JP2002250478A - 連結構造 - Google Patents

連結構造

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JP2002250478A JP2001270788A JP2001270788A JP2002250478A JP 2002250478 A JP2002250478 A JP 2002250478A JP 2001270788 A JP2001270788 A JP 2001270788A JP 2001270788 A JP2001270788 A JP 2001270788A JP 2002250478 A JP2002250478 A JP 2002250478A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 棒状体と板状体との連結固定を容易に行い得
るようにする。 【解決手段】 板状体の嵌入孔83に嵌入された状態の
棒状体70に外嵌されて板状体80に積層されるかしめ
座金20が備えられ、このかしめ座金20は、棒状体7
0を通す挿通孔21と、この挿通孔21の周縁部に径方
向の外方に向かって凹設された複数のかしめ溝22と、
隣り合ったかしめ溝22間に形成されたかしめ爪23と
を有し、挿通孔21は、かしめ爪23がかしめ座金20
の表面側から裏面側に向けて折り曲げられることにより
棒状体70を摺接状態で挿通し得るようになっており、
棒状体70が挿通孔21に挿通された状態で挿通孔21
の孔径が小さくなるようにかしめ爪23がかしめられる
ことにより、棒状体70と板状体80とがかしめ座金2
0を介して抜け止め状態で互いに連結されるようになっ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、棒状体と板状体と
を互いに交差するように連結する連結構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、棒状体と板状体とを連結する連結
構造が適用されたものとして、図16に示すような柵体
100が知られている。この柵体100は、歩道や橋梁
等に手摺用や転落防止用として用いられるものであり、
一対の支柱101と、これら支柱101間に連結された
板状体としての上下一対の横桟102と、これら横桟1
02間に所定ピッチで介設された棒状体としての複数本
の縦桟103とからなっている。なお、図16に示す例
では、上部の横桟102に手摺としての笠木104が被
せられている。
【0003】かかる柵体100は、まず、支柱101間
に一対の横桟102を配し、これらをボルト止めあるい
は溶接止めで支柱101に固定し、ついで横桟102間
に所定ピッチで複数本の縦桟103を、連結構造を構成
するボルト止めあるいは溶接止めで固定していき、最後
に笠木104を上部の横桟102に装着することにより
形成される。
【0004】別の従来技術として、図17(イ)、
(ロ)に示すような擁壁アンカー200が知られてい
る。この擁壁アンカー200は、擁壁201の安定性向
上のため、土中202に埋め込まれるものである。擁壁
アンカー200は、擁壁201に連結するアンカーバー
203と、それに連結するアンカープレート204から
なる。アンカープレート204は、アンカーバー203
の先端付近に配設され、ナット205及びロックナット
206により固定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の上記
のような連結構造が適用された柵体100にあっては、
各部品(支柱101、横桟102および縦桟103)が
一々ボルト止めや溶接止めで互いに結合されるため製造
に手間が掛り、製造コストが嵩むという問題点を有して
いた。また、擁壁アンカー200にあっては、大きなア
ンカー効果を得るためにはアンカープレート204を間
隔をあけて複数枚設けるのが効果的である。しかしその
ためにはアンカーバー203のネジ加工部を擁壁側へ大
幅に拡大しなければならず、製造、組立ての効率が悪化
するという問題点があった。
【0006】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたものであり、棒状体と板状体との連結
を、面倒な溶接作業やボルト止め作業を行うことなく容
易に行うことが可能であり、これによって連結作業コス
トの低減化を図ることができる連結構造を提供すること
を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
棒状体と、この棒状体が嵌入される嵌入孔の穿設された
板状体とを連結する連結構造であって、上記板状体の嵌
入孔に嵌入された状態の棒状体に外嵌されて上記板状体
に積層されるかしめ座金が備えられ、このかしめ座金
は、上記棒状体を通す挿通孔の周縁部に形成され、上記
棒状体に対してかしめ処理を施すかしめ部を有し、上記
挿通孔は、上記かしめ部がかしめ座金の表面側から裏面
側に向けて折り曲げられることにより棒状体を摺接状態
で挿通し得るように構成され、棒状体が挿通孔に挿通さ
れた状態で挿通孔の孔径が小さくなるように上記かしめ
部がかしめられることにより、棒状体と板状体とがかし
め座金を介して抜け止め状態で互いに連結されるように
構成されていることを特徴とするものである。
【0008】この発明によれば、棒状体を、互いに積層
された板状体の嵌入孔およびかしめ座金の挿通孔に差し
通した状態で、上記かしめ部を、例えば所定のプレスマ
シンを用いてかしめ座金と平行になる方向に向かうよう
にプレスすることにより、かしめ部の先端が棒状体の周
面に食い込んだかしめ処理が行われて棒状体は挿通孔に
対して抜け止めされるとともに、かしめ部の食い込みに
より棒状体に膨出部が発生し、この膨出部が板状体の嵌
入孔の周面に圧接されるため、棒状体は嵌入孔に対して
も抜け止め状態になり、結局棒状体と板状体とは、かし
め座金を介して抜け止め状態で一体に連結される。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、上記板状体は、その両側部が同一方向に略
直角に折り曲げられることによって形成した幅方向一対
の側縁壁を備えていることを特徴とするものである。
【0010】この発明によれば、一対の側縁壁の存在で
板状体の剛的強度が向上する。特に板状体が長尺のもの
である場合には、長手方向に向けての撓みが有効に防止
される。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、上記かしめ座金は、上記一対の側縁壁間に
摺接状態で嵌り込むように幅寸法が設定されていること
を特徴とするものである。
【0012】この発明によれば、かしめ座金を板状体の
一対の側縁壁間に嵌め込んだ状態で棒状体を嵌入孔およ
び挿通孔に差し通し、この状態でかしめ座金にプレス処
理を施すことにより、かしめ部の先端が棒状体に食い込
むことの反力でかしめ座金の幅寸法が広がるため、この
広がりによってかしめ座金の側縁部が各側縁壁に圧接
し、これによってかしめ座金の板状体に対する結合状態
がより強固になる。従って、かしめ座金を介した棒状体
と板状体との連結状態がより強固になりかつ安定する。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項2記載の発
明において、上記かしめ座金は、幅方向の一側部または
両側部に外方に向かって突出した食込み突起を有してい
る一方、上記側縁壁は、上記食い込み突起に対応して凹
設または穿設された食込み凹部または食込み孔を有して
いることを特徴とするものである。
【0014】この発明によれば、かしめ座金を板状体の
一対の側縁壁間に嵌め込んだ状態で棒状体を嵌入孔およ
び挿通孔に差し通し、この状態でかしめ座金にプレス処
理を施すことにより、かしめ部の先端が棒状体に食い込
むことの反力でかしめ座金の幅寸法が広がるため、この
広がりによってかしめ座金の食込み突起が板状体の食込
み凹部または食込み孔に嵌まり込み、これによってかし
め座金が板状体に対して嵌り止めされ、かしめ座金を介
した棒状体と板状体との連結状態が安定する。
【0015】請求項5記載の発明は、棒状体と、この棒
状体が挿通される挿通孔の穿設された板状体とを連結す
る連結構造であって、上記板状体には、上記挿通孔の周
縁部に形成されて、この挿通孔に挿通された棒状体に対
してかしめ処理を施すかしめ部が備えられ、上記挿通孔
は、上記かしめ部が板状体の表面側から裏面側に向けて
折り曲げられることにより棒状体を摺接状態で挿通し得
るように構成され、棒状体が挿通孔に挿通された状態で
挿通孔の孔径が小さくなるように上記かしめ部がかしめ
られることにより、棒状体と板状体とが抜け止め状態で
互いに連結されるように構成されていることを特徴とす
るものである。
【0016】この発明によれば、棒状体を、板状体の挿
通孔に差し通した状態で、折り曲げられた状態のかしめ
部を、例えば所定のプレスマシンを用いて元に戻すよう
にプレス処理することにより、かしめ部の食い込みによ
り棒状体に膨出部が発生し、この膨出部が板状体の挿通
孔の周面に圧接されるため、結局棒状体と板状体とは、
抜け止め状態で一体に連結される。
【0017】このように、板状体の挿通孔の周縁部にか
しめ部を設けることにより、棒状体を板状体の挿通孔に
差し通した状態で、かしめ部が真っ直ぐになるようにプ
レス処理を施すという簡単な操作で棒状体と板状体とを
互いに抜け止め状態で一体に連結することが可能にな
り、棒状体と板状態とを溶接止めやボルト止めで連結す
る従来の連結方式に比較して作業効率が向上する。
【0018】そして、特に1枚の板状体に対して複数本
の棒状体をそれぞれ平行になるように連結するような場
合には、複数の挿通孔の各かしめ部を対象として一度の
プレス処理で済ませることが可能になり、両者の連結作
業の作業効率は格段に向上する。また、かしめ座金を用
いない分、部品点数の削減に寄与するとともに、組み付
け工数の低減に貢献することができる。
【0019】請求項6記載の発明は、請求項1から請求
項5の何れかに記載の連結構造において、上記かしめ部
は、上記挿通孔の周縁部に径方向の外方に向かって凹設
された周方向所定ピッチの複数のかしめ溝と、隣り合っ
たかしめ溝間に形成されたかしめ爪から成ることを特徴
とするものである。
【0020】この発明によれば、かしめ爪の先端が棒状
体の周面に食い込むかしめ処理が行われて棒状体は挿通
孔に対して抜け止めされるとともに、かしめ爪の食い込
みによる反力で隣り合ったかしめ爪間の棒状体の周面位
置が径方向の外方に向かって膨出し、前記かしめ座金を
有する場合にはこの膨出で形成された膨出部が板状体の
嵌入孔の周面に圧接されるため、棒状体は嵌入孔に対し
ても抜け止め状態になり、棒状体と板状体とは抜け止め
状態で一体に連結される。
【0021】請求項7記載の発明は、請求項1から請求
項5の何れかに記載の連結構造において、上記かしめ部
は、上記挿通孔の周縁部が板状体の裏面側へ突出するよ
うに屈曲したかしめ環状体によって構成され、このかし
め環状体は、内径寸法が基端側から先端側に向けて漸減
するように寸法設定されていることを特徴とするもので
ある。
【0022】この発明によれば、棒状体が挿通孔に挿通
された状態でプレス処理を行うことにより、かしめ環状
体の先端縁部が全体的に棒状体の外周面に圧接されるた
め、この圧接による摩擦力で棒状体が板状体に一体的に
連結される。そして、棒状体がたとえ塑性変形し難い中
実品であっても、両者を確実に連結することが可能にな
る。
【0023】請求項8記載の発明は、請求項1から請求
項5の何れかに記載の連結構造において、上記かしめ部
は、上記挿通孔の周縁部が板状体の裏面側へ突出するよ
うに屈曲したかしめ環状体によって構成され、上記棒状
体には円周方向に溝を有し、かしめた後にかしめ環状体
の一部が上記溝に嵌まり込むことにより、棒状体と板状
体とが抜け止め状態で互いに連結されるように構成され
ていることを特徴とするものである。
【0024】この発明によれば、かしめ環状体の成形が
容易で、かしめ部が棒状体の溝にはまり込む状体でかし
めるため、高いかしめ力を得ることが出ける。
【0025】請求項9記載の発明は、請求項8の連結構
造において、上記かしめ環状体の上記挿通孔の周縁部内
径端面が、かしめ後に上記棒状体の軸線と略平行となる
よう形成されていることを特徴とするものである。以
下、このような特徴を有するかしめ環状体をカップ型環
状体と記す。
【0026】この発明によれば、前記挿通孔の周縁部
が、棒状体の溝に略垂直に入り込むため、より確実性の
高い連結構造とすることが可能である。
【0027】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る連結構造の
第1実施形態を示す一部切欠き分解斜視図であり、図2
はその一部切欠き組立て斜視図である。これらの図に示
すように、連結構造10は、筒状の棒状体70と、長尺
の板状体80とを互いに交差(図1および図2に示す例
では直交)するように一体に連結するものである。な
お、図1および図2に示す例では、板状体80は、長尺
の板状体本体81と、この板状体本体81の幅方向両側
部が互いに同一方向に折り曲げられることによって形成
した一対の側縁壁82とからなっている。これら一対の
側縁壁82の存在で板状体80は長手方向に直交する方
向に対する剛性が高くなり、構造的に丈夫なものになっ
ている。
【0028】第1実施形態の連結構造10は、板状体本
体81の適所に穿設された嵌入孔83と、この嵌入孔8
3に対応して一対の側縁壁82間に嵌め込まれ、板状体
本体81に積層されるかしめ座金20と、このかしめ座
金20の中央部に穿設された挿通孔21とを備えた基本
構成を有している。上記嵌入孔83は、内径寸法が棒状
体70の外径寸法より僅かに大きく寸法設定され、これ
によって棒状体70は、摺接状態で嵌入孔83に嵌入さ
れるようになっている。
【0029】図3は、かしめ座金20の一実施形態を示
す図であり、(イ)は平面図、(ロ)は、(イ)のA−
A線断面図である。図3に示すように、かしめ座金20
は、平面視で矩形状を呈し、幅寸法W1が一対の側縁壁
82間の間隙寸法L1より僅かに小さく寸法設定され、
これによってかしめ座金20の各側縁部が板状体80の
各側縁壁82内面に摺接した状態で一対の側縁壁82間
に嵌り込み得るようになっている。
【0030】上記挿通孔21は、板状体本体81の嵌入
孔83に対応してかしめ座金20の中央位置に穿設され
ている。かかる挿通孔21は、孔径寸法W2が棒状体7
0の外径寸法L2より僅かに大きく寸法設定され、これ
によって棒状体70は、挿通孔21に摺接状態で嵌入し
得るようになっている。
【0031】このような挿通孔21の周縁部には、孔径
方向の外方に向かってかしめ座金20が切り欠かれるこ
とによって形成した複数(本実施形態においては6つ)
のかしめ溝22が凹設されているとともに、隣り合った
かしめ溝22間に6個のかしめ爪23が形成されてい
る。上記かしめ溝22は周方向に等ピッチで設けられ、
これによって隣り合ったかしめ溝22間に形成された各
かしめ爪23は、挿通孔21の中心側に向かって先細り
の同一形状になっている。
【0032】そして、上記のような各かしめ爪23は、
先端側(すなわち挿通孔21の孔心側)が、図3の
(ロ)に示すように、下方に向かって湾曲状態で折り曲
げられ、この折り曲げられた各かしめ爪23の先端を結
ぶ曲線によって孔径寸法がW2の挿通孔21が形成され
ている。
【0033】このような挿通孔21、かしめ溝22およ
びかしめ爪23を有するかしめ座金20は、金属板を原
料として所定のプレスマシンで打ち抜きのプレス処理を
行うことによって形成されている。そして、上記プレス
処理時に、かしめ座金20は、図3の(ロ)に示すよう
に、各縁部が若干上方に向けて反るようにプレス処理さ
れて全体的に湾曲され、この湾曲状態でかしめ座金20
の幅寸法W1が設定されている。
【0034】図4は、棒状体70を板状体80に連結す
る連結操作を説明するための説明図であり、(イ)は、
かしめ座金20が板状体80の側縁壁82間に嵌め込ま
れた状態、(ロ)は、棒状体70を板状体80の嵌入孔
83およびかしめ座金20の挿通孔21に差し通した状
態、(ハ)は、仮連結された棒状体70と板状体80と
をプレスマシンの下型に装着した状態、(ニ)は、かし
め座金20がプレスマシンの上型によってプレス処理さ
れた状態をそれぞれ示している。
【0035】棒状体70を板状体80に連結するに際し
ては、まず、図4の(イ)に示すように、かしめ座金2
0を板状体80の一対の側縁壁82間に嵌め込んで嵌入
孔83と挿通孔21とを対向させる。ついで、図4の
(ロ)に示すように、棒状体70を嵌入孔83および挿
通孔21に差し通す。これによって棒状体70がかしめ
座金20に仮連結された状態になる。
【0036】引き続き仮連結された棒状体70および板
状体80を金型95に装着する。具体的には、図4の
(ハ)に示すように、かしめ座金20が仮連結された棒
状体70の下部を、下型96の下方に向けて穿設された
装着孔99に上から嵌め込んだ状態で板状体80を下型
96上に載置する。
【0037】ついで、図略のプレスマシンの駆動で上型
97を下降させてかしめ座金20にプレス処理を施す。
上型97は、幅寸法が板状体80の一対の側縁壁82間
の間隙寸法より狭く寸法設定されているとともに、上型
97の下面中央部には棒状体70の上部を逃す逃し孔9
8が穿設されている。従って、プレスマシンの駆動で上
型97が下降されると、図4の(ニ)に示すように、か
しめ座金20から上方に突出した棒状体70の上部が逃
し孔98に外嵌された状態で、かしめ座金20は上型9
7の下面に押圧されてプレス処理が施される。
【0038】このプレス処理によって、縁部が上方に反
った湾曲状のかしめ座金20が平板状にされ、このとき
のかしめ座金20の拡幅によってその両側縁部が板状体
80の各側縁壁82に内側から圧接するとともに、板状
体本体81の上面と上型97の下面とに挟持された折れ
曲がり状態のかしめ爪23が上型97によるプレス処理
で真っ直ぐに延びようとし、これによってかしめ爪23
の先端が棒状体70の表面に食い込んだ状態になる。こ
の反動で棒状体70の周面でかしめ爪23が食い込んで
いない部分が径方向に盛り上がり、この盛り上がりで形
成された膨出部71が板状体80の嵌入孔83の内周面
に圧接する。
【0039】そして、プレス処理を行うことによるかし
め座金20の両側縁部の側縁壁82に対する圧接、かし
め座金20のかしめ爪23の棒状体70への食い込み、
および棒状体70の外周面に形成される膨出部71の嵌
入孔83周面に対する圧接によって、棒状体70と板状
体80とは一体に連結されて抜け止め状態になる。
【0040】図5は、本発明に係る連結構造の第2実施
形態を示す一部切欠き分解斜視図であり、図6はその一
部切欠き組立て斜視図である。この実施形態の連結構造
10aにおいては、図5に示すように、かしめ座金20
の四隅部にそれぞれ下方に向けて突出した係止爪24が
設けられている。
【0041】一方、板状体80の側縁壁82には、これ
らの係止爪24に対応した位置にそれぞれ係止孔84が
穿設されている。各係止孔84は、上下寸法が上記係止
爪24の厚み寸法より若干長めに寸法設定されることに
よって横長に形状設定され、かしめ座金20が板状体8
0の側縁壁82間に装着された状態で、かしめ座金20
の下端部が係止孔84の下縁部に位置するようになって
いる。また、係止爪24は、若干先細りに形成されてい
るとともに、根本部分の幅寸法は、係止孔84の孔幅寸
法より若干大きめに寸法設定されている。連結構造10
aのその他の構成については、第1実施形態の連結構造
10と同一である。
【0042】第2実施形態の連結構造10aによれば、
かしめ座金20が板状体80の一対の側縁壁82間に装
着されて板状体本体81上に積層され、かつ、棒状体7
0が板状体80の嵌入孔83およびかしめ座金20の挿
通孔21に差し通された状態で、上記図4に示す方法で
かしめ座金20に対してプレス処理を施すことにより、
上型97の下降時に各係止爪24が押圧されて外側に向
けて折り曲げられ、これによって各係止爪24が、図6
に示すように、対応した係止孔84に嵌まり込む。この
とき、係止爪24の根本部分が係止孔84の対向した縁
部に圧接され、これによってかしめ座金20の板状体8
0に対するより確実な係止状態が実現する。
【0043】図7は、本発明に係る連結構造の第3実施
形態を示す一部切欠き分解斜視図であり、図8はその一
部切欠き組立て斜視図である。第3実施形態において
は、連結構造10bは先の実施形態で用いたかしめ座金
20を使用しない。すなわち、この実施形態の連結構造
10bは、板状体80に穿設された、上記かしめ座金2
0の挿通孔21と同一構造の挿通孔85のみによって構
成されている。すなわち、挿通孔85の周縁部には、径
方向の外方に向かって切り込まれた、上記かしめ溝22
に対応する複数のかしめ溝86と、隣り合ったかしめ溝
86間に形成された、上記かしめ爪23に対応するかし
め爪87とが設けられている。
【0044】従って、棒状体70を挿通孔85に差し込
んだ状態で、図4に示す金型95を用いてかしめ爪87
に対してプレス処理を施すことにより、下型96の上面
と上型97の下面との間に挟持された折り曲げ状態のか
しめ爪87が真っ直ぐになろうとすることにより、その
先端部が棒状体70の外周面に食い込み、これによっ
て、図8に示すように、棒状体70と板状体80とが一
体に連結された状態になる。
【0045】図9は、本発明に係る連結構造の第4実施
形態を示す一部切欠き分解斜視図であり、図10はその
一部切欠き組立て斜視図である。第4実施形態の連結構
造10cは、棒状体70cとして先の棒状体70のよう
なパイプ状のものに代えて中実のものを使用した場合で
あり、板状体本体81に棒状体70cが差し込まれる挿
通孔88が設けられている点については、第3実施形態
と同様であるが、第3実施形態のかしめ爪87に代えて
かしめ環状体89が設けられている点が第3実施形態と
異なっている。
【0046】上記かしめ環状体89は、図9に示すよう
に、板状体本体81の底面から若干下方に向けて突出す
るように設けられているとともに、その内周面がすり鉢
状に形成されている。従って、かかるかしめ環状体89
は、内径寸法が上方から下方に向かうに従って漸減する
ようになっている。
【0047】そして、棒状体70cが挿通孔88に差し
通された状態で、図4に示すのと同様のプレス処理が施
されることにより、かしめ環状体89の環状の下端縁部
が棒状体70cの外周面に対して全体的に圧接し、この
圧接による摩擦力で、図10に示すように、棒状体70
cが板状体80に一体的に連結されるようになってい
る。
【0048】図11は、本発明に係る連結構造の第5実
施形態を示す一部切欠き分解斜視図であり、図12(イ)
はその組立て断面図である。第5実施形態の連結構造1
0dでは、棒状体70dを先の第4実施形態に示す棒状
体70cに溝72を追加したものとしている。溝72は
棒状体70dの任意の箇所に施され、溝幅は板状体80
dの板厚より僅かに大きい。板状体80dは平板として
いる。板状体80dには棒状体70dが差し込まれる挿
通孔90が設けられ、かしめ部としてはカップ型環状体
91を設けている。カップ型環状体91は、板状体80
dの底面から若干下方に向けて突出するように設けられ
ているとともに、その内周面がすり鉢状に形成されてい
る点はかしめ環状体89と同様であるが、そのすり鉢の
底面にあたる部分が板状体80dの平板部と略平行とな
るよう成形されている点が異なる。図12(イ)で、カッ
プ型環状体91は、プレス処理前を91の一点鎖線で、
処理後を91'の実線で示す。棒状体70dが挿通孔9
0に差し通された状態で、図4に示すのと同様のプレス
処理が施されることにより、カップ型環状体91の環状
の下端縁部が棒状体70dの溝72に嵌まり込み、棒状
体70dが板状体80dに一体的に連結されるようにな
っている。図12(ロ)は、上記第5実施形態におい
て、かしめ部をかしめ環状体89とした場合の組立て断
面図である。かしめ環状体89は、プレス処理前を89
の一点鎖線で、処理後を89'の実線示す。図12
(イ)では、(ロ)に比べて、プレス処理後、カップ型
環状体91の周縁部内径端面92が、棒状体70dの軸
線と略平行となるよう成形されているため、かしめ部の
溝72への係り代が大きくなっているのが特徴である。
このため、実施形態5では、かしめ環状体を用いるより
もカップ型環状体を用いた方が、より大きな連結力を得
られる組み合わせとなっている。
【0049】以上詳述したように、第1実施形態の連結
構造10は、棒状体70と、この棒状体70が摺接状態
で嵌入される嵌入孔83の穿設された板状体80とを連
結するためのものであり、板状体の嵌入孔83に嵌入さ
れた状態の棒状体70に嵌入されて板状体80に積層さ
れるかしめ座金20が備えられ、このかしめ座金20
は、棒状体70を通す挿通孔21と、この挿通孔21の
周縁部に径方向の外方に向かって凹設された周方向所定
ピッチの複数のかしめ溝22と、隣り合ったかしめ溝2
2間に形成されたかしめ爪23とを有し、挿通孔21
は、かしめ爪23がかしめ座金20の表面側から裏面側
に向けて折り曲げられることにより棒状体70を摺接状
態で挿通し得るようになっており、棒状体70が挿通孔
21に挿通された状態で挿通孔21の孔径が小さくなる
ようにかしめ爪23がかしめられることにより、棒状体
70と板状体80とがかしめ座金20を介して抜け止め
状態で互いに連結されるようにしている。
【0050】従って、棒状体70を、互いに積層された
板状体80の嵌入孔83およびかしめ座金20の挿通孔
21に差し通した状態で、複数ある曲折状態のかしめ爪
23を、例えば所定のプレスマシンの金型95を用いて
かしめ座金20と平行になる方向に向かうようにプレス
することにより、各かしめ爪23の先端が棒状体70の
周面に食い込んだかしめ処理が行われて棒状体70は挿
通孔21に対して抜け止めされるとともに、かしめ爪2
3の食い込みによる反力で隣り合ったかしめ爪23間の
棒状体70の周面位置が径方向の外方に向かって膨出
し、この膨出で形成された膨出部71が板状体80の嵌
入孔83の周面に圧接されるため、棒状体70と板状体
80とを、かしめ座金20を介して互いに抜け止め状態
で一体に連結することができる。
【0051】このように、かしめ座金20の挿通孔21
の周縁部に周方向所定ピッチでかしめ溝22とかしめ爪
23とを設けることにより、棒状体70を板状体80の
嵌入孔83およびかしめ座金20の挿通孔21に差し通
した状態で、折れ曲がったかしめ座金20が真っ直ぐに
なるようにプレス処理を施すことで棒状体70と板状体
80とを互いに抜け止め状態で一体に連結することが可
能になり、棒状体70と板状体とを溶接止めやボルト止
めで連結する従来の連結方式に比較して作業効率を向上
させることができる。
【0052】そして、特に1枚の板状体80に対して多
数の棒状体70をそれぞれ平行になるように連結するよ
うな場合には、複数のかしめ座金20を対象として一度
のプレス処理で済ませることが可能になり、両者の連結
作業の作業効率を格段に向上させることができる。
【0053】また、板状体80として、その両側部が同
一方向に略直角に折り曲げられることによって形成した
幅方向一対の側縁壁82を備えたものを採用すれば、こ
れら一対の側縁壁82の存在で板状体80の剛的強度を
向上させることができ、長手方向の撓みを有効に防止す
ることができる。
【0054】また、かしめ座金20の幅寸法を、一対の
側縁壁82間に摺接状態で嵌り込むように設定すること
により、かしめ座金20を板状体80の一対の側縁壁8
2間に嵌め込んだ状態で棒状体70を嵌入孔83および
挿通孔21に差し通し、この状態でかしめ座金20にプ
レス処理を施すことにより、かしめ爪23の先端が棒状
体70に食い込むことの反力でかしめ座金20の幅寸法
が広がるため、この広がりによってかしめ座金20の側
縁部が各側縁壁82に圧接し、これによってかしめ座金
20の板状体80に対する結合状態をより強固なものに
することができる。
【0055】また、第2実施形態の連結構造10aによ
れば、かしめ座金20の四隅にそれぞれ係止爪24を設
けるとともに、板状体80の側縁壁82に各係止爪24
に対応する係止孔84を設けたため、かしめ座金20を
板状体80の一対の側縁壁82間に嵌め込んだ状態で棒
状体70を嵌入孔83および挿通孔21に差し通し、こ
の状態でかしめ座金20にプレス処理を施すことによ
り、かしめ爪23の先端が棒状体70に食い込むことの
反力でかしめ座金20の幅寸法が広がり、この広がりに
よってかしめ座金20の係止爪24が板状体80の係止
孔84に嵌まり込み、これによってかしめ座金20が板
状体80に対して嵌り止めされ、かしめ座金20を介し
た棒状体70と板状体80との連結状態をより安定した
ものにすることができる。
【0056】また、かしめ座金20を用いずに板状体8
0の挿通孔85に、かしめ座金20のかしめ爪23と同
様のかしめ爪87を設ける第3実施形態の連結構造10
bによれば、棒状体70を、板状体80の挿通孔85に
差し通した状態で、複数ある折り曲げられた状態のかし
め爪87を、例えば所定のプレスマシンを用いて元に戻
すようにプレス処理することにより、各かしめ爪87の
先端が棒状体70の周面に食い込んだかしめ処理が行わ
れて棒状体70は挿通孔21に対して抜け止めされると
ともに、かしめ爪23の食い込みによる反力で隣り合っ
たかしめ爪23間の棒状体70の周面位置が径方向の外
方に向かって膨出し、この膨出で形成された膨出部71
が板状体80の挿通孔85の周面に圧接されるため、棒
状体70と板状体80とを一体に連結することができ
る。
【0057】そして、先の実施形態で使用したかしめ座
金20が不要になるため、その分部品点数を削減するこ
とができ、連結処理の処理コストの低減化を図ることが
できる。
【0058】第4実施形態の連結構造10cによれば、
板状体本体81の挿通孔88の周縁部にかしめ環状体8
9が設けられているため、棒状体70cが挿通孔88に
挿通された状態でプレス処理を行うことにより、かしめ
環状体89の先端縁部が全体的に棒状体70cの外周面
に圧接され、この圧接による摩擦力で棒状体70cが板
状体80に一体的に連結される。従って、棒状体70c
が塑性変形し難い中実品であっても、第4実施形態の連
結構造10cを棒状体70cと板状体80との連結に有
効に適用することができる。
【0059】第5実施形態の連結構造10dによれば、
板状体80dの挿通孔90の周縁部にカップ型環状体9
1が設けられているため、棒状体70dが挿通孔90に
挿通された状態でプレス処理を行うことにより、カップ
型環状体91の先端縁部が全体的に棒状体70dの溝部
72に嵌まり込み、棒状体70dが板状体80に一体的
に連結される。従って、棒状体70dが塑性変形し難い
中実品であっても、棒状体70dと板状体80との連結
に有効に適用することができる。また、プレス処理後、
カップ型環状体91の周縁部内径端面92が、棒状体7
0dの軸線と略平行となるよう成形されているため、か
しめ部の溝72への係り代が大きくなっており、大きな
連結力を得られる。
【0060】図13は、本発明に係る連結構造10、1
0a、10bの適用例を示す斜視図である。この適用例
においては、連結構造10、10a、10bを柵体1に
適用している。
【0061】すなわち、柵体1は、上下一対の横桟2
と、これら一対の横桟2間に架設されたパイプ状の複数
本の縦桟3と、上方の横桟2の上部に装着された断面視
で山形を呈する手摺部材4とからなっている。手摺部材
4は、裏面側から下方に向けて突設された、パイプ状の
縦桟3に嵌入し得る複数の嵌入突起5を有しており、各
嵌入突起5を縦桟3の上部に嵌入することにより、手摺
部材4が上部の横桟2に装着されるようになっている。
【0062】そして、このような柵体1において、横桟
2として上記板状体80が適用されているとともに、縦
桟3として上記棒状体70が適用され、これら棒状体7
0と板状体80との連結に、本発明に係る上記連結構造
10、10a、10bが適用されている。
【0063】柵体1に本発明の連結構造10、10a、
10bを採用することにより、従来、縦桟3を横桟2に
連結するに際し採用されていた溶接止めに比較し、上下
の横桟2を対象として2度のプレス処理を行うだけで横
桟2が縦桟3に連結され、柵体1を製造するための作業
性が改善され、製造コストの大幅な削減を実現すること
ができる。
【0064】図14(イ)は、本発明に係る連結構造1
0dの別の適用例を示している。この適用例において
は、連結構造10dを擁壁アンカー210に適用してい
る。擁壁アンカー210は、アンカープレート214の
抵抗により、擁壁201の安定性を高める構造となって
いる。アンカープレート214は、アンカーバー213
の先端付近に配設され、その連結には連結構造10d
(図12(イ)参照)を適用している。
【0065】図14(ロ)はアンカーバー213とアン
カープレート214の分解斜視図である。カップ型環状
体215が、アンカープレート214にプレス成形さ
れ、アンカーバー213には溝216が設けられてい
る。カップ型環状体215の周縁部が溝216に嵌まり
込む位置で連結構造10dを適用することにより、アン
カープレート214がアンカーバー213に固定され
る。
【0066】擁壁アンカー210に本発明の連結構造1
0dを採用することにより、ネジ加工、3箇所のナット
止めに代えて溝加工、1回のプレス工程とすることが出
来、製造コストの低減を実現することができる。
【0067】図15(イ)、(ロ)は、本発明に係る連
結構造10dの更に発展的な適用例を示す。擁壁アンカ
ー220は、アンカーバー223に複数(図では3枚)
のアンカープレート214が配設され、その連結には連
結構造10d(図12(イ)参照)を適用している。こ
のような間隔をあけた複数プレートの配設であっても、
アンカーバー223の所定の位置に溝加工さえ施してお
けば、プレス加工により容易にアンカープレート214
をアンカーバー223に連結することができる。
【0068】擁壁アンカー220に本発明の連結構造1
0dを採用することにより、高いアンカー効果を持った
擁壁アンカーを、従来技術に比べて格段に低コストで製
造することができる。
【0069】本発明は上記の実施形態に限定されるもの
ではなく、以下の内容をも包含するものである。
【0070】(1)上記の実施形態においては、本発明
に係る連結構造10,10a,10bを、柵体1の横桟
2と縦桟3との連結に適用した例、及び連結構造10d
を擁壁アンカー210、220のアンカーバー213、
223とアンカープレート214との連結に適用した例
を挙げた。しかし本発明はそれらに限定されるものでは
なく、連結構造10、10a、10b、10c、10d
の何れも柵体1や擁壁アンカー210、220の何れと
も組合わせられるものであり、更には建築物の骨組や橋
梁、階段の骨組あるいは恒久的に構築されるイベント会
場の舞台など、棒状体と板状体との組み合わせによって
形成される各種の構造物に適用することができる。望ま
しい実施形態としては、連結構造10、10a、10b
は棒状体がパイプである場合が、かしめによるパイプの
膨出を利用できる点で望ましく、連結構造10cは棒状
体が中実で、要求連結力が比較的小なる場合が棒状体の
溝加工不要な点で望ましく、連結構造10dは棒状体が
中実で、要求連結力が比較的大なる場合が強固な連結力
を得られる点で望ましい。
【0071】(2)上記の実施形態においては、板状体
80として板状体本体81と一対の側縁壁82とからな
る断面形状がコ字状のものや平板状のものを挙げたが、
その他L型状板、ゆるやかに湾曲する板等であってもよ
い。
【0072】(3)上記の第2実施形態においては、か
しめ座金20の四隅部に係止爪24がそれぞれ設けられ
ているが、本発明は、係止爪24をかしめ座金20の四
隅に設けることに限定されるものではなく、かしめ座金
20の長手方向の中央部に幅方向一対で設けてもよい
し、かしめ座金20の対角線状に一対で設けてもよい。
なお、当然のことながら係止爪24に対応した板状体8
0の係止孔84は、係止爪24の設置位置の変更に応じ
て穿設位置を変更しなければならない。
【0073】(4)図9および図10に示す実施形態に
おいては、板状体本体81の嵌入孔88にかしめ環状体
89が設けられているが、こうする代わりに図1に示す
ようなかしめ座金の挿通孔にかしめ環状体89を設けて
もよい。こうすることによって、板状体本体81にかし
め座金を積層した状態で、棒状体70を嵌入孔83およ
びかしめ座金のかしめ環状体89に差し通し、かしめ座
金にプレス処理を施すことによってかしめ環状体89の
縮径によって棒状体70とかしめ座金とが連結されると
ともに、上記縮径の反動で拡径した棒状体70の外周面
が嵌入孔83に圧接するとともに、拡幅したかしめ座金
の縁部が一対の側縁壁82に圧接し、これによって棒状
体70がかしめ座金を介して板状体80に連結される。
【0074】(5)上記の各実施形態において,表裏あ
るいは上下として方向を示しているが、これらは構造の
絶対的な方向を示しているのではなく、板状体の両面の
内、一方を表、あるいは上とすれば反対側は裏、あるい
は下となることを表す。したがって、かしめ部のかしめ
前屈曲方向は、各実施形態に示されたものと反対方向も
可である。
【0075】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、かしめ座
金の挿通孔の周縁部にかしめ部を設けることにより、棒
状体を板状体の嵌入孔およびかしめ座金の挿通孔に差し
通した状態で、曲折したかしめ座金が真っ直ぐになるよ
うにプレス処理を施すという簡単な操作で棒状体と板状
体とを互いに抜け止め状態で一体に連結することが可能
になり、棒状体と板状態とを溶接止めやボルト止めで連
結する従来の連結方式に比較して作業効率が向上する。
【0076】そして、特に1枚の板状体に対して複数本
の棒状体をそれぞれ平行になるように連結するような場
合には、複数のかしめ座金を対象として一度のプレス処
理で済ませることが可能になり、両者の連結作業の作業
効率は格段に向上する。請求項2記載の発明によれば、
板状体の両側部に同一方向に略直角に折り曲げられるこ
とによって形成した幅方向一対の側縁壁を設けたため、
これら一対の側縁壁の存在で板状体の剛的強度を向上さ
せることができる。
【0077】請求項3記載の発明によれば、かしめ座金
の幅寸法を一対の側縁壁間に摺接状態で嵌り込むように
設定したため、かしめ座金を板状体の一対の側縁壁間に
嵌め込んだ状態で棒状体を嵌入孔および挿通孔に差し通
し、この状態でかしめ座金にプレス処理を施すことによ
り、かしめ爪の先端が棒状体に食い込むことの反力でか
しめ座金の幅寸法が広がり、この広がりによってかしめ
座金の側縁部が各側縁壁に圧接し、これによってかしめ
座金の板状体に対する結合状態をより強固になものにす
ることができる。
【0078】請求項4記載の発明によれば、かしめ座金
に幅方向の一側部または両側部に外方に向かって突出し
た食込み突起を設ける一方、板状体の側縁壁に、食い込
み突起に対応した食込み凹部または食込み孔を設けたた
め、かしめ座金を板状体の一対の側縁壁間に嵌め込んだ
状態で棒状体を嵌入孔および挿通孔に差し通し、この状
態でかしめ座金にプレス処理を施すことにより、かしめ
爪の先端が棒状体に食い込むことの反力でかしめ座金の
幅寸法が広がり、この広がりによってかしめ座金の食込
み突起が板状体の食込み凹部または食込み孔に嵌まり込
み、これによってかしめ座金が板状体に対して嵌り止め
され、かしめ座金を介した棒状体と板状体との連結状態
をより安定したものにすることができる。
【0079】請求項5記載の発明によれば、板状体の挿
入孔にかしめ爪を設けたため、特にかしめ座金を用いる
ことなく、棒状体と板状体とを抜け止め状態で一体に連
結することができる。そして、かしめ座金を用いない分
部品点数の削減および組み付け工数の低減に貢献するこ
とができる。
【0080】請求項6記載の発明によれば、かしめ爪の
先端が棒状体の周面に食い込むかしめ処理が行われて棒
状体は挿通孔に対して抜け止めされるとともに、かしめ
爪の食い込みによる反力で隣り合ったかしめ爪間の棒状
体の周面位置が径方向の外方に向かって膨出し、前記か
しめ座金を有する場合にはこの膨出で形成された膨出部
が板状体の嵌入孔の周面に圧接されるため、棒状体は嵌
入孔に対しても抜け止め状態になり、棒状体と板状体と
を抜け止め状態で一体に連結することができる。
【0081】請求項7記載の発明によれば、棒状体が嵌
入孔に嵌入された状態でプレス処理を行うことにより、
かしめ環状体の先端縁部が全体的に棒状体の外周面に圧
接されるため、この圧接による摩擦力で棒状体が板状体
に一体的に連結される。そして、棒状体がたとえ塑性変
形し難い中実品であっても、両者を確実に連結すること
が可能になる。
【0082】請求項8記載の発明によれば、かしめ環状
体の成形が容易で、かしめ部が棒状体の溝にはまり込む
状態でかしめるため、高いかしめ力を得ることができ
る。また、長い棒状体の任意の箇所に板状体を連結する
ことが可能となる。
【0083】請求項9記載の発明によれば、前記挿通孔
の周縁部が、棒状体の溝に略垂直に入り込むため、確実
性の高い連結構造とすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る連結構造の第1実施形態を示す一
部切欠き分解斜視図である。
【図2】図1に示す連結構造の一部切欠き組立て斜視図
である。
【図3】かしめ座金の一実施形態を示す図であり、
(イ)は平面図、(ロ)は(イ)のA−A線断面図であ
る。
【図4】棒状体を板状体に連結する連結操作を説明する
ための説明図であり、(イ)は、かしめ座金が板状体の
側縁壁間に嵌め込まれた状態、(ロ)は、棒状体を板状
体の嵌入孔およびかしめ座金の挿通孔に差し通した状
態、(ハ)は、仮連結された棒状体と板状体とをプレス
マシンの下型に装着した状態、(ニ)は、かしめ座金が
プレスマシンの上型によってプレス処理された状態をそ
れぞれ示している。
【図5】本発明に係る連結構造の第2実施形態を示す一
部切欠き分解斜視図である。
【図6】図5に示す連結構造の一部切欠き組立て斜視図
である。
【図7】本発明に係る連結構造の第3実施形態を示す一
部切欠き分解斜視図である。
【図8】図7に示す連結構造の一部切欠き組立て斜視図
である。
【図9】本発明に係る連結構造の第4実施形態を示す一
部切欠き分解斜視図である。
【図10】図9に示す連結構造の一部切欠き組立て斜視
図である。
【図11】本発明に係る連結構造の第5実施形態を示す
一部切欠き分解斜視図である。
【図12】図11に示す連結構造の組立て断面図であ
り、(イ)は請求項9を含む実施形態、(ロ)は請求項
9を含まない実施形態である。
【図13】本発明に係る連結構造の適用例である柵体を
示す斜視図である。
【図14】本発明に係る連結構造の適用例である擁壁ア
ンカーの図面であり、(イ)は土中の側面図、(ロ)は分
解斜視図である。
【図15】本発明に係る連結構造の適用例である複数枚
擁壁アンカーの図面であり、(イ)は土中の側面図、
(ロ)は分解斜視図である。
【図16】従来の連結構造が適用された柵体を示す斜視
図である。
【図17】従来の連結構造が適用された擁壁アンカーの
図面であり、(イ)は土中の側面図、(ロ)は分解斜視図
である。
【符号の説明】
1 柵体 2 横桟
3 縦桟 4 手摺部材 5 嵌入突起 10,10a,10b,10c,10d 連結構造 20 座金 21 挿通孔
22 かしめ溝 23 かしめ爪 24 係止爪 70,70c,70d 棒状体
71 膨出部 72 溝 80,80d 板状体
81 板状体本体 82 側縁壁 83 嵌入孔
84 係止孔 85 挿通孔 86 かしめ溝
87 かしめ爪 88 嵌入孔 89 かしめ環状体
90 挿通孔 91 カップ型環状体 92 カップ型環状体の周
縁部内径端面 93 かしめ環状体の周縁部内径端面
95 金型 96 下型 97 上型
98 逃し孔 99 装着孔 100 柵体
101 支柱 102 横桟 103 縦桟
104 手摺部材 200,210,220 擁壁アンカー
201 擁壁 203,213,223 アンカーバー 214 アンカープレート 215 カップ型環状体
216 溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // E01D 19/10 F16L 3/22 Z E04F 11/18 Fターム(参考) 2D059 AA24 GG61 2D101 CA06 CB00 EA02 FA11 FA21 FB12 2E101 JJ13 NN06 NN17 NN34 3H023 AA05 AB07 AC02 AC35 AD02 AD31 AD55 3J023 AA01 AA05 BA02 BB01 CA15 DA01

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒状体と、この棒状体が嵌入される嵌入
    孔の穿設された板状体とを連結する連結構造であって、
    上記板状体の嵌入孔に嵌入された状態の棒状体に外嵌さ
    れて上記板状体に積層されるかしめ座金が備えられ、こ
    のかしめ座金は、上記棒状体を通す挿通孔の周縁部に形
    成され、上記棒状体に対してかしめ処理を施すかしめ部
    を有し、上記挿通孔は、上記かしめ部がかしめ座金の表
    面側から裏面側に向けて折り曲げられることにより棒状
    体を摺接状態で挿通し得るように構成され、棒状体が挿
    通孔に挿通された状態で挿通孔の孔径が小さくなるよう
    に上記かしめ部がかしめられることにより、棒状体と板
    状体とがかしめ座金を介して抜け止め状態で互いに連結
    されるように構成されていることを特徴とする連結構
    造。
  2. 【請求項2】 上記板状体は、その両側部が同一方向に
    略直角に折り曲げられることによって形成した幅方向一
    対の側縁壁を備えていることを特徴とする請求項1記載
    の連結構造。
  3. 【請求項3】 上記かしめ座金は、上記一対の側縁壁間
    に摺接状態で嵌り込むように幅寸法が設定されているこ
    とを特徴とする請求項2記載の連結構造。
  4. 【請求項4】 上記かしめ座金は、幅方向の一側部また
    は両側部に外方に向かって突出した食込み突起を有して
    いる一方、上記側縁壁は、上記食い込み突起に対応して
    凹設または穿設された食込み凹部または食込み孔を有し
    ていることを特徴とする請求項2記載の連結構造。
  5. 【請求項5】 棒状体と、この棒状体が挿通される挿通
    孔の穿設された板状体とを連結する連結構造であって、
    上記板状体には、上記挿通孔の周縁部に形成されて、こ
    の挿通孔に挿通された棒状体に対してかしめ処理を施す
    かしめ部が備えられ、上記挿通孔は、上記かしめ部が板
    状体の表面側から裏面側に向けて折り曲げられることに
    より棒状体を摺接状態で挿通し得るように構成され、棒
    状体が挿通孔に挿通された状態で挿通孔の孔径が小さく
    なるように上記かしめ部がかしめられることにより、棒
    状体と板状体とが抜け止め状態で互いに連結されるよう
    に構成されていることを特徴とする連結構造。
  6. 【請求項6】 上記かしめ部は、上記挿通孔の周縁部に
    径方向の外方に向かって凹設された周方向所定ピッチの
    複数のかしめ溝と、隣り合ったかしめ溝間に形成された
    かしめ爪から成ることを特徴とする請求項1から請求項
    5の何れかに記載の連結構造。
  7. 【請求項7】 上記かしめ部は、上記挿通孔の周縁部が
    板状体の裏面側へ突出するように屈曲したかしめ環状体
    によって構成され、このかしめ環状体は、内径寸法が基
    端側から先端側に向けて漸減するように寸法設定されて
    いることを特徴とする請求項1から請求項5の何れかに
    記載の連結構造。
  8. 【請求項8】 上記かしめ部は、上記挿通孔の周縁部が
    板状体の裏面側へ突出するように屈曲したかしめ環状体
    によって構成され、上記棒状体には円周方向に溝を有
    し、かしめた後にかしめ環状体の一部が上記溝に嵌まり
    込むことにより、棒状体と板状体とが抜け止め状態で互
    いに連結されるように構成されていることを特徴とする
    請求項1から請求項5の何れかに記載の連結構造。
  9. 【請求項9】 上記かしめ環状体の、上記挿通孔の周縁
    部内径端面が、かしめ後に上記棒状体の軸線と略平行と
    なるよう形成されていることを特徴とする請求項8の連
    結構造。
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