JP2911036B1 - 異形差筋アンカーとその製造法 - Google Patents
異形差筋アンカーとその製造法Info
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Abstract
効果に富む異形差筋アンカーを提供する。 【解決手段】先端部に拡開用割溝(14)を備えた一定
深さ(G1)のプラグ受け入れ穴(13)が開口形成さ
れ、その受け入れ穴(13)に拡開用プラグ(16)が
部分的に圧入セットされた金属製アンカースリーブ
(S)と、そのアンカースリーブ(S)よりも細く長い
異形鉄筋(I)とから成り、上記アンカースリーブ
(S)の基端部と異形鉄筋(I)の先端部とを、その溶
け出しバリ(23)の外径寸法(D3)がアンカースリ
ーブ(S)の外径寸法(D2)以内にとどまるよう摩擦
圧接した。
Description
ック塀建造工事や間仕切り工事、鉄筋出し土木工事など
に使われる異形差筋アンカーと、その製造法に関する。
について、本出願人は先に特公平7−88660号を提
案した。
基本実施例では、アンカースリーブ(B)の差し込み口
筒部(14)を異形鉄筋(A)の先端部へ差し込み套嵌
させた上、その縦節(11)と横節(12)との双方へ
咬み合うかしめ付け状態となるように、上記差し込み口
筒部(14)の外周面全体をプレス加工金型(20)
(21)によって塑性変形させるようになっている。
は、異形鉄筋(A)の先端部へ予じめ複数の凹周溝(2
2)と凸周条(23)とを交互に塑性加工しておき、そ
の双方と咬み合うかしめ付け状態となるように、やはり
アンカースリーブ(B)における差し込み口筒部(1
4)の外周面全体を塑性変形させるようになっている。
公知発明の構成ではアンカースリーブ(B)の基端側を
薄肉な差し込み口筒部(14)として造形すべく、その
内径寸法(d1)の切削加工が必要であるばかりでな
く、先端側における拡開口筒部(15)の内径寸法(d
2)と対応する外径寸法(D3)のセンター凸子(1
3)を、異形鉄筋(A)の先端部へ加工しなければなら
ない。殊更、上記変形実施例の場合には複数の凹周溝
(22)と凸周条(23)をも塑性加工する必要がある
ため、非常に煩らわしく、未だ量産効果を最大限に発揮
させることができない。
って、理論的にはアンカースリーブ(B)の差し込み口
筒部(14)を異形鉄筋(A)の先端部へ、強力に塑性
加工できると雖も、その差し込み口筒部(14)の外周
面全体を一挙同時に、異形鉄筋(A)における縦節(1
1)と横節(12)との双方へ完全な咬み合い状態にか
しめ付けることは、実際上至難の業である。
浅く、しかも縦節(11)によって区画細分されている
関係上、上記差し込み口筒部(14)の外周面全体をか
しめ付けるだけでは、その金属材料が上記間隙の隅々ま
で円滑・確実に展伸作用し難く、両節(11)(12)
との咬み合い不足を生じやすいからである。
筋(A)における凹周溝(22)と凸周条(23)との
隣り合う相互間隙が、縦節(11)により区画細分され
てはいないけれども、アンカースリーブ(B)の上記差
し込み口筒部(14)をその外周面の全体からかしめ付
けるだけでは、やはり咬み合い状態の不完全となりやす
いことに変りがない。
はアンカースリーブ(B)における基端側の切り欠きに
より、その塑性変形可能な薄肉部分として造形されてい
るため、引張り力や剪断力に対抗する耐力を発揮し難く
なり、仮令抜けないとしても、その軸線に沿って滑り遊
動したり、異形鉄筋(A)が振れ動いたりするおそれ大
であって、使用上の信頼性と耐久性を保障することがで
きない。
の更なる改良を企図しており、そのために異形差筋アン
カーとして、先端部に拡開用割溝を備えた一定深さのプ
ラグ受け入れ穴が開口形成され、その受け入れ穴に拡開
用プラグが部分的に圧入セットされた金属製アンカース
リーブと、そのアンカースリーブよりも細く長い異形鉄
筋とから成り、上記アンカースリーブの基端部と異形鉄
筋の先端部とを、その溶け出しバリの外径寸法がアンカ
ースリーブの外径寸法以内にとどまるよう摩擦圧接した
ことを特徴とし、
て、先端部に拡開用割溝を備えた一定深さのプラグ受け
入れ穴が開口形成され、その受け入れ穴に拡開用プラグ
が部分的に圧入セットされた金属製アンカースリーブの
基端部と、そのアンカースリーブよりも細く長い異形鉄
筋の先端部とを接触させて加圧し乍ら、上記アンカース
リーブと異形鉄筋との何れか一方を固定し、残る他方を
高速回転させるか、又はその双方を高速に逆回転させ
て、その起生する摩擦熱のみにより上記アンカースリー
ブの基端部と異形鉄筋の先端部とを、その溶け出しバリ
の外径寸法がアンカースリーブの外径寸法以内にとどま
るよう溶かし付け一体化することを特徴とするものであ
る。
を説明すると、図1〜4はその本発明に係る異形差筋ア
ンカー(製品)(A)を示しており、(I)はコンクリ
ート用棒鋼から成る一定長さ(L1)(例えば約415
mm)の異形鉄筋であって、その基底円周面(10)か
らは直径線(O−O)上で向かい合う一対の縦節(1
1)と、その両縦節(11)の相互間に一定ピッチ
(P)を保って交錯する多数の横節(12)とが、均等
な一定高さ(H)だけ張り出している。
(12)との千鳥配列形態を示しているが、これに代る
格子配列形態に交錯することもある。(D1)はその両
節(11)(12)も含む異形鉄筋(I)の外径寸法を
示しており、例えば約10mmである。
ら成る金属製のアンカースリーブであり、円柱型として
一定の長さ(L2)(例えば約39mm)と上記異形鉄
筋(I)よりも太い外径寸法(D2)(例えば約14.
2mm)を備えている。
先端部に開口形成された一定深さ(G1)(例えば約2
5mm)のプラグ受け入れ穴、(14)は同じくアンカ
ースリーブ(S)の先端部へ、その先端から一定深さ
(G2)だけ切り込まれた拡開用割溝であって、図例の
ような十文字型や一文字型などの放射対称型に配分され
ている。その拡開用割溝(14)の切り込み深さ(G
2)は、上記プラグ受け入れ穴(13)の開口深さ(G
1)よりも浅い。
おける先端部の円形外周面に刻成された複数の鋸歯状凹
周溝であり、コンクリート面との喰い付き力を昂めるこ
とに奉仕する。
殊鋼棒からの冷間鍛造やその他の塑性加工によって、容
易に量産することができるが、その先端部のプラグ受け
入れ穴(13)は穿孔ドリルなどによって、爾後的に加
工しても良い。
鋼塊のアンカースリーブ拡開用プラグであって、楔作用
し得る截頭円錐型又は弾丸型をなしているが、その細い
基端側は円柱状の圧入部(17)として、上記アンカー
スリーブ(S)のプラグ受け入れ穴(13)へ脱落不能
に圧入セットされている。
ンカースリーブ(S)の先端から一定長さ(L3)(例
えば約16mm)だけ張り出す状態にあり、これをプラ
グ受け入れ穴(13)へ強制的に没入させる如く、アン
カースリーブ(S)を相対的に進出移動させた時、その
アンカースリーブ(S)がプラグ(16)の楔作用によ
り先端から拡開して、コンクリート面へ強固に喰い付く
ようになっている。
ンカースリーブ(S)とから、本発明の異形差筋アンカ
ー(A)を製造するに当っては、その異形鉄筋(I)の
先端部とアンカースリーブ(S)の基端部とを摩擦圧接
(friction welding)するのである。
(F)の回転側となるスピンドル(18)へ、油圧コレ
ットチャックや油圧3方締めチャックなどのチャック装
置(19)によって、上記アンカースリーブ(S)を把
持させる一方、同じく摩擦圧接機(F)の固定側へ上記
異形鉄筋(I)を、油圧水平開閉式クランプや油圧コレ
ットチャックなどのクランプ装置(20)により把持さ
せて、そのアンカースリーブ(S)の基端部と異形鉄筋
(I)の先端部とを、同一軸線(X−X)上での正確な
対峙状態(同芯状態)に保つ。
に、上記スピンドル(18)によりアンカースリーブ
(S)を高速回転させ乍ら、固定側の上記異形鉄筋
(I)に向かいスライド前進させて、そのアンカースリ
ーブ(S)の基端部を異形鉄筋(I)の先端部へ押し付
け加圧する。(21)は上記スピンドル(18)の回転
駆動モーター、(22)は同じくスピンドル(18)の
進退作動用油圧シリンダーである。
の基端部と異形鉄筋(I)の先端部との接触面が、摩擦
熱により高温となるため、その後上記回転を急停止し
て、更に高い圧力(アプセット圧)を加え、そのまま一
定時間保持させることにより、金属材料同志の固相接合
を行なうのである。
2mmのアンカースリーブ(S)では、そのスピンドル
(18)による回転速度が約3000rpmであり、そ
の太くなればなる程低速に回転される。同じく摩擦発熱
時の最大加圧力(推力)は約1.2ton、アプセット
加圧時のそれは約3.2tonであり、そのアンカース
リーブ(S)の太くなればなる程、これらも強大とな
る。又、摩擦発熱温度としては言うまでもなくアンカー
スリーブ(S)と異形鉄筋(I)との双方が溶ける温度
(約800〜1000℃)である。
ンドル(18)を後退作動させて、その回転側のチャッ
ク装置(19)や固定側のクランプ装置(20)から製
品−異形差筋アンカー(A)を取りはずせば良い。
リーブ(S)を、固定側に把持させた異形鉄筋(I)へ
スライド前進させる摩擦圧接機(F)について上記した
が、逆に固定側の異形鉄筋(I)を回転側のアンカース
リーブ(S)に向かってスライド前進させても良く、又
その双方を互いに押し付ける相反方向へスライド前進さ
せても良い。
(L2)のアンカースリーブ(S)を回転側に把持させ
ることが、好ましい。そうすれば、その回転中の芯振れ
現象が起らず、他方アンカースリーブ(S)よりも長い
長さ(L1)の異形鉄筋(I)を一層安定良く確固に把
持させることができるからである。但し、その異形鉄筋
(I)を上記アンカースリーブ(S)との相対的に逆回
転させることにより、上記摩擦圧接を行なってもさしつ
かえない。
(A)の製造法では、アンカースリーブ(S)の基端部
が円柱型の中実状態にあって、同じく中実な異形鉄筋
(I)の先端部と摩擦熱のみにより瞬間的に溶かし付け
一体化されるため、量産効果を最大限に期待できること
は勿論、言わば焼入れされた状態での高い硬度を発揮
し、使用中の引張り力や剪断力に対抗する優れた耐力も
得られることとなる。
接の結果として、その圧接部分に発生した溶け出しバリ
を示しており、これは異形鉄筋(I)の外径寸法(D
1)よりも大きく盛り上がることになるが、更にアンカ
ースリーブ(S)の外径寸法(D2)よりも大きく盛り
上がると、製品−異形差筋アンカー(A)としての使用
上、後述のコンクリート面に穿孔された埋込み穴へ円滑
に挿入できなくなり、その溶け出しバリ(23)を上記
摩擦圧接後、特別の装置により除去する必要を生じるた
め、上記回転速度や加圧力(推力)などの調整により、
溶け出しバリ(23)の外径寸法(D3)を上記アンカ
ースリーブ(S)の外径寸法(D2)以内にとどめる。
本発明の製造法では、このような条件のもとに上記摩擦
圧接を行なって、その溶け出しバリ(23)の除去作業
も不要化しているわけであるが、製品の外観体裁を向上
させる意味から、その後に上記溶け出しバリ(23)を
除去することは自由である。
は、その異形鉄筋(I)の先端部とアンカースリーブ
(S)の基端部とを何れも予備加工の不要なフラット面
(24)(25)として、そのフラット面(24)(2
5)同志を摩擦圧接しているが、上記溶け出しバリ(2
3)の外径寸法(D3)をアンカースリーブ(S)の外
径寸法(D2)以内にとどめるための手段としては、図
8〜13の各種予備加工を施しても良い。
第1変形実施形態から明白なように、アンカースリーブ
(S)の基端部はフラット面(25)のままとし、これ
と向かい合う異形鉄筋(I)の先端部を先細り円錐凸起
(26)として造形することにより、その摩擦圧接時に
おける溶け出しバリ(23)の盛り上がり量を予じめ減
少させておくことができる。
す通り、異形鉄筋(I)の先端部を上記趣旨での先細り
円錐凸起(26)として加工する一方、これと対応する
円錐凹溝(27)をアンカースリーブ(S)の基端部に
切り欠いて、その円錐凸起(26)と円錐凹溝(27)
とを嵌め合わせ状態に加圧しても良い。
その圧接面積の増加に基いて、やはり上記溶け出しバリ
(23)の外径寸法(D3)をアンカースリーブ(S)
の外径寸法(D1)以内にとどめることができるほか、
そのアンカースリーブ(S)と異形鉄筋(I)とを同芯
状態に保てる利点もある。
ら明白な通り、アンカースリーブ(S)の基端部に異形
鉄筋(I)の外径寸法(D1)よりも大きな内径寸法
(d)の溶け出しバリ堰止め被覆用凹溝(28)を切り
欠いて、その溝底面に上記異形鉄筋(I)の先端部を突
き合わせ加圧することが好適である。その際、異形鉄筋
(I)の先端部はフラット面(24)であっても、或い
は先細り円錐凸起(26)として造形してもさしつかえ
ない。
溶け出しバリ(23)が、その凹溝(28)の内壁面に
より堰止められて、アンカースリーブ(S)の外径寸法
(D2)よりも大きく盛り上がらず、外部に露出しない
状態に被覆される結果、外観体裁の良好な製品−異形差
筋アンカー(A)を得られることにもなるからである。
の構成は上記基本実施形態と実質的に同一であるため、
その図8〜13に図1〜7との対応符号を記入するにと
どめて、その詳細な説明を省略する。
発明の異形差筋アンカー(A)は、例えばコンクリート
ブロック塀の建造工事において、そのコンクリート面
(C)へ穿孔ドリルにより加工された埋込み穴(29)
へ、そのアンカースリーブ(S)が図14のように埋没
する状態として挿入使用される。
露出している異形鉄筋(I)を、ハンマー(30)など
によって打ち込むのであり、そうすれば上記埋込み穴
(29)の底部に突っ張り制止された拡開用プラグ(1
6)と相対して、その異形鉄筋(I)との一体をなすア
ンカースリーブ(S)が進出移動するため、そのアンカ
ースリーブ(S)が図15のように先端から拡開変形し
て、コンクリート面(C)と離脱不能に喰い付き固定す
ることとなり、上記コンクリートブロック塀の強力な骨
格を形作る。
異形鉄筋(I)とは摩擦圧接により、極めて硬く高強度
に溶かし付け一体化されているため、上記作業過程での
ハンマー(30)などによる叩打力が、異形鉄筋(I)
の軸線に沿って正しく付加されなかったり、又コンクリ
ートブロック塀などの骨格として使用中に、その剪断方
向から繰り返し風圧を受けたりしても、上記アンカース
リーブ(S)と異形鉄筋(I)との相対的な振れ動きや
折損、滑り移動などを生じるおそれがなく、まして抜け
てしまうおそれは皆無である。
ー(A)はその構成上、先端部に拡開用割溝(14)を
備えた一定深さ(G1)のプラグ受け入れ穴(13)が
開口形成され、その受け入れ穴(13)に拡開用プラグ
(16)が部分的に圧入セットされた金属製アンカース
リーブ(S)と、そのアンカースリーブ(S)よりも細
く長い異形鉄筋(I)とから成り、上記アンカースリー
ブ(S)の基端部と異形鉄筋(I)の先端部とを、その
溶け出しバリ(23)の外径寸法(D3)がアンカース
リーブ(S)の外径寸法(D2)以内にとどまるよう摩
擦圧接してあるため、冒頭に述べた従来技術の課題を確
実に改良できる効果がある。
ーブ(B)の基端側が薄肉な差し込み口筒部(14)と
して切り欠かれており、ここを異形鉄筋(A)に差し込
み套嵌させてかしめ付け一体化するようになっている
が、本発明の上記構成によれば、そのアンカースリーブ
(S)の基端部が円柱型の中実状態にあって、同じく中
実な異形鉄筋(I)の先端部と摩擦熱により溶かし付け
一体化されているため、言わば焼入れされた状態として
の高い硬度を備え、使用中の引張り力や剪断力に対抗す
る優れた耐力を発揮し得るのである。
バリ(23)の外径寸法(D3)が、アンカースリーブ
(S)の外径寸法(D2)以内にとどめられているた
め、その爾後的な溶け出しバリ(23)の除去作業を加
える必要がなく、しかも例えばコンクリートブロック塀
などの骨格として使用する際、そのコンクリート面
(C)に穿孔された埋込み穴(29)へ、上記異形差筋
アンカー(A)のアンカースリーブ(S)を円滑に挿入
固定できる効果がある。もっとも、上記摩擦圧接後にそ
の溶け出しバリ(23)を除去しても良いことは、先に
一言した通りである。
項3に記載の製造法によって、そのアンカースリーブ
(S)と異形鉄筋(I)に対する予備加工を施す必要な
く、摩擦熱のみにより瞬時に溶かし付け一体化されるた
め、量産効果を最大限に発揮させることができ、著しく
便利でもある。
ば、そのアンカースリーブ(S)は異形鉄筋(I)より
も短かく太いので、これを回転側に把持させることによ
り、その回転中の芯振れ現象を効果的に防止でき、他方
アンカースリーブ(S)よりも細く長い異形鉄筋(I)
を固定側へ、一層安定良く確固に把持させることができ
るのであり、高精度な異形差筋アンカー(A)の製造に
役立つ。
ば、上記溶け出しバリ(23)の外径寸法(D3)をア
ンカースリーブ(S)の外径寸法(D2)以内としてと
どめるに当り、これを一層容易・確実に達成することが
でき、殊更請求項5に記載の溶け出しバリ堰止め被覆用
凹溝(28)を、そのアンカースリーブ(S)の基端部
に切り欠くならば、これによって溶け出しバリ(23)
が見苦しく露呈することも無く、外観上優美な製品−異
形差筋アンカー(A)を得られる効果がある。
ーブと異形鉄筋とを分解して示す側面図である。
側面図である。
ある。
る。
る断面図である。
る。
する断面図である。
ある。
する断面図である。
ある。
明図である。
ある。
Claims (6)
- 【請求項1】先端部に拡開用割溝(14)を備えた一定
深さ(G1)のプラグ受け入れ穴(13)が開口形成さ
れ、その受け入れ穴(13)に拡開用プラグ(16)が
部分的に圧入セットされた金属製アンカースリーブ
(S)と、そのアンカースリーブ(S)よりも細く長い
異形鉄筋(I)とから成り、 上記アンカースリーブ(S)の基端部と異形鉄筋(I)
の先端部とを、その溶け出しバリ(23)の外径寸法
(D3)がアンカースリーブ(S)の外径寸法(D2)
以内にとどまるよう摩擦圧接したことを特徴とする異形
差筋アンカー。 - 【請求項2】異形鉄筋(I)の外径寸法(D1)よりも
大きな内径寸法(d)の溶け出しバリ堰止め被覆用凹溝
(28)を、アンカースリーブ(S)の基端部に切り欠
いたことを特徴とする請求項1記載の異形差筋アンカ
ー。 - 【請求項3】先端部に拡開用割溝(14)を備えた一定
深さ(G1)のプラグ受け入れ穴(13)が開口形成さ
れ、その受け入れ穴(13)に拡開用プラグ(16)が
部分的に圧入セットされた金属製アンカースリーブ
(S)の基端部と、そのアンカースリーブ(S)よりも
細く長い異形鉄筋(I)の先端部とを接触させて加圧し
乍ら、上記アンカースリーブ(S)と異形鉄筋(I)と
の何れか一方を固定し、残る他方を高速回転させるか、
又はその双方を高速に逆回転させて、その起生する摩擦
熱のみにより上記アンカースリーブ(S)の基端部と異
形鉄筋(I)の先端部とを、その溶け出しバリ(23)
の外径寸法(D3)がアンカースリーブ(S)の外径寸
法(D2)以内にとどまるよう溶かし付け一体化するこ
とを特徴とする異形差筋アンカーの製造法。 - 【請求項4】異形鉄筋(I)を固定側とし、アンカース
リーブ(S)を回転側として、その何れか一方を他方に
向かって押し付け加圧することを特徴とする請求項3記
載の異形差筋アンカーの製造法。 - 【請求項5】異形鉄筋(I)の先端部を先細り円錐凸起
(26)又はフラット面(24)として造形する一方、
アンカースリーブ(S)の基端部に上記異形鉄筋(I)
の外径寸法(D1)よりも大きな内径寸法(d)の溶け
出しバリ堰止め被覆用凹溝(28)を切り欠いて、その
凹溝(28)の溝底面と上記先細り円錐凸起(26)又
はフラット面(24)とを突き合わせ加圧することを特
徴とする請求項3又は4記載の異形差筋アンカーの製造
法。 - 【請求項6】異形鉄筋(I)の先端部を先細り円錐凸起
(26)として造形する一方、アンカースリーブ(S)
の基端部をその先細り円錐凸起(26)と対応する円錐
凹溝(27)又はフラット面(25)として、上記円錐
凸起(26)をその円錐凹溝(27)に嵌め合わせ加圧
するか、又は上記フラット面(25)に突き合わせ加圧
することを特徴とする請求項3又は4記載の異形差筋ア
ンカーの製造法。
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JP15062198A JP2911036B1 (ja) | 1998-05-13 | 1998-05-13 | 異形差筋アンカーとその製造法 |
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JP15062198A JP2911036B1 (ja) | 1998-05-13 | 1998-05-13 | 異形差筋アンカーとその製造法 |
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JPH11323927A JPH11323927A (ja) | 1999-11-26 |
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Cited By (2)
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CN102704474B (zh) * | 2012-05-16 | 2014-08-06 | 中康建设管理股份有限公司 | 节能灌注桩尖 |
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1998
- 1998-05-13 JP JP15062198A patent/JP2911036B1/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2012507645A (ja) * | 2008-11-06 | 2012-03-29 | モンキー バー カプラーズ プロプライエタリー リミテッド | 補強材 |
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