向
かわないようになるため、調理室2からの水蒸気が前記
センサ孔3を介して流入されて前記フィルタ11に湿気
が発生することが防止される。
タ13が駆動されてセンサケース10が所定の角度に回
転され、これによりフィルタ11が前記センサ孔3に向
かわないようになるため、調理室2からの水蒸気が前記
センサ孔3を介して流入されて前記フィルタ11に湿気
が発生することが防止される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した従来
の電子レンジのセンサ用の湿気防止装置では以下のよう
な問題点があった。
の電子レンジのセンサ用の湿気防止装置では以下のよう
な問題点があった。
【0010】(1)センサケース10を回転させること
で水蒸気の発生を防止する構造であるため、前記センサ
ケース10を回転させる駆動手段、例えばステップモー
タ13、ギヤ14等を必要とする。このため、構造が複
雑となり、所要部品が大きくなり、組立作業が複雑とな
る。この結果、電子レンジの製造原価が上昇する問題点
があった。更に、調理過程に合わせてステップモータ1
3を制御しなければならないため、別途のステップモー
タ制御用のアルゴリズムが必要であるという問題点があ
った。
で水蒸気の発生を防止する構造であるため、前記センサ
ケース10を回転させる駆動手段、例えばステップモー
タ13、ギヤ14等を必要とする。このため、構造が複
雑となり、所要部品が大きくなり、組立作業が複雑とな
る。この結果、電子レンジの製造原価が上昇する問題点
があった。更に、調理過程に合わせてステップモータ1
3を制御しなければならないため、別途のステップモー
タ制御用のアルゴリズムが必要であるという問題点があ
った。
【0011】(2)ステップモータ13、ギヤ14、セ
ンサケース10等が運動するため、駆動部で故障が生じ
やすいという問題点があった。
ンサケース10等が運動するため、駆動部で故障が生じ
やすいという問題点があった。
【0012】本発明は上記の問題点を解決するためにな
されたものであり、その目的は、別の駆動装置無しに動
作可能である、電子レンジのセンサ用の湿気防止装置を
提供することにある。
されたものであり、その目的は、別の駆動装置無しに動
作可能である、電子レンジのセンサ用の湿気防止装置を
提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、調理室と、センサ孔の形成された隔壁によ
り前記調理室と分離される、センサの内蔵されたセンサ
ケース、ファンが設けられる機械室とを備える電子レン
ジにおいて、電子レンジのセンサ用の湿気防止装置は、
前記ファンの駆動時に発生する空気の流れにより運動す
る受風部材と、前記受風部材の運動によって連動して前
記センサ孔を選択的に遮断する遮断部材とを備えること
を特徴とする。
の本発明は、調理室と、センサ孔の形成された隔壁によ
り前記調理室と分離される、センサの内蔵されたセンサ
ケース、ファンが設けられる機械室とを備える電子レン
ジにおいて、電子レンジのセンサ用の湿気防止装置は、
前記ファンの駆動時に発生する空気の流れにより運動す
る受風部材と、前記受風部材の運動によって連動して前
記センサ孔を選択的に遮断する遮断部材とを備えること
を特徴とする。
【0014】前記受風部材は、板状に前記ファンと略平
行に設けられ、前記遮断部材は板状に前記センサ孔の形
成された隔壁と略平行に設けられる。
行に設けられ、前記遮断部材は板状に前記センサ孔の形
成された隔壁と略平行に設けられる。
【0015】前記湿気防止装置は、前記ファンにより発
生する空気の流れを案内する吸込みガイドの所定位置に
回動可能に設けられるか、或いは前記センサケースに直
接に回転可能に設けられる。
生する空気の流れを案内する吸込みガイドの所定位置に
回動可能に設けられるか、或いは前記センサケースに直
接に回転可能に設けられる。
【0016】前記吸込みガイドの一方にはヒンジ軸が形
成され、前記受風部材と前記遮断部材との間には前記ヒ
ンジ軸が回動可能に挿入される中空部が形成されること
を特徴としてもよい。
成され、前記受風部材と前記遮断部材との間には前記ヒ
ンジ軸が回動可能に挿入される中空部が形成されること
を特徴としてもよい。
【0017】前記吸込みガイドには固定突起が形成さ
れ、前記受風部材と前記遮断部材との間には前記固定突
起が挿入される孔が形成されることを特徴としてもよ
い。
れ、前記受風部材と前記遮断部材との間には前記固定突
起が挿入される孔が形成されることを特徴としてもよ
い。
【0018】前記遮断部材の一端は前記センサケースに
回転可能なようにヒンジ結合されることを特徴としても
よい。
回転可能なようにヒンジ結合されることを特徴としても
よい。
【0019】このように構成された本発明の湿気防止装
置はファンにより駆動され、このため別途の駆動手段無
しにも動作可能である。
置はファンにより駆動され、このため別途の駆動手段無
しにも動作可能である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、上記目的を具体的に実現で
きる本発明の好適な実施形態を添付図面を参照して説明
する。従来と同様な構成要素は同じ符号を付け、その説
明を省略する。
きる本発明の好適な実施形態を添付図面を参照して説明
する。従来と同様な構成要素は同じ符号を付け、その説
明を省略する。
【0021】図3は本発明の電子レンジのセンサ用の湿
気防止装置の第1実施形態を示す斜視図である。これを
参照して第1実施形態の電子レンジのセンサ用の湿気防
止装置を説明する。
気防止装置の第1実施形態を示す斜視図である。これを
参照して第1実施形態の電子レンジのセンサ用の湿気防
止装置を説明する。
【0022】ボディの所定位置にセンサブラケット5が
固定され、前記センサブラケット5にはセンサケース1
0が装着される。そして、ファンで発生する空気の流れ
を案内する吸込みガイド15には湿気防止装置100が
回転可能に設けられる。
固定され、前記センサブラケット5にはセンサケース1
0が装着される。そして、ファンで発生する空気の流れ
を案内する吸込みガイド15には湿気防止装置100が
回転可能に設けられる。
【0023】前記湿気防止装置100について以下に説
明する。
明する。
【0024】湿気防止装置100は、ファンで発生する
空気の流れによって運動する受風部材22と、前記受風
部材22と連動してセンサ孔3を選択的に遮断する遮断
部材20とを備える。
空気の流れによって運動する受風部材22と、前記受風
部材22と連動してセンサ孔3を選択的に遮断する遮断
部材20とを備える。
【0025】前記受風部材22は、空気と接触する面積
が広くなるように、板状のものが好ましい。そして、遮
断部材20は、前記センサ孔3を遮断可能な面積であれ
ばよいが、前記センサ孔3を容易に遮断できるように面
積ができるだけ広い板状のものが好ましい。さらに、受
風部材22は、面積の広い面がファン9に向かうように
して、ファン9による空気によって円滑に運動すること
ができるようにする。前記遮断部材20は、面積の広い
面がセンサ孔3に向かうようにする。これにより、前記
受風部材22と前記遮断部材20とはほぼ直交するよう
に形成される。
が広くなるように、板状のものが好ましい。そして、遮
断部材20は、前記センサ孔3を遮断可能な面積であれ
ばよいが、前記センサ孔3を容易に遮断できるように面
積ができるだけ広い板状のものが好ましい。さらに、受
風部材22は、面積の広い面がファン9に向かうように
して、ファン9による空気によって円滑に運動すること
ができるようにする。前記遮断部材20は、面積の広い
面がセンサ孔3に向かうようにする。これにより、前記
受風部材22と前記遮断部材20とはほぼ直交するよう
に形成される。
【0026】湿気防止装置100全体の重量中心が受風
部材22側にあるようにして、ファンの停止状態では湿
気防止装置100の自重によって遮断部材20がセンサ
孔3を塞ぐようにし、ファンの駆動時では自重に抗して
センサ孔3を開放するようにすることが好ましい。
部材22側にあるようにして、ファンの停止状態では湿
気防止装置100の自重によって遮断部材20がセンサ
孔3を塞ぐようにし、ファンの駆動時では自重に抗して
センサ孔3を開放するようにすることが好ましい。
【0027】次に、上述の湿気防止装置100の設置構
造について説明する。
造について説明する。
【0028】吸込みガイド15の一方にはヒンジ軸16
が形成され、前記ヒンジ軸16の自由端が切除されて上
下に係止突起17が形成される。そして、受風部材22
と遮断部材20との間には前記ヒンジ16が回動可能な
ように挿入される中空部25が形成されている。
が形成され、前記ヒンジ軸16の自由端が切除されて上
下に係止突起17が形成される。そして、受風部材22
と遮断部材20との間には前記ヒンジ16が回動可能な
ように挿入される中空部25が形成されている。
【0029】すなわち、前記ヒンジ軸16が前記中空部
25に挿入されて相互結合されるが、結合された後には
前記ヒンジ軸16に形成された係止突起17により湿気
防止装置100が離脱されることが防止される。
25に挿入されて相互結合されるが、結合された後には
前記ヒンジ軸16に形成された係止突起17により湿気
防止装置100が離脱されることが防止される。
【0030】この際、ファン9の動作によってセンサ孔
3を選択的に開閉することができるように、前記遮断部
材20はセンサ孔3とセンサとの間に位置しなければな
らない。
3を選択的に開閉することができるように、前記遮断部
材20はセンサ孔3とセンサとの間に位置しなければな
らない。
【0031】以下、上述のような電子レンジのセンサ用
の湿気防止装置100の動作を、図4(a)、図4
(b)を参照して説明する。
の湿気防止装置100の動作を、図4(a)、図4
(b)を参照して説明する。
【0032】図4(a)に示すように、電子レンジが動
作する前には、湿気防止装置100は、自重によって所
定の位置、つまり遮断部材20がセンサ孔3を塞ぐ位置
に位置する。
作する前には、湿気防止装置100は、自重によって所
定の位置、つまり遮断部材20がセンサ孔3を塞ぐ位置
に位置する。
【0033】調理が始まると、機械室内の各種の部品を
放熱し且つ調理室の水蒸気を除去するために、ファン9
が回転する。こうなると、図4(b)に示すように、受
風部材22は、ファン9の回転によって発生する空気に
よって図面上時計方向に回転する。これにより、前記受
風部材22に連結された遮断部材20も回転して、セン
サ孔3の開放された状態となる。よって、センサが調理
室内の温度を感知することができる。
放熱し且つ調理室の水蒸気を除去するために、ファン9
が回転する。こうなると、図4(b)に示すように、受
風部材22は、ファン9の回転によって発生する空気に
よって図面上時計方向に回転する。これにより、前記受
風部材22に連結された遮断部材20も回転して、セン
サ孔3の開放された状態となる。よって、センサが調理
室内の温度を感知することができる。
【0034】調理が終了すると、ファン9の回転が停止
する。こうなると、受風部材22を回転させる力が作用
しなくなり、このため湿気防止装置100が自重により
図面上反時計方向に回転して元々の位置に戻ってセンサ
孔3を塞ぐようになる。よって、センサ孔3を介して流
入される水蒸気がセンサに接触することを防止すること
ができる。
する。こうなると、受風部材22を回転させる力が作用
しなくなり、このため湿気防止装置100が自重により
図面上反時計方向に回転して元々の位置に戻ってセンサ
孔3を塞ぐようになる。よって、センサ孔3を介して流
入される水蒸気がセンサに接触することを防止すること
ができる。
【0035】本実施形態において、湿気防止装置100
には中空部25を形成し、吸込みガイド15には前記中
空部25に挿入されるヒンジ軸16を形成する場合を図
示・説明したが、本発明はこれに限定されない。例え
ば、図5に示すように、吸込みガイド15には回転輪4
4を形成し、湿気防止装置110には前記回転輪44が
挿入される孔45を形成して、これらを結合してもよ
い。すなわち、湿気防止装置110が回転輪44を中心
として回転してセンサ孔を選択的に開閉することができ
る。また、図6に示すように、吸込みガイド15には突
起48を形成し、湿気防止装置120には前記突起48
が挿入される孔49を形成してもよい。動作原理は上述
の実施形態と同様である。
には中空部25を形成し、吸込みガイド15には前記中
空部25に挿入されるヒンジ軸16を形成する場合を図
示・説明したが、本発明はこれに限定されない。例え
ば、図5に示すように、吸込みガイド15には回転輪4
4を形成し、湿気防止装置110には前記回転輪44が
挿入される孔45を形成して、これらを結合してもよ
い。すなわち、湿気防止装置110が回転輪44を中心
として回転してセンサ孔を選択的に開閉することができ
る。また、図6に示すように、吸込みガイド15には突
起48を形成し、湿気防止装置120には前記突起48
が挿入される孔49を形成してもよい。動作原理は上述
の実施形態と同様である。
【0036】本発明は上述の実施形態の構造に限定され
ず、装置の部分における各部の形状や構造等を適当に変
更・変形可能であることはいうまでもない。例えば、受
風部材22や遮断部材20の形状を適当に変更したり、
湿気防止装置100の結合構造等を適当に変更したりす
ることができる。
ず、装置の部分における各部の形状や構造等を適当に変
更・変形可能であることはいうまでもない。例えば、受
風部材22や遮断部材20の形状を適当に変更したり、
湿気防止装置100の結合構造等を適当に変更したりす
ることができる。
【0037】上述の実施形態においては、湿気防止装置
100が吸込みガイド15に設けられることを図示・説
明したが、これに限定されずに適正の位置に設けること
もできる。例えば、ボディの所定位置に設けられて機械
室内に空気の流れが形成されない場合には、遮断部材2
0がセンサ孔3とセンサとの間に位置するようにすれば
よい。
100が吸込みガイド15に設けられることを図示・説
明したが、これに限定されずに適正の位置に設けること
もできる。例えば、ボディの所定位置に設けられて機械
室内に空気の流れが形成されない場合には、遮断部材2
0がセンサ孔3とセンサとの間に位置するようにすれば
よい。
【0038】後述の第4実施形態は上述の実施形態の変
形例であり、その動作原理は同様である。単に、湿気防
止装置100の設置構造を変更して湿気防止装置100
をセンサケース10に結合させる点が、上述の実施形態
との相違点である。図7、図8を参照して第4実施形態
の電子レンジのセンサ用の湿気防止装置100を説明す
る。
形例であり、その動作原理は同様である。単に、湿気防
止装置100の設置構造を変更して湿気防止装置100
をセンサケース10に結合させる点が、上述の実施形態
との相違点である。図7、図8を参照して第4実施形態
の電子レンジのセンサ用の湿気防止装置100を説明す
る。
【0039】センサブラケット5にはセンサの内蔵され
たセンサケース10が結合され、前記センサケース10
には湿気防止装置100の一端が回動可能に結合され
る。つまり、遮断部材20の上端にはヒンジ孔35の形
成された回転中心部材34が形成され、前記回転中心部
材34は、ヒンジ軸37を中心として回動できるように
センサケース10にヒンジ結合される。勿論、この実施
形態でも、遮断部材20はセンサ孔3とセンサとの間に
位置し、受風部材22はファン9から発生する空気の流
れにより運動するように配置される。
たセンサケース10が結合され、前記センサケース10
には湿気防止装置100の一端が回動可能に結合され
る。つまり、遮断部材20の上端にはヒンジ孔35の形
成された回転中心部材34が形成され、前記回転中心部
材34は、ヒンジ軸37を中心として回動できるように
センサケース10にヒンジ結合される。勿論、この実施
形態でも、遮断部材20はセンサ孔3とセンサとの間に
位置し、受風部材22はファン9から発生する空気の流
れにより運動するように配置される。
【0040】上記のように構成された本実施形態の動作
は上述の実施形態と同様である。単に、本実施形態にお
ける湿気防止装置100は、ヒンジ軸37を中心として
回転するようになっている。
は上述の実施形態と同様である。単に、本実施形態にお
ける湿気防止装置100は、ヒンジ軸37を中心として
回転するようになっている。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による電子
レンジのセンサ用の湿気防止装置の効果は以下の通りで
ある。
レンジのセンサ用の湿気防止装置の効果は以下の通りで
ある。
【0042】(1)別途の駆動手段を用いずに、既存の
電子レンジに使用されるファンの駆動による空気の流れ
を用いて湿気防止装置を動作させるため、構造が簡単と
なり、製造コストが低減する。更に、従来に生じた駆動
手段の故障がないため、電子レンジの寿命が延長する。
更に、従来の駆動手段を駆動する電源を使用しないた
め、エネルギーを節約することができる。
電子レンジに使用されるファンの駆動による空気の流れ
を用いて湿気防止装置を動作させるため、構造が簡単と
なり、製造コストが低減する。更に、従来に生じた駆動
手段の故障がないため、電子レンジの寿命が延長する。
更に、従来の駆動手段を駆動する電源を使用しないた
め、エネルギーを節約することができる。
【0043】(2)駆動手段を制御するための制御アル
ゴリズムを必要としないため、電子レンジに使用される
制御アルゴリズムが簡単となる。
ゴリズムを必要としないため、電子レンジに使用される
制御アルゴリズムが簡単となる。
【図1】従来の電子レンジのセンサ用の湿気防止装置を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図2】従来の電子レンジのセンサ用の湿気防止装置の
動作を示す断面図である。
動作を示す断面図である。
【図3】本発明の電子レンジのセンサ用の湿気防止装置
の第1実施形態を示す分解斜視図である。
の第1実施形態を示す分解斜視図である。
【図4】(a)および(b)は図3の側面図で、本発明
の電子レンジのセンサ用の湿気防止装置の動作を示す図
である。
の電子レンジのセンサ用の湿気防止装置の動作を示す図
である。
【図5】本発明の電子レンジのセンサ用の湿気防止装置
の第2実施形態を示す斜視図である。
の第2実施形態を示す斜視図である。
【図6】本発明の電子レンジのセンサ用の湿気防止装置
の第3実施形態を概略的に示す側面図である。
の第3実施形態を概略的に示す側面図である。
【図7】本発明の電子レンジのセンサ用の湿気防止装置
の第4実施形態を示す斜視図である。
の第4実施形態を示す斜視図である。
【図8】本発明の電子レンジのセンサ用の湿気防止装置
の第4実施形態の動作を示す結合断面図である。
の第4実施形態の動作を示す結合断面図である。
1a 隔壁 3 センサ孔 5 センサブラケット 10 センサケース 15 吸込みガイド 16 ヒンジ軸 17 係止突起 20 遮断部材 22 受風部材 25 中空部 100 湿気防止装置
Claims (4)
- 【請求項1】 調理室と、センサ孔の形成された隔壁に
より前記調理室と分離されており、該センサ孔に対向す
るセンサが内蔵されたセンサケース、および、調理時に
調理室内の水蒸気を除去するために駆動されるファンが
設けられる機械室とを備える電子レンジにおいて、 前記ファンの駆動時に発生する空気の流れによって運動
する受風部材と、前記ファンの駆動時に前記受風部材の
運動に連動して前記センサ孔を開放するとともに、ファ
ンの駆動停止時に受風部材の運動に連動して前記センサ
孔を塞ぐ遮断部材とを備え、 前記遮断部材は板状であって前記センサ孔の形成された
隔壁と略平行に設けられ、該遮断部材の一端が前記セン
サケースに回転可能にヒンジ結合されており、 前記受風部材は該遮断部材と一体となった板状であって
前記ファンからの隔壁に沿った空気の流れを直接受けて
回動するように設けられていることを特徴とする電子レ
ンジのセンサ用の湿気防止装置。 - 【請求項2】 前記受風部材は、前記ファンにより発生
する空気の流れを案内する吸込みガイドの所定位置に回
動可能に設けられることを特徴とする請求項1記載の電
子レンジのセンサ用の湿気防止装置。 - 【請求項3】 調理室と、センサ孔の形成された隔壁に
より前記調理室と分離されており、該センサ孔に対向す
るセンサが内蔵されたセンサケース、および、調理時に
調理室内の水蒸気を除去するために駆動されるファンが
設けられる機械室とを備える電子レンジにおいて、 前記ファンの駆動時に発生する空気の流れによって運動
する受風部材と、前記ファンの駆動時に前記受風部材の
運動に連動して前記センサ孔を開放するとともに、ファ
ンの駆動停止時に受風部材の運動に連動して前記センサ
孔を塞ぐ遮断部材とを備え、 前記遮断部材は板状であって前記センサ孔の形成された
隔壁と略平行に設けられ、 前記受風部材は該遮断部材と一体となった板状であって
前記ファンからの隔壁に沿った空気の流れを直接受けて
回動して該センサ孔を開放するように設けられており、 前記受風部材は、前記ファンにより発生する空気の流れ
を案内する吸込みガイドの所定位置に回動可能に設けら
れ、 前記吸込みガイドの一方にはヒンジ軸が形成され、前記
受風部材と前記遮断部材との間には前記ヒンジ軸が回動
可能に挿入される中空部が形成されていることを特徴と
する電子レンジのセンサ用の湿気防止装置。 - 【請求項4】 前記吸込みガイドには固定突起が形成さ
れ、前記受風部材と前記遮断部材との間には前記固定突
起が挿入される孔が形成されることを特徴とする請求項
3記載の電子レンジのセンサ用の湿気防止装置。
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