JP2002249130A - 折り畳み式容器 - Google Patents

折り畳み式容器

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JP2002249130A
JP2002249130A JP2001043571A JP2001043571A JP2002249130A JP 2002249130 A JP2002249130 A JP 2002249130A JP 2001043571 A JP2001043571 A JP 2001043571A JP 2001043571 A JP2001043571 A JP 2001043571A JP 2002249130 A JP2002249130 A JP 2002249130A
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side wall
sheet material
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portions
heat insulating
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Shinichi Kira
伸一 吉良
Masahiko Tanaka
政彦 田中
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KIRA SHIKO KK
Sunrex Industry Co Ltd
Original Assignee
KIRA SHIKO KK
Sunrex Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内側シート材を容器本体の内部に配設した状
態で折り畳むことができる折り畳み式容器を提供する。 【解決手段】 容器本体10は、四角形状をなす底部2
0と、四角枠状をなす口枠部30と、一対の第1側壁部
40及び一対の第2側壁部50とを有し、各側壁部4
0,50が、基本状態と折り畳み状態との間を変位可能
である。断熱シート材100は基本状態において袋状を
なし、容器本体10の内側に配設され、口枠部30に対
して結合されている。各第1側壁部対応部140a,1
40bと各第2側壁部対応部150a,150bとは結
合されていない。断熱シート材100は、容器本体10
の内側に配設されたまま、基本状態から折り畳み状態に
至るように折り畳み可能であり、底部対応部120が口
枠部30の近傍まで上昇されることによって、折り畳み
状態に向かって変位する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、折り畳み式の容
器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、商品等を収容して運送又は保
管等するための容器として、折り畳み式の容器がある。
その折り畳み式容器の一例として、次のようなものがあ
る。その折り畳み式容器は、底部と、口枠部と、側壁部
を有している。底部は長方形状をなし、口枠部は、その
底部の周縁部に対応して長方形枠状をしている。側壁部
として、相対向する一対の第1側壁部と、相対向する一
対の第2側壁部を有している。
【0003】そして、基本状態においては、両第1側壁
部及び両第2側壁部が底部と直角な状態となっている。
一方、折り畳み状態では、両第1側壁部が、その途中高
さ部分において内側方向へ折れ曲がり、両第2側壁部の
下端部が底部(その周縁部)から離れ、当該第2側壁部
の上端部を回動中心として、当該第2側壁部が底部とほ
ぼ平行な状態まで回動した状態となる。そして、底部と
口枠部とが近接した状態となる。
【0004】被収容物(収容される商品)によっては、
上記の折り畳み式容器(容器本体)の内側に、内側シー
ト材から形成された内袋体が配設されて、その内袋体の
内部に商品が収容される。内袋体としては、例えば、被
収容物が温度管理を必要とするものの場合には断熱用の
内袋体であり、被収容物が破損しやすいものの場合には
緩衝用の内袋体である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように単に内袋体が折り畳み式容器(容器本体)に収容
された状態では、その内袋体が邪魔となって、その折り
畳み式容器(容器本体)を折り畳み状態とすることがで
きない。このため、その折り畳み式容器(容器本体)を
折り畳む際には、内袋体を折り畳み式容器(容器本体)
から取り出す必要がある。しかしながら、それでは、そ
の作業が煩雑であるとともに、容器本体と内袋体とが別
体なってしまい、運搬や管理等の点でも不便である。
【0006】そこで、本発明は、内袋体を容器本体の内
部に配設した状態で折り畳むことができる折り畳み式容
器を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に係る発明は、容器本体と内側シート材
とを有し、前記容器本体は、底部と、口枠部と、側壁部
とを有し、前記側壁部が基本状態と折り畳み状態との間
を変位可能に設けられており、前記内側シート材は基本
状態においてほぼ袋状をなし、前記容器本体の内側に配
設され、前記口枠部に対して結合されており、その状態
のまま、基本状態から折り畳み状態に至るように折り畳
み可能であるものである、折り畳み式容器である。
【0008】「内側シート材」としては、断熱性を有す
る断熱シート材や、緩衝性を有する緩衝シート材等があ
る。「その状態のまま」とは、内側シート材が容器本体
の内側に配設され口枠部に対して結合されたまま、とい
う意味である。
【0009】この発明の折り畳み式容器は、次のように
して、基本状態から折り畳み状態へと変位される。すな
わち、内側シート材の少なくとも一部が口枠部に近づけ
られるようにして折り畳まれて折り畳み状態(又はその
手前の状態)とされ、その後、側壁部が折り畳み状態と
される。このようにして、この発明では、容易に折り畳
み式容器が折り畳み状態とされる。また、この発明の折
り畳み式容器では、上記と逆のようにして、折り畳み状
態から基本状態へと容易に変位される。
【0010】請求項2に係る発明は、請求項1に係る発
明の折り畳み式容器であって、前記容器本体の底部は四
角形状をなすとともに、前記口枠部は四角枠状をなし、
前記側壁部としては、各々相対向する一対の第1側壁部
及び一対の第2側壁部を有し、前記内側シート材は、前
記一対の第1側壁部に対応する一対の第1側壁部対応部
と、前記一対の第2側壁部に対応する一対の第2側壁部
対応部とを有し、前記各第1側壁部対応部と前記各第2
側壁部対応部とは結合されていない、折り畳み式容器で
ある。
【0011】「各第1側壁部対応部と各第2側壁部対応
部とは結合されていない」とは、直接的に結合されては
いないことを意味する。すなわち、他の部材を介して間
接的に連結されている場合も「結合されていない」に該
当する。
【0012】この発明の折り畳み式容器では、内側シー
ト材の各第1側壁部対応部と各第2側壁部対応部とが結
合されていないため、内側シート材が容易に折り畳み状
態とされ、請求項1に係る発明の作用効果がより具体的
に得られる。
【0013】請求項3に係る発明は、請求項2に係る発
明の折り畳み式容器であって、前記内側シート材は、前
記容器本体の底部に対応する底部対応部を有し、前記底
部対応部が前記口枠部の高さ又はその近傍まで上昇され
ることによって、当該内側シート材が前記折り畳み状態
に向かって変位する構造とされている、折り畳み式容器
である。
【0014】「内側シート材が折り畳み状態に向かって
変位する」には、基本状態にある内側シート材が折り畳
み状態になる場合と、折り畳み状態の手前の状態(基本
状態と折り畳み状態との間の状態)になる場合が含まれ
る。
【0015】この発明の折り畳み式容器では、内側シー
ト材の底部対応部が口枠部の高さ又はその近傍まで上昇
されて内側シート材が折り畳み状態又はその手前の状態
とされ、その後に側壁部(第1側壁部及び第2側壁部)
が折り畳み状態とされることによって、当該折り畳み式
容器が容易に折り畳み状態とされる。このようにして、
請求項2に係る発明の作用効果がより具体的に得られ
る。
【0016】請求項4に係る発明は、請求項2に係る発
明の折り畳み式容器であって、前記内側シート材とし
て、前記一対の第1側壁部対応部及び前記容器本体の底
部に対応する第1底部対応部を有する第1内側シート材
と、前記一対の第2側壁部対応部及び前記容器本体の底
部に対応する第2底部対応部を有する第2内側シート材
とを有する、折り畳み式容器である。
【0017】この発明の折り畳み式容器では、第1内側
シート材及び第2内側シート材が各々口枠部の近傍にお
いて折り畳み状態とされるとともに、側壁部(第1側壁
部及び第2側壁部)が折り畳み状態とされて、当該折り
畳み式容器が折り畳み状態とされる。このようにして、
請求項2に係る発明の作用効果がより具体的に得られ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】[実施形態1]次に、本発明の実
施形態1の折り畳み式容器について、図1〜図10に基
づいて説明する。図1及び図2に示すように、折り畳み
式容器は、容器本体10及び断熱シート材100(内側
シート材に該当する)を有している。容器本体10は、
全体として上部が開口した直方体の箱状をしている。容
器本体10は、底部20と、口枠部30と、側壁部(4
0,50)と、上蓋部60a,60bとを有している。
【0019】図1及び図6等に示すように、容器本体1
0の底部20は長方形の板状をなしており、一対の長辺
部21及び一対の短辺部22を有している。口枠部30
は、底部20の周縁部に対応して長方形の枠状をしてお
り、一対の長辺部31及び一対の短辺部32を有してい
る。側壁部(40,50)として、相対向する一対の第
1側壁部40と、相対向する一対の第2側壁部50があ
る。上蓋部60a,60bは対状をなし、各々、口枠部
30の長辺部31に対してヒンジ部61を介して回動可
能(開閉可能)に連結されている。
【0020】図6及び図10に示すように、各第1側壁
部40の下端部は、ヒンジ部42を介して底部20の各
長辺部21に対して回動可能に連結されている。各第1
側壁部40の上端部も、ヒンジ部41を介して口枠部3
0の各長辺部31に対して回動可能に連結されている。
各第1側壁部40は、その中間高さ部分においてヒンジ
部43を有し、ヒンジ部43を中心に内側方向へ折れ曲
がり可能である。そして、各第1側壁部40は、底部2
0及び口枠部30と直角な一枚板状をなす基本状態(図
6(b))と、ヒンジ部43を中心に内側に折り畳まれ
た折り畳み状態(図10(B))との間を変位可能であ
る。
【0021】図6及び図9に示すように、各第2側壁部
50の上端部は、ヒンジ部51を介して口枠部30の各
短辺部32に対して回動可能に連結されている。各第2
側壁部50の下端部は、底部20の各短辺部22には連
結されていない。そして、第2側壁部50は、底部20
及び口枠部30と直角な基本状態(図6(a))と、ヒ
ンジ部51を中心に内側に折り畳まれた折り畳み状態
(図9(B))との間を変位可能である
【0022】容器本体10の基本状態とは、図1,図
2,図6〜図8に示すように、両第1側壁部40及び両
第2側壁部50が基本状態にある状態である。容器本体
10の折り畳み状態とは、図10(B)に示すように、
両第1側壁部40及び両第2側壁部50が折り畳み状態
にある状態である。
【0023】図1及び図2に示すように、断熱シート材
100は、容器本体10の内部に配設される。図1及び
図5に示すように、断熱シート材100は、底部対応部
120,一対の第1側壁部対応部140a,140b,
一対の第2側壁部対応部150a,150b及び内蓋部
160等を有している。そして、断熱シート材100
は、基本状態(後述)において、袋状をなしている。
【0024】断熱シート材100の底部対応部120,
内蓋部160は、各々、容器本体10の底部20,口枠
部30の内側の空間に対応している。内蓋部160(そ
の内側面)には、収容部164が設けられている。収容
部164には、冷却材又は加熱材が収容される。断熱シ
ート材100の一対の第1側壁部対応部140a,14
0b,一対の第2側壁部対応部150a,150bは、
各々、容器本体10の一対の第1側壁部40及び口枠部
30の一対の長辺部31,一対の第2側壁部50及び口
枠部30の一対の短辺部32に対応している。
【0025】図1,図3〜図5に示すように、底部対応
部120と両第1側壁部対応部140a,140bと内
蓋部160とは、一連的に形成されている。底部対応部
120(その短辺部)と両第2側壁部対応部150a,
150b(その下端部)とは、結合されている。一方、
両第1側壁部対応部140a,140b(その各側端
部)と両第2側壁部対応部150a,150b(その各
側端部)とは、結合されていない。
【0026】図1及び図5に示すように、1つの第1側
壁部対応部140a(内蓋部160が連設されていない
第1側壁部対応部140a)の上端部には、上方重合部
141が形成されている。上方重合部141は、第1側
壁部対応部140aと連続的に形成され、第1側壁部対
応部140aの上端部から内側方向にほぼ直角に折り曲
げられて形成されている。同様に、両第2側壁部対応部
150a,150bの上端部にも、上方重合部151が
形成されている。各上方重合部151は、各第2側壁部
対応部150a,150bの上端部から内側方向にほぼ
直角に折り曲げられて形成されている。
【0027】図1に示すように、各第1側壁部対応部1
40a,140b及び各第2側壁部対応部150a,1
50bは、容器本体10の口枠部30(その内側面)に
対して着脱可能に結合されており、内蓋部160は、上
方重合部141,151に対して着脱可能に結合され
る。その構造を次に詳述する。
【0028】図1及び図6に示すように、容器本体10
の口枠部30の各長辺部31び各短辺部32の各内側面
には、面ファスナ(オス)34が貼着されている。図
1,図5,図6に示すように、断熱シート材100の一
方の第1側壁部対応部140b(内蓋部160が連設さ
れている第1側壁部対応部140b)の外側面の上端部
には、面ファスナ(メス)143が縫い付けられてい
る。図1,図3〜図6に示すように、他方の第1側壁部
対応部140a(内蓋部160が連設されていない第1
側壁部対応部140a)の外側面の上端部及び上方重合
部141の上面にまたがって、面ファスナ(メス)14
2が縫い付けられている。同様に、各第2側壁部対応部
150a,150bの外側面の上端部及び各上方重合部
151の上面にまたがって、面ファスナ(メス)152
が縫い付けられている。また、図1及び図6に示すよう
に、内蓋部160の裏面の両側縁部及び先縁部には、面
ファスナ(オス)162が縫い付けられている。
【0029】そして、図1及び図6に示すように、面フ
ァスナ(メス)143,面ファスナ(メス)142(そ
のうちの第1側壁部対応部140aの側の部分)及び各
面ファスナ(メス)152(そのうちの第2側壁部対応
部150a,150bの側の部分)が、各々、面ファス
ナ(オス)34に対して着脱可能に結合されている。こ
うして、断熱シート材100の第1側壁部対応部140
a,140b及び第2側壁部対応部150a,150b
の各上端部は、容器本体10の口枠部30(その内側
面)に対して着脱可能に結合されている。
【0030】また、図1に示すように、内蓋部160の
面ファスナ(オス)162が、面ファスナ(メス)14
2(そのうちの上方重合部141の側の部分)及び各面
ファスナ(メス)152(そのうちの上方重合部151
の側の部分)に対して、着脱可能に結合される。こうし
て、内蓋部160は、上方重合部141,151に対し
て着脱可能に結合される。
【0031】図3及び図4に示すように、第1側壁部対
応部140a,140bのほぼ中央高さ位置には、折り
目部149が形成されている。折り目部149は、内側
方向に向かう折り目方向を有している。
【0032】図3〜図5に示すように、第1側壁部対応
部140a,140bの各側端部には、側方重合部14
4が設けられている。各側方重合部144は、第1側壁
部対応部140a,140bと連続的に形成されてお
り、第1側壁部対応部140a,140bの各側端部か
ら内側方向に折り曲げられて形成されている。各側方重
合部144は、その上端部の接着部145においての
み、各第2側壁部対応部150a,150bの上端部に
接着されている。すなわち、各側方重合部144は、そ
の上端部(接着部145)以外においては、第2側壁部
対応部150a,150bに接着されてはいない。
【0033】各側方重合部144のうちの上方部分に
は、折り目部146が形成されている。折り目部146
は、上端部近傍のうちの基端部(第1側壁部対応部14
0a,140bの側の端部)から先端部(基端部とは反
対側の端部)に向かうにつれて下方に向かうように斜め
に形成されている。折り目部146は、斜め上方に向か
う折り目方向を有している。
【0034】図5に示すように、断熱シート材100が
基本状態(後述)にある際において、各側方重合部14
4(そのうちの折り目部146よりも下の部分)は、そ
の基端部から斜め方向に延びている。すなわち、各側方
重合部144は、その基端部から先端部にかけて、第1
側壁部対応部140a(140b)と第2側壁部対応部
150b(150a)との間の空間に向かって延びてい
る。例えば、第1側壁部対応部140a(140b)と
の間の角度及び第2側壁部対応部150b(150a)
との間の角度が、ほぼ45度である。各側方重合部14
4は、断熱シート材100の内部に被収容物が充填され
ることによって、第2側壁部対応部150a,150b
と重なり合い、第1側壁部対応部140a,140bと
第2側壁部対応部150a,150b(前述したよう
に、両者は結合されていない)との間の気密性がほぼ確
保される。
【0035】図3及び図4に示すように、各側方重合部
144のほぼ中央高さ位置には、第1側壁部対応部14
0a,140bの折り目部149に対応して、折り目部
147が形成されている。折り目部147は、各側方重
合部144が第1側壁部対応部140a,140bに重
なった際に折り目部149と同様に内側方向に向かう折
り目方向を有している。
【0036】図1及び図6に示すように、断熱シート材
100の底部対応部120(その上面)には、底板部1
25が結合されている。底板部125には、把持部12
6が設けられている。把持部126は、2つの帯状布1
27a,127bから形成されている。一方の帯状布1
27aは底板部125の中央を通って縦方向に延び、そ
の各端部が底板部125の各縁部近傍に結合されてお
り、他方の帯状布127bは底板部125の中央を通っ
て横方向に延び、その各端部が底板部125の各縁部近
傍に結合されている。2つの帯状布127a,127b
が交差する部分(底板部125の中央部に対応する部
分)が把持部126に該当する。
【0037】そして、図6〜図8に示すように、把持部
126が作業員によって把持されて昇降されることによ
って、底板部125(及び断熱シート材100の底部対
応部120)は、容器本体10の底部20の近傍(底部
20のすぐ上)に位置する下降位置(図6)と、容器本
体10の口枠部30の近傍に位置する上昇位置(図8)
との間を昇降可能である。
【0038】次に、この折り畳み式容器の使用方法及び
作用効果について説明する。この折り畳み式容器の基本
状態とは、図2及び図6に示すように、容器本体10が
基本状態(前述)にあるとともに、断熱シート材100
も基本状態(次述)にある状態である。すなわち、基本
状態の容器本体10の各第1側壁部40は、底部20及
び口枠部30と直角な一枚板状をなしており、各第2側
壁部50も底部20及び口枠部30と直角な状態にあ
る。断熱シート材100の底部対応部120は容器本体
10の底部20に接触(又は近接)し、断熱シート材1
00の各第1側壁部対応部140a,140b,各第2
側壁部対応部150a,150bは、各々、ほぼ平面状
をなし(図3,図5も参照)、第1側壁部40(及び口
枠部30の長辺部31),第2側壁部50(及び口枠部
30の短辺部32)に沿った状態にある。これを断熱シ
ート材100の基本状態ということとする。
【0039】そして、その基本状態にある折り畳み式容
器(図2,図6)の内側(断熱シート材100の内側)
に被収容物が収容されて、断熱シート材100の内蓋部
160によって、口枠部30の内側空間(断熱シート材
100の両第1側壁部対応部140及び両第2側壁部対
応部150の上端部)が閉塞される。すなわち、内蓋部
160の面ファスナ(オス)162が面ファスナ(メ
ス)142,152(そのうちの各上方重合部141,
151の側の部分)に対して結合される。こうして、被
収容物は、断熱シート材100によってほぼ密閉状態と
される。そして、上蓋部60a,60bも閉塞状態とさ
れる。
【0040】次に、この折り畳み式容器から被収容物が
取り出された後に、折り畳み式容器は、次のように折り
畳み状態とされる。この折り畳み式容器の折り畳み状態
とは、図10(B)に示すように、容器本体10が折り
畳み状態(前述)にあるとともに、断熱シート材100
も折り畳み状態(次述)にある状態である。
【0041】図6→図8に示すように、上蓋部60a,
60bが開かれた状態で、作業員によって把持部126
が把持されて上昇されることによって、底板部125及
び断熱シート材100の底部対応部120が、前述の上
昇位置(口枠部30の高さの近傍に位置する状態)まで
上昇される。それに伴って、図3→図4(A)→(B)
に示すように、断熱シート材100の両第1側壁部対応
部140a,140bは、折り目部149において内側
方向へ折り畳まれる。それとともに、両第1側壁部対応
部140a,140bに連設された各側方重合部144
が、折り目部146において折り畳まれつつ、各側方重
合部144のうちの折り目部146よりも下の部分が、
各第1側壁部対応部140a,140bの側に折り返さ
れ、かつ、折り目部149とともに折り目部147にお
いて内側方向へ折り畳まれる。また、断熱シート材10
0の両第2側壁部対応部150a,150bは、底部対
応部120の上昇高さのほぼ半分の高さの部分において
折り畳まれた状態となる。
【0042】次に、図9→図10に示すように、作業員
の操作及び/又は摩擦力によって底板部125及び断熱
シート材100の底部対応部120が相対的に上述の上
昇位置で維持されつつ、容器本体10が折り畳み状態と
される。すなわち、両第2側壁部50が折り畳み状態と
され(図9(A)→(B))、両第1側壁部40が折り
畳み状態とされて、口枠部30が底部20の近傍まで下
降される(図10(A)→(B))。
【0043】なお、断熱シート材100は、第1側壁部
対応部140a,140b及び第2側壁部対応部150
a,150bが前述のように折り畳まれ(図4,図
8)、かつ、図9に示すように、第2側壁部対応部15
0a,150bが底板部125と各第2側壁部50(折
り畳み状態の第2側壁部50)とによって挟まれてほぼ
水平な状態となる。これを断熱シート材100の折り畳
み状態ということとする。
【0044】次に、図10(B)に示すように、内蓋部
160が再度閉塞状態とされ、上蓋部60a,60bも
閉塞状態とされる。以上のようにして、この折り畳み式
容器は折り畳み状態(そのうちの閉塞状態)とされる。
【0045】逆に、この折り畳み状態の折り畳み式容器
は、次のようにして基本状態とされる。口枠部30が上
昇されて第1側壁部40が基本状態とされ(図10
(B)→(A)→図9(B))、第2側壁部50も基本
状態とされる(図9(B)→(A)→図8)。こうし
て、容器本体10が基本状態(図8)とされる。また、
外蓋部60a,60bが開かれ、内蓋部160も開かれ
る。この作業は、上述の容器本体10が折り畳み状態か
ら基本状態に変位される作業の前(図示),後又はその
間のいずれのタイミングで行われてもよい。
【0046】次に、底板部125及び断熱シート材10
0の底部対応部120が、重力及び/又は作業員の操作
によって前述の下降位置(容器本体10の底部20の近
傍(底部20のすぐ上)に位置する状態)に戻されると
ともに、断熱シート材100が前述した基本状態に戻る
(図8→図7→図6)。以上のようにして、折り畳み式
容器は基本状態(図6)に戻される。
【0047】以上のように、この折り畳み式容器では、
容器本体10の内部に断熱シート材100が配設された
状態のままで、基本状態と折り畳み状態との間の双方向
の変位が容易に行われる。
【0048】[実施形態2]次に、本発明の実施形態2
の折り畳み式容器について、図11〜図20に基づい
て、実施形態1の折り畳み式容器との相違点を中心に説
明する。同一の要素については同一の符号を付して、そ
の説明を適宜省略する。
【0049】図11に示すように、この折り畳み式容器
は、容器本体10及び断熱シート材(200A,200
B)(内側シート材に該当する)を有している。容器本
体10は、実施形態1の折り畳み式容器の容器本体10
と同様の構造を有している。
【0050】図11及び図12に示すように、断熱シー
ト材(200A,200B)としては、第1断熱シート
材200A(第1内側シート材に該当する)及び第2断
熱シート材200B(第2内側シート材に該当する)が
あり、ともに容器本体10の内部に配設される。そし
て、断熱シート材(200A,200B)は、基本状態
(後述)において、全体として、袋状をなしている。
【0051】図11及び図13(b)に示すように、第
1断熱シート材200Aは、第1底部対応部220A,
一対の第1側壁部対応部240a,240b及び内蓋部
260等を有し、それらは一連的に形成されている。第
1断熱シート材200Aの第1底部対応部220A,内
蓋部260は、各々、容器本体10の底部20,口枠部
30の内側の空間に対応している。一対の第1側壁部対
応部240a,240bは、容器本体10の一対の第1
側壁部40及び口枠部30の一対の長辺部31に対応し
ている。1つの第1側壁部対応部240a(内蓋部26
0が連設されていない第1側壁部対応部240a)の内
側面の下端部には、把持部246が設けられている。内
蓋部260(その内側面)には、収容部264が設けら
れている。収容部264には、冷却材又は加熱材が収容
される。
【0052】図11及び図13(a)に示すように、第
2断熱シート材200Bは、第2底部対応部220B及
び一対の第2側壁部対応部250a,250b等を有
し、それらは一連的に形成されている。第2断熱シート
材200Bの第2底部対応部220Bも、容器本体10
の底部20に対応している。一対の第2側壁部対応部2
50a,250bは、容器本体10の一対の第2側壁部
50及び口枠部30の一対の短辺部32に対応してい
る。
【0053】図11及び図13に示すように、断熱シー
ト材が基本状態(後述)にある際において、第1断熱シ
ート材200Aの第1底部対応部220Aは、第2断熱
シート材200Bの第2底部対応部220Bの上側に配
設される。すなわち、容器本体10の内側に第2断熱シ
ート材200Bが配設された後に第1断熱シート材20
0Aが配設されるのであり、下から上へ、容器本体10
の底部20,第2断熱シート材200Bの第2底部対応
部220B,第1断熱シート材200Aの第1底部対応
部220Aの順で位置している。底部20,第2底部対
応部220B,第1底部対応部220Aは、各々、接着
されてはいない。
【0054】第2断熱シート材200Bの第2側壁部対
応部250a,250bの各側端部には、側方重合部2
54が形成されている。側方重合部254は、第2側壁
部対応部250a,250bと連続的に形成され、第2
側壁部対応部250a,250bの各側端部から内側方
向にほぼ直角に折り曲げられて形成されている。各側方
重合部254は、各第1側壁部対応部240a,240
bの外側(容器本体10の側)に位置している。各側方
重合部254は、その上端部の接着部255においての
み、各第1側壁部対応部240a,240bの上端部に
接着されている。すなわち、各側方重合部254は、そ
の上端部(接着部255)以外においては、各第1側壁
部対応部240a,240bに接着されることなく、各
第1側壁部対応部240a,240bに重なっている。
【0055】1つの第1側壁部対応部240a(内蓋部
260が連設されていない第1側壁部対応部240a)
の上端部には、上方重合部241が形成されている。上
方重合部241は、第1側壁部対応部240aと連続的
に形成され、第1側壁部対応部240aの上端部から内
側方向にほぼ直角に折り曲げられて形成されている。同
様に、第2断熱シート材200Bの両第2側壁部対応部
250a,250bの上端部には、上方重合部251が
形成されている。各上方重合部251は、第2側壁部対
応部250a,250bと連続的に形成され、第2側壁
部対応部250a,250bの上端部から内側方向にほ
ぼ直角に折り曲げられて形成されている。
【0056】第1断熱シート材200Aの各第1側壁部
対応部240a,240b及び第2断熱シート材200
Bの各第2側壁部対応部250a,250bは、容器本
体10の口枠部30(その内側面)に対して着脱可能に
結合されており、内蓋部260は、上方重合部241,
251に対して着脱可能に結合される。その構造を次に
詳述する。
【0057】実施形態1の説明において述べたように、
容器本体10の口枠部30の各長辺部31び各短辺部3
2の各内側面には、面ファスナ(オス)34が貼着され
ている。第1断熱シート材200Aの一方の第1側壁部
対応部240b(内蓋部260が連設されている第1側
壁部対応部240b)の外側面の上端部には、面ファス
ナ(メス)243が縫い付けられている。第2断熱シー
ト材200Bの各第2側壁部対応部250a,250b
の外側面の上端部及び各上方重合部251の上面にまた
がって、面ファスナ(メス)252が縫い付けられてい
る。同様に、他方の第1側壁部対応部240a(内蓋部
260が連設されていない第1側壁部対応部240a)
の外側面の上端部及び上方重合部241の上面にまたが
って、面ファスナ(メス)242が縫い付けられてい
る。また、第1断熱シート材200Aの内蓋部260の
裏面の両側縁部及び先縁部には、面ファスナ(オス)2
62が縫い付けられている。
【0058】そして、面ファスナ(メス)243,面フ
ァスナ(メス)242(そのうちの第1側壁部対応部2
40aの側の部分)及び各面ファスナ(メス)252
(そのうちの第2側壁部対応部250a,250bの側
の部分)が、各々、面ファスナ(オス)34に対して着
脱可能に結合されている。こうして、断熱シート材の第
1側壁部対応部240a,240b及び第2側壁部対応
部250a,250bの各上端部は、容器本体10の口
枠部30(その内側面)に対して着脱可能に結合されて
いる。
【0059】また、内蓋部260の面ファスナ(オス)
262が、面ファスナ(メス)242(そのうちの上方
重合部241の側の部分)及び各面ファスナ(メス)2
52(そのうちの上方重合部251の側の部分)に対し
て、着脱可能に結合される。こうして、内蓋部260
は、上方重合部241,251に対して着脱可能に結合
される。
【0060】次に、この折り畳み式容器の使用方法及び
作用効果について説明する。この折り畳み式容器の基本
状態とは、図12及び図13に示すように、容器本体1
0が基本状態(前述)にあるとともに、断熱シート材
(200A,200B)も基本状態(次述)にある状態
である。すなわち、基本状態の容器本体10の各第1側
壁部40は、底部20及び口枠部30と直角な一枚板状
をなしており、各第2側壁部50も底部20及び口枠部
30と直角な状態にある。第2断熱シート材200Bの
第2底部対応部220Bは、容器本体10の底部20に
接触(又は近接)し、第1断熱シート材200Aの第1
底部対応部220Aは、第2断熱シート材200Bの第
2底部対応部220Bに接触(又は近接)している(こ
れが第2断熱シート材200Bの基本状態である)。第
1断熱シート材200Aの各第1側壁部対応部240
a,240b,第2断熱シート材200Bの各第2側壁
部対応部250a,250bは、各々、ほぼ平面状をな
し、第1側壁部40(及び口枠部30の長辺部31),
第2側壁部50(及び口枠部30の短辺部32)に沿っ
た状態にある(これが断熱シート材200Aの基本状態
である)。これを断熱シート材(200A,200B)
の基本状態ということとする。
【0061】そして、この基本状態にある折り畳み式容
器の内側(断熱シート材(200A,200B)の内
側)に被収容物が収容されて、第1断熱シート材200
Aの内蓋部260によって、口枠部30の内側空間(第
1断熱シート材200Aの両第1側壁部対応部240
a,240b及び第2断熱シート材200Bの両第2側
壁部対応部250a,250bの上端部)が閉塞され
る。すなわち、内蓋部260の面ファスナ(オス)26
2が面ファスナ(メス)242,252(そのうちの各
上方重合部241,251の側の部分)に対して結合さ
れる。こうして、被収容物は、断熱シート材によってほ
ぼ密閉状態とされる。そして、上蓋部60a,60bも
閉塞状態とされる。
【0062】次に、この折り畳み式容器から被収容物が
取り出された後に、折り畳み式容器は次のように折り畳
み状態とされる。この折り畳み式容器の折り畳み状態と
は、図18(B)(C)に示すように、容器本体10が
折り畳み状態(前述)にあるとともに、断熱シート材
(200A,200B)も折り畳み状態(次述)にある
状態である。
【0063】図13→図14に示すように、上蓋部60
a,60b及び内蓋部260が開かれた状態で、作業員
によって第1断熱シート材200Aの把持部246が把
持されて最大限上昇される。こうして、一方の第1側壁
部対応部240a(内蓋部260が連設されていない第
1側壁部対応部240a)が、口枠部30(長辺部3
1)から上方に向かうほぼ鉛直な状態とされ、第1底部
対応部220Aが、その第1側壁部対応部240aにほ
ぼ重なったほぼ鉛直な状態とされ、他方の第1側壁部対
応部240b(内蓋部260が連設されている第1側壁
部対応部240b)が、口枠部30の内側空間を閉塞す
るほぼ水平な状態とされる。
【0064】次に、図15→図17に示すように、第1
断熱シート材200Aが上述の状態に維持されつつ、容
器本体10が折り畳み状態とされる。すなわち、まず、
図15→図16に示すように、両第2側壁部50が折り
畳み状態とされる。その際、第2断熱シート材200B
は、両第2側壁部50によって上昇されつつ、折り畳み
状態とされる。次に、図17(A)→(B)に示すよう
に、両第1側壁部40が折り畳み状態とされて、口枠部
30が底部20の近傍まで下降される。こうして、容器
本体10は折り畳み状態とされる。
【0065】次に、図18(A)→(B)に示すよう
に、把持部246が、上述のほぼ水平な状態の第1側壁
部対応部240b(内蓋部260が連設されている第1
側壁部対応部240b)のうちの内蓋部260と近接す
る側の辺の近傍に導かれる。こうして、口枠部30の内
側空間を閉塞するようにして、第1側壁部対応部240
b(内蓋部260が連設されている第1側壁部対応部2
40b),第1底部対応部220A,第1側壁部対応部
240a(内蓋部260が連設されていない第1側壁部
対応部240a)が、その順で下から上へ、ほぼ水平状
態で重ね合わされる。また、上方重合部241も折り畳
まれる。このようにして、第1断熱シート材200Aが
折り畳み状態とされる。なお、このように第1断熱シー
ト材200A及び第2断熱シート材200Bがともに折
り畳み状態にある状態を、断熱シート材(200A,2
00B)の折り畳み状態ということとする。
【0066】次に、図18(B)→(C)に示すよう
に、内蓋部260が閉塞状態とされる。すなわち、面フ
ァスナ(メス)242(そのうちの上方重合部241の
側の部分)に対して、面ファスナ(オス)262が結合
される。そして、上蓋部60a,60bも閉塞状態とさ
れる。以上のようにして、この折り畳み式容器は折り畳
み状態(そのうちの閉塞状態)とされる。
【0067】逆に、この折り畳み状態の折り畳み式容器
は、次のようにして基本状態とされる。まず、図19に
示すように、口枠部30が上昇され、第1側壁部40が
基本状態とされる。次に、図20に示すように、第2側
壁部50も基本状態とされる。こうして、容器本体10
が基本状態(図13)に戻される。なお、上述のように
第2側壁部50が基本状態に戻される際に(図20)、
折り畳み状態の第2断熱シート材200Bが基本状態に
戻される。また、外蓋部60a,60bが開かれ、内蓋
部260も開かれる。この作業は、上述の容器本体10
が折り畳み状態から基本状態に変位される作業の前(図
示),後又はその間のいずれのタイミングで行われても
よい。
【0068】次に、同じく図20に示すように、重力及
び/又は作業員の操作によって、折り畳み状態の第1断
熱シート材200Aが基本状態(図13)に戻される。
こうして、断熱シート材(200A,200B)が基本
状態に戻される。以上のようにして、折り畳み式容器が
基本状態(図13)に戻される。
【0069】以上のようにして、この折り畳み式容器で
も、容器本体10の内部に断熱シート材(第1断熱シー
ト材200A,第2断熱シート材200B)が配設され
た状態のままで、基本状態と折り畳み状態との間の双方
向の変位が容易に行われる。
【0070】なお、上記のものはあくまで本発明の実施
形態にすぎず、当業者の知識に基づいて種々の変更を加
えた態様で本発明を実施できることはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の折り畳み式容器の分解斜
視図である。
【図2】本発明の実施形態1の折り畳み式容器の斜視図
である。
【図3】本発明の実施形態1の折り畳み式容器のうちの
断熱シート材の第1側壁部対応部と第2側壁部対応部と
の関係を示す図である。断熱シート材が基本状態にある
状態を示す。(a)が分解斜視図であり、(b)が斜視
図である。
【図4】本発明の実施形態1の折り畳み式容器のうちの
断熱シート材の第1側壁部対応部と第2側壁部対応部と
の関係を示す斜視図である。(A)→(B)と、断熱シ
ート材が折り畳み状態から折り畳み状態へと至る途中の
状態を示す。
【図5】本発明の実施形態1の折り畳み式容器のうちの
断熱シート材を示す断面図である。(a),(b)は縦
断面図であり、(c)は横断面図((a)中のC−C線
で切断)である。
【図6】(a)(b)とも、本発明の実施形態1の折り
畳み式容器(基本状態)の縦断面図である。
【図7】(a)(b)とも、本発明の実施形態1の折り
畳み式容器の縦断面図である。断熱シート材が基本状態
と折り畳み状態との間の状態を示す。
【図8】(a)(b)とも、本発明の実施形態1の折り
畳み式容器の縦断面図である。断熱シート材が折り畳み
状態の手前の状態を示す。
【図9】本発明の実施形態1の折り畳み式容器の縦断面
図である。(A)では、第2側壁部が基本状態と折り畳
み状態との間の状態にあり、(B)では、第2側壁部が
折り畳み状態にある。
【図10】本発明の実施形態1の折り畳み式容器の縦断
面図である。(A)では、第1側壁部が基本状態と折り
畳み状態との間の状態にあり、(B)では、第1側壁部
が折り畳み状態にあって、折り畳み式容器が折り畳み状
態にある。
【図11】本発明の実施形態2の折り畳み式容器の分解
斜視図である。
【図12】本発明の実施形態2の折り畳み式容器の斜視
図である。
【図13】(a)(b)とも、本発明の実施形態1の折
り畳み式容器(基本状態)の縦断面図である。
【図14】本発明の実施形態1の折り畳み式容器の縦断
面図である(折り畳み作業の一工程)。第1断熱シート
材が引き出された状態を示す。
【図15】本発明の実施形態2の折り畳み式容器の縦断
面図である(折り畳み作業の一工程)。第2側壁部が基
本状態と折り畳み状態との間の状態にある。
【図16】本発明の実施形態2の折り畳み式容器の縦断
面図である(折り畳み作業の一工程)。第2側壁部が折
り畳み状態にある。
【図17】本発明の実施形態2の折り畳み式容器の縦断
面図である(折り畳み作業の一工程)。(A)では、第
1側壁部が基本状態と折り畳み状態との間の状態にあ
り、(B)では、第1側壁部が折り畳み状態にあって、
折り畳み式容器が折り畳み状態にある。
【図18】本発明の実施形態2の折り畳み式容器の縦断
面図である(折り畳み作業の一工程)。(A)では、第
1断熱シート材が折り畳まれる途中の状態が示され、
(B)では、内蓋部が閉塞される途中の状態が示され、
(C)では、上蓋部が閉塞されようとする状態が示され
ている。
【図19】本発明の実施形態2の折り畳み式容器の縦断
面図である(基本状態に戻す作業の一工程)。第1側壁
部が基本状態と折り畳み状態との間の状態にある。
【図20】本発明の実施形態2の折り畳み式容器の縦断
面図である(基本状態に戻す作業の一工程)。第2側壁
部が基本状態と折り畳み状態との間の状態にある。
【符号の説明】
10 容器本体 20 底部 30 口枠部 40 第1側壁部(側壁部) 50 第2側壁部(側壁部) 100 断熱シート材(内側シート材) 120 底部対応部 140a,140b 第1側壁部対応部 150a,150b 第2側壁部対応部 200A 第1断熱シート材(第1内側シート材(内側
シート材)) 200B 第2断熱シート材(第1内側シート材(内側
シート材)) 220A 第1底部対応部 220B 第2底部対応部 240a,240b 第1側壁部対応部 250a,250b 第2側壁部対応部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 政彦 三重県四日市市朝明町1番地 サンレック ス工業株式会社内 Fターム(参考) 3E061 AA01 CA04 DA02 DB11 3E067 BA05C BA12B BB17B BB17C CA18 EA01 EB17 EE60 FA04 FC01 GA11 GD03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体と内側シート材とを有し、 前記容器本体は、底部と、口枠部と、側壁部とを有し、
    前記側壁部が基本状態と折り畳み状態との間を変位可能
    に設けられており、 前記内側シート材は基本状態においてほぼ袋状をなし、
    前記容器本体の内側に配設され、前記口枠部に対して結
    合されており、その状態のまま、基本状態から折り畳み
    状態に至るように折り畳み可能であるものである、 折り畳み式容器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の折り畳み式容器であっ
    て、 前記容器本体の底部は四角形状をなすとともに、前記口
    枠部は四角枠状をなし、前記側壁部としては、各々相対
    向する一対の第1側壁部及び一対の第2側壁部を有し、 前記内側シート材は、前記一対の第1側壁部に対応する
    一対の第1側壁部対応部と、前記一対の第2側壁部に対
    応する一対の第2側壁部対応部とを有し、 前記各第1側壁部対応部と前記各第2側壁部対応部とは
    結合されていない、 折り畳み式容器。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の折り畳み式容器であっ
    て、 前記内側シート材は、前記容器本体の底部に対応する底
    部対応部を有し、前記底部対応部が前記口枠部の高さ又
    はその近傍まで上昇されることによって、当該内側シー
    ト材が前記折り畳み状態に向かって変位する構造とされ
    ている、 折り畳み式容器。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の折り畳み式容器であっ
    て、 前記内側シート材として、前記一対の第1側壁部対応部
    及び前記容器本体の底部に対応する第1底部対応部を有
    する第1内側シート材と、前記一対の第2側壁部対応部
    及び前記容器本体の底部に対応する第2底部対応部を有
    する第2内側シート材とを有する、 折り畳み式容器。
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