JP2002249046A - 軌道用手押車両 - Google Patents

軌道用手押車両

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JP2002249046A
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Kazuo Yasuda
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車止めを常備し、且つ確実に停止動作ができ
る軌道用手押車両を提供するものである。 【解決手段】 車体にレバーを介して車止めを回動自在
に取付ける。そして、車体とレバーとの間に引っ張りコ
イルスプリングを張設する。これによって引っ張りコイ
ルスプリングの力にて、車止めの使用時、該車止めを車
輪に押っ付け、不使用時に、車止めを車体側へ収納する
作用が行なわれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車止めを常備す
る軌道用の手押し車両(通称 鉄道用トロ)に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、鉄道で行なわれる作業・工事に運
搬道具として使用されている鉄道用トロは、車体の前後
で一対の車輪を有する簡易な構造であるために、レール
の勾配によって動き出す恐れを有しており、移動時で下
り勾配の時には特に危険であった。このために、現在で
は、実公昭54−15372号公報や実公平7−323
15号公報に示すブレーキ装置が取付られている。
【0003】しかしながら、ブレーキ装置を付したトロ
であっても、該トロの逸走させる事故が発生して長い距
離を走行したのちに脱線し、その脱線したところに列車
が衝突するという事故が発生していた。その原因とし
て、ブレーキ装置のブレーキシューが偏摩耗していた
り、またブレーキ作動時の圧着力が不充分でブレーキ力
が得られなかった等の原因からであった。このために、
対策として、ブレーキ装置の整備点検と車止めの使用の
徹底であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、車止め
の使用の徹底が叫ばれたとしても、鉄道用トロとは別体
である車止めが前回使用場所に置き忘れて使用できない
場合も多々あったり、また車止めがレール上に置き忘れ
たことが原因で新たなる事故が発生していた。
【0005】そこで、この発明は、車止めの車体に組み
込まれ、置き忘れを防ぐと共に常時使用できる鉄道用ト
ロを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る軌道用手
押車両は、車体の前後一対の車輪を配した軌道用手押車
両において、前記車体にレバーの基端に車止めを連結す
ると共に、前記レバーと車体との間に弾性手段を配し、
該弾性手段が前記レバーの回動位置により、前記車止め
を車輪側へ又は車体側へ付勢することにある(請求項
1)。
【0007】このため、車止めは車体に組み込まれた状
態にあり、使用時にレバーを介して車輪側に手にて移動
させることで、弾性手段(引っ張りコイルスプリング)
により車止めが車輪に押し付けられ、鉄道用トロが確実
に停止させることができる。また不使用時に車止めを反
車輪側に手動にてレバーと共に移動させると弾性手段に
て車体側へ跳ね上げられて該車体の下面に収納されるも
のである。
【0008】また、車止めとレバーは、緩く連結されて
いることが好ましく(請求項2)、これにより、車止め
をレバーに対し、動きやすくし、確実に車輪に接触させ
ると共に両者間にくい込ませることができる。
【0009】さらに、車止めは、車輪の径に見合う曲線
加工面が施されていること(請求項3)、これにより、
車輪への接触面積が拡大され制動力は確保される。
【0010】さらにまた、レバーは車体に固定の連結部
材を介して車体側に連結され(請求項4)、レバーの回
動位置を定めるストッパーを有し(請求項5)、該スト
ッパーが連結部材に形成されている(請求項6)。そし
てまた、弾性手段として引っ張りコイルスプリングが採
用されている(請求項7)。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面により説明する。
【0012】図において、鉄道用トロ(鉄道用手押し車
両)1は、車体2と図示しない一対の車軸3に取付られ
た車輪4,4及び5,5とで構成され、これに図示しな
いが不本意に移動を防ぐ制動ブレーキが取付られてい
る。
【0013】車止め装置6は、鉄道用トロ1の一側に取
付られており、その構造は、車体2に連結部材7が固定
され、この連結部材7に軸8を介してレバー9の基端が
該軸8を支点として回動可能に取付られている。このレ
バー9の先端には、軸10を介して下記する車止め13
が緩く取付られている。
【0014】また前記レバー9には、その先端側と前記
連結部材7との間に引っ張りコイルスプリング11が張
設されている。したがって、レバー9の回動位置により
該レバー9が車輪側へ又は反車輪側(車体側)へ付勢さ
れることになる。なお、レバー9は車輪側への回動時で
は、ストッパー12にて規制されている。
【0015】車止め13は、ゴム、樹脂、本製から成
り、一面に前記車輪4,5の径に対応した曲線加工面1
3aが形成された楔形状で、前記レバー9の取付孔14
に軸10にて回動可能に取付られている。なお取付孔1
2は前記軸10の径よりも大きい径となっている。
【0016】上述の構成において、車止め13を使用す
るには、二点鎖線の位置から手動にて実線の状態、即ち
車軸側へ移動させる。すると、車止め13は、引っ張り
コイルスプリング11の力でレール15にその下面を接
すると共に、曲線加工面13aが車輪4,5にそれぞれ
全体的に接触することになる。この結果、車輪4,5
は、たとえレール15に勾配があったとしても、動き出
すことはない。
【0017】車止め13の使用を中止するには、手動に
てレバー9を車体側(反車輪側)に軸8を支点として回
動させる。これによりレバー9及び車止め13は引っ張
りコイルスプリング11にて車体2の下面に収納される
ことになる。したがって、鉄道用トロ1の走行には何ら
の不都合を生じさせることはないし、また、常時、車止
め13は、トロ1の下面に装着された状態となって置き
忘れることはない。
【0018】なお、レバー9は連結部材7を介して車体
2に取付られているが、直接車体2に取付けるようにし
ても良いし、また引っ張りコイルスプリング11にてレ
バー9をその回動位置によって相反する方向に付勢して
いるが、これに限らず同様の作用効果を有するものに代
えても良いものである。
【0019】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、車止
めが常に軌道用手押車両に取付られ、該軌道用手押車両
の停止時に車止めの装着を可能とすると共に、車止めが
弾性手段にて車輪とレール間に挿入されるようにして押
し付けられ、確実に車輪と接触し、もって確実に停止さ
せることができる。
【0020】また、車止めの不使用時には、レバーを反
車輪側へ戻すことで、弾性手段にて車体の下面に収納さ
れることになり、置き忘れによる新たなる事故の発生を
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の鉄道用トロ(軌道用手押車両)の側
面図である。
【図2】同上の一部拡大斜視図である。
【図3】レバーと車止めとの関係を示す断面図である。
【符号の説明】
1 軌道用手押車両(鉄道用トロ) 2 車体 3 車軸 4 車輪 5 車輪 7 連結部材 8 軸 9 レバー 10 軸 11 引っ張りコイルスプリング 12 ストッパー 13 車止め 15 レール

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の前後で一対の車輪を配した軌道用
    手押車両において前記車体にレバーの基端を回動自在に
    連結し、そのレバーの先端に車止めを連結すると共に、
    前記レバーと車体との間に弾性手段を配し、該弾性手段
    が前記レバーの回動位置により、前記車止めを車輪側へ
    又は車体側へ付勢することを特徴とする軌道用手押車
    両。
  2. 【請求項2】 前記車止めとレバーは、緩く連結された
    ことを特徴とする請求項1記載の軌道用手押車両。
  3. 【請求項3】 前記車止めは、車輪の径に見合う曲線加
    工面が施されたことを特徴とする請求項1記載の軌道用
    手押車両。
  4. 【請求項4】 前記レバーは、車体に固定の連結部材を
    介して車体側に連結されたことを特徴とする請求項1記
    載の軌道用手押車両。
  5. 【請求項5】 前記レバーの回動位置を定めるストッパ
    ーを有することを特徴とする請求項1記載の軌道用手押
    車両。
  6. 【請求項6】 前記ストッパーは前記連結部材に形成さ
    れたことを特徴とする請求項1、4又は5記載の軌道用
    手押車両。
  7. 【請求項7】 前記弾性手段は引っ張りコイルスプリン
    グであることを特徴とする請求項1記載の軌道用手押車
    両。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007139135A (ja) * 2005-11-21 2007-06-07 Koryo Kogyo Kk 制動装置および自転車駐輪装置
JP2021062648A (ja) * 2019-10-10 2021-04-22 日本電設工業株式会社 手歯止め装置及びトロ台車

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