JP2527148Y2 - 筒状物の収容袋 - Google Patents

筒状物の収容袋

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JP2527148Y2 JP1993027501U JP2750193U JP2527148Y2 JP 2527148 Y2 JP2527148 Y2 JP 2527148Y2 JP 1993027501 U JP1993027501 U JP 1993027501U JP 2750193 U JP2750193 U JP 2750193U JP 2527148 Y2 JP2527148 Y2 JP 2527148Y2
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【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、筒状物の収容袋に関す
る。さらに詳しくは、缶ビールや缶ジュースのような缶
類、あるいは1個ずつパックされた紙おむつ等の筒状物
を収容する収容袋に関する。なお、本明細書において、
筒状物とは、前記缶類や紙おむつに限ることなく、概
略、角筒や丸筒状になっているものなら、どのようなも
のも含まれる。したがって本考案の収容袋の用途は何ら
制限なく広く使用しうるものである。
【0002】
【従来の技術】従来の缶ビール等の筒状物の収容袋とし
ては、図11に示すように、収容袋本体60と2つの取
手61,62から構成されている。収容袋本体60は、
合成樹脂フィルム等を材料とし、上方が開口され、側面
63,64にはマチが形成されており、側面63,64
の両端部には前側面65と後側面66がそれぞれ連続し
て形成されている。ここに、マチとは、収容袋本体60
の側面63,64を該収容袋の内側へV字形断面となる
ように2つ折りにして折り込んだものをいう。
【0003】そして、側面63に形成されたマチの半面
63aと半面63bおよび側面64に形成されたマチの
半面64aと半面64bがそれぞれ重なり合うように折
り畳んだ状態で、該側面63,64の下端部と前側面6
5の下端部と後側面66の下端部とが重ね合わされてヒ
ートシールされている。
【0004】取手61,62は、合成樹脂等を材料とし
た逆U字形状の部材であり、取手61,62の両端部に
それぞれ形成された係止部によって、収容袋本体60の
前側面65および後側面66の上部にそれぞれ取り付け
られている。
【0005】上記の収容袋本体60は、マチの幅だけ前
側面65と後側面66を開口部で拡げることができるの
で、開口部は四角形状に形成される。また、マチが形成
された側面63,64の下端部はヒートシールによって
前側面65および後側面66の下端部に一体化されてい
るので、開口部が四角形状に形成されると、前側面65
および後側面66の下端部に形成されたヒートシール線
を中心線とする前記開口部の四角形と略同一形状の底面
67が形成される。すなわち、開口部が四角形状に形成
されることによって、マチの折り畳み線68,69の下
端部をそれぞれ頂点とし、マチの幅を底辺とする二等辺
三角形面(図示省略)が前記底面67の両端部に沿って
形成されることとなり、該二等辺三角形面の底辺が側面
63,64に連続した状態となっている。よって、底面
に紙の底板(図示省略)を敷くと、収容袋本体60は箱
状に形成されることとなり、収容袋本体60の内部に缶
ビール等の筒状物を整然と収容することができることと
なる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところが、前記従来の
収容袋では、次のような問題があった。 例えば、図11に示すように、缶ビールMを収容袋
本体60内に収容すると、缶ビールMの飲み口は外部に
露出しているため、そのままにしておくと飲み口にホコ
リ等が付着して非衛生的であり、また、その缶ビールM
を飲む人に非常に強い不快感を与えることとなる。 箱状に形成された収容袋本体60の底面67は前側
面65と後側面66の下端部に形成されたヒートシール
線を中心線としているため、収容袋本体60内に缶ビー
ルM等の筒状物を収容すると、前記底面67は缶ビール
M等の重量によってヒートシール線を中心として下方へ
突出し易いので、底面67に厚紙等の底板を敷かなけれ
ばならず、必要部材の増加と共に、収容袋使用に際して
余分な手間がかかる。 収容袋本体60の開口部には合成樹脂製の取手6
1,62が取り付けられているが、収容袋本体60は合
成樹脂フィルム等を材料としているため、取手61,6
2を収容袋本体60に直接取り付けたのでは応力集中に
よって収容物の重量が小さくても取付箇所が破れる可能
性があるので、収容袋本体60の縁端部を内側へ折り込
んで開口部を形成し、折込部分と前側面65および折込
部分と後側面66の間にそれぞれ厚紙(図示省略)等を
挟み、該厚紙等を挟んだ箇所に取手61,62の両端部
にそれぞれ形成された係止部を係止させている。したが
って、前記底面67の厚紙等の敷設の場合と同様に必要
部材が増加すると共に、収容袋製作の作業工程の増加に
より作業能率が低下する。 収容袋本体60の側面63,64にはマチが形成さ
れているため、収容袋本体60を折り畳むには、マチの
折り畳み線68,69で側面63,64を内側へ折り込
み、マチの折り畳み線68の両側に形成されるマチの半
面63a,半面63bおよびマチの折り畳み線69の両
側に形成されるマチの半面64a,半面64bをそれぞ
れ重ね合わさなければならず、使用後の取扱いが不便で
ある。また、取手61,62は合成樹脂製であるため、
折り畳み不可能でありかさばるので、収容・保管時等の
取扱いが不便である。
【0007】本考案は、かかる事情に鑑みて、収容袋本
体内に収容された缶ビール等の飲み口にホコリ等が付着
せず非常に衛生的であり、また、収容袋本体への取手の
取り付けが容易で作業能率の向上が図れると共に、取手
の強度も優れており、さらには、折り畳みが簡単で収納
・保管時等の取扱いの容易な筒状物の収容袋を提供する
ことを目的とする。また、収容袋本体内へ収容された筒
状物を簡単に包装することができると共に、該筒状物を
簡単に外部へ取り出すことができる筒状物の収容袋を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の筒状物の収容
袋は、上方に開口部が形成された合成樹脂フィルム製の
収容袋であって、マチが形成された底面と、該底面の両
側縁に連続した2つの側面と、該2つの側面の上辺にそ
れぞれ連続し収容袋の内側に折り返された前記底面と同
じ寸法の2枚のフラップとから構成されており、前記マ
チの側面が互いに重なり合い、かつ前記2枚のフラップ
が互いに重なり合うように収容袋を折り畳んだ状態で、
底面、側面およびフラップのそれぞれの両端縁が互いに
重なり合ってヒートシールされ、さらに収容袋と同一材
料であって、互いに閉じ合わせる閉鎖具を有しない一対
の取手が、収容袋の側面とフラップの境界線に沿ってヒ
ートシールすることにより収容袋に取り付けられている
ことを特徴とする。
【0009】請求項2の筒状物の収容袋は、筒状物の収
容袋の底面を開口して開口部を構成し、前記収容袋の2
枚のフラップを連結し一体化してマチが形成された底面
を構成すると共に、該底面のマチの折り畳み線の近傍
で、該マチの折り畳み線に沿ってミシン目が形成されて
いることを特徴とする。
【0010】本考案にいうマチとは、収容袋の底面を該
収容袋の内側へV字形断面となるように2つ折りにして
折り込み、その両端部がそれぞれ収容袋の側面の両端部
にヒートシールされているものをいう。また、マチの折
り畳み線とは、底面を2つ折りにする線をいい、マチの
側面とは、前記マチの折り畳み線によって2つに分けら
れた底面の各部分をいう。
【0011】
【作用】請求項1の収容袋は、該収容袋を拡げると、開
口部も底面と略同一の四角形状に形成され缶ビール等の
筒状物を入れやすくなる。そして、筒状物を収容した状
態で、底部は両側縁のヒートシール部で吊り上げられる
ので、底板を敷かなくても底部が下方へ垂れ下がらな
い。また、フラップは、収容した筒状物の上面をほぼ完
璧に覆い、両側縁のヒートシール部で簡単にめくれ上ら
ないようになっているので、ゴミ等の付着を防止するこ
とができる。さらに、収容袋と同一材料の薄い取手が、
ヒートシールされて収容袋に取り付けられているため、
強度的に優れ、筒状物を収容して何段も段積みしても取
手が邪魔にならないので、安定して積み上げることがで
きる。
【0012】また、請求項2の収容袋では、前記収容袋
の底面を開口して開口部を構成し、前記収容袋の2枚の
フラップを連結し一体化してマチが形成された底面を構
成すると、開口部から筒状物を入れ、開口部を閉じるこ
とによって筒状物を包装することができると共に、底面
に形成されたミシン目を破ることによって収容袋内から
筒状物を取り出すことができる。
【0013】
【実施例】つぎに、本考案の実施例を図面に基づいて説
明する。 (第1実施例) 第1実施例は、請求項1の考案に対応する実施例であ
る。図1は請求項1の考案の一実施例に係る収容袋Aの
半体を示す斜視図、図2は収容袋Aの正面図、図3は図
2におけるIII−III線断面図である。
【0014】図1〜3に示すように、本実施例の収容袋
Aは、収容袋本体1と2つの取手2,3から構成されて
おり、前記収容袋本体1は、上方に開口部が形成された
合成樹脂フィルム製の袋であり、底面4と2つの側面
5,6と2枚のフラップ7,8から構成されている。
【0015】前記底面4は、図1に示すように、収容袋
本体1が拡げられて箱状の袋となった場合の下面に相当
する部分であり、図3に示すように、マチが形成されて
いる。すなわち、底面4がV字形の断面となるように、
底面の中心線(以下、マチの折り畳み線という)31で
底面4を収容袋本体1の内側へ2つ折にして折り込み、
その両端縁をそれぞれ後述する側面5,6の両端縁1
1,12にヒートシールして底面4にマチが形成されて
いる。
【0016】前記2つの側面5,6は、図2〜3に示す
ように、前記底面4をマチの折り畳み線31で2つに折
り畳んだときに該底面4に形成される2つの半面4a,
半面4bの側縁32,33にそれぞれ連続して形成され
る四角形状の平面であり、側面5,6の両端縁11,1
2はそれぞれヒートシールされている。
【0017】2枚のフラップ7,8は、図2〜3に示す
ように、前記2つの側面5,6にそれぞれ連続し、収容
袋本体1の内側へ折り返されて形成されている。そし
て、フラップ7,8の面積は、底面4の半面4a、4b
と同寸法であり、その両端縁が前記側面5,6の両端縁
11,12にヒートシールされている。
【0018】なお、フラップ7,8の幅を大きくすれ
ば、フラップ7,8の先端部が相互に重なり合うので、
収容袋本体1内部へのホコリ等の侵入を完全に防止する
ことができるが、収容袋本体1内部の収容物を外部へ取
り出しにくくなり、一方、フラップ7,8の幅を小さく
すれば、フラップ7,8の先端部相互間に隙間が形成さ
れるので、収容袋本体1内部の収容物は取り出し易くな
るが、収容袋本体1内部へホコリ等が侵入し易くなる。
そこで、収容袋本体1内部へのホコリ等の侵入の防止と
収容袋本体1内部の収容物の取り出し易さを考慮する
と、フラップ7,8の幅は、本実施例のように底面4の
幅の約1/2とすることが好ましい。
【0019】前記取手2,3は、前記収容袋本体1と同
様に合成樹脂フィルムを材料とし、その形状は、図1〜
2に示すように、中央に突出部が形成された逆T字形で
あり、突出部の端部には指を入れるための取手口21,
22が形成されている。そして、取手2,3は、図2〜
3に示すように、前記側面5,6の外側で該側面5,6
とフラップ7,8の境界線24,25に沿ってヒートシ
ールされて収容袋本体1に取り付けられている。
【0020】つぎに、収容袋本体1を拡げて収容袋本体
1内部に缶ビール等の筒状物を収容し、該缶ビールの上
部の飲み口にフラップ7,8で蓋をする方法について説
明する。なお、以下の説明は、6本の缶ビール用の収容
袋Aについてであるが、収容袋本体1内部に缶ビールを
収容し、フラップ7,8で蓋をする方法は、缶ビールの
本数には関係しない。
【0021】まず、図1および図4に示すように、底面
4を拡げると、該底面4にはマチが形成されているた
め、底面4はマチの幅だけ拡がる。すなわち、底面4の
両端縁は、収容袋本体1の側面5,6の両端縁11,1
2にそれぞれヒートシールされているため、底面4を拡
げると、該底面4は四角形状に形成されると共に、マチ
の折り畳み線31の両端部34,35をそれぞれ頂点と
し、底面4の幅を底辺とする二等辺三角形面a,bが前
記四角形状の底面4に対して垂直に形成される。この三
角形面a,bによって底面4は吊り上げられるため、缶
ビール等を収容しても底面4は下に垂れ下がらない。
【0022】このとき、収容袋本体1の側面5,6の両
端縁11,12にそれぞれヒートシールされたヒートシ
ール線は、前記二等辺三角形面a,bの中心線に相当す
ることになり、2つの側面5,6は、前記ヒートシール
線からそれぞれ底面4の幅の約1/2の位置で略直角に
折り曲げられ幅面(底面4の幅の寸法の側面をいう)が
形成されるため、収容袋本体1の開口部も底面4の四角
形と略同一形状に形成され、箱状の収容袋本体1が形成
される。
【0023】つぎに、図5に示すように、収容袋本体1
内に6本の缶ビールMを収容し、該缶ビールMの飲み口
の上部にフラップ7,8で蓋をする。すなわち、フラッ
プ7,8は、収容袋本体1の内側へ折り返され、その両
端縁が収容袋本体1の側面5,6の両端縁11,12に
それぞれヒートシールされている(図2〜3参照)た
め、箱状の収容袋本体1が形成された状態で、フラップ
7,8を水平に持ち上げると、図1および図4に示すよ
うに、フラップ7,8の先端の両端部36,37をそれ
ぞれ頂点とし、フラップ7,8の収容袋本体1内側への
折り返し寸法を底辺とする直角三角形面c,d,e,f
がフラップ7,8に対して垂直に形成され、直角三角形
面c,d,e,fは前記幅面の内側に並設された状態と
なる。従って、箱状に形成された収容袋本体1の開口部
には、2枚のフラップ7,8によって開閉可能な蓋が形
成されることとなる。また、フラップ7,8は三角形面
c,d,e,fによって引張られ、簡単には上方へ開ら
かないので、ゴミ等の付着が完璧に防止される。
【0024】なお、実際には、フラップ7,8の先端中
央部付近を指で水平より上方へ引き上げた状態で収容袋
本体1内に缶ビールMを収容した後、フラップ7,8を
持った指を離し、フラップ7,8が缶ビールMの飲み口
の上部に位置するようにすればよい。
【0025】そして、収容袋本体1内に収容され、フラ
ップ7,8によって蓋をされた缶ビールMを持ち運ぶに
は、図5に示すように、取手2,3にそれぞれ形成され
た取手口21,22に指を引っ掛けて持ち上げればよ
い。
【0026】以上のように、本実施例の筒状物の収容袋
Aによれば、該収容袋Aを拡げると収容袋本体1が箱状
に形成され、かつ開口部には2枚のフラップ7,8によ
って開閉可能な蓋が形成されるため、収容袋本体1内部
に筒状物を収容し、該筒状物の上から蓋をすることがで
きるので、筒状物にホコリ等が付着することはなく非常
に衛生的であり、特に、缶入りのビール、ジュース等に
とっては効果的である。
【0027】また、収容袋本体1と同一材料の一対の
手2,3がヒートシールされて収容袋本体1の開口部に
取り付けられているため、強度的に優れており、大容量
の収容袋を作ることができる。また、側面5,6の両端
縁11,12を手で持って引っ張るだけで簡単に折り畳
むことができると共に、かさばらないので段積みしても
安定しており保管時等の取扱いが容易である。なお、互
いに閉じ合わせる閉鎖具は設けられていない。
【0028】なお、本実施例の筒状物の収容袋Aは、缶
ビール、缶ジュース等の飲料水に限らず、ホコリ等を嫌
う筒状物の保管に最適であり、その用途は広範囲であ
る。
【0029】(第2実施例) 第2実施例は、請求項2の考案に対応する実施例であ
る。図6は請求項2の考案の一実施例に係る収容袋Bの
半体を示す斜視図、図7は収容袋Bの正面図、図8は図
7におけるVIII−VIII線断面図である。
【0030】図6〜8に示すように、本実施例の収容袋
Bは、主として紙おむつ等の筒状物を収容するものであ
り、収容袋本体41と取手42,43から構成されてい
る。
【0031】前記収容袋本体41は、前記第1実施例の
収容袋Aの底面4を開口して開口部を構成し、前記収容
袋Aの2枚のフラップ7,8を連結し一体化してマチが
形成された底面51としたものであり、前記収容袋Aの
側面5,6はそのまま側面44,45としている。そし
て、底面51のマチの折り畳み線52の近傍で、該マチ
の折り畳み線52に沿ってミシン目48が形成されてい
る前記取手42,43は、前記収容袋本体41と同様に
合成樹脂フィルムを材料とし、その形状は、図6〜7に
示すように、中央に突出部が形成されたT字形であり、
突出部の端部には指を入れるための取手口46,47が
形成されている。そして、取手42,43は、図8に示
すように、前記側面44,45の外側で、該側面44,
45と前記底面51をマチの折り畳み線52で2つに折
り畳んだときに形成される2つのマチの半面51a,半
面51bと収容袋本体41の側面44,45との境界線
57,58に沿ってヒートシールされて収容袋本体41
に取り付けられている。
【0032】なお、本実施例では、使い易さの観点から
2つの取手42,43の先端部を重ね合わせてヒートシ
ールして一体化したが、前記収容袋Aの取手2,3と同
様に、別々にしたものであってもよい。
【0033】つぎに、収容袋本体41を拡げて収容袋本
体41内部に紙おむつ等を収容・包装し、さらに、収容
・包装された紙おむつ等を外部へ取り出す方法について
説明する。まず、図6および図9に示すように、底面5
1を拡げると、該底面51にはマチが形成されているた
め、底面51はマチの幅だけ拡がる。すなわち、底面5
1の両端縁は、収容袋本体41の側面44,45の両端
縁49,50にヒートシールされているため、底面51
を拡げると、該底面51は四角形状に形成されると共
に、マチの折り畳み線52の両端部53,54をそれぞ
れ頂点とし、底面51の幅を底辺とする二等辺三角形面
h,iが前記四角形状の底面51に対して垂直に形成さ
れる。このとき、収容袋本体41の側面44,45の両
端縁49,50にヒートシールされたヒートシール線
は、前記二等辺三角形面h,iの中心線に相当すること
になり、2つの側面44,45は、前記ヒートシール線
からそれぞれ底面51の幅の約1/2の位置で略直角に
折り曲げられ幅面(底面51の幅の寸法の側面をいう)
が形成されるため、収容袋本体41の開口部も底面51
の四角形と略同一形状に形成され、箱状の収容袋本体4
1が形成される。
【0034】従って、箱状に形成された前記収容袋本体
41の内部へ紙おむつを収容していき収容が終了した時
点で、収容袋本体41の開口部をヒートシール等で閉じ
ることによって、収容袋本体41内に紙おむつが収容さ
れ、包装されたことになる。かかる状態で上下を逆にす
れば、開口部が下に位置し、前記取手42,43が上に
位置することとなるので、取手42,43にそれぞれ形
成された取手口46,47に指を引っ掛けて持ち上げれ
ば運搬が可能となる。
【0035】つぎに、収容袋本体41内に収容・包装さ
れた紙おむつを外部へ取り出すには、図10に示すよう
に、収容袋本体41の底面51に形成されたミシン目4
8を破って取出口を形成すれば、該取出口から収容袋本
体41内の紙おむつを外部へ取り出すことができる。な
お、本実施例では、ミシン目48を底面51のマチの折
り畳み線52の近傍で、該マチの折り畳み線52に沿っ
て形成し、マチの折り畳み線52上に形成していないの
は、マチの折り畳み線52上にミシン目48を形成して
おくと底面51の複数回の折り畳みによりミシン目48
が自然に開放するおそれがあるからである。
【0036】以上のように、本実施例の筒状物の収容袋
Bによれば、該収容袋Bを拡げると収容袋本体41が箱
状に形成されるため、紙おむつ等の筒状物を容易に収容
でき、また、開口部を閉じることによって容易に包装す
ることができるので、作業能率の向上を図ることができ
る。また、底面51に形成されたミシン目48を破るだ
けで紙おむつ等の筒状物を容易に外部へ取り出すことが
できるので、取扱いが非常に簡単で、しかも衛生的でも
ある。なお、本実施例の筒状物の収容袋Bは、紙おむつ
等の如く、量が多くてかさばるが比較的軽量の筒状物の
収容袋として最適である。
【0037】
【考案の効果】本考案の収容袋では、缶ビール等の重量
ある筒状物を収容しても底部が垂れ下がらないので底板
が不要である。また、収容袋内部に収容された缶ビール
等の筒状物の上から完全に覆って蓋をすることができる
ので、缶ビール等の飲み口にほこり等が付着せず非常に
衛生的であり、特に、缶ビール等を屋外へ持ち出して飲
む場合にはその効果が顕著であり、缶ビール等を飲む人
に不快感を与えることはない。
【0038】また、取手がヒートシールされて収容袋に
取り付けられているため、強度的に優れており、かなり
の重さの筒状物を収容可能な収容袋を形成することがで
きる。また、収容袋と取手が同一材料であるため、該収
容袋の折り畳みが容易であり、段積み収納や保管等に便
利である。
【0039】さらに、開口部から筒状物を収容袋に入
れ、開口部を閉じるだけで簡単に筒状物を包装すること
ができるので、作業能率の向上を図ることができると共
に、底面のミシン目を破るだけで取出口が形成されるの
で、収容袋に包装された筒状物の外部への取り出しが非
常に簡単であると共に、衛生的でもある。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の考案の一実施例にかかわる筒状物の
収容袋の半体斜視図である。
【図2】筒状物の収容袋の正面図である。
【図3】図2におけるIII−III線断面図である。
【図4】筒状物の収容袋を拡げた場合の左側面図であ
る。
【図5】筒状物の収容袋内に缶ビールを収容し、フラッ
プで蓋をした場合の状態説明斜視図である。
【図6】請求項2の考の実施例にかかわる筒状物の収
容袋の半体斜視図である。
【図7】筒状物の収容袋の正面図である。
【図8】図7におけるVIII−VIII線断面図であ
る。
【図9】筒状物の収容袋を拡げた場合の左側面図であ
る。
【図10】図9におけるX−X線断面図である。
【図11】従来の筒状物の収容袋内に缶ビールを収容し
た場合の状態説明斜視図である。
【符号の説明】
A 筒状物の収容袋 B 筒状物の
収容袋 1 収容袋本体 2 取手 3 取手 4 底面 5 側面 6 側面 7 フラップ 8 フラップ 41 収容袋本体 42 取手 43 取手 44 側面 45 側面 48 ミシン
目 51 底面

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上方に開口部が形成された合成樹脂フィル
    ム製の収容袋であって、 マチが形成された底面と、該底面の両側縁に連続した2
    つの側面と、該2つの側面の上辺にそれぞれ連続し収容
    袋の内側に折り返された前記底面と同じ寸法の2枚のフ
    ラップとから構成されており、前記マチの側面が互いに
    重なり合い、かつ前記2枚のフラップが互いに重なり合
    うように収容袋を折り畳んだ状態で、底面、側面および
    フラップのそれぞれの両端縁が互いに重なり合ってヒー
    トシールされ、さらに収容袋と同一材料であって、互い
    に閉じ合わせる閉鎖具を有しない一対の取手が、収容袋
    の側面とフラップの境界線に沿ってヒートシールするこ
    とにより収容袋に取り付けられていることを特徴とする
    筒状物の収容袋。
  2. 【請求項2】請求項1記載の筒状物の収容袋の底面を開
    口して開口部を構成し、前記収容袋の2枚のフラップを
    連結し一体化してマチが形成された底面を構成すると共
    に、該底面のマチの折り畳み線の近傍で、該マチの折り
    畳み線に沿ってミシン目が形成されていることを特徴と
    する筒状物の収容袋。
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