JP2002250456A - 電磁制御弁のソレノイド構造 - Google Patents

電磁制御弁のソレノイド構造

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JP2002250456A
JP2002250456A JP2001045592A JP2001045592A JP2002250456A JP 2002250456 A JP2002250456 A JP 2002250456A JP 2001045592 A JP2001045592 A JP 2001045592A JP 2001045592 A JP2001045592 A JP 2001045592A JP 2002250456 A JP2002250456 A JP 2002250456A
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plunger
magnetic path
control valve
bobbin
case
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Tadaaki Ikeda
忠顕 池田
Masao Futami
正男 二見
Kazuto Toshima
和人 戸嶋
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Saginomiya Seisakusho Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 巻線電流の変化に対するプランジャ−吸引子
間の磁気的吸引力の変化率が大きくすること。 【解決手段】 磁路構成部材70の筒状部70Bをプラ
ンジャケース64との間に受け入れる段付き部67Aを
ボビン内周側に有するコイルボビン67とし、ボビン内
周壁67Bの全体の肉厚をほぼ同一として、巻線68の
設置可能面積を増やす。また、プランジャ66はストッ
パ止め位置にてぼぼ全体がプランジャケース64を隔て
て磁路構成部材70の筒状部70Bと横並びに整合する
ようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電磁制御弁のソ
レノイド構造に関し、特に、容量可変型圧縮機の容量制
御を行う電磁式容量制御弁等の電磁制御弁に適用される
ソレノイド構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】容量可変型圧縮機の容量制御を行う電磁
式容量制御弁としては、特開平10−318414号公
報や特開平11−201054号公報等に示されている
ようものが知られており、その他、各種の流量制御、流
路切換等を行う電磁制御弁として、特開平7−4553
号公報、特開平7−310847号公報、特開平11−
173451号公報、特開平11−336934号公報
等に示されているようなものがある。
【0003】電磁制御弁は、ソレノイド装置を有してい
て、ソレノイド装置によって弁体を移動させるものであ
る。電磁制御弁のソレノイド装置は、固定配置の吸引子
と、一端側を前記吸引子に取り付けられて内部にプラン
ジャ室を画定する非磁性材製のプランジャケース(プラ
ンジャチューブ)と、プランジャ室に移動可能に設けら
れ、弁体と駆動連結されて弁体を移動させるプランジャ
と、プランジャケースの外周部に嵌合状態で固定された
コイルボビンと、コイルボビンに巻装された巻線と、一
端側にて前記吸引子と磁気的に連結され、前記巻線部分
の外周囲を囲繞する筒部を含む磁路構成外函等によって
構成されている。
【0004】上述したような構成によるソレノイド装置
では、巻線に通電が行われて励磁状態になると、巻線−
吸引子−磁路構成外函−プランジャ−吸引子を経由する
閉ループ状の磁路が形成されてプランジャが吸引子側に
磁気的に吸引され、この吸引力と当該吸引力に対抗する
ばねのばね力との平衡関係によって、プランジャに連結
されている弁体の位置が決まる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のような電磁制御
弁のソレノイド装置では、特に、ベローズ式の感圧素子
を組み込まれる電磁式容量制御弁では、ソレノイド部を
大型化することなく、巻線電流(コイル電流)の変化に
対するプランジャ−吸引子間の磁気的吸引力の変化率が
大きいことが要望される。
【0006】プランジャ−吸引子間に作用する磁気的吸
引力は、上述した閉ループ状磁路において、プランジャ
を有効に通過する磁力線数が多いほど強くなるが、従来
のものでは、磁路構成の構造上、このことについて充分
でないため、磁気的吸引力が弱く、巻線電流の変化に対
するプランジャ−吸引子間の磁気的吸引力の変化率が小
さい。
【0007】このため、電磁式容量制御弁では、それに
見合った小さい有効面積のベローズを使わないと、圧力
制御設定値の巻線電流変化による必要可変幅を確保する
ことができなくなると云う不具合が生じる。これは、有
効面積が大きいベローズほど、ベローズ発生荷重に対す
る圧力制御設定値の変化率が大きく、巻線電流の変化に
対するプランジャ−吸引子間の磁気的吸引力の変化率が
小さいと、それに応じてベローズ発生荷重に対する圧力
制御設定値の変化率を小さくしなくてはならず、このた
めに、有効面積が小さいベローズを使わざるを得なくな
ると云うことである。
【0008】摺動抵抗による荷重をベローズの受圧力に
換算した圧力(ヒステリシス)は、ベローズの有効面積
が小さいほど大きいから、有効面積が小さいベローズで
あると、圧力制御設定値に関してのヒステリシスが大き
く、所要の圧力制御特性を得にくいと云う問題が生じ
る。
【0009】また、一方で、巻線電流の変化に対するプ
ランジャ−吸引子間の磁気的吸引力の変化率が大きい
と、プランジャ−吸引子間の間隙が狭まるほど、その吸
引力の増加率が急峻になり、精度がよい圧力制御を行う
ことが難しくなると云う別の問題が生じる。
【0010】この発明は、上述の如き問題点を解消する
ためになされたもので、巻線電流の変化に対するプラン
ジャ−吸引子間の磁気的吸引力の変化率が大きく、電磁
式容量制御弁では有効面積が大きいベローズの使用を可
能ならしめ、また、プランジャ−吸引子間の間隙が狭ま
っても吸引力の増加率が急峻になることがなく、使い易
い吸引力特性を示す電磁制御弁のソレノイド構造を提供
することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、この発明による電磁制御弁のソレノイド構造は、
固定配置の吸引子と、一端側を前記吸引子に取り付けら
れて内部にプランジャ室を画定する非磁性材製のプラン
ジャケースと、前記プランジャ室に移動可能に設けら
れ、弁体と駆動連結されて弁体を移動させるプランジャ
と、前記プランジャケースの外周部に嵌合状態で固定さ
れたコイルボビンと、前記コイルボビンに巻装された巻
線と、一端側にて前記吸引子と磁気的に連結され、前記
巻線部分の外周囲を囲繞する筒部を含む磁路構成外函
と、前記磁路構成外函の他端側に取り付けられた磁路構
成部材とを有し、前記磁路構成部材は、前記磁路構成外
函の端部と前記プランジャケースの先端側外周部との間
に位置する環状フランジ部と、一端を前記環状フランジ
部の内周縁に接続されて前記プランジャケースの先端側
外周部に嵌合する筒状部とを含み、前記コイルボビン
は、前記磁路構成部材の前記筒状部を前記プランジャケ
ースとの間に受け入れる段付き部をボビン内周側に有
し、前記段付き部を含むボビン内周壁の全体の肉厚がほ
ぼ同一であり、前記プランジャは、ソレノイド消磁時の
ストッパ止め位置を前記プランジャケースの先端閉じ壁
部に当接することにより設定され、当該ストッパ止め位
置にてぼぼ全体が前記プランジャケースを隔てて前記磁
路構成部材の前記筒状部と整合するものである。
【0012】この発明による電磁制御弁のソレノイド構
造によれば、巻線−吸引子−磁路構成外函−磁路構成部
材−プランジャ−吸引子を経由する閉ループ状の磁路が
形成され、コイルボビンは磁路構成部材の筒状部をプラ
ンジャケースとの間に受け入れる段付き部をボビン内周
側に有していて段付き部を含むボビン内周壁の全体の肉
厚がほぼ同一であることにより、巻線の外寸法を大きく
することなく巻線数を多くでき、励磁力が強くなる。こ
のことに併せて、プランジャは、ソレノイド消磁時のス
トッパ止め位置をプランジャケースの先端閉じ壁部に当
接することにより設定され、このストッパ止め位置で
は、ぼぼ全体がプランジャケースを隔てて磁路構成部材
の筒状部と整合するから、上述の閉ループ状磁路におい
て、プランジャを有効に通過する磁力線数が多なくな
り、これに応じて巻線電流の変化に対するプランジャ−
吸引子間の磁気的吸引力の変化率が大きくなる。
【0013】この発明による電磁制御弁のソレノイド構
造では、プランジャを、プランジャケースの先端閉じ壁
部に向けて開口したカップ形状に形成することができ
る。プランジャがプランジャケースの先端閉じ壁部に向
けて開口したカップ形状であると、プランジャケースの
先端閉じ壁部を通過してプランジャへ向かう損失磁路数
が減り、プランジャを有効に通過する磁力線数が増加す
る。
【0014】また、この発明による電磁制御弁のソレノ
イド構造では、カップ形状のプランジャの周壁部の肉厚
を、磁路構成部材の筒状部の肉厚以下に設定することに
より、プランジャ−吸引子間の間隙が狭まった状態で
は、磁気飽和が生じ、吸引力の増加率が急峻になること
がない。これにより、各通電電流値における吸引力特性
が同等(電流変化量に対する吸引力変化量がプランジャ
−吸引子間の間隙変化に拘わらずぼぼ一定)になる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に添付の図を参照してこの発
明の実施の形態を詳細に説明する。図1はこの発明によ
るソレノイド構造による電磁制御弁を電磁式容量制御弁
として実施し、その電磁式容量制御弁を組み込まれた斜
板式の容量可変型圧縮機を示している。
【0016】斜板式容量可変型圧縮機1は、圧縮機ハウ
ジング2により画定されたクランク室3と、各々一方の
ストロークエンド部にてクランク室3に連通している複
数個のシリンダ室4とを有している。シリンダ室4の各
々にはピストン5が軸線方向に摺動自在に嵌合してお
り、各ピストン5のクランク室3側にはピストンロッド
6の一端が連結されている。
【0017】圧縮機ハウジング2は駆動軸7を回転可能
に支持しており、駆動軸7は、プーリ8に掛け渡された
図示されていない駆動ベルトにより図示されていないエ
ンジンと駆動連結され、エンジンによって回転駆動され
る。
【0018】駆動軸7はクランク室3内においてウオブ
ル板(斜板)9を公知の連繋機構(図示省略)により取
付角度変更可能にトルク伝達関係にて連結されており、
ウオブル板9のシリンダ室4側の板面にはピストンロッ
ド6が軸力伝達可能に係合している。
【0019】ウオブル板9が傾斜状態にて駆動軸7によ
り回転駆動されることにより、各シリンダ室4のピスト
ン5がウオブル板9の傾斜角に応じたストロークをもっ
て往復動し、その傾斜角がクランク室圧力Pcと吸入圧
力Psとの差圧に応じて自動調整される。
【0020】この場合、圧縮機1は、クランク室圧力P
cの上昇に応じてウオブル板9の傾斜角が減少してピス
トン5のストロークが低減することにより吐出容量を低
減し、クランク室圧力Pcの低下に応じてウオブル板9
の傾斜角が増大してピストン5のストロークが増大する
ことにより吐出容量を増大し、クランク室圧力Pcが吸
入圧力Psに実質的に等しい圧力になることによってフ
ルロード運転状態になる。
【0021】各シリンダ室4には各々一方向弁による吸
入弁12、吐出弁13を有する吸入ポート14と吐出ポ
ート15とが形成されている。各シリンダ室4の吸入ポ
ート14は吸入通路16によって吸入接続ポート17に
連通し、吐出ポート15は吐出通路18によって吐出接
続ポート19に連通している。吸入接続ポート17と吐
出接続ポート19には、蒸発器20、膨張弁21、凝縮
器22を含む、冷凍サイクル装置の冷凍サイクル用循環
管路が接続されている。
【0022】圧縮機ハウジング2には有底孔による制御
弁受入孔23が形成されており、この制御弁受入孔23
内に、この発明による電磁式容量制御弁30が挿入固定
されている。
【0023】電磁式容量制御弁30の詳細を図2を参照
して説明する。電磁式容量制御弁30は、制御弁受入孔
23に挿入される弁ハウジング31を有している。
【0024】弁ハウジング31には、弁ハウジング31
の中間部を径方向に横切って延在するクランク室側通路
32および吐出ポート側通路33と、弁室34と、吐出
ポート側通路33と弁室34とを連通接続する内部連通
路35と、弁室34とクランク室側通路32とを連通接
続する弁ポート36が形成されている。
【0025】弁室34にはボール弁体37が配置されて
いる。ボール弁体37は、弁座部38に選択的に着座す
ることにより、弁ポート36を開閉、換言すれば、吐出
ポート側通路33とクランク室側通路32との連通、遮
断し、弁軸方向(上下方向)の移動量に応じて弁ポート
36の開度、換言すれば、吐出ポート側通路33とクラ
ンク室側通路32との連通度を定量的に増減する。
【0026】ボール弁体37にはリテーナ39を介して
弁ばね40が取り付けられており、弁ばね40はボール
弁体37を開弁方向へ付勢している。
【0027】弁ハウジング31の端部(下端部)にはベ
ローズ収容室41が形成されている。ベローズ収容室4
1には感圧素子である密閉構造のベローズ装置42が配
置されている。ベローズ装置42は、弁ハウジング31
のベローズ収容室部分にねじ係合したエンド部材43
と、他方のエンド部44を一体に有する金属ベローズ本
体45とを有し、一端をエンド部44によって閉じられ
ている金属ベローズ本体45の他端の開口縁がエンド部
材43に溶接等によって接合されることにより、金属ベ
ローズ本体45の内部に真空密閉室46を画定してい
る。ベローズ内部にはエンド部44の内側に固定された
状態でばねリテーナを兼ねたストッパ部材(内部ばねリ
テーナ)47が設けられている。このストッパ部材47
とエンド部材43との間には、ベローズ本体45を伸長
方向に付勢する圧縮コイルばね48が設けられている。
【0028】弁ハウジング31のベローズ収容室部分に
は、吸入圧力導入ポート49が形成されており、吸入圧
力導入ポート49よりベローズ収容室41内に圧縮機1
の吸入圧力Psが導入される。ベローズ装置42は、内
部が真空であることから、吸入圧力Psを絶対圧として
感知して伸縮する。
【0029】弁ハウジング31に形成された中心孔50
には補正ピン51が軸線方向(上下方向)に移動可能に
嵌合している。補正ピン51は、一端にてベローズ装置
42のエンド部44に当接し、他端にて連結棒52を介
してボール弁体37と連携し、ベローズ装置42の伸縮
をボール弁体37に伝える。
【0030】弁ハウジング31の端部(上端部)にはソ
レノイド装置61が取り付けられている。ソレノイド装
置61は、かしめ結合によって弁ハウジング31に固定
された吸引子62と、一端側を吸引子62に取り付けら
れて内部にプランジャ室63を画定する非磁性材製のプ
ランジャケース64と、プランジャ室63に移動可能に
設けられ、吸引子62を貫通するプランジャロッド65
によってボール弁体37と駆動連結されてボール弁体3
7を移動させるプランジャ66と、プランジャケース6
4の外周部に嵌合状態で固定された電気絶縁材製のコイ
ルボビン67と、コイルボビン67に巻装された巻線6
8と、一端側にて吸引子62と磁気的に連結される底蓋
部材69Aと巻線部分の外周囲を囲繞する筒状部材69
Bとの組立体による磁路構成外函69と、磁路構成外函
69の他端側に取り付けられた磁路構成部材70とを有
している。
【0031】磁路構成部材70は、磁路構成外函69の
端部(筒状部材69Bの上端部)とプランジャケース6
4の先端側外周部との間に位置する環状フランジ部70
Aと、一端を環状フランジ部70Aの内周縁に接続され
てプランジャケース64の先端側外周部に嵌合するスト
レートな筒状部70Bとを一体に有している。
【0032】磁路構成外函69の底蓋部材69Aはコイ
ルボビン67の一方(下側)の端部の外側にあり、筒状
部材69Bは巻線部分の外周囲を囲繞し、磁路構成部材
70の環状フランジ部70Aはコイルボビン67の他方
(上側)の端部の外側にあり、これらがコイル外回りの
磁路構成部材を成している。
【0033】コイルボビン67は、磁路構成部材70の
筒状部70Bをプランジャケース64との間に受け入れ
る段付き部67Aをボビン内周側に有しており、段付き
部67Aを含むボビン内周壁67Bの全体の肉厚がほぼ
同一になっていて有効面積が大きいボビン内側の全体に
巻線68を施されている。
【0034】プランジャケース64は、先端側を先端閉
じ壁部64Aによって閉じられた形状になっていて、吸
引子62との間にプランジャ室63を画定している。プ
ランジャ66は、図2に示されているように、ソレノイ
ド消磁時のストッパ止め位置を先端閉じ壁部64Aに当
接することにより設定されており、このストッパ止め位
置にて、ぼぼ全体がプランジャケース64の側壁64B
を隔てて磁路構成部材70の筒状部70Bと横並びに整
合している。
【0035】プランジャ66は、プランジャケース64
の先端閉じ壁部64Aに向けて開口したカップ形状に形
成されており、カップ形状のプランジャ66の周壁部6
6Aの肉厚Tbは磁路構成部材70の筒状部70Bの肉
厚Ta以下に設定されている。例えば、磁路構成部材7
0の筒状部70Bの肉厚Taが1.5mm程度である
と、プランジャ66の周壁部66Aの肉厚Tbは1.5
〜1.0mm程度に設定される。
【0036】プランジャケース64の先端閉じ壁部64
Aとプランジャ66のカップ形状底部66Bとの間には
プランジャばね71が取り付けられている。
【0037】巻線68の外側には電気絶縁性樹脂による
電気絶縁モールド部72が設けられており、電気絶縁モ
ールド部72にコイル通電用の電気コネクタ73が一体
成形されている。
【0038】上述の構成によれば、巻線68−吸引子6
2−磁路構成外函69−磁路構成部材70−プランジャ
72−吸引子62を経由する閉ループ状の磁路が形成さ
れ、コイルボビン67は磁路構成部材70の筒状部70
Bをプランジャケース64との間に受け入れる段付き部
67Aをボビン内周側に有していて段付き部67Aを含
むボビン内周壁67Bの全体の肉厚がほぼ同一であるこ
とにより、巻線設置有効面積が大きくなり、巻線68の
外寸法を大きくすることなく巻線数を多くでき、励磁力
が強くなる。
【0039】このことに併せて、プランジャ66は、ソ
レノイド消磁時のストッパ止め位置をプランジャケース
64の先端閉じ壁部64Aに当接することにより設定さ
れ、このストッパ止め位置では、ぼぼ全体がプランジャ
ケース64を隔てて磁路構成部材70の筒状部70Bと
横並びに整合するから、上述の閉ループ状磁路におい
て、磁路構成部材70の筒状部70Bよりプランジャ6
6を有効に通過する磁力線数が多くなる。
【0040】これらのことにより、プランジャ66と吸
引子62との間に作用する磁気的吸引力が巻線電流に対
して効率よく増加し、これに応じて巻線電流の変化に対
するプランジャ−吸引子間の磁気的吸引力の変化率が大
きくなる。このことにより、有効面積が大きいベローズ
装置42を使用しても、圧縮機の吸入圧力Psに感応す
る圧力制御設定値の巻線電流変化による必要可変幅(制
御域)を確保でき、有効面積が大きいベローズ装置42
の使用のもとに、同じ摺動抵抗による荷重でも、従来の
ものに比して圧力制御設定値に関してのヒステリシスを
小さくすることができる。
【0041】プランジャ66がプランジャケース64の
先端閉じ壁部64Aに向けて開口したカップ形状である
であることにより、磁路構成部材70よりプランジャケ
ース64の先端閉じ壁部64Aを通過してプランジャ6
6へ向かうような損失磁路数が減り、プランジャ66を
有効に通過する磁力線数が増加する。このことによって
も、プランジャ66と吸引子62との間に作用する磁気
的吸引力が巻線電流に対して効率よく増加し、これに応
じて巻線電流の変化に対するプランジャ−吸引子間の磁
気的吸引力の変化率が大きくなる。
【0042】また、カップ形状のプランジャ66の周壁
部66Aの肉厚Tbが磁路構成部材70の筒状部70B
の肉厚Ta以下であることにより、プランジャ−吸引子
間の間隙が狭まった状態では、磁気飽和が生じ、吸引力
の増加率が急峻になることがない。これにより、各通電
電流値における吸引力特性が同等、すなわち、電流変化
量に対する吸引力変化量がプランジャ−吸引子間の間隙
変化に拘わらずぼぼ一定になる。
【0043】図6はプランジャ−吸引子間の間隙と吸引
力の関係を示している。図6においいて、実線はTa≧
Tbの場合の特性を、破線はTb>Taの場合の特性を
各々示している。このグラフより、はTa≧Tbの場合
には、プランジャ−吸引子間の間隙が狭まっても、吸引
力の増加率が急峻になることがないことが分かる。
【0044】また、図7はプランジャ−吸引子間の間隙
と吸引力の関係を、本発明品による場合と、従来品によ
る場合との比較表示している。図7において、実線は本
発明品による場合の特性を、破線は従来品による場合の
特性を各々示している。このグラフより、吸引力が強く
なり、吸引力変化幅が大きくなり、その上で、プランジ
ャ−吸引子間の間隙が狭まっても、吸引力の増加率が急
峻になることがなく、電流変化量に対する吸引力変化量
がプランジャ−吸引子間の間隙変化に拘わらずぼぼ一定
になることが分かる。これにより、弁リフト量に対する
吸引力変化量もほぼ一定になり、使い易い特性が得られ
る。
【0045】なお、上述の構成による電磁式容量制御弁
30は、図1に示されているように、圧縮機ハウジング
2に形成されている制御弁受入孔23に挿入固定され、
クランク室側通路32はクランク室圧力通路24によっ
てクランク室3に連通し、吐出ポート側通路33は吐出
圧力通路25によって吐出ポート15に連通し、吸入圧
力導入ポート69は吸入圧力通路26によって吸入ポー
ト14に連通している。なお、クランク室圧力通路2
4、吐出圧力通路25、吸入圧力通路26は、圧縮機ハ
ウジング2内に形成されている圧力通路である。
【0046】圧縮機1の吸入圧力Psが、吸入ポート1
4より吸入圧力通路26を経て吸入圧力導入ポート49
よりベローズ収納室41内に入り、ベローズ装置42に
作用する。これにより、ベローズ装置42は、圧縮機1
の吸入圧力Psとベローズ内圧(真空圧)との差圧に応
じて伸縮する。このベローズ装置の伸縮によって補正ピ
ン41、連結棒52を介して弁体37に作用する荷重
と、ソレノイド装置61の巻線68に与える電流によっ
て吸引子62がプランジャ66を磁気的に吸引する荷重
との平衡関係により弁体37が上下動する。これによ
り、弁ポート36の開度調整が行われ、その開度に応じ
て吐出圧力Pdがクランク室3に導入される。
【0047】図3〜図5は各々この発明による電磁制御
弁のソレノイド構造の他の実施の形態を示している。な
お、図3〜図5において、図2に対応する部分は、図2
に付した符号と同一の符号を付けて、その説明を省略す
る。
【0048】図3に示されている実施の形態では、弁室
34にはスプール弁形状の弁体137が配置されてい
る。弁体137は円錐円環端面部137Aを有してお
り、弁ポート36の弁室34側の周りに形成された弁座
部38に選択的に着座することにより、弁ポート36を
開閉し、弁軸方向(上下方向)の移動量に応じて弁ポー
ト36の開度を定量的に増減する。
【0049】弁体137にはスナップリング139が取
り付けられており、スナップリング139と弁室34の
底部との間に弁ばね140が取り付けられている。
【0050】弁体137は、一方においてプランジャロ
ッド165と一体形成され、他方において連結棒152
と一体形成され、部品点数の削減が図られている。
【0051】この実施の形態でも、ソレノイド装置61
の構成は、上述した実施の形態のソレノイド装置61と
同一の構成であることにより、上述した実施の形態と同
等の作用、効果が得られる。
【0052】図4に示されている実施の形態では、磁路
構成外函169の底蓋部材169Aと筒状部材169B
とが一体形成され、磁路構成外函169がカップ形状を
なしている。磁路構成外函169は、吸引子62の基部
を挟み込む形態で、弁ハウジング31に直接かしめ結合
されている。
【0053】コイル通電用の電気コネクタ173は、別
部材として、磁路構成部材70の上部に取り付けられて
いる。
【0054】この実施の形態でも、ソレノイド装置61
の主要構成は、上述した実施の形態のソレノイド装置6
1と同一の構成であることにより、上述した実施の形態
と同等の作用、効果が得られる。
【0055】図5に示されている実施の形態では、プラ
ンジャケース64が基部側にフランジ64Cを有するハ
ット形状に形成され、フランジ64Cを吸引子62の基
部と共に、磁路構成外函169によって挟み込むことに
よりプランジャケース64の固定が行われている。フラ
ンジ64Cの挟み込む部には気密用のOリング100が
設けられている。このことにより、プランジャ室63の
気密性を保つためのプランジャケース64と吸引子62
との溶接を省略することができる。
【0056】なお、この実施の形態でも、ソレノイド装
置61の構成は、上述した実施の形態のソレノイド装置
61と同一の構成であることにより、上述した実施の形
態と同等の作用、効果が得られる。
【0057】
【発明の効果】以上の説明から理解される如く、この発
明による電磁制御弁のソレノイドによれば、巻線−吸引
子−磁路構成外函−磁路構成部材−プランジャ−吸引子
を経由する閉ループ状の磁路が形成され、コイルボビン
は磁路構成部材の筒状部をプランジャケースとの間に受
け入れる段付き部をボビン内周側に有していて段付き部
を含むボビン内周壁の全体の肉厚がほぼ同一であること
により、巻線の外寸法を大きくすることなく巻線数を多
くでき、励磁力が強くなり、このことに併せて、プラン
ジャは、ソレノイド消磁時のストッパ止め位置をプラン
ジャケースの先端閉じ壁部に当接することにより設定さ
れ、このストッパ止め位置では、ぼぼ全体がプランジャ
ケースを隔てて磁路構成部材の筒状部と整合するから、
上述の閉ループ状磁路において、プランジャを有効に通
過する磁力線数が多なくなり、これに応じて巻線電流の
変化に対するプランジャ−吸引子間の磁気的吸引力の変
化率が大きくなり、電磁式容量制御弁では、有効面積が
大きいベローズ装置を使用しても、圧縮機の吸入圧力に
感応するような圧力制御設定値の巻線電流変化による必
要可変幅(制御域)を確保でき、有効面積が大きいベロ
ーズ装置の使用のもとに、同じ摺動抵抗による荷重で
も、従来のものに比して圧力制御設定値に関してのヒス
テリシスを小さくすることができる。
【0058】また、プランジャがプランジャケースの先
端閉じ壁部に向けて開口したカップ形状であることによ
り、プランジャケースの先端閉じ壁部を通過してプラン
ジャへ向かう損失磁路数が減り、プランジャを有効に通
過する磁力線数が増加し、このことによっても、巻線電
流の変化に対するプランジャ−吸引子間の磁気的吸引力
の変化率が大きくなる。
【0059】また、カップ形状のプランジャの周壁部の
肉厚が磁路構成部材の筒状部の肉厚以下であることによ
り、プランジャ−吸引子間の間隙が狭まった状態では、
磁気飽和が生じ、吸引力の増加率が急峻になることがな
く、各通電電流値における吸引力特性が同等になり、電
磁制御弁のソレノイド装置として、使い易い吸引力特性
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による電磁式容量制御弁を組み込まれ
た容量可変型圧縮機の一つの実施の形態を示す断面図で
ある。
【図2】この発明による電磁式容量制御弁の一つの実施
の形態を示す断面図である。
【図3】この発明による電磁式容量制御弁の他の実施の
形態を示す断面図である。
【図4】この発明による電磁式容量制御弁の他の実施の
形態を示す断面図である。
【図5】この発明による電磁式容量制御弁の他の実施の
形態を示す断面図である。
【図6】プランジャ−吸引子間の間隙と吸引力の関係を
示すグラフである。
【図7】プランジャ−吸引子間の間隙と吸引力の関係を
示すグラフである。
【符号の説明】
1 斜板式容量可変型圧縮機 2 圧縮機ハウジング 3 クランク室 4 シリンダ室 5 ピストン 7 駆動軸 9 ウオブル板 14 吸入ポート 15 吐出ポート 23 制御弁受入孔 24 クランク室圧力通路 25 吐出圧力通路 26 吸入圧力通路 30 電磁式容量制御弁 31 弁ハウジング 32 クランク室側通路 33 吐出ポート側通路 34 弁室 37 ボール弁体 42 ベローズ装置 49 吸入圧力導入ポート 50 補正ピン 61 ソレノイド装置 62 吸引子 63 プランジャ室 64 プランジャケース 65 プランジャロッド 66 プランジャ 67 コイルボビン 68 巻線 69 磁路構成外函 70 磁路構成部材 137 弁体 165 プランジャロッド 169 磁路構成外函
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01F 7/16 D E (72)発明者 戸嶋 和人 埼玉県狭山市笹井535 株式会社鷺宮製作 所狭山事業所内 Fターム(参考) 3H045 AA04 AA10 AA12 AA27 BA00 BA12 BA28 CA02 DA15 EA13 EA26 EA34 EA44 3H076 AA06 AA36 BB32 BB41 CC12 CC16 CC84 CC95 3H106 DA02 DA23 DB02 DB22 DB32 DB38 DC04 DC09 DD04 EE07 EE14 EE16 EE22 FB11 GA01 GA08 GA10 GA11 GA15 KK04 5E048 AA08 AB01 AD03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定配置の吸引子と、一端側を前記吸引
    子に取り付けられて内部にプランジャ室を画定する非磁
    性材製のプランジャケースと、前記プランジャ室に移動
    可能に設けられ、弁体と駆動連結されて弁体を移動させ
    るプランジャと、前記プランジャケースの外周部に嵌合
    状態で固定されたコイルボビンと、前記コイルボビンに
    巻装された巻線と、一端側にて前記吸引子と磁気的に連
    結され、前記巻線部分の外周囲を囲繞する筒部を含む磁
    路構成外函と、前記磁路構成外函の他端側に取り付けら
    れた磁路構成部材とを有し、 前記磁路構成部材は、前記磁路構成外函の端部と前記プ
    ランジャケースの先端側外周部との間に位置する環状フ
    ランジ部と、一端を前記環状フランジ部の内周縁に接続
    されて前記プランジャケースの先端側外周部に嵌合する
    筒状部とを含み、 前記コイルボビンは、前記磁路構成部材の前記筒状部を
    前記プランジャケースとの間に受け入れる段付き部をボ
    ビン内周側に有し、前記段付き部を含むボビン内周壁の
    全体の肉厚がほぼ同一であり、 前記プランジャは、ソレノイド消磁時のストッパ止め位
    置を前記プランジャケースの先端閉じ壁部に当接するこ
    とにより設定され、当該ストッパ止め位置にてぼぼ全体
    が前記プランジャケースを隔てて前記磁路構成部材の前
    記筒状部と整合することを特徴とする電磁制御弁のソレ
    ノイド構造。
  2. 【請求項2】 前記プランジャは前記プランジャケース
    の先端閉じ壁部に向けて開口したカップ形状に形成され
    ていることを特徴とする請求項1記載の電磁制御弁のソ
    レノイド構造。
  3. 【請求項3】 カップ形状の前記プランジャの周壁部の
    肉厚が前記磁路構成部材の前記筒状部の肉厚以下である
    ことを特徴とする請求項2記載の電磁制御弁のソレノイ
    ド構造。
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