JP2841189B2 - 異形差筋アンカーとその製造法 - Google Patents
異形差筋アンカーとその製造法Info
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Description
ック塀建造工事や間仕切り工事、鉄筋出し土木工事など
に使われる異形差筋アンカーと、その製造法に関する。
について、本出願人は先に特公平7−88660号を提
案した。
基本実施例では、アンカースリーブ(B)の差し込み口
筒部(14)を異形鉄筋(A)の先端部へ差し込み套嵌
させた上、その縦節(11)及び横節(12)の双方へ
咬み合うかしめ付け状態となるように、上記差し込み口
筒部(14)の外周面全体をプレス加工金型(20)
(21)によって塑性変形させるようになっている。
は、異形鉄筋(A)の先端部へ予じめ複数の凹周溝(2
2)と凸周条(23)とを交互に塑性加工しておき、そ
の双方と咬み合うかしめ付け状態となるように、やはり
アンカースリーブ(B)における差し込み口筒部(1
4)の外周面全体を塑性変形させるようになっている。
明の場合異形鉄筋(A)の先端部から突出する径小なセ
ンター凸子(13)が、アンカースリーブ(B)におけ
る差し込み口筒部(14)と拡開口筒部(15)との境
界段部(16)を越えて、その拡開口筒部(15)まで
嵌入する関係状態に保たれているため、上記境界段部
(16)の付近から折損するおそれがない異形差筋アン
カーを得られる利点がある反面、その異形鉄筋(A)の
先端部にセンター凸子(13)を予じめ加工する必要が
あるので、甚だ煩らわしく、未だ量産効果を最大限に発
揮させることができない。
の異形鉄筋(A)の先端部へセンター凸子(13)のみ
ならず、複数の凹周溝(22)と凸周条(23)も予じ
め塑性加工しなければならないので、上記問題がますま
す顕著となる。
って、理論的にはアンカースリーブ(B)の差し込み口
筒部(14)を異形鉄筋(A)の先端部へ、強力に塑性
加工することができると雖も、その差し込み口筒部(1
4)の外周面全体を一挙同時に、異形鉄筋(A)におけ
る縦節(11)と横節(12)との双方へ完全な咬み合
い状態にかしめ付けることは、実際上至難の業である。
浅く、しかも縦節(11)によって区画細分されている
関係上、上記差し込み口筒部(14)の外周面全体をか
しめ付けるだけでは、その材料が上記間隙の隅々まで円
滑に展伸作用し難く、両節(11)(12)との咬み合
い不足を生じやすいからである。
筋(A)における凹周溝(22)と凸周条(23)との
隣り合う相互間隙が、縦節(11)により区画細分され
てはいないけれども、アンカースリーブ(B)の差し込
み口筒部(14)をその外周面の全体からかしめ付ける
だけでは、やはり咬み合い状態の不完全となりやすいこ
とに変りがなく、異形鉄筋(A)から抜けないまでも、
その軸線に沿って滑り移動するおそれがあり、使用上の
信頼性と耐久性に欠ける。
の更なる改良を企図しており、そのために役立つ異形差
筋アンカーとしての構成上、向かい合う一対の縦節とそ
の相互間に一定ピッチを保って交錯する多数の横節とを
備えた異形鉄筋と、基端側が上記異形鉄筋への薄肉な差
し込み口筒部として、先端側が拡開用割溝を備えた厚肉
な拡開口筒部として、その両口筒部の段付き穴形態に造
形すると共に、上記拡開口筒部にその拡開用プラグを部
分的に圧入セットした円筒型のアンカースリーブとから
成り、
上記異形鉄筋の先端部へ差し込み套嵌させてかしめ付け
ることにより、その異形鉄筋の両縦節を結ぶ直径線とほ
ぼ平行な2辺面を備えた全体的な断面正偶数多角形に造
形し、且つその断面正偶数多角形に造形した差し込み口
筒部の平行な2辺面を、上記異形鉄筋における横節の隣
り合う相互間と対応位置する個所での部分連続的にかし
め付けることにより、そのかしめ付け部分を上記横節へ
係止する滑り止めキーとして機能させたことを特徴とす
る。
て、第1にアンカースリーブを特殊鋼の塑性加工又は切
削加工により、その基端側に薄肉な差し込み口筒部と先
端側に厚肉な拡開口筒部とを備えた段付き穴形態に造形
して、その拡開用割溝を付与した上記拡開口筒部に、楔
作用する鋼塊のプラグをその先端側の部分的な張り出し
状態に圧入セットすると共に、向かい合う一対の縦節と
その相互間に一定ピッチを保って交錯する多数の横節と
を備えた異形鉄筋の先端部へ、上記アンカースリーブの
差し込み口筒部を差し込み套嵌させた上、その差し込み
口筒部をかしめ加工金型により、上記異形鉄筋の両縦節
を結ぶ直径線とほぼ平行な2辺面を備えた全体的な断面
正偶数多角形にかしめ付けると一挙同時に、その断面正
偶数多角形の平行な2辺面が上記異形鉄筋における横節
の隣り合う相互間と対応位置する個所を、その横節へ係
止する滑り止めキーとして部分的にかしめ付け一体化す
ることを特徴とし、
の塑性加工又は切削加工により、その基端側に薄肉な差
し込み口筒部と先端側に厚肉な拡開口筒部とを備えた段
付き穴形態に造形して、その拡開用割溝を付与した上記
拡開口筒部に、楔作用する鋼塊のプラグをその先端側の
部分的な張り出し状態に圧入セットすると共に、向かい
合う一対の縦節とその相互間に一定ピッチを保って交錯
する多数の横節を備えた異形鉄筋の先端部へ、上記アン
カースリーブの差し込み口筒部を差し込み套嵌させた
上、その差し込み口筒部をかしめ加工金型により、上記
異形鉄筋の両縦節を結ぶ直径線とほぼ平行な2辺面を備
えた全体的な断面正偶数多角形にかしめ付けた後、その
断面正偶数多角形の平行な2辺面が上記異形鉄筋におけ
る横節の隣り合う相互間と対応位置する個所を、その横
節へ係止する滑り止めキーとして部分的にかしめ付け一
体化することを特徴とするものである。
を説明すると、図1〜4はその異形差筋アンカー(製
品)(A)を示しており、(I)はコンクリート用棒鋼
から成る一定長さの異形鉄筋であって、その基底円周面
(10)からは直径線(O−O)上で向かい合う一対の
縦節(11)と、その両縦節(11)の相互間に一定ピ
ッチ(P)を保って交錯する多数の横節(12)とが、
均等な一定高さ(H)だけ張り出している。
2)との千鳥配列形態を示しているが、これに代る格子
配列形態に交錯することもある。(D)はその両節(1
1)(12)を含む異形鉄筋(I)の外径寸法を示して
いる。
る円筒型のアンカースリーブであるが、その基端側は上
記異形鉄筋(I)への比較的薄肉な差し込み口筒部(1
3)として、又残る先端側は比較的厚肉な拡開口筒部
(14)として、その両口筒部(13)(14)の内径
寸法(d1)(d2)が相違変化する段付き穴形態に造
形されている。
内径寸法(d1)は拡開口筒部(14)の内径寸法(d
2)よりも大きく、しかも異形鉄筋(I)の上記外径寸
法(D)とほぼ等しく設定されており、これを異形鉄筋
(I)の先端部へ差し込み套嵌させた時には、その両口
筒部(13)(14)内の境界段部(15)が異形鉄筋
(I)の先端部と係止し得るようになっている。又、同
じく差し込み口筒部(13)の深さ(g1)は、これを
異形鉄筋(I)における上記横節(12)の少なくとも
2ピッチ分として、可及的に深く寸法化することが好ま
しい。
殊鋼棒からの段階的な冷間鍛造やその他の塑性加工を初
め、厚肉な特殊鋼管の基端側を切削加工して、上記薄肉
な差し込み口筒部(13)に仕上げる方法などによっ
て、容易に量産することができる。
厚肉な拡開口筒部(14)へ、その先端から差し込み口
筒部(13)との境界段部(15)に到達しない一定深
さ(g2)として切り込まれた拡開用割溝であり、図例
のような十文字型や一文字型などの放射対称型に配分さ
れている。
の円形外周面に刻成された複数の鋸歯状凹周溝であり、
先端からの拡開作用を促進すると共に、コンクリート面
との喰い付き力を昂める。
鋼塊のプラグであって、楔作用し得る截頭円錐型又は弾
丸型をなしているが、その径小な基端側は円柱型の圧入
部(19)として、上記アンカースリーブ(S)の拡開
口筒部(14)へ脱落不能に圧入セットされている。
拡開口筒部(14)から一定長さ(L)だけ張り出すセ
ット状態にあり、これを拡開口筒部(14)内へ没入さ
せる如く、そのアンカースリーブ(S)を相対的に進出
移動させた時、そのアンカースリーブ(S)の拡開口筒
部(14)がプラグ(18)の楔作用により、先端から
拡開してコンクリート面へ喰い付くようになっている。
ンカースリーブ(S)とから、本発明の異形差筋アンカ
ー(A)を製造するに当っては、先ずその異形鉄筋
(I)の先端部へアンカースリーブ(S)の差し込み口
筒部(13)を差し込み套嵌させるのであり、そうすれ
ば異形鉄筋(I)の先端部が図6のように、アンカース
リーブ(S)内の境界段部(15)によって受け止め規
制されることとなる。
一対のかしめ加工金型(20)(21)を用いて、上記
アンカースリーブ(S)における差し込み口筒部(1
3)の円形外周面を加圧し、その差し込み口筒部(1
3)を全体的な断面正六角形に塑性変形させるのであ
る。
1)の一対は図8に抽出するような閉合時に断面正六角
形となる半割形態をなしており、しかもその向かい合う
フラットな内面からはほぼ半球状のかしめ凸子(22)
(23)が各々張り出されている。
(11)が存在する直径線(O−O)をパーティングラ
インとして、その一対のかしめ加工金型(20)(2
1)を図9、10のように向かい合わせ、アンカースリ
ーブ(S)の差し込み口筒部(13)を異形鉄筋(I)
へかしめ付けることにより、その直径線(O−O)とほ
ぼ平行な2辺面(a)(b)を備えた全体的な断面正六
角形に塑性変形させると一挙同時に、その2辺面(a)
(b)が異形鉄筋(I)における横節(12)の隣り合
う相互間と対応位置する個所を、上記加工金型(20)
(21)のかしめ凸子(22)(23)によって更に決
め押す如く、連続スポット的にかしめ付けるのである。
(20)(21)のかしめ凸子(22)(23)は異形
鉄筋(I)における横節(12)の隣り合う相互間と対
応する位置に、予じめ正しく張り出し分布されているわ
けであり、これによって決め押し的にかしめ付けられた
スポット部分が、上記異形鉄筋(I)の横節(12)に
対する差し込み口筒部(13)の滑り止めキー(24)
(25)として、その横節(12)へ確固に係止一体化
することとなり、異形差筋アンカー(A)に高い引張強
度を与え得るのである。
(S)の差し込み口筒部(13)を、異形鉄筋(I)に
おける上記横節(12)の少なくとも2ピッチ分だけ深
く差し込み套嵌させた上、その差し込み口筒部(13)
を全体的な断面正六角形にかしめ付けると共に、その断
面正六角形の上記2辺面(a)(b)が異形鉄筋(I)
における横節(12)の隣り合う相互間と対応位置する
少なくとも4個所を、そのかしめ凸子(22)(23)
により部分連続的にかしめ付けるならば、その多数の点
在分布する滑り止めキー(24)(25)によって、上
記効果をますます向上できることになる。
して機能するかしめ部分の隣り合う相互を、異形鉄筋
(I)の横節(12)に跨がる連繋状態として塑性変形
させることも可能である。
差し込み口筒部(13)を異形鉄筋(I)の先端部へ、
その全体的な断面正六角形にかしめ付けると一挙同時
に、その上記2辺面(a)(b)をかしめ凸子(22)
(23)によって、部分連続的にかしめ付け一体化する
ようになっているが、これらを言わば2工程として、順
次段階的に実行してもさしつかえない。
六角形はその塑性変形々状としての最適な一例を示すに
過ぎず、これに代る断面正八角形や断面正十角形、その
他の断面正偶数多角形を採用しても良い。
発明の異形差筋アンカー(A)は、例えばコンクリート
ブロック塀の建造工事において、そのコンクリート面
(C)にドリル加工された埋め込み孔(26)へ、その
先端部のアンカースリーブ(S)が図11のように埋没
する状態として、挿入使用される。
露出している異形鉄筋(I)を、ハンマー(27)など
によって打ち込むのであり、そうすれば上記埋め込み孔
(26)の底部に突っ張り制止されたプラグ(18)と
相対して、その異形鉄筋(I)との一体をなすアンカー
スリーブ(S)が進出移動するため、そのアンカースリ
ーブ(S)の拡開口筒部(14)が図12のように先端
から拡開作用して、コンクリート面(C)と離脱不能に
喰い付き固定することとなり、上記コンクリートブロッ
ク塀の高強度な骨格を形作る。
(S)の断面正偶数多角形に塑性変形された差し込み口
筒部(13)の各頂点(X)が、図13から明白な通
り、埋め込み孔(26)の開口円に内接する均等な支持
稜線として働くため、その異形鉄筋(I)を正確な垂立
状態に安定良く保つことができ、上記ハンマー(27)
による叩打力をロスなく作用させ得ることになる。
み口筒部(13)は滑り止めキー(24)(25)を介
して、異形鉄筋(I)の横節(12)と強固に係止一体
化されているため、異形差筋アンカー(A)の使用中に
引張り力が作用したとしても、そのアンカースリーブ
(S)と異形鉄筋(I)とが離脱しないことはもとよ
り、その相対的に滑り移動するおそれもなく、信頼性と
耐久性に富む締結状態を得られるのである。
ーではその構成上、向かい合う一対の縦節(11)とそ
の相互間に一定ピッチ(P)を保って交錯する多数の横
節(12)とを備えた異形鉄筋(I)と、基端側が上記
異形鉄筋(I)への薄肉な差し込み口筒部(13)とし
て、先端側が拡開用割溝(16)を備えた厚肉な拡開口
筒部(14)として、その両口筒部(13)(14)の
段付き穴形態に造形すると共に、上記拡開口筒部(1
4)にその拡開用プラグ(18)を部分的に圧入セット
した円筒型のアンカースリーブ(S)とから成り、
筒部(13)を上記異形鉄筋(I)の先端部へ差し込み
套嵌させてかしめ付けることにより、その異形鉄筋
(I)の両縦節(11)を結ぶ直径線(O−O)とほぼ
平行な2辺面(a)(b)を備えた全体的な断面正偶数
多角形に造形し、且つその断面正偶数多角形に造形した
差し込み口筒部(13)の平行な2辺面(a)(b)
を、上記異形鉄筋(I)における横節(12)の隣り合
う相互間と対応位置する個所での部分連続的にかしめ付
けることにより、そのかしめ付け部分を上記横節(1
2)へ係止する滑り止めキー(24)(25)として機
能させてあるため、冒頭に述べた従来技術の課題を確実
に改良できる効果がある。
カースリーブ(S)の差し込み口筒部(13)が異形鉄
筋(I)の向かい合う両縦節(11)を結ぶ直径線(O
−O)とほぼ平行な2辺面(a)(b)を備えた全体的
な断面正偶数多角形として、その異形鉄筋(I)の先端
部へかしめ付けられており、しかもその平行な2辺面
(a)(b)が更に異形鉄筋(I)における横節(1
2)の隣り合う相互間と対応位置する個所での連続スポ
ット的にかしめ付けられ、そのかしめ付け部分を滑り止
めキー(24)(25)として、上記異形鉄筋(I)の
横節(12)へ確固に係止一体化するようになっている
ため、引張強度と耐久性に優れた異形差筋アンカー
(A)として提供できるのである。
上記効果をますます昂めることができるほか、その断面
正六角形が最も効率良く塑性変形する形状であることか
らも、本発明の異形差筋アンカー(A)を極めて容易に
量産し得ることとなる。
るに当って、請求項3に記載の方法を採用するならば、
比較的に簡素なかしめ加工金型(20)(21)を用い
て、しかも1工程での安価に量産できる効果がある。
ば、縦節(11)と横節(12)との交錯形態が相違変
化する異形鉄筋(I)に対しても、そのアンカースリー
ブ(S)の差し込み口筒部(13)を容易にかしめ付け
ることができ、その変化の対応性に優れる効果がある。
る。
側面図である。
套嵌状態と、かしめ加工金型との対応位置関係を示す一
部破断の側面図である。
図である。
破断の側面図である。
る。
説明図である。
る。
る。
Claims (4)
- 【請求項1】向かい合う一対の縦節(11)と、その相
互間に一定ピッチ(P)を保って交錯する多数の横節
(12)とを備えた異形鉄筋(I)と、 基端側が上記異形鉄筋(I)への薄肉な差し込み口筒部
(13)として、先端側が拡開用割溝(16)を備えた
厚肉な拡開口筒部(14)として、その両口筒部(1
3)(14)の段付き穴形態に造形すると共に、上記拡
開口筒部(14)にその拡開用プラグ(18)を部分的
に圧入セットした円筒型のアンカースリーブ(S)とか
ら成り、 そのアンカースリーブ(S)の差し込み口筒部(13)
を上記異形鉄筋(I)の先端部へ差し込み套嵌させてか
しめ付けることにより、その異形鉄筋(I)の両縦節
(11)を結ぶ直径線(O−O)とほぼ平行な2辺面
(a)(b)を備えた全体的な断面正偶数多角形に造形
し、 且つその断面正偶数多角形に造形した差し込み口筒部
(13)の平行な2辺面(a)(b)を、上記異形鉄筋
(I)における横節(12)の隣り合う相互間と対応位
置する個所での部分連続的にかしめ付けることにより、
そのかしめ付け部分を上記横節(12)へ係止する滑り
止めキー(24)(25)として機能させたことを特徴
とする異形差筋アンカー。 - 【請求項2】アンカースリーブ(S)の差し込み口筒部
(13)を異形鉄筋(I)の先端部へ、その横節(1
2)の少なくとも2ピッチ分だけ差し込み套嵌させてか
しめ付けることにより、その異形鉄筋(I)の両縦節
(11)を結ぶ直径線(O−O)とほぼ平行な2辺面
(a)(b)を備えた全体的な断面正六角形に造形し、 且つその断面正六角形に造形した差し込み口筒部(1
3)の平行な2辺面(a)(b)を、上記異形鉄筋
(I)における横節(12)の隣り合う相互間と対応位
置する少なくとも4個所での部分連続的にかしめ付ける
ことにより、そのかしめ付け部分を悉く上記横節(1
2)へ重畳的に係止する滑り止めキー(24)(25)
として機能させたことを特徴とする請求項1記載の異形
差筋アンカー。 - 【請求項3】アンカースリーブ(S)を特殊鋼の塑性加
工又は切削加工により、その基端側に薄肉な差し込み口
筒部(13)と先端側に厚肉な拡開口筒部(14)とを
備えた段付き穴形態に造形して、 その拡開用割溝(16)を付与した上記拡開口筒部(1
4)に、楔作用する鋼塊のプラグ(18)をその先端側
の部分的な張り出し状態に圧入セットすると共に、 向かい合う一対の縦節(11)と、その相互間に一定ピ
ッチ(P)を保って交錯する多数の横節(12)とを備
えた異形鉄筋(I)の先端部へ、上記アンカースリーブ
(S)の差し込み口筒部(13)を差し込み套嵌させた
上、 その差し込み口筒部(13)をかしめ加工金型(20)
(21)により、上記異形鉄筋(I)の両縦節(11)
を結ぶ直径線(O−O)とほぼ平行な2辺面(a)
(b)を備えた全体的な断面正偶数多角形にかしめ付け
ると一挙同時に、 その断面正偶数多角形の平行な2辺面(a)(b)が上
記異形鉄筋(I)における横節(12)の隣り合う相互
間と対応位置する個所を、その横節(12)へ係止する
滑り止めキー(24)(25)として部分的にかしめ付
け一体化することを特徴とする異形差筋アンカーの製造
法。 - 【請求項4】アンカースリーブ(S)を特殊鋼の塑性加
工又は切削加工により、その基端側に薄肉な差し込み口
筒部(13)と先端側に厚肉な拡開口筒部(14)とを
備えた段付き穴形態に造形して、 その拡開用割溝(16)を付与した上記拡開口筒部(1
4)に、楔作用する鋼塊のプラグ(18)をその先端側
の部分的な張り出し状態に圧入セットすると共に、 向かい合う一対の縦節(11)と、その相互間に一定ピ
ッチ(P)を保って交錯する多数の横節(12)とを備
えた異形鉄筋(I)の先端部へ、上記アンカースリーブ
(S)の差し込み口筒部(13)を差し込み套嵌させた
上、 その差し込み口筒部(13)をかしめ加工金型(20)
(21)により、上記異形鉄筋(I)の両縦節(11)
を結ぶ直径線(O−O)とほぼ平行な2辺面(a)
(b)を備えた全体的な断面正偶数多角形にかしめ付け
た後、 その断面正偶数多角形の平行な2辺面(a)(b)が上
記異形鉄筋(I)における横節(12)の隣り合う相互
間と対応位置する個所を、その横節(12)へ係止する
滑り止めキー(24)(25)として部分的にかしめ付
け一体化することを特徴とする異形差筋アンカーの製造
法。
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JP34242996A JP2841189B2 (ja) | 1996-12-06 | 1996-12-06 | 異形差筋アンカーとその製造法 |
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JP34242996A JP2841189B2 (ja) | 1996-12-06 | 1996-12-06 | 異形差筋アンカーとその製造法 |
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JPH10169096A JPH10169096A (ja) | 1998-06-23 |
JP2841189B2 true JP2841189B2 (ja) | 1998-12-24 |
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KR100978629B1 (ko) * | 2010-05-31 | 2010-08-27 | (주)케이지엔지니어링 | 도로 및 단지의 사면보강 네일링 및 이를 이용한 사면 보강 공법 |
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1996
- 1996-12-06 JP JP34242996A patent/JP2841189B2/ja not_active Expired - Fee Related
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